JP4521991B2 - 撮像装置及び撮像システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、撮像装置及び撮像システムに関し、特に、デジタルカメラやデジタルビデオに搭載される撮像装置及び撮像システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、デジタルカメラやデジタルビデオに代表されるCCD撮像素子やMOS型撮像素子を備えた撮像装置は、最近のトレンドに合わせて高精細が必要不可欠となり画素数が増加の傾向にある。
【0003】
静止画を撮像するデジタルスチルカメラは、300万画素から400万画素が主流となり、また動画も撮像できるデジタルビデオでは、200万画素相当の高精細度テレビジョン(High Definition Television :HDTV)が将来的にも有望である。このことから多画素を高速で読み出す必要が生じる。このような背景から、多画素を低速でパラレルに読み出し、見かけ上高速で読み出すような工夫が必要となる。
【0004】
図10は、特許第3011208号などに記載されている撮像装置の模式的な構成を示す平面図である。図10に示すように、従来の撮像装置は、垂直方向には、ピクセルブロック(画素部)100のいずれかを駆動するために、ロウドライバ101、ロウ・スキャンシフトレジスタ102にアドレスデコーダ103を設け、水平方向には、カラム・スキャンシフトレジスタ105と雑音制御回路106とを備え、これらをクロック制御回路104で動作させており、このような構成によると、低速駆動で、多画素から高速に信号を読み出すことができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の技術は、ズームの変更などのように、ある画角だけを必要とする場合においても、全画素を読み出し、撮像システムにおけるフレームメモリを用い、そこからの読み出し時に必要画角だけを読み出す方式でなければ実現できないが、結局、必要でない画素までを読み出してしまうため、駆動周波数が変わらず低消費電力化がなされていない。
【0006】
また、従来の技術は、それぞれのピクセルブロック100を動作させるのに、それぞれのロウ・スキャンシフトレジスタ102,カラム・スキャンシフトレジスタ105を、それぞれのクロック制御回路104で駆動しなければならず、各クロック制御回路104から出力するクロック信号のタイミングを合わせるのは困難となる。
【0007】
そこで、本発明は、ズームの変更に応じて必要な画角内の画素だけから画像信号を転送する撮像装置を提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る撮像装置は、それぞれ画素が2次元状に配列され、各画素領域の同行同列に配列された画素により被写体の同じ箇所からの光に基づく画像信号を生成する複数の画素領域と、前記画素によって生成された前記画像信号を順次転送する転送手段と、前記転送手段に対して前記画像信号の転送の開始を指示する指示信号を供給する供給手段とを備え、前記供給手段は、各画素領域において前記各画素のうち少なくとも2以上の画素を前記画像信号の転送開始先として選択できるように構成され、前記画像信号の転送開始先として各画素領域にて選択される画素は、画素領域間では前記被写体の同じ箇所に対応するものであって、前記供給手段は、画像のズーム変更に応じて前記転送開始先の画素を指定して前記指示信号を供給し、各画素領域からの前記画像信号は画素領域毎に異なる出力端子から出力されることを特徴とする。
【0009】
また、本発明の撮像システムは、上記撮像装置と、前記各画素に被写体からの光を集める光学系と、前記撮像装置から転送された前記画像信号を処理する処理回路とを備えることを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。
【0011】
(実施形態1)
図1は、本発明の実施形態1の撮像装置の模式的な構成を示す平面図である。図1には、フォトダイオードとそれによって蓄積された電荷信号を転送するためのトランジスタなどを有する画素が2次元に配列された画素領域10と、各画素領域10からの信号の読み出しを制御する転送手段である垂直シフトレジスタ部12及び水平シフトレジスタ部11と、垂直シフトレジスタ部12及び水平シフトレジスタ部11にアドレス入力により任意の位置からスタートパルスを入力する垂直デコーダ部14及び水平デコーダ部13と、各画素領域10から読み出された信号を外部に出力する出力端子15とを示している。
