JP4524013B2 - 椅子のクッション体取付構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、事務用椅子等におけるクッション体取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば特開平9-28505号公報や特開平2-63414号公報に記載されているように、クッション体を添設した基板の周側縁に穿設した多数の係合孔に、係合突起を嵌合係止した椅子のクッション体取付装置は公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このような従来装置では、クッション体の裏面全面に基板を添設してあるため、全体の重量が大きくなり、かつ、クッション体が大型になるほど、取り付けに際して、クッション体の裏面の周側縁に沿って穿設した多数の係合孔と、クッション体の係合孔に対応する位置に突設した各係合突起の位置を適合させて、嵌合係止する作業が面倒となる。
また、着座者の身体に押圧されて、クッション体や両シェルが撓曲変形し、大きな負荷がかかった係合孔や係合突起が、破損することもある。
【0004】
本発明は、上述の問題点に鑑み、クッション体の取り付けが容易であり、かつ使用時にも、取り付け部分に無理な負荷が加わって、変形破損することがない椅子のクッション体取り付け構造を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明によると、上記課題は、次のようにして解決される。
(1)座部または背凭れにおける椅子用基板の外形に合わせて成形されたクッション体の後面を覆う表皮材の一側縁を後下方に折り返して、前記クッション体の前面を覆う表皮材の一側縁の内面に重合し、かつ前記表皮材の裏面の一側縁近傍に、クッション体の内方に挟持口を向けた弾性挟持板を止着し、この弾性挟持板に、前記椅子用基板の一側縁を圧嵌して挟持するとともに、前記クッション体の裏面の他側縁に沿って止着した帯板状をなす取付板に穿設した複数の係合孔に、前記椅子用基板に形成され、前記係合孔に対応する位置に突設された係合突起を、嵌合係止する。
【0006】
(2)上記(1)項において、クッション体を覆う表皮材を、クッション体の一側縁において裏面側に折り返し、この折り返した表皮材の内側に、弾性挟持板を止着する。
【0007】
(3)上記(1)または(2)項において、椅子用基板の係合突起を、クッション体の取付板に穿設した係合孔の内面に係止する係止頭部を先端に設けたものとする。
【0008】
(4)上記(1)〜(3)項のいずれかにおいて、椅子用基板を背凭れ板とし、クッション体の上部側縁近傍に弾性挟持板を止着し、前記クッション体の下部側縁付近に取付板を止着する。
【0009】
【発明の実施の形態】
図は、本発明を椅子の背凭れに適用した実施形態を示し、図4に示す背凭れ用のクッション体(1)を、図5に示す椅子用基板、すなわち背凭れ基板(2)に取り付ける構造を示している。
【0010】
クッション体(1)は、背凭れ基板(2)の外形に合わせて成形したポリウレタン発泡体(3)(図6参照)を、布地またはビニルレザーのような表皮材(4)(5)により、表裏から覆ってなるものである。
【0011】
図1および図6に示すように、クッション体(1)の上側縁(1a)において、クッション体(1)の後面を覆う表皮材(5)の一側縁を後下方に折り返して、クッション体(1)の前面を覆う表皮材(4)の一側縁の内面に重合させてある。両表皮材(4)(5)の内側には、図2に示す合成樹脂成型品である弾性挟持板(6)を、クッション体(1)の内側に、挟持口(6a)を下に向けて止着してある。
【0012】
クッション体(1)の下側縁(1b)の裏面には、図3に示す上向きU字状の開口した金属製または硬質合成樹脂製の取付板(7)が重合して、止着されている。
取付板(7)には、複数(図示のものでは4個)の係合孔(8)が穿設されている。
【0013】
図4は、クッション体(1)の上側の折り返し部分の内側に前記弾性挟持板(6)を止着した後、表皮材(4)(5)の折り返し部分の左右端を縫合し、さらに、クッション体(1)の下端縁に取付板(7)を止着した状態を示している。
【0014】
背凭れ基板(2)は、硬質合成樹脂製板で、図5に示すように、その下部における前記取付板(7)の係合孔(8)に対応する位置に、係合突起(9)が前方に向けて突設されている。
【0015】
