JP4517388B2 - 車載装置 - Google Patents

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Description

本発明は、有料道路の出入口を車両が通過する際に無線通信を用いて通行料金を自動的に支払う自動料金収受システムにおける車両側に搭載する車載装置に関する。
従来、有料道路の自動料金収受システム(ETC:Electronic Toll Collectionの略)にて用いられる車載装置(以下、ETC車載装置とも言う)は、動作させるための電源として、車両側に設けられた常時電源(+B),アクセサリ電源(イグニッション電源)およびグランド(GND)が必要であった(例えば、特許文献1参照)。
このため、図4に示すように、従来のETC車載装置40は、車両41に後付けする場合、ヒューズボックス43に接続され車両41に配策されたワイヤハーネス44から電源線42を探し出して電気配線するための改造や、ETC車載装置40への電気配線を綺麗に収める作業が必要になっていた。
特開平8−235490
従来のETC車載装置は、車両に後付けする場合、車両に配策されたワイヤハーネスから電源線を探し出して電気配線するための改造や、ETC車載装置への電気配線を綺麗に収める作業が必要となっていたので、車両への搭載が煩わしいという問題点があった。
この問題点を解消するためには、太陽電池と二次電池とを備えるようにして車両からの電源供給を受ける電気配線を不要にすることも考えられるが、従来のETC車載装置は、最寄りのETCゲートからの信号を受信し損なわないために常に信号待ち受け状態となっていて待機消費電力が大きく、太陽電池と二次電池とだけでは電池寿命が短くなる(充放電収支が間に合わない)一方、太陽電池と二次電池とだけで電池寿命を満足させようとすると二次電池が大きくなりすぎて実用性に乏しいものとなっていた。
本発明の目的は、上述の点に鑑み、内蔵する太陽電池および二次電池のみでETC本体が駆動でき、後付で車両に搭載する際に面倒な配線作業をなくすことができるようにしたETC車載装置を提供することにある。
課題を解決するための手段および発明の効果
上記目的を達成するために、請求項1記載の車載装置は、有料道路の出入口を車両が通過する際に無線通信を用いて通行料金を自動的に支払う自動料金収受システムにおける車両側に搭載する車載装置において、太陽電池と、前記太陽電池により充電される二次電池と、前記二次電池から電源供給を受けて、自車と最寄りの料金収受用ゲートとの相対距離を算出し、料金収受用ゲートの位置を監視するゲート位置監視手段と、前記ゲート位置監視手段により自車から所定の相対距離内に料金収受用ゲートがあるとされたときに前記二次電池から電源供給を受けて前記自動料金収受システムにおける料金収受に関する料金収受処理を行なう料金収受処理実行部と、前記ゲート位置監視手段への電源供給を制御するものであって、前記ゲート位置監視手段が算出した自車と最寄りの料金収受用ゲートとの相対距離が所定の基準距離より大きい場合には、小さい場合よりも、当該ゲート位置監視手段への電源遮断時間を長くする電源供給制御手段と、を有することを特徴とする。請求項1記載の車載装置によれば、車両が料金収受用ゲートに接近したときにのみ料金収受処理実行部に電源が供給されて料金収受処理が行なわれるようにしたので、料金収受処理に要する消費電力を大幅に削減することができ、これによって車両から電源の供給を受けずに太陽電池と二次電池とだけで動作可能となる。
請求項2記載の車載装置は、有料道路の出入口を車両が通過する際に無線通信を用いて通行料金を自動的に支払う自動料金収受システムにおける車両側に搭載する車載装置において、太陽電池と、前記太陽電池により充電される二次電池と、前記二次電池から電源供給を受けて自車が移動中かどうかを判定する移動判定手段と、前記移動判定手段により自車が移動中であると判定されたときに前記二次電池から電源供給を受けて、自車と最寄りの料金収受用ゲートとの相対距離を算出し、料金収受用ゲートの位置を監視するゲート位置監視手段と、前記ゲート位置監視手段により自車から所定の相対距離内に料金収受用ゲートがあるとされたときに前記二次電池から電源供給を受けて前記自動料金収受システムにおける料金収受に関する料金収受処理を行なう料金収受処理実行部と、前記ゲート位置監視手段への電源供給を制御するものであって、前記ゲート位置監視手段が算出した自車と最寄りの料金収受用ゲートとの相対距離が所定の基準距離より大きい場合には、小さい場合よりも、当該ゲート位置監視手段への電源遮断時間を長くする電源供給制御手段と、を有することを特徴とする。請求項2記載の車載装置によれば、自車が移動中のときにのみゲート位置監視手段に電源が供給されて料金収受用ゲートの位置が監視されるので、ゲート位置監視動作に要する消費電力を大幅に削減することができるとともに、車両が料金収受用ゲートに接近したときにのみ料金収受処理実行部に電源が供給されて料金収受処理が行なわれるようにしたので、料金収受処理に要する消費電力を大幅に削減することができる。よって、車載装置が、車両から電源の供給を受けずに太陽電池と二次電池とだけで動作可能となる。
請求項3記載の車載装置は、請求項2に記載の車載装置において、前記移動判定手段が、車両の方位を検出する方位センサもしくは車両の振動を検出する振動センサからの出力に基づいて自車の移動を判定することを特徴とする。請求項3記載の車載装置によれば、方位センサもしくは振動センサからの出力を利用することにより、自車の移動を正確かつ迅速に検出することが可能である。
請求項4記載の車載装置は、請求項2または請求項3に記載の車載装置において、前記移動判定手段が、自車が移動中かどうかを間欠的もしくは連続的に判定することを特徴とする。請求項4記載の車載装置によれば、移動判定動作を間欠的に行なえるようにしたことにより、より消費電力を抑えることができる。
請求項記載の車載装置は、請求項1ないし請求項のいずれか1項に記載の車載装置において、前記ゲート位置監視手段が、GPSアンテナを通じて得られる自車位置データと、ゲート位置データ格納メモリ内に予め格納されたゲート位置データとを基に自車と最寄りの料金収受用ゲートとの相対距離を算出することを特徴とする。請求項記載の車載装置によれば、GPSアンテナを通じて得られる自車位置データとゲート位置データ格納メモリ内に予め格納されたゲート位置データとを利用したことにより、自車と最寄りの料金収受用ゲートとの相対距離を正確に算出することが可能になる。
請求項記載の車載装置は、請求項5に記載の車載装置において、前記ゲート位置データ格納メモリが、格納されているゲート位置データを外部機器から書き換え可能にする手段を備えることを特徴とする。請求項記載の車載装置によれば、ゲート位置データが書き換え可能になっているので、料金収受用ゲートの改廃に容易に対応することが可能である。
請求項記載の車載装置は、請求項5又は6に記載の車載装置において、前記太陽電池,前記二次電池,前記移動判定手段,前記ゲート位置監視手段,前記電源供給制御手段,記ゲート位置データ格納メモリ,前記料金収受処理実行部,前記GPSアンテナ,および前記方位センサを一体的に構成したことを特徴とする。請求項記載の車載装置によれば、主要部を一体的に構成したことにより、車両への搭載が容易に行なえるという利点がある。
車両が料金収受用ゲート(以下、ETCゲートと言う)に接近したときにのみ、料金収受処理実行部に電源が供給されるようにしたことにより、ETC車載装置の消費電力を大幅に削減することができ、これによりETC車載装置が車両から電源の供給を受けずに、太陽電池と二次電池とだけで動作可能となった。
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の実施例1に係るETC車載装置1の構成を示すブロック図である。本実施例1に係るETC車載装置1は、太陽電池11と、太陽電池11からの光電変換電流を充電する二次電池(充電式電池)12と、二次電池12から電源を常に供給される第1制御部(移動判定手段に相当)13と、第1制御部13に接続された方位センサ14と、第1制御部13から電源を選択的に供給される第2制御部(ゲート位置監視手段及び電源供給制御手段に相当)15と、第2制御部15に接続されたGPS(Global Positioning System)アンテナ16と、第2制御部15に接続されたETCゲート位置データ格納メモリ17(ゲート位置データ格納メモリに相当)と、第2制御部15に設けられたメモリ内容書き換え端子18と、第2制御部15に設けられたマニュアルスイッチ19と、第2制御部15から電源を選択的に供給される第3制御部(料金収受処理実行部に相当、以下ETC本体とも言う)20と、第3制御部20に接続されたETCアンテナ21と、第3制御部20に挿入されて使用されるETCカード22とから構成されている。
太陽電池11は、光を電気信号に変換する光電変換素子を利用し、太陽光が当たったときに発生する電源をエネルギー源として使用できるようにした電池である。
二次電池12は、充電式電池ともいい、ニッケルカドミウム電池,ニッケル水素電池,リチュウムイオン電池,小型シール鉛電池などがある。
第1制御部13は、CPU(Central Processing Unit)でなり、方位センサ14からの方位データに基づいて自車の方位を検出する移動判定手段として構成されたものである。
方位センサ14は、絶対方位を検出するための地磁気センサ等で構成されている。なお、方位センサ14の代わりに、車両の振動を検出する振動センサを用いるようにしてもよい。
第2制御部15は、CPUでなり、ETCゲートの位置を監視するETCゲート位置監視手段として構成されたものである。なお、第1制御部13と第2制御部15とを別体のCPUでなるものとして説明したが、両者は1個のCPUで構成することもできる。
GPSアンテナ16は、GPS用人工衛星からの信号を受信するアンテナである。
ETCゲート位置データ格納メモリ17は、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)等の書き換え可能で、かつ不揮発性のメモリで構成されていて、外部機器(図示せず)によりメモリ内容書き換え端子18を通じてETCゲート位置データを読み書きできるようになっている。
メモリ内容書き換え端子18は、外部機器(図示せず)を用いてETCゲート位置データ格納メモリ17の内容を書き替えるための端子である。
マニュアルスイッチ19は、マニュアル操作によって第2制御部15から第3制御部20に強制的に電源を供給させるためのスイッチである。マニュアルスイッチ19は、運転者が、所望の時点で第3制御部20にETC処理を行なわせることができるようにするために設けられている。
第3制御部20は、CPUでなり、ETC処理(料金収受処理に相当)を行なうETC処理手段として構成されたものである。なお、ETC処理とは、第3制御部20が、ETCアンテナ21を通じてETC路側機(図示せず)との間で行なう、有料道路に対する入路および退路の記録,退路時の通行料金の自動収受等をいう。
ETCアンテナ21は、ETC路側機(図示せず)との間で信号を送受信するアンテナである。
ETCカード22は、IC(Integrated Circuit)チップを搭載した決済用のカードであり、支払者を識別し、有料道路の通行料金の支払いに必要なデータを記録するものである。クレジットカード会社が発行するETCクレジットカード,日本道路公団および本州四国連絡橋公団が発行するETC別納カード等がある。
図2は、ETC車載装置1の動作を示すフローチャートである。
次に、このように構成された実施例1に係るETC車載装置1の動作について、図1および図2を参照しながら説明する。
ETC車載装置1では、第1制御部13が、方位センサ14から方位データを取得し(ステップS101)、車両の向きが5°以上変化したかどうかを判定する(ステップS102)。
車両の向きが5°以上変化していなければ(ステップS102でノー)、第1制御部13は、タイマ(図示せず)によって5分間スリープした後に(ステップS103)、ステップS101に制御を戻す。
一方、車両の向きが5°以上変化していれば(ステップS102でイエス)、第1制御部13は、自車が移動中であると判断して、第2制御部15に電源を供給する(ステップS104)。
電源が供給されると、第2制御部15は、GPSアンテナ16からGPSデータを取得することにより自車位置データ(緯度データ,経度データ)を検出する(ステップS105)。
次に、第2制御部15は、ETCゲート位置データ格納メモリ17よりETCゲート位置データ(緯度データ,経度データ)を取得する(ステップS106)。
続いて、第2制御部15は、自車と最寄りのETCゲートとの相対距離を算出する(ステップS107)。
次に、第2制御部15は、自車位置から、例えば10km以内にETCゲートがあるかどうかを判定する(ステップS108)。
10km以内にETCゲートがなければ(ステップS108でノー)、第1制御部13は、第2制御部15の電源を遮断した後(ステップS109)、タイマ(図示せず)によって、例えば5分間スリープした後に(ステップS110)、ステップS101に制御を戻す。
10km以内にETCゲートがあれば(ステップS108でイエス)、第2制御部15は、例えば300m以内にETCゲートがあるかどうかを判定する(ステップS111)。
300m以内にETCゲートがなければ(ステップS111でノー)、第1制御部13は、第2制御部15の電源を遮断した後(ステップS112)、ステップS101に制御を戻す。
300m以内にETCゲートがあれば(ステップS111でイエス)、第2制御部15は、第3制御部20に電源を供給する(ステップS113)。
電源を供給されると、第3制御部20は、ETCアンテナ21を通じてETC路側機(図示せず)との通信が可能となるように受信待ち受け状態になる(ステップS114)。
次に、第3制御部20は、ETC路側機から送信された信号を受信したかどうかを判断する(ステップS115)。すなわち、ETCゲートを通過するかどうかを判断する。
ETC路側機からの信号を受信した場合(ステップS115でイエス)、第3制御部20は、直ちに通常のETC処理を行う(ステップS116)。詳しくは、有料道路への自車の進入時には進入口,車種等を記録し、有料道路からの退出時には退出口,車種等を記録するとともに有料道路代金を精算する等の処理を行なう。
ETC処理の完了後に、第1制御部13は、第2制御部15および第3制御部20の電源を遮断した後(ステップS117)、ステップS101に制御を戻す。
一方、ETC路側機からの信号を受信していなければ(ステップS115でノー)、第2制御部15は、第3制御部20へ電源供給してからの経過時間が3分経過したかどうかを判断する(ステップS118)。
第3制御部20へ電源供給してからの経過時間が3分未満の場合(ステップS118でノー)、第2制御部15は、ステップS114に制御を戻す。
第3制御部20へ電源供給してから3分以上経過した場合(ステップS118でイエス)、ETCゲートは近くにあったものの通過しなかった(例えば、通常レーンを使用)と判断し、第1制御部13は、第2制御部15および第3制御部20への電源を遮断した後(ステップS119)、ステップ101に制御を戻す。
以上のように、本実施例1に係るETC車載装置1によれば、自車が移動しているときにのみ、ETCゲート位置監視手段である第2制御部15に電源が供給されるので、第2制御部15がETCゲート位置監視動作を行なう頻度を低下させることができる。また、車両がETCゲートに接近したときにのみ、ETC本体である第3制御部20に電源が供給されるので、第3制御部20の待ち受け状態での消費電力を大幅に削減することができる。よって、ETC車載装置1が、車両から電源の供給を受けずに、太陽電池11と二次電池12とだけで動作可能となり、後付で車両に搭載する際に面倒な配線作業をなくすことができる。
次に、本発明の実施例2に係るETC車載装置1について説明する。
実施例2に係るETC車載装置1の構成は、図1に示した実施例1に係るETC車載装置1と同様になるので、図1をもって実施例2に係るETC車載装置1の構成を示すブロック図とする。よって、同一部分には同一符号を付して、詳しい説明を省略する。
図3は、本発明の実施例2に係るETC車載装置1における動作を示すフローチャートである。このフローチャートは、図2に示した実施例1に係るETC車載装置1における処理を示すフローチャート中のステップS109およびS110を、ステップS121〜S138に展開するとともに、ステップS108とステップS111との間にステップS140〜S142を挿入するようにしたものである。よって、対応するステップには同一符号を付して説明を行なう。
次に、このように構成された実施例2に係るETC車載装置1の動作について、図1ないし図3を参照しながら説明する。
ETC車載装置1では、第1制御部13が、方位センサ14から方位データを取得し(ステップS101)、車両の向きが5°以上変化したかどうかを判定する(ステップS102)。
車両の向きが5°以上変化していなければ(ステップS102でノー)、第1制御部13は、タイマ(図示せず)によって5分間スリープした後に(ステップS103)、ステップS101に制御を戻す。
一方、車両の向きが5°以上変化していれば(ステップS102でイエス)、第1制御部13は、自車が移動中であると判断して、第2制御部15に電源を供給する(ステップS104)。
電源が供給されると、第2制御部15は、GPSアンテナ16からGPSデータD1を取得することにより自車位置データ(緯度データ,経度データ)を検出する(ステップS105)。
次に、第2制御部15は、ETCゲート位置データ格納メモリ17よりETCゲート位置データ(緯度データ,経度データ)を取得し(ステップS106)、自車と最寄りのETCゲートとの相対距離を算出する(ステップS107)。
続いて、第2制御部15は、例えば10km以内にETCゲートがあるかどうかを判定する(ステップS108)。
10km以内にETCゲートがなければ(ステップS108でノー)、第1制御部13は、第2制御部15の電源を遮断した後(ステップS121)、タイマ(図示せず)によって、例えば1分間スリープし(ステップS122)、スリープが終了すると、第2制御部15への電源供給を再開する(ステップS123)。
電源供給が再開されると、第2制御部15は、GPSアンテナ16からGPSデータD2を取得することにより自車位置データ(緯度データ,経度データ)を検出する(ステップS124)。
次に、第2制御部15は、1分間スリープの間の進行距離D(=D2−D1)を算出し(ステップS125)、進行距離Dが3km以下(時速約180km以下)であるかどうかを判定する(ステップS126)。
進行距離Dが3km以下でなければ(ステップS126でノー)、第1制御部13は、第2制御部15の電源を遮断した後(ステップS127)、ステップS101に制御を戻す。
進行距離Dが3km以下であれば(ステップS126でイエス)、第2制御部15は、進行距離Dが2km以下(時速約120km以下)であるかどうかを判定する(ステップS128)。
進行距離Dが2km以下でなければ(ステップS128でノー)、第1制御部13は、第2制御部15の電源を遮断した後(ステップS129)、タイマで1分間スリープし(ステップS130)、スリープが終了すると、ステップS101に制御を戻す。
進行距離Dが2km以下であれば(ステップS128でイエス)、第2制御部15は、進行距離Dが1km以下(時速約60km以下)であるかどうかを判定する(ステップS131)。
進行距離Dが1km以下でなければ(ステップS131でノー)、第1制御部13は、第2制御部15の電源を遮断した後(ステップS132)、タイマで2分間スリープし(ステップS133)、スリープが終了すると、ステップS101に制御を戻す。
進行距離Dが1km以下であれば(ステップS131でイエス)、第2制御部15は、進行距離Dが500m以下(時速約30km以下)であるかどうかを判定する(ステップS134)。
進行距離Dが500m以下でなければ(ステップS134でノー)、第1制御部13は、第2制御部15の電源を遮断した後(ステップS135)、タイマで5分間スリープし(ステップS136)、スリープが終了すると、ステップS101に制御を戻す。
進行距離Dが500m以下であれば(ステップS134でイエス)、第1制御部13は、第2制御部15の電源を遮断した後(ステップS137)、タイマで10分間スリープし(ステップS138)、スリープが終了すると、ステップS101に制御を戻す。
ステップS108で10km以内にETCゲートがあれば、第2制御部15は、5km以内にETCゲートがあるかどうかを判定する(ステップS140)。
5km以内にETCゲートがなければ(ステップS140でノー)、第1制御部13は、第2制御部15の電源を遮断した後(ステップS141)、タイマで1分間スリープし(ステップS142)、スリープが終了すると、ステップS101に制御を戻す。
5km以内にETCゲートがあれば(ステップS140でイエス)、第2制御部15は、300m以内にETCゲートがあるかどうかを判定する(ステップS111)。
300m以内にETCゲートがなければ(ステップS111でノー)、第1制御部13は、第2制御部15の電源を遮断した後(ステップS112)、ステップS101に制御を戻す。
300m以内にETCゲートがあれば(ステップS111でイエス)、第2制御部15は、第3制御部20に電源を供給する(ステップS113)。
電源を供給されると、第3制御部20は、ETCアンテナ21を通じてETC路側機(図示せず)と通信が可能となるように受信待ち受け状態になる(ステップS114)。
次に、第3制御部20は、ETC路側機から送信された信号を受信したかどうかを判断する(ステップS115)。すなわち、ETCゲートを通過するかどうかを判断する。
ETC路側機からの信号を受信した場合(ステップS115でイエス)、第3制御部20は、直ちに通常のETC処理を行う(ステップS116)。
ETC処理の完了後に、第1制御部13は、第2制御部15および第3制御部20の電源を遮断した後(ステップS117)、ステップS101に制御を戻す。
一方、ETC路側機からの信号を受信していなければ(ステップS115でノー)、第2制御部15は、第3制御部20へ電源供給してからの経過時間が3分経過したかどうかを判断する(ステップS118)。
第3制御部20へ電源供給してからの経過時間が3分未満の場合(ステップS118でノー)、第2制御部15は、ステップS114に制御を戻す。
第3制御部20へ電源供給してから3分以上経過した場合(ステップS118でイエス)、第1制御部13は、ETCゲートは近くにあったものの通過しなかった(例えば、通常レーンを使用)と判断し、第2制御部15および第3制御部20への電源を遮断した後(ステップS119)、ステップ101に制御を戻す。
以上のように、本実施例2に係るETC車載装置1によれば、実施例1に係るETC車載装置1の効果に加えて、10km以内にETCゲートがない場合には、1分間当たりの進行距離Dを算出し、進行距離Dに応じてスリープ時間を可変に制御するようにしたので、車速が遅いほどETCゲート位置監視動作の間欠時間が長くなり、消費電力を大幅に抑えることができる。
また、10kmから5km以内にETCゲートがある場合には、1分間隔で自車位置を確認し、5km以内では常に自車位置を確認するようにしたので、最寄りのETCゲートを検出し損なうおそれがなくなる。
以上、本発明の各実施例を説明したが、これらはあくまでも例示にすぎず、本発明はこれらに限定されるものではなく、特許請求の範囲の趣旨を逸脱しない限りにおいて、当業者の知識に基づく種々の変更または拡張が可能である。
本発明の実施例1に係るETC車載装置の構成を示すブロック図。 本実施例1に係るETC車載装置の動作を示すフローチャート。 本実施例2に係るETC車載装置の動作を示すフローチャート。 従来のETC車載装置の車両への搭載方法を説明する図。
符号の説明
1 ETC車載装置
11 太陽電池
12 二次電池
13 第1制御部(移動判定手段)
14 方位センサ
15 第2制御部(ETCゲート位置監視手段)
16 GPSアンテナ
17 ETCゲート位置データ格納メモリ
18 メモリ内容書き換え端子
19 マニュアルスイッチ
20 第3制御部(ETC本体)
21 ETCアンテナ
22 ETCカード

Claims (7)

  1. 有料道路の出入口を車両が通過する際に無線通信を用いて通行料金を自動的に支払う自動料金収受システムにおける車両側に搭載する車載装置において、
    太陽電池と、
    前記太陽電池により充電される二次電池と、
    前記二次電池から電源供給を受けて、自車と最寄りの料金収受用ゲートとの相対距離を算出し、料金収受用ゲートの位置を監視するゲート位置監視手段と、
    前記ゲート位置監視手段により自車から所定の相対距離内に料金収受用ゲートがあるとされたときに前記二次電池から電源供給を受けて前記自動料金収受システムにおける料金収受に関する料金収受処理を行なう料金収受処理実行部と、
    前記ゲート位置監視手段への電源供給を制御するものであって、前記ゲート位置監視手段が算出した自車と最寄りの料金収受用ゲートとの相対距離が所定の基準距離より大きい場合には、小さい場合よりも、当該ゲート位置監視手段への電源遮断時間を長くする電源供給制御手段と、
    を有することを特徴とする車載装置。
  2. 有料道路の出入口を車両が通過する際に無線通信を用いて通行料金を自動的に支払う自動料金収受システムにおける車両側に搭載する車載装置において、
    太陽電池と、
    前記太陽電池により充電される二次電池と、
    前記二次電池から電源供給を受けて自車が移動中かどうかを判定する移動判定手段と、
    前記移動判定手段により自車が移動中であると判定されたときに前記二次電池から電源供給を受けて、自車と最寄りの料金収受用ゲートとの相対距離を算出し、料金収受用ゲートの位置を監視するゲート位置監視手段と、
    前記ゲート位置監視手段により自車から所定の相対距離内に料金収受用ゲートがあるとされたときに前記二次電池から電源供給を受けて前記自動料金収受システムにおける料金収受に関する料金収受処理を行なう料金収受処理実行部と、
    前記ゲート位置監視手段への電源供給を制御するものであって、前記ゲート位置監視手段が算出した自車と最寄りの料金収受用ゲートとの相対距離が所定の基準距離より大きい場合には、小さい場合よりも、当該ゲート位置監視手段への電源遮断時間を長くする電源供給制御手段と、
    を有することを特徴とする車載装置。
  3. 前記移動判定手段が、車両の方位を検出する方位センサもしくは車両の振動を検出する振動センサからの出力に基づいて自車の移動を判定することを特徴とする請求項2に記載の車載装置。
  4. 前記移動判定手段が、自車が移動中かどうかを間欠的もしくは連続的に判定することを特徴とする請求項2または請求項3に記載の車載装置。
  5. 前記ゲート位置監視手段が、GPSアンテナを通じて得られる自車位置データと、ゲート位置データ格納メモリ内に予め格納されたゲート位置データとを基に自車と最寄りの料金収受用ゲートとの相対距離を算出することを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の車載装置。
  6. 前記ゲート位置データ格納メモリが、格納されているゲート位置データを外部機器から書き換え可能にする手段を備えることを特徴とする請求項5に記載の車載装置。
  7. 前記太陽電池,前記二次電池,前記移動判定手段,前記ゲート位置監視手段,前記電源供給制御手段、前記ゲート位置データ格納メモリ,前記料金収受処理実行部,前記GPSアンテナ,および前記方位センサを一体的に構成したことを特徴とする請求項5又は6に記載の車載装置。
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