JP4518174B2 - 記録装置および駆動状態制御方法 - Google Patents

記録装置および駆動状態制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4518174B2
JP4518174B2 JP2008099887A JP2008099887A JP4518174B2 JP 4518174 B2 JP4518174 B2 JP 4518174B2 JP 2008099887 A JP2008099887 A JP 2008099887A JP 2008099887 A JP2008099887 A JP 2008099887A JP 4518174 B2 JP4518174 B2 JP 4518174B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
state
unit
acceleration
medium
fall
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008099887A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009252305A (ja
Inventor
俊二 岡田
亮吾 伊藤
憲一郎 有留
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2008099887A priority Critical patent/JP4518174B2/ja
Priority to US12/384,353 priority patent/US20090279874A1/en
Priority to CN2009101338885A priority patent/CN101556820B/zh
Publication of JP2009252305A publication Critical patent/JP2009252305A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4518174B2 publication Critical patent/JP4518174B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B19/00Driving, starting, stopping record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor; Control thereof; Control of operating function ; Driving both disc and head
    • G11B19/02Control of operating function, e.g. switching from recording to reproducing
    • G11B19/04Arrangements for preventing, inhibiting, or warning against double recording on the same blank or against other recording or reproducing malfunctions
    • G11B19/041Detection or prevention of read or write errors
    • G11B19/043Detection or prevention of read or write errors by detecting a free-fall condition