【0012】
なお、画素領域10は、チャンネル(Ch)1〜4の領域に分けられており、各領域に出力端子15(チャンネル(Ch)1〜4出力)を設けている。さらに、中心部にズームの拡大時にのみ用いる画素が配列されている領域であるワイドモード範囲16を示している。
【0013】
ここで、各画素領域10には、たとえば1000×500画素をマトリックス状に配列しており、便宜上チャンネル(Ch)1〜4の領域の各左上の画素をX,Y座標上で、(0,0)、(1000,0)、(500,0)、(1000,500)とし、上チャンネル(Ch)1〜4の領域内のワイドモード範囲16の各左上の画素をX,Y座標上で、(500,250)、(1000,250)、(500,500)、(1000,500)として説明する。
【0014】
また、後述するように、チャンネル(ch)1〜4の領域とCh1〜4出力との間には、画素のトランジスタのオン/オフの切り替えの際に発生するノイズを除去するためのメモリを設けている。そして、メモリによってノイズが除去された信号は、その後、水平シフトレジスタ部11によって順次、1画素分ごとに読み出され、各Ch1〜4出力から外部に出力され、外部に備えられている信号処理回路内で合成され、一つの画像が作成される。
【0015】
また、ワイドモードの際の動作には、詳細については後述するが、ワイドモード範囲16内に配列されている画素だけから信号を読み出し、さらに駆動周波数を少なくしている。
【0016】
ここでは、Ch1領域からCh4領域までで200万画素あるので、これらを1秒あたり60コマ撮像することを考えると、1出力端子あたりを40MHzで動作させることになる。ワイドモードのときはこれらの1/4の画素数でよいので、1出力端子あたり10MHzで動作することになる。消費電力は駆動周波数に比例するので周波数が1/4になると消費電力も1/4に低減する。
【0017】
図2は、図1の水平デコーダ部13の内部構成を示す等価回路図である。図2に示す水平デコーダ部13は、アドレスの異なる複数の箇所に対して個別にスタートパルスSig_a〜Sig_dを出力できるようにしている。なお、垂直デコーダ部14の内部構成も図2と同様としている。
【0018】
具体的には、水平デコーダ部13等は、ハイレベル又はローレベルのディジタル信号が入力される入力端子HD0,HD1,HD0’,HD1’と、入力されたディジタル信号のハイレベル/ローレベルを反転させる反転回路131と、各入力端子HD0,HD1,HD0’,HD1’からの入力信号又は各反転回路131から出力された信号とラッチパルスであるH_Start信号との積をとるAND回路132a〜132hと、各AND回路132a〜132hの出力の相互の積をとるAND回路133〜136と、各AND回路133〜136の出力の相互の和をとるOR回路137a〜137dと、各OR回路137a〜137dの出力を取り出す出力端子A〜Dとを備えている。
【0019】
図2の動作については後述するが、入力端子HD0〜HD’1から入力する信号に応じて出力端子A〜Dから、水平シフトレジスタ11等に入力するスタートパルスSig_a〜Sig_dを出力するようにしている。
【0020】
そして、たとえばスタートパルスSig_aを出力させると、(X,Y)=(0,0)及び(X,Y)=(0,500)の画素から駆動を開始し、スタートパルスSig_bを出力させると、(X,Y)=(500,250)及び(X,Y)=(500,500)の画素から駆動を開始し、スタートパルスSig_cを出力させると、(X,Y)=(1000,0)及び(X,Y)=(1000,500)の画素から駆動を開始し、スタートパルスSig_dを出力させると、(X,Y)=(1000,250)及び(X,Y)=(1000,500)の画素から駆動を開始するようにしている。
【0021】
なお、ここでは、水平シフトレジスタ部11等から4つのスタートパルスSig_a〜Sig_dが出力されるように構成している例を説明しているが、スタートパルスの出力数を増やすことによって駆動を開始する画素を増やすこともできる。
【0022】
図3は、図1の水平シフトレジスタ部11の内部構成を示す等価回路図である。図3には、水平デコーダ部13の出力端子A〜Dから出力されるスタートパルスSig_a〜Sig_dをD端子から入力してクロック端子及びres端子からそれぞれ入力されるクロックパルス(CLK)及びリセットパルス(RES)に従って水平シフトパルスh1〜hn+2をQ端子から出力する遅延素子であるDフリップフロップ(DFF)140と、各Dフリップフロップの出力に応じてオン/オフが切り替えられるトランジスタ141と、図2に示した水平シフトレジスタ部13と、ノイズ除去のために設けられたメモリ20と、出力端子15とを示している。
【0023】
なお、図3では水平デコーダ部13の出力端子B,Dから出力されるスタートパルスSig_b,Sig_dによって駆動されるDフリップフロップ140の図示は省略しているが、これらは、それぞれ、水平デコーダ部13の出力端子A,Cから出力されるスタートパルスSig_a,Sig_cによって駆動されるDフリップフロップ140と同様に構成している。但し、たとえば250段目のDフリップフロップ140のD端子には、249段目のDフリップフロップ140のQ端子から出力される信号とスタートパルスSig_bが入力可能されうる状況となるので、250段目のDフリップフロップ140のD端子と各入力信号もととの間には、OR回路の接続が必要となる。
【0024】
なお、図3には、水平シフトレジスタ部11を、Dフリップフロップを用いて構成した場合を例に説明しているが、他のタイプのフリップフロップや、スイッチング素子などで構成してもよい。
【0025】
図4は、図2,図3の動作を示すタイミング図である。なお、図4には、各画素領域10の全ての画素から画像信号を転送する場合の動作を示している。まず、HD0,HD1,HD’0入力端子からそれぞれローレベルのディジタル信号が入力され、HD’1入力端子からハイレベルのディジタル信号が入力されているときに、リセットパルスがローレベル、スタートパルスがハイレベルにそれぞれ切り替わると、各AND回路132b,132d,132f,132gは、入力される信号が双方ともハイレベルである。
【0026】
すなわち、AND回路132b,132d,132f,132gからは、ハイレベルがラッチされるので「1」の信号が出力され、他のAND回路132a,132c,132e,132hは「0」の信号が出力される。すると、AND回路133a,135bには共に「1」が入力される。AND回路133b,134a,135a,136bには「0」と「1」とが入力される。AND回路134b,136aには共に「0」が入力される。なお、図2の各AND回路133〜136の近傍に入力信号が「0」であるか「1」であるかを、<>で示している。
【0027】
そして、各入力信号に応じてOR回路137a,137cには「0」と「1」とが入力される。また、OR回路137c,137dには共に「0」が入力される。すると、出力端子A,CからスタートパルスSig_a,Sig_cが1クロック分出力することになる。各スタートパルスSig_a,Sig_cは、それぞれ1段目,1001段目のDフリップフロップ140のD端子に入力される。
【0028】
2段目のDフリップフロップ140では、次にクロックパルスのローレベルからハイレベルへ切り替わる際に、Q端子から「1」を出力し、この信号は、2段目のDフリップフロップのD端子入力される。また、この信号h1は1段目のトランジスタ141のゲートをオンする。すると、メモリ20に蓄積されているノイズ信号が除去された信号が、読み出されてアンプで増幅された後に出力端子15(CH1)から出力される。
【0029】
同様の手順により、クロック信号がローレベルからハイレベルに切り替わるたびに、順々に3段目,4段目,…,1000段目のDフリップフロップ140のD端子に、2段目,3段目,…,999段目のDフリップフロップ140のQ端子から出力される信号が入力される。また、2段目,3段目,…,1000段目のトランジスタ141のゲートが信号h2,h3,…,h1000によってオンされ、メモリ20に蓄積されているノイズ信号が除去された信号が、読み出されてアンプで増幅された後に出力端子15(CH1)から出力される。
【0030】
また、上記動作は、1001段目〜2000段目のDフリップフロップ140でも同様に行われ、メモリ20に蓄積されているノイズ信号が除去された信号が、読み出されてアンプで増幅された後に出力端子15(CH2)から出力される。その後、リセットパルスをハイレベルにして、各Dフリップフロップ140をリセットする。
【0031】
以上説明したように、入力端子HD0,HD1等に入力するディジタル信号のハイレベル/ローレベルの組合せにより、スタートパルスSig_a〜Sig_dを選択的に出力させることが可能となる。よって、テレモードにはスタートパルスSig_a,Sig_cがそれぞれ出力されるようにすることで、(X,Y)=(0,0)、(X,Y)=(0,500)、(X,Y)=(1000,0)、(X,Y)=(1000,500)に配置されている画素から信号が読み出されるようにする。
【0032】
また、ワイドモードの際にはスタートパルスSig_b,Sig_dがそれぞれ出力されるようにすることで、(X,Y)=(500,250)、(X,Y)=(500,500)、(X,Y)=(1000,250)、(X,Y)=(1000,500)に配置されている画素から信号が読み出されるようにする。こうして、テレモードとワイドモードの際とのそれぞれで用いる画角を変更するようにしている。
【0033】
なお、図1に示すような態様でワイドモード範囲16が設定されると、任意の画素行では、たとえば1000段目のDフリップフロップ回路140のQ端子から出力される信号h1000によって1000段目のトランジスタ141がオンされた後には、新たにスタートパルスSig_a又はSig_bが入力されない限り、その画素行の各画素からの画像信号の転送は行われないが、後述するように、たとえば図8に示すような態様でワイドモード範囲16が設定されると、画像信号の転送を終了させる必要がある。
【0034】
画像信号の転送の終了は、クロックパルスの生成又は出力の停止、もしくはラッチパルスをローレベルで維持、あるいはリセットパルスをハイレベルで維持することで実現すればよい。
【0035】
なお、本実施形態では、複数の画素領域10を設けた場合を例に説明したが、1つの画素領域10を設ける場合であっても、画像信号の読み出し開始先の画素と、読み出し終了先の画素とを指示することで容易に、ワイドモード、テレモードの切り替えを行うことができる。
【0036】
(実施形態2)
図5は、本発明の実施形態2に係る水平デコーダ部13の内部構成を示す等価回路図である。なお、図5に示す水平デコーダ部13以外の構成は、図1に示すものと同様としている。
【0037】
ここで、図2に示す水平デコーダ部13では、後述するように、例えば同時にスタートパルスの出力数を4つより多くする場合には、AND回路及びそれに入力するディジタル信号の数を多くする必要があるのに対して、図5に示す水平デコーダ部13は、入力アドレスビットを1組だけに限定し、時分割することによって同時に4つより多数のスタートパルスを出力できるようにしている。
【0038】
図5には、アドレスを指示するハイレベル又はローレベルのディジタル信号が入力される入力端子HD0,HD1と、クロックパルス及びクロックアウトプットイネーブルパルスがそれぞれ入力されるクロックパルス入力端子(CLK)及びクロックアウトプットイネーブルパルス入力端子(CLKOE)と、クロックパルス入力端子及びクロックアウトプットイネーブルパルス入力端子からそれぞれ入力されたパルス信号を相互の積をとるAND回路151と、入力端子HD0,HD1から入力されたディジタル信号の状態をAND回路151の出力に基づいてラッチするフリップフロップ(FF)150と、各フリップフロップ150から出力された信号を反転する各反転回路152と、各反転回路152相互,各フリップフロップ150相互の出力信号の積をとるAND回路153,156と、各反転回路152と各フリップフロップ150との出力信号の積をとるAND回路154,155と、リセットパルス及びアウトプットイネーブル信号をそれぞれ入力するリセットパルス入力端子(RES)及びアウトプットイネーブル入力端子(OE)と、リセットパルス入力端子から入力したリセットパルス及びアウトプットイネーブル入力端子から入力したアウトプットイネーブル信号に基づいてAND回路153〜156の出力を入出力するメモリ部157とを示している。
【0039】
図6は、図5のメモリ部157の内部構成を示す等価回路図である。図6には、Sig<00>〜Sig<11>に従ってオン/オフが制御されるトランジスタTr1と、トランジスタTr1の出力を一時的に蓄積する容量Cと、リセットパルスに従ってオン/オフが制御されるトランジスタTr2と、アウトプットイネーブルパルスに従ってオン/オフが制御されるトランジスタTr3とを示している。
【0040】
図7は、図5,図6の動作を示すタイミング図である。なお、図7には、実際上の図5,図6の動作でなく、図6の出力端子A〜Dから、スタートパルスSig_a〜Sig_dを全て出力する場合の動作を示している。
【0041】
まず、HD0,HD1入力端子からそれぞれローレベルのディジタル信号が入力されており、クロックパルス(CLK)がハイレベル/ローレベルを繰り返しているときに、リセットパルスがローレベル、クロックアウトプットイネーブルパルスがハイレベルにそれぞれ切り替わると、クロックパルスがハイレベルになる度に、各フリップフロップ150のクロック端子にハイレベルの信号が入力される。
【0042】
すると、各フリップフロップ150からは、ローレベルの状態がラッチされるので、「0」の信号が出力される。各フリップフロップ150から出力された信号は、そのままの状態でAND回路154〜156の少なくとも一端から入力される。また、各フリップフロップ150のから出力された信号は、反転回路152で状態が反転されてAND回路153〜155の少なくとも一端から入力される。
【0043】
このとき、AND回路153だけは、ともに「1」の信号が入力される。すると、AND回路163からは、Sig<00>が出力される。そして、トランジスタTr1のゲートにSig<00>が入力されることによってトランジスタTr1がオンされるときに、リセットパルス及びアウトプットイネーブル信号をそれぞれローレベルに維持することによって、トランジスタTr2,Tr3をオフしてコンデンサCに信号電荷を蓄積する。
【0044】
それから、次のクロックパルスがハイレベルになる前に、HD0入力端子から入力するディジタル信号をハイレベルに切り替える。すると、上記と同様の手順によりAND回路153には「0,1」の信号が入力されるようになると同時に、AND回路154には、「1,1」の信号が入力されるようになる。よって、AND回路153からSig<00>が停止されるようになり、AND回路154からSig<01>が出力されるようになる。
同様に、HD0とHD1のハイレベル/ローレベルの各切り替えを制御することによって、順にSig<10>、Sig<11>が出力されるようになり、各コンデンサCには信号電荷が蓄積される。なお、リセットパルス及びアウトプットイネーブル信号は、Sig<00>〜Sig<11>が出力されている間は、ローレベルを維持している。
【0045】
つづいて、Sig<00>〜Sig<11>がいずれも出力されていない状態、すなわちトランジスタTr1をオフにした状態で、アウトプットイネーブル信号をハイレベルにすることによってトランジスタTr3をオンすると、出力端子A〜DからスタートパルスSig_a〜Sig_dが出力することになる。
【0046】
その後、コンデンサCをリセットするために、アウトプットイネーブル信号をローレベルにしてトランジスタTr3をオフすると同時に、リセットパルスをハイレベルにすることでトランジスタTr2をオンする。こうして、コンデンサCをリセットして、読み出しきれない電荷による誤動作を防止している。
【0047】
以上説明したように、入力端子HD0,HD1に入力する信号の「0」,「1」の組合せにより、Sig<00>〜Sig<11>を選択的に出力させることが可能となり、したがって、スタートパルスSig_a〜Sig_dも選択的に出力させることが可能となる。
【0048】
(実施形態3)
図8は、本発明の実施形態3に係る画素領域10付近の模式図である。図8に示すように、本実施形態では、各画像領域16にたとえばカラーフィルターをベイヤー状に配列しており、さらに4眼レンズを設けることによって、いわゆる複眼式の撮像装置を構成している。
【0049】
複眼式の撮像装置は、各画素領域10の同行同列に配置されている画素では、理論上被写体の同じ箇所からの光に基づく画像信号が生成されるので、ワイドモード範囲16を各画像領域10内の同行同列の画素を含む範囲としている。なお、画像信号の読み出し開始先の画素と、読み出しの終了先の画素との指示は、実施形態1等と同様に行うようにすればよい。
