JP4516874B2 - 画像データ符号化装置及び画像データ符号化方法 - Google Patents

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Description

本発明は、画像データ符号化装置及び画像データ符号化方法に関し、特に複数の符号化器や複数の復号化器を有する機器において、それらを有効に利用することが可能な画像データ符号化装置及び画像データ符号化方法に関する。
TV番組のような画像を符号化して録画し、復号化して再生するHDDレコーダのような機器が知られている。HDDレコーダは、近年、複数の符号化器及び複数の復号化器(コーデック)が実装されていることが多い。これらは、例えば、ユーザの録画したい番組が重なったとき、別々の番組を録画するためにに用いられる。そのため、同時に複数の符号化器及び複数の復号化器が動作することは少なく、有効に利用されているとは言い難い状況にある。機器に搭載されているにもかかわらず、有効に利用されていないこのような複数の符号化器及び複数の復号化器を、より有効に活用することが可能な技術が望まれる。また、年々高まるユーザの画質に対する要求に対応するために、録画する画像をより高画質にする技術が望まれる。
特開2001−285876号公報に画像符号化装置とその方法、ビデオカメラ、画像記録装置、画像伝送装置が開示されている。この画像符号化装置は、分割手段と、符号化手段と、統合手段とを有する。分割手段は、入力画像をN個の領域に分割し、当該各領域に対応するN個の分割画像信号を生成する。符号化手段は、前記生成したN個の分割画像信号を各々符号化し、N個の符号化画像信号を生成する。統合手段は、前記生成したN個の符号化画像信号を統合し、前記入力画像に対応する1個の符号化画像信号を生成する。前記符号化手段は、前記分割した領域間の境界に近接する異なる領域に含まれる各画像の画像信号については、同一の符号化条件により符号化を行なう。
特開2001−218213号公報に画像信号変換符号化装置が開示されている。この画像信号変換符号化装置は、入力された画像信号を一旦復号し、さらに所定の方式に従って再符号化する。復号処理部と、符号化処理部と、制御部とを備える。復号処理部は、MPEG2規格に従う入力ビットストリームを復号して復号画像データを出力するとともに、前記入力ビットストリームの符号化情報を抽出する。符号化処理部は、前記復号画像データをMPEG2規格に従って再符号化して出力ビットストリームを生成する。制御部は、前記符号化情報に基づいて、前記再符号化における符号化パラメータを設定する。
特表2003−502958号公報に多重プログラマブル・プロセッサを使用する多重チャネルMPEGビデオ・トランスコーダの実行アーキテクチャーが開示されている。この方法は、デジタル・ビデオ・データからなるビットストリームをトランスコード化する。ビットストリームを複数の連続した処理ユニットに区分化する工程と、 処理ユニットの待ち行列を作る工程と、 待ち行列を作るシステムモデルにしたがって、待ち行列が作られた処理ユニットのそれぞれを、並行に配置された、複数のトランスコード化プロセッサのそれぞれに付与する工程と、を含む。
特開2001−285876号公報 特開2001−218213号公報 特表2003−502958号公報(国際公開WO00/079801号公報)
本発明の目的は、機器に搭載されているにもかかわらず、有効に利用されていない複数の符号化器及び複数の復号化器を、より有効に活用することが可能な画像データ符号化装置及び画像データ符号化方法を提供することにある。
本発明の他の目的は、有効に利用されていない複数の符号化器及び複数の復号化器を有効に活用して、録画する画像をより高画質にすることが可能な画像データ符号化装置及び画像データ符号化方法を提供することにある。
本発明の更に他の目的は、コストを低く抑えながら、録画する画像をより高画質にすることが可能な画像データ符号化装置及び画像データ符号化方法を提供することにある。
以下に、発明を実施するための最良の形態で使用される番号・符号を用いて、課題を解決するための手段を説明する。これらの番号・符号は、特許請求の範囲の記載と発明を実施するための最良の形態との対応関係を明らかにするために括弧付きで付加されたものである。ただし、それらの番号・符号を、特許請求の範囲に記載されている発明の技術的範囲の解釈に用いてはならない。
上記課題を解決するために、本発明の画像データ符号化装置は、画像分割器(2)と、複数の符号化器(3)と、圧縮画像合成器(4)とを具備する。画像分割器(2)は、予め設定された規則に基づく分割位置で、入力された画像データ(11)を分割して複数の分割画像データ(12)を出力する。複数の符号化器(3)は、複数の分割画像データ(12)を符号化して複数の分割圧縮データ(13)を出力する。圧縮画像合成器(4)は、分割位置に基づいて、複数の分割圧縮データ(13)を合成して圧縮データ(15)を出力する。複数の符号化器(3)の各々は、複数の分割画像データ(12)のうちの対応するものを符号化して、複数の分割圧縮データ(13)のうちの対応するものとして出力する。複数の符号化器(3)の各々は、単独で画像データを符号化して、圧縮データとして出力することが可能なように設けられている。ここで、“単独でデータを符号化(復号化)”とは、他の符号化器を用いずにデータの符号化(復号化)が可能な状態である。
本発明により、単独で画像データの符号化が可能な符号化器(3)を組み合わせて、共同で一つの画像データを分担して符号化させることで、一つの符号化器(3)の能力を超えた高画質映像を得ることができる。それにより、機器に搭載されているにもかかわらず、有効に利用されていない複数の符号化器及び複数の復号化器をより有効に活用しながら、録画する画像をより高画質にすることが可能となる。
上記の画像データ符号化装置において、画像分割器(2)は、位置判定器(21)と分配器(22)とを備える。位置判定器(21)は、規則に基づいて、画像データ(11)の分割位置を示す複数の分割位置情報(19)を出力する。分配器(22)は、複数の分割位置情報(19)に基づいて、画像データ(11)を分割して複数の分割画像データ(12)を出力する。複数の分割画像データ(12)の各々は、複数の分割位置情報(19)に対応する対応分割位置情報(19)を含む。
上記の画像データ符号化装置において、位置判定器(21)は、画像データ(11)における1フレーム中の所定数のラインごとの終点を分割位置として複数の1分割位置情報(19)を出力する。分配器(22)は、複数の分割位置情報(19)に基づいて、画像データ(11)を所定数のラインごとに分割して複数の分割画像データ(12)として出力する。
上記の画像データ符号化装置において、分配器(22)は、複数の分割位置情報(19)に基づいて、画像データ(11)を所定数のラインごとに分割した複数のライン分割画像データとする。複数のライン分割画像データの各々を、複数の符号化器(3)の各々へ順番に繰り返し割り振って複数の分割画像データ(12)として出力する。
上記の画像データ符号化装置において、複数の符号化器(3)の数は偶数である。
上記の画像データ符号化装置において、画像合成器(4)は、複数の分割位置判定器(25)と、圧縮データ合成器(26)とを備える。複数の分割位置判定器(25)の各々は、複数の分割圧縮データ(13)のうちの対応するものについて、対応分割位置情報を検出する。圧縮データ合成器(26)は、検出された対応分割位置情報に基づいて、複数の分割圧縮データ(13)を合成して圧縮データ(15)を出力する。
上記の画像データ符号化装置において、圧縮画像分割器(5)と、複数の復号化器(6)と、画像合成器(7)とを更に具備する。圧縮画像分割器(5)は、対応分割位置情報に基づいて、圧縮データ(15)を分割して複数の分割圧縮画像データ(16)を出力する。複数の復号化器(6)は、複数の分割圧縮画像データ(16)を復号化して複数の復号化データ(17)を出力する。画像合成器(7)は、対応分割位置情報に基づいて、複数の復号化データ(17)を合成して復号化画像データ(18)を出力する。複数の復号化器(6)の各々は、複数の分割圧縮画像データ(16)のうちの対応するものを復号化して、複数の復号化データ(17)のうちの対応するものとして出力する。複数の復号化器(6)の各々は、単独で圧縮データを復号化して、画像データとして出力することが可能なように設けられている。
上記課題を解決するために、本発明の画像データ符号化装置は、第1符号化器(31)と、構図情報分析器(32)と、第2符号化器(35)とを具備する。第1符号化器(31)は、入力された画像データ(41)の符号化を行い、画像データ(41)の第1期間の構図に関する構図情報パラメータ(48)を出力する。構図情報分析器(32)は、第1期間より長い第2期間で受け取った複数の構図情報パラメータ(48)に基づいて、画像データ(41)の構図分析を行い、エンコーダパラメータ(49)を出力する。第2符号化器(35)は、エンコーダパラメータ(49)に基づいて、画像データ(41)の符号化を行い、圧縮データ(45)を出力する。第1符号化器(31)及び第2符号化器(35)の各々は、単独で画像データを符号化して、圧縮データとして出力することが可能なように設けられている。ここで、“単独でデータを符号化(復号化)”とは、他の符号化器を用いずにデータの符号化(復号化)が可能な状態である。
本発明により、単独で画像データの符号化が可能な符号化器(31、35)を組み合わせて、構図分析と符号化とを分担して共同で一つの画像データを符号化させることで、一つの符号化器(31、35)の能力を超えた高画質映像を得ることができる。それにより、機器に搭載されているにもかかわらず、有効に利用されていない複数の符号化器及び複数の復号化器をより有効に活用しながら、録画する画像をより高画質にすることが可能となる。
上記の画像データ符号化装置において、構図情報パラメータ(48)は、第1符号化器(31)における量子化パラメータ及び動きベクトルなどを含む。
上記の画像データ符号化装置において、エンコーダパラメータ(49)は、量子化パラメータ及び動きベクトルを含む。
上記課題を解決するために、本発明の画像データ符号化装置は、分割器(71)と複数の復号化器(72)と複数の符号化器(73)と結合器(74)とを具備する。分割器(71)は、指定された分割位置に基づいて、入力された第1圧縮データ(81)を分割して複数の第1分割圧縮データ(82)を出力する。複数の復号化器(72)は、複数の第1分割圧縮データ(82)を復号化して複数の分割画像データ(83)を出力する。ここで、複数の復号化器(72)の各々は、複数の第1分割圧縮データ(82)のうちの対応するものを復号化して、複数の分割画像データ(83)のうちの対応するものとして出力する。複数の符号化器(73)は、複数の分割画像データ(83)を符号化して複数の第2分割圧縮データ(84)を出力する。ここで、複数の符号化器(73)の各々は、複数の分割画像データ(83)のうちの対応するものを符号化して、複数の第2分割圧縮データ(84)のうちの対応するものとして出力する。結合器(74)は、分割位置に基づいて、複数の第2分割圧縮データ(84)を合成して第2圧縮データ(85)を出力する。複数の符号化器(73)の各々は、単独で画像データを符号化して、圧縮データとして出力することが可能なように設けられている。複数の復号化器(72)の各々は、単独で圧縮データを復号化して、画像データとして出力することが可能なように設けられている。ここで、“単独でデータを符号化(復号化)”とは、他の符号化器を用いずにデータの符号化(復号化)が可能な状態である。
本発明により、単独で画像データの復号化/符号化が可能な復号化器(72)/符号化器(73)を組み合わせて、共同で一つの圧縮データをレート変換させることで、一組の復号化器(72)/符号化器(73)の能力を超えた短時間で再エンコードされた圧縮データ得ることができる。それにより、機器に搭載されているにもかかわらず、有効に利用されていない複数の符号化器及び複数の復号化器をより有効に活用することが可能となる。
上記の画像データ符号化装置において、複数の復号化器(72)及び複数の符号化器(73)の性能を示す複数のパラメータに基づいて、第1圧縮データ(81)の分割の分割サイズを決定する分割サイズ判定器(76)を更に具備する。
上記課題を解決するために、本発明の画像データ符号化方法は、(a)予め設定された規則に基づく分割位置を、入力された分割される画像データ(11)から複数の分割位置情報(19)として検出するステップと、(b)複数の分割位置情報(19)に基づいて、画像データ(11)を分割して複数の分割画像データ(12)を出力するステップと、(c)複数の分割画像データ(12)を符号化して複数の分割圧縮データ(13)を出力するステップと、(d)複数の分割位置情報(19)に基づいて、複数の分割圧縮データ(13)を合成して圧縮データ(14)を出力するステップとを具備する。複数の分割画像データ(12)の各々は、複数の分割位置情報(19)に対応する対応分割位置情報(19)を含む。
上記の画像データ符号化方法において、(a)ステップは、(a1)画像データ(11)における1フレーム中の所定数のラインごとの終点を分割位置として複数の分割位置情報(19)を出力するステップとを含む。(b)ステップは、(b1)複数の分割位置情報(19)に基づいて、画像データ(11)を所定数のラインごとに分割して複数の分割画像データ(12)として出力するステップを含む。
上記の画像データ符号化方法において、(b1)ステップは、(b11)複数の分割位置情報(19)に基づいて、画像データ(11)を所定数のラインごとに分割した複数のライン分割画像データとし、複数のライン分割画像データの各々を、複数の符号化器(3)の各々へ順番に繰り返し割り振って複数の分割画像データ(12)として出力するステップを含む。
上記の画像データ符号化方法において、(d)ステップは、(d1)複数の分割圧縮データ(13)の各々について、対応分割位置情報を検出するステップと、(d2)対応分割位置情報に基づいて、複数の分割圧縮データ(13)を合成して圧縮データ(14)を出力するステップを備える。
上記の画像データ符号化方法において、(e)対応分割位置情報に基づいて、圧縮データ(14)を分割して複数の分割圧縮画像データ(16)を出力するステップと、(f)複数の分割圧縮画像データ(16)を復号化して複数の復号化データ(17)を出力するステップと、(g)対応分割位置情報に基づいて、複数の復号化データ(17)を合成して第2画像データ(18)を出力するステップとを更に具備する。
上記の画像データ符号化方法において、(c)ステップは、(c1)複数の符号化器(3)の各々が単独で符号化を行っていないとき、複数の符号化器(3)の各々が、複数の分割画像データ(12)のうちの対応するものを符号化して、複数の分割圧縮データ(13)のうちの対応するものとして出力するステップを備える。
上記の画像データ符号化方法において、(f)ステップは、(f1)複数の復号化器(6)の各々が単独で復号化を行っていないとき、複数の復号化器(6)の各々が、複数の分割圧縮画像データ(16)のうちの対応するものを復号化して、複数の復号化データ(17)のうちの対応するものとして出力するステップを備える。
上記課題を解決するために、本発明の画像データ符号化方法は、(h)入力された画像データ(41)の符号化を行い、画像データ(41)の第1期間の構図に関する構図情報パラメータ(48)を出力するステップと、(i)第1期間より長い第2期間で受け取った構図情報パラメータ(48)に基づいて、画像データ(41)の構図分析を行い、エンコーダパラメータ(49)を出力するステップと、(j)エンコーダパラメータ(49)に基づいて、画像データ(41)の符号化を行い、圧縮データ(45)を出力するステップとを具備する。
上記の画像データ符号化方法において、(h)ステップは、(h1)第1符号化器(31)が単独で符号化を行っていないとき、第1符号化器(31)が、入力された画像データ(41)の符号化を行い、構図情報パラメータ(48)を出力するステップを備える。(j)ステップは、(j1)第2符号化器(35)が単独で符号化を行っていないとき、第2符号化器(35)が、エンコーダパラメータ(49)に基づいて、画像データ(41)の符号化を行い、圧縮データ(45)を出力するステップを備える。
上記課題を解決するために、本発明の画像データ符号化方法は、(k)指定された分割位置に基づいて、入力された第1圧縮データ(81)を分割して複数の第1分割圧縮データ(82)を出力するステップと、(l)複数の第1分割圧縮データ(82)を復号化して複数の分割画像データ(83)を出力するステップと、(m)複数の分割画像データ(83)を符号化して複数の第2分割圧縮データ(84)を出力するステップと、(n)分割位置に基づいて、複数の第2分割圧縮データ(84)を合成して第2圧縮データ(85)を出力するステップとを具備する。(k1)(l)ステップにおける複数の第1分割圧縮データ(82)の各々を復号化する複数の復号化器(72)の性能を示す複数のパラメータ、及び、(m)ステップにおける複数の分割画像データ(83)の各々を符号化する複数の符号化器(73)の性能を示す複数のパラメータに基づいて、第1圧縮データ(81)を複数の第1分割圧縮データ(82)に分割するときの分割サイズを決定するステップを備える。
上記の画像データ符号化方法において、(l)ステップは、(l1)複数の第1復号化器(72)の各々が単独で符号化を行っていないとき、複数の第1復号化器(72)の各々が、複数の第1分割圧縮データ(82)のうちの対応するものを復号化して、複数の分割画像データ(83)のうちの対応するものとして出力するステップを備える。(m)ステップは、(m1)複数の符号化器(73)の各々が単独で符号化を行っていないとき、複数の符号化器(73)の各々が、複数の分割画像データ(83)のうちの対応するものを符号化して、複数の第2分割圧縮データ(84)のうちの対応するものとして出力するステップを備える。
本発明により、機器に搭載されているにもかかわらず、有効に利用されていない複数の符号化器及び複数の復号化器をより有効に活用して、コストを低く抑えながら、録画する画像をより高画質にすることが可能となる。
以下、本発明の画像データ符号化装置及び画像データ符号化方法の実施の形態に関して、添付図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
本発明の画像データ符号化装置及び画像データ符号化方法の第1の実施の形態について、添付図面を参照して説明する。
まず、本発明の画像データ符号化装置の第1の実施の形態の構成について説明する。図1は、本発明の画像データ符号化装置の第1の実施の形態の符号化側の構成を示すブロック図である。画像データ符号化装置10は、映像バッファ1、映像分割器2、複数のエンコーダ3(3−i、i=1〜n:nは2以上の自然数で、本発明に用いるエンコーダの数)、及び映像合成器4、制御部9を具備する。
映像バッファ1は、所定のデータ量の入力映像データ11を一時的に格納する。所定のデータ量は、TV画像やビデオ画像における1フレーム分の映像データのデータ量に例示される。所定のデータ量の映像データ11が蓄積された後、その所定のデータ量の映像データ11を映像分割器2へ出力する。
映像分割器2は、予め設定された規則に基づいて、映像データ11を分割して複数の分割映像データ12(12−i、i=1〜n)を生成する。そして、複数の分割映像データ12−1〜12−nをそれぞれ複数のエンコーダ3−1〜3−nのうちの対応するものへ出力する。映像データ11の分割数nは、エンコーダ3の個数以内で任意に設定可能である。
エンコーダ3−iは、複数の分割映像データ12−1〜12−nのうちの対応する分割映像データ12−iを供給される。そして、その分割映像データ12−iを符号化して、複数の分割圧縮データ13(13−i、i=1〜n)のうちの対応する分割圧縮データ13−iとして映像合成器4へ出力する。符号化は、例えばMPEG2の規格による符号化に例示される。その場合、エンコーダ3−iは、一般的なMPEGエンコーダである。
これら複数のエンコーダ3−1〜3−nの各々は、画像データ符号化装置10において、互いに独立して、かつ単独の状態で映像データ11’を符号化して、圧縮データ15’として出力可能である。すなわち、映像分割器2及び映像合成器4を用いずに、単独のエンコーダとして使用できる。その動作は、通常のエンコーダの動作と同様である。
映像合成器4は、複数のエンコーダ3−1〜3−nの各々から複数の分割圧縮データ13−1〜13−nを供給される。そして、それらの複数の分割圧縮データ13−1〜13−nを合成して、一つの圧縮データ15を出力する。
制御部9は、エンコーダ3−1〜3−nからコーデック情報パラメータを取得する。コーデック情報パラメータは、エンコーダ3の性能を示すパラメータであり、処理速度やビットレートに例示される。そして、エンコーダ3−1〜3−nの能力に基づいて分割サイズを決定する。そして、分割サイズ及び分割数を制御信号として映像分割器2へ出力する。ここでは分割数n=エンコーダ3の数nである。ただし、分割数を2以上n以下で設定することも可能である。例えば、分割数がnよりも小さいとき、制御部9の制御信号にエンコーダ3のIDを含ませることにより、エンコーダ3−1〜3−nからビットレートのより高い処理が可能なエンコーダ3−s、3−t、…(1≦s、t≦nの自然数)を選択することも可能である。分割サイズの算出は、例えば、エンコーダ3−1〜3−nが行うデータ処理の処理速度の比による算出に例示される。また、なお、エンコーダ3−1〜3−nの能力が等しい場合には、映像データ11を等分するように分割サイズを出力する。
このような構成を用いることで、映像データを一つのエンコーダで符号化する場合と比較して、分割した数分の高画質映像を得ることができる。例えば、一つのエンコーダの能力が最大10Mbpsの場合、本発明を用いれば最大(n×10)Mbpsの圧縮(符号化)データを得ることができ、n倍の高画質映像を得ることができる。一般にビットレートが高いほど、高画質を得ることができる。
図2は、図1における映像分配器の構成の一例を示すブロック図である。映像分配器2は、ライン位置判定器21及びライン分配器22を備える。ここでは、映像データ11(映像信号)を水平方向の一本のラインごとに分割する例を示す。水平方向の一本のラインごとに分割する場合、分割位置を容易に検出することが可能である。
ライン位置判定器21は、予め設定された規則に基づいて、映像データ11を分割するときの分割位置を検出する。ここでは、分割位置(予め設定された規則)は、映像データにおける各水平方向のラインの終点の位置である。そして、その検出された分割位置を示す複数のライン位置情報19(19−k、k=1〜m、mは自然数)を、映像データ11と共に出力する。ただし、mは水平方向のラインの数(走査線数)である。
ライン分配器22は、映像データ11と複数のライン位置情報19−1〜19−mとに基づいて、映像データ11を分割して複数の分割映像データ12−1〜12−nを出力する。複数の分割映像データ12−1〜12−nの各々は、複数のライン位置情報19−1〜19−mに対応する対応分割位置情報を含む。
対応分割位置情報は、分割映像データ12−iに対するライン位置情報19−q、19−q+r、19−q+2r…そのものであっても良いし、ライン位置情報19−q、19−q+r、19−q+2r…の設定規則(例示:水平方向のラインの終点)でも良い。
映像分配器2について具体的に説明する。エンコーダ3の数がnのとき、映像データ11について水平方向のラインを、上から順に映像データ11−1−1、11−2−1、…、11−n−1;11−1−2、11−2−2、…、11−n−2;…とする。
このとき、ライン位置判定器21は、ライン位置情報19として、各映像データ(11−1−1、11−2−1、…、11−n−1;11−1−2、11−2−2、…、11−n−2;…)の始点である各水平方向のラインの始点の位置を複数のライン位置情報19−1〜19−mとする。
ライン分配器22は、複数のライン位置情報19−1〜19−mを一個ずつ順番に繰り返し複数の分割映像データ12−1〜12−nの各々へ割り振る。これにより、映像データ11の水平方向のラインは、n本おきに対応する分割映像データ12に割り振られることになる。すなわち、映像データ11−1−1、11−1−2、…は、分割映像データ12−1に割り振られる。従って、分割映像データ12−1の映像データ12−1−1、12−1−2、…は、それぞれ映像データ11−1−1、11−1−2、…に対応する。同様に、映像データ11−2−1、11−2−2、…は、分割映像データ12−2に割り振られる。従って、分割映像データ12−2の映像データ12−2−1、12−2−2、…は、それぞれ映像データ11−2−1、11−2−2、…に対応する。同様にして行けば最後に、映像データ11−n−1、11−n−2、…は、分割映像データ12−nに割り振られる。従って、分割映像データ12−nの映像データ12−n−1、12−n−2、…は、映像データ11−n−1、11−n−2、…に対応する。このように、ライン分配器22は、映像データ11と複数のライン位置情報19−1〜19−mとに基づいて、映像データ11を一本のラインごとに分割して複数の分割映像データ12−1〜12−nとして出力する。
ここでは、分割位置(予め設定された規則)映像データ11を水平方向の一本のラインごとに分割する例を示したが、水平方向の複数のラインごとや、水平方向の領域ごと、垂直方向の一本又は複数のラインごとに分割するなど、様々な分割方法が可能である。映像データ11の分割数は、エンコーダ3の数に依存する。
なお、水平方向の複数のライン(例示:p本)ごとに分割する場合、mは走査線数/pとなる。ライン分配器22は、複数のライン位置情報19−1〜19−mをp個ずつ順番に繰り返し複数の分割映像データ12−1〜12−nの各々へ割り振る。
その後、分割映像データ12−1〜12−nは、エンコーダ3−1〜3−nで符号化され、分割圧縮データ13−1〜13−nとなる。例えば、分割映像データ12−1は、エンコーダ3−1で符号化され、分割圧縮データ13−1となる。分割圧縮データ13−1は、一つながりの複数のPESパケットとなる。
図3は、図1における映像合成器の構成を示すブロック図である。映像合成器4は、複数の分割位置判定器25(25−i、i=1〜n)及び圧縮データ合成器26を備える。
複数の分割位置判定器25−1〜25−nは、複数のエンコーダ3−1〜3−nの各々に対応して設けられている。複数の分割圧縮データ13−1〜13−nのうちの対応するものついて、対応分割位置情報を検出する。
圧縮データ合成器26は、複数の分割位置判定器25の各々における複数の分割圧縮データ13−1〜13−nのうちの対応するものと対応分割位置情報とに基づいて、複数の分割圧縮データ13−1〜13−nを合成して圧縮データ14を出力する。
映像合成器4について具体的に説明する。例えば、分割位置判定器25−1は、分割圧縮データ13−1に含まれるPESパケットのヘッダの先頭(対応分割位置情報)を検索する。そして、分割位置判定器25−1は、分割圧縮データ13−1をPESパケットごとに分割して、複数のPESパケットデータ14−1として出力する。
同様に、分割位置判定器25−2は、分割圧縮データ13−2に含まれるPESパケットのヘッダの先頭(対応分割位置情報)を検索する。そして、分割位置判定器25−2は、分割圧縮データ13−2をPESパケットごとに分割して、複数のPESパケットデータ14−2として出力する。
同様に、分割位置判定器25−nは、分割圧縮データ13−nに含まれるPESパケットのヘッダの先頭(対応分割位置情報)を検索する。そして、分割位置判定器25−nは、分割圧縮データ13−nをPESパケットごとに分割して、複数のPESパケットデータ14−nとして出力する。
なお、分割は、圧縮データ合成器26で行っても良い。
圧縮データ合成器26は、PESパケットデータ14−1、14−2、…、14−nの各データをヘッダに基づいて連結する。そのとき、規則(例示:PESパケットデータ14−1を0x000001e0、PESパケットデータ14−1を0x000001e1、...)に従って、PESパケットヘッダのスタートコードを修正する。ただし、エンコーダ3−1〜3−nで、あらかじめ規則に従って、PESパケットヘッダのスタートコードを設定してあれば、圧縮データ合成器26でPESパケットヘッダのスタートコードを修正する必要はない。
上述のように、映像データの分割方法は、例えば水平方向のラインごとに、所定の本数(例示:2本以下)で飛び飛びに分割することが好ましい。このように飛び飛びに分割することによって、一画面(1フレーム)を複数のエンコーダ3−1〜3−nで符号化しても、分割した境界ラインは見えなくなる。すなわち、画質に問題が発生することなく、分割した数分の高画質映像を得ることができる。
もし単純に、エンコーダ3の数nで一画面を分割し、分割された各領域をそれぞれ複数のエンコーダ3−1〜3−nに担当させた場合、分割した境界ラインが目立つことが予想される。それは以下の理由による。通常、エンコーダは画面の特性に基づいて自身のエンコーダのパラメータを随時自動的に調整している。そのため、平均のビットレートは概ね一定(設定値)であっても画面ごとにビットレートが変化している。従って、上記のように複数のエンコーダ3−1〜3−nが、それぞれ一画面における異なる領域を担当すると、各領域間でエンコーダのパラメータやビットレートが異なることになる。その結果、分割した境界ラインが目立つことになる。
更に、通常のTV映像データ(例示:NTSC)のように、水平方向の奇数番目の複数のライン(以下、「奇数ライン」ともいう)と、偶数番目の複数のライン(以下、「偶数ライン」ともいう)との2種類の形でデータが供給される場合、偶数個のエンコーダ3を用いることが好ましい。偶数個のエンコーダ3を同数エンコーダ3を含む二つの組に分けて、一方を奇数ライン用、他方を偶数ライン用として使用する。この場合、奇数ラインと偶数ラインとは、1/60の時間のずれがあり、奇数ライン、偶数ラインの映像単位でまとまっているため、奇数ライン用と偶数ライン用に、割り当てた方が効率良く映像データを処理することができる。また、奇数ラインと偶数ラインとの間で概ね同等のエンコードが行われるので、奇数ラインの表示と偶数ラインの表示との間の差の発生を防止することができる。これにより、上述のように高画質映像を得ることができる。
図4は、図3における圧縮データの構成を示す概念図である。
圧縮データ15は、PES(Packetized Elementarty Stream)パケット27と呼ばれるパケットで構成することができる。PESパケット27の先頭にはPESパケットヘッダ28が付加されており、映像/音声データ29は、PESパケットヘッダ27に続いている。例えば、上記の圧縮データ15−1−1は、一つのPESパケット27に対応する。
PESパケットヘッダ28の先頭には、24Bitのスタートコード28aが付加されている。スタートコード28aによりパケットの開始位置が容易に分る仕組みとなっている。さらにスタートコード28aは、映像(Video)は0x000001E0〜0x000001EF(16進)の16種類のコードを割り当てることができる。音声(Audio)についても同様である。
図5は、図3における分割圧縮データの構成を示す概念図である。
分割圧縮データ13−1〜13−nの各々には、そのスタートに、映像(Video)のスタートコードが割り当てられている。このスタートコードは、ライン分配器22で各分割映像データ12−1〜12−nに付与される対応分割位置情報に対応する。このスタートコードは、分割圧縮データ13−1〜13−nの各々が、分割位置判定器25−1〜25−nにより分割されるとき、その分割する位置を示す。そして、圧縮データ15におけるスタートコード28aとなる。例えば、分割位置判定器25−1が分割圧縮データ13−1を複数のライン分割データ14−1に分割するとき、そのスタートコードの位置で分割する。そのヘッダは圧縮データ15におけるスタートコード28aとなる。この割り当てによって、復号器側においても、スタートコードをチェックすることによって、圧縮データを分離することが出来る。
また、スタートコードがライン分配器22で各分割映像データ12−1〜12−nに付与される対応分割位置情報に対応していない場合、圧縮データ合成器26は、スタートコードを修正する。
例えば、エンコーダ3−1は、まず、分割映像データ12−1に対応したスタートコードを分割圧縮データ13−1に割り当てる。それが、圧縮データ15におけるスタートコード28aとなる。
または、例えば、圧縮データ合成器26は、分割映像データ12−1の対応分割位置情報に対応したスタートコードを分割圧縮データ13−1に、割り当てる。このとき、エンコーダ3−1によってスタートコードが既に割り当てられていが、それを対応分割位置情報に対応したスタートコードへ置き換える。それが、圧縮データ15におけるスタートコード28aとなる。
すなわち、PESパッケージのスタートコードは、エンコーダ3で付加される。付加するとき各領域ごとにスタートコードを割り振ることが可能な場合、圧縮データ合成器26は、スタートコードを割り振らずにPESパケットの時間差が生じないようにPESパケットを結合する。
一方、付加するとき各領域ごとにスタートコードを割り振ることが不可能な場合、すなわちエンコーダ3でスタートコードの詳細まで設定することができない場合、圧縮データ合成器26は、スタートコードを修正して(置き換えて)、PESパケットを結合する。
なお、ここでは、分割位置判定器25−1〜25−nは、分割位置の判定のみを行う。
図6は、本発明の画像データ符号化装置の第1の実施の形態の復号化側の構成を示すブロック図である。画像データ符号化装置10は、映像分割器5、複数のデコーダ6(6−i、i=1〜n)、映像合成器7、及び映像バッファ8を更に具備する。これらは、図1の逆の動作を行う。すなわち、以下のようである。
映像分割器5は、複数のPESパケットのヘッダ(対応分割位置情報)に基づいて、圧縮データ15を分割して複数のPESパケットデータとする。そして、その複数のPESパケットのヘッダに基づいて複数のPESパケットデータをグループ化し、複数の分割圧縮映像データ16(16−i、i=1〜n)を出力する。そして、複数の分割圧縮映像データ16−1〜16−nをそれぞれ複数のデコーダ6−1〜6−nのうちの対応するものへ出力する。この複数の分割圧縮映像データ16−1〜16−nは、符号化時の複数の分割圧縮データ13−1〜13−nに対応する。
デコーダ6−iは、複数の分割圧縮映像データ16−1〜16−nのうちの対応する分割圧縮映像データ16−iを供給される。そして、その分割圧縮映像データ16−iを復号化して、複数の復号化データ17(17−i、i=1〜n)のうちの対応する復号化データ17−iとして映像合成器7へ出力する。復号化は、例えばMPEG2の規格による復号化に例示される。
これら複数のデコーダ6−1〜6−nの各々は、図示しないが、画像データ符号化装置10において、互いに独立して、かつ単独でも圧縮データを復号化して、映像データとして出力可能である。その動作は、通常のデコーダの動作と同様である。
映像合成器7は、複数のデコーダ6−1〜6−nの各々から複数の復号化データ17−1〜17−nを供給される。そして、それらの複数の復号化データ17−1〜17−nを合成して、一つの映像データ18を出力する。
映像バッファ8は、所定のデータ量の映像データ18を一時的に格納する。そして、映像データ18は、TV(図示されず)などの画面に表示される。なお、圧縮データ15は、HDDやDVDドライブ(図示されず)に記録される。
次に、本発明の画像データ符号化方法の第1の実施の形態の動作について図1〜図3、図6、図7、図8を参照して説明する。図7及び図8は、本発明の画像データ符号化方法の第1の実施の形態の動作を示すフローチャートである。図7はエンコードに関する動作であり、図8はデコードに関する動作である。
図7、図1を参照して映像バッファ1は、所定のデータ量の映像データ11が蓄積された後、その所定のデータ量の映像データ11を映像分割器2へ出力する。図7、図2を参照して、映像分配器2のライン位置判定器21は、映像データ11を分割するときの分割位置を検出する(ステップS1)。その検出された分割位置を示す複数のライン位置情報19−1〜19−mを、映像データ11と共に出力する。ライン分配器22は、映像データ11と複数のライン位置情報19−1〜19−mとに基づいて、映像データ11を分割して複数の分割映像データ12−1〜12−nを出力する(ステップS2)。図7、図1を参照して、複数のエンコーダ3−1〜3−nの各々は、複数の分割映像データ12−1〜12−nのうちの対応する分割映像データ12−iを符号化して、それぞれの分割圧縮データ13−iとして映像合成器4へ出力する(ステップS3)。各分割圧縮データ13は、一つながりの複数のPESパケットとなる。図7、図3を参照して、映像合成器4の複数の分割位置判定器25−1〜25−nの各々は、複数の分割圧縮データ13−1〜13−nのうちの対応する分割圧縮データ13−iにおいて、複数のPESパケットのヘッダの先頭(対応分割位置情報)を検出する。そして、分割圧縮データ13−iをヘッダの位置で分割した複数のPESパケットデータ14−iを出力する(ステップS4)。圧縮データ合成器26は、複数のPESパケットのヘッダに基づいて、複数のPESパケットデータ14−1〜14−nを合成して圧縮データ15を出力する(ステップS5)。圧縮データ15は、HDDやDVDドライブに記録される。
図8、図6を参照して、映像分割器5は、複数のPESパケットのヘッダに基づいて、圧縮データ15を分割して複数のPESパケットデータとする(ステップS6)。そして、その複数のPESパケットのヘッダに基づいて複数のPESパケットデータをグループ化し、その複数の分割圧縮映像データ16(16−i、i=1〜n)を出力する(ステップS7)。そして、複数の分割圧縮映像データ16−1〜16−nを複数のデコーダ6−1〜6−nへ出力する。複数のデコーダ6−1〜6−nは、複数の分割圧縮映像データ16−1〜16−nを復号化して、複数の復号化データ17−1〜17−nとして映像合成器7へ出力する(ステップS8)。映像合成器7は、複数の復号化データ17−1〜17−nを合成して、一つの映像データ18を出力する(ステップS9)。映像バッファ8は、所定のデータ量の映像データ18を蓄積した後、その所定のデータ量の映像データ18をTVへ出力する。
本発明により、一つの画面を分割して複数のエコーダで符号化することにより、一つのエンコーダで符号化する場合と比較して、ビットレートを高くすることができるので、より高画質の映像を得ることができる。これにより、HDDレコーダのような機器に搭載されているにもかかわらず、有効に利用されていない複数の符号化器及び複数の復号化器を有効に活用して、録画する画像をより高画質にすることが可能となる。
本発明では、有効に利用されていない複数の符号化器及び複数の復号化器について、映像分割器2及び映像合成器4を追加するだけで、有効に活用し高画質を得ることができる。すなわち、コストを低く抑えながら、録画する画像をより高画質にすることが可能となる。
(第2の実施の形態)
本発明の画像データ符号化装置及び画像データ符号化方法の第2の実施の形態について、添付図面を参照して説明する。
本発明の画像データ符号化装置の第2の実施の形態の構成について説明する。図9は、本発明の画像データ符号化装置の第2の実施の形態の構成を示すブロック図である。画像データ符号化装置30は、エンコーダ31、構図情報パラメータ分析器32、デコーダ33、映像バッファ34、エンコーダ35、制御部39を具備する。
エンコーダ31は、映像データ41の入力に基づいて、映像データ41の符号化を行い、圧縮データ42を出力する。そのとき、所定の時間間隔で映像データ41の構図に関する構図情報パラメータ48を出力する。符号化としては、例えばMPEG2の規格による符号化が例示される。構図情報パラメータ48としては、ブロックごとの量子化パラメータ、符号化モード(動きベクトル、Intra Macro Block、Inter Macro Blockなどの組み合わせ)、及びビットレートが例示される。ただし、エンコーダ31は、図示しないが、画像データ符号化装置30において、単独でも映像データを符号化して、圧縮データとして出力可能である。その場合の動作は、通常のエンコーダの動作と同様である。
構図情報パラメータ分析器32は、所定の時間間隔でエンコーダ31から構図情報パラメータ48を受け取る。そして、構図情報パラメータ48を受け取る時間間隔(例示:1フレーム分の時間)よりも長い時間間隔(例示:数秒〜1分)の間に受け取った構図情報パラメータ48に基づいて、映像データ41の構図分析を行う。入力映像データ41の構図分析は、符号化処理の一過程であるため、既存のエンコーダ31を流用することができる。構図情報パラメータ分析器32は、構図分析の結果得られたエンコーダパラメータ49をエンコーダ35へ出力する。エンコーダパラメータ49としては、動きベクトル、量子化パラメータが例示さえる。
構図分析は、例えば、得られた量子化パラメータ、符号化モード、ビットレートなどの情報から、どの画像(フレーム)により多くの符号量を割り当て、どの画像に少なめの符号量を割り当てれば、1つの映像全体として、より高画質の映像が得られるかを判定する。
具体的な判定方法は、例えば、動きベクトルのみで符号化されているブロックが多いほど、その画面全体の符号量を多くし、より多くのブロックでIntra Macro Block、Inter Macro Blockで符号化されるようにする。
映像バッファ34は、所定のデータ量の映像データ41又は圧縮データ42の少なくとも一方を一時的に格納する。所定のデータ量は、構図情報パラメータ分析器32の構図分析の対象となるデータ量に等しい長さに例示される。所定のデータ量の映像データ41としての映像データ44が蓄積された場合、直接、映像データ44をエンコーダ35へ出力する。所定のデータ量の圧縮データ42としての圧縮データ43が蓄積された場合、その圧縮データ43をデコーダ33経由でエンコーダ35へ出力する。映像バッファ34の時間(例示:所定のデータ量に対応)が長いほど、エンコーダ2で効率的に符号化できることが期待できる。
デコーダ33は、圧縮データ42に基づいて、映像データ43を出力する。ただし、デコーダ33は、図示しないが、画像データ符号化装置30において、単独でも圧縮データを復号化して、映像データとして出力可能である。その動作は、通常のデコーダの動作と同様である。
エンコーダ35は、内部で検出される動きベクトル、量子化パラメータ、符号化モード及びビットレートを用いずに、エンコーダパラメータ49を用いて、映像データ44の符号化を行い、圧縮データ45を出力する。ただし、エンコーダ35は、図示しないが、画像データ符号化装置30において、単独でも映像データを符号化して、圧縮データとして出力可能である。その場合の動作は、通常のエンコーダの動作と同様である。
制御部39は、複数のエンコーダからコーデック情報パラメータを取得する。コーデック情報パラメータは、エンコーダの性能を示すパラメータであり、処理速度やビットレートに例示される。そして、複数のエンコーダの能力に基づいて、一つをエンコーダ31に、他方をエンコーダ35に設定する。
例えば、高性能のエンコーダAと、エンコーダAよりも低性能なエンコーダBがあった場合を考える。
映像データ41−エンコーダ31−映像データ42−映像バッファ34−映像データ43−デコーダ33−映像データ44’−エンコーダ35の第1の経路で圧縮データ45を得る場合(映像データ41は映像バッファ34に格納しない)、最初のエンコーダ31を高性能のエンコーダAとすることが好ましい。この場合、圧縮データ45の画質は、エンコーダ31の能力で制限されてしまうからである。
一方、映像データ41−映像バッファ34−映像データ44−エンコーダ35の第2の経路で圧縮データ45を得る場合(圧縮データ42は捨てる)、エンコーダAとエンコーダBの能力差が極端に異ならない限り、最後のエンコーダ35を高性能のエンコーダAとすることが好ましい。この場合、圧縮データ45の画質は、エンコーダ35の能力で制限され、かつ、エンコードパラメータ49は構図情報パラメータ分析器32で最適化されているからである。
また、制御部39は、設定により第1の経路及び第2の経路のいずれを選択する。その設定は変更可能である。
例えば、第1の経路を取る場合、エンコード31でエンコードしたデータを映像バッファ34に格納する。すなわち、第2の経路の場合に比較して、必要とする映像バッファ34の容量が小さい。したがって、映像データ41が大きい場合には、第1の経路を取ることが考えられる。
また、第2の経路を取る場合、エンコーダ35に供給されるのは一度もエンコードされていない映像データ44である。すなわち、第1の経路の場合と比較して、圧縮データ45の映像が高画質になる。したがって、より高画質のデータが必要な場合には、第2の経路を取ることが考えられる。
制御部39は、複数のエンコーダのうちのあるものがエンコーダ31に、別のものがエンコーダ35に予め設定されている場合、エンコーダ31のビットレートを最高に設定する。この場合、圧縮データ45の画質は、エンコーダ31の能力で制限されてしまうからである。制御部39は、エンコーダ35のビットレートを圧縮データ45を所望のデータサイズになるように設定する。
図10は、図9におけるエンコーダ31の構成を示すブロック図である。エンコーダ31は、一般的なMPEGエンコーダであり、符号量制御部51a、減算部52a、DCT部53a、量子化部54a、可変長符号化部55a、バッファ56a、逆量子化部57a、逆DCT部58a、加算部59a、フレームメモリ60a、動き補償部61a及び動きベクトル検出部62aを備える。
減算部52aは、映像データ44から動き補償予測画像を減算し、予測誤差を算出する。DCT部53aは、算出された予測画像を離散コサイン変換(DCT)し、DCT係数を算出する。量子化部54aは、DCT係数を量子化する。その際、量子化パラメータ64aを符号量制御部51aへ出力する。可変長符号化部55aは、量子化されたDCT係数と動きベクトルとを可変長符号化する。バッファ56aは、1フレーム分の可変長符号化されたデータを一時的に格納し、圧縮データ42として出力する。その際、バッファ残量65aを符号量制御部51aへ出力する。逆量子化部57aは、量子化されたDCT係数を逆量子化して、量子化前のDCT係数に戻す。逆DCT部58aは、DCT係数を逆離散コサイン変換(逆DCT)し、予測誤差に戻す。加算部59aは、予測画素に動き補償予測画像を加えて、映像データを復元する。フレームメモリ60aは、1フレーム分の復元された映像データを一時的に格納する。動きベクトル検出部62aは、1フレーム分の復元された映像データと映像データ41とに基づいて、動きベクトルを検出する。その際、動きベクトル63aを符号量制御部51aへ出力する。動き補償部61aは、1フレーム分の復元された映像データと動きベクトルとに基づいて、動き補償予測画像を生成する。
符号量制御部51aは、動きベクトル検出部62aの動きベクトル63aと、量子化部54aの量子化パラメータ64aと、バッファ56aのバッファ残量65aとに基づいて、ビットレートが設定値と等しくなるように量子化パラメータ64a、及び動きベクトル63aの変更を制御する。このとき、符号量制御部51aは、所定の時間間隔で、動きベクトル63a、量子化パラメータ64a、及びビットレート65aを構図情報パラメータ分析器32へ構図情報パラメータ48として出力する。
図11は、図9における構図情報パラメータ分析器32である。構図情報パラメータ分析器32は、パラメータ蓄積バッファ32a、パラメータ解析部32b及びパラメータ生成器32cを備える。
パラメータ蓄積バッファ32aは、エンコーダ31から出力される構図情報パラメータ48を蓄積する。この蓄積は、映像バッファ34に蓄積されている時間以上の時間分、構図情報パラメータ48を蓄積する。
パラメータ解析部32bは、パラメータ蓄積バッファ32aに蓄積されている構図情報パラメータ48に基づいて、符号化するフレームのパラメータを決定する。例えば、パラメータ解析部32bは、符号化モード、量子化パラメータなどから、どのフレームにどのくらいの符号量を割り当てるかを決定する。その方法は、例えばパーソナルコンピュータの映像編集ソフトウエアなどに用いられる2パスエンコーダの技術のような従来の技術を用いることができる。
パラメータ生成器32cは、パラメータ解析部32bで得られた結果より、エンコーダ35に適した形式にパラメータを変換してエンコードパラメータ49としてエンコーダ35へ出力する。
図12は、図9におけるエンコーダ35の構成を示すブロック図である。エンコーダ35は、一般的なMPEGエンコーダであり、符号量制御部51b、減算部52b、DCT部53b、量子化部54b、可変長符号化部55b、バッファ56b、逆量子化部57b、逆DCT部58b、加算部59b、フレームメモリ60b、動き補償部61b及び動きベクトル検出部62bを備える。これらは、符号量制御部51a、減算部52a、DCT部53a、量子化部54a、可変長符号化部55a、バッファ56a、逆量子化部57a、逆DCT部58a、加算部59a、フレームメモリ60a、動き補償部61a及び動きベクトル検出部62aと同様である。
ただし、符号量制御部51bは、所定の時間間隔で受け取ったエンコーダパラメータ49(例示:動きベクトル、量子化パラメータ)に基づいて、量子化部54b及び動きベクトル検出部62aを制御する。すなわち、エンコーダパラメータ49の量子化パラメータを量子化部54bの量子化パラメータとし、エンコーダパラメータ49の動きベクトルを動きベクトル検出部62aの動きベクトルとする。この場合、符号量制御部51bは、動きベクトル63b、量子化パラメータ64b、及びビットレート65bよりも、エンコーダパラメータ49の値を優先する。
このように、一つ目のエンコーダ31及び構図情報パラメータ分析器23で入力映像データ41の構図を分析して最適なパラメータを決定し、二つ目のエンコーダ35で最適なパラメータを用いて実際に符号化する。これにより、一つのエンコーダを単独で用いる場合に比較して、より効率的により高画質の映像を得ることができる。
次に、本発明の画像データ符号化方法の第2の実施の形態の動作について図9〜図13を参照して説明する。図13は、本発明の画像データ符号化方法の第2の実施の形態の動作を示すフローチャートである。
図7、図8、図13を参照して、エンコーダ31は、映像データ41の符号化を行い、圧縮データ42を出力する。そのとき、エンコーダ31の符号量制御部51aは、所定の時間間隔で、動きベクトル63a、量子化パラメータ64a、及びビットレート65aを構図情報パラメータ分析器32へ構図情報パラメータ48として出力する(ステップS21)。図7、図9、図13を参照して、構図情報パラメータ分析器32のパラメータ蓄積バッファ32aは、エンコーダ31から出力される構図情報パラメータ48を蓄積する。パラメータ解析部32bは、パラメータ蓄積バッファ32aに蓄積されている構図情報パラメータ48に基づいて、映像データ41の構図分析を行い、符号化するフレームのパラメータを決定する。パラメータ生成器32cは、パラメータ解析部32bで得られた結果より、エンコーダ35に適した形式にパラメータを変換してエンコードパラメータ49としてエンコーダ35へ出力する(ステップS22)。
この後のプロセス(ステップS23)は、以下の3つのケースが考えられる。
(1)ケース1
映像バッファ34は、非圧縮の映像データ41を一時的に保存する。そして、所定のデータ量の映像データ41が蓄積された後、映像データ44としてエンコーダ35へ出力する。エンコーダ35は、最適なエンコードパラメータ49で符号化し、圧縮データ45として出力する。
(2)ケース2
映像バッファ34は、エンコーダ31で可逆符号化方式で符号化された圧縮データ42をを一時的に保存する。そして、所定のデータ量の圧縮データ42が蓄積された後、圧縮データ43としてデコーダ33へ出力する。デコーダ33は、その可逆符号化方式で符号化された圧縮データ43を復号化し、映像データ44’としてエンコーダ35へ出力する。エンコーダ35は、最適なエンコードパラメータ49で符号化し、圧縮データ45として出力する。
(3)ケース3
映像バッファ34は、エンコーダ31で高ビットレートで符号化された圧縮データ42をを一時的に保存する。そして、所定のデータ量の圧縮データ42が蓄積された後、圧縮データ43としてデコーダ33へ出力する。デコーダ33は、その高ビットレートで符号化された圧縮データ43を復号化し、映像データ44’としてエンコーダ35へ出力する。エンコーダ35は、最適なエンコードパラメータ49で符号化し、圧縮データ45として出力する。
本発明により、一つ目のエンコーダを映像データの構図分析に、二つ目のエンコーダを実際の符号化にそれぞれ用いることにより、一つのエンコーダで符号化する場合と比較して、より最適なパラメータで符号化することができる。それにより、より高画質の映像を得ることができる。これにより、HDDレコーダのような機器に搭載されているにもかかわらず、有効に利用されていない複数の符号化器及び複数の復号化器を有効に活用して、録画する画像をより高画質にすることが可能となる。
本発明では、有効に利用されていない複数の符号化器及び複数の復号化器について、構図情報パラメータ分析器32及び映像バッファ34を追加するだけで、有効に活用し高画質を得ることができる。すなわち、コストを低く抑えながら、録画する画像をより高画質にすることが可能となる。
(第3の実施の形態)
本発明の画像データ符号化装置及び画像データ符号化方法の第3の実施の形態について、添付図面を参照して説明する。
本発明の画像データ符号化装置の第3の実施の形態の構成について説明する。図14は、本発明の画像データ符号化装置の第3の実施の形態の構成を示すブロック図である。画像データ符号化装置70は、分割器71、複数のデコーダ72(72−j、j=1〜m:nは2以上の自然数)、複数のエンコーダ73(73−j、j=1〜m)、結合器74、コーデック情報パラメータ取得部75、及び分割サイズ判定器76を具備する。
分割器71は、分割サイズ判定器76から指定された分割サイズを参照して、第1圧縮データ81を分割して複数の第1分割圧縮データ82(82−j、j=1〜m)を生成する。そして、複数の第1分割圧縮データ82−1〜82−mの各々を、複数のデコーダ72−1〜72−mのうちの対応するものへ出力する。
デコーダ72−jは、対応する第1分割圧縮データ82−jを復号化して、分割映像データ83−j(複数の分割映像データ83(83−j、j=1〜m)のうちの対応するもの)を生成する。そして、デコーダ72−jは、対応するエンコーダ73−jへ分割映像データ83−jを出力する。ただし、デコーダ72−jは、図示しないが、画像データ符号化装置70において、単独でも圧縮データを復号化して、圧縮データとして出力可能である。その場合の動作は、通常のエンコーダの動作と同様である。
エンコーダ73−jは、対応する分割映像データ83−jを符号化して、第2分割圧縮データ84−j(複数の第2分割圧縮データ84(84−j、j=1〜m)のうちの対応するもの)を生成する。そして、エンコーダ73−jは、第2分割圧縮データ84−jを結合器74へ出力する。ただし、エンコーダ73−jは、図示しないが、画像データ符号化装置70において、単独でも映像データを符号化して、圧縮データとして出力可能である。その場合の動作は、通常のエンコーダの動作と同様である。
結合器74は、複数の第2分割圧縮データ84−1〜84−mに基づいて、複数の第2分割圧縮データ84−1〜84−mを合成して第2圧縮データ85を出力する。
コーデック情報パラメータ取得器75は、複数のデコーダ72−1〜72−m及び複数のエンコーダ73−1〜73−mの性能を示す複数のパラメータを取得する。性能を示すパラメータとしては、処理速度やビットレートに例示される。
分割サイズ判定器76は、性能を示す複数のパラメータに基づいて、分割器71においてで第1圧縮データ81を複数の第1分割圧縮データ82−1〜82−mに分割するときの分割サイズを決定する。分割サイズの算出は、例えば、デコーダ72−jとエンコーダ73−jの各組が行うデータ処理の処理速度の比による算出に例示される。従って、デコーダ72−jとエンコーダ73−jの各組ごとに異なるサイズの第1分割圧縮データ82−jを処理する。分割サイズ判定器76からの出力がない場合、分割器71は第1分割圧縮データ82−jのサイズを同じとする。
複数のデコーダ72−1〜72−mとそれと同数の複数のエンコーダ73−1〜73−mを用いてレート変換ダビングを行う。これにより、一組のデコーダとエンコーダ73によりレート変換ダビングを行う場合に比較して、高速にレート変換ダビングを行うことができる。
図15は、図14における圧縮データの構成を示す概略図である。
圧縮データ81は、PESパケット87で構成することができる。PESパケット87の先頭にはPESパケットヘッダ88が付加されている。映像/音声データ89は、PESパケットヘッダ87に続いている。PESパケットヘッダ88の先頭には、24Bitのスタートコード88aが付加されている。スタートコード88aによりパケットの開始位置が容易に分る仕組みとなっている。スタートコード88aは、映像(Video)は0x000001E0〜0x000001EF(16進)の16種類のコードを割り当てることができる。
ペイロード部分の先頭(映像/音声データ89の先頭)にもスタートコード89aを設けることができる。これらのPESパケットヘッダ88の先頭や映像/音声データ89の先頭において、圧縮データ81を複数の第1分割圧縮データ82−1〜82−mに分割することが可能である。
次に、本発明の画像データ符号化方法の第3の実施の形態の動作について図14及び図16を参照して説明する。図16は、本発明の画像データ符号化方法の第3の実施の形態の動作を示すフローチャートである。
コーデック情報パラメータ取得器75は、複数のデコーダ72−1〜72−m及び複数のエンコーダ73−1〜73−mの性能を示す複数のパラメータを取得する(ステップS41)。分割サイズ判定器76は、性能を示す複数のパラメータに基づいて、分割器71においてで第1圧縮データ81を複数の第1分割圧縮データ82−1〜82−mに分割するときの分割サイズを決定する(ステップS42)。分割器71は、分割サイズ判定器76から指定された分割サイズを参照して、第1圧縮データ81を分割して複数の第1分割圧縮データ82−1〜82−mを生成する。そして、複数の第1分割圧縮データ82−1〜82−mを、複数のデコーダ72−1〜72−mへ出力する(ステップS43)。複数のデコーダ72−1〜72−mは、複数の第1分割圧縮データ82−1〜82−mを復号化して、複数の分割映像データ83−1〜83−mを生成する。そして、複数のエンコーダ73−1〜73−mへ複数の分割映像データ83−1〜83−mを出力する(ステップS44)。複数のエンコーダ73−1〜73−mは、複数の分割映像データ83−1〜83−mを符号化して、第2分割圧縮データ84−1〜84−mを生成する。そして、第2分割圧縮データ84−1〜84−mを結合器74へ出力する(ステップS45)。結合器74は、複数の第2分割圧縮データ84−1〜84−mを合成して第2圧縮データ85を出力する(ステップS46)。
従来手法では、レート変換は、一組のデコーダ72/エンコーダ73(コーデック)を用い、圧縮データを復号化し、復号化した映像をビットレートを変えて再符号化している。このため、HDDレコーダのようにH/Wで構成されていた場合は、圧縮データの時間分、レート変換に時間を要していた。
本発明では、圧縮データ81を、デコーダ72/エンコーダ73(コーデック)の数分に分割し、それぞれをレート変換する。そのため、レート変換に要する時間を大幅に削減することができる。また、コーデックの性能に応じて、復号化/符号化処理量の割合を変えれば、より効率的なレート変換が可能である。処理用の割合を変える方法は、例えば、高速に処理できるコーデック、高画質なコーデックを優先し、多くのデータを処理させる方法などが考えられる。
本発明により、圧縮データを分割して複数のデコーダ72/エンコーダ73(コーデック)でレート変換を行うことで、一組のデコーダ/エンコーダ(コーデック)を用いる場合と比較して、レート変換に要する時間を大幅に削減することができる。これにより、HDDレコーダのような機器に搭載されているにもかかわらず、有効に利用されていない複数の符号化器及び複数の復号化器を有効に活用することが可能となる。
本発明では、有効に利用されていない複数の符号化器及び複数の復号化器について、分割器71、結合器74、コーデック情報パラメータ75、及び分割サイズ判定器76をを追加するだけで、コストを低く抑えながら有効に活用することができる。
本発明の画像データ符号化装置及び画像データ符号化方法は、HDDレコーダや、DVDレコーダのような複数のエンコーダ/デコーダが搭載された機器に適用することができる。
図1は、本発明の画像データ符号化装置の第1の実施の形態の符号化側の構成を示すブロック図である。 図2は、図1における映像分配器の構成を示すブロック図である。 図3は、図1における映像合成器の構成を示すブロック図である。 図4は、図3における圧縮データの構成を示す概念図である。 図5は、図3における分割圧縮データの構成を示す概念図である。 図6は、本発明の画像データ符号化装置の第1の実施の形態の復号化側の構成を示すブロック図である。 図7は、本発明の画像データ符号化方法の第1の実施の形態の動作を示すフローチャートである。 図8は、本発明の画像データ符号化方法の第1の実施の形態の動作を示すフローチャートである。 図9は、本発明の画像データ符号化装置の第2の実施の形態の構成を示すブロック図である。 図10は、図9におけるエンコーダ31の構成を示すブロック図である。 図11は、図9における構図情報パラメータ分析器32である。 図12は、図9におけるエンコーダ35の構成を示すブロック図である。 図13は、本発明の画像データ符号化方法の第2の実施の形態の動作を示すフローチャートである。 図14は、本発明の画像データ符号化装置の第2の実施の形態の構成を示すブロック図である。 図15は、図14における圧縮データの構成を示す概略図である。 図16は、本発明の画像データ符号化方法の第3の実施の形態の動作を示すフローチャートである。
符号の説明
1 映像バッファ
2 映像分割器
3(−i、i=1〜n) 符号化器
4 映像合成器
5 映像分割器
6(−i、i=1〜n) 復号化器
7 映像合成器
8 び映像バッファ
9 制御部
10、30、70 画像データ符号化装置
11 映像データ
12(−i、i=1〜n) 分割映像データ
13(−i、i=1〜n) 分割圧縮データ
14(−i、i=1〜n) PESパケットデータ
15 圧縮データ
16(−i、i=1〜n) 分割圧縮映像データ
17(−i、i=1〜n) 復号化データ
18 映像データ
19(−k、ik=1〜m) ライン位置情報
21 ライン位置判定器
22 ライン分配器
25(−i、i=1〜n) 分割位置判定器
26 圧縮データ合成器
27 PESパケット
28 PESパケットヘッダ
29 映像/音声データ
31 エンコーダ
32 構図情報パラメータ分析器
32a パラメータ蓄積バッファ
32b パラメータ解析部
32c パラメータ生成器
33 デコーダ
34 映像バッファ
35 エンコーダ
39 制御部
41 映像データ
42 圧縮データ
43 映像データ
44 映像データ
45 圧縮データ
48 構図情報パラメータ
49 エンコーダパラメータ
51a、51b 符号量制御部
52a、52b 減算部
53a、53b DCT部
54a、54b 量子化部
55a、55b 可変長符号化部
56a、56b バッファ
57a、57b 逆量子化部
58a、58b 逆DCT部
59a、59b 加算部
60a、60b フレームメモリ
61a、61b 動き補償部
62a、62b 動きベクトル検出
63a、63b 動きベクトル
64a、64b 量子化パラメータ
65a、65b ビットレート
71 分割器
72(−j、j=1〜m) デコーダ
73(−j、j=1〜m) エンコーダ
74 結合器
75 コーデック情報パラメータ取得部
76 分割サイズ判定器
81 第1圧縮データ
82(−j、j=1〜m) 第1分割圧縮データ
83(−j、j=1〜m) 分割映像データ
84(−j、j=1〜m) 第2分割圧縮データ
85 第2圧縮データ

Claims (5)

  1. 予め設定された規則に基づく水平方向又は垂直方向のラインごとの分割位置で、入力された画像データを分割して複数の分割画像データを出力する画像分割器と、
    前記複数の分割画像データを符号化して複数の分割圧縮データを出力する複数の符号化器と、
    前記分割位置に基づいて、前記複数の分割圧縮データを合成して圧縮データを出力する圧縮画像合成器と、
    前記複数の符号化器の処理能力としての少なくともビットレートに応じて、前記入力された画像データの分割サイズを決定する制御部と
    を具備し、
    前記複数の符号化器の各々は、
    前記制御部によって決定された前記入力された画像データの分割サイズの分割画像データを符号化して、分割圧縮データとして出力する
    画像データ符号化装置。
  2. 請求項1に記載の画像データ符号化装置において、
    前記画像分割器は、
    前記規則に基づいて、前記画像データの前記分割位置を示す複数の分割位置情報を出力する位置判定器と、
    前記複数の分割位置情報と前記制御部で決定された分割サイズとに基づいて、前記画像データを分割して前記複数の分割画像データを出力する分配器と
    を備え、
    前記複数の分割画像データの各々は、前記符号化器の前記ビットレートに応じて処理できるデータ量である
    画像データ符号化装置。
  3. 請求項1又は2に記載の画像データ符号化装置において、
    前記複数の分割位置情報と前記制御部で決定された分割サイズとに基づいて、前記圧縮データを分割して複数の分割圧縮画像データを出力する圧縮画像分割器と、
    前記複数の分割圧縮画像データを復号化して複数の復号化データを出力する複数の復号化器と、
    前記複数の分割位置情報と前記制御部で決定された分割サイズとに基づいて、前記複数の復号化データを合成して復号化画像データを出力する画像合成器と
    を更に具備し、
    前記複数の復号化器の各々は、
    前記分割圧縮画像データを復号化して、復号化データとして出力する
    画像データ符号化装置。
  4. (α)複数の符号化器の処理能力としての少なくともビットレートに応じて、入力された画像データの分割サイズを決定するステップと、
    (a)予め設定された規則に基づく水平方向又は垂直方向のラインごとの分割位置を、前記入力された画像データから複数の分割位置情報として検出するステップと、
    (b)前記複数の分割位置情報と前記決定された分割サイズとに基づいて、前記画像データを分割して前記複数の分割画像データを出力するステップと、
    (c)前記複数の符号化器で、前記複数の分割画像データを符号化して複数の分割圧縮データを出力するステップと、
    (d)複数の分割位置情報に基づいて、前記複数の分割圧縮データを合成して圧縮データを出力するステップと、
    を具備し、
    前記複数の符号化器の各々は、
    前記決定された前記入力された画像データの分割サイズの分割画像データを符号化して、分割圧縮データとして出力し、
    前記複数の分割画像データの各々は、前記符号化器の前記ビットレートに応じて処理できるデータ量である
    画像データ符号化方法。
  5. 請求項4に記載の画像データ符号化方法において、
    (e)前記複数の分割位置情報と前記決定された分割サイズとに基づいて、前記圧縮データを分割して複数の分割圧縮画像データを出力するステップと、
    (f)前記複数の分割圧縮画像データを復号化して複数の復号化データを出力するステップと、
    (g)前記複数の分割位置情報と前記決定された分割サイズとに基づいて、前記複数の復号化データを合成して複合化画像データを出力するステップと
    を更に具備し、
    前記複数の復号化器の各々は、
    前記分割圧縮画像データを復号化して、復号化データとして出力する
    画像データ符号化方法。
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