Description

この発明は、例えば、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスクなどのディスク媒体に対して、データを記録する記録装置や、当該記録装置で用いられる記録ドライブの駆動状態を制御する方法に関する。
近年、記録媒体として、ハードディスクやDVD(Digital Versatile Disc)を記録媒体として用いるデジタルビデオカメラが提供されるようになってきている。このように、ディスク記録媒体を用いるデジタルビデオカメラでは、無駄なバッテリ消費を避けるために、いわゆるオートパワーオフ機能が搭載されているものがある。
このオートパワーオフ機能は、デジタルビデオカメラが、電源オンの状態のまま一定時間操作されない場合に、自動的にデジタルビデオカメラの電源をオフにするものである。この一定時間は、通常数分程度に設定されている。しかし、ディスク記録媒体を用いるデジタルビデオカメラにおいては、電源オフの状態から電源オンにした場合、ディスク記録媒体が適正な回転速度で回転駆動すると共に、記録再生ヘッド(磁気ヘッドや光学ピックアップなど)がディスク記録媒体上のトラックを正確に走査し、データの書き込みや読み出しを行える状態になるまでに若干の時間がかかる。
このため、従来のオートパワーオフ機能においては、消費電力の省力化を実現すると共に、操作性をできるだけ落とすことが無いようにするために、記録媒体ドライブの動作状態を段階的に変えるようにしている。
図6は、ハードディスクドライブが搭載されたデジタルビデオカメラにおいて行われるオートパワーオフ機能について説明するための図である。図6に示すように、時点sにおいて電源が投入され起動するようにされると、当該ハードディスクドライブは、アクティブ状態となるように制御される。
ここで、アクティブ状態は、ハードディスクが適正な回転速度で回転駆動すると共に、磁気ヘッドが当該ハードディスク上のトラックを正確に走査しているオントラックの状態であり、即座にデータの書き込みや読み出しを行うことが可能な状態を言う。より具体的には、インターフェース回路(以下、I/F回路と言う。)、スピンドルモータ、アクチュエータ、サーボ回路、RF回路等のハードディスクドライブを構成する各部分を動作させた状態がアクティブ状態である。
ここで、I/F回路は、カメラ部との間でデータの送受を行う回路部分である。スピンドルモータは、ハードディスクを回転駆動させるものである。アクチュエータは、ハードディスクの半径方向に磁気ヘッドを移動させるためのものである。サーボ回路は、ハードディスク上のトラックを磁気ヘッドが正確に走査できるようにするためのものである。RF回路は、磁気ヘッドに供給する記録信号を形成したり、磁気ヘッドから供給される読み出し信号から再生信号を形成したりものである。
そして、図6に示すように、ユーザ(使用者)によって当該デジタルビデオカメラが操作されること無く、時点sからの経過時間が、予め決められた第1の時間となる時点aに到達すると、当該ハードディスクドライブは、アイドル状態となるように制御される。ここで、アイドル状態は、ハードディスクは回転駆動され、磁気ヘッドの位置もハードディスク上に維持されるが、磁気ヘッドはサーボ回路による制御が外され、オフトラックとなっている状態を言う。
すなわち、アイドル状態は、上述したI/F回路、スピンドルモータ、アクチュエータが動作するようにされ、サーボ回路とRF回路とが非動作とされた状態である。したがって、アイドル状態の場合、サーボ回路とRF回路とを動作させることにより、ハードディスクへのデータの書き込みやハードディスクからのデータの読み出しを行える状態に迅速に復帰可能である。
このため、図6に示すように、時点bにおいて、当該デジタルビデオカメラに対してユーザにより操作が行われた場合には、当該ハードディスクドライブは、迅速にアクティブ状態に復帰するように制御され、当該ハードディスクへのデータの書き込みや当該ハードディスクからのデータの読み出しを行うことができるようにされる。
なお、アイドル状態において、磁気ヘッドをハードディスク外の所定の位置に保持するようにする場合もある。この場合には、アクチュエータの動作をも停止させることができるので、より消費電力を低減させることができる。しかし、アクチュエータを動作させている場合に比べて、アクティブ状態に復帰させるまでに時間がかかることになる。
そして、図6に示すように、時点aにおいて、当該ハードディスクドライブが、アクティブ状態からアイドル状態に遷移するようにされた後、当該デジタルビデオカメラに対して何らの操作も行われること無く、時点sからの経過時間が、予め決められた第2の時間となる時点cに到達すると、当該ハードディスクドライブは、パワーオフ状態となるように制御される。
ここで、パワーオフ状態は、上述したI/F回路、スピンドルモータ、アクチュエータ、サーボ回路、RF回路の全部が否動作とされた状態である。これにより、ハードディスクドライブを自動的にパワーオフ状態にすることができ、デジタルビデオカメラの消費電力を低減させることが可能となる。
図7は、図6に示したように制御されるハードディスクドライブを備えたデジタルビデオカメラにおいて行われる当該ハードディスクドライブの動作状態制御の一例を説明するためのフローチャートである。図7に示す処理は、当該ハードディスクドライブが搭載されデジタルビデオカメラに電源が投入するようにされた場合に実行される。
そして、当該デジタルビデオカメラに電源が投入されると、まず、デジタルビデオカメラは、当該ハードディスクドライブをアクティブ状態になるように制御する(ステップS101)。そして、当該デジタルビデオカメラにおいては、経過時間タイマーをスタートさせる(ステップS102)。なお、最初に経過時間タイマーをスターとさせる場合に、経過時間タイマーはリセットされた後に、計測を開始する。
そして、ユーザからの操作入力を受け付けるようにし(ステップS103)、ユーザからの操作入力を受け付けたか否かを判断する(ステップS104)。ステップS104の判断処理において、ユーザからの操作入力を受け付けたと判断したときには、経過時間タイマーをリセットして(ステップS105)、操作入力に応じた処理を実行し、その後、ステップS102からの処理を繰り返す。
また、ステップS104の判断処理において、操作入力を受け付けていないと判断したときには、経過時間タイマーの値が、予め決められた第1の時間を経過したか否かを判断する(ステップS106)。ステップS106の判断処理において、予め決められた第1の時間を経過していないと判断したときには、ステップS103からの処理を繰り返す。
また、ステップS106の判断処理において、第1の時間を経過したと判断したときには、当該ハードディスクドライブをアイドル状態となるように制御する(ステップS107)。この後、ユーザからの操作入力を受け付けるようにし(ステップS108)、ユーザからの操作入力を受け付けたか否かを判断する(ステップS109)。ステップS109の判断処理において、ユーザからの操作入力を受け付けたと判断したときには、経過時間タイマーをリセットして(ステップS110)、操作入力に応じた処理を実行し、その後、ステップS101からの処理を繰り返す。
また、ステップS109の判断処理において、操作入力を受け付けていないと判断したときには、経過時間タイマーの値が、予め決められた第2の時間を経過したか否かを判断する(ステップS111)。ステップS111の判断処理において、予め決められた第2の時間を経過していないと判断したときには、ステップS108からの処理を繰り返す。
また、ステップS111の判断処理において、第2の時間を経過したと判断したときには、当該ハードディスクドライブと、当該デジタルビデオカメラ(システム)をパワーオフ状態となるように制御し(ステップS112)、この図7に示す処理を終了する。そして、また、当該デジタルビデオカメラに電源が投入するようにされた場合に、この図7に示す処理が実行される。
このように、従来のオートパワーオフ機能は、ハードディスクドライブの動作状態を段階的に切り替えて行くことにより、消費電力の省力化を図ると共に、ユーザからの操作に応じた処理をできるだけ遅延させること無く実行することができるようにしている。
そして、図6、図7を用いて説明した従来のオートパワーオフ機能の場合、予め決められた第1の時間を経過すると、ハードディスクドライブはアイドル状態にされるが、このアイドル状態からアクティブ状態に遷移するためには、ユーザからの操作入力が必要である。しかし、できればより迅速にアクティブ状態に復帰し、ユーザによる操作入力を受け付けた場合には、即座に操作入力に応じた処理を実行させるようにできればよりよい。
この問題点に対する対処方法の1つとして、特許文献1には、操作性を落とすこと無く、無駄な電力消費を避けるようにすることができる撮像装置に関する発明が開示されている。当該特許文献1に記載された発明の場合、EVF(電子ビューファインダ)をオフした省電力モードにするための第1の時間を計測する第1のタイマーと、ビデオカメラの電源をオフにするための第2の時間を計測する第2のタイマーとを備えている。
そして、第1のタイマーにより第1の時間が経過したことを計測した場合には、EVFをオフにして省電力モードとする。その後、ユーザの操作入力を受け付けることなく、姿勢変化や振動を検出した場合、すなわち、当該ビデオカメラをユーザが手に取るなどした場合には、EVFをオンにし、元の状態に復帰させる。このとき、第1のタイマーはリセットするが、第2のタイマーはリセットしないようにする。
この後、ユーザからの操作入力を受け付けた場合には、EVFは既にオンにされているので、即座に撮影を再開させるようにすることができる。しかし、操作入力がなかった場合には、第2のタイマーはリセットされていないので、予め決められた第2の時間が経過した場合に、当該ビデオカメラの電源をオフにして、電力の省力化をも図ることができるようにされる。
このように、特許文献1に記載の技術の場合には、ユーザの操作入力に応じた処理をできるだけ迅速に行えるようにすることができると共に、消費電力の省力化をも実現することができるようにしている。
なお、上述した特許文献1は、次に示す通りである。
特開2006−86651号公報
ところで、上述した特許文献1に記載の技術の場合、姿勢変化や振動を検出した場合に、即座に省電力モードを終了させて、元の状態に復帰するようにしている。このため、記録媒体としてハードディスクや光ディスクなどのディスク記録媒体を用いるビデオカメラなどの記録装置には採用できない。
例えば、ハードディスクドライバを搭載したビデオカメラを利用していたが、別のことをするために、当該ビデオカメラをテーブルや棚などの高いところに置き、第1の時間が経過したのでアクティブ状態からアイドル状態に遷移させた後、当該ビデオカメラが何らかの原因により落下してしまった場合を考える。
このような場合、上述した特許文献1に記載された発明の場合には、姿勢変化や振動を検出した段階で、ハードディスクドライブをアクティブ状態にさせてしまうので、その後に当該ビデオカメラが落下し、床に衝突するなどして大きな衝撃が加わった場合に、ハードディスクのファイルシステムに対して致命的な書き込み動作エラーを発生させるなどして、ハードディスクのファイルシステム自体をクラッシュさせてしまう可能性がある。この場合、ハードディスクドライブ自体が使用不能になる可能性がある。
また、ディスク記録媒体を用いるビデオカメラなどの記録装置の場合、ディスクドライブがアクティブ状態にあるときこそ、落下のような不測の事態に対応できるようにしておくことが望ましい。しかしながら、落下ではなく、ユーザによって手に持たれるなどしてビデオカメラの姿勢が変化したような場合にまでディスクドライブの保護を優先させるようにした場合には、ディスクドライブのアクティブ状態を適正に維持することができなくなり、ユーザの操作に応じた迅速な処理の実行を阻害してしまう。
以上のことに鑑み、この発明は、ディスク記録媒体を用いる記録装置において、落下による衝撃による影響を受け難く、ユーザの操作に応じた処理の迅速性を低下させることもないようにすることを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明の記録装置は、
ディスク記録媒体を回転駆動させると共に、ヘッド部を通じて少なくとも前記ディスク記録媒体へのデータの書き込みを行う媒体ドライブ手段と、
前記媒体ドライブ手段が、前記ディスク記録媒体を回転駆動させると共に、前記ヘッド部がオフトラックとなるアイドル状態にあるときに、自機が落下状態にあるか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段が自機は落下状態にあると判定した場合には、さらに前記判定手段による落下状態の判定を行うようにし、前記判定手段が落下状態にないと判定した場合には、前記媒体ドライブ手段を、前記ディスク記録媒体がアクセス可能な状態に回転駆動させると共に、前記ヘッド部がオントラックとなるアクティブ状態にするように制御する制御手段と、
前記媒体ドライブ手段が前記アクティブ状態になるようにされた時点からの経過時間を計測するカウンタ手段と、
加速度検出手段と、
前記媒体ドライブ手段が前記アクティブ状態にされた後、前記カウンタ手段のカウント値が予め決められた値になるまでに、使用者からの操作入力を受け付けなかった場合に、前記媒体ドライブ手段を前記アイドル状態にするように制御する状態制御手段と
を備え、
前記判定手段は、前記状態制御手段により、前記媒体ドライブ手段が前記アクティブ状態からアイドル状態にされた後において、前記加速度検出手段により自機に加速度が発生したことが検出された場合に、自機が落下状態か否かの判別を行う
この請求項1に記載の発明の記録装置によれば、ディスク記録媒体の媒体ドライブ手段が、アイドル状態にあるときに、判定手段により自機が落下状態にあると判定された場合には、当該判定手段による落下状態か否かの判定処理が繰り返し行うようにされる。そして、判定手段により、自機に加速度変化が発生したものの自機が落下状態ではないと判定された場合には、制御手段により、媒体ドライブ手段が、アイドル状態からアクティブ状態にするようにされる。また、媒体ドライブ手段がアクティブ状態になるようにされた時点からの経過時間がカウンタ手段により計測するようにされる。このカウンタ手段による計測結果が予め決められた値になるまでの間に、使用者からの操作入力を受け付けなかった場合には、状態制御手段によって、媒体ドライブ手段はアイドル状態になるようにされる。媒体ドライブ手段がアイドル状態にされた後、加速度検出手段により、自機に加速度が発生したことが検出されると、判定手段により、落下状態か否かの判定が行うようにされる。そして、判定手段により、自機が落下状態にあると判別された場合には、判別手段による判別処理が繰り替えされる。また、判別手段により、自機に加速度変化が発生したものの自機が落下状態ではないと判定された場合には、制御手段により、媒体ドライブ手段が、アイドル状態からアクティブ状態にするようにされる。
これにより、媒体ドライブ手段が、アイドル状態にあるときに、自機が落下状態になった場合には、当該落下状態が収束した後に、媒体ドライブ手段をアクティブ状態に戻すことができるので、落下による衝撃による影響を受け難くすることができるようにされる。また、落下の収束後、あるいは、自機が使用者によって手に持たれたなどの落下とは異なる動きの場合には、媒体ドライバ手段が、アイドル状態からアクティブ状態に迅速に戻すようにされるので、使用者の操作に応じた処理の迅速性を低下させることもないようにされる。また、カウンタ手段による計測結果が予め決められた値になるまでの間に、使用者からの操作入力を受け付けなかったことにより、媒体ドライブ手段がアイドル状態にされた後において、自機に加速度変化が発生した場合に、自機が落下状態にあると判別された場合には、判別手段による判別処理が繰り返され、媒体ドライブ手段のアイドル状態は維持されるので、ディスク媒体を保護することができるようにされる。その後において、自機に発生した加速度変化が落下によるものではない場合、あるいは、落下状態が収束した場合には、自機が落下状態に無いことが判別され、媒体ドライブ手段はアクティブ状態に迅速に切り替えられるので、ユーザの操作に応じた処理の迅速性を低下させることもないようにされる。
また、請求項2に記載の発明の記録装置は、請求項1に記載の記録装置であって、
加速度検出手段と、
前記媒体ドライブ手段が、アクティブ状態にあるときに、前記加速度検出手段が自機に加速度が発生したことを検出した場合に、前記媒体ドライブ手段をアイドル状態にするように制御する状態制御手段と
を備え、
前記判定手段は、前記状態制御手段により、前記媒体ドライブ手段を前記アクティブ状態からアイドル状態にされた後に、自機が落下状態か否かの判別を行うものである。
この請求項2に記載の発明によれば、媒体ドライブ手段がアクティブ状態にあるときに、加速度検出手段により、自機に加速度が発生したことが検出されると、状態制御手段によって、媒体ドライブ手段がアイドル状態にされる。この後、判定手段により、落下状態か否かの判定が行うようにされる。そして、判定手段により、自機に加速度変化が発生したものの自機が落下状態ではないと判定された場合には、制御手段により、媒体ドライブ手段が、アイドル状態からアクティブ状態にするようにされる。
これにより、媒体ドライブ手段がアクティブ状態にあるときに、自機に加速度変化が生じたときには、媒体ドライブ手段を迅速にアイドル状態に切り替えることにより、ディスク媒体を保護することができるようにされる。その後において、自機に発生した加速度変化が落下によるものではない場合、あるいは、落下状態が収束した場合には、自機が落下状態に無いことが判別され、媒体ドライブ手段はアクティブ状態に迅速に切り替えられるので、使用者の操作に応じた処理の迅速性を低下させることもないようにされる。
この発明によれば、ディスク記録媒体を用いる記録装置において、落下による衝撃への耐性を向上させることができる。また、ディスク記録媒体を用いる記録装置において、ユーザの操作に応じた処理の迅速性を低下させることもないようにすることができる。
以下、図を参照しながら、この発明の一実施の形態について説明する。以下においては、この発明の一実施の形態を、ハードディスクを記録媒体として用いるデジタルビデオカメラ(以下、撮像装置という。)に適用した場合を例にして説明する。
[撮像装置の構成例について]
図1は、この実施の形態の撮像装置を説明するためのブロック図である。図1に示すように、この実施の形態の撮像装置は、カメラ部11、カラーLCD(Liquid Crystal Display)12、ビデオ/オーディオインターフェース部(以下、ビデオ/オーディオI/F部という。)13、圧縮/伸張信号処理部14、データ制御部15、ドライブ制御部16、外部機器インターフェース部(以下、外部機器I/Fという。)17、システム制御部21、ユーザインターフェース部(以下、ユーザI/F部という。)22、プログラムメモリー23、加速度センサ24、加速度メモリー25、計時カウンタ26、HDD30を備えたものである。
ビデオ/オーディオI/F部13、圧縮/伸張信号処理部14、データ制御部15のそれぞれには、図1に示すように、主に作業領域として用いられる、スクリーンメモリー13M、圧縮/伸張メモリー14M、データメモリー15Mが設けられている。
また、HDD30は、この実施の形態の撮像装置に内蔵されたものであり、例えば、数百ギガバイト、あるいは、それ以上の記憶容量を有するディスク記録媒体であるハードディスクを備えるものである。また、HDD30は、図示しないが、データの送受を行うと共に、HDD30の各部を制御する機能を有するI/F回路、ハードディスクを回転駆動させるスピンドルモータ、磁気ヘッド、磁気ヘッドのハードディスク上の半径方向の位置を制御するアクチュエータ、磁気ヘッドが正確にハードディスクのトラック上を走査できるようにするためのサーボ回路、磁気ヘッドに供給する記録信号を形成したり、磁気ヘッドからの信号から再生信号を形成したりするRF回路等を備えたものである。
そして、HDD30は、以下に説明するように、これに供給されるデータを、内蔵するハードディスクに記録したり、また、内蔵するハードディスクに記録されているデータを読み出して、所定の回路部に供給したりすることができるものである。また、HDD30は、少なくとも、アクティブ状態と、アイドル状態と、パワーオフ状態の3つの状態のいずれかになるように制御可能なものである。
ここで、アクティブ状態は、上述もしたように、HDD30のハードディスクが適正な回転速度で回転駆動される共に、磁気ヘッドが当該ハードディスク上のトラックを正確に走査しているオントラックの状態であり、即座にデータの書き込みや読み出しを行うことが可能な状態を言う。
また、アイドル状態は、HDD30のハードディスクが回転駆動され、磁気ヘッドの位置はハードディスク上に維持されるが、磁気ヘッドはサーボ回路による制御が外され、オフトラックとなっている状態を言う。また、パワーオフ状態は、HDD30の各回路部への電力の供給が停止され、各回路部が否動作とされた状態を言う。
そして、この実施の形態の撮像装置において、システム制御部21は、この実施の形態の撮像装置の各部を制御するものであり、図示しないが、CPU(Central Processing Unit)、作業領域として用いられるRAM(Random Access Memory)、設定パラメータやその他電源が落とされても保持しておくべき種々のデータを記憶保持するEEPROM(Electrically Erasable and Programmable ROM)やフラッシュメモリーなどの不揮発性メモリーが、CPUバスを通じて接続されて構成されたマイクロコンピュータである。
システム制御部21には、図1に示したように、ユーザI/F22、プログラムメモリー23、加速度センサ24、加速度メモリー25、計時カウンタ26が接続されている。ユーザI/F22は、複数のファンクションキーやボタンスイッチ、スライドキーなどからなり、撮影開始や撮影終了、再生開始や再生終了などのユーザからの種々の指示入力を受け付けて、これをシステム制御部21に通知することができるものである。これにより、システム制御部21は、ユーザからの指示入力に応じて各部を制御することにより、当該撮像装置がユーザの指示に応じた処理を行うことができるようにされる。
また、プログラムメモリー23は、システム制御部21において実行される種々のプログラムや処理に必要なデータが記録されたものである。
また、加速度センサ24は、3軸加速度センサであり、例えば、10msec(10ミリ秒)程度の比較的に短い間隔で、この実施の形態の撮像装置に発生する加速度を検出し、これをシステム制御部21に通知する。この加速度センサ24の機能により、この実施の形態の撮像装置が、ユーザの手にもたれたり、落下したりするなど、当該撮像装置に加速度が発生した場合に、これを検出することができるものである。したがって、加速度センサ24により例えば一定値以上の加速度が検出された場合に、当該撮像装置は移動している(動くようにされている)状態にあると判別することができる。
また、加速度メモリー25は、システム制御部21を通じて順次に供給される情報であって、加速度センサ24によって検出される加速度を示す情報や、加速度センサ24からの加速度を示す情報に基づいてシステム制御部21で形成される合成値など、加速度に関する履歴情報を記憶保持する。ここで、システム制御部21において、加速度を示す情報に基づいて形成される合成値は、この実施の形態の撮像装置にかかっている重力加速度を示す情報であり、例えば、X軸、Y軸、Z軸の3直交軸に対応する加速度値の2乗和として算出される値である。
そして、この実施の形態のシステム制御部21は、詳しくは後述するが、加速度センサ24により検出される加速度(加速度を示す情報)と、加速度メモリー25に記憶保持される加速度に関する履歴情報(加速度を示す情報、加速度の合成値)とに基づいて、当該撮像装置が落下状態にあるか否かの判定を行う判定手段としての機能を実現することができるものである。すなわち、システム制御部21は、落下検出部21aとしての機能も実現している。
また、計時カウンタ26は、システム制御部21の制御に応じて、種々の期間を計測することが可能なものである。具体的には、計時カウンタ26は、いわゆるオートパワーオフ機能を実現するために、後述するハードディスクドライブ(以下、HDDと略称する。)30が、アクティブ状態にするようにされた時点からの時間を計測することができるものである。また、計時カウンタ26は、システム制御部21の制御により、必要なタイミングでクリアーすることもできるものである。このように、システム制御部21は、計時カウンタ26を制御するカウンタ更新部21bとしての機能も実現している。
そして、図1に示したように、カメラ部11とカラーLCD12とは、ビデオ/オーディオI/F部13に接続されている。カメラ部11は、レンズ、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal oxide Semiconductor)イメージセンサなどの撮像素子を備え、レンズを通ってきた被写体の画像を撮像素子によってアナログ映像信号に変換し、これを後段の回路部に供給する。また、カメラ部11の近傍には、図示しないがマイクロホンが設けられており、撮影時に音声を収音し、収音した音声を電気信号に変換して取り込むこともできるようにされている。
カラーLCD12は、カメラ部11を通じて取り込むようにされている被写体の映像データや後述するHDD30のハードディスクから読み出された映像データ等による再生画像をカラー表示するものである。また、例えば、カラーLCD12の近傍には、図示しないがスピーカが設けられ、マイクロホンで収音された音声の音声データや、HDD30のハードディスクから読み出された音声データによる再生音声を放音することもできるようにされている。
ビデオ/オーディオI/F部13は、カメラ部11からのアナログ映像信号やマイクロホンからのアナログ音声信号を受け付けて、これらを自機において処理可能な形式のデジタル信号に変換し、これら変換後の映像データ、音声データを後段の圧縮/伸張信号処理部14に供給する。このように、ビデオ/オーディオI/F部13は、カメラ部11からの映像信号や音声信号を自機に取り込む機能を有している。
また、ビデオ/オーディオI/F部13は、圧縮/伸張信号処理部14からの伸張処理された映像データや音声データをアナログ信号に変換し、アナログ映像信号をカラーLCD12に供給するとともに、アナログ音声信号をスピーカに供給する。このように、ビデオ/オーディオI/F部13は、映像データや音声データを自機に取り込んだり、映像や音声を自機において再生したりする機能を有している。
圧縮/伸張信号処理部14は、ビデオ/オーディオI/F13からの映像データ、音声データを所定の方式でデータ圧縮して、データ圧縮後の映像データ、音声データを後段のデータ制御部15に供給したり、また、データ制御部15からのデータ圧縮されている映像データ、音声データを伸張して、データ伸張後の映像データ、音声データをビデオ/オーディオI/F部13に供給したりする。
なお、圧縮/伸張信号処理部14において用いられるデータ圧縮方式は、静止画の場合はJPEG(Joint Photographic Experts Group)、MPEG(Moving Picture Experts Group)とその機能が発展した将来の代替えとなる方式、動画の場合はMPEG2とその機能が発展した将来の代替えとなる方式などである。もちろん、これらの方式に限ることなく、種々の方式を用いることも可能である。
データ制御部15は、SDRAM(Synchronous Dynamic RAM)などにより構成されるデータメモリー15Mをバッファメモリーとして用い、非同期である撮像装置と、この撮像装置に搭載されたHDD30のハードディスクとの間における映像データ、音声データについての時間軸補正を行うようにしている。
したがって、カメラ部11を通じて得た映像データや音声データをHDD30のハードディスクに記録する場合には、圧縮/伸張信号処理部14からのデータが、データ制御部15を通じてデータメモリー15Mに記録されるとともに、データメモリー15Mに先に記録されているデータがデータ制御部15により読み出されてドライブ制御部16に供給され、後述するように、HDD30のハードディスクに記録されることになる。
また、ドライブ制御部16を通じて供給される、HDD30のハードディスクから読み出された映像データ、音声データは、データ制御部15を通じてデータメモリー15Mに記録されるとともに、データメモリー15Mに先に記録されているデータがデータ制御部15により読み出されて圧縮/伸張信号処理部14に供給され、上述もしたように、データ伸張、デジタル/アナログ変換されて、出力するようにされる。
このように、データメモリー15Mは、いわゆるファースト・イン/ファースト・アウト(First In First Out)形式で使用され、例えばカメラ部11から供給される時間的に連続する映像データや音声データを途切れることなく、HDD30のハードディスクに記録したり、また、HDD30のハードディスクに記録されている時間的に連続する映像データや音声データを途切れることなく再生したりすることができるようにしている。
そして、ドライブ制御部16は、HDD30との接続インターフェースであり、システム制御部21からの制御に応じて、データ制御部15からのデータをHDD30に供給してハードディスクに記録するようにしたり、ハードディスクから目的とするデータを読み出すようにしてHDD30からデータの提供を受けて、これをデータ制御部15に供給したりすることができるものである。
また、ドライブ制御部16は、システム制御部21からの制御に応じたコマンドをHDD30に供給することにより、HDD30の動作状態を切り替えるように制御するなどのこともできるものである。すなわち、アクティブ状態、アイドル状態、電源オフ状態などの動作状態を切り替えるようにすることができるものである。
また、この実施の形態の撮像装置は、外部機器I/F部17を備えている。この外部機器I/F部17は、例えば、パーソナルコンピュータなどの外部機器との接続を可能にするものであり、例えば、USB(Universal Serial Bus)回路などのデジタルインターフェース回路である。この外部機器I/F部17を用いる場合には、データ制御部15とドライブ制御部16、あるいは、ドライブ制御部16を通じてデータのやり取りを行うことができるようにされる。
このように、この実施の形態の撮像装置は、カメラ部11を通じて取り込んだ映像データや音声データをビデオ/オーディオI/F部13、圧縮/伸張信号処理部14、データ制御部15、ドライブ制御部16を介して、HDD30に供給し、HDD30のハードディスクに記録することができるものである。
また、この実施の形態の撮像装置は、ドライブ制御部16がHDD30を制御するようにし、HDD30のハードディスクから映像データ、音声データを読み出し、これをドライブ制御部16、データ制御部15、圧縮/伸張信号処理部14、ビデオ/オーディオI/F部13を通じてカラーLCD12に供給し、当該カラーLCD12及び図示しないスピーカを通じて、HDD30のハードディスクから読み出した映像データに応じた映像と、音声データに応じた音声とを再生して出力することができるものである。
また、この実施の形態の撮像装置は、外部機器I/F部17を通じて接続されるパーソナルコンピュータからデータの提供を受けて、これをデータ制御部15、ドライブ制御部16を通じて、あるいは、ドライブ制御部16を通じて、HDD30に供給して、HDD30が内蔵するハードディスクに記録することができるものである。
また、この実施の形態の撮像装置は、ドライブ制御部16によりHDD30のハードディスクから読み出すようにされたデータを、ドライブ制御部16と外部機器I/F部17を通じて、あるいは、ドライブ制御部16とデータ制御部15と外部機器I/F部17を通じて外部機器に供給することもできるものである。
[HDD30の動作状態制御について]
この実施の形態の撮像装置は、記録媒体としてハードディスクを用いたHDD30を備えたものであり、消費電力の省力化の観点から、いわゆるオートパワーオフ機能を備えている。そして、この実施の形態の撮像装置は、オートパワーオフ機能に加えて、当該撮像装置に発生する加速度の情報を考慮することによって、撮像装置の落下などからHDD30のハードディスクを適切に保護すると共に、ユーザの操作に応じた処理を迅速に実行できるようにする処理の迅速性をも損なうことがないようにしている。
図2は、この実施の形態の撮像装置におけるHDD30の状態制御について説明するための図である。図2に示すように、時点sにおいて電源が投入され起動するようにされると、この実施の形態の撮像装置においては、計時カウンタ26をリセットして計時(時間のカウント)を開始させ、HDD30をアクティブ状態にする。
このとき、システム制御部21は、加速度センサ24を通じての加速度検出も比較的に短い間隔で行うようにする。図2において、時点s、時点a、時点cを示している矢印以外の実線矢印が、加速度検出のタイミングを示している。加速度センサ24は、検出結果をシステム制御部21に通知するので、システム制御部21は、自機に加速度の変化が発生した場合に、これを迅速に知ることができる。
また、上述もしたように、システム制御部21は、加速度センサ24からの検出結果と、この加速度センサ24からの検出結果の合成値とを加速度メモリー25に供給し、これに記憶保持するようにしている。
そして、時点s後、HDD30がアクティブ状態にあるときに、当該撮像装置に対してユーザによる操作入力も無く、また、当該撮像装置装置に加速度の変化も発生しない場合には、計時カウンタ26の値が予め決められた第1の時間を経過する時点aにおいて、HDD30をアクティブ状態よりも消費電力の少ないアイドル状態にする。
この後、HDD30がアイドル状態にあるときに、当該撮像装置に対してユーザによる操作入力も無く、当該撮像装置装置に加速度の変化も発生しない場合に、計時カウンタ26の値が予め決められた第2の時間を経過する時点cにおいて、HDD30をアイドル状態よりもさらに消費電力の少ないパワーオフ状態にする。
このようにして、この実施の形態の撮像装置においては、従来からのオートパワーオフ機能により、HDD30の状態が制御され、無駄に電力を消費しないようにされる。
しかし、図2に示すように、HDD30がアクティブ状態ある時点dにおいて、加速度センサ24が、自機に加速度変化が発生したことを検出したとする。この場合、撮像装置のシステム制御部21は、ドライブ制御部16を制御して、HDD30をアイドル状態にし、HDD30のハードディスクを保護する。
さらに、システム制御部21は、加速度センサ24からの検出出力と、加速度メモリー25に記憶保持されている加速度変化の履歴とから、自機が落下状態にあるか否かを判別する。例えば、ユーザが当該撮像装置を手に持つなどして、落下とは異なる動作状態であると判別したとき、あるいは、既に落下状態ではないと判別したときには、次にユーザにより撮影開始ボタンが操作されるなど、何らかの操作がされる可能性が高い。
そこで、この場合には、図2において、点線矢印b1が示すように、システム制御部21は、ドライブ制御部16を通じてHDD30を制御するようにし、HDD30を迅速にアクティブ状態に戻す。このとき、オートパワーオフ機能用の計時カウンタ26もリセットし、新たに計時処理を開始させる。これにより、その後のユーザからの操作に迅速に対応することができるようにされる。
しかし、時点dの後においても、自機が落下状態にあると判別したときには、さらに自機が落下状態にあるか否かの判別を繰り返すようにする。そして、システム制御部21は、落下状態が収束したと判別できた場合に、HDD30をアクティブ状態に戻す。図2に示した例の場合には、システム制御部21は、時点eにおいて落下状態が収束したと判別(検出)し、ドライブ制御部16を通じてHDD30を制御するようにして、HDD30をアクティブ状態に戻すようにしている。また、このとき、オートパワーオフ機能用の計時カウンタ26もリセットし、新たに計時処理を開始させる。これにより、HDD30のハードディスクを確実に保護することができる。
そして、図2に示すように、オートパワーオフ機能により、HDD30が、アクティブ状態からアイドル状態にされた後においても、システム制御部21は、加速度センサ24からの検出出力を監視する。そして、図2に示すように、HDD30がアイドル状態ある時点fにおいて、加速度センサ24が、自機に加速度変化が発生したことを検出したとする。
この場合、HDD30は既にアイドル状態にあるので、システム制御部21は、加速度センサ24からの検出出力と、加速度メモリー25に記憶保持されている加速度変化の履歴(加速度を示す情報と加速度の合成値)とから、自機が落下状態にあるか否かを判別する。ここで、例えば、ユーザが当該撮像装置を手に持つなどして、落下とは異なる動作状態であると判別したとき、あるいは、既に落下状態ではないと判別したときには、次にユーザにより撮影開始ボタンが操作されるなど、何らかの操作がされる可能性が高い。
そこで、この場合には、図2において、点線矢印b2が示すように、システム制御部21は、ドライブ制御部16を通じてHDD30を制御するようにし、HDD30を迅速にアクティブ状態に戻す。このとき、オートパワーオフ機能用の計時カウンタ26もリセットし、新たに計時処理を開始させる。これにより、その後のユーザからの操作に迅速に対応することができるようにされる。
しかし、時点fの後においても、自機が落下状態にあると判別したときには、さらに自機が落下状態にあるか否かの判別を繰り返すようにする。そして、システム制御部21は、落下状態が収束したと判別できた場合に、HDD30をアクティブ状態に戻す。図2に示した例の場合には、システム制御部21は、時点gにおいて落下状態が収束したと判別(検出)し、ドライブ制御部16を通じてHDD30を制御するようにして、HDD30をアクティブ状態に戻すようにしている。また、このとき、オートパワーオフ機能用の計時カウンタ26もリセットする。これにより、HDD30のハードディスクを確実に保護することができる。
このように、この実施の形態の撮像装置においては、HDD30がアイドル状態にあり、何らかの原因によりこの実施の形態の撮像装置に加速度変化が生じた場合には、まず、落下状態か否かを判別する。そして、落下ではないと判断した場合、あるいは、既に落下状態ではないと判断した場合には、HDD30を迅速にアクティブ状態に戻すので、ユーザの操作に応じた処理を実行できる状態に迅速に復旧することができる。
また、撮像装置が落下状態にあると判別した場合には、システム制御部21は、当該落下状態が収束するまで、HDD30のアイドル状態を維持するので、実際に撮像装置が落下した場合の衝撃から、HDD30のハードディスクを適切に保護することができる。
[HDD30の動作状態制御の具体的な処理について]
次に、この実施の形態の撮像装置において行われるHDD30の動作状態制御の具体的な処理について説明する。図3、図4は、この実施の形態に撮像装置において行われるHDD30の動作状態制御の具体的な処理について説明するフローチャートである。この図3、図4に示す処理は、この実施の形態の撮像装置に電源が投入するようにされた場合に主にシステム制御部21において実行されるものである。
そして、この実施の形態の撮像装置に電源が投入されると、撮像装置のシステム制御部21は、ドライブ制御部16を通じてHDD30を制御し、HDD30をアクティブ状態にする(ステップS1)。この後、システム制御部21は、計時カウンタ26を制御し、時間のカウント処理を開始させる(ステップS2)。
このステップS2において開始される経過時間のカウントにより得られるカウント値は、オートパワーオフ機能に応じたHDD30の動作状態の切り替えを行うために用いられるものである。また、この実施の形態の撮像装置においては、例えば、電源投入時において、計時カウンタがリセットするようにされており、迅速に経過時間のカウントを開始させることができるようにされる。
この後、システム制御部21は、ユーザI/F部22を通じてユーザからの操作入力を受け付けるようにし(ステップS3)、操作入力を受け付けたか否かを判断する(ステップS4)。ステップS4において、ユーザからの操作入力を受け付けたと判断したときには、当該操作入力に応じた処理を実行するようにすると共に、計時カウンタ25をリセットし(ステップS5)、ステップS2からの処理を繰り返すようにする。
ステップS4の判断処理において、操作入力を受け付けていないと判断したときには、加速度センサ24からの検出出力を取得し(ステップS6)、自機に加速度変化が発生したか否かを判断する(ステップS7)。上述もしたように、加速度センサ24は、所定のタイミング毎に加速度を検出するようにしており、システム制御部21は、その検出出力を参照して、加速度変化が発生したか否かを判断することができるようにしている。
ステップS7において、加速度変化が発生したと判断したときには、当該撮像装置が落下状態にある可能性があるので、システム制御部21は、ドライブ制御部16を通じてHDD30を制御し、HDD30をアイドル状態にする(ステップS8)。この後、システム制御部21は、加速度センサ24からの検出出力と、加速度メモリー25に記憶保持されている加速度に関する履歴情報(加速度、加速度の合成値)とから、自機が落下状態にあるか否かを判別するための落下判別処理を実行する(ステップS9)。
このステップS9の落下判別処理の詳細については後述するが、その概要は、以下のようになる。まず、(1)今回検出した加速度の合成値に基づいて、自機が無重力状態になったか否かを判断し、無重力になっていれば、(2)過去の加速度の合成値に基づいて、例えば、ユーザによって持ち上げられるなど、過去において、予め決められる閾値よりも大きな力が加わっていないか否かを判別する。そして、過去に大きな力が加わっていなければ、(3)無重力状態への推移時間が予め決められる閾値よりも短いか否かを判断し、短ければ、自機は落下状態にあると判断する。これ以外の場合には、落下ではない、あるいは、既に落下状態ではないと判断する。
そして、システム制御部21は、ステップS9の落下判別処理の結果が落下か否かを判断する(ステップS10)。ステップS10の判断処理において、自機が落下状態にあると判断したときには、システム制御部21は、加速度センサから新たな加速度を取得し(ステップS11)、ステップS9からの処理を繰り返す。すなわち、ステップS9からステップS11のループ処理は、自機が落下状態から抜け出すまで(落下状態が収束するまで)繰り替えされることになる。
ステップS10の判断処理において、自機は落下状態ではない(もともと落下状態ではない場合、あるいは、落下状態ではなくなった場合)には、システム制御部21は、計時カウンタ25をリセットし(ステップS12)、ステップS1からの処理を繰り返すようにする。すなわち、もともと落下状態ではないか、落下状態であっても既に収束しているので、HDD30をアイドル状態からアクティブ状態に戻し、ユーザからの指示入力を受け付けることができるようにする。
このステップSS7〜ステップSS12の処理により、HDD30がアクティブ状態にあり、自機に加速度の変化が発生した場合には、まず、HDD30をアイドル状態にしてHDD30のハードディスクを保護する。そして、落下状態が収束するまで、アイドル状態を維持し、HDD30のハードディスクを確実に保護することができるようにされる。しかし、ユーザによって当該撮像装置が持ち上げられた場合など、もともと落下状態ではない場合、あるいは、落下状態にあったが、その落下状態が収束した場合には、迅速にアイドル状態から元のアクティブ状態に復帰させ、ユーザからの操作入力に応じた処理、例えば、撮影の開示処理などに迅速に対応できるようにされる。
そして、ステップS7の判断処理において、自機に加速度変化は生じていないと判断した場合には、ステップS2においてスタートさせた計時カウンタのカウント値が、オートパワーオフ機能により、アクティブ状態からアイドル状態に切り替えるタイミングの基準となる予め決められた「第1の時間」を経過したか否か判断する(ステップS13)。
ステップS13の判断処理において、まだ、「第1の時間」を経過していないと判断したときには、システム制御部21は、ステップS3からの処理を繰り返すようにする。この場合には、HDD30のアクティブ状態を維持すると共に、計時カウンタ26によるカウント処理を継続させたまま、ユーザからの操作入力を受け付ける処理を繰り返すことができるようにされる。
そして、ステップS13の判断処理において、「第1の時間」を経過したと判断したときには、システム制御部21は、図4に示し処理に進み、ドライブ制御部16を通じてHDD30を制御し、HDD30をアイドル状態にする(ステップS14)。
この後、システム制御部21は、ユーザI/F部22を通じてユーザからの操作入力を受け付けるようにし(ステップS15)、操作入力を受け付けたか否かを判断する(ステップS16)。ステップS16において、ユーザからの操作入力を受け付けたと判断したときには、当該操作入力に応じた処理を実行するようにすると共に、計時カウンタ25をリセットし(ステップS17)、図3に示したステップS1からの処理を繰り返すようにする。このようにステップS1からの処理を行うようにするのは、HDD30はステップ14の処理によりアイドル状態とされているために、アクティブ状態に戻す必要があるためである。
ステップS16の判断処理において、操作入力を受け付けていないと判断したときには、加速度センサ24からの検出出力を取得し(ステップS18)、自機に加速度変化が発生したか否かを判断する(ステップS19)。上述もしたように、加速度センサ24は、所定のタイミング毎に加速度を検出するようにしており、システム制御部21は、その検出出力を参照して、加速度変化が発生したか否かを判断することができる。
ステップS19において、加速度変化が発生したと判断したときには、HDD30は、既にアイドル状態にあるので、システム制御部21は、加速度センサ24からの検出出力と、加速度メモリー25に記憶保持されている加速度に関する履歴情報(加速度、加速度の合成値)とから、自機が落下状態にあるか否かを判別するための落下判別処理を実行する(ステップS20)。このステップS20の落下判別処理は、図3に示したステップS9の処理と同様に行われるものである。
そして、システム制御部21は、ステップS9の落下判別処理の結果が落下か否かを判断する(ステップS21)。ステップS21の判断処理において、自機が落下状態にあると判断したときには、システム制御部21は、加速度センサから新たな加速度を取得し(ステップS22)、ステップS20からの処理を繰り返す。すなわち、ステップS20からステップS22のループ処理は、自機が落下状態から抜け出すまで(落下状態が収束するまで)繰り替えされることになる。
ステップS21の判断処理において、自機は落下状態ではない(もともと落下状態ではない場合、あるいは、落下状態ではなくなった場合)には、システム制御部21は、計時カウンタ25をリセットし(ステップS23)、ステップS1からの処理を繰り返すようにする。すなわち、もともと落下状態ではないか、落下状態であっても既に収束しているので、HDD30をアイドル状態からアクティブ状態に戻し、ユーザからの指示入力を受け付けることができるようにする。
このステップSS19〜ステップSS23の処理により、オートパワーオフ機能により、HDD30がアイドル状態にされた後において、自機に加速度変化が発生した場合に、落下か否かを判別するようにする。そして、落下状態が収束するまで、アイドル状態を維持し、HDD30のハードディスクを確実に保護することができるようにされる。しかし、ユーザによって当該撮像装置が持ち上げられた場合など、もともと落下状態ではない場合、あるいは、落下状態にあったが、その落下状態が収束した場合には、迅速にアイドル状態からアクティブ状態に復帰させ、ユーザからの操作入力に応じた処理、例えば、撮影の開示処理などに迅速に対応できるようにされる。
そして、ステップS19の判断処理において、自機に加速度変化は生じていないと判断した場合には、ステップS2においてスタートさせた計時カウンタのカウント値が、オートパワーオフ機能により、アイドル状態からパワーオフ状態に切り替えるタイミングの基準となる予め決められた「第2の時間」を経過したか否か判断する(ステップS24)。
ステップS24の判断処理において、まだ、「第2の時間」を経過していないと判断したときには、システム制御部21は、ステップS15からの処理を繰り返すようにする。この場合には、HDD30のアイドル状態を維持すると共に、計時カウンタ26によるカウント処理を継続させたまま、ユーザからの操作入力を受け付ける処理を繰り返すことができるようにされる。
そして、ステップS24の判断処理において、「第2の時間」を経過したと判断したときには、システム制御部21は、HDD30と、自分自身を含むシステムとの両方をパワーオフ状態にし(ステップS25)、この図3、図4に示す処理を終了する。
このように、この実施の形態の撮像装置は、オートパワーオフ機能を有すると共に、HDD30がアクティブ状態にあるときには、自機に加速度変化が発生したか否かを監視し、自機に加速度変化が発生したときには、まず、HDD30をアイドル状態にしてハードディスクを保護する。この後、自機が落下状態にあるか否かを判断し、当該加速度変化が落下によるものではない場合、あるいは、落下によるものであっても、その落下が収束した場合には、HDD30を迅速にアクティブ状態に戻すことができる。したがって、HDD30のハードディスクを適切に保護することができると共に、目的とするシーンを取り逃すことなどがないようにされる。
また、オートパワーオフ機能により、HD30がアイドル状態にあるときにも、自機に加速度変化が発生したか否かを監視し、自機に加速度変化が発生したときには、自機が落下状態にあるか否かを判断し、当該加速度変化が落下によるものではない場合、あるいは、落下によるものであっても、その落下が収束した場合には、HDD30を迅速にアクティブ状態に戻すことができる。また、落下状態にあると判断した場合には、アイドル状態は維持される。したがって、この場合にも、HDD30のハードディスクを適切に保護することができると共に、目的とするシーンを取り逃すことなどがないようにされる。
[落下判別処理の具体例について]
次に、図3のステップS9、図4のステップS20において実行される落下判別処理の具体例について説明する。図5は、この実施の形態の撮像装置において行われる落下判別処理の一例について説明するための図である。
図5Aは、撮像装置が、テーブルなどの上から落下した場合の当該撮像装置における重力加速度の変化を示す図である。図5Bは、撮像装置が、ユーザの手に持たれて、上げ下げされた場合(振る上げられ、振り下げられた場合)の当該撮像装置における重力加速度の変化を示す図である。また、図5Cは、撮像装置が、ユーザの手に持たれて、振り下げられた場合の当該撮像装置における重力加速度の変化を示す図である。また、図5A、B、Cの各図において、横軸は時間Tであり、縦軸は重力加速度、この実施の形態においては、加速度の合成値(Gavg)の値である。
そして、この実施の形態の撮像装置が、例えば、テーブルの上の端の部分に置かれていたとする。このような場合に、例えば当該テーブルに人がぶつかるなどして、当該撮像装置がテーブルから落下した場合を考える。このような場合における、撮像装置にかかる重力加速度の変化を示しているのが、図5Aである。この場合、図5Aにおいて、時点Aまでは、当該撮像装置はテーブルの上にあり加速度変化は生じていない。
しかし、人がテーブルにぶつかることにより、当該撮像装置は、テーブルから落下し、加速度変化が生じ、ある時点(図5Aにおいては、時点T0)において、無重力状態(重力加速度が「0(ゼロ)」になる。そこで、撮像装置が無重力状態になった場合に、落下の可能性があると判断する。
しかし、無重力状態になったか否かだけでは、落下と判断することはできない。例えば、ユーザの手に持たれて振られた場合にも撮像装置が無重力状態になる場合があるからである。そこで、撮像装置が無重力状態なった時点から所定時間分前の時点(T0−na)まで(時点(T0−na)からT0まで)の重力加速度の履歴をチェックする。なお、図5において、T0−naの「a」は加速度の計測時間間隔を意味し、「n」は、サンプル数を意味する。
すなわち、図5Aに示したように、撮像装置がテーブルから落下する場合には、加速度変化が生じる前(図5Aにおいて、時点Aよりも前)には、撮像装置はテーブルの上にあるので加速度変化は発生していない。これに対して、図5Bに示すように、当該撮像装置を時点Bにおいてユーザが手に持って振る上げ、時点Cにおいて振り下げることにより、時点T0において無重力になった場合を考える。
この場合、図5Bに示すように、当該撮像装置が無重力状態になる前の時点(T0−na)から時点T0までの間において、当該撮像装置には、予め決められる閾値TH1(図5においては、1.5G)を越える大きな力が加わっており、ユーザにより振り上げられたことが分かる。
したがって、当該撮像装置が、無重力状態(0G)になっても、無重力状態になる直前の予め決められ期間において、予め決められた閾値よりも大きな力が加わっていることが検出された場合には、当該撮像装置は落下状態ではないと判別することができる。
ところで、撮像装置を振る上げる場合だけでなく、ユーザが撮像装置を手に持つなどして振り上げることなく、振る下げる状態となる場合もある。しかし、撮像装置をユーザが手に持って振り下げる場合には、撮像装置が自由落下する場合に比べて、無重力状態になるまでにかかる時間が長くなる。つまり、図5Cに示すように、時点Dにおいてユーザが手に持った撮像装置を振り下げるようにした場合、通常、ユーザが手に持っている分、撮像装置が無重力状態になるまでに時間がかかる。
そこで、単位時間当たりの加速度の合成値(Gavg)の変化量(合成値(Gavg)/単位時間(ΔT))と、予め決められる閾値TH2とを比較する。ここで、閾値TH2は、図5Cに点線で示した閾値TH2の傾きである。したがって、加速度の合成値(Gavg)の単位時間当たりの変化量(Gavg/ΔT)が、閾値TH2より小さい場合には、自由落下ではなく、ユーザによってなされた移動であると判別することができる。
したがって、上述もしたように、まず、(1)加速度の合成値に基づいて、自機が無重力状態になったか否かを判断し、無重力になっていれば、(2)過去の加速度の合成値に基づいて、過去において、予め決められる閾値よりも大きな力が加わっていないか否かを判別し、過去に大きな力が加わっていなければ、(3)無重力状態への推移時間が予め決められる閾値よりも短いか否かを判断し、短ければ、自機は落下状態にあると判断する。なお、(3)の判断は、上述もしたように、加速度の合成値の単位時間当たりの変化量に基づいて判断する。
逆に言えば、(1)において、加速度変化が発生したとしても、無重力状態(0G)になっていなければ、落下状態ではないと判断できる。また、無重力状態になったと判断された場合であっても、(2)において、無重力状態になる直前の一定期間に大きな力が加わっている場合にも、落下状態ではないと判断することができるし、また、(3)において、無重力状態への推移時間が予め決められる閾値よりも長い場合(加速度の合成値の単位時間当たりの変化量が閾値よりも小さい場合)にも、落下状態ではないと判断することができる。
このように、(1)〜(3)までの3段階の判別を行うことにより、この実施の形態の撮像装置がユーザによって持ち上げられたり、振られたりするような場合にまでも、落下状態にあると判別することがないようにすることができる。すなわち、撮像装置が自由落下している場合だけを落下状態として検出することができる。
これにより、この実施の形態の撮像装置においては、真に撮像装置が落下状態(自由落下)している場合に、HDD30のアイドル状態を保って、HDD30のハードディスクを落下の衝撃か保護することができる。また、撮像装置に加速度変化が生じても、それが落下によるものでなければ、HDD30をアクティブ状態に復帰させ、迅速にユーザから操作入力を受け付けることが可能な状態に復帰させて、ユーザの指示に応じた処理を実行することができるようにされる。
なお、図5を用いて説明した落下検出の手法については、この出願の出願人により、過去に出願され、既に出願公開されている特開2007−87469号公報に詳細に説明されている。
[その他]
なお、上述した実施の形態においては、アイドル状態は、ハードディスクは回転駆動され、磁気ヘッドの位置もハードディスク上に維持されるが、磁気ヘッドはサーボ回路による制御が外され、オフトラックとなっている状態であると説明した。しかし、ハードディスクの保護を考えた場合には、自機ヘッドは、ハードディスク上にないほうがよい。そこで、アイドル状態は、単に、磁気ヘッドをオフトラックの状態でハードディスク上に維持するのではなく、ハードディスク外の所定の位置に保持するようにする場合をも含めてもよい。
もちろん、磁気ヘッドをオフトラックの状態でハードディスク上に維持する場合をアイドル状態とした場合であっても、ハードディスクのファイルシステム自体をクラッシュさせてしまうようなことは発生しないので、ハードディスクドライブ自体が使用不能になるような事態になることを防止することができる。
また、上述した実施の形態においては、この発明をハードディスクを記録媒体として用いるハードディスクドライブが搭載された撮像装置に適用した場合を例にして説明したが、これに限るものではない。光磁気ディスクや光ディスクなど、ディスク記録媒体を用いる種々の記録装置にこの発明を適用することができる。この場合、ヘッド部は、光ピックアップなどを含む部分となる。
また、撮像装置だけでなく、ディスク記録媒体を記録媒体として用いる録音機器やハードディスクが内蔵されたパーソナルコンピュータなどの記録機能を備えた情報処理装置にもこの発明を適用することができる。
また、上述した実施の形態においては、図5を用いて説明したように、加速度と加速度の合成値とこれらの履歴情報を用いて、落下状態か否かの判別を行うようにした。この場合、用いる閾値TH1、TH2は、一般的な使用態様などに応じて適宜の値を用いるようにすることができる。
また、図3のステップS9の落下状態判別処理と図4のステップS20の落下状態判別処理においては、異なる閾値を用いるようにすることもできる。例えば、図3のステップS9の落下状態判別処理では、落下状態であると判別する範囲を広くし、ハードディスクの保護を厚くし、図4の落下状態判別処理では、落下状態であると判別する範囲を狭くして、アクティブ状態への切り替えの迅速性を優先させるようにするなどのことが可能である。
また、落下状態の判別処理は、上述した方法に限るものではなく、種々の方法を用いることが可能である。例えば、検出される加速度の時間変化に基づいて、落下状態か否かの判別を行うようにすることも可能である。すなわち、簡便な方法として、上述もしたように、単位時間当たりの加速度変化が所定値よりも大きい場合には、落下(自由落下)と判定する。逆に、単位時間当たりの加速度変化が所定値よりも小さい場合には、落下ではなく、ユーザによる移動と判定するようにする。
これにより、比較的に精度良く、かつ、簡便に、装置が落下状態にあるか否かを判定することができる。もちろん、過去の加速度の履歴情報をも考慮することにより、より高精度に落下か否かの判定が可能である。
この発明の一実施の形態が適用された撮像装置を説明するためのブロック図である。 HDD30の状態制御について説明するための図である。 図1に示した撮像装置において行われるHDD30の動作状態制御の具体的な処理について説明するフローチャートである。 図3に続くフローチャートである。 落下判別処理の一例について説明するための図である。 ハードディスクドライブが搭載されたデジタルビデオカメラにおいて行われるオートパワーオフ機能の従来例について説明するための図である。 オートパワーオフ機能によるハードディスクドライブの動作状態制御の従来例を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
11…カメラ部、12…カラーLCD、13…ビデオ/オーディオI/F部、13M…スクリーンメモリー、14…圧縮/伸張信号処理部、14M…圧縮/伸張メモリー、15…データ制御部、15M…データメモリー、16…ドライブ制御部、17…外部機器I/F、21…システム制御部、22…ユーザI/F部、23…プログラムメモリー、24…加速度センサ、25…加速度メモリー、26…計時カウンタ、30…HDD

Claims (7)

  1. ディスク記録媒体を回転駆動させると共に、ヘッド部を通じて少なくとも前記ディスク記録媒体へのデータの書き込みを行う媒体ドライブ手段と、
    前記媒体ドライブ手段が、前記ディスク記録媒体を回転駆動させると共に、前記ヘッド部がオフトラックとなるアイドル状態にあるときに、自機が落下状態にあるか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段が自機は落下状態にあると判定した場合には、さらに前記判定手段による落下状態の判定を行うようにし、前記判定手段が落下状態にないと判定した場合には、前記媒体ドライブ手段を、前記ディスク記録媒体がアクセス可能な状態に回転駆動させると共に、前記ヘッド部がオントラックとなるアクティブ状態にするように制御する制御手段と、
    前記媒体ドライブ手段が前記アクティブ状態になるようにされた時点からの経過時間を計測するカウンタ手段と、
    加速度検出手段と、
    前記媒体ドライブ手段が前記アクティブ状態にされた後、前記カウンタ手段のカウント値が予め決められた値になるまでに、使用者からの操作入力を受け付けなかった場合に、前記媒体ドライブ手段を前記アイドル状態にするように制御する状態制御手段と
    を備え、
    前記判定手段は、前記状態制御手段により、前記媒体ドライブ手段が前記アクティブ状態からアイドル状態にされた後において、前記加速度検出手段により自機に加速度が発生したことが検出された場合に、自機が落下状態か否かの判別を行う記録装置。
  2. 請求項1に記載の記録装置であって、
    前記状態制御手段は、前記媒体ドライブ手段が、アクティブ状態にあるときに、前記加速度検出手段が自機に加速度が発生したことを検出した場合に、前記媒体ドライブ手段をアイドル状態にするように制御し、
    前記判定手段は、前記状態制御手段により、前記媒体ドライブ手段を前記アクティブ状態からアイドル状態にされた後に、自機が落下状態か否かの判別を行うものである記録装置。
  3. 請求項1に記載の記録装置であって、
    前記加速度検出手段の検出情報に基づく履歴情報を保持する記憶手段と
    を備え、
    前記判定手段は、前記加速度検出手段の検出情報と、前記記憶手段に記憶された履歴情報とに基づいて自機が落下状態にあるか否かを判定するものである記録装置。
  4. 請求項1、請求項2、または請求項3に記載の記録装置であって、
    レンズを通じて結像面に結像するようにされた被写体の画像を画像信号として取り込むようにする撮像手段を備え、
    前記撮像手段を通じて取り込んだ画像信号を、前記媒体ドライブ手段の前記ディスク記録媒体に記録する撮像装置として機能する記録装置。
  5. ディスク記録媒体を回転駆動させると共に、ヘッド部を通じて少なくとも前記ディスク記録媒体へのデータの書き込みを行う媒体ドライブ手段が、前記ディスク記録媒体を回転駆動させると共に、前記ヘッド部がオフトラックとなるアイドル状態にあるときに、判定手段により自機が落下状態にあるか否かを判定する判定工程と、
    前記判定工程において、自機が落下状態にあると判定した場合には、前記判定工程の処理を繰り返すようにし、前記判定工程において、自機が落下状態に無いと判定した場合には、前記媒体ドライブ手段を、前記ディスク記録媒体がアクセス可能な状態に回転駆動させると共に、前記ヘッド部がオントラックとなるアクティブ状態にするように、制御手段が前記媒体ドライブ手段を制御する制御工程と、
    カウンタ手段が、前記媒体ドライブ手段が前記アクティブ状態になるようにされた時点からの経過時間の計測を開始する時間計測開始工程と、
    前記媒体ドライブ手段が前記アクティブ状態にされた後、時間計測開始工程で計測を開始させた前記カウンタ手段のカウント値が予め決められた値になるまでに、使用者からの操作入力を受け付けなかった場合に、状態制御手段が、前記媒体ドライブ手段を前記アイドル状態にするように制御する状態制御工程と
    を有し、
    前記状態制御工程において、前記媒体ドライブ手段を前記アクティブ状態からアイドル状態にした後に、加速度検出手段により自機に加速度が発生したことを検出した場合に、前記判定工程を実行し、自機が落下状態か否かの判別を行う媒体ドライブ手段の駆動状態制御方法。
  6. 請求項に記載の媒体ドライブ手段の駆動状態制御方法であって、
    前記媒体ドライブ手段がアクティブ状態にあるときに、加速度検出手段が自機に加速度が発生したことを検出した場合に、状態制御手段が、前記媒体ドライブ手段をアイドル状態にするように制御する状態制御工程を有し、
    前記状態制御工程において、前記媒体ドライブ手段を前記アクティブ状態からアイドル状態にした後に、前記判定工程を実行し、自機が落下状態か否かの判別を行うようにする媒体ドライブ手段の駆動状態制御方法。
  7. 請求項に記載の媒体ドライブ手段の駆動状態制御方法であって、
    加速度検出手段により自機に発生している加速を検出する加速度検出工程と、
    前記加速度検出工程においての検出情報に基づく履歴情報を記憶手段に記録する履歴記録ステップと
    を有し、
    前記判定工程においては、前記加速度検出工程においての検出情報と、前記記憶手段に記憶された履歴情報とに基づいて自機が落下状態にあるか否かを判定する媒体ドライブ手段の駆動状態制御方法。
JP2008099887A 2008-04-08 2008-04-08 記録装置および駆動状態制御方法 Expired - Fee Related JP4518174B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008099887A JP4518174B2 (ja) 2008-04-08 2008-04-08 記録装置および駆動状態制御方法
US12/384,353 US20090279874A1 (en) 2008-04-08 2009-04-03 Recording device and driving state controlling method
CN2009101338885A CN101556820B (zh) 2008-04-08 2009-04-08 记录装置以及驱动状态控制方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008099887A JP4518174B2 (ja) 2008-04-08 2008-04-08 記録装置および駆動状態制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009252305A JP2009252305A (ja) 2009-10-29
JP4518174B2 true JP4518174B2 (ja) 2010-08-04

Family

ID=41174895

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008099887A Expired - Fee Related JP4518174B2 (ja) 2008-04-08 2008-04-08 記録装置および駆動状態制御方法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US20090279874A1 (ja)
JP (1) JP4518174B2 (ja)
CN (1) CN101556820B (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4557091B2 (ja) * 2007-08-31 2010-10-06 三菱電機株式会社 映像再生装置、映像再生システム、映像記録再生装置、及び電力供給方法
CN103037153A (zh) * 2011-09-30 2013-04-10 联想(北京)有限公司 一种基于摄像头的监测方法及具有摄像头的电子设备
CN108307055B (zh) * 2018-01-18 2019-08-30 Oppo广东移动通信有限公司 电子装置、跌落的保护方法及相关产品
CN108307383B (zh) * 2018-01-18 2020-10-09 Oppo广东移动通信有限公司 数据上报方法及相关产品

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63225980A (ja) * 1986-10-22 1988-09-20 Fuji Electric Co Ltd ディスク記憶装置のヘッド退避装置
JP2004199743A (ja) * 2002-12-17 2004-07-15 Matsushita Electric Ind Co Ltd 記録再生装置および記録再生制御方法
JP2007080465A (ja) * 2005-09-16 2007-03-29 Toshiba Corp 撮像装置
JP2007087469A (ja) * 2005-09-21 2007-04-05 Sony Corp 情報処理装置、撮像装置、および情報処理方法、並びにコンピュータ・プログラム
JP2007208864A (ja) * 2006-02-06 2007-08-16 Sony Corp 情報処理装置、撮像装置、および情報処理方法、並びにコンピュータ・プログラム
JP2007335010A (ja) * 2006-06-15 2007-12-27 Fujitsu Ltd 記憶装置、ヘッド復帰方法およびヘッド復帰装置

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63225980A (ja) * 1986-10-22 1988-09-20 Fuji Electric Co Ltd ディスク記憶装置のヘッド退避装置
JP2004199743A (ja) * 2002-12-17 2004-07-15 Matsushita Electric Ind Co Ltd 記録再生装置および記録再生制御方法
JP2007080465A (ja) * 2005-09-16 2007-03-29 Toshiba Corp 撮像装置
JP2007087469A (ja) * 2005-09-21 2007-04-05 Sony Corp 情報処理装置、撮像装置、および情報処理方法、並びにコンピュータ・プログラム
JP2007208864A (ja) * 2006-02-06 2007-08-16 Sony Corp 情報処理装置、撮像装置、および情報処理方法、並びにコンピュータ・プログラム
JP2007335010A (ja) * 2006-06-15 2007-12-27 Fujitsu Ltd 記憶装置、ヘッド復帰方法およびヘッド復帰装置

Also Published As

Publication number Publication date
CN101556820A (zh) 2009-10-14
JP2009252305A (ja) 2009-10-29
CN101556820B (zh) 2012-07-18
US20090279874A1 (en) 2009-11-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4412389B2 (ja) データ記録装置及びその制御方法、並びにコンピュータ・プログラム
JP4518174B2 (ja) 記録装置および駆動状態制御方法
WO2007091497A1 (ja) 情報処理装置、撮像装置、および情報処理方法、並びにコンピュータ・プログラム
JP4653609B2 (ja) 記録装置
US8050532B2 (en) Digital camcorder having display unit
US20060082920A1 (en) Recording/reproducing apparatus including disk recording medium and method of protecting disk recording medium
US8437616B2 (en) Recording system
US8849098B2 (en) Recording apparatus
JP2006179137A (ja) 光ディスク装置
JP2006196071A (ja) 情報記録装置
JP4434006B2 (ja) 情報記録再生装置
JP2005050402A (ja) ハードディスク装置
JP2009110610A (ja) 撮像装置及びその制御方法
US7684294B2 (en) Recording or reproduction apparatus
US7443429B2 (en) Disk recording apparatus, calculating the predicted time until recording is completed on a disk-shaped recording medium
JP2007035156A (ja) データ記録装置、データ記録方法、データ記録プログラムおよび記録媒体
JP2009151860A (ja) 情報記録再生装置及び情報記録再生方法
JP5096249B2 (ja) カメラ映像記録装置及びカメラ映像記録方法
JP4280702B2 (ja) 記録装置及びその制御方法
JP2008010126A (ja) 撮影装置
JP2005174372A (ja) データ記録装置
JP2006025214A (ja) ディスクカメラ
JP2010055682A (ja) 光ディスク装置
JP2005196828A (ja) ディスクドライブ搭載装置
JP2006115018A (ja) 撮像装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20090824

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20091006

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100209

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100329

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100427

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100510

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130528

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4518174

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees