JP2000165802A - ストリーム編集装置と編集方法 - Google Patents

ストリーム編集装置と編集方法

Info

Publication number
JP2000165802A
JP2000165802A JP10334037A JP33403798A JP2000165802A JP 2000165802 A JP2000165802 A JP 2000165802A JP 10334037 A JP10334037 A JP 10334037A JP 33403798 A JP33403798 A JP 33403798A JP 2000165802 A JP2000165802 A JP 2000165802A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stream
encoding
editing
section
decoder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10334037A
Other languages
English (en)
Inventor
Shuji Inoue
修二 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP10334037A priority Critical patent/JP2000165802A/ja
Priority to EP00301500A priority patent/EP1130595A1/en
Priority to US09/514,195 priority patent/US6683911B1/en
Publication of JP2000165802A publication Critical patent/JP2000165802A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B27/00Editing; Indexing; Addressing; Timing or synchronising; Monitoring; Measuring tape travel
    • G11B27/02Editing, e.g. varying the order of information signals recorded on, or reproduced from, record carriers
    • G11B27/031Electronic editing of digitised analogue information signals, e.g. audio or video signals
    • G11B27/036Insert-editing
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B2220/00Record carriers by type
    • G11B2220/20Disc-shaped record carriers
    • G11B2220/21Disc-shaped record carriers characterised in that the disc is of read-only, rewritable, or recordable type
    • G11B2220/215Recordable discs
    • G11B2220/216Rewritable discs
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B2220/00Record carriers by type
    • G11B2220/20Disc-shaped record carriers
    • G11B2220/25Disc-shaped record carriers characterised in that the disc is based on a specific recording technology
    • G11B2220/2537Optical discs
    • G11B2220/2562DVDs [digital versatile discs]; Digital video discs; MMCDs; HDCDs
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B2220/00Record carriers by type
    • G11B2220/20Disc-shaped record carriers
    • G11B2220/25Disc-shaped record carriers characterised in that the disc is based on a specific recording technology
    • G11B2220/2537Optical discs
    • G11B2220/2562DVDs [digital versatile discs]; Digital video discs; MMCDs; HDCDs
    • G11B2220/2575DVD-RAMs
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B27/00Editing; Indexing; Addressing; Timing or synchronising; Monitoring; Measuring tape travel
    • G11B27/02Editing, e.g. varying the order of information signals recorded on, or reproduced from, record carriers
    • G11B27/031Electronic editing of digitised analogue information signals, e.g. audio or video signals
    • G11B27/034Electronic editing of digitised analogue information signals, e.g. audio or video signals on discs

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Management Or Editing Of Information On Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 画質の劣化を抑えてストリームを所望の箇所
で繋ぎ合わせることができる編集装置を提供する。 【解決手段】 第1のストリームをデコードする第1の
デコーダ20と、第2のストリームをデコードする第2の
デコーダ21と、第1のデコーダまたは第2のデコーダで
デコードされたデータを再エンコードするエンコーダ1
8、19と、エンコーダでの再エンコードを編集点の前後
の再エンコード区間だけに制限し、再エンコード区間の
前の区間では第1のストリームを選択し、再エンコード
区間の後の区間では第2のストリームを選択する編集に
切り替える切替手段13、16とを設ける。2台のデコーダ
を用いてリアルタイムでの編集を行なうことができ、再
エンコード区間を制限して画像劣化を抑えることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビデオやオーディ
オが多重された符号化ストリームを編集する編集装置と
編集方法に関し、特に、二つのストリームを途中で繋い
で一つのストリームを作成する編集をリアルタイムで実
施できるようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】ビデオデータやオーディオデータをDV