【0050】
(実施形態4)
図9は、本発明の実施形態4の撮像システムの模式的な構成を示すブロック図である。図9には、実施形態1〜3で説明したいずれかの撮像装置1001と、撮像装置1001に被写体からの光を集める光学レンズ1000と、撮像装置1001の水平デコーダ部13や水平シフトレジスタ11等に入力するラッチパルスやクロックパルス等を生成するタイミングジェネレータ(TG:Timing Generator)1002と、撮像装置1001から読み出された画像信号を増幅する自動利得制御手段(AGC:Auto Gain Control)1003と、自動利得制御手段1005によって増幅された画像信号をアナログ−ディジタル変換するA/D変換器(ADC:Analog Digital Converter)1005と、A/D変換器1005によって変換された画像信号にシェーディングなど各種の補正を行ったりデータを時系列的に圧縮するカメラDSP(Digital Signal Processor)1006と、カメラDSP1006で処理されたデータを記憶する半導体メモリなどの着脱可能な記憶媒体1011と、カメラDSP1006で処理されたデータを画像のフレームで保存することができる記憶保持動作が必要な随時書き込み読み出しメモリ(DRAM:Dynamic Random Access Memory)1008と、カメラDSP1006で処理されたデータを表示するモニター1010と、撮像した画像を確認するためにエレクトロ・ビューファインダー(EVF)1009と、主としてワイドモード時に画素数を補うためのスプライン補間などを行うズーム処理手段1007と、ユーザのズーム変更に応じて各部を制御する制御信号を生成するシステム制御手段1004とを示している。
【0051】
つづいて、図9の動作について説明する。まず、メイン電源がオンされ、つぎにコントロール系の電源がオンし、さらに、A/D変換器1003などの撮像系回路の電源がオンされる。それから、露光量を制御するために、システム制御手段1004は絞りを開放にし、固体撮像装置1001のセンサーから出力された信号は、自動利得制御手段1003をスルーして、A/D変換器1004へ出力される。
【0052】
A/D変換器1003は、その信号をA/D変換して、カメラDSP1006に出力する。カメラDSP1006は、そのデータを基に露出の演算を行う。この測光を行った結果により明るさを判断し、その結果に応じてシステム制御手段1004は絞りを制御する。
【0053】
つぎに、固体撮像装置1001のセンサーから出力された信号をもとに、高周波成分を取り出し被写体までの距離の演算をシステム制御手段1004で行う。その後、レンズ1000を駆動して合焦か否かを判断し、合焦していないと判断したときは、再びレンズ1000を駆動し測距を行う。
【0054】
そして、合焦が確認された後に本露光が始まる。露光が終了すると、固体撮像装置1001のセンサーから出力された画像信号は、自動利得制御手段1003で増幅され、さらにA/D変換器1006でA/D変換され、カメラDSP1006によりモニター1010に表示されたり、DRAM1008に記憶されたりする。
【0055】
なお、実際には、撮像装置1001のセンサーからはCh1領域からCh4領域のそれぞれからパラレルに画像信号が出力されており、それぞれ増幅、A/D変換が行われた後にたとえばカメラDSP1006内で多重化される。ちなみに、各領域からそれぞれ出力された画像信号は、撮像装置1001のセンサーより出力されてから、増幅されるまでに時分割多重して4倍の速度の周波数でラッチすればそれぞれカメラDSP1006へ出力することができる。
【0056】
また、モニター1010に表示された画像は、直接コンピュータ等に入力して加工を行えるようにしてもよい。
【0057】
その後、DRAM1008に蓄積されたデータは、たとえばエレクトロ・ビューファインダー1009などに表示される。そして、ユーザよってエレクトロ・ビューファインダー1009に表示された画像の出来具合が確認され、その画像を保存するのであれば、システム制御手段1004の制御により半導体メモリ等の記録媒体1011に記録される。
【0058】
ちなみに、処理された画像信号の記録媒体1011への書きこみ速度の制限がなければ、DRAM1008への記憶と並行して記録媒体1011に記録してもよい。
