JP4525061B2 - 水晶ランバード原石及び水晶板の製造方法、並びに水晶ランバード原石 - Google Patents

水晶ランバード原石及び水晶板の製造方法、並びに水晶ランバード原石 Download PDF

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本発明は、水晶の結晶軸の2軸回りに傾斜した切断面を有するダブルローテーションカットの水晶板を製造する方法、それに適した水晶ランバード原石及びその製造方法に関する。
一般に通信機器、情報機器、民生機器や各種電子制御装置などの電子機器に使用されている振動子、発振器、フィルタまたはセンサなどの圧電デバイスには、圧電材料として水晶が、高い周波数が得られかつ安定した周波数特性を有することから、広く採用されている。水晶振動子は、水晶板の結晶格子面に関する切断面の角度によって周波数温度特性などの性質が大きく変化することが知られており、実際に様々な切断面の水晶板を小割りした水晶チップが使用されている。
現在使用されている水晶板の多くは、例えばATカット板、BTカット板のように、結晶軸の1軸のみを回転した面で切断した、所謂シングルローテーションカットのものである。特にATカット板は、常温付近での温度変化に対する周波数変化が少ないことから、最も広く使用されている(例えば、特許文献1を参照。)。しかしながら最近は、電子機器の広範な用途・使用条件などに対応して、ATカット板よりも高い温度領域及び広い温度範囲で安定した周波数を発振する水晶振動子が要求されている。
そこで、結晶軸の1軸を回転した後にその新たな軸を中心に他の1軸を更に回転した面で切断した、所謂ダブルローテーションカットの水晶板が開発されている。図3は、人工水晶原石1のZ軸を中心にX軸を角度φ回転させてX´軸とし、かつこのX´軸を中心としてZ軸を角度θ回転させてZ´軸とし、X´Z´面で切断したダブルローテーションカットの水晶板2を例示している。これら2つの結晶軸及びそれらの回転角度を適当に選択することによって、例えばSC板、NY板、GT板などのダブルローテーションカットが知られている(例えば、特許文献2及び3を参照。)。
一般に水晶板は、人工水晶原石をランバード加工して水晶ブロックを切り出し、これをマルチブレードソー、ワイヤソーなどの機械的切断手段でスライスして水晶ウエハを切り出し、更に所望の厚さ及び表面状態にラッピング加工した後、所望の寸法・形状に切断する(例えば、特許文献4、5を参照。)。水晶板の特性は、その切断面が結晶格子面に関して所望の角度からずれると、それに応じて変化する。そのため、水晶原石のランバード加工及び水晶ウエハの切り出しは、通常ゴニオメータを備えたX線回折装置を使用し、水晶結晶軸の方向及び/または切断角度を確認しながら行う(例えば、特許文献6、7を参照。)。
特開平5−235678号公報 特許第3194442号公報 特許第3218537号公報 特開平9−155856号公報 特開2000−349048号公報 特開平6−249800号公報 特開平11−198131号公報
水晶の切断面が結晶軸の1軸のみに傾斜しているシングルローテーションカットの場合には、通常のX線回折装置を用いて、その結晶軸からの傾斜角度偏差を比較的高精度に測定でき、従って所望の切断角度を有する水晶板を高精度にばらつきなく製造することができる。特許文献5に記載のように、所望の角度で切断した表面を含むように人工水晶原石をランバード加工すれば、その面と平行に切断することによって、所望の水晶板が容易に形成される。
しかしながら、ダブルローテーションカットの場合には、結晶格子面が2軸回りに傾斜しているので、回折X線には、X線回折装置のX線源からX線カウンタに至るX線の経路を含む水平面に対する傾斜による誤差が含まれ、正確に測角できないという問題がある。そのため、2軸回りの傾斜角度を一度に割り出すことは非常に困難であり、そのような方法で水晶チップを製造しても、切断角度のばらつきが大きく、水晶振動子は温度特性の周波数偏差が大きくなる虞がある。そして、これを解消するためには、水晶振動子に別個の補償回路を設けて調整しなければならない。
