JP4517570B2 - 電極及び電極の製造方法及びプラズマディスプレイ表示装置及びプラズマディスプレイ表示装置の製造方法 - Google Patents

電極及び電極の製造方法及びプラズマディスプレイ表示装置及びプラズマディスプレイ表示装置の製造方法 Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電極及び電極の製造方法及びプラズマディスプレイ表示装置及びプラズマディスプレイ表示装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、薄型に適したディスプレイ装置として注目されているプラズマディスプレイパネルは、例えば図6に示す構造を有する。
【0003】
このプラズマディスプレイパネルは、互いに対向して配置された前面基板300と背面基板301とを備えている。前面基板300上には表示電極302および303、誘電体層304、およびMgO誘電体保護膜305が形成されている。また、背面基板301の上には、アドレス電極306および誘電体層307が形成されており、その上にはさらに隔壁308が形成されている。そして、隔壁308の側面および誘電体層307上には蛍光体層309が塗布されている。
【0004】
前面基板300と背面基板301との間には、放電ガス310(例えばNe−Xeの混合ガス)が、66500Pa〜80000Paの圧力で封入されている。この放電ガス310を表示電極302および303の間で放電させて紫外線を発生させ、その紫外線を蛍光体層309に照射することによって、カラー表示を含む画像表示が可能となる。
【0005】
なお、通常、表示電極302および303とアドレス電極306が直角となるように、前面基板300と背面基板301が配されるが、図6では、説明の都合上、90度前面板を回転させて表示している。
【0006】
従来の積層金属膜から構成される電極の製造方法の一例を図4に示す。最初にガラス基板202に、感光性ペーストを印刷等で塗膜し感光性金属電極膜A201を形成する(図4(a))。次に、感光性金属電極膜A201を乾燥する(図4(b))。次に、紫外線204を露光マスクA205を通して照射すると、感光性金属電極膜A203に露光部207と未露光部206が形成される(図4(c))。次に、現像を行なうと露光部207のみが基板上に残る(図4(d))。次に、焼成を行なうと基板上に残った感光性金属電極膜Aが焼き縮む(図4(e))。以上の工程を繰り返したのが図中の(f)から(j)であり、この方法で感光性金属膜を積層していく。なお、図中208は現像後の感光性金属電極膜Aを、209は焼成後感光性金属電極膜Aを、210は印刷後の感光性金属電極膜Bを、211は乾燥後の感光性金属電極膜Bを、212は紫外線を、213は露光マスクBを、214は感光性金属電極膜Bの未露光部を、215は感光性金属電極膜Bの露光部を、216は現像後の感光性金属電極膜Bを、217は焼成後の感光性金属電極膜Bをそれぞれ示す。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
(第一の課題)感光性ペーストを用いた金属膜から構成される電極においては、従来電極膜の異物、ピンホール等による電極の断線等を防ぎ、電極の信頼性を向上させるため積層構成にて電極を作成していた。前記積層構成の電極を製造する場合、従来図4に示すようにガラス等の基板上に感光性ペーストを用いた金属膜Aをスクリーン印刷等で形成し、その後、所望の電極パターンに従って紫外線等の光を露光し、アルカリ等を含む現像液により現像することで前記電極パターンのみの金属膜Aを前記基板上に残し、その後、パターニングした金属膜Aを焼成する事によりペースト中の有機成分等を気化させ、Ag粒子の結合を促し、導電性の優れた金属電極を形成する。さらに、金属膜Bを金属膜Aを形成した感光性ペーストを用い、前記印刷、前記露光、前記現像、前記焼成を再度行う事で、信頼性のある積層構造の電極を形成する。しかし、これらの製造工程は前記現像工程、前記焼成工程を複数回含むため、製造タクトも長く、製造コストも高くなるという欠点があった。さらに、形成された電極の抵抗値もより低いことが望まれていた。
【0008】