D等の記録媒体に記録する場合に、そのデータ量を削減
するため、圧縮符号化が行なわれる。
【0003】映像や音声の代表的な圧縮符号化方式であ
るMPEG方式では、動画像を圧縮符号化する場合に、
DCTや予測符号化を利用してデータ量の削減が行なわ
れる。 図11には、この符号化を行なうエンコーダを
示している。
【0004】このエンコーダは、入力した画像フレーム
データと画像メモリ47に蓄積された画像フレームデータ
との差分を出力する減算部41と、この差分にDCT変換
を施すDCT変換部42と、DCT変換で得られたDCT
係数を量子化する量子化部43と、データを可変長符号化
する可変長符号化部49と、可変長符号化されたデータを
一時蓄積するバッファ20と、量子化された値を逆量子化
する逆量子化部44と、逆量子化部44の出力に逆DCT変
換を施す逆DCT変換部45と、画像メモリ47に蓄積され
た画像フレームデータと逆DCT変換部45の出力とを加
算して、入力した画像データを再現する加算部46と、こ
の画像データを蓄積する画像メモリ47と、入力画像と画
像メモリ47の画像データとを比較して動きベクトル(M
V)を算出する動きベクトル検出部48とを備えている。
【0005】このエンコーダは、フレーム間予測符号化
を行なう場合には、画像データが入力すると、動きベク
トル検出部48が、入力画像データと画像メモリ47に蓄積
された画像データとを比較して、動きベクトル(MV)
を算出し、画像メモリ47及び可変長符号化部49に出力す
る。
【0006】入力画像データが入力した減算部41には、
画像メモリ47から動きを補償した画像データが読み出さ
れ、減算部41は、入力画像データと、画像メモリ47から
読み出された画像データとの差分を出力する。
【0007】この差分データはDCT変換部42に出力さ
れ、DCT変換部42は、差分データにDCT変換を施
し、そのDCT係数を量子化部43に出力し、DCT変換
のタイプを可変長符号化部49に伝える。
【0008】量子化部43は、バッファ20からの量子化特
性情報(Quant)で指定された量子化ステップでDCT
係数の量子化を行なう。量子化された結果とQuantとは
可変長符号化部49に出力され、また、量子化された結果
は、逆量子化部44Quantにも出力される。
【0009】可変長符号化部49は、入力する動きベクト
ル、DCTタイプ、Quant及び量子化部43の出力を可変
長符号化する。符号化されたデータは、バッファ20に一
時記録された後、ストリームとして出力される。
【0010】一方、量子化部43の出力は、逆量子化部44
で逆量子化され、逆DCT変換部45で逆DCT変換さ
れ、加算部46で、画像メモリ47に蓄積された画像データ
と加算されて、入力画像データが再生され、この画像デ
ータが新たに画像メモリ47に蓄積され、次に入力する画
像データを減算するために使用される。
【0011】なお、フレーム間予測を使わないフレーム
内符号化(イントラ)の場合には、画像メモリ47からの
画像データの読みだしは行なわれず、DCT処理等だけ
が行なわれる。
【0012】また、フレーム間予測を使う場合でも、画
像メモリ47に蓄積された過去の画像から予測する順方向
フレーム間予測符号化や、画像メモリ47に蓄積された未
来の画像から予測する逆方向フレーム間予測符号化等の
符号化方法がある。
【0013】MPEGでは、入力フレームが、イントラ
のマクロブロックだけを含むIピクチャ、イントラ及び
順方向フレーム間予測符号化のマクロブロックを含むP
ピクチャ、または、イントラ、順方向フレーム間予測符
号化及び逆方向フレーム間予測符号化のマクロブロック
を含むBピクチャとして符号化される。
【0014】図10は、こうして符号化されたビデオデ
ータに、オーディオデータが多重され、蓄積メディアの
フォーマットに適合するストリーム(データ列)が生成
されるまでの過程を示している。
【0015】入力動画像は、入力時のフレーム順序とは
異なる順序に並べ替えられ、I、P、Bピクチャに符号
化されて、ビデオのエレメンタリ・ストリーム(ES)
が生成される。また、オーディオデータは、例えば24
msごとに区切られて圧縮符号化され、オーディオのE
Sが生成される。これらのESは、適宜の大きさに分割
され、ヘッダを付けてパケットが形成される。このヘッ
ダには、パケットデータの再生時期を表すPTS(Pres
entation Time Stamp)などが付される。
【0016】これらのパケットは、ヘッダを付けてパッ
クとして多重化され、ストリームが完成する。図9に
は、パック化したストリームを示している。
【0017】このストリームは、DVD等の蓄積メディ
アに蓄積される。再生時には、蓄積メディアからストリ
ームが読み出され、それぞれのパケットデータがデコー
ドされ、PTSで規定された時期に再生される。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】蓄積メディアに蓄積さ
れた複数のストリームから所望のコンテンツのストリー
ムを作成する場合に、蓄積されたストリームを読み出し
て繋ぎ直すストリームの編集が行なわれる。
【0019】従来、一つのストリームAの途中に他のス
トリームBを繋ぎ合わせてストリームCを生成する場合
には、ストリームAを切り替え箇所までデコードし、こ
れを再エンコードしてストリームCの前半部分を作成
し、次いで、ストリームBの切り替え箇所以降をデコー
ドし、これをストリームCの後半部分として再エンコー
ドすることによりストリームCを編集している。
【0020】この編集方法では、再エンコードによっ
て、編集した画像の画質が劣化するという問題点があ
る。
【0021】また、ストリーム同士を、直接、繋ぎ合わ
せる編集も行なわれているが、この場合には、ストリー
ムの切り替え箇所が、ビデオデータのIピクチャの位置
に限定される。
【0022】MPEG方式では、ビデオデータが1枚の
Iピクチャと複数のPピクチャ及びBピクチャとを含む
GOP(Group of Pictures)を単位としてグループ化さ
れており、1GOPには通常15枚(0.5秒)のピク
チャが含まれている。このGOPのIピクチャ以外のP
ピクチャやBピクチャの箇所でストリームを切り替えた
場合には、そのピクチャ単独でフレーム画像を再生する
ことができないため、次にIピクチャが現れるまで、画
像の乱れが続くことになる。
【0023】また、これらの編集処理は、いずれもオフ
ラインで行なわれており、その処理に多くの時間を要し
ている。
【0024】本発明は、こうした従来の問題点を解決す
るものであり、画質の劣化を抑えてストリームを所望の
箇所で繋ぎ合わせることができ、また、そのストリーム
の編集をリアルタイムで実施することができる編集方法
を提供し、その方法を実施する編集装置を提供すること
を目的としている。
【0025】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明の編集装
置では、第1のストリームと第2のストリームとを任意
の編集点で切り替える編集を行なうため、第1のストリ
ームをデコードする第1のデコーダと、第2のストリー
ムをデコードする第2のデコーダと、第1のデコーダま
たは第2のデコーダでデコードされたデータを再エンコ
ードするエンコーダと、エンコーダの再エンコードを編
集点の前後の再エンコード区間だけに制限し、再エンコ
ード区間の前の区間では第1のストリームを選択し、再
エンコード区間の後の区間では第2のストリームを選択
する選択手段とを設けている。
【0026】また、本発明の編集方法では、2台のデコ
ーダを用いて第1及び第2のストリームをデコードし、
デコードしたデータを選択して編集点の前後の区間だけ
再エンコードを実施し、その他の区間ではストリームを
選択するようにしている。
【0027】このように、2台のデコーダを用いている
ため、ストリームの任意の箇所で、リアルタイムでスト
リーム編集を行なうことができる。また、再エンコード
の区間を制限しているため、画像劣化を抑えることがで
きる。
【0028】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、符号化された2つのストリームを編集点で切り替え
る編集装置において、第1のストリームをデコードする
第1のデコーダと、第2のストリームをデコードする第
2のデコーダと、第1のデコーダまたは第2のデコーダ
でデコードされたデータを再エンコードするエンコーダ
と、エンコーダでの再エンコードを編集点の前後の再エ
ンコード区間だけに制限し、再エンコード区間の前の区
間では第1のストリームを選択し、再エンコード区間の
後の区間では第2のストリームを選択する選択手段とを
設けたものであり、2台のデコーダを用いてリアルタイ
ムでの編集を行なうことができ、また、再エンコード区
間を制限して画像劣化を抑えることができる。
【0029】請求項2に記載の発明は、選択手段が、再
エンコード区間を、第1のストリームの編集点を含むG
OPの先頭から、第2のストリームの編集点を含むGO
Pの末尾までに制限するようにしたものであり、再エン
コード区間以外でのストリームの選択編集をGOPの単
位で行なうことができる。
【0030】請求項3に記載の発明は、編集したストリ
ームのヘッダ情報を統一的に作り直すヘッダ生成手段を
設けたものであり、フレーム番号の飛びやPTSの欠落
を修正することができるため、編集したストリームをデ
コードするデコーダの構成が簡略化できる。
【0031】請求項4に記載の発明は、エンコーダが、
第1のデコーダまたは第2のデコーダによってデコード
された符号化情報を利用して再エンコードするようにし
たものであり、再エンコードによる画像劣化を抑えるこ
とができる。
【0032】請求項5に記載の発明は、符号化情報とし
て、ピクチャタイプ、Quant及びDCTタイプの情
報を利用するようにしたものであり、限られたパラメー
タを使用して、全てのパラメータを使用するときと同程
度の効果を上げることができる。
【0033】請求項6に記載の発明は、エンコーダが、
符号化のビットレートを変換して再エンコードを行なう
とき、 新Quant=元Quant×(新ビットレート/元ビ
ットレート) から算出される新Quantを用いてエンコードを行な
うようにしたものであり、画質劣化を抑えて、ビットレ
ートを変換することができる。
【0034】請求項7に記載の発明は、エンコーダに、
デコードされたデータと符号化情報とがそれぞれ異なる
ケーブルを用いて別機器から転送されるようにしたもの
であり、ストリームの再生器とデコーダとが別の機器か
ら成るシステムにおいても、符号化時のパラメータを利
用して画質劣化を抑えることが可能になる。
【0035】請求項8に記載の発明は、第1のストリー
ム及び第2のストリームのビデオパケット及びオーディ
オパケットを分離する分離手段と、一方のストリームの
ビデオパケットと他方のストリームのオーディオパケッ
トとを多重化する多重化手段とを設けたものであり、第
2のストリームの画像に第1のストリームの音声を組み
合わせることなどが可能になる。
【0036】請求項9に記載の発明は、エンコーダが、
再エンコード区間の編集点より前の区間の再エンコード
を第2のストリームの選択が済んだ後に行なうようにし
たものであり、編集点が予め分かっていない場合に、こ
うした編集でリアルタイムと感じられる編集を行なうこ
とができる。
【0037】請求項10に記載の発明は、符号化された
2つのストリームを編集点で切り替える編集方法におい
て、2台のデコーダを用いて各ストリームをデコード
し、デコードしたデータを選択して編集点の前後の区間
だけ再エンコードを実施し、その他の区間ではストリー
ムを選択するようにしたものであり、2台のデコーダを
用いて、任意のストリーム位置において、リアルタイム
で編集することができ、また、再エンコード区間を制限
して画像劣化を抑えることができる。
【0038】請求項11に記載の発明は、再エンコード
を実施する区間を、第1のストリームの編集点を含むG
OPの先頭から、第2のストリームの編集点を含むGO
Pの末尾までとしたものであり、再エンコード区間以外
でのストリームの選択編集をGOPの単位で行なうこと
ができる。
【0039】請求項12に記載の発明は、編集したスト
リームのヘッダ情報を統一的に作り直すようにしたもの
であり、フレーム番号の飛びやPTSの欠落を修正する
ことができるため、高度の機能を持つデコーダでなくて
も、編集したストリームをデコードすることができる。
【0040】請求項13に記載の発明は、デコーダでデ
コードした符号化情報を利用して再エンコードを行なう
ようにしたものであり、再エンコードによる画質劣化を
抑えることができる。
【0041】請求項14に記載の発明は、符号化情報と
して、ピクチャタイプ、Quant及びDCTタイプの
情報を利用するようにしたものであり、限られたパラメ
ータを使用して、全てのパラメータを使用するときと同
程度の効果を上げることができる。
【0042】請求項15に記載の発明は、再エンコード
で、符号化のビットレートを変換するとき、 新Quant=元Quant×(新ビットレート/元ビ
ットレート) から算出される新Quantを用いてエンコードを行な
うようにしたものであり、画質劣化を抑えて、ビットレ
ートを変換することができる。
【0043】請求項16に記載の発明は、各ストリーム
のビデオパケットとオーディオパケットとを分離し、一
方のストリームのビデオパケットと他方のストリームの
オーディオパケットとを多重化してストリームを生成す
るようにしたものであり、音声だけを他のストリームの
ものと入れ換えることができる。
【0044】請求項17に記載の発明は、編集点より前
の区間の再エンコードを、後から行なうようにしたもの
であり、編集点が予め分かっていない場合に、こうした
編集でリアルタイムと感じられる編集を行なうことがで
きる。
【0045】以下、本発明の実施の形態について、図面
を用いて説明する。
【0046】(第1の実施形態)第1の実施形態の編集
装置は、図1に示すように、DVD−RAM11に記録さ
れたストリームを編集し、編集後のストリームを再びD
VD−RAM11に記録する。
【0047】この編集装置は、DVD−RAM11からの
ストリームの読み出しや、ストリームの書き込みを制御
するストリームコントローラ12と、ストリームをデコー
ドして、復号化したビデオ信号及びオーディオ信号を出
力する2台のAVデコーダ20及び21と、復号化されたビ
デオ信号を再エンコードしてビデオESを出力するビデ
オエンコーダ18と、復号化されたオーディオ信号を再エ
ンコードしてオーディオESを出力するオーディオエン
コーダ19と、ビデオES及びオーディオESを多重化し
てパック化したストリームを生成する多重部17と、スト
リームをそのまま遅延して出力する遅延器15と、モニタ
用のビデオ信号及びオーディオ信号をデコードするAV
デコーダ22と、ビデオエンコーダ18に入力するビデオ信
号を選択する切替スイッチ24と、オーディオエンコーダ
19に入力するオーディオ信号を選択する切替スイッチ24
と、多重部17または遅延器15からのストリームを選択し
て出力する切替スイッチ16と、切替スイッチ16、23、24
の切り替えを制御するタイミングコントローラ13と、こ
の装置の各部の動作を制御するシステムコントローラ14
とを備えている。
【0048】図2は、この編集装置の動作を説明するた
めの図である。ここでは、ストリーム0の区間A及びB
の部分と、ストリーム1の区間C及びDの部分とを組み
合わせてストリーム3を生成している。区間Bと区間C
との間が編集点である。各ストリーム内の等間隔の区分
はGOP単位を表しており、各GOPの先頭にIピクチ
ャが存在する。編集点はGOPの途中にあり、GOPの
先頭とは一致していない。
【0049】区間Bは、編集点を含むストリーム0のG
OPの先頭から編集点までの区間を表しており、区間A
は、それ以前の区間を表している。また、区間Cは、編
集点を含むストリーム1のGOPの編集点から、そのG
OPの末尾までの区間を表しており、区間Dは、それ以
降の区間を表している。
【0050】この編集装置は、編集に際して、区間Aで
は、DVD−RAM11から読み出したストリーム0のデ
ータをそのまま使用する。区間Bでは、ストリーム0を
AVデコーダ20でデコードし、それをエンコーダ18、19
で再エンコードする。区間Cでは、ストリーム1をAV
デコーダ21でデコードし、それをエンコーダ18、19で再
エンコードする。また、区間Dでは、DVD−RAM11
から読み出したストリーム1のデータをそのまま使用す
る。
【0051】従って、生成されたストリーム3におい
て、再エンコードされた部分は、区間B及び区間Cだけ
であるため、画質の劣化が少ない。
【0052】この編集装置のストリームコントローラ12
は、DVD−RAM11からストリーム0及びストリーム
1を読みだし、ストリーム0の編集点とストリーム1の
編集点とが丁度一致するように、タイミングを調整しな
がら双方のストリームを出力する。また、AVデコーダ
20は、入力するストリーム0をデコードし、AVデコー
ダ21は、入力するストリーム1をデコードする。
【0053】タイミングコントローラ13は、区間Aで
は、遅延器15から出力されるストリーム0のデータを選
択するように切替スイッチ16を制御する。そのため、ス
トリームコントローラ12から出力された区間Aのストリ
ーム0のデータは、遅延されて再びストリームコントロ
ーラ12に入力し、DVD−RAM11に書き込まれる。
【0054】タイミングコントローラ13は、区間Bで
は、切替スイッチ16を多重部17側に切り替え、また、切
替スイッチ23、24をAVデコーダ20側を選択するように
切り替える。
【0055】そのため、区間Bでは、AVデコーダ20で
デコードされたストリーム0のビデオデータが、ビデオ
エンコーダ18で再エンコードされ、また、ストリーム0
のオーディオデータが、オーディオエンコーダ19で再エ
ンコードされる。
【0056】ビデオエンコーダ18で生成されたビデオE
Sと、オーディオエンコーダ19で生成されたオーディオ
ESとは、多重部17で多重化されてパック化したストリ
ームが形成され、切替スイッチ16を経てストリームコン
トローラ12に入力し、DVD−RAM11に、区間Aのス
トリーム0に続けて記録される。なお、遅延器15は、区
間Bのデータがデコード、エンコード及び多重化の処理
によって遅延する時間に相当する遅延を区間Aのデータ
に与えている。
【0057】タイミングコントローラ13は、区間Cで
は、切替スイッチ23、24をAVデコーダ21側に切り替え
る。そのため、区間Cでは、AVデコーダ21でデコード
されたストリーム1のビデオデータが、ビデオエンコー
ダ18で再エンコードされ、また、オーディオデータが、
オーディオエンコーダ19で再エンコードされる。ビデオ
エンコーダ18で生成されたビデオESと、オーディオエ
ンコーダ19で生成されたオーディオESとは、多重部17
で多重化されてパック化したストリームが形成され、切
替スイッチ16を経てストリームコントローラ12に入力
し、DVD−RAM11に、区間Bのストリーム0に続け
て記録される。
【0058】タイミングコントローラ13は、区間Dで
は、遅延器15から出力されるストリーム1のデータを選
択するように切替スイッチ16を制御する。そのため、ス
トリームコントローラ12から出力された区間Dのストリ
ーム1のデータは、遅延されて再びストリームコントロ
ーラ12に入力し、DVD−RAM11に、区間Cのストリ
ーム1のデータに続けて記録される。
【0059】このように、この実施形態の編集装置で
は、2つのデコーダを使用しているため、ストリームの
編集をリアルタイムで行なうことができる。また、この
装置では、区間Aと区間Dではビットストリーム編集を
行ない、編集点前後の区間Bと区間Cの短期間だけ再符
号化を行なっている。そのため、再符号化による画質の
劣化を感じさせずにストリームを繋ぎ合わせることがで
きる。
【0060】なお、実施形態では、区間Aのストリーム
0及び区間Dのストリーム1についても、DVD−RA
M11から読み出した後、再書き込みを行なっているが、
区間Aのストリーム0は書き換えを行なわずに、また、
区間Dのストリーム1は、DVD−RAM上で所定エリ
アに移動する処理によって、実施形態の場合と同様の結
果を得ることもできる。
【0061】(第2の実施形態)第2の実施形態では、
編集したストリームのパケットヘッダに付さているPT
Sやフレーム番号などを付け直す処理について説明す
る。
【0062】第1の実施形態では、図2に示すように、
ストリーム0とストリーム1とを繋ぎ合わせてストリー
ム3を形成しているから、パケットヘッダに含まれるP
TSやフレーム番号などが、ストリーム0の部分とスト
リーム1の部分とで連続していない。そのため、このス
トリーム3をデコードするデコーダは、不連続なPTS
やフレーム番号を解釈して、連続的に映像を再生した
り、映像に同期させて音声を再生したりする複雑な機能
を必要としている。
【0063】第2の実施形態の編集装置は、合成したス
トリームが、複雑な機能を持たないデコーダでもデコー
ドできるように、ヘッダ情報を再編集する。
【0064】この装置は、図3に示すように、ストリー
ムからビデオパケットとオーディオパケットとを分離す
る分離部25と、パケットヘッダを付け直してパック化し
たストリームを生成する多重部26と、多重部26への入力
を選択する切替スイッチ27、28とを備えている。その他
の構成は第1の実施形態と変わりがない。
【0065】多重部26は、図4に示すように、ビデオパ
ケットのヘッダを生成するビデオパケットヘッダ生成部
32と、このヘッダを用いてビデオパケットを生成するビ
デオパケット生成部31と、オーディオパケットのヘッダ
を生成するオーディオパケットヘッダ生成部34と、この
ヘッダを用いてオーディオパケットを生成するオーディ
オパケット生成部33と、パックヘッダを生成するパック
ヘッダ生成部35と、パックに多重化するパケットの種類
を決定する受信バッファ検証部36と、この決定に従って
出力を選択する切替スイッチ37とを具備している。
【0066】この編集装置の編集動作は、基本的には、
図2で説明した第1の実施形態の装置と同じであり、パ
ケットのヘッダを付け直している点だけが相違してい
る。
【0067】タイミングコントローラ13は、区間B及び
Cでは、切替スイッチ27、28がエンコーダ18、19側を選
択するように制御する。そのため、区間B及びCでは、
ビデオエンコーダ18でエンコードされたビデオESとオ
ーディオエンコーダ19でエンコーダされたオーディオE
Sとが多重部26に入力する。
【0068】多重部26のビデオパケットヘッダ生成部32
は、入力するビデオESに対するパケットヘッダを作成
する。ビデオパケット生成部31は、ビデオESを適宜の
長さに分割し、それぞれに、ビデオパケットヘッダ生成
部32で作成されたパケットヘッダを組み合わせてビデオ
パケットを作成する。
【0069】また、オーディオパケットヘッダ生成部34
は、入力するオーディオESに対するパケットヘッダを
作成する。オーディオパケット生成部33は、オーディオ
ESを適宜の長さに分割し、それぞれに、オーディオパ
ケットヘッダ生成部34で作成されたパケットヘッダを組
み合わせてオーディオパケットを作成する。
【0070】また、パックヘッダ生成部35は、パックに
付すヘッダを生成する。
【0071】受信バッファ検証部36は、受信機のバッフ
ァシミュレーションを行ない、パックに多重化するパケ
ットの種類を決定し、決定したパケットを切替スイッチ
37で順次選択して出力する。
【0072】こうして、多重部26からは、図9に示すよ
うに、パック化したストリームが出力される。
【0073】また、タイミングコントローラ13は、区間
