JP4522830B2 - 車両ドアの自動閉止装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両ドアの自動閉止装置に関する。
従来、この種の自動閉止装置としては、ドアが半ドアの状態まで閉じてドア側に備えら
れたドアロックのラッチが、車体側に固着されたストライカに辛うじて係合するハーフラ
ッチ位置になった時に、ドア内に設けられた適宜駆動手段により、ラッチをハーフラッチ
位置からストライカと完全に係合してドアを全閉位置で保持するフルラッチ位置まで強制
的に回動させる様にしたものが見受けられる(例えば、特許文献1参照)。
特公昭62−28271号公報
しかしながら、上記自動閉止装置では、ドア内部でドアロックにおけるラッチとそれを
強制回動させる駆動手段とを連繋させねばならないため、装置が複雑であると共に、車両
出荷時までにこの装置をドア内部のドアロックに組付けねばならなかった。
従って、車両購入後では上記構成の自動閉止装置を取付けることが出来なかった。
本発明は、車体に固定されたストライカと、ドア内に設けられ、且つストライカに係脱
自在なラッチ機構とから成るドアロックを備えた車両において、ドアにフックを出没自在
に設けると共に、該フックが挿入される凹部を車体に設け、凹部内にはフックの先端が押
圧する当接壁を設けて成り、フックはドア閉鎖時の半ドア状態で凹部内に突入して先端が
当接壁を押圧することでドアをドアロックのフルラッチ位置まで強制移動させ、その後フ
ックをドア内に没入させる様に成すことにより、上記課題を解決する。
又、フックは、付勢手段にてドア内への没入方向に付勢されると共に、正逆回転自在な
駆動源に連繋され、且つ両端の夫々に第一、第二カムを有する揺動腕の第一カムに係脱自
在に設けられ、揺動腕の正転による第一カムの押圧にてドアより突出してドアをドアロッ
クのフルラッチ位置まで強制移動させ、その後揺動腕の逆転による押圧解除にて付勢手段
によりドア内に没入する様に成し、第二カムは上記ラッチ機構に設けたロック強制解除機
構に連繋して成る解錠レバーに係脱自在に設けられ、該解錠レバーは揺動腕の逆転による
第二カムの押圧にてドアロックを解錠し、その後揺動腕の正転による押圧解除にて復帰す
る様に成すことにより、一基の駆動源でドア閉鎖においてドアロックのラッチとストライ
カとが完全に係合するフルラッチ状態にしてドアを完全閉鎖状態と成す自動閉止と、ドア
開放時におけるドアロックのラッチとストライカとの係合を解除するドアロックの自動解
錠とを操作できる様にする。
要するに本発明は、上記構成から成るので、ドア閉鎖時の半ドア状態でフックがドアより突出し、車体に設けた凹部に突入してその当接壁をフックの先端が押圧することにより、ドアをドアロックのフルラッチ位置まで強制移動させることができるため、単にドアを閉鎖するだけの通常の動作により、ドアを自動的にして確実に施錠でき、ドアの完全閉鎖状態を保持できる。
又、ドアの上記強制移動後、フックをドア内に没入させる様に成したので、ドア開放時にドアロックを解錠すれば、従前と変わりなくドアを開放できる。
よって、本発明によれば、従来の様にドア内部でドアロックにおけるラッチとこれを強制回動させる駆動手段とを連繋させることなく、車両に装備できるため、車両購入後においても簡単に取付けでき、汎用性の高い自動閉止装置を提供できる。
又、フックは、付勢手段にてドア内への没入方向に付勢されると共に、正逆回転自在な駆動源に連繋され、且つ両端の夫々に第一、第二カムを有する揺動腕の第一カムに係脱自在に設けられ、揺動腕の正転による第一カムの押圧にてドアより突出してドアをドアロックのフルラッチ位置まで強制移動させ、その後揺動腕の逆転による押圧解除にて付勢手段によりドア内に没入する様に成したので、駆動源の正逆回転動作により、ドア閉鎖時において半ドア状態からドアを完全閉鎖状態と成すと共に、ドアを開放可能状態と成すことが出来る。
又、上記第二カムは上記ラッチ機構に設けたロック強制解除機構に連繋して成る解錠レバーに係脱自在に設けられ、該解錠レバーは揺動腕の逆転による第二カムの押圧にてドアロックを解錠し、その後揺動腕の正転による押圧解除にて復帰する様に成したので、駆動源の正逆回転動作により、ドア開放時においてドアロックのラッチとストライカとの係合を解除してドアを開放させることができると共に、かかる開放状態では既に揺動腕の第二カムによる解錠レバーへの押圧が解除されているため、ドアロックのラッチをストライカに係合できる状態、即ちドア閉鎖時にドアロックによる施錠が可能な態勢と成すことができる。
よって、本発明によれば、一基の駆動源でドア閉鎖時における自動閉止と、ドア開放時における自動解錠を操作でき、製造コストを低減できると共に、部品点数が少ないため装置の取付け作業を効率良く簡単に行える等その実用的効果甚だ大である。
以下本発明の実施の一形態例を図面に基づいて説明する。
図1は本発明に係る自動閉止装置を装備した車両であって、その乗降口1を開閉するド
ア2の開放状態を示す斜視図である。
このドア2は、車両の乗降口1を構成する車体3のフレーム3aの一側にヒンジ(図示せ
ず)にて連結されており、車体3において前記フレーム3aの他側に固定されたストライカ
4と、ドア2内において、ストライカ4に係脱自在なラッチ(図示せず)を、ストライカ
4から離脱した開放位置と、ストライカ4を辛うじて係合するハーフラッチ位置と、スト
ライカ4と完全に係合してドア2を完全閉鎖状態に保持するフルラッチ位置とに回動自在
に設けたラッチ機構5(図において詳細は省略し、ラッチ機構5におけるストライカ4の
挿入口のみを示す。)とから成るドアロック6を備えている。
上記自動閉止装置は、ドア2の底部より出没自在なフック7を設けた本体8と、ドア2
の閉鎖状態で車体3の上記フレーム3aにおけるフック7との対応部位にフック7が挿入さ
れる様に設けた凹部9とから主に構成されており、該凹部9内にはフック7の先端7aが押
圧する当接壁9aを設けて成り、フック7はドア閉鎖時の半ドア状態で凹部9内に突入して
先端7aが当接壁9aを押圧することにより、ドア2をドアロック6のフルラッチ位置まで強
制移動させてドア2を完全閉鎖する様に成している。
尚、図1はドア2の開放状態示す図で通常はフック7はドア2内に没入状態にあるが、
説明上便宜的にフック7をドア2底部より突出させている。
又、本体8には、ドアロック6のラッチ機構5に設けたロック強制解除機構(図示せず
)に連繋した解錠装置10を設け、ドア2の開放時にドアロック6の施錠(ラッチ機構5の
ラッチとストライカ4との係合)を解除する様に成している。
本体8は、図2にその正面視斜視図、図3に背面視斜視図を示す様に、ドア2内の底部
に設置される固定フレーム11に設けた直立壁11aの背面に駆動側支持板12を摺動自在に接
合し、該駆動側支持板12の背面にモータベース13を所定間隔を以て平行配置している。
モータベース13の背面には、正逆回転自在な電動モータから成る駆動源14を固定し、該
駆動源14の駆動軸14aをモータベース13を貫通して駆動側支持板12との間隙15内へ突出さ
せ、その突端には駆動歯車16を軸着している(図4参照)。
そして、上記間隙15内では、駆動歯車16に平歯車から成る減速歯車17を噛合し、該減速
歯車17の軸を駆動側支持板12と直立壁11aの夫々に貫設した横長な長穴18、18aに挿通し
てその突端にかさ歯車19を軸着し、該かさ歯車19には直立壁11aの正面に配した別途かさ
歯車20を噛合している。
かさ歯車20は、直立壁11aの正面上方の左右に突設した一対のブラケット21、21aに回
転自在に支持された従動軸22に軸着されている。
尚、図中に示すかさ歯車19、20はその歯部を省略している。
ここに、直立壁11aと駆動側支持板12の接合について詳述すると、直立壁11aと駆動側
支持板12とは、直立壁11aの適宜複数箇所に設けた横長穴23に、摺動自在に挿通する様に
駆動側支持板12の直立壁11aとの接合面にリベット24を鋲着することにより、直立壁11a
に対し駆動側支持板12を左右方向に摺動自在に接合し、かさ歯車20にかさ歯車19を噛合・
離脱する様に成し、図2、3において矢視Xへ駆動側支持板12を摺動することにより、か
さ歯車20からかさ歯車19を離脱させる様に成している。
直立壁11aの上方には、ドア2の内壁を外方突出する操作ハンドル25の支軸25aを枢着
し、該支軸25aの基端は駆動側支持板12に設けた横長穴26内を摺動自在に挿通している。
又、上記支軸25aには、直立壁11aの正面を摺接するベルクランク27の屈曲部を軸着し
ている。
このベルクランク27は、その上端に突設した摺動ピン27aを直立壁11a及び駆動側支持
板12に貫設した案内穴28、29に摺動自在に装着し、下端は直立壁11aの正面適所との間に
ねじりコイルバネ30を介装している。
直立壁11aの案内穴28は支軸25aを中心とした円弧状に形成され、駆動側支持板12の案
内穴29は、前記と同曲率の円弧状にしてその曲率中心をずらして設けて成り、操作ハンド
ル25の回転によりベルクランク27を上下方向へ揺動させ、各案内穴28、29の上端同士を重
ねることにより、かさ歯車19、20を噛合させ、各案内穴28、29の下端同士を重ねることに
より、かさ歯車19、20を離隔させる様に成している。
そして、通常は図2、3の如く、各案内穴28、29の上端同士を重ねてかさ歯車19、20を
噛合させ、駆動源14の駆動力を従動軸22に伝動する様に成している。
尚、図2において、ベルクランク27の近傍に設けた横長穴23aには、直立壁11aの正面
上にリベット頭が突出してベルクランク27の揺動を妨げなることのない様にリベット頭を
有しない軸ピン24aを配している。
従動軸22において、ブラケット21を貫通突出した一端には、両端の夫々に第一、第二カ
ム31a、31bを有する揺動腕31の略中心に設けた支点を固定し、駆動源14の作動により揺
動腕31を正逆回転自在と成している。
又、直立壁11a下端の正面側に水平配置した固定フレーム11の固定板11bにおいて、ブ
ラケット21側の一側縁には、ブラケット21と同一平面上に配したフック支持板32を立設し
、該フック支持板32の外側面には、揺動腕31の下方にしてその第一カム31aの軌道上に第
一カム31aが係脱自在と成した接離部位7bを有するフック7の基端を枢着している。
フック7は、基端の支軸回りにカム面7cを周設すると共に、該カム面7cの一端縁より角
張って突出したフック本体の付け根部端面を揺動腕31の第一カム31aが係脱する接離部位
7bと成している(図4、5参照)。
又、フック7の偏心位置に突設したピンとフック支持板32の適所に設けた突片との間に
引張バネ33を掛け渡し、該引張バネ33にてフック7をドア2内への没入方向に付勢してお
り、揺動腕31の外力が作用していないフック7の没入状態をフック7の原態とし、駆動源
14の正転動作により揺動腕23が正転して第一カム23aが引張バネ33の付勢力に抗してフッ
ク7の接離部位7bを押圧することにより、フック7がドア2の底部に開設したフック出没
穴34より突出して上記の様にドア2を完全閉鎖状態と成し、その後揺動腕31の逆転動作に
よるフック7の押圧解除により、フック7は引張バネ33の付勢力によりドア2内に没入す
る様に成している(図3参照)。
尚、フック7の突出状態でフック7の先端7aはドア2の外壁へ指向する様に成している

フック7を枢着したフック支持板32の外側面において、フック7の近傍には駆動源14の
制御部に接続されたフック原態検出用マイクロスイッチ35を設置している。
このフック原態検出用マイクロスイッチ35はドア2の閉鎖時及び開放時において、その
スイッチレバー35aをフック7のカム面7cが押圧又は押圧解除することにより、駆動源14
を制御する様に設定している。
一方、従動軸22においてブラケット21aを貫通突出した他端には、図2に示す様に、フ
ルラッチ検出用カム36を軸着しており、該カム36の近傍にしてブラケット21aの外側面に
は駆動源14の制御部に接続されたフルラッチ検出用マイクロスイッチ37を設置している。
フルラッチ検出用カム36は、ドア2の閉鎖時において、従動軸22の正転により揺動腕31
の第一カム31aがフック7をドア2底部より突出させ、車体3の凹部9の当接壁9aをフッ
ク7の先端7aが押圧してドア2を完全閉鎖と成した状態、即ちドアロック6のフルラッチ
位置と従動軸22の回転位置が対応した時にフルラッチ検出用マイクロスイッチ37のスイッ
チレバー37aを押圧し、駆動源14を制御する様に設定している。
本体8には、更にドア2の閉鎖時及び開放時において、ドア2の半ドア状態を検出し、
駆動源14を制御するセンサ38を設けている(図1、2参照)。
このセンサ38は、直立壁11aの正面下部中央よりドア2の内壁下部を貫通突出する様に
設けた伸縮棒39と、該伸縮棒39の基端側にして固定板11b上に設置されると共に、駆動源
14の制御部に接続された半ドア検出用マイクロスイッチ40とから成る。
伸縮棒39は、直立壁11aに突設した固定軸39aの先端にこれより大径な筒体39bを進退
自在に装着し、該筒体39bは、バネ等の付勢手段(図示せず)を内装して突出方向に付勢
されており、ドア閉鎖時におけるドアロック6のハーフラッチ位置に対応したドア2の半
ドア状態でドア2内壁より突出している筒体39bがドア2の閉鎖状態で対向するフレーム
3aの立ち壁3bに押圧されて後退し、筒体39bの基端が半ドア検出用マイクロスイッチ40の
スイッチレバー40aを押圧することにより、又ドア開放時における半ドア状態で前記立ち
壁3bにて押圧状態の筒体39bがその付勢力により突出してスイッチレバー40aを押圧解除
することにより、駆動源14を制御する様に設定している。
解錠装置10は、図2に示す様に、ブラケット21、21aの先端に基盤41を固定すると共に
、該基盤41の正面に梃子杆42の上端を枢着し、該梃子杆42の下端にロック強制解除機構の
操作ワイヤ43の先端を取付けている。
又、図6に示す様に、基盤41には、揺動腕31の第二カム31bの軌道に対応した縦長穴41
aが貫設され、該縦長穴41aを基盤41正面側へ貫通突出する第二カム31bを梃子杆42の中
間部位に突設した解錠レバー42aに係脱自在に設けている。
そして、駆動源14の逆転動作により、揺動腕31が逆転して第二カム31bが解錠レバー42
aを押圧することにより、梃子杆42が上記操作ワイヤ43を引張し、これによりロック強制
解除機構による解錠を遠隔操作してドアロック6の解錠、即ちラッチ機構5のラッチによ
るストライカ4との係合を強制解除する。
そして、上記ドアロック解錠操作の完了後、揺動腕31が正転することにより第二カム31
bによる解錠レバー42aの押圧が解除されると、ロック強制解除機構に設けた引張バネに
より操作ワイヤ43が引き戻されて解錠レバー42aは復帰し、これによりドア閉鎖時にラッ
チ機構5のラッチがストライカ4に係合可能な状態と成している。
次に、自動閉止装置の動作について図7に示すタイムタイムチャートに基づき説明する

尚、駆動源14の制御部には、各マイクロスイッチ37、40からの検出信号入力時に駆動源
14の作動・停止を時限操作するタイマ回路が備えられている。
又、ドア2の開放時には、ドアロック開放用の遠隔操作スイッチ(図示せず)にて駆動
源14の制御部に無線信号を入力し、駆動源14を作動する様に成している。
ドア2の完全閉鎖状態では、ドアロック6はラッチ機構5のラッチとストライカ4が完
全に係合したフルラッチ状態で、フック7はドア2に没入して原態位置でフック原態検出
用マイクロスイッチ35のスイッチレバー35aに対する押圧を解除し、センサ38における伸
縮棒39の先端側の筒体39bは車体3の立ち壁3bに押圧されて後退し、半ドア検出用マイク
ロスイッチ40のスイッチレバー40aを押圧している。
かかる状態で、遠隔操作スイッチをONすると、該スイッチからの無線信号が駆動源14
の制御部に入力され、駆動源14を逆転動作させる。
これにより、揺動腕31が逆転し、第二カム31bが解錠レバー42aを押圧し、梃子杆42を
操作ワイヤ43の引張方向へ揺動させてロック強制解除機構を解錠操作し、ラッチ機構5の
ラッチによるストライカ4との係合を強制解除し、ドアロック6を解錠する。
上記の様にドアロック6が解錠されると、ドア2と車体3間に取付けたウェザストリッ
プの反力や筒体39b自体の突出方向への付勢力により、ドア2が半ドア状態まで開く。
そして、筒体39bが完全に突出すると、該筒体39bによるスイッチレバー40aの押圧が
解除され、半ドア検出用マイクロスイッチ40からその検出信号が駆動源14の制御部に入力
され、駆動源14が停止する。
駆動源14の上記停止後、タイマで設定された微少時間を経過すると、駆動源14を正転動
作させ、同様に揺動腕31も正転することにより、第二カム31bによる解錠レバー42aの押
圧が解除される。
これにより、ロック強制解除機構に設けた引張バネにより操作ワイヤ43は引き戻されて
解錠レバー42aを復帰させ、ラッチ機構5のラッチがストライカ4を係合可能な状態とな
り、ドア閉鎖時にドアロック6が施錠できる態勢を保持する。
そして、揺動腕31の正転で、第一カム31aが原態に位置するフック7の接離部位7bを押
圧し、フック7を若干回動させると、スイッチレバー35aを押圧解除していたカム面7cが
、スイッチレバー35aを押圧し、フック原態検出用マイクロスイッチ35からその検出信号
が駆動源14の制御部に入力され、駆動源14を停止させる。
尚、上記の様にフック7のカム面7cが上記スイッチレバー35aを押圧した状態にあって
も、フック7は依然ドア2内に没入した状態にある。
そして、上記半ドア状態のドア2を開放方向へ手動で回動することにより、ドア2を所
望開度に開放する。
次に、開放状態にあるドア2を閉鎖方向に回動し、ドア2が半ドアになると、ドア2の
内壁より突出している筒体39bが車体3の立ち壁3bに当接して押圧されるため後退し、筒
体39bの基端がスイッチレバー40aを押圧し、半ドア検出用マイクロスイッチ40からその
検出信号が駆動源14の制御部に入力され、駆動源14を正転動作させ、同様に揺動腕31が正
転する。
これにより、第一カム31aが接離部位7bを更に押圧してフック7をドア2底部より突出
させ、車体3の凹部9内にフック7が突入してその先端7aが当接壁9aを押圧することによ
り、ドア2をドアロック6のフルラッチ位置まで強制移動させてラッチ機構5のラッチを
ストライカ4と完全に係合させ、ドア2を完全閉鎖する。
この様に、ドア2が完全閉鎖された時には、フルラッチ検出用カム36がスイッチレバー
37aを押圧し、フルラッチ検出用マイクロスイッチ37からその検出信号が駆動源14の制御
部に入力され、駆動源14を停止させる。
駆動源14の上記停止後、タイマで設定された微少時間を経過すると、駆動源14を逆転動
作させ、同様に揺動腕31も逆転する。
この揺動腕31の逆転に応じ引張バネ33の付勢力によりフック7もドア2内に徐々に没入
する。
そして、フック7が原態位置に復帰し、そのカム面7cよるスイッチレバー35aの押圧が
解除されると、フック原態検出用マイクロスイッチ35からその検出信号が駆動源14の制御
部に入力され、駆動源14を停止させる。
この様に、フック7がドア2に没入することにより、ドア開放時に支障なくドア2が開
放される態勢を保持する。
自動閉止装置によるドアロック6の上記施錠操作(完全閉鎖)又は解錠操作中に駆動源
14が万一故障した場合、操作ハンドル25により、ベルクランク27の上端を下方へ揺動させ
、各案内穴28、29の下端同士を重ねることにより、直立壁11aに対し駆動側支持板12を矢
視Xへ摺動させて駆動源14側のかさ歯車19を従動軸22側のかさ歯車20より離隔させ、駆動
源14と従動軸22との連繋を解除する。
これにより、施錠又は解錠操作中に停止した揺動腕31の駆動源14による規制が解除され
るため、ドア閉鎖途中で突出していたフック7は、引張バネ33の付勢力によりドア2内へ
没入し、手動で通常のドア同様に開閉できる様にし、又ドア開放途中で梃子杆42によって
解錠方向へ引張されていた操作ワイヤ43は、ロック強制解除機構に設けた引張バネにより
復帰し、ラッチ機構5のラッチがストライカ4を係合可能な状態となり、手動で通常のド
ア同様に開閉できる様にし、その後は操作ハンドル25を復帰させる。
この様に駆動源14が万一故障しても、その故障がドアロック6に影響を及ばすことはな
く、ドア2を何等の支障なく施錠でき、車両を走行させられる。
自動閉止装置を装備した車両におけるドアの開放状態を示す斜視図である。 自動閉止装置本体の正面視斜視図である。 自動閉止装置本体の背面視斜視図である。 駆動軸と従動軸の連繋状態を示す斜視図である。 フックの出没状態を示す斜視図である。 解錠装置の作動状態を示す斜視図である。 自動閉止装置のタイムチャートである。
符号の説明
2 ドア
3 車体
4 ストライカ
5 ラッチ機構
6 ドアロック
7 フック
7a 先端
9 凹部
9a 当接壁
14 駆動源
31 揺動腕
31a 第一カム
31b 第二カム
33 付勢手段
42a 解錠レバー

Claims (1)

  1. 車体に固定されたストライカと、ドア内に設けられ、且つストライカに係脱自在なラッチ機構とから成るドアロックを備えた車両において、ドアにフックを出没自在に設けると共に、該フックが挿入される凹部を車体に設け、凹部内にはフックの先端が押圧する当接壁を設けて成り、フックはドア閉鎖時の半ドア状態で凹部内に突入して先端が当接壁を押圧することでドアをドアロックのフルラッチ位置まで強制移動させ、その後フックをドア内に没入させる様に成した車両ドアの自動閉止装置であって、フックは、付勢手段にてドア内への没入方向に付勢されると共に、正逆回転自在な駆動源に連繋され、且つ両端の夫々に第一、第二カムを有する揺動腕の第一カムに係脱自在に設けられ、揺動腕の正転による第一カムの押圧にてドアより突出してドアをドアロックのフルラッチ位置まで強制移動させ、その後揺動腕の逆転による押圧解除にて付勢手段によりドア内に没入する様に成し、第二カムは上記ラッチ機構に設けたロック強制解除機構に連繋して成る解錠レバーに係脱自在に設けられ、該解錠レバーは揺動腕の逆転による第二カムの押圧にてドアロックを解錠し、その後揺動腕の正転による押圧解除にて復帰する様に成したことを特徴とする車両ドアの自動閉止装置。
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JPH03221684A (ja) * 1989-11-07 1991-09-30 Mazda Motor Corp 車両のドア構造
JPH0484590U (ja) * 1990-11-30 1992-07-22
JPH10266666A (ja) * 1997-03-28 1998-10-06 Oi Seisakusho Co Ltd 自動車用ドアロック装置

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