JP4518075B2 - エンジンの開閉弁制御装置 - Google Patents
エンジンの開閉弁制御装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4518075B2 JP4518075B2 JP2006351582A JP2006351582A JP4518075B2 JP 4518075 B2 JP4518075 B2 JP 4518075B2 JP 2006351582 A JP2006351582 A JP 2006351582A JP 2006351582 A JP2006351582 A JP 2006351582A JP 4518075 B2 JP4518075 B2 JP 4518075B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- opening
- valve
- speed
- control
- closing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
Description
また、制御開度から当接開度まで開閉弁を電動機に駆動させる際に、制御開度と当接開度との偏差が所定の低速処理実行値よりも小さい場合、その偏差分の駆動を1回の操作量により電動機に対し指示する。このようにして、制御開度と当接開度との偏差分の駆動を1回の操作量により電動機に対し指示したとしても開閉弁とストッパ部材との衝突音が運転者に聞こえない程度に小さい場合には、開閉弁の開閉速度を速くすることにより、その場合における開閉弁の応答速度を高めることができる。一方、制御開度と当接開度との偏差が低速処理実行値以上の場合、その偏差分の駆動を複数回の操作量により電動機に対し指示する。このようにして、制御開度と当接開度との偏差分の駆動を1回の操作量により電動機に対し指示すると開閉弁とストッパ部材との衝突音が運転者に聞こえる程度に大きくなる場合には、開閉弁の開閉速度を遅くすることにより、エンジンの停止状態における騒音を低減することができる。
図1に示すスロットル弁制御装置10は、車両用のエンジンに搭載されるスロットル装置100のスロットル弁110の開度を制御することにより、スロットルボディ120の吸気流路122を流れる空気の流量(以下、空気量という)を調整する開閉弁制御装置である。以下、スロットル装置100の構成、スロットル装置100の作動、スロットル弁制御装置10の構成、スロットル弁制御装置10の作動をこの順に説明する。
スロットル装置100は、断面円形の吸気流路122を有するスロットルボディ120を備えている。スロットルボディ120は、後述する中間開度のスロットル弁110が重力方向に対し所定角度だけ傾斜するように車両に搭載されている。スロットルボディ120には、スロットル軸112が吸気流路122の長さ方向に直交して回動可能に支持されている。スロットル軸112には円板状の弁体114が設けられている。弁体114が吸気流路122内においてスロットル軸112と共に回動することにより、吸気流路122の流路面積が変化する。開閉弁としてのスロットル弁110は、スロットル軸112及び弁体114で構成されるいわゆるバタフライ弁である。
(モータ駆動状態)
図3は、モータ130によってスロットル弁110が中間開度よりも開弁側に駆動された状態を示す図である。この状態では、スロットル軸112の係止部116がオープナスプリング部160の弾性力によってスプリング140の連結部142とフック部162との間に挟まれる。またスロットル弁110が開弁方向に回動されると、リターンスプリング部150の連結部142側の端部がスロットル軸112の係止部116と共に回動する。これによりリターンスプリング部150が巻かれ、スロットル弁110を閉弁方向に付勢する付勢力が大きくなる。このような閉弁方向の付勢力に抗してスロットル弁110をモータ130により駆動させることで、スロットル弁110の開度を中間開度から全開開度までの範囲の開度に調整することができる。
モータ130の駆動停止状態では、スプリング140の連結部142は、リターンスプリング部150により閉弁方向に付勢されてオープナストッパ170と当接する。その結果、スロットル弁110は図2に示す中間開度となる。このようにモータ130の駆動停止状態において、スロットル弁110を全閉開度よりも開弁側の中間開度に定位させることにより、何らかの問題でモータ130への電力供給が絶たれたとしても、退避走行を可能にすることができる。この中間開度が「当接開度」に相当する。
図1に示すスロットルセンサ30,31は、それぞれスロットル弁110の開度を示す開度信号を出力する。このように複数のスロットルセンサにより多重にスロットル弁110の開度を検出すれば、スロットルセンサの異常を検出することができる。しかしながら、スロットル弁制御装置10のスロットルセンサは1つでもよい。
図5は、ECU20により実行される目標開度設定プログラムの流れを示すフローチャートである。このプログラムは、アイシング防止処理におけるスロットル弁110の目標開度を設定するためのものである。ここでアイシング防止処理とは、エンジンの停止状態において、スロットル弁110を重力方向に略平行な姿勢にすることで、スロットル弁110に付着した水滴を除去する処理を意味する。こうして水滴を除去することにより、スロットル弁110の凍結を防止することができる。目標開度設定プログラムは、例えばイグニッションOFF後にECU20への電源供給を一定時間継続して所定の制御を実行するいわゆるメインリレー制御中に実行される。図6は、アイシング防止処理中における制御フラグの推移、スロットル弁110の目標開度及び実開度の推移を示すタイミングチャートである。