Dでは、切替スイッチ27、28が分離部25側を選択するよ
うに制御する。
【0074】分離部25は、区間Dのストリーム1からビ
デオパケットとオーディオパケットとを分離し、分離さ
れたビデオパケット及びオーディオパケットが切替スイ
ッチ27、28を介して多重部26に入力する。
【0075】多重部26のビデオパケットヘッダ生成部32
及びオーディオパケットヘッダ生成部34は、これらのヘ
ッダを作り直し、新しいヘッダを付けたパケットがビデ
オパケット生成部31及びオーディオパケット生成部33で
作成される。
【0076】受信バッファ検証部36は、先の場合と同じ
ように、パックに多重化するパケットの種類を決定し、
切替スイッチ37で順次選択して、パック化したストリー
ムを出力する。
【0077】このように、この編集装置では、区間B、
Cのストリームだけで無く、区間Dのストリームについ
てもパケットヘッダを作り直している。そのため、区間
B、C及びDのストリームのヘッダに、区間Aのストリ
ーム0のヘッダと連続性を持つフレーム番号やPTSを
付すことによって、完結した一本のストリームに仕立て
ることができ、簡単な構造のデコーダでもデコードが可
能なストリームとすることができる。
【0078】(第3の実施形態)第3の実施形態では、
再エンコードによる画像劣化を極力抑えるための編集方
法について説明する。
【0079】第3の実施形態の編集装置は、図5に示す
ように、デコーダ20、21、22から符号化時のパラメータ
を入手し、それを基にエンコーダ18、19での符号化を制
御するシステムコントローラ14を備えている。その他の
構成は、第2の実施形態と変わりがない。
【0080】動画像の符号化では、図11で説明したよ
うに、ピクチャタイプや、Quant、DCTタイプ、
動きベクトル(MV)、マクロブロック(MB)タイプ
などをパラメータとして符号化が行なわれる。エンコー
ダ側は、これらのパラメータの情報をデコーダ側に伝
え、デコーダは、これらの情報を基に符号化されたデー
タのデコードを実施する。
【0081】ピクチャタイプは、I、P、Bピクチャの
別を示しており、フレーム当たり2ビットを使って表さ
れる。
【0082】Quantは、量子化幅を指定するパラメ
ータであり、MB当たり5ビットを使って表される。
【0083】DCTタイプは、フレームDCTとフィー
ルドDCTとの別を示しており、MB当たり1ビットを
使って表される。
【0084】MVは、MB当たり6ビット以上を使って
表される。
【0085】MBタイプは、MBの符号化モードを示し
ており、MB当たり1〜8ビットを使って表される。
【0086】デコーダ20、21でデコードされたビデオデ
ータをビデオエンコーダ18で再エンコードする場合に
は、デコードする前の符号化で使用されていたパラメー
タを同じように使用することにより、画質劣化を少なく
することができる。これは、同じパラメータを使用する
ことによって、元の符号化が再現されるからである。
【0087】そこで、この編集装置では、システムコン
トローラ14が、デコーダ20、21、22でデコードされたパ
ラメータの情報を入手し、それをビデオエンコーダ18に
伝えている。ビデオエンコーダ18は、伝えられたパラメ
ータを使って再エンコードを実行する。こうすることに
より、画質劣化を改善することができる。
【0088】また、これらのパラメータの全てを同一に
しなくても、ピクチャタイプ、Quant及びDCTタ
イプのパラメータに関して同一の値を使うだけで、画質
劣化を相当程度改善することができる。
【0089】図6は、再エンコードに際して、全パラメ
ータを同一にした場合、ピクチャタイプ、Quant及
びDCTタイプを同一にした場合、及び、同一のパラメ
ータを利用しなかった場合のそれぞれにおけるSNRを
示している。
【0090】この図6から分かるように、ピクチャタイ
プ、Quant及びDCTタイプを同一にするだけで、
全パラメータを同一にした場合と殆ど変わらない特性を
得ることができる。
【0091】また、この3つのパラメータは、MVやM
Bタイプに比べてデータ量が少ないため、情報の伝達を
効率的に行なうことができる。
【0092】従って、システムコントローラ14は、デコ
ーダ20、21、22からピクチャタイプ、Quant及びD
CTタイプのパラメータだけを入手してビデオエンコー
ダ18に伝え、ビデオエンコーダ18は、ピクチャタイプ、
Quant及びDCTタイプのパラメータについては、
システムコントローラ14から与えられた値を用いること
によって、再エンコードでの画質劣化を抑えることがで
きる。
【0093】また、再エンコードに際して、デコード前
の符号化のビットレート(元Rate)を変更すること
が必要になる場合がある。例えば、ビットレートの異な
る2つのストリームを繋ぎ合わせるときには、一方のス
トリームを再エンコードして、他方のストリームのビッ
トレートに合わせる必要がある。
【0094】このような場合は、Quantの値を、次
式(1)に従って調整する。 元Rate : 新Rate = 元Quant : 新Quant 新Quant = 元Quant×(新Rate/元Rate) (1)
【0095】この新Quantを用いて再エンコードを
行なうことにより、画質劣化を抑えた状態でビットレー
トを新Rateに変換することができる。これは、元の
符号化では、目立たない画像部分の量子化ステップを大
きくして圧縮率を稼ぎ、目立つ画像部分では量子化ステ
ップを小さくして画像品質を上げる処理が行なわれてい
るが、(1)式による変換では、この関係を維持したま
まビットレートを変えているため、再エンコードでの画
質劣化を抑えることができる。
【0096】つまり、目立たない部分で量子化ステップ
を大きく符号化された領域は、視覚的には目立たないが
ノイズが多く含まれる。これに対し、量子化ステップを
小さく符号化した領域はノイズが少なく信号成分が多
い。これらの領域の再エンコードを行なう場合、ノイズ
成分の多いところは忠実にノイズ成分を符号化する必要
はないので、量子化ステップを大きく符号化して圧縮率
を稼ぎ、信号成分が多い領域は、量子化ステップを小さ
く符号化してノイズ成分を抑えることにより、再エンコ
ード後の画質劣化を抑えることが可能である。従って、
元の符号化での量子化ステップの大小関係を維持しなが
ら再エンコードを行なうことにより画質劣化を抑えた符
号化を実現できる。
【0097】また、この元の符号化のパラメータを使っ
て再エンコードでの画質劣化を抑える方法は、モニタを
持つMPEGストリーム再生器と、再生画像を再エンコ
ードする編集器とが別体で構成された従来のシステムに
も適用することができる。
【0098】このシステムでは、再生器から編集器に、
再生された映像信号とオーディオ信号とが伝送され、再
生器側での切替え操作によって、編集器に送られる映像
の内容が切り替えられる。
【0099】このシステムの再生器と編集器との間に、
映像信号及びオーディオ信号の伝送ケーブルの他に、パ
ラメータのためのデータ転送用ケーブルを接続する。
【0100】そして、パラメータとビデオフレームとの
関係が不明にならないように、再生器から編集器に伝送
するビデオ信号のブランキング期間にストリーム中のI
D及びPTSを多重し、一方、データ転送用ケーブルを
通じて転送するパラメータにも、同様にIDとPTSと
を多重する。
【0101】こうすることにより、編集器では、元の符
号化のパラメータを使用して、再エンコードを実施する
ことができ、再エンコードによる画質劣化を抑えること
ができる。
【0102】また、このとき、パラメータとして、デー
タ量が少ないピクチャタイプ、Quant及びDCTタ
イプの値だけを伝送することにより、伝送の信頼性を維
持しつつ、画質劣化に対する高い抑制効果を得ることが
できる。
【0103】(第4の実施形態)第4の実施形態では、
音声の吹き替えが可能な編集装置について説明する。
【0104】この装置は、図7に示すように、ストリー
