JP4518772B2 - 圧電体素子の製造方法および圧電セラミックスの製造方法 - Google Patents

圧電体素子の製造方法および圧電セラミックスの製造方法 Download PDF

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本発明は、圧電セラミックスを分極して製造する圧電体素子の製造方法に関し、特に、機械的強度ならびに圧電特性に優れた圧電体素子が製造できる製造方法に関する。また、この圧電体素子の製造方法により製造された圧電体素子を用いた圧電セラミックスの製造方法に関する。
一般に圧電セラミックス、例えばチタン酸ジルコン酸鉛(PZT:チタン酸鉛とジルコン酸鉛の固溶体の総称であり、組成式はPb(Zr、Ti)O)は、分極することにより製造されている。すなわち、分極前の圧電セラミックスは、その内部に多数の自発分極が発生しているがそれぞれの分極方向がばらばらであるため、自発分極が発生していても全体としては等方性の分極となっている。このため分極前の圧電セラミックスを分極することによって自発分極の方向を揃え、異方性を付与する必要がある。圧電セラミックスの分極は、圧電セラミックスの2つの主面に互いに対向する電極を形成し、電極間に直流電圧を印加することより行われている。圧電体素子はこのような圧電セラミックスに電極を設けて製造されており、具体的には、例えば特許文献1〜10に開示されている。
圧電体素子の分極時の温度を制御した製造方法として、特許文献1には、外径40mm、内径15mm、厚さ2mmの圧電セラミックスの両主面に電極を形成後、圧電セラミックスの電極未形成部に耐熱性電気絶縁用油膜を被覆し、さらにキュリー温度付近まで加熱した後、低い直流電圧を印加しつつ常温まで冷却することを特徴とした圧電体素子の製造方法が提案されている。
また、特許文献2には、図5に示すように、圧電セラミックス40からなる基板の第1の主面42に第1の電極48、第2の主面44に第2の電極48を形成し、70℃〜120℃の大気中で、1.2kV〜2.6kV/mmの電界を印加して分極することを特徴とした圧電体素子60の製造方法が提案されている。
また、特許文献3には、直流電圧を印加する電源に複数個の圧電体素子を電気的に並列に接続し、直流電圧を各圧電体素子に印加してシリコーン油中で圧電体素子を分極するに際して、電源と各圧電体素子との間に、電流の瞬時の流れを抑制する抵抗などの制御手段を設けることで、量産性の向上を目的とした圧電体素子の製造方法が提案されている。
また、特許文献4、5には、圧電セラミックスの互いに対向する両主面の各々に部分電極を設けて、圧電セラミックスに分極された部分と未分極部分とを形成させる圧電体素子の製造方法が開示されている。
また、特許文献6には、圧電セラミックスの互いに対向する両主面の各々に部分電極を設け、さらに該圧電セラミックス基板の側面にこの部分電極と繋がった側面電極を設けて、圧電セラミックス基板に分極された部分と未分極部分とを形成させる圧電体素子の製造方法が開示されている。
また、特許文献7には、矩形状の圧電セラミックスの互いに対向する両主面の各々に設けた2つの主電極と、該圧電セラミックスの両端部端面に設けた2つの端部電極の各々の一方ずつを接続し、該電極間に電圧を印加することによって分極する圧電体素子の製造方法が開示されている。
また、特許文献8には、20mm×30mm×厚み7mmのPZT系圧電セラミックスの両主面にのみ電極を形成して、該電極間に電圧を印加することにより圧電セラミックスがその厚み方向に分極された圧電体素子の製造方法が開示されている。また、特許文献9には、30mm×25mm×厚み7mmの圧電セラミックスの両主面間に電圧を印加して、圧電セラミックスをその厚み方向に分極して得られる圧電体素子の製造方法が開示されている。
また、特許文献10には、20mm×30mmの大きさの圧電セラミックスからなる基板の両主面に形成した電極を基板の内側の電極と基板の外側の電極とに分割し、内側の電極への印加電圧を外側の電極への印加電圧よりも高くして分極することで得られる圧電体素子の製造方法が比較例に開示されている。
特開平04−179287号公報 特開平06−85345号公報 特開平09−148647号公報 特開平07−202610号公報 特開平07−202611号公報 特開2001−223409号公報 特開平8−237066号公報 特開平5−243884号公報 特開2002−141574号公報 特開2003−17776号公報
しかしながら、特許文献1〜10に記載された圧電体素子の製造方法では、電圧を印加した際に圧電体セラミックスの端部の電界強度が小さくなり、この端部が十分分極できないという問題があった。このため、圧電体素子の圧電特性を向上させることができないという問題があった。
また、特許文献1に開示された圧電体素子の製造方法は絶縁性の低い空気中で圧電セラミックスを分極しているため、両主面に形成した電極間に直流電圧を印加した場合、両主面の電極の端部の間で放電が発生していた。このため、この放電によって圧電セラミックスに亀裂が著しく入りやすいという問題があった。また、この製造方法では低電圧を印加して分極せざるを得なかったため、大きな形状の圧電セラミックス全体を均一に分極することができないという問題があった。さらに、圧電セラミックスにクラックが入ったり、均一に分極できなかったりしたため、圧電セラミックスの機械的強度が著しく低下したり、圧電特性が著しく劣化したりするという問題点があった。
また、特許文献2の製造方法によれば、シリコーン油等の絶縁性油を使用せず空気中で圧電セラミックスを分極できるとされている。しかし、この製造方法では、例えば厚みが10mm以上の厚い基板を分極しようとすると、電圧を印加した際に基板端部の電界強度が非常に小さくなるので基板端部に大きな機械的な応力が発生し、この応力によって圧電セラミックスにクラックが多発するという問題があった。
また、特許文献3の製造方法は、圧電体素子の両主面にのみ電極を形成させて分極させていたので、電圧印加中に圧電体素子内で特に電界強度がばらつきやすかった。このため、圧電体素子の端部が特に分極されにくく、圧電特性が著しく劣化するという問題があった。また、特許文献4〜7の圧電体素子の製造方法は、両主面の一部に電極の未形成部を設けて分極する方法であるため、圧電体素子全体の均一な分極が非常に困難であるという問題があった。
また、大きな形状の圧電体素子を分極するために、特許文献8〜10に開示されている製造方法は、両主面にのみ電極を形成させて分極する方法であったので、電圧印加中の圧電体素子の端部の電界強度が特に弱くなった。このため、圧電体素子端部が分極されず、その結果、基板端部にクラックが多発するという問題、および分極後の圧電体素子に大きな機械的な残留応力が残るため、機械的強度が小さくなるという問題、および圧電特性の優れた圧電体素子が得られないという問題があった。
本発明者は上記問題点に鑑み鋭意努力した結果、大きな圧電体素子を分極する際に、主面のみならずその側面の一部に電極を形成させることにより、特に圧電セラミックスの主面とその側面の境界に発生するクラックを抑制しつつ、圧電体素子を均一に分極できる製造方法を見出し、本発明に至った。
すなわち本発明は、クラックの発生を抑制でき、また機械的強度ならびに圧電特性に優れた圧電体素子の製造方法を提供することを目的とする。また、この圧電対素子の製造方法により製造された圧電体素子を用いた圧電セラミックスの製造方法を提供することを目的とする。
本発明の圧電セラミックスの製造方法は、矩形体もしくは直方体形状の圧電セラミックスを用意し、圧電セラミックスの両主面に互いに対向する電極を形成すると共に、電極間に直流電圧を印加して圧電セラミックスの厚み方向に分極してなる圧電体素子の製造方法において、圧電セラミックスの幅方向が20mm以上、厚みが4mm以上であり、各電極の少なくとも一方から圧電セラミックスの側面まで引出された引出電極が形成したものであることを特徴とする。
また、圧電セラミックスの厚みをHとするとき、引出電極が、厚み方向にH/10〜H/5引出されていることを特徴とする。
また、体積固有抵抗率が1011Ω・cm以上の液体中で分極を行うことを特徴とする。
また、電極および引出電極が融点300℃以上、導電率が10Ω−1・cm−1以上の金属から選ばれることを特徴とする。
また、金属がAg、Au、Cu、Pt、Ni、Pd、Rh、Alのうち少なくとも1種もしくはこれらのうち少なくとも2種の合金からなる金属から選ばれることを特徴とする。
また、電極および引出電極がメッキ法、物理的気相法、化学的気相法、溶射、ディッピングおよび塗装法のいずれかにより形成されることを特徴とする。
また、塗装法が、電極および引出電極の前駆体として金属の粉末と熱硬化性樹脂との混合物を圧電セラミックスに塗装した後、熱硬化により行われることを特徴とする。
また、圧電セラミックスの主面と側面との境界が面取りされていることを特徴とする。
また、本発明の圧電セラミックスの製造方法は、幅方向が20mm以上、厚みが4mm以上の矩形体もしくは直方体形状の圧電セラミックスを用意し、圧電セラミックスの両主面に互いに対向する電極を形成すると共に、各電極の少なくとも一方から圧電セラミックスの側面まで引き出された引出電極を形成してなり、各電極間に直流電圧を印加した後、各電極および引出電極を除去したことを特徴とする。
本発明の圧電体素子の製造方法は、大きな形状の圧電セラミックスをその厚み方向に分極する際、圧電セラミックスの両主面のみならず、その側面の一部に引出電極を形成させた後、電圧を印加して分極する方法であるため、圧電体素子に電圧を印加した際の圧電体素子内の電界強度を極めて均一に制御することができるので、圧電セラミックス全体が均一に分極され、圧電特性の優れた圧電体素子を製造することができる。また、分極時の電極間の放電および圧電セラミックス内の機械的応力の発生を抑制できるので、圧電体素子のクラックの発生を抑制することができる。また、分極後に圧電セラミックスに残留する応力を低減することができるので機械的強度の高い圧電体素子を製造することができる。
以下、本発明について詳述する。
本発明は、具体的には図1に示したように、矩形体もしくは直方体形状の圧電セラミックス10の第1の主面12に第1の電極22を形成し、第1の主面12と対向する第2の主面14に第2の電極24を形成すると共に、第1の電極22と第2の電極24の間に直流電圧28を印加して圧電セラミックス10をその厚み方向に分極してなる圧電体素子2の製造方法において、圧電セラミックス10の幅方向(LおよびW)が20mm以上、厚みHが4mm以上であり、第1の電極22または第2の電極24は少なくとも一方から圧電セラミックス10の側面20まで引出された引出電極26を形成して圧電セラミックス10を分極する圧電体素子2の製造方法である。ここで対向する両主面(第1の主面12と第2の主面14)は概ね平行である。
圧電体素子2は、第1に分極時(直流電圧28を印加した時)に圧電セラミックス10に負荷される機械的応力と分極後に圧電セラミックス10に残留する応力を低減することができるので、圧電体素子2のクラックの発生を抑制することができる。また、第2に圧電セラミックス10を全体に渡って均一に分極することができる。特に、幅方向LおよびWの少なくとも一方が40mm以上、厚みHが10mm以上の圧電セラミックス10を本発明の製造方法により分極した場合、クラックの発生が特に抑制されかつ均一に分極された圧電体素子2を製造することができる。最も好適には、幅方向LおよびWの少なくとも一方が80mm以上、厚みHが30mm以上の圧電セラミックス10を特に均一に分極することができる。
上述した本発明の圧電体素子2の製造方法において、分極時および分極後に、圧電体素子2のクラックの発生を抑制することができ、均一に分極された圧電体素子2を製造できる理由は次のように考えられる。
まず、分極時に圧電セラミックス10に作用する機械的応力と、分極後に圧電セラミックス10に残留する応力について説明する。本発明の製造方法により分極された圧電体素子2には、主に2つの原因により分極時に機械的応力が負荷され、その一部が残留する。第1に圧電体セラミックス10は分極時に分極方向(第1の主面12と第2の主面14に垂直な方向)に伸び、分極方向と垂直方向(第1の主面12と第2の主面14に平行な方向)に縮む性質がある。このように分極時に伸び縮みした圧電セラミックスは、分極後、分極前の大きさには完全には戻らないため機械的な残留応力が存在する。第2に、正の電圧が印加された第1の主面12が凹曲し、負の電圧が印加された第2の主面14が凸曲して、圧電セラミックス10全体が反ろうとする機械的応力が負荷される。このように分極時に凹曲、凸曲した圧電セラミックス10は、分極後、分極前の大きさには完全には戻らないため機械的な残留応力が存在する。これらの分極時の機械的応力および分極後の残留応力は圧電セラミックスの幅(L、W)、厚みHが大きい程大きくなる。
これらの第1および第2の機械的応力は、実際には別々に作用するのではなく、圧電セラミックス10に複合化されて作用するため区別することは困難である。したがって以下に記載する機械的応力および残留応力とは、第1および第2の機械的応力および残留応力の複合化された応力を各々意味する。圧電セラミックス10の残留応力は、図1の第1の主面12と側面20の境界および第2の主面と側面20の境界に機械的応力が集中するため、クラックが発生しやすい。このクラックの発生は、機械的応力の集中を緩和することによって抑制することができる。本発明の製造方法においては、第1の電極22、第2の電極24および引出電極26を設けることにより、この機械的応力の集中が緩和されるので圧電セラミックス10のクラックの発生を抑制することができる。また、引出電極26を設けることによって、圧電セラミックス10の残留応力を低減することもできるため、機械的強度に優れた圧電体素子2を製造することができる。
本発明の圧電体素子2の製造方法によって、圧電セラミックス10を均一に分極でき、これによって圧電特性に優れた圧電体素子2を製造できる理由について説明する。圧電セラミックス10を全体に渡って均一に分極するためには、直流電圧28によって印加される電界強度のばらつきを圧電セラミックス10内部でできるだけ低減する必要がある。幅(L、W)が20mm以上、厚みHが4mm以上の圧電セラミックス10に第1の電極22、第2の電極24のみを形成して圧電セラミックス10に直流電圧28を印加すると、電気力線は正極(第1の電極)から負極(第2の電極)、すなわち第1の主面12および第2の主面14へ達し、圧電セラミックス10の幅方向の中央に近い部分では電気力線が第1の主面および第2の主面と概ね垂直となる。しかしながら、圧電セラミックス10の側面20に近くなる程電気力線が圧電セラミックス10の外側へ膨らむため、圧電セラミックス10の側面に近い程電界強度が弱くなる。圧電セラミックス10を均一に分極するためには、この電気力線の膨らみを抑制して印加される電界強度を圧電セラミックス10全体に渡ってできるだけ一定にする必要がある。本発明の圧電体素子2の製造方法においては、第1の主面12および第2の主面14のみならず、第1の電極22または第2の電極24の少なくとも一方から圧電セラミックス10の側面20まで引出された引出電極26を形成することによって、大きな形状の圧電セラミックス10に直流電圧28を印加して圧電セラミックス10を分極する際に電界強度できるだけ一定にできる(電気力線の膨らみを抑制できる)。
幅が20mm未満の圧電セラミックスを分極すると、圧電セラミックス10内の電界強度が不均一になるため圧電特性が劣化する。また、厚みが4mm未満の圧電セラミックス10を分極すると、分極時にクラックが多発したり、圧電セラミックス10の単位厚みあたりの残留応力が大きくなるため機械的強度が低下したりする。
また、本発明の製造方法によれば圧電セラミックス10の側面が凸部または凹部を有していても均一に分極することができる。例えば、図2は側面が凸部を有する圧電セラミックス10の第1の主面12の側面16と、第2の主面14の側面18とに引出電極26を形成して分極を行う製造方法を示したものである。また、図3は側面が凹部を有する圧電セラミックス10の第1の主面12の側面16と、第2の主面14の側面18とに引出電極26を形成して分極を行う製造方法を示したものである。
また、引出電極26は、少なくとも圧電セラミックス10の対向する2つの側面20に形成されていることが好ましい。これによって、分極時のクラックの発生をさらに抑制し、かつ機械的強度と圧電特性に優れた圧電セラミックス10を製造することができる。この理由は、対向する側面20の双方に引出電極26が形成されていると、圧電セラミックス10に直流電圧28を印加した際、正極(第1の電極22)から負極(第2の電極24)方向へ発生する電気力線の側面20方向への膨らみをさらに抑制できるので、圧電セラミックス10を幅方向の中央から側面20に渡ってさらに均一に分極することができると共に、分極時の機械的応力および分極後の残留応力をさらに低減することができるからである。特に、引出電極26を4つの側面20全てに形成させることによって、圧電セラミックス10を特に均一に分極することができる。
また、引出電極26は、第1の電極22および第2の電極24の両方に引出されていることがさらに好ましい。これによって、分極時のクラックの発生を特に抑制し、かつ優れた機械的強度と圧電特性を有する圧電体素子2を製造することができる。
また、第1の電極22は第1の主面12全体に、第2の電極は第2の主面14全体に形成させて分極することが好ましい。この理由は、第1の主面12及び第2の主面14の電極22及び電極24の未形成部があると、圧電セラミックス10に高電圧を印加して分極を行った後に、電極形成部と電極未形成部との境界に小さな残留応力が存在する場合があるため好ましくないからである。
図1〜3に示したように、第1の主面12と第2の主面14の距離をHとするとき、第1の主面12の側面16、第2の主面14の側面18および側面20のうちいずれかの側面にその長手方向と垂直な方向に、引出電極26をH/10〜H/5形成して分極を行うことが好ましい。すなわち図1〜3において、距離EをH/10〜H/5とする。これにより、圧電セラミックス10のクラックの発生がさらに抑制されるだけでなく、分極後の圧電セラミックス10の残留応力をさらに低減できるので、安定した圧電特性を有する圧電体素子2を製造することができる。また、引出電極26の形成がH/10よりも少ないと、残留応力を著しく低減することができない。また、引出電極26の形成がH/5よりも多いと、圧電セラミックス10全体に渡って著しく均一に分極をすることができないため、分極後の圧電セラミックス10を例えば圧電アクチュエータの圧電体素子に適用した場合、圧電変位のばらつきを著しく低減することができない。引出電極26を1.25H/10〜1.75H/10形成して分極を行うことが特に好ましい。
また、本発明の圧電体素子2の製造方法においては、体積固有抵抗率が1011Ω・cm以上の液体中で分極を行うことが好ましい。これにより、クラックの発生を著しく抑制できるので、機械的強度に優れた圧電体素子2を製造することができる。この理由は、分極時に圧電セラミックス10に形成された電極22、24間にスパーク放電が発生しなくなるので、圧電セラミックス10のクラック発生を防止できるからである。また、前記液体がシリコーン油であることが特に好ましい。この理由は、シリコーン油は高い絶縁性のみならず高温での優れた耐酸化性、極めて小さい吸湿性を有するため、長期間安定して圧電セラミックス10の分極が可能となるからである。
また、第1の電極22、第2の電極24および引出電極26が融点300℃以上、導電率が10Ω−1・cm−1以上の金属から選ばれることが好ましい。これにより、分極度が高く、圧電特性に優れた圧電体素子2を製造することができる。この理由は次の通りである。圧電セラミックス10の分極は70〜200℃程度で行われる。第1の電極22、第2の電極24および引出電極26を構成する金属の融点を300℃以上とすれば、分極時に金属が前記液体中に融けることがない。このため、圧電セラミックス10を均一に分極することができる。一方、金属の融点が300℃未満では、金属の融点が分極時の温度よりも低くなる場合があるため、分極時に金属が液体に融け出し、著しく均一な分極を行うことが困難となる。
また、第1の電極22、第2の電極24および引出電極26がAg、Au、Cu、Pt、Ni、Pd、Rh、Alのうち少なくとも1種もしくはこれらのうち少なくとも2種の合金からなる金属により形成されることが特に好ましい。これにより、特に圧電セラミックス10を特に均一に分極することができる。この理由は、これらの金属ならびに合金は耐候性が高く、高温、長時間の分極処理においても変質しにくいからである。
また、直流電圧28は、分極しようとする圧電セラミックス10の組成の違いに応じて変化させる必要があるが、圧電セラミックス10の厚み1mm当たり1.0kV/mm〜3.0kV/mm程度の範囲内とすることが好ましい。また、例えば体積固有抵抗が高い液体を用いて高温で分極する場合は、印加する電圧が低くても分極を行うことができることがある。
また、第1の電極22、第2の電極24および引出電極26がメッキ法、物理的気相法、化学的気相法、溶射、ディッピングおよび塗装法のいずれかにより形成されることが好ましい。これにより、圧電特性に優れた圧電セラミックスを製造することができる。この理由は、これらの方法により電極を形成させると、電極厚みを均一に制御することが可能だからである。
また、前記塗装法が、前記金属の粉末と熱硬化性樹脂との混合物を第1の電極22、第2の電極24および引出電極26の前駆体として塗装、熱硬化することにより行われることが好ましい。これにより、短時間かつ簡易に圧電セラミックス10に厚膜の電極を形成することが可能となる。
さらに好ましくは、前記塗装法においては、金属粉末10〜80質量%、熱硬化性樹脂20〜90質量%の混合物を用いる。これにより、塗装の際、該混合物を圧電セラミックス10表面に特に均一に形成させることができる。
また、本発明の圧電体素子2の製造方法においては、図4に示したように、第1の主面12とその側面16の境界、第2の主面14とその側面18の境界30が面取り形状を有する圧電セラミックス10を用いることが好ましい。これにより、特に高い直流電圧28を印加して圧電セラミックス10を分極した場合でも、圧電セラミックス10のクラックの発生をさらに抑制することができる。前記面取り形状は、曲率半径1〜5mmの円弧状または辺長1〜5mmの面取り形状を有することが特に好ましい。特に好ましくは、圧電セラミックス10に前記面取り形状を有すると共に、第1の主面12と第2の主面14の距離をHとするとき、第1の主面12の側面16、第2の主面14の側面18および側面20のうちいずれかの側面にその長手方向と垂直な方向に、引出電極26をH/10〜H/5形成(図4において、距離EをH/10〜H/5とする)して分極を行う。
また、圧電セラミックス10はチタン酸ジルコン酸鉛(PZT;(Pb(Zr、Ti)O)を主成分とすることが好ましい。これにより、圧電特性に優れた圧電セラミックス10を製造することができる。この理由は、圧電セラミックス10の中でもPZTは圧電特性が優れているからである。また、PZTにPb(Zn、Sb)O、Pb(Zn、Nb)Oを固溶置換した圧電セラミックス10はさらに優れた圧電特性(例:大きな変位量)有しているので、さらに好適に本発明の圧電セラミックスの製造方法を適用できる。
また、本発明の圧電体素子は上記の製造方法により作製されたことが重要である。本発明の圧電体素子は、分極後の圧電セラミックス10、もしくはこれを加工して得られた圧電セラミックスに電極を形成してなるものである。本発明の圧電セラミックスの製造方法によって作成された圧電体素子は、クラックの発生が抑制されており、また機械的強度と圧電特性に優れている。例えば、圧電アクチュエータの用途に最適である。
まず、圧電セラミックス10を次のように作製した。
出発原料として、Pb、ZrO、TiO、SrCO、BaCO、ZnO、Sb、NiO、TeO、Yb、NbおよびLuの各粉末を表1に示す組成となるよう秤量し、ジルコニア製のボールを用いてボールミルにて水を溶媒として、平均粒径が0.6μm以下となるまで、混合粉砕を行った。次いでこの混合粉砕物を脱水、乾燥し、850〜950℃で2〜5時間仮焼し仮焼粉を作製した。得られた仮焼粉をジルコニア製ボールを用いたボールミルにて水を溶媒として湿式粉砕したスラリーを作製した。この湿式粉砕後のスラリー中の粉体の平均粒径は0.45〜0.55μmとした。その後、得られたスラリーに水性のアクリルエマルジョン樹脂バインダーを添加、混合し、噴霧乾燥機により乾燥・造粒し、得られた造粒粉を金型内に充填して、成形圧1.5×10N/mにて直方体のブロック形状にプレス成形して成形体を作製した。得られた成形体を大気中600〜800℃で10時間加熱して有機バインダーを除去し、さらに1100〜1200℃で3時間保持して焼成した。なお、表1の組成は、例えば組成No.Cの場合は、組成式が[(Pb0.94Sr0.04Ba0.02)(Zr0.51Ti0.49)O]の組成のペロブスカイト型構造の酸化物と[Pb(Zn1/3Sb2/3)O]のペロブスカイト型構造の酸化物とのモル比が0.9対0.1である組成を表す。
焼成後の圧電セラミックスの主面の幅(L×W)は表2に示す通りであった。圧電セラミックス10に電極を形成させる前に、焼成後の圧電セラミックスの厚みを一定にして分極中の強度を一定にする目的で、この焼成後の圧電セラミックスの両主面を研磨加工して、厚みHが表2の圧電セラミックス10を作製した。また、別途さらに第1の主面12および第2の主面14と側面の境界に辺長2mmの面取りを行った圧電セラミックス10も作製した。
その後、圧電セラミックス10に、第1の電極22、第2の電極24、引出電極26を次の方法で形成させ、圧電体素子2を作製した。
メッキ法は、無電解メッキ法により、厚み50〜100μmの電極を形成させる方法とした。物理的気相法は、物理的蒸着法(PVD法)により厚み0.5〜5μmの電極を形成させる方法とした。化学的気相法は、化学的蒸着法(CVD法)により厚み0.5〜5μmの電極を形成させる方法とした。溶射は、プラズマ溶射法により厚み50〜100μmの電極を形成させる方法とした。
ディッピングは、酢酸パラジウム−エタノールアミン錯体水溶液に圧電セラミックスを浸し、取出後、空気中300℃で2時間加熱処理をして酸化パラジウムの微粒子からなる電極を形成させる方法とした。なお、圧電セラミックスに電極を形成させない部分は、酢酸パラジウム−エタノールアミン錯体水溶液に圧電セラミックスを浸す前に、予めマスクした。
接合法は、電極用の金属からなる薄板と圧電セラミックス10を高温にて固相接合して電極を形成させる方法とした。塗布法は、塗布材として金属粉末70質量%、熱硬化性樹脂30質量%の混合物を圧電セラミックスに塗布後、60〜80℃で30分間保持して電極を形成させる方法とした。
また、液体の体積固有抵抗は、株式会社川口電機製作所の液体用電極LP−05を用いて25℃で測定した。圧電セラミックス10に形成させた電極の材質は表2に示した金属を用いた。
また、圧電セラミックス10に形成した電極の位置は表2に通りである。表2において、(主面+側面)は、圧電セラミックス10に第1の電極22、第2の電極24および引出電極26を形成させたことを示す。
また、図3のように、第1の主面12と第2の主面14との距離をHとするとき、側面16、側面18、側面20にその長手方向と垂直な方向に距離E(被覆距離)の引出電極を形成させた。
その後、電極を形成した圧電セラミックス10を表2に示す液体中80〜170℃で1.0〜1.5kV/mmの電界強度の直流電圧を印可することにより分極し、圧電体素子2を作製した。液体としては、サンハヤト株式会社製シリコーンオイルSC−10、信越化学工業株式会社製ジメチルシリコーンオイルKF968を使用した。
分極後、圧電体素子2から電極を除去し、圧電セラミックス10のクラックの有無、機械的強度、残留応力を次のように測定、評価した。クラックの有無は、分極後の圧電セラミックス10を顕微鏡による目視により確認し、0.1mm以上の長さのクラックがあった場合をクラック有りとした。機械的強度は日本工業規格JIS B R1601に準拠し、分極後の圧電セラミックス10から40mm×4mm×3mmの試験片を切り出し、4点曲げ強度を測定した。残留応力は、X線回折法により、圧電セラミックス10の表面にX線を照射し、結晶格子の歪から算出した。
また、分極後の圧電体素子2から圧電セラミックス10を加工して切り出し、日本電子材料工業界規格EMAS−6100に準拠して電気機械結合係数k15及び圧電歪定数d15を次のように測定した。分極方向(第1の主面および第2の主面に垂直な方向)が10mmの長さ方向になるように分極後の1個の圧電体素子2から10mm×2.5mm×0.25mmの短冊形状の圧電体セラミックス10を10個切り出し、10mm×2.5mmの面の両面に0.1μmの厚さにAu電極を蒸着し、電気機械結合係数k15及び圧電歪定数d15を測定し、各々の平均値を算出した。なお、測定用試料を切り出す際は、圧電体セラミックス10の中央付近から4個、側面付近から6個を切り出して計10個とした。
その結果を表2、3に示すように、本発明の圧電体素子2の製造方法によって作製された圧電体素子2を構成する圧電セラミックス10である試料No.1〜24は、クラックが発生していなかった。また、本発明の圧電体素子2の製造方法によって作製した圧電体素子2から切り出した圧電セラミックス10は、残留応力が13MPa以下、機械的強度が80MPa以上、k15が70%以上、圧電歪定数d15が900pm/V以上と良好な結果が得られた。