本発明は、これらの不都合に鑑みて創案されたものであり、信頼性を保ちつつ製造工程を短縮でき、かつ抵抗値の低い電極とその製造方法を提供することを目的としている。
【0009】
(第二の課題)また、前記積層構成の電極を製造する場合、金属膜Aの露光部分上に形成した金属膜Bが極端に膜厚が厚くなり、結果、図5に示すような形状となる。その結果焼成時に焼き縮みや膜が反ったり、最悪の場合は剥離を起こすという欠点があった。本発明は、これらの不都合に鑑みて創案されたものであり、積層電極膜を一括形成する際に所望の膜厚に制御が可能で、製造工程を短縮でき、焼き縮みや剥離のない信頼性を有する電極とその製造方法を提供することを目的としている。
【0010】
本発明は、積層電極膜を一括形成する際に所望の膜厚に制御が可能で、製造工程を短縮でき、焼き縮みや剥離のない信頼性を有する電極とその製造方法を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る電極は、感光性ペースト材料を用いて、印刷、乾燥、露光を複数回繰り返した後、一括して現像することを特徴とする。
【0012】
また、感光性ペースト中に、Ag、Cu、Alのうち少なくとも一つを含んでいる事を特徴とする。
【0013】
また、線幅が、積層膜数が多くなるほど減少することを特徴とする。
【0014】
また、パターン形成した感光性ペーストを一括で焼成することを特徴とする。
【0015】
また、プラズマディスプレイパネル用の電極であることを特徴とする。
【0016】
本発明に係る電極の製造方法は、感光性ペースト材料を用いて、印刷、乾燥、露光を複数回繰り返した後、一括して現像することを特徴とする。
【0017】
また、乾燥温度プロファイルが、矩形状であることを特徴とする。
【0018】
また、露光用マスクの線幅が、積層膜数が多くなるほど減少することを特徴とする。
【0019】
また、現像液が、アルカリ溶液を含んでいることを特徴とする。
【0020】
また、パターン形成した感光性ペーストを一括で焼成することを特徴とする。
【0021】
また、プラズマディスプレイパネル用の電極であることを特徴とする。
【0022】
本発明に係る電極およびその製造方法は、金属膜から構成される電極で、前記金属電極が感光性ペーストを用いて、異なる露光量からなる電極膜が積層形成されていることを特徴とする。
【0023】
また、積層形成される電極膜のうち、最表面の電極膜露光量が直下の電極膜露光量膜よりも低いことを特徴とする。
【0024】
また、異なる露光量にて露光した後、一括して現像することを特徴とする。
【0025】
また、積層形成される電極膜のうち、最表面の電極膜線幅が直下の電極膜線幅より小さいことを特徴とする。
【0026】
また、積層形成される電極膜のうち、最下の電極膜が感光性を有していない電極膜であることを特徴とする。
【0027】
また、積層形成される電極膜のうち、最下の電極膜が、最上の電極膜より可視光透過率が低いことを特徴とする。
【0028】
また、積層形成される電極膜に黒色顔料が含有されていることを特徴とする。
【0029】
また、積層形成される電極膜が、それぞれ異なる成分で形成されることを特徴とする。
【0030】
また、感光性電極ペーストをスクリーン印刷にて形成することを特徴とする。
【0031】
また、電極膜が形成されている基板が、ガラス基板もしくは、シリコン酸化物、もしくはシリコン窒化物からなることを特徴とする。
【0032】
また、プラズマディスプレイパネル用の電極であることを特徴とする。
【0033】
本発明の電極およびその製造方法により、製造工程を短縮し、抵抗値が低く、信頼性の高い電極が得られ、本発明を採用した際には、信頼性の高い高品質な電極を用いた表示デバイス等が安定して得られるという利点がある。
【0034】
上記の手段により、製造工程が短縮できる理由と、抵抗値が低くなる理由について下記に述べる。
【0035】
まず、製造工程が短縮できる理由について述べる。積層構造の電極を形成する場合、一度の露光によりパターンを形成すると露光マスクに付着するダストにより断線を起こしやすくなる。しかし露光を複数回に増すと、一度目の露光マスクと同じ箇所にダストが付着する可能性は極めて少なく、断線等の無い信頼性の高い電極を形成する事が可能となる。また、金属膜を積層するにあたり、現像、焼成工程を一括して行うため、製造工程を短縮する事が可能となる。特に、タクトが長く、消費電力も高い焼成工程を一括で行う事により製造コストも安価とする事が可能となる。
【0036】
次に抵抗値を低くできる理由について述べる。感光性ペーストを露光するとペースト中の感光性成分が光照射により架橋反応し重合、高分子化する。架橋により重合した部分は未露光部よりも密度が疎に変化する。その結果露光部は未露光部と比較すると溶剤の吸収性が高まる。前記のような露光部と未露光部が同時に存在する膜状にさらに感光性ペーストを形成すると、前記露光部と未露光部の溶剤吸収性の差により、積層したペーストが乾燥時に露光部に移動集中する。この時の乾燥プロファイルが矩形状の温度勾配が激しい場合、前記露光部上のペーストと未露光部上のペーストの膜厚減少率は、差が大きく異なる。その結果露光部上の膜が極端に厚くなるため、焼成後の膜厚も厚くなり、従来の複数回現像、焼成を行う製造工程で形成した電極より断面積が大きくなる。したがって、抵抗値は断面積と反比例の関係にあるため、形成した電極の抵抗値を低くする事が可能となる。
【0037】
以上の結果より、積層電極膜を一括形成する際に所望の膜厚に制御が可能で、製造工程を短縮でき、焼き縮みや剥離のない信頼性を有する電極とその製造方法を提供できる。
【0038】
本発明の電極およびその製造方法により、製造工程を短縮し、焼き縮みや剥離を生じない信頼性の高い電極が得られ、本発明を採用した際には、信頼性の高い高品質な電極を用いた表示デバイス等が安定して得られるという利点がある。
【0039】
上記の手段により、露光量が異なる感光性ペーストを積層した金属電極膜が膜厚が制御可能である理由について下記に述べる。
【0040】
感光性ペーストを露光するとペースト中の感光性成分が光照射により架橋反応し重合、高分子化する。架橋により重合した部分は未露光部よりも密度が疎に変化する。その結果露光部は未露光部と比較すると溶剤の吸収性が高まる。前記のような露光部と未露光部が同時に存在する膜状にさらに感光性ペーストを形成すると、前記露光部と未露光部の溶剤の吸収性の差により積層したペーストが露光部に移動集中する。
【0041】
その結果露光部上の膜が極端に厚くなる。膜厚が厚くなれば焼成時の焼き縮みが大きくなり、剥離する欠陥となる。
【0042】
また、光照射されない未露光部分は現像液に可溶性である。露光されても架橋の状態は照射される光の露光量によって変化し、高露光量であるほど架橋は進行する。従って、高露光量であると溶解しにくく、低露光量であると容易に現像液に溶解する。
【0043】
図3に、本発明において使用している感光性金属ペーストの露光部分の現像液溶解性を示す。露光量の増加により溶解速度は低下し、不溶化が進行することがわかる。図中、300mJ/cm2以上ではほぼ一定の溶解速度である。よって、積層する各電極膜の露光量を溶解速度の異なる2点以上の露光量に設定することにより、1回の現像工程で各層異なる膜厚に仕上げることが可能である。
【0044】
以上の結果より、積層電極膜を一括形成する際に所望の膜厚に制御が可能で、製造工程を短縮でき、焼き縮みや剥離のない信頼性を有する電極とその製造方法を提供できる。
【0045】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)
図1は本実施の形態に係る電極の要部構成とその製造工程を示す概略図である。
【0046】
最初にガラス基板102上に、Ag粒子を含むネガ型感光性金属ペーストをスクリーン印刷を用い感光性金属電極膜A101を形成する(図1(a))。次に、感光性金属電極膜A101を温度が室温から105℃まで直線的に上昇する温度プロファイルが矩形状のIR炉により乾燥すると、乾燥後の感光性金属電極膜A103は印刷後の感光性金属電極膜A101より膜厚が低下する(図1(b))。次に、紫外線104を線幅115μmの露光マスクA105を通して露光すると感光性金属電極膜A103に露光部107と未露光部106が形成される(図1(c))。次に、露光済みの感光性金属電極膜A上に感光性金属電極膜Aと同一の感光性ペーストをスクリーン印刷を用い感光性金属電極膜B108を形成すると、感光性金属電極膜Aの露光部107上の感光性金属電極膜Bの膜厚、感光性金属電極膜Aの未露光部106上の感光性金属電極膜Bの膜厚より薄くなる(図1(d))。次に、温度プロファイルが矩形状のIR炉により乾燥すると、感光性金属電極膜Aの露光部107上の膜厚が、感光性金属電極膜Aの未露光部106上の膜厚より厚い感光性金属電極膜B109が形成される(図1(e))。次に、紫外線110を、線幅85μmの露光マスクB111を通して露光すると、感光性金属電極膜A109に露光部113と未露光部112が形成される(図1(f))。次に、炭酸ナトリウムを0.4wt%含む現像液にて現像すると図1(c)および図1(f)において未露光の部分が除去され、露光された部分である感光性金属電極膜A115と感光性金属電極膜B114のみが残る(図1(g))。次に、焼成を行なうと、現像で残った感光性金属電極膜A115と感光性金属電極膜B114が焼き縮み、導電性の良い感光性金属電極膜A117と感光性金属電極膜B116が形成される(図1(h))。この製造工程で電極を製造すると、図4に示される従来の電極の製造方法よりも、短縮された製造工程を提供することができる。
【0047】
また、本実施の形態により形成された電極の膜厚及び抵抗値と、従来の電極の製造方法により形成された電極の膜厚及び抵抗値の一例を(表1)に示す。
【0048】
【表1】
Figure 0004517570
【0049】
(表1)の抵抗値は、長さ960mm、幅100μmの電極の抵抗値の一例である。本実施の形態により形成された電極は、従来の電極の製造方法により形成された電極より膜厚が厚いため、抵抗値が小さくなっている。
【0050】
本実施の形態において、感光性ペーストはネガ型でなくてもよく本実施の形態に限定されるものではない。また、感光性ペーストはAgを含んでなくてもよく本実施の形態に限定されるものではない。また、感光性ペーストは金属電極膜Aと金属電極膜Bとは同一でなくてもよく本実施の形態に限定されるものではない。また、積層される層数は2層でなくてもよく本実施の形態に限定されるものではない。また、感光性ペーストはスクリーン印刷で形成されなくてもよく本実施の形態に限定されるものではない。また、印刷後の乾燥はIR炉においてなされなくてもよく本実施の形態に限定されるものではない。また、乾燥温度は105℃でなくてもよく本実施の形態に限定されるものではない。また、露光マスクの線幅は115μm、85μmでなくてもよく本実施の形態に限定されるものではない。また、各層における露光マスクの線幅は、上層になるほど小さくならなくてもよく本実施の形態に限定されるものではない。また、現像液は炭酸ナトリウムを0.4wt%含まなくてもよく本実施の形態に限定されるものではない。また、電極膜が形成される基板はガラス基板でなくてもよく本実施の形態に限定されるものではない。またガラス等の基板上に透明電極等があらかじめ形成されていてもよい。また、(表1)の値は単なる一例に過ぎず、比較例と実施例の膜厚と抵抗値の大小関係を満たしていれば、その絶対値は表1の値に限定されるものではない。
【0051】
(実施の形態2)
図2は本実施の形態に係る電極の要部構成とその製造工程を示す概略図であり、従来例と同様であり、図2について詳細に説明する。
【0052】
最初にガラス基板上に、感光性金属ペーストをスクリーン印刷を用い感光性金属電極膜1を形成する(図2(a))。
【0053】
次に、該感光性金属電極膜1を所望のパターンおよび露光量1で露光する(図2(b))。
【0054】
次に露光済みの感光性金属電極膜1上に感光性金属電極膜1と同一の感光性ペーストをスクリーン印刷を用い感光性金属電極膜2を形成する(図2(c))。
【0055】
露光された感光性金属電極膜1上の感光性金属電極膜2は膜厚が未露光部より厚くなる(図2(c))。
【0056】
次に該感光性金属電極膜2を所望のパターンおよび露光量2で露光する。
【0057】
ここで露光量1と2は露光量1>露光量2の関係を有する(図2(d))。
【0058】
次に感光性金属電極膜1および2が積層された電極膜を現像液で現像しパターン化する(図2(e))。
【0059】
露光量1と2は露光量1>露光量2の関係であるから金属電極膜2の溶解性が高く膜厚は金属電極膜1と同程度もしくは薄くなる。これにより、金属電極膜2の膜厚を厚くすることなく積層された金属膜を形成することができる。
【0060】
なお、このとき、露光量に応じて電極膜線幅は変化し、露光量が高くすれば、線幅は太くなる。このため、本実施の形態では表面の電極膜線幅が直下の電極膜線幅より小さくなる。
【0061】
(表2)に露光量1と露光量2を様々に変化させた場合の金属電極膜1および金属電極膜2の膜厚を示す。
【0062】
【表2】
Figure 0004517570
【0063】
(表2)より異なる露光量で露光することにより良好な膜厚を得ることができることがわかる。また、比較例として同表1中に露光量1と露光量2が同一の場合の膜厚を示した。
【0064】
なお、感光性ペーストは、金属電極膜1と金属電極膜2とは同一でなくてもよく本実施の形態に限定されるものではない。また、積層される層数は2層でなくてもよく本実施の形態に限定されるものではない。また、感光性ペーストはスクリーン印刷で形成されなくてもよく本実施の形態に限定されるものではない。また、電極膜が形成される基板はガラス基板でなくてもよく本実施の形態に限定されるものではない。またガラス等の基板上に透明電極等があらかじめ形成されていてもよい。
【0065】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る電極およびその製造方法によれば、低抵抗の積層金属電極膜を短い製造工程で形成する事が出来る。
【0066】
また、本発明に係る電極およびその製造方法によれば、積層金属電極膜を各層所望の膜厚に制御でき、短い製造工程で焼き縮みや剥離のない良好な電極を形成する事が出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る電極の要部構成とその製造工程を示す概略図
【図2】本発明の実施の形態に係る電極の要部構成とその製造工程を示す概略図
【図3】本発明の実施の形態に係る感光性ペーストの露光部の現像液溶解性を示す概略図
【図4】従来の電極の要部構成とその製造工程を示す概略図
【図5】従来の電極の要部構成を示す概略図
【図6】従来のプラズマディスプレイパネルの構造図
【符号の説明】
101 印刷後の感光性金属電極膜A
102 ガラス基板
103 乾燥後の感光性金属電極膜A
104 紫外線
105 露光マスクA
106 感光性金属電極膜Aの未露光部分
107 感光性金属電極膜Aの露光部分
108 印刷後の感光性金属電極膜B
109 印刷後の感光性金属電極膜B
110 紫外線
111 露光マスクB
112 感光性金属電極膜Bの未露光部分
113 感光性金属電極膜Bの露光部分
114 現像後の感光性金属電極膜B
115 現像後の感光性金属電極膜A
116 焼成後の感光性金属電極膜B
117 焼成後の感光性金属電極膜A
201 印刷後の感光性金属電極A
202 ガラス基板
203 乾燥後の感光性金属電極A
204 紫外線
205 露光マスクA
206 感光性金属電極膜Aの未露光部
207 感光性金属電極膜Aの露光部
208 現像後の感光性金属電極膜A
209 焼成後の感光性金属電極膜A
210 印刷後の感光性金属電極膜B
211 乾燥後の感光性金属電極膜B
212 紫外線
213 露光マスクB
214 感光性金属電極膜Bの未露光部
215 感光性金属電極膜Bの露光部
216 現像後の感光性金属電極膜B
217 焼成後の感光性金属電極膜B

Claims (1)

  1. Ag、Cu、Alのうち少なくとも一つを含むネガ型感光性ペーストを用いて金属膜A(A101)を基板に形成し、
    前記金属膜Aを露光マスク(A105)を通して露光し、
    前記露光された金属膜A上に、Ag、Cu、Alのうち少なくとも一つを含むネガ型感光性ペーストを用いて金属膜B(B108)を形成して矩形状の温度プロファイルで乾燥し、
    前記金属膜Bを露光マスク(B111)を通して露光し、
    前記露光された金属膜Aおよび前記露光された金属膜Bを一括して現像し、
    前記現像された金属膜Aおよび前記金属膜Bを焼成させて積層構造の電極を形成する電極の形成方法。
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