JP4523568B2 - 直流電力供給方法及び直流電力供給装置 - Google Patents
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前記選定されたアドレスmの整流器を除く前記整流器においては、前記最優先で給電停止する順位の整流器が前記オフ用信号を出力するときに給電を停止し、他方、前記最優先で給電再開する順位の整流器が前記オン用信号を出力するときに給電を再開することを特徴とする直流電力供給方法を提供する。
図1ないし図3及び表1、表2によって本発明の実施形態1に係る第1の直流電力供給装置100について説明する。図1は第1の直流電力供給装置100の概要を説明するためのブロック図、図2は第1の直流電力供給装置100を説明するための図、図3は第1の直流電力供給装置100の一部分の回路構成の一例を示す図である。表1は直流電力供給装置100の説明を簡便にまとめたものであり、表2は直流電力供給装置100における整流器の給電停止又は給電再開の判断を分かり易くするためにまとめたものである。第1の直流電力供給装置100は、理解し易くするために、交流入力端子1に接続された3台の整流器2、3、4を並列接続してなる直流電力供給装置で説明する。実施形態1の説明に入る前に、本発明における整流器とは、スイッチ機能を備えた整流回路、交流を直流に変換するAC−DCコンバータ、あるいは通常のDC−DCコンバータなど直流電力を出力する直流電源を意味するものと定義する。交流入力端子1は、不図示の単相又は三相の商用交流電源又は発電機などからの交流電力を受電する。3台の整流器2、3、4は互いに同一の構成であり、保守上の互換性を有するのが好ましい。整流器2は、図示しない整流素子と半導体スイッチなどからなる一般的な構成の整流部とこの整流部を制御する制御部とからなる整流器本体部2Aと、整流器本体部2Aの給電を再開させる給電再開用信号S1又は給電を停止させる給電停止用信号S2を整流器本体部2Aに与える給電再開/停止判断部2Bを少なくとも備える。整流器3、4も同様であり、整流器3は整流器本体部2Aと同一構成の整流器本体部3A及び給電再開/停止判断部2Bと同様な給電再開/停止判断部3Bを少なくとも備える。また、整流器4は整流器本体部2A、3Aと同一構成の整流器本体部4A、及び給電再開/停止判断部2B、3Bと同様な給電再開/停止判断部4Bを少なくとも備える。各給電再開/停止判断部2B、3B、4Bが出力する給電再開用信号S1、給電停止用S2は前記整流器本体部2Aに入力される。したがって、給電再開/停止判断部2B、3B、4Bから給電再開用信号S1、給電停止用信号S2のいずれも与えられない前記整流器本体部は今までの制御を継続するので、当該整流器はそれまでの動作を継続して行う。
3台の整流器2〜4の整流器本体部2A〜4Aがすべて給電していて総合出力電流30Aを分担しているものとする。3台の整流器2〜4は負荷電流を均等に分担しようが、不均等に分担しようがここでは構わない。電流分担が不均等な方式は、各整流器間にカレントシェア回路などのように相互接続配線を必要とする分担回路を搭載することなく、各整流器に出力レギュレーションをもたせ、電圧降下によって任意に分担する方式が好ましく、信頼性の高い方式として通信設備の整流装置に採用されている。しかし、この分担方式は本発明の要件でないので、これ以上説明しない。先ず、前述したように、すべての整流器2〜4の給電再開/停止判断部2B、3B、4Bの第1の電流源回路30は第1の信号用配線12に1mAの電流をそれぞれ流し込むので、抵抗手段15は3Vの合算電圧信号V12を生じる。また、整流器2〜4の給電再開/停止判断部2B、3B、4Bの第2の電流源回路32が生じる電流の和は総合出力電流30Aの10−5倍の電流、つまり0.3mAの電流を第2の信号用配線13にそれぞれ流し込むので、抵抗手段16は0.3Vの出力電流総合電圧信号V13を生じる。