また、特許文献7に記載の方法では、人工水晶のZ軸に関するZ軸方向の面とのずれ角及びX軸に関するX軸方向の面とのずれ角をそれぞれX線回折装置で測定した後、人工水晶を切断手段のホルダに固定し、該ホルダをZ軸に関するずれ角分だけ傾斜させて人工水晶のZ軸とカッタとを平行にし、次にホルダをX軸に関するずれ角分だけ水平方向に回転させて人工水晶のY軸とカッタとを平行にすることによって、人工水晶をそのYZ面と平行に切断している。しかしながら、この方法では、2つの結晶軸に関するずれ角を調整するべくホルダを傾斜させまたは回転させる際に、結晶軸毎にそれぞれ設置誤差が生じかつ相乗的に作用することになるので、これをダブルローテーションカットに適用した場合、切断角度のばらつきが大きくなる虞がある。
そこで本発明は、上述した従来の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、水晶の結晶軸の2軸回りに傾斜した切断面を有するダブルローテーションカットの水晶板の製造において、従来のシングルローテーションカットに使用されているX線回折装置及び切断手段などの設備装置をそのまま利用して、切断角度をより正確にかつそのばらつきを解消または最小限に抑制し、水晶振動子の温度特性における周波数偏差を小さくすることにある。
更に本発明の目的は、かかるダブルローテーションカットの水晶板を製造するのに適した水晶ランバード原石及びその製造方法を提供することにある。
本発明によれば、上記目的を達成するために、水晶の結晶軸X・Y・Zにそれぞれ直交するX・Y・Z面と、X面に直交しかつY面に関して或る角度αで傾斜する基準面とを備える人工水晶原石を準備し、該人工水晶原石を、そのZ軸を中心にX軸を所定の角度φ回転させたX´軸に直交するX´面で切断して、ランバード水晶ブロックを切り出し、かつ、同じ人工水晶原石からそのX面、Z面及び基準面を有する補助ブロックを切り出し、該ランバード水晶ブロックのX´面と補助ブロックのX面とを平行に整合させ、かつランバード水晶ブロックの負方向のZ面と補助ブロックの正方向のZ面とをまたはランバード水晶ブロックの正方向のZ面と補助ブロックの負方向のZ面とを接合して、ランバード水晶ブロックと補助ブロックとを結合することによって、水晶ランバード原石を製造することを特徴とする水晶ランバード原石の製造方法が提供される。
このようにランバード水晶ブロックと補助ブロックを貼り付けた水晶ランバード原石は、これら両ブロックを同じ人工水晶原石から切り出したことにより、それらのZ軸は、Z軸に関するZ面の角度偏差に拘わらず、完全に一致すると共に、補助ブロックの基準面はそのX面即ちランバード水晶ブロックのX´面に直角に維持されている。従って、従来のX線回折装置を利用して、補助ブロックについてその切断面を測角し、その基準面に基づいてX軸の回りにZ軸を回転させることにより、水晶ランバード原石についてX´軸の回りにZ軸を所望の角度回転させたZ´軸の向きを、先にランバード水晶ブロックを切り出すためにX軸を角度φ回転させたときに生じた誤差の影響を受けることなく、正確にばらつきなく割り出すことができる。これにより、本発明の水晶ランバード原石は、所望のダブルローテーションカットの切断角度を正確にかつばらつきなく位置決め可能で、所望の水晶板を直接切り出すことができる
従って、本発明の別の側面によれば、このようにランバード水晶ブロックと補助ブロックと結合することによって製造した水晶ランバード原石は、該補助ブロックのX軸を中心に角度(θ−α)回転させ、かつそのときの補助ブロックの基準面に平行な面でランバード水晶ブロックを切断することにより、所定厚さの水晶板を切り出す水晶板の製造方法が提供される。これにより、従来のX線回折装置及び切断手段を利用して、所望のダブルローテーションカットの水晶板を、その切断角度を正確にかつばらつきなく切り出すことができる。
