JP4519100B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、遊技盤の前面にセンターケースを備え、該センターケースの後方に表示装置を配置したパチンコ遊技機等の遊技機に関する。
従来の遊技機、例えばパチンコ遊技機においては、遊技盤に区画形成された遊技領域(遊技部)に、開口部が開設された枠体構造のセンターケースを配置し、該センターケースの後方に変動表示ゲーム等が表示される映像表示装置(表示装置)を開口部から前方へ臨ませた状態で配置している(例えば、特許文献1参照)。
特開平5−329256号公報
ところで、近年では、変動表示ゲームに対する興趣を高めるために、パチンコ遊技機に大型の映像表示面を備えた表示装置を備える傾向にある。そして、映像表示面の大型化が進むに連れて、センターケースの開口部や表示装置の配置スペースを拡大して確保する必要があり、このことから、遊技領域のうち遊技球が流下する領域が狭くなってしまう。この結果、遊技者に流下する遊技球の挙動を見せ難くなり、却って遊技の興趣を高め難い。
そこで、本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、映像表示器により迫力のある遊技演出を行うことができるとともに、流下する遊技球の挙動を十分に見せることができ、遊技の興趣の向上を図ることができる遊技機を提供しようとするものである。
本発明は、上記目的を達成するために提案されたものであり、請求項1に記載のものは、遊技盤の前面に、開口部が開設されたセンターケースを備え、該センターケースの後方に表示装置を配置した遊技機において、
前記表示装置は、
前記遊技盤に当該表示装置を取り付けるための取付ベースと、
該取付ベースの後側に配置され、前面に遊技演出映像を表示可能な映像表示面を形成した映像表示器と、
該映像表示器の上部を取付ベースの上部へ係合して、映像表示器を該映像表示器の下部が前方のセンターケース側へ回動可能な状態で吊り下げる吊下げ機構と、
前記映像表示器を位置決めする位置決め機構と、を備え、
前記表示装置の後方には、少なくとも映像表示器の下部を覆うカバー部材を備え、
前記取付ベースは、センターケースの開口部に連通する開口窓部をセンターケースよりも後方に開設し、該開口窓部の下縁部を前方のセンターケース寄りに配置するとともに、開口窓部の上縁部を下縁部よりも後方へ配置し、
記吊下げ機構は、
取付ベースのうち開口窓部の上縁部よりも後方に設けられた係合受部と、
映像表示器の上部に設けられ、係合受部に係合可能な係合部と、から構成され、
前記位置決め機構は、
前記カバー部材と前記映像表示器との間に設けられ、
前記映像表示器の後面に開設され、カバー部材の上端部に対向する位置決め孔と、
前記カバー部材の上端部のうち位置決め孔に対向する箇所から突設された位置決め突起と、を備え、
該位置決め突起の先端寄りには、映像表示器の後面のうち位置決め孔の周辺部に当接可能な当接片を上方へ突設し、
前記遊技盤に取付ベースを取り付けた状態で係合部を係合受部へ係合し、この係合状態で映像表示器の下部を前方のセンターケース側へ回動させるとともに、カバー部材により映像表示器の下部を覆うと、
前記位置決め突起が前記位置決め孔に嵌合して位置決めされるとともに前記当接片が映像表示器の後面に後方から当接し、
前記映像表示器が前方のセンターケース側へ下り傾斜した姿勢で維持して取付ベースへ取り付けられて前記映像表示面を開口窓部へ臨ませるように構成したことを特徴とする遊技機である。
本発明によれば、以下のような優れた効果を奏する。