第2実施形態のスロットル弁制御装置の各構成要素は、それぞれ第1実施形態のスロットル弁制御装置10の対応する構成要素と実質的に同一である。また、第2実施形態の目標開度設定プログラムの各ステップは、低速閉弁処理のステップS109(図5参照)に対応するステップを除き、それぞれ第1実施形態の目標開度設定プログラムの対応するステップと実質的に同一である。
本発明は上記実施形態の記載内容に限定されず、例えば次のように実施されてもよい。
Claims (5)
- エンジンのガス流路に設けられ、付勢手段の付勢力に抗して電動機により駆動され、前記電動機の駆動停止状態において前記付勢手段により付勢されてストッパ部材に当接し当接開度になる開閉弁を制御するとともに、周期的に入力される操作量に基づいて前記電動機により駆動される前記開閉弁を制御する開閉弁制御装置であって、
前記エンジンの停止状態において、前記付勢力に抗して制御された制御開度から前記当接開度に前記開閉弁の開度を制御する際に、前記開閉弁を通常制御における開閉速度よりも遅い速度で前記電動機により駆動させる開閉速度制御手段を備え、
前記開閉速度制御手段は、前記制御開度から前記当接開度まで前記開閉弁を前記電動機により駆動させる際に、前記制御開度と前記当接開度との偏差が所定の低速処理実行値よりも小さい場合、その偏差分の駆動を1回の前記操作量により前記電動機に対し指示し、前記制御開度と前記当接開度との偏差が前記低速処理実行値以上の場合、その偏差分の駆動を複数回の前記操作量により前記電動機に対し指示することを特徴とするエンジンの開閉弁制御装置。 - 前記付勢手段により閉弁側に付勢される前記開閉弁を制御する開閉弁制御装置であって、
前記開閉速度制御手段は、前記当接開度よりも開弁側に制御された前記制御開度から前記当接開度まで前記開閉弁を前記電動機により駆動させる際に、前記開閉弁を通常制御における閉弁速度よりも遅い速度で前記電動機により駆動させる請求項1に記載のエンジンの開閉弁制御装置。 - 前記開閉速度制御手段は、前記制御開度から前記当接開度まで前記開閉弁を前記電動機により駆動させる際に、前記付勢手段の付勢力のみで前記制御開度から前記当接開度まで戻る時の前記開閉弁の開閉速度よりも遅い速度で前記開閉弁を前記電動機により駆動させる請求項1又は2に記載のエンジンの開閉弁制御装置。
- 前記開閉速度制御手段は、前記制御開度から前記当接開度まで前記開閉弁を前記電動機により駆動させる際に、前記開閉弁の開閉速度が徐々に遅くなるように前記開閉弁を前記電動機により駆動させる請求項1から3のいずれか一項に記載のエンジンの開閉弁制御装置。
- 前記エンジンの停止状態において、前記開閉弁が重力方向と略平行になる前記制御開度に前記開閉弁の開度を制御し、その後、前記開閉弁に付着した液滴が前記開閉弁から除去されるために要する液滴除去時間の経過を待って、前記開閉弁の開度を前記当接開度に制御する開度制御手段を更に備える請求項1から4のいずれか一項に記載のエンジンの開閉弁制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006351582A JP4518075B2 (ja) | 2006-12-27 | 2006-12-27 | エンジンの開閉弁制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006351582A JP4518075B2 (ja) | 2006-12-27 | 2006-12-27 | エンジンの開閉弁制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008163771A JP2008163771A (ja) | 2008-07-17 |
JP4518075B2 true JP4518075B2 (ja) | 2010-08-04 |
Family
ID=39693580
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006351582A Expired - Fee Related JP4518075B2 (ja) | 2006-12-27 | 2006-12-27 | エンジンの開閉弁制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4518075B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5411069B2 (ja) * | 2010-06-22 | 2014-02-12 | 愛三工業株式会社 | スロットルバルブの制御装置 |
JP6043249B2 (ja) * | 2013-07-29 | 2016-12-14 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | 車両制御装置 |
CN108240260B (zh) * | 2016-12-23 | 2020-06-16 | 北汽福田汽车股份有限公司 | 发动机限速系统和车辆 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09303186A (ja) * | 1996-05-15 | 1997-11-25 | Aisin Seiki Co Ltd | スロットルバルブ制御装置 |
JP2006258075A (ja) * | 2005-03-18 | 2006-09-28 | Denso Corp | 内燃機関のスロットル制御装置 |
-
2006
- 2006-12-27 JP JP2006351582A patent/JP4518075B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09303186A (ja) * | 1996-05-15 | 1997-11-25 | Aisin Seiki Co Ltd | スロットルバルブ制御装置 |
JP2006258075A (ja) * | 2005-03-18 | 2006-09-28 | Denso Corp | 内燃機関のスロットル制御装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2008163771A (ja) | 2008-07-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4728832B2 (ja) | 内燃機関のスロットル制御装置 | |
US7434565B2 (en) | Electronic throttle control apparatus | |
JP3315275B2 (ja) | 対向二ソレノイド型電磁弁の制御装置 | |
JP4518075B2 (ja) | エンジンの開閉弁制御装置 | |
JP2008038872A (ja) | スロットルの電子制御方法及び電子制御スロットル装置 | |
KR20030050446A (ko) | 차량용 전자 트로틀 밸브 제어 시스템 | |
RU2698615C2 (ru) | Способ предотвращения неисправной работы комбинированного узла клапана и аспиратора моторного транспортного средства и моторное транспортное средство | |
JP2003129854A (ja) | 可変ノズル型ターボチャージャの制御装置 | |
JP3826673B2 (ja) | 車両の走行制御装置 | |
JPS63232039A (ja) | 車両用定速走行装置 | |
JPS59158343A (ja) | エンジンアイドル回転数制御装置 | |
JP2962818B2 (ja) | エンジンのスロットル弁制御装置 | |
JP4977903B2 (ja) | 排気バルブ制御装置 | |
WO2004033877A1 (ja) | スロットル装置 | |
JP2005098178A (ja) | スロットル弁制御装置 | |
JP2005330972A (ja) | スロットルバルブ駆動方法 | |
JP2841367B2 (ja) | 定速走行装置 | |
JP2001289071A (ja) | 排気管バルブ装置 | |
WO2016132455A1 (ja) | 電動過給システム及び電動過給機の制御方法 | |
JP2011001863A (ja) | 内燃機関用スロットル制御装置およびスロットル位置全閉学習法 | |
JP2009013823A (ja) | 電子制御スロットル装置 | |
JP6477274B2 (ja) | スタータ駆動装置 | |
JP2006322356A (ja) | スロットル制御装置 | |
JP4972810B2 (ja) | 排気バルブ制御装置 | |
JPH10196410A (ja) | スロットルバルブ駆動方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20081216 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100209 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100409 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20100427 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20100510 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130528 Year of fee payment: 3 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 4518075 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140528 Year of fee payment: 4 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |