JP4518705B2 - 高架道路等の桁下裏面の吸音パネルおよびその取付構造 - Google Patents

高架道路等の桁下裏面の吸音パネルおよびその取付構造 Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、高架道路や高架鉄道等(以下、単に高架道路等と云う。)の桁下裏面側へ取付けられ、下方の道路及び上方の道路を走行する自動車等に起因する騒音、反射音を低減する吸音パネル、および同吸音パネルの取付構造の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】
高架道路等の桁下裏面側へ取付けられ、下方の道路及び上方の道路を走行する自動車等に起因する騒音、反射音を低減する吸音パネル、および同吸音パネルの取付構造に関する技術は、従来、種々開示され実施されている。
【0003】
通例の吸音パネルは、図2のように多数の吸音孔を有する下面板1bの上にポリエステル繊維等の吸音材1cを内包させ、上面板1aで密閉した構造である。吸音パネル1の吸音効率を向上させる手段として、前記吸音材1cの上面は、上面板1aを屈曲成形して成る凹溝4の底面部4aにより押さえ付けて適度な空気層1dを確保した構成が一般的であり汎用されている。
【0004】
ところで、吸音パネル1の桁下裏面への取付構造は、従来、吸音パネル1の上面部と桁下裏面側の梁とを直接、ボルトで接合していた。そのため、吸音パネル1の取付け位置の調整に融通性がなく、強引にボルト接合する結果、特に長手方向に隣接する吸音パネル1をずり動かす作業や配置調整の作業が困難かつ面倒で、作業効率が悪かった。
【0005】
吸音パネルの取付位置の調整をスムーズにして前記梁への取付作業や調整作業の効率を向上させるべく改良した吸音パネルも、特許第3084009号公報、特許第3151192号公報その他に開示され実施されている。これらの吸音パネルは、吸音パネルの上面板の全長に亘り、梁との接合用ボルトを装着するスリット状の開口部を一体的に形成している。
【0006】
或いは、吸音パネルの上面に、別途製作した取付金具を装着して、梁への取付けを行う方法も実施されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記公報に開示された吸音パネルは、スリット状の開口部内に挿入された接合用ボルトを移動させることにより、桁下裏面側の梁に設けられたボルト孔との位置合せをスムーズに行うことができるので、吸音パネルの取付作業や配置調整作業が容易であり、作業効率を向上させることができるという改善点は認められる。しかし、汎用される市販の吸音パネルの上面板に、スリット状の開口を一体的に形成する必要があり、その分のコストが嵩む。別途製作した取付金具を装着する技術にも同様な問題がある。通常使用される吸音パネルの膨大な枚数を鑑みると前記の問題は甚大であり、改善の余地が残されている。
【0008】
その上、上記した各従来技術の場合、既往の吸音パネル1に必ず形成される凹溝4は、その両端が開放されたままなので、横梁の上から行う吸音パネルの取付作業や点検作業に際し、ボルトやナット、工具類を落とすと、凹溝4を転んで下方へ落下する心配が大きい。
【0009】
したがって、本発明の目的は、取付作業や取付け位置の調整作業を容易にして作業効率を向上させることは勿論、汎用される市販の吸音パネルに殆ど加工を施すことなく実施でき、経済的にも優れた吸音パネル、および同吸音パネルの取付構造を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上述の課題を解決するための手段として、請求項1に記載した発明に係る高架道路等の桁下裏面の吸音パネルは、
高架道路等の桁下裏面側へ取り付ける吸音パネルにおいて、
吸音パネルの上面部の長手方向に凹溝が形成され、前記凹溝の底面部に取付レールの下部がボルト接合されていること、
前記取付レールは、中間の仕切壁で上下2段に区分された上下2つの中空部を有し、上段の中空部は、梁との接合用ボルトの頭部を回転不能に挿入し得る高さと幅を有し、その上面には前記接合用ボルトの軸部が通る幅のスリット状開口が形成されていること、
下段の中空部は、吸音パネル上面との接合用ボルトをねじ込むナットを回転不能に挿入し得る高さと幅を有し、底壁に前記接合用ボルトの軸部を通すボルト孔が設けられており、下段の中空部へ挿入したナットと、前記ボルト孔へ通した前記接合用ボルトとにより吸音パネルと取付レールのボルト接合が行われていることを特徴とする。
【0011】
請求項2記載の発明は、請求項1に記載した高架道路等の桁下裏面の吸音パネルにおいて、
取付レールは、吸音パネルの取付け位置の調整に必要な長さを有し、吸音パネルの上面部における凹溝の底面部の両端部にボルト接合されていることを特徴とする。
【0012】
請求項3記載の発明は、請求項1又は2に記載した高架道路等の桁下裏面の吸音パネルにおいて、
取付レールの下段の中空部には、挿入したナットの浮上を防止する押さえ部が形成されていることを特徴とする。
【0013】
請求項4記載の発明は、請求項1〜3のいずれか一に記載した高架道路等の桁下裏面の吸音パネルにおいて、
取付レールは、上段の中空部が中間の仕切壁の両端から上方に立ち上がる垂直壁部と、この垂直壁部の上端から内方に屈曲するリップ部とを備え、前記左右のリップ部の間をスリット状開口としており、下段の中空部はほぼ矩形断面とされ、中間の仕切壁の下面の左右に段状の押さえ部が形成され、底壁にボルト孔が設けられていることを特徴とする。
【0014】
請求項5記載の発明は、請求項1〜4のいずれか一に記載した高架道路等の桁下裏面の吸音パネルにおいて、
吸音パネルの上面部の長手方向に形成された凹溝の両端部は、吸音パネルを形成する側面板により遮閉されていることを特徴とする。
【0015】
請求項6に記載した発明に係る高架道路等の桁下裏面への吸音パネルの取付構造は、
高架道路等の桁下裏面への吸音パネルの取付構造において、
吸音パネルの上面部の長手方向に凹溝が形成されており、前記凹溝の底面部に取付レールの下部がボルト接合されていること、
前記取付レールは、中間の仕切壁で上下2段に区分された上下2つの中空部を有し、上段の中空部は、桁下裏面側の梁との接合用ボルトの頭部を回転不能に挿入し得る高さと幅を有し、その上面には前記接合用ボルトの軸部が通る幅のスリット状開口が形成されており、当該上段の中空部内に接合用ボルトの頭部が回転不能に挿入され、スリット状開口から突き出た軸部が前記桁下裏面側の梁のボルト孔へ通されて同梁とのボルト接合が行われていること、
下段の中空部は、吸音パネル上面との接合用ボルトをねじ込むナットを回転不能に挿入し得る高さと幅を有し、底壁に前記接合用ボルトの軸部を通すボルト孔が設けられており、当該下段の中空部内へ挿入したナットと、前記ボルト孔へ通した前記接合用ボルトとにより吸音パネルと取付レールのボルト接合が行われていることを特徴とする。
【0016】
請求項7記載の発明は、請求項6に記載した高架道路等の桁下裏面への吸音パネルの取付構造において、
取付レールは、吸音パネルの取付け位置の調整に必要な長さを有し、吸音パネルの上面部における凹溝の底面部の両端部にボルト接合されていることを特徴とする。
【0017】
請求項8記載の発明は、請求項6又は7に記載した高架道路等の桁下裏面への吸音パネルの取付構造において、
取付レールの下段の中空部には、挿入したナットの浮上を防止する押さえ部が形成されていることを特徴とする。
【0018】
請求項9記載の発明は、請求項6〜8のいずれか一に記載した高架道路等の桁下裏面への吸音パネルの取付構造において、
吸音パネルの上面部の長手方向に形成された凹溝の両端部は、吸音パネルを形成する側面板により遮閉されていることを特徴とする。
【0019】
【発明の実施形態、及び実施例】
図1は、請求項1〜5に記載した高架道路等の桁下裏面へ取付ける吸音パネル1の実施形態を示している。
【0020】
この吸音パネル1は、桁下裏面側への取付け概要を図4A、Bに示したように、高架道路等の主桁(図示は省略)から桁下裏面側へ吊り下げた縦梁2へ水平に固定した横梁3に対して、交差する向き(道路の長手方向へ長い配置)で、順次取付けられる。
【0021】
その取付け手段として、既往の吸音パネル1の上面に存在する凹溝4の底面部4aへ取付レール5の下部がボルト接合されている。図示した吸音パネル1の凹溝4の断面形状は倒立台形状であるが、これに限らない。
【0022】
取付レール5は、図3A、Bに示したように、吸音パネル1の上面板1aにおける凹溝4の深さとほぼ等しい高さ(33mm程度)を有する。凹溝4の底面部4aの幅よりも十分に幅狭(26.5mm程度)であり、当該吸音パネル1の位置調整に必要な長さ(90mm程度)を有する直方体形状とされ、中間の仕切壁16で上下2段に区分されて長手方向に貫通する上下2つの中空部10、11を有する構造とされている。但し、上下の中空部10と11は貫通構造である必要は格別なく、非貫通構造でも良い。
【0023】
取付レール5の上段の中空部10は、仕切壁16から立ち上がる両側の垂直壁部が、上記横梁3との接合用ボルト7の六角頭部7aを回転不能に挿入し得る高さと幅を形成し、その上面には前記垂直壁部の上端を内方へ屈曲したリップ部6a、6aを備え、その間隔が梁との接合用ボルト7の軸部7bが通る幅(20.5mm程度)のスリット状開口6に形成されている。
【0024】
取付レール5の下段の中空部11はほぼ矩形断面に形成されており、吸音パネル1の上面との接合用ボルト9をねじ込む六角ナット12を回転不能に挿入し得る高さと幅を有する。更に前記仕切壁16の下面の左右に、前記ナット12が接合用ボルト9のねじ込み操作時に浮上する不都合を防止する押さえ部11aが段状に形成されている。底壁には前記接合用ボルト9の軸部9aを通すボルト孔8が設けられている。当該下段の中空部11へ挿入した六角ナット12と、前記ボルト孔8へ通した前記接合用ボルト9とにより、吸音パネル1と取付レール5のボルト接合が行われている(以上、請求項1〜5記載の発明)。
【0025】
なお、本実施形態では、前記取付レール5と前記吸音パネル1のボルト接合に2本の接合用ボルト9、9を使用しているが、これに限定されない。取付レール5と吸音パネル1とを強固に接合できる本数で実施すれば良い。また、前記吸音パネル1は、その上面部1aの凹溝4を2列設けた構造を示しているが、この限りではない。前記横梁3へ強固に安定に接合できることを条件に、1列でも良いし、3列以上であっても良い。
【0026】
取付レール5は、凹溝4の底面部4aの両端部に合計4個設けているが(請求項2記載の発明)、もちろんこれに限定されない。前記横梁3へ容易にかつ安全、確実に取り付けることができる位置及び個数であれば良い。図中の符号13は、吸音パネル1の落下防止用ワイヤー14を通す鋼製部材である。
【0027】
本発明の吸音パネル1は、上述したように、既往の吸音パネル1に殆ど加工を施す必要がなく、せいぜい前記接合用ボルト9を通すボルト孔を設ける程度で軽便に実施することができ、コスト削減に大きく貢献できる。
【0028】
以上に、請求項1〜5に記載した吸音パネル1の実施形態を図面に基づいて説明したが、勿論、図示例の限りではない。その技術的思想を逸脱しない範囲において、当業者が通常に行う設計変更、応用のバリエーションの範囲を含むことを念のために言及する。
【0029】
次に、上述した吸音パネル1を高架道路等の桁下裏面側へ取付ける構造について説明する。
【0030】
図4A、Bは、請求項6〜9に記載した吸音パネル1の取付構造の実施形態を示している。
【0031】
吸音パネル1の取付構造は、高架道路等の桁(図示は省略)から桁下裏面側へ吊り下げた縦梁2へ水平にかつ略等間隔に固定した横梁3に対して、上述した構成の吸音パネル1を交差する向き(道路の長手方向へ長い配置)に順次取付けることを内容とする。
【0032】
図示の吸音パネル1は、その上面部1aにおける凹溝4の底面部4aの両端部に、取付レール5を合計4個設置した構造である(請求項6、7記載の発明)。但し、前記取付レール5の個数および設置位置はこの限りではない。設計上、前記吸音パネル1の所要面積や前記横梁3の設置間隔などを考慮して定められる。因みに、4個の取付レール5はそれぞれ、吸音パネル1へ強固にボルト接合されているので、同吸音パネル1に対して外れたりずり動いたりする虞は一切ない。
【0033】
一方、横梁3と前記吸音パネル1とは、吸音パネル1にボルト接合した取付レール5の上段の中空部10へ接合用ボルト7の六角頭部7aを回転不能に挿入し、スリット状開口6から突き出た軸部7bを横梁3に設けられたボルト孔へ通して、同横梁3とのボルト接合が行われている。このボルト接合作業を行う際に、1枚の吸音パネル1に4個設置された取付レール5へ挿入した各接合用ボルト7はそれぞれ、ナット15とは予め仮止め状態として、隣接する吸音パネル1との取付け位置の調整を十分正確に行なう。その上で、前記の各接合用ボルト7とナット15をそれぞれを本締めする手順が望ましい。前記取付け位置の調整は、取付レール5の長さの範囲内で接合用ボルト7の位置を動かして自由に行うことができる。
【0034】
取付レール5は、吸音パネル1の上面板1aの凹溝4の深さと等しい高さとされている。よって、凹溝4の底面部4aに設置した取付レール5は、図2に示したとおり、上面板1aの上面とほぼ等しい高さとなり、横梁3の下面へ吸音パネルの上面板1aをきっちり密着させた状態でボルト接合することができる。従って、横梁3の上から行う吸音パネル3の取付作業や点検作業などに際して、ボルトやナットあるいは工具類を落とすようなことがあっても、凹溝4の端部には取付レール5が障害物のように位置しているので、どんどん転がっていって落下、紛失するような不都合はほとんど発生しない。この効果をより確実にするため、凹溝4の両端を吸音パネル1の側面板20(図1を参照)の形状効果(例えば単純な長方形状とする)によりぴったり遮閉して実施することも好ましい(請求項5、9記載の発明)。
【0035】
以上に、請求項6〜9に記載した吸音パネル1の取付構造を説明したが、勿論、図示例の限りではない。本発明の技術的思想を逸脱しない範囲において、当業者が通常に行う設計変更、応用のバリエーションの範囲を含むことを念のために言及する。
【0036】
【本発明の奏する効果】
本発明に係る高架道路等の桁下裏面の吸音パネル、および同吸音パネルの取付構造は、下記する効果を奏する。
1)既往の吸音パネルに殆ど加工を施す必要がなく、せいぜい接合用ボルトを通すボルト孔を設ける程度で軽便に実施することができる。よって、経済的に大変優れている。この効果は、通常使用される吸音パネルの膨大な枚数を鑑みると格別である。
2)吸音パネルの上面の凹溝(の底面部)に固定された取付レールの長さの範囲内で接合用ボルトを移動させて取付け位置の調整を広く自由に行えるので、取付作業を容易に高品質に行うことができ、作業効率を向上させることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る吸音パネルの実施形態を示した斜視図である。
【図2】本発明に係る吸音パネルの実施形態を示した正面図である。
【図3】Aは吸音パネルの上面部における凹溝の底面部に設置する取付レールを示した正面図、Bは同側面図である。
【図4】Aは本発明に係る吸音パネルの取付構造を示した斜視図、Bはその側面図である。
【符号の説明】
1 吸音パネル
1a 吸音パネルの上面部(上面板)
2 縦梁
3 横梁
4 凹溝
4a 底面部
5 取付レール
6 スリット状開口
7 接合用ボルト
8 ボルト孔
9 接合用ボルト
10 上段の中空部
11 下段の中空部
11a 押さえ部
12 六角ナット
13 鋼製部材
14 ワイヤー
15 ナット
16 仕切壁

Claims (9)

  1. 高架道路等の桁下裏面側へ取付ける吸音パネルにおいて、
    吸音パネルの上面部の長手方向に凹溝が形成され、前記凹溝の底面部に取付レールの下部がボルト接合されていること、
    前記取付レールは、中間の仕切壁で上下2段に区分された上下2つの中空部を有し、上段の中空部は、梁との接合用ボルトの頭部を回転不能に挿入し得る高さと幅を有し、その上面には前記接合用ボルトの軸部が通る幅のスリット状開口が形成されていること、
    下段の中空部は、吸音パネル上面との接合用ボルトをねじ込むナットを回転不能に挿入し得る高さと幅を有し、底壁に前記接合用ボルトの軸部を通すボルト孔が設けられており、下段の中空部へ挿入したナットと、前記ボルト孔へ通した前記接合用ボルトとにより吸音パネルと取付レールのボルト接合が行われていることを特徴とする、高架道路等の桁下裏面の吸音パネル。
  2. 取付レールは、吸音パネルの取付け位置の調整に必要な長さを有し、吸音パネルの上面部における凹溝の底面部の両端部にボルト接合されていることを特徴とする、請求項1に記載した高架道路等の桁下裏面の吸音パネル。
  3. 取付レールの下段の中空部には、挿入したナットの浮上を防止する押さえ部が形成されていることを特徴とする、請求項1又は2に記載した高架道路等の桁下裏面の吸音パネル。
  4. 取付レールは、上段の中空部が中間の仕切壁の両端から上方に立ち上がる垂直壁部と、この垂直壁部の上端から内方に屈曲するリップ部とを備え、前記左右のリップ部の間をスリット状開口としており、下段の中空部はほぼ矩形断面とされ、中間の仕切壁の下面の左右に段状の押さえ部が形成され、底壁にボルト孔が設けられていることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一に記載した高架道路等の桁下裏面の吸音パネル。
  5. 吸音パネルの上面部の長手方向に形成された凹溝の両端部は、吸音パネルを形成する側面板により遮閉されていることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一に記載した高架道路等の桁下裏面の吸音パネル。
  6. 高架道路等の桁下裏面への吸音パネルの取付構造において、
    吸音パネルの上面部の長手方向に凹溝が形成されており、前記凹溝の底面部に取付レールの下部がボルト接合されていること、
    前記取付レールは、中間の仕切壁で上下2段に区分された上下2つの中空部を有し、上段の中空部は、桁下裏面側の梁との接合用ボルトの頭部を回転不能に挿入し得る高さと幅を有し、その上面には前記接合用ボルトの軸部が通る幅のスリット状開口が形成されており、当該上段の中空部内に接合用ボルトの頭部が回転不能に挿入され、スリット状開口から突き出た軸部が前記桁下裏面側の梁のボルト孔へ通されて同梁とのボルト接合が行われていること、
    下段の中空部は、吸音パネル上面との接合用ボルトをねじ込むナットを回転不能に挿入し得る高さと幅を有し、底壁に前記接合用ボルトの軸部を通すボルト孔が設けられており、当該下段の中空部内へ挿入したナットと、前記ボルト孔へ通した前記接合用ボルトとにより吸音パネルと取付レールのボルト接合が行われていることを特徴とする、高架道路等の桁下裏面への吸音パネルの取付構造。
  7. 取付レールは、吸音パネルの取付け位置の調整に必要な長さを有し、吸音パネルの上面部における凹溝の底面部の両端部にボルト接合されていることを特徴とする、請求項6に記載した高架道路等の桁下裏面への吸音パネルの取付構造。
  8. 取付レールの下段の中空部には、挿入したナットの浮上を防止する押さえ部が形成されていることを特徴とする、請求項6又7に記載した高架道路等の桁下裏面への吸音パネルの取付構造。
  9. 吸音パネルの上面部の長手方向に形成された凹溝の両端部は、吸音パネルを形成する側面板により遮閉されていることを特徴とする、請求項6〜8のいずれか一に記載した高架道路等の桁下裏面への吸音パネルの取付構造。
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