すなわち、表示装置は、遊技盤に当該表示装置を取り付けるための取付ベースと、該取付ベースの後側に配置され、前面に遊技演出映像を表示可能な映像表示面を形成した映像表示器と、該映像表示器の上部を取付ベースの上部へ係合して、映像表示器を該映像表示器の下部が前方のセンターケース側へ回動可能な状態で吊り下げる吊下げ機構と、映像表示器を位置決めする位置決め機構と、を備え、表示装置の後方には、少なくとも映像表示器の下部を覆うカバー部材を備え、取付ベースは、センターケースの開口部に連通する開口窓部をセンターケースよりも後方に開設し、該開口窓部の下縁部を前方のセンターケース寄りに配置するとともに、開口窓部の上縁部を下縁部よりも後方へ配置し、吊下げ機構は、取付ベースのうち開口窓部の上縁部よりも後方に設けられた係合受部と、映像表示器の上部に設けられ、係合受部に係合可能な係合部と、から構成され、位置決め機構は、カバー部材と映像表示器との間に設けられ、映像表示器の後面に開設され、カバー部材の上端部に対向する位置決め孔と、カバー部材の上端部のうち位置決め孔に対向する箇所から突設された位置決め突起と、を備え、該位置決め突起の先端寄りには、映像表示器の後面のうち位置決め孔の周辺部に当接可能な当接片を上方へ突設し、遊技盤に取付ベースを取り付けた状態で係合部を係合受部へ係合し、この係合状態で映像表示器の下部を前方のセンターケース側へ回動させるとともに、カバー部材により映像表示器の下部を覆うと、位置決め突起が位置決め孔に嵌合して位置決めされるとともに当接片が映像表示器の後面に後方から当接し、映像表示器前方のセンターケース側へ下り傾斜した姿勢で維持して取付ベースへ取り付けられて映像表示面を開口窓部へ臨ませるように構成したので、映像表示器に大型化した映像表示面を備えたとしても、映像表示器の設置スペースの縦幅およびセンターケースの縦幅を映像表示面の大きさの割には狭く抑えることができる。したがって、遊技盤にセンターケース以外の構成要素、例えば入賞具等の役物を配置するための領域や遊技球が流下可能な領域を十分に確保することができる。このことから、映像表示器により迫力のある遊技演出を行うことができるとともに、流下する遊技球の挙動を十分に見せることができ、遊技の興趣の向上を図ることができる。また、遊技者は、映像表示面に表示される映像を上から見下ろすことができ、首に負担を掛けずに楽な姿勢で遊技を行い易い。したがって、遊技の興趣が低減することを抑えることができる。また、カバー部材を取り付ける動作により映像表示面の傾斜姿勢を簡単に維持することができ、遊技盤の製造効率および遊技機の製造効率を向上させることができる。
以下、代表的な遊技機であるパチンコ遊技機を例に挙げて本発明の実施の最良の形態を図面に基づき説明する。図1はパチンコ遊技機の遊技盤の正面図、図2は遊技盤を後方から見た斜視図である。
パチンコ遊技機の遊技盤1は、図1に示すように、矩形状の遊技盤本体2を備え、該遊技盤本体2の前面にガイドレール3やサイドケース4等の区画部材を止着して遊技領域5を区画形成し、該遊技領域5内の略中央にセンターケース6を配設している。また、センターケース6の下方には、遊技球が入賞可能な始動入賞口8を備え、始動入賞口8の左右両側方には、遊技球が入賞可能な一般入賞口9と、発光により各種の装飾表示を行うサイドチャッカー10とを配置している。さらに、始動入賞口8の下方には、大入賞口11を配置し、該大入賞口11の下方であって遊技領域5の下縁部には、入賞せずに流下した遊技球を回収するアウト口12を設け、始動入賞口8、大入賞口11やセンターケース6等の取付部分を除いた遊技領域5内に障害釘(図示せず)を植設したり、あるいは、遊技球の流下方向を変える風車(図示せず)を配置したりしている。
センターケース6は、大きな開口部15が開設された枠体構造の部材であり、当該センターケース6の上部には、左右全幅に亘って庇状の鎧部16を前方へ突設し、該鎧部16の左右両端部から縦長な側辺部17を前方へ突出した状態で下方へ延設し、左右の側辺部17の下端同士を接続する状態で底部18を配置している。そして、底部18の上面には横長な球転動部19を形成し、右側の側辺部17には縦長な装飾ユニット20を設け、左側の側辺部17には遊技球が流下可能な球導出路(ワープ流路)21を設けている。さらに、鎧部16の下方には、大型の装飾部材22を配置している。
また、遊技盤本体2の裏面側のうちセンターケース6の後方には、図2〜図5に示すように、遊技の進行に伴って遊技演出映像を表示可能な表示装置24を配置し、該表示装置24の下方には球寄せベース25を配置し、始動入賞口8、一般入賞口9や大入賞口11に入賞した遊技球を回収して遊技盤1の下方に配置された球排出路(図示せず)へ流下するように構成されている。さらに、球寄せベース25の後側には、表示装置24の一部(表示装置24の下部)および球寄せベース25を後方から覆う横長なカバー部材26を軸着し、該カバー部材26の後面側には、パチンコ遊技機における遊技進行を統括的に制御する遊技制御装置27を配置している。
なお、カバー部材26は、その一側(図4中、左側)にカバー軸受部28を備えるとともに、他側(図4中、右側)にカバー止着部29を備えている。そして、カバー軸受部28を球寄せベース25の一側(右側)に設けられた回動軸部30に回動自在な状態で軸着して前後方向へ回動可能とし、球寄せベース25の後方および表示装置24の下部の後方を覆う被覆状態(図2および図3参照)と、球寄せベース25の後方および表示装置24の下部の後方から外れて球寄せベース25および表示装置24の下部を後方へ露出させる開放状態(図5参照)とに変換できるように構成されている。さらに、被覆状態でカバー止着部29の前端部を球寄せベース25の他側(左側)に設けられた止着受部31に嵌脱自在な状態で止着して、カバー部材26の被覆状態を維持できるように構成されている。
次に、表示装置24について説明する。
表示装置24は、図3および図4に示すように、遊技盤1(具体的には遊技盤本体2)の裏面側に当該表示装置24を取り付けるための取付ベース34と、該取付ベース34の後側に配置された映像表示器35と、取付ベース34の上部に映像表示器35を吊り下げ可能な複数(本実施形態では2つ)の吊下げ機構36と、取付ベース34の下部(すなわち映像表示器35を挟んで吊下げ機構36とは反対側)に映像表示器35の下部を係止する複数(本実施形態では4つ)の係止機構37(図7参照)とを備えて構成されている。
取付ベース34は、図3〜図5に示すように、横長な棚状のベース上辺部40と、該ベース上辺部40の左右両端部から下方へ延設された縦長なベース側辺部41と、左右のベース側辺部41の下端部の前縁同士を接続する状態で配置された横長なベース下辺部42とを備えて矩形状の枠体を形成している。そして、左右両側のベース側辺部41の内側面から取付ベース34の中央側へ向けて平板状の鍔部43を前方へ下り傾斜した状態で延設し、鍔部43の上端をベース上辺部40の後寄りに接続するとともに、鍔部43の下端をベース下辺部42の側部へ接続し、ベース上辺部40、左右両側の鍔部43およびベース下辺部42に囲まれる状態で大きな矩形状の開口窓部44を開設している。また、開口窓部44をセンターケース6よりも後方に配置して、センターケース6の開口部15に後方から連通するように構成している。さらに、開口窓部44の下縁部を前方のセンターケース6寄りに配置するとともに、開口窓部44の上縁部を下縁部よりも後方、具体的には、取付ベース34(表示装置24)の後部寄りの位置に配置して、開口窓部44の全体を前方へ下り傾斜した状態に設定している。
映像表示器35は、遊技演出映像を表示するユニットであり、開口窓部44の横幅(すなわち左右両側の鍔部43の間隔)よりも広く、左右のベース側辺部41の間隔よりも狭い横幅に設定され、取付ベース34の内側に前方のセンターケース6側へ下り傾斜した状態で装着されている。また、矩形状の表示ケース47内に液晶パネル等の表示部48を収納し、該表示部48を表示ケース47の前側部に形成されたケース窓部49から前方へ臨ませて、当該映像表示器35の前面に遊技演出映像を表示可能な映像表示面50を形成している。さらに、表示ケース47の上部には、横長な突出部51を上方へ向けて突設し、該突出部51に後述する吊下げ機構36の一部を備えている。なお、映像表示器35の取付ベース34への取り付け手順については、後で詳細に説明する。
吊下げ機構36は、図6に示すように、取付ベース34の上部に配置されて開口窓部44の上縁部よりも後方に設けられた係合受部54と、映像表示器35の上部に配置され、係合受部54に係合可能な係合部55とから構成されている。係合受部54は、開口窓部44の上方に位置するベース上辺部40の後部に配置されたフック形状の部材である。そして、ベース上辺部40の後面から係合受基部57を後方へ向けて延設し、該係合受基部57のベース上辺部40寄りの上面からスペーサ58を上方へ向けて突設するとともに、係合受基部57の先端部(後端部)の左右両隅部分から係合爪部59を上方へ向けて突設し、該係合爪部59とスペーサ58との間に係合部55を上方から遊嵌(係合)するように構成されている。なお、スペーサ58は、係合爪部59との間に係合部55を保持する機能とともに、係合部55をベース上辺部40から離して干渉しない状態に維持する機能をも備えている。
また、係合部55は、表示ケース47の突出部51の左右両側部に切欠部61を前後に貫通する状態で形成し、該切欠部61の内部に横長な丸棒形状の吊下げ軸62を配置して構成されている。そして、切欠部61と吊下げ軸62との間に区画された空間部を係合受部54が挿通可能な挿通口63とし、該挿通口63を係合受部54の先端部分が十分に通過可能な程度の大きさに設定している。具体的には、挿通口63の横幅を係合受基部57の先端部の横幅よりも広く設定し、挿通口63の縦幅を係合爪部59の縦幅よりも広く設定している。
係止機構37は、図7に示すように、取付ベース34のベース下辺部42の後面側から後方へ突設して開口窓部44の下縁部よりも下方に設けられた係止ボス65と、映像表示器35の下部(詳しくは表示ケース47の下部)から下方へ突設された係止片66とから構成されている。そして、図7(b)に示すように、係止片66の前面を後方へ凹ませて嵌合部67を形成し、該嵌合部67に係止ボス65の先端を嵌合可能とし、係止片66の後面には嵌合部67に連通する係止孔68を開設している。
さらに、表示装置24は、吊下げ機構36の近傍、具体的には左右両側の吊下げ機構36の間に、取付ベース34と映像表示器35とを止着する止着部70を備えている。止着部70は、図4および図7(a)に示すように、表示ケース47の突出部51のうち左右の係合受部54の間に形成された止着孔71と、ベース上辺部40の後面のうち左右の係合部55の間に後方へ突設された止着ボス72とから構成されている。
このような構成を備えた表示装置24において、取付ベース34に映像表示器35を取り付けるには、まず、カバー部材26を開放状態とし、映像表示面50を前方へ向けた状態で映像表示器35を取付ベース34の後方から近づける。そして、係合部55の挿通口63に係合受部54の先端部(後端部)を挿通し、吊下げ軸62が係合爪部59とスペーサ58との間の上方に到達したならば、この状態で映像表示器35を下方へ移動し、該係合爪部59とスペーサ58との間に係合部55を遊嵌して、係合受部54と係合部55とを係合する。すると、映像表示器35は、取付ベース34の後部に吊り下げられた姿勢となる(図5参照)。
係合受部54と係合部55とを係合して映像表示器35を吊り下げたならば、この状態で吊下げ軸62を回動中心にして映像表示器35の下部を前方(詳しくは前方のセンターケース6側)へ回動し、映像表示器35の側部の前縁部分を鍔部43へ後方から当接するとともに、係止片66の嵌合部67に係止ボス65を嵌合して、映像表示器35を前方(詳しくは前方のセンターケース6側)へ下り傾斜した姿勢に設定する。すると、取付ベース34の開口窓部44に映像表示面50を前方へ下り傾斜した姿勢で臨ませた状態となる。このとき、映像表示器35を吊下げ機構36で吊り下げていたので、映像表示器35の下部を開口窓部44側へ片手で押し付けるだけで、映像表示面50を前方へ下り傾斜した姿勢に設定することができる。したがって、映像表示器35の組み付け準備を簡単に行うことができ、遊技盤1の製造効率、ひいてはパチンコ遊技機の製造効率の向上を図ることができる。
映像表示器35を下り傾斜した姿勢に設定したならば、係止片66の係止孔68にビス等の止着具(図示せず)を通して係止ボス65に止着し、さらに、止着部70の止着孔71にビス等の止着具(図示せず)を通して止着ボス72に止着して、映像表示器35を下り傾斜姿勢で取付ベース34に装着する。そして、カバー部材26を前方へ回動して被覆状態に変換し、この状態で止着受部31にカバー止着部29を止着してカバー部材26の被覆状態を維持し、カバー部材26により球寄せベース25および表示装置24の下部(詳しくは係止機構37)を後方からカバーする。
このようにして装着された映像表示器35は、取付ベース34の開口窓部44およびセンターケース6の開口部15に映像表示面50を前方へ下り傾斜した姿勢で臨ませる。したがって、映像表示器35に大型化した映像表示面50を備えたとしても、映像表示器35の設置スペースの縦幅およびセンターケース6の縦幅を映像表示面50の大きさの割には狭く抑えることができる。この結果、遊技盤1(具体的には、遊技領域5のうちセンターケース6の上方あるいは下方)にセンターケース6以外の構成要素、例えば入賞口8,9,11等の役物を配置するための領域や遊技球が流下可能な領域を十分に確保することができる。このことから、映像表示器35により迫力のある遊技演出を行うことができるとともに、流下する遊技球の挙動を十分に見せることができ、遊技の興趣の向上を図ることができる。また、遊技者は、映像表示面50に表示される映像を上から見下ろすことができ、首に負担を掛けずに楽な姿勢で遊技を行い易い。したがって、遊技の興趣が低減することを抑えることができる。
また、映像表示器35のうち吊下げ機構36の近傍を止着部70により取付ベース34へ止着したので、吊下げ機構36を介して取付ベース34に映像表示器35を組み付けたとしても、映像表示器35の上部をガタつくことなく開口窓部44の上方に配置することができ、取付ベース34に映像表示器35を安定して組み付けることができる。
そして、メンテナンス等を行う場合に映像表示器35を取り外すには、まず、カバー止着部29の止着状態を解除してカバー部材26を開放状態に変換し、係止機構37および球寄せベース25を後方へ露出する。そして、係止機構37および止着部70から止着具を外す。すると、映像表示器35がその自重により吊下げ軸62を中心に回動して、映像表示器35の下端部を後方へ移動して吊下げ状態になる(図5参照)。したがって、止着具を外す際に、落下防止のために映像表示器35を手で押える必要がなく、取り外し作業の負担を軽減することができる。そして、映像表示器35を持ち上げて吊下げ機構36の係合状態を解除し、係合受部54から係合部55を外せば、映像表示器35を簡単に取り外すことができる。
ところで、上記実施形態では、映像表示器35の下部を係止機構37により取付ベース34へ係止して映像表示器35の傾斜姿勢を維持するように構成したが、本発明はこれに限定されず、カバー部材26を利用して映像表示器35の傾斜姿勢を維持するように構成してもよい。例えば、図8および図9に示す第2実施形態では、カバー部材26と映像表示器35との間に、映像表示器35を位置決めする位置決め機構74を備え、この位置決め機構74を用いて映像表示器35の傾斜姿勢を維持するように構成されている。具体的に説明すると、位置決め機構74は、映像表示器35の表示ケース47(言い換えると映像表示器35の後面)のうち、カバー部材26の上端部に対向する部分に開設された位置決め孔75と、カバー部材26の上端部(詳しくはカバー部材26の上端部のうち位置決め孔75に対向する箇所)から前方へ向けて突設された位置決め突起76とから構成されている。また、位置決め突起76の先端寄りには、表示ケース47(映像表示器35の後面)のうち位置決め孔75の周辺部に当接可能な当接片77を上方へ突設し、該当接片77を映像表示器35の傾斜姿勢に合わせて前方へ下り傾斜した状態に設定している。
このような構成の位置決め機構74を備えて、取付ベース34に映像表示器35を取り付けるには、カバー部材26を開放状態とし、映像表示面50を前方へ向けた状態で映像表示器35を取付ベース34の後方から近づけ、係合受部54と係合部55とを係合し、映像表示器35を取付ベース34の後部に吊り下げる。映像表示器35を吊り下げたならば、この状態で吊下げ軸62を回動中心にして映像表示器35の下部を前方へ回動し、映像表示器35の側部の前縁部分を鍔部43へ後方から当接するとともに、係止片66の嵌合部67に係止ボス65を嵌合して、映像表示器35を前方へ下り傾斜した姿勢に設定し、取付ベース34の開口窓部44に映像表示面50を前方へ下り傾斜した姿勢で臨ませた状態に設定する。映像表示器35を下り傾斜した姿勢に設定したならば、映像表示器35を手で押える等してこの傾斜姿勢を維持し、この状態でカバー部材26を前方へ回動して被覆状態に変換する。すると、カバー部材26の位置決め突起76が映像表示器35の位置決め孔75に嵌合するとともに、当接片77が傾斜状態の映像表示器35に後方から当接して、映像表示器35が後方へ回動することを阻止する。このようにして位置決め機構74により映像表示器35の位置を決めることができる。さらに、位置決めされた映像表示器35の映像表示面50を前方へ下り傾斜した姿勢に維持することができる。したがって、カバー部材26を取り付ける動作により映像表示面50の姿勢を簡単に維持することができ、遊技盤1の製造効率およびパチンコ遊技機の製造効率をさらに向上させることができる。
なお、映像表示器35を吊下げ状態にしたまま、カバー部材26を閉じる方向(前方)に回動すれば、映像表示器35の後部に位置決め突起76の先端を押圧し、この押圧力により映像表示器35を前方へ下り傾斜した姿勢へ変換することができる。さらに、カバー部材26を回動して被覆状態へ変換すれば、カバー部材26の位置決め突起76が映像表示器35の位置決め孔75に嵌合するとともに、当接片77が傾斜状態の映像表示器35に後方から当接して、位置決め機構74により映像表示器35の位置を決めることができる。したがって、映像表示器35を手で押して傾斜状態に変換する手間を省くことができ、映像表示器35の装着作業を迅速に行うことができる。
ところで、上記実施形態では、吊下げ機構36の係合受部54を取付ベース34に設け、係合部55を映像表示器35に設けたが、本発明はこれに限定されない。要は、取付ベース34の開口窓部44の上方に、映像表示器35の上部を係合して映像表示器35を吊り下げ可能とする構成を備えれば、どのような吊下げ機構36を備えてもよく、例えば、取付ベース34に回動軸を備えた係合部を設け、映像表示器35に係合部を係合可能な係合受部を設けてもよい。また、吊下げ機構36の設置数は2つに限定されず、映像表示器35を十分に吊り下げることができれば、1つでもよいし、3つ以上でもよい。
さらに、上記実施形態では、止着部70の止着孔71を取付ベース34に開設し、止着ボス72を映像表示器35に設けたが、本発明はこれに限定されず、映像表示器35のうち吊下げ機構36の近傍を取付ベース34へ止着できれば、どのような構成の止着部を備えてもよい。また、係止機構37を係止ボス65と該係止ボス65を嵌合可能な係止片66とで構成したが、本発明はこれに限定されず、映像表示器35の下部を取付ベース34へ係止できれば、どのような構成の係止機構を備えてもよい。
そして、カバー部材26は、少なくとも映像表示器35の下部を覆うことができれば、どのようなサイズであってもよい。例えば、映像表示器35の全体を後方から覆うことができるものでもよい。
また、上記実施形態では、代表的な遊技機であるパチンコ遊技機を例にして説明したが、本発明はこれに限らず、遊技盤の前面に開口部が開設されたセンターケースを備え、該センターケースの後方に表示装置を配置した遊技機であればどのような遊技機でもよい。例えば、内部に封入した遊技球を循環させる封入球式パチンコ機、アレンジボール式遊技機、雀球式遊技機等の遊技機であってもよい。
なお、前記した実施の形態は全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明は、上記した説明に限らず特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれるものである。
遊技盤の正面図である。 遊技盤の後方から見た斜視図である。 遊技盤の断面図である。 遊技盤の後方から見た分解斜視図である。 カバー部材を開放状態にした遊技盤の断面図である。 (a)は吊下げ機構の拡大斜視図、(b)は分解斜視図である。 (a)は表示装置の背面図、(b)は係止機構の断面図である。 (a)は第2実施形態の遊技盤の断面図、(b)は位置決め機構の拡大断面図である。 (a)はカバー部材を開放状態にした第2実施形態の遊技盤の斜視図、(b)は位置決め突起の拡大斜視図である。
符号の説明
1 遊技盤
6 センターケース
15 開口部
24 表示装置
25 球寄せベース
26 カバー部材
34 取付ベース
35 映像表示器
36 吊下げ機構
37 係止機構
40 ベース上辺部
41 ベース側辺部
42 ベース下辺部
43 鍔部
44 開口窓部
47 表示ケース
48 表示部
49 ケース窓部
50 映像表示面
51 突出部
54 係合受部
55 係合部
57 係合受基部
58 スペーサ
59 係合爪部
61 切欠部
62 吊下げ軸
63 挿通口
65 係止ボス
66 係止片
70 止着部
71 止着孔
72 止着ボス
74 位置決め機構
75 位置決め孔
76 位置決め突起
77 当接片

Claims (1)

  1. 遊技盤の前面に、開口部が開設されたセンターケースを備え、該センターケースの後方に表示装置を配置した遊技機において、
    前記表示装置は、
    前記遊技盤に当該表示装置を取り付けるための取付ベースと、
    該取付ベースの後側に配置され、前面に遊技演出映像を表示可能な映像表示面を形成した映像表示器と、
    該映像表示器の上部を取付ベースの上部へ係合して、映像表示器を該映像表示器の下部が前方のセンターケース側へ回動可能な状態で吊り下げる吊下げ機構と、
    前記映像表示器を位置決めする位置決め機構と、を備え、
    前記表示装置の後方には、少なくとも映像表示器の下部を覆うカバー部材を備え、
    前記取付ベースは、センターケースの開口部に連通する開口窓部をセンターケースよりも後方に開設し、該開口窓部の下縁部を前方のセンターケース寄りに配置するとともに、開口窓部の上縁部を下縁部よりも後方へ配置し、
    記吊下げ機構は、
    取付ベースのうち開口窓部の上縁部よりも後方に設けられた係合受部と、
    映像表示器の上部に設けられ、係合受部に係合可能な係合部と、から構成され、
    前記位置決め機構は、
    前記カバー部材と前記映像表示器との間に設けられ、
    前記映像表示器の後面に開設され、カバー部材の上端部に対向する位置決め孔と、
    前記カバー部材の上端部のうち位置決め孔に対向する箇所から突設された位置決め突起と、を備え、
    該位置決め突起の先端寄りには、映像表示器の後面のうち位置決め孔の周辺部に当接可能な当接片を上方へ突設し、
    前記遊技盤に取付ベースを取り付けた状態で係合部を係合受部へ係合し、この係合状態で映像表示器の下部を前方のセンターケース側へ回動させるとともに、カバー部材により映像表示器の下部を覆うと、
    前記位置決め突起が前記位置決め孔に嵌合して位置決めされるとともに前記当接片が映像表示器の後面に後方から当接し、
    前記映像表示器が前方のセンターケース側へ下り傾斜した姿勢で維持して取付ベースへ取り付けられて前記映像表示面を開口窓部へ臨ませるように構成したことを特徴とする遊技機。
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