これに対し、第1の電極と第2の電極のみを形成させた点を除き、その他の条件は実施例と同様にして圧電セラミックスを分極した圧電素子2を構成する圧電セラミックス10(試料No.25、29〜31)は、すべてクラックが発生していた。また、強度が69MPa以下、k15が64%以下、d15が766pm/V以下と劣っていた。特に、側面付近から切り出した測定用試料の特性が劣っていた。
また、さらに比較例として、実施例で作製した圧電セラミックスを幅20mm未満または厚みが4mm未満に加工後、第1の電極、第2の電極および引出電極26を付けて実施例と同様に分極した。その結果、試料No.26〜28のようにクラックが発生したり、残留応力が大きかったり、k15が低かったり、d15が小さかったりした。
Figure 0004518772
Figure 0004518772
Figure 0004518772
本発明の圧電セラミックスの製造方法を示す(a)斜視図および(b)断面図である。 本発明の圧電セラミックスの製造方法を示す(a)斜視図および(b)断面図である。 本発明の圧電セラミックスの製造方法を示す(a)斜視図および(b)断面図である。 (a)〜(c)は、本発明の圧電セラミックスの製造方法を示す断面図である。 従来の圧電セラミックスの製造方法を示す(a)斜視図および(b)断面図である。
符号の説明
2、60:圧電体素子
10、40:圧電セラミックス
12、42:第1の主面
14、44:第2の主面
16、18、20、46:側面
22、48:第1の電極
24、50:第2の電極
26、52:引出電極
28、54:直流電圧
30:境界
32、56:導線

Claims (9)

  1. 矩形体もしくは直方体形状の圧電セラミックスを用意し、該圧電セラミックスの両主面に互いに対向する電極を形成すると共に、該電極間に直流電圧を印加して前記圧電セラミックスの厚み方向に分極してなる圧電体素子の製造方法において、前記圧電セラミックスの幅方向が20mm以上、厚みが4mm以上であり、前記各電極の少なくとも一方から前記圧電セラミックスの側面まで引出された引出電極が形成したものであることを特徴とする圧電体素子の製造方法。
  2. 前記圧電セラミックスの厚みをHとするとき、前記引出電極が、前記厚み方向にH/10〜H/5引出されていることを特徴とする請求項1に記載の圧電体素子の製造方法。
  3. 体積固有抵抗率が1011Ω・cm以上の液体中で前記分極を行うことを特徴とする請求項1または2に記載の圧電体素子の製造方法。
  4. 前記電極および引出電極が融点300℃以上、導電率が10Ω−1・cm−1以上の金属から選ばれることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の圧電体素子の製造方法。
  5. 前記金属がAg、Au、Cu、Pt、Ni、Pd、Rh、Alのうち少なくとも1種もしくはこれらのうち少なくとも2種の合金からなる金属から選ばれることを特徴とする請求項4に記載の圧電体素子の製造方法。
  6. 前記電極および引出電極がメッキ法、物理的気相法、化学的気相法、溶射、ディッピングおよび塗装法のいずれかにより形成されることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の圧電体素子の製造方法。
  7. 前記塗装法が、前記電極および前記引出電極の前駆体として前記金属の粉末と熱硬化性樹脂との混合物を前記圧電セラミックスに塗装した後、熱硬化により行われることを特徴とする請求項6に記載の圧電体素子の製造方法。
  8. 前記圧電セラミックスの主面と側面との境界が面取りされていることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の圧電体素子の製造方法。
  9. 幅方向が20mm以上、厚みが4mm以上の矩形体もしくは直方体形状の圧電セラミックスを用意し、該圧電セラミックスの両主面に互いに対向する電極を形成すると共に、該各電極の少なくとも一方から前記圧電セラミックスの側面まで引き出された引出電極を形成してなり、前記各電極間に直流電圧を印加した後、前記各電極および引出電極を除去したことを特徴とする圧電セラミックスの製造方法。
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