ム1からビデオパケットとオーディオパケットとを分離
する分離部25と、ストリーム0からビデオパケットとオ
ーディオパケットとを分離する分離部29と、多重部26へ
の入力を選択する切替スイッチ27、28とを備えている。
その他の構成は第2の実施形態と変わりがない。
【0105】この装置では、分離部29が、ストリーム0
のビデオパケットとオーディオパケットとを分離し、ま
た、分離部25が、ストリーム1のビデオパケットとオー
ディオパケットとを分離する。分離されたビデオパケッ
ト及びオーディオパケットは、切替スイッチ27、28の選
択に応じて、多重部26に取り込まれて、パック化したス
トリームに組み込まれる。
【0106】そのため、図8に示すように、区間Dにお
いて、ストリーム1のビデオパケットを切替スイッチ27
で選択し、また、ストリーム0のオーディオパケットを
切替スイッチ28で選択することにより、ストリーム1の
映像はそのままで、音声だけをストリーム0の音声で入
れ換えたストリームを編集することができる。
【0107】(第5の実施形態)第5の実施形態では、
編集者がモニタに映る映像を見ながら編集を行なう場合
の編集方法について説明する。
【0108】第1の実施形態で説明した編集は、編集点
が事前に分かっている場合の編集方法であり、そのため
に、図2の区間Bの先頭からの再エンコードが可能にな
る。しかし、編集者がモニタを見ながら編集点を決める
編集では、編集装置に編集点が予め知らされていない。
こうした場合の編集方法を図1及び図2を用いて説明す
る。
【0109】この編集装置の区間Aにおける動作は、第
1の実施形態と同じである。また、区間Bについては、
編集装置は、編集点を知らないため、区間Bを識別する
ことができない。そのため、区間Aと同じ動作が続けら
れ、区間A及びBのストリーム0がDVD−RAM11に
記録される。
【0110】編集者によって編集点が設定されると、タ
イミングコントローラ13は、切替スイッチ23、24をAV
デコーダ21側を選択するように切り替え、また、切替ス
イッチ16を、多重部17側を選択するように切り替える。
【0111】そのため、区間Cのストリーム1のデータ
が、AVデコーダ21でデコードされた後、ビデオエンコ
ーダ18及びオーディオエンコーダ19で再エンコードさ
れ、多重部17、切替スイッチ16を経てストリームコント
ローラ12に入力し、DVD−RAM11に記録される。こ
の区間Cの動作は、第1の実施形態と同じである。
【0112】また、タイミングコントローラ13は、区間
Dでは、遅延器15から出力されるストリーム1のデータ
を選択するように切替スイッチ16を制御する。その結
果、ストリーム1のデータが、遅延されて再びストリー
ムコントローラ12に入力し、DVD−RAM11に記録さ
れる。この区間Dの動作は、第1の実施形態と同じであ
る。
【0113】こうして、ストリームの編集が終了する
と、編集装置は、区間Bに相当するストリーム0の部分
を読みだし、デコードと再エンコードとを行ない、これ
をDVD−RAM11の該当箇所に記録する。
【0114】このように、編集点が事前に分かっていな
い場合には、区間Bの部分だけを後回しにして、ストリ
ームの編集を行ない、区間Bの再エンコードを後程実施
してストリームを補完する。この区間Bの時間は、長く
ても0.5秒程度であるから、編集者は、実質上リアル
タイムでの編集と受け取ることができる。
【0115】なお、区間Bについて再エンコードを行な
わないと、再生画像に乱れが生じる。これは、図10で
説明したように、符号化されたピクチャの順序が原画像
のフレーム順序と異なるため、GOPの途中で切られる
と、再生に必要なフレームの幾つかが消失するためであ
る。再エンコードの実施により、こうした画像の乱れを
防ぐことができる。
【0116】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の編集装置及び編集方法では、2台のデコーダを用いる
ことによって、任意のストリーム位置で、リアルタイム
によるストリームの編集を行なうことができる。また、
再エンコード区間を限定しているため、編集したストリ
ームの画像劣化を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態における編集装置の構
成を示すブロック図、
【図2】本発明の第1の実施形態における編集装置の動
作を説明する図、
【図3】本発明の第2の実施形態における編集装置の構
成を示すブロック図、
【図4】第2の実施形態における編集装置の多重部の構
成を示すブロック図、
【図5】本発明の第3の実施形態における編集装置の構
成を示すブロック図、
【図6】第3の実施形態の効果を説明するグラフ、
【図7】本発明の第4の実施形態における編集装置の構
成を示すブロック図、
【図8】本発明の第4の実施形態における編集装置の動
作を説明する図、
【図9】パック化したストリームを示す図、
【図10】MPEG方式のストリームの説明図、
【図11】MPEG方式の動画像のエンコーダを示すブ
ロック図である。
【符号の説明】
11 DVD−RAM 12 ストリームコントローラ 13 タイミングコントローラ 14 システムコントローラ 15 遅延器 16、23、24、27、28 切替スイッチ 17、26 多重部 18 ビデオエンコーダ 19 オーディオエンコーダ 20、21、22 AVデコーダ 25、29 分離部 31 ビデオパケット生成部 32 ビデオパケットヘッダ生成部 33 オーディオパケット生成部 34 オーディオパケットヘッダ生成部 35 パックヘッダ生成部 36 受信バッファ検証部 37 切替スイッチ 41 減算部 42 DCT変換部 43 量子化部 44 逆量子化部 45 逆DCT変換部 46 加算部 47 画像メモリ 48 動きベクトル検出部 49 可変長符号化部 50 バッファ

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 符号化された2つのストリームを編集点
    で切り替える編集装置において、 第1のストリームをデコードする第1のデコーダと、 第2のストリームをデコードする第2のデコーダと、 第1のデコーダまたは第2のデコーダでデコードされた
    データを再エンコードするエンコーダと、 前記エンコーダでの再エンコードを編集点の前後の再エ
    ンコード区間だけに制限し、前記再エンコード区間の前
    の区間では第1のストリームを選択し、前記再エンコー
    ド区間の後の区間では第2のストリームを選択する選択
    手段とを備えることを特徴とする編集装置。
  2. 【請求項2】 前記選択手段が、前記再エンコード区間
    を、前記第1のストリームの編集点を含むGOPの先頭
    から、前記第2のストリームの編集点を含むGOPの末
    尾までに制限することを特徴とする請求項1に記載の編
    集装置。
  3. 【請求項3】 編集したストリームのヘッダ情報を統一
    的に作り直すヘッダ生成手段を具備することを特徴とす
    る請求項1に記載の編集装置。
  4. 【請求項4】 前記エンコーダが、前記第1のデコーダ
    または第2のデコーダによってデコードされた符号化情
    報を利用して再エンコードを行なうことを特徴とする請
    求項1に記載の編集装置。
  5. 【請求項5】 前記符号化情報として、ピクチャタイ
    プ、量子化特性指定情報(Quant)及びDCTタイ
    プの情報を利用することを特徴とする請求項4に記載の
    編集装置。
  6. 【請求項6】 前記エンコーダが、符号化のビットレー
    トを変換して再エンコードを行なうとき、 新Quant=元Quant×(新ビットレート/元ビ
    ットレート)から算出される新Quantを用いてエン
    コードを行なうことを特徴とする請求項4に記載の編集
    装置。