また、本発明の別の側面によれば、更に上述したように補助ブロックと結合したランバード水晶ブロックを、該補助ブロックの基準面をそのX軸を中心に角度(θ−α)回転させた面に平行な面で切断することによって、水晶ランバード原石を製造する水晶ランバード原石の製造方法が提供される。これにより、ランバード水晶ブロックをそのX´軸を中心としてZ軸を角度θ回転させたZ´軸に直交するZ´面で切断した端面を有する水晶ランバード原石が得られる。この水晶ランバード原石は、そのZ´面からなる端面に平行に切断することによって、同様に所望のダブルローテーションカットの水晶板を、その切断角度を正確にかつばらつきなく直接切り出すことができる。
また、本発明によれば、水晶ランバード原石または水晶板の製造において、ランバード水晶ブロックと補助ブロックとを結合する際に、該ランバード水晶ブロックのX´面と補助ブロックのX面とを同一平面上に整合させると、両者の貼合せ作業が容易でかつ正確にできると共に、次の工程においてX´軸を中心にZ軸を所望の角度回転させる際に、水晶ランバード原石をX線回折装置の所定位置に設置し易くかつ安定し、Z´面の切断がより正確かつ容易になる。
或る実施例では、前記人工水晶原石のX軸が水晶の電気軸であり、Y軸が水晶の機械軸であり、Z軸が水晶の光学軸である。しかし、本発明はこれに限定されるものでなく、形成しようとするダブルローテーションカットの傾斜方向によって、他の様々な組合せが可能である。
また、この場合に前記基準面が人工水晶原石のr面であると、X軸=電気軸に直交するX面に直交し、かつY軸=機械軸に対して一定の角度(α=38°13′)で傾斜していることが知られているので、好ましい。しかし、r面以外に例えばR面など、結晶軸に対する傾斜角度が分かっている面を基準面として用いることができる。
更に本発明の別の側面によれば、上述した本発明の方法により製造され、所望のダブルローテーションカットの水晶板を、その切断角度を正確にばらつきなく切り出すことが可能な水晶ランバード原石が提供される。
以下に、添付図面を参照しつつ本発明の好適な実施例を詳細に説明する。
図1は、本発明による水晶板の製造方法を適用して、水晶振動子に使用する水晶チップを製造する一連の工程を示している。本実施例では、水晶の直交する3つの結晶軸、即ち電気軸をX軸、機械軸をY軸、光学軸をZ軸として、Z軸を中心にX軸を時計回りに所定の角度φ回転させてX´軸とし、かつこのX´軸を中心としてZ軸を時計回りに所定の角度θ回転させてZ´軸とし、このZ´軸に直交するZ´面で切断したダブルローテーションカットの水晶チップを製造する。尚、本実施例において、結晶軸を中心とする時計回りとは、その結晶軸の正方向(+側)から見た場合を基準とする。
最初に工程S1において、図2−1に示すように、X軸、Y軸、Z軸にそれぞれ直交する正方向(+側)及び負方向(−側)のX面、Y面、Z面を有し、かつY軸方向の端部にr面及びR面を有するようにランバード加工された人工水晶原石10を準備する。r面はX面に直交し、水晶のY軸に関して角度α=38°13′で傾斜していることが知られており、後述するように水晶ランバード原石を所望の角度で切断するための基準面として使用する。
人工水晶原石10は、図2−1に想像線10aで示すように、Z軸を中心にX軸を時計回りに角度φ回転させたX´軸に直交する+側及び−側のX´面で切断して、図2−2に示すランバード水晶ブロック11を切り出す。ランバード水晶ブロック11のX´面は、従来と同様にゴニオメータを備えるX線回折装置を使用することによって、切り出し角度を正確に割り出すことができる。更に同じ人工水晶原石10を図2−1に想像線10bで示す−X面及び−Y面で切断して、人工水晶原石10の+X面及びr面を有する補助ブロック12を切り出す。
次に工程S2において、ランバード水晶ブロック11と補助ブロック12とを一体に結合する。図2−2に示すように、ランバード水晶ブロック11の+X´面と補助ブロック12の+X面とを同一平面上に整合させて、ランバード水晶ブロック11の−Z面に補助ブロック12の+Z面を適当な接着剤で貼り合せ、一体に結合する。これにより、所望のダブルローテーションカットの水晶板を直接切り出すことができる本発明の水晶ランバード原石20が製造される。
ランバード水晶ブロック11に補助ブロック12を貼り付けた水晶ランバード原石20は、図2−3に示すように、その+X´面を下にしてゴニオメータのテーブル13上に、その回転中心軸Lが補助ブロック12の−Z面に位置するように載置する。ランバード水晶ブロック11を切り出す場合と同様にX線回折装置を使用し、そのX線源14から補助ブロック12のr面にX線を照射しかつその回折X線をX線カウンタ15で検出し、その補助ブロック12のr面を基準としてテーブル13を図中時計回りに角度ω=(α−θ)回転させる。
貼り合わせたランバード水晶ブロック11と補助ブロック12とは同じ人工水晶原石10から切り出されているので、それらのZ軸の向きが、Z軸に関するZ面の角度偏差に拘わらず、完全に一致する。更に補助ブロック12のr面はそのX面即ちランバード水晶ブロック11のX´面に対して直角に維持されている。従って、水晶ランバード原石20はカッタ16に対して、先の工程でランバード水晶ブロック11を切り出すためにX軸を角度φ回転させたときに生じた誤差の影響を受けることなく、図2−4に示すように、ランバード水晶ブロック11のX´軸を中心にZ軸を時計回りに所定の角度θ回転させたZ´軸に直交するZ´面11aがカッタ16の向きと平行になるように、正確に配置される。
カッタ16は、従来と同様にダイシングソー、マルチブレードソーまたはワイヤソーのような公知の切断装置を使用する。カッタ16を水晶ランバード原石20のランバード水晶ブロック11に向けてZ´面11と平行に移動させ、所望の厚さに切断して水晶ウエハを形成する(工程S3)。切り出した水晶ウエハは、その両面を所望の厚さ及び表面状態にラッピング加工する(工程S4)。
更に、水晶ウエハを切断機で小割して、所望の寸法・形状を有する水晶チップを切り出す(工程S5)。このようにして、Z軸を中心にX軸を時計回りに所定の角度φ回転させたX´軸を中心に、更にZ軸を時計回りに所定の角度θ回転させた切断面を有するダブルローテーションカットの水晶チップが得られる。
別の実施例では、工程S3において、水晶ウエハを切り出す代わりに、水晶ランバード原石20のランバード水晶ブロック11の両端をZ´面で切断する。これにより、所望のダブルローテーションカットの水晶板を直接切り出すことができる本発明の水晶ランバード原石が新たに得られる。この新たな水晶ランバード原石は、両端のZ´面と平行な面で切断することによって、同様にダブルローテーションカットの切断面を有する水晶板またはウエハを形成することができる。
以上、本発明の好適実施例について詳細に説明したが、当業者に明らかなように、本発明はその技術的範囲内において上記各実施例に様々な変更・変形を加えて実施することができる。例えば、上記実施例では、人工水晶原石のX軸を水晶の電気軸、Y軸を機械軸、Z軸を光学軸にしたが、本発明はこれに限定されるものでなく、形成しようとするダブルローテーションカットの切断面によって、別の様々な結晶軸の向きに対しても同様に適用することができる。また、上記実施例では、人工水晶原石のr面を基準面に用いたが、r面以外に、結晶軸に対する傾斜角度が予め分かっている面、例えばR面や後から人工水晶原石に加工した面を基準面として用いることができる。
本発明を用いて人工水晶原石からダブルローテーションカットの水晶チップを製造する工程を示すフロー図。 (A)〜(C)図は、図1の工程S1においてランバード水晶ブロック及び補助ブロックを切り出す人工水晶原石をそれぞれ示す平面図、側面図及び端面図。 (A)〜(C)図は、図1の工程S2においてランバード水晶ブロックに補助ブロックを貼り付けた水晶ランバード原石をそれぞれ示す平面図、側面図及び端面図。 図1の工程S3においてランバード水晶ブロックに補助ブロックを貼り付けた水晶ランバード原石の切り出し角度を測定する要領を示す概略説明図。 図1の工程S3において、図2−3の測定結果に基づいて水晶ウエハを切り出す要領を示す概略説明図。 ダブルローテーションカットの水晶板を示す説明図。
1,10…人工水晶原石、2…水晶板、11…ランバード水晶ブロック、12…補助ブロック、13…テーブル、14…X線源、15…X線カウンタ、16…カッタ、20…水晶ランバード原石

Claims (10)

  1. 水晶の結晶軸X・Y・Zにそれぞれ直交するX・Y・Z面と、X面に直交しかつY面に関して或る角度αで傾斜する基準面とを備える人工水晶原石を準備し、
    前記人工水晶原石を、そのZ軸を中心にX軸を所定の角度φ回転させたX´軸に直交するX´面で切断して、ランバード水晶ブロックを切り出し、かつ、
    同じ前記人工水晶原石から、そのX面、Z面及び前記基準面を有する補助ブロックを切り出し、
    前記ランバード水晶ブロックのX´面と前記補助ブロックのX面とを平行に整合させ、かつ前記ランバード水晶ブロックの負方向のZ面と前記補助ブロックの正方向のZ面とをまたはランバード水晶ブロックの正方向のZ面と前記補助ブロックの負方向のZ面とを接合して、前記ランバード水晶ブロックと前記補助ブロックとを結合することによって、水晶ランバード原石を製造することを特徴とする水晶ランバード原石の製造方法。
  2. 前記補助ブロックと結合した前記水晶ランバード原石を更に、前記補助ブロックの前記基準面をそのX軸を中心に角度(θ−α)回転させた面に平行な面で切断することによって、水晶ランバード原石を製造することを特徴とする請求項1に記載の水晶ランバード原石の製造方法。
  3. 前記ランバード水晶ブロックと前記補助ブロックとを結合する際に、前記ランバード水晶ブロックのX´面と前記補助ブロックのX面とを同一平面上に整合させることを特徴とする請求項1または2に記載の水晶ランバード原石の製造方法。
  4. 前記人工水晶原石のX軸が水晶の電気軸であり、Y軸が水晶の機械軸であり、かつZ軸が水晶の光学軸であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の水晶ランバード原石の製造方法。
  5. 前記基準面が前記人工水晶原石のr面であることを特徴とする請求項4に記載の水晶ランバード原石の製造方法。
  6. 請求項1に記載の方法により前記ランバード水晶ブロックと前記補助ブロックと結合することによって製造した前記水晶ランバード原石を、前記補助ブロックのX軸を中心に角度(θ−α)回転させた前記基準面に平行な面で切断することにより、所定厚さの水晶板を切り出すことを特徴とする水晶板の製造方法。
  7. 前記ランバード水晶ブロックと前記補助ブロックとを結合する際に、前記ランバード水晶ブロックのX´面と前記補助ブロックのX面とを同一平面上に整合させることを特徴とする請求項6に記載の水晶板の製造方法。
  8. 前記人工水晶原石のX軸が水晶の電気軸であり、Y軸が水晶の機械軸であり、かつZ軸が水晶の光学軸であることを特徴とする請求項6または7に記載の水晶板の製造方法。
  9. 前記基準面が前記人工水晶原石のr面であることを特徴とする請求項8に記載の水晶板の製造方法。
  10. 請求項1乃至5のいずれかに記載の方法により製造されたことを特徴とする水晶ランバード原石。
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