【0059】
つづいて、たとえばユーザからワイドモードへの切り替えの指示が入力されるシステム制御手段1004は、モード切り替えのための制御信号を生成して、レンズ1000,タイミングジェネレータ1002,自動利得制御手段1003,ズーム処理手段1007を、生成した制御信号に基づいて制御する。
【0060】
具体的には、レンズ1000を合焦のために絞り、タイミングジェネレータ1002に、実施形態1,2で説明したHD端子に供給するディジタル信号のハイ/ローを切り替えるように指示したり、ズーム処理手段1007に、スプライン補間などを行うように指示する。
【0061】
なお、他の動作は、ワイドモードに切り替える前、すなわち、テレモードの動作と同様である。
【0062】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によると、供給手段は、各画素のうち少なくとも2以上の画素を画像信号の転送開始先として選択できるように構成されており、画像のズーム変更に応じて転送開始先の画素を指定して指示信号を転送手段に供給するので、ズームの変更に応じて必要な画角内の画素だけから画像信号を転送することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1の撮像装置の模式的な構成を示す平面図である。
【図2】図1の水平デコーダ部13の内部構成を示す等価回路図である。
【図3】図1の水平シフトレジスタ部11の内部構成を示す等価回路図である。
【図4】図2,図3の動作を示すタイミング図である。
【図5】本発明の実施形態2に係る水平デコーダ部13の内部構成を示す等価回路図である。
【図6】図5のメモリ部157の内部構成を示す等価回路図である。
【図7】図5,図6の動作を示すタイミング図である。
【図8】本発明の実施形態3に係る画素領域10付近の模式図である。
【図9】本発明の実施形態4の撮像システムの模式的な構成を示すブロック図である。
【図10】従来の撮像装置の模式的な構成を示す平面図である。
【符号の説明】
10 画素領域
11 水平シフトレジスタ部
12 垂直シフトレジスタ部
13 水平デコーダ部
14 垂直デコーダ部
15 出力端子
16 ワイドモード範囲
1000 光学レンズ
1001 撮像装置
1002 タイミングジェネレータ
1003 自動利得制御手段
1004 システム制御手段
1005 A/D変換器
1006 カメラDSP
1007 ズーム処理手段
1008 DRAM
1009 EVF
1010 モニター
1011 記録媒体

Claims (4)

  1. それぞれ画素が2次元状に配列され、各画素領域の同行同列に配列された画素により被写体の同じ箇所からの光に基づく画像信号を生成する複数の画素領域と、
    前記画素によって生成された前記画像信号を順次転送する転送手段と、
    前記転送手段に対して前記画像信号の転送の開始を指示する指示信号を供給する供給手段とを備え、
    前記供給手段は、各画素領域において前記各画素のうち少なくとも2以上の画素を前記画像信号の転送開始先として選択できるように構成され、前記画像信号の転送開始先として各画素領域にて選択される画素は、画素領域間では前記被写体の同じ箇所に対応するものであって、前記供給手段は、画像のズーム変更に応じて前記転送開始先の画素を指定して前記指示信号を供給し、各画素領域からの前記画像信号は画素領域毎に異なる出力端子から出力されることを特徴とする撮像装置。
  2. 前記供給手段は、さらに、各画素領域において前記各画素のいずれかを前記画像信号の転送終了先として選択できるように構成され、前記画像信号の転送終了先として各画素領域にて選択される画素は、画素領域間では前記被写体の同じ箇所に対応するものであることを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  3. 前記供給手段は、デコーダであることを特徴とする請求項1又は2記載の撮像装置。
  4. 請求項1から3のいずれか1項記載の撮像装置と、前記各画素に被写体からの光を集める光学系と、前記撮像装置から転送された前記画像信号を処理する処理回路とを備えることを特徴とする撮像システム。
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