係合突起(9)は、図6の下部に示すように、その先端に係合孔(8)の裏側に係止しうる係止頭部(9a)を有する。
【0016】
背凭れ基板(2)にクッション体(1)を取り付けるには、まず、クッション体(1)の上部の折り返し部分内に止着した弾性挟持板(6)の挟持口(6a)を、図6の上部に示すように、背凭れ基板(2)に圧嵌する。
【0017】
ついで、クッション体(1)の下端部を掴み、その取付板(7)に穿設された複数個の係合孔(8)を、背凭れ基板(2)に突設された対応する係合突起(9)に挿入する。すると、図6の下部に示すように、係合突起(9)の先端の半割りされた係止頭部(9a)が、係合孔(8)の内面に係止する。
図7は、このようにして、背凭れ基板(2)に取り付けたクッション体(1)を示している。
【0018】
本発明は、椅子の座部にも適用しうることは言うまでもない。
【0019】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、クッション体側には、弾性挟持板と取付板とが止着されるだけで、椅子の軽量化が図られるとともに、椅子用基板の一側縁を挟持板で挟持した状態で、クッション体の他側縁の各係合孔に、椅子用基板の各係合突起の位置を合わせて嵌合係止させることにより、クッション体の取り付け作業を容易に、かつ高能率で行うことができる。
また、着座者の姿勢に応じて、クッション体と椅子用基板が可撓変形しても、椅子用基板が弾性挟持板の挟持口内を摺動するため、取付板や各係合孔、係合突起などに無理な負荷が加わって変形破損することを防止できる。
【0020】
請求項2記載の発明によれば、弾性挟持板が露出せず、外観が良好である。
【0021】
請求項3記載の発明によれば、クッション体の下部を椅子用基板に、簡単に、かつ確実に係止することができる。
【0022】
請求項4記載の発明によれば、背凭れを、簡単な取付構造で確実に形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 背凭れ用のクッション体を、その上部を折り返した状態で、裏面側から見た斜視図である。
【図2】 クッション体の折り返し部分の内部に取り付ける弾性挟持板の斜視図である。
【図3】 クッション体の下端縁に止着する取付板の斜視図である。
【図4】 弾性挟持板及び取付板を止着したクッション体を、裏面側から見た斜視図である。
【図5】 背凭れ基板を裏面側から見た斜視図である。
【図6】 背凭れ基板とクッション体との取り付け部分の拡大縦断面図である。
【図7】 背凭れ基板に取り付けたクッション体の斜視図である。
【符号の説明】
(1)クッション体
(1a)上部側縁
(1b)下部側縁
(2)背凭れ基板
(3)ポリウレタン発泡体
(4)(5)表皮材
(6)弾性挟持板
(6a)挟持口
(7)取付板
(8)係合孔
(9)係合突起
(9a)係止頭部
Claims (4)
- 座部または背凭れにおける椅子用基板の外形に合わせて成形したクッション体の後面を覆う表皮材の一側縁を後下方に折り返して、前記クッション体の前面を覆う表皮材の一側縁の内面に重合し、かつ前記表皮材の裏面の一側縁近傍に、クッション体の内方に挟持口を向けた弾性挟持板を止着し、この弾性挟持板に、前記椅子用基板の一側縁を圧嵌して挟持するとともに、前記クッション体の裏面の他側縁に沿って止着した帯板状をなす取付板に穿設した複数の係合孔に、前記椅子用基板に形成され、前記係合孔に対応する位置に突設された係合突起を、嵌合係止したことを特徴とする椅子のクッション体取付構造。
- クッション体を覆う表皮材を、クッション体の一側縁において裏面側に折り返し、この折り返した表皮材の内側に、弾性挟持板を止着した請求項1記載の椅子のクッション体取付構造。
- 椅子用基板の係合突起を、クッション体の取付板に穿設した係合孔の内面に係止する係止頭部を先端に設けたものとした請求項1または2記載の椅子のクッション体取付構造。
- 椅子用基板を背凭れ板とし、クッション体の上部側縁近傍に弾性挟持板を止着し、前記クッション体の下部側縁付近に取付板を止着した請求項1〜3のいずれかに記載の椅子のクッション体取付構造。
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- 1999-11-08 JP JP31639099A patent/JP4524013B2/ja not_active Expired - Fee Related
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