  7. 【請求項7】 前記エンコーダに、デコードされたデー
    タと符号化情報とがそれぞれ異なるケーブルを用いて別
    機器から転送されることを特徴とする請求項4乃至6に
    記載の編集装置。
  8. 【請求項8】 前記第1のストリーム及び第2のストリ
    ームのビデオパケット及びオーディオパケットを分離す
    る分離手段と、一方のストリームのビデオパケットと他
    方のストリームのオーディオパケットとを多重化する多
    重化手段とを具備することを特徴とする請求項1に記載
    の編集装置。
  9. 【請求項9】 前記エンコーダが、前記再エンコード区
    間の編集点より前の区間の再エンコードを前記第2のス
    トリームの選択が済んだ後に行なうことを特徴とする請
    求項1に記載の編集装置。
  10. 【請求項10】 符号化された2つのストリームを編集
    点で切り替える編集方法において、 2台のデコーダを用いて各ストリームをデコードし、デ
    コードしたデータを選択して編集点の前後の区間だけ再
    エンコードを実施し、その他の区間ではストリームを選
    択することを特徴とする編集方法。
  11. 【請求項11】 前記再エンコードを実施する区間を、
    第1のストリームの編集点を含むGOPの先頭から、第
    2のストリームの編集点を含むGOPの末尾までとする
    ことを特徴とする請求項10に記載の編集方法。
  12. 【請求項12】 編集したストリームのヘッダ情報を統
    一的に作り直すことを特徴とする請求項10に記載の編
    集方法。
  13. 【請求項13】 前記デコーダでデコードした符号化情
    報を利用して前記再エンコードを行なうことを特徴とす
    る請求項10に記載の編集方法。
  14. 【請求項14】 前記符号化情報として、ピクチャタイ
    プ、Quant及びDCTタイプの情報を利用すること
    を特徴とする請求項13に記載の編集方法。
  15. 【請求項15】 前記再エンコードで、符号化のビット
    レートを変換するとき、 新Quant=元Quant×(新ビットレート/元ビ
    ットレート)から算出される新Quantを用いてエン
    コードを行なうことを特徴とする請求項13に記載の編
    集方法。
  16. 【請求項16】 各ストリームのビデオパケットとオー
    ディオパケットとを分離し、一方のストリームのビデオ
    パケットと他方のストリームのオーディオパケットとを
    多重化してストリームを生成することを特徴とする請求
    項10に記載の編集方法。
  17. 【請求項17】 前記編集点より前の区間の再エンコー
    ドを、後から行なうことを特徴とする請求項10に記載
    の編集方法。
JP10334037A 1998-11-25 1998-11-25 ストリーム編集装置と編集方法 Pending JP2000165802A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10334037A JP2000165802A (ja) 1998-11-25 1998-11-25 ストリーム編集装置と編集方法
EP00301500A EP1130595A1 (en) 1998-11-25 2000-02-25 Stream editing apparatus and stream editing method
US09/514,195 US6683911B1 (en) 1998-11-25 2000-02-28 Stream editing apparatus and stream editing method

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10334037A JP2000165802A (ja) 1998-11-25 1998-11-25 ストリーム編集装置と編集方法
EP00301500A EP1130595A1 (en) 1998-11-25 2000-02-25 Stream editing apparatus and stream editing method
US09/514,195 US6683911B1 (en) 1998-11-25 2000-02-28 Stream editing apparatus and stream editing method

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000165802A true JP2000165802A (ja) 2000-06-16

Family

ID=32314709

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10334037A Pending JP2000165802A (ja) 1998-11-25 1998-11-25 ストリーム編集装置と編集方法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US6683911B1 (ja)
EP (1) EP1130595A1 (ja)
JP (1) JP2000165802A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009093789A (ja) * 2005-07-15 2009-04-30 Sony Corp データ、記録媒体、記録装置、製造方法
JP2010068101A (ja) * 2008-09-09 2010-03-25 Fujitsu Ltd 動画像編集装置および動画像編集プログラム
US8416962B2 (en) 2007-12-28 2013-04-09 Panasonic Corporation Audio mixing/reproducing device
JP2013171405A (ja) * 2012-02-20 2013-09-02 Nippon Hoso Kyokai <Nhk> 階調削減装置及びプログラム
JP2013258646A (ja) * 2012-06-14 2013-12-26 Nippon Hoso Kyokai <Nhk> 階調削減装置及びプログラム
JP2014059643A (ja) * 2012-09-14 2014-04-03 Nippon Hoso Kyokai <Nhk> 階調削減装置及びプログラム
US9076495B2 (en) 2005-07-15 2015-07-07 Sony Corporation Reproducing apparatus, reproducing method, computer program, program storage medium, data structure, recording medium, recording device, and manufacturing method of recording medium

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6831947B2 (en) * 2001-03-23 2004-12-14 Sharp Laboratories Of America, Inc. Adaptive quantization based on bit rate prediction and prediction error energy
JP2002358733A (ja) * 2001-05-31 2002-12-13 Pioneer Electronic Corp 情報記録再生装置
EP1433317B1 (en) * 2001-07-19 2007-05-02 Thomson Licensing Fade resistant digital transmission and reception system