整流器3、4が総合出力電流30Aを負荷21に供給している状態で、給電再開/停止判断部2B、3Bは前記判断を継続する。整流器2の整流器本体部2Aは給電停止しているので、給電再開/停止判断部2Bの第1の電流源回路30は第1の信号用配線12に電流を流さないから、第1の信号用配線12には整流器3、4の給電再開/停止判断部3B、4Bにおける第1の電流源回路30からの電流2mAが流れ込む。したがって、抵抗手段15は2Vの合算電圧信号V12を生じ、給電台数検知回路33は整流器の給電台数nが2台であることを検知する。状態1のときと同様に、整流器2〜4の給電再開/停止判断部2B、3B、4Bの第2の電流源回路32からは総合出力電流Io=30Aに対応する電流0.3mAが第2の信号用配線16に接続された抵抗手段16に流れるので、抵抗手段16は総合出力電流Ioが30Aであることを示す0.3Vの出力電流総合電圧信号V13を出力する。
次に、総合出力電流Ioが30Aから150Aに増加した場合について説明する。1台の整流器4が給電しているだけであるので、最大100Aまで整流器4が負担できるが、総合出力電流Ioが100Aを越えた50Aの電流分については、他の整流器が給電再開するまでの短時間は蓄電池20が供給する。整流器4の整流器本体部4Aだけが給電している状態では、前述から分かるように第1の信号用配線12の抵抗手段15には1mAの電流が流れるだけであるので、抵抗手段15は1Vの合算電圧信号V12を生じ、第2の信号用配線13の抵抗手段16には150Aの総合出力電流Ioに比例する1.5mAの電流が流れるから、1.5Vの電圧、つまり総合出力電流Ioが150Aであることを示す出力電流総合電圧信号V13を生じる。整流器2〜4の給電再開/停止判断部2B〜4Bにおける給電台数検知回路33は整流器の給電台数nが1台であることを検知し、検知信号をそれぞれのる第1の判断論理回路35と第2の判断論理回路36とに出力する。
整流器の給電台数nは2台となり、抵抗手段15に流れる電流が2台分の2mAになるので、抵抗手段15は2Vの合算電圧信号V12を生じる。抵抗手段16には150Aの総合出力電流Ioに比例する1.5mAの電流が流れ、総合出力電流Ioが150Aであることを示す出力電流総合電圧信号V13を生じる。整流器2〜4の給電再開/停止判断部2B〜4Bにおける給電台数検知回路33は整流器の給電台数nが2台であることを検知し、検知信号をそれぞれの第1の判断論理回路35と第2の判断論理回路36とに出力する。第1の判断論理回路35は、先ず出力電流総合電圧信号V13が1.5Vの電圧であることから総合出力電流Ioが150Aであることを認知し、前記給電停止条件式Io/(n−1)<0.4Irから150/(2−1)=150であることを演算して求め、電流40Aよりも大きいと判断して、オフ用信号Pを出力しない。
本発明の実施形態2に係る第2の直流電力供給装置200について図4を用いて説明する。直流電力供給装置200においては、信頼性を向上させるために、第1の直流電力供給装置100の各整流器2〜4の給電再開/停止判断部2B〜4Bに異常事態に対応する回路をそれぞれ備えているが、同じ構成であるので整流器2の給電再開/停止判断部2Bだけについて回路構成を示している。なお、すべてのアドレス決定回路34は同一の回路構成であるが、入力ビットが第1の直流電力供給装置100と同様に異なり、それぞれのアドレス決定回路は整流器2がアドレスm=3、整流器3がアドレスm=2、整流器4がアドレスm=1であるものとする。前記実施形態1と同様に以下の説明では、第1の直流電力供給装置100と異なる第2の直流電力供給装置200の各整流器2〜4の給電再開/停止判断部2B〜4Bの構成、動作について述べる。図4において、図1〜図3で用いた記号と同じ記号は同じ名称の部材を示すものとする。付加された第3の電流源回路51は第1の電流源回路30と同様な構成であるが、第2の信号用配線13に接続される点で異なる。第3の電流源回路51は、自己の整流器本体部が給電状態にあるときだけ、それぞれ予め決められた所定の電流、実施形態2では1mAの定電流を第2の信号用配線13に流すものとする。したがって、第2の信号用配線13には、総合出力電流Ioに比例する電流と整流器の給電台数nに比例する電流との和に等しい電流が流れ込む。減算回路52は第3の電流源回路51の定電流により生じた電圧値と同じ値の電圧を減算するものである。異常電圧検出回路53は入力配線53A、53Bを通して第1、第2の信号用配線12、13に接続され、また、出力配線53Cを通して第2のANDゲート回路40の入力端子の一つに接続される。
次に、図5によって本発明に係る実施形態3の第3の直流電力供給装置300について説明する。図5において、図1〜図4で用いた記号と同じ記号は同じ名称の部材を示すものとする。直流電力供給装置300においては、更に信頼性を向上させるために、マイクロコンピュータなどからなる監視装置60の判断も整流器の給電再開又は給電停止の判断に入れる。総合出力電流Ioを直接検出する総合出力電流検出回路61を備えており、総合出力電流Ioそのものの検出信号が監視装置60に入力される。監視装置60は、常時、総合出力電流Ioと整流器の給電台数nを含む給電状態とを監視しており、総合出力電流Ioの検出信号と給電状態を示す信号とによって、前述したような給電再開/停止判断部2B〜4Bと同様な条件式で給電再開又は給電停止すべきかを判断する。その結果、監視装置60は選定したアドレスmの整流器に給電再開許可信号又は給電停止許可信号を出力信号線62を通して送出する。給電再開許可信号又は給電停止許可信号は、給電再開信号又は給電停止信号ではなく、飽くまでも給電再開又は給電停止しても良いという許可信号であるので、各整流器の給電再開/停止判断部2B〜4Bが給電再開信号又は給電停止信号を出力するときに有効となる。
次に、図6によって本発明に係る実施形態4の第4の直流電力供給装置400について説明する。図6は、給電状態にある整流器の給電台数nを電圧信号で検知するところに特徴があり、主にその検知部分について示している。図6において、図1〜図5で用いた記号と同じ記号は同じ名称の部材を示すものとする。実施形態4では、図1、図2、図4及び図5に示した第1の信号用配線12に代えて共通の台数検知用配線70と整流器の台数に等しい個々の台数検知用配線L1〜L3を備える。実施形態4でも3台の整流器2〜4を並列運転しているので、共通の台数検知用配線70は整流器の台数に等しい本数の共通配線71〜73、及び1本の帰還用配線74からなる。帰還用配線74は図1、図2、図4及び図5に示した帰還用配線14で代用してもよい。整流器2〜4は、給電台数を検知する検知部分、例えば図2及び図4における第1の電流源回路30、及び第1の電流源回路30を第1の信号用配線12に接続する配線を除去する点などを除いて、他部分は実施形態1〜3と同じである。なお、第1の信号用配線12が除去されるので、当然に第1の抵抗手段15も除去される。整流器2の給電台数検知回路33と整流器3、4の給電台数検知回路33A、33Bとは互いに同一の構成である。給電台数検知回路33、33A、33Bはそれぞれの第1の台数検知用配線L1によって整流器の外側で共通配線71に接続され、また、それぞれの第2の台数検知用配線L2によって整流器の外側で共通配線72に接続され、かつそれぞれの第3の台数検知用配線L3によって整流器の外側で共通配線73に接続されている。また、給電台数検知回路33、33A、33Bはそれぞれの接地用配線L4により帰還用配線74に接続されている。すなわち、各整流器をその外側で共通配線に接続しているので、整流器を同一構成のものにすることにより、ある整流器が故障などした場合に新たな整流器に容易に交換することができる。
2、3、4・・・整流器
2A、3A、4A・・・整流器本体部
2B、3B、4B・・・給電再開/停止判断部
5、7、9・・・出力電流検出回路
6、8、10・・・逆流阻止用ダイオード
11・・・直流出力端子
12・・・第1の信号用配線
13・・・第2の信号用配線
14・・・帰還用配線
15・・・第1の抵抗手段
16・・・第2の抵抗手段
17・・・背面配線部
20・・・蓄電池
21・・・負荷
30・・・第1の電流源回路
31・・・直流電源
32・・・第2の電流源回路
33、33A、33B・・・給電台数検知回路
34、34A、34B・・・アドレス決定回路
35、36・・・第1、第2の判断論理回路
37・・・優先順位決定回路
38・・・選定アドレス認識回路
39、40・・・第1、第2のANDゲート回路
51・・・第3の電流源回路
52・・・減算回路
53・・・異常電圧検出回路
53A、53B・・・入力配線
53C・・・出力配線
54・・・PNP型トランジスタ
55、56・・・抵抗器
57・・・接地用回路
60・・・監視装置
61・・・総合出力電流検出回路
62・・・出力信号線
70・・・共通の台数検知用配線
71〜73・・・共通配線
74・・・帰還用配線
100・・・第1の直流電力供給装置
200・・・第2の直流電力供給装置
300・・・第3の直流電力供給装置
400・・・第4の直流電力供給装置
Io・・・総合出力電流
V12・・・合算電圧信号
V13・・・出力電流総合電圧信号
V13’・・・総和電圧信号
P・・・第1の判断論理回路が出力するオフ用信号
Q・・・第2の判断論理回路が出力するオン用信号
X、Y・・・第3の判断論理回路の出力信号
Z・・・第3の判断論理回路が出力するオフ信号
F・・・異常電圧検出回路が出力する正常信号
S1・・・給電再開用信号
S2・・・給電停止用信号
Vd・・・台数検知用電圧信号
L1〜L3・・・台数検知用配線
L4・・・接地用配線
Claims (18)
- 互いに並列接続されている第1から第N(Nは2以上の整数)までのN台の整流器とこれら整流器の出力側に接続された蓄電池とによって無停電で負荷に直流電力を給電する直流電力供給方法において、
前記整流器それぞれが給電状態にあるときには、自己の直流出力電流に比例する電流を発生し、
前記整流器それぞれの前記直流出力電流に比例する前記電流を合算した電流に比例する出力電流総合電圧信号を発生し、
前記整流器それぞれが給電状態にあるときには、所定の電流又は電圧を生じ、これら電流又は電圧を利用して前記整流器の内の給電中の整流器の給電台数nを検知し、
前記整流器の内の少なくとも1台の整流器は、給電停止又は給電再開の判断を行わずに給電状態にあり、
前記整流器の内の他の整流器それぞれは、前記整流器の給電台数nを示す信号と前記出力電流総合電圧信号とに基づいて、給電を停止するか否かを判断すると共に、給電を再開するか否かの判断を行い、
最適の給電台数nの前記整流器によって前記負荷に直流電力を無停電で供給することを特徴とする直流電力供給方法。 - 請求項1において、
前記整流器それぞれが給電状態にあるときには、予め決められた値の定電流を発生し、
該定電流を合算した電流に比例する合算電圧信号を発生し、
前記合算電圧信号の値から前記給電中の整流器の給電台数nを検知することを特徴とする直流電力供給方法。 - 請求項1において、
前記整流器それぞれが給電状態にあるときには台数検知用電圧を発生し、
前記整流器それぞれは互いに他の整流器の前記台数検知用電圧を検知し、
前記台数検知用電圧から前記給電中の整流器の給電台数nを検知することを特徴とする直流電力供給方法。 - 請求項1ないし請求項3のいずれかにおいて、
前記整流器のそれぞれは、b(bは2以上の整数)ビットの入力信号を受けて、自己のアドレスm(mは整数)が決められ、
選定されたアドレスmの整流器は、常に給電状態にある前記整流器であることを特徴とする直流電力供給方法。 - 請求項4において、
(m−n)の解が0又は1になるアドレスmにある整流器が給電している前記整流器の内の最優先で停止する順位の整流器となり、(m−n)の解が1又は0になるアドレスmの整流器が給電停止している前記整流器の内の最優先で給電再開する順位の整流器となることを特徴とする直流電力供給方法。 - 請求項5において、
前記整流器の給電台数nよりも1台少ない数値(n−1)で前記出力電流総合電圧信号の値を除算した数値が定格出力電流Irに対応する第1の設定値よりも小さいときには、オフ用信号を出力し、
前記整流器の給電台数nで前記出力電流総合電圧信号の値を除算した数値が前記第1の設定値よりも大きく、かつ定格出力電流Irに対応する第2の設定値よりも大きいときにはオン用信号を出力し、
前記選定されたアドレスmの整流器を除く前記整流器においては、前記最優先で給電停止する順位の整流器が前記オフ用信号を出力するときに給電を停止し、他方、前記最優先で給電再開する順位の整流器が前記オン用信号を出力するときに給電を再開することを特徴とする直流電力供給方法。 - 請求項1ないし請求項6のいずれかにおいて、
前記整流器の外部からの信号によって、前記アドレスmが順次変更され、常時給電状態にある前記整流器は順次割り当てられることを特徴とする直流電力供給方法。 - 請求項1ないし請求項7のいずれかにおいて、
異常状態の発生が検知されたときには、前記整流器の給電停止の判断を行わないことを特徴とする直流電力供給方法。 - 請求項1ないし請求項8のいずれかにおいて、
給電状態にある前記整流器の内で、前記整流器の外部から給電停止許可信号を受けると共に、自己が給電停止信号を出力した整流器は給電を停止することを特徴とする直流電力供給方法。 - 請求項1ないし請求項9のいずれかにおいて、
給電停止状態にある前記整流器の内で、前記整流器の外部から給電再開許可信号を受けると共に、自己が給電再開信号を出力する整流器は給電を再開することを特徴とする直流電力供給方法。 - 互いに並列接続されている第1から第N(Nは2以上の整数)までのN台の整流器とこれら整流器の出力側に接続された蓄電池とによって無停電で負荷に直流電力を供給する直流電力供給装置において、
前記整流器が共用する信号用配線は抵抗手段を介して帰還用配線で終端され、
前記整流器それぞれは、交流入力を直流出力に変換する整流器本体部と、該整流器本体部の給電再開又は給電停止を判断する給電再開/停止判断部とを備え、
前記整流器それぞれの前記給電再開/停止判断部は、前記信号用配線と前記帰還用配線とに接続され、
前記整流器それぞれには、当該整流器の出力電流に比例する電流を前記信号用配線に流す電流源回路が備えられ、
前記抵抗手段は、前記整流器の前記電流源回路からの電流を合算した電流に比例する出力電流総合電圧信号を発生し、
また、前記整流器それぞれの前記給電再開/停止判断部には、前記整流器それぞれが給電状態にあるときには、所定の電流又は電圧を生じ、これら電流又は電圧を利用して前記整流器の内の給電中の整流器の給電台数nを検知して給電台数nを示す信号を出力する給電台数検知回路、及びその給電台数nを示す信号と前記出力電流総合電圧信号とから給電停止信号又は給電再開信号を発生する判断論理回路が備えられ、
最適の給電台数nの前記整流器によって前記負荷に直流電力を無停電で供給することを特徴とする直流電力供給装置。 - 請求項11において、
前記信号用配線とは別の信号用配線と該別の信号用配線に接続された別の抵抗手段を備え、該別の抵抗手段を介して前記別の信号用配線は前記帰還用配線で終端され、
前記整流器の前記給電再開/停止判断部は前記別の信号用配線にそれぞれ接続され、
前記整流器は、給電中に所定値の定電流を前記別の信号用配線に流す別の電流源回路をそれぞれ備え、
前記別の抵抗手段は、前記整流器の前記定電流を合算した電流に比例する合算電圧信号を発生し、
前記給電台数検知回路が前記合算電圧信号の値から給電状態にある前記整流器の給電台数nを検知することを特徴とする直流電力供給装置。 - 請求項11において、
前記給電台数検知回路は、それぞれ複数の台数検知用配線を通して互いに接続され、
前記整流器は、それぞれ給電状態にあるときに前記台数検知用配線の内の異なる配線に台数検知用電圧を供給することにより、各整流器の前記台数検知用電圧が前記台数検知用配線を通して他の前記整流器における前記給電台数検知回路に供給され、該給電台数検知回路が前記台数検知用電圧から給電状態にある前記整流器の給電台数nを検知することを特徴とする直流電力供給装置。 - 請求項11ないし請求項13のいずれかにおいて、
それぞれの前記整流器の固有のアドレスmを決めるアドレス決定回路と、
前記アドレスmと給電台数nとから給電中の前記整流器の内で最優先で停止する整流器を特定すると共に、給電停止中の前記整流器の内で最優先で給電再開する整流器を特定する最優先順位決定回路と、
アドレスmが選定された所定のものであるか否かを認識する選定アドレス認識回路と、
前記判断論理回路と前記最優先順位決定回路とからの出力信号をAND論理して給電再開用信号を出力する第1のANDゲート回路と、
前記判断論理回路と前記最優先順位決定回路と前記選定アドレス認識回路とからのそれぞれの出力信号をAND論理して給電停止用信号を出力する第2のANDゲート回路とが前記給電再開/停止判断部のそれぞれに備えられていることを特徴とする直流電力供給装置。 - 請求項11ないし請求項14のいずれかにおいて、
前記整流器は、前記信号用配線に接続された追加の電流源回路と異常電圧検出回路とをそれぞれ備え、
前記追加の電流源回路は、当該整流器の給電中には予め決められた所定値の電流を前記信号用配線に流し、
前記抵抗手段は、前記電流源回路からの電流の総和に比例する電流と前記追加の電流源回路からの前記所定値の電流の総和に比例する電流とを合算した電流に比例する総和電圧信号を発生し、
前記異常電圧検出回路は、前記総和電圧信号が設定上限値と設定下限値との間の正常範囲にあるときには正常信号を出力して前記第2のANDゲート回路に与え、また、前記総和電圧信号が前記設定上限値を越えるとき及び前記設定下限値を下回るときには前記正常信号を出力せず、
前記第2のANDゲート回路は、前記正常信号が入力されないときには前記給電停止用信号を当該整流器本体部に出力しないことを特徴とする直流電力供給装置。 - 請求項15において、
前記異常電圧検出回路の出力と前記別の信号用配線又は前記台数検知用配線との間に接地用回路を備え、
該接地用回路は、前記正常信号が消失するときにオンして、前記別の信号用配線又は前記台数検知用配線を接地することを特徴とする直流電力供給装置。 - 請求項11ないし請求項16のいずれかにおいて、
前記整流器の給電状態及び該整流器の直流出力電流の総和に比例する総合出力電流を監視する監視回路を備え、
該監視回路は、前記給電状態と前記総合出力電流とから前記整流器へ、又は選択された前記整流器へ、給電停止許可信号又は給電再開許可信号を与え、
前記整流器が前記給電停止許可信号又は前記給電再開許可信号を受けると共に、自己の給電再開/停止判断部が前記給電停止信号又は前記給電再開信号を発生するときに、当該整流器は給電停止又は給電再開することを特徴とする直流電力供給装置。 - 請求項11ないし請求項17のいずれかにおいて、
前記監視回路は、給電中の前記整流器本の内で最優先で停止する整流器、及び給電停止中の前記整流器の内で最優先で給電再開する整流器を予め決めた順番で変更することを特徴とする直流電力供給装置。
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