US7373414B2 (en) * 2002-08-29 2008-05-13 Amx Llc Multi-media system and method for simultaneously delivering multi-media data to multiple destinations
US20040146211A1 (en) * 2003-01-29 2004-07-29 Knapp Verna E. Encoder and method for encoding
GB0428155D0 (en) * 2004-12-22 2005-01-26 British Telecomm Buffer underflow prevention
US20060233237A1 (en) * 2005-04-15 2006-10-19 Apple Computer, Inc. Single pass constrained constant bit-rate encoding
US8437392B2 (en) * 2005-04-15 2013-05-07 Apple Inc. Selective reencoding for GOP conformity
JP2011166261A (ja) * 2010-02-05 2011-08-25 Sony Corp ビデオデータ処理装置、ビデオデータ処理方法、プログラム
US9911460B2 (en) * 2014-03-24 2018-03-06 Microsoft Technology Licensing, Llc Fast and smart video trimming at frame accuracy on generic platform

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE69422960T2 (de) * 1993-12-01 2000-06-15 Matsushita Electric Ind Co Ltd Verfahren und Vorrichtung zum Editieren oder zur Mischung von komprimierten Bildern
EP0692911B1 (en) * 1994-07-15 2000-03-08 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Method of splicing MPEG encoded video
JP3094899B1 (ja) * 1996-03-13 2000-10-03 ダイキン工業株式会社 デジタル圧縮データ部分編集方法およびその装置
US6137834A (en) * 1996-05-29 2000-10-24 Sarnoff Corporation Method and apparatus for splicing compressed information streams
US6038000A (en) * 1997-05-28 2000-03-14 Sarnoff Corporation Information stream syntax for indicating the presence of a splice point
GB2369518B (en) * 1997-07-18 2002-07-17 British Broadcasting Corp Switching compressed video bitstreams
DE69841897D1 (de) 1997-07-25 2010-10-28 Sony Corp Bearbeitungsanlage, bearbeitungsverfahren, spleissungsanlage, spleissungsverfahren, kodieranlage und kodierverfahren
WO1999014757A2 (en) * 1997-09-17 1999-03-25 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Video data editing apparatus, optical disc for use as a recording medium of a video data editing apparatus, and computer-readable recording medium storing an editing program
JPH11110915A (ja) * 1997-09-30 1999-04-23 Sony Corp 信号記録再生装置及び方法
WO1999036912A1 (fr) * 1998-01-19 1999-07-22 Sony Corporation Systeme d'edition, dispositif de commande d'edition et procede de commande d'edition
JP4232209B2 (ja) * 1998-01-19 2009-03-04 ソニー株式会社 圧縮画像データの編集装置及び圧縮画像データの編集方法
US6480539B1 (en) * 1999-09-10 2002-11-12 Thomson Licensing S.A. Video encoding method and apparatus

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009093789A (ja) * 2005-07-15 2009-04-30 Sony Corp データ、記録媒体、記録装置、製造方法
US9076495B2 (en) 2005-07-15 2015-07-07 Sony Corporation Reproducing apparatus, reproducing method, computer program, program storage medium, data structure, recording medium, recording device, and manufacturing method of recording medium
US8416962B2 (en) 2007-12-28 2013-04-09 Panasonic Corporation Audio mixing/reproducing device
JP2010068101A (ja) * 2008-09-09 2010-03-25 Fujitsu Ltd 動画像編集装置および動画像編集プログラム
US8406292B2 (en) 2008-09-09 2013-03-26 Fujitsu Limited Moving picture editing apparatus
JP2013171405A (ja) * 2012-02-20 2013-09-02 Nippon Hoso Kyokai <Nhk> 階調削減装置及びプログラム
JP2013258646A (ja) * 2012-06-14 2013-12-26 Nippon Hoso Kyokai <Nhk> 階調削減装置及びプログラム
JP2014059643A (ja) * 2012-09-14 2014-04-03 Nippon Hoso Kyokai <Nhk> 階調削減装置及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
EP1130595A1 (en) 2001-09-05
US6683911B1 (en) 2004-01-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3802088B2 (ja) 長時間再生用ディジタルビデオ信号の記録および再生装置
JP4538908B2 (ja) データ変換装置及び方法
JP2000165802A (ja) ストリーム編集装置と編集方法
JP4791129B2 (ja) 画像符号化装置、画像符号化方法及び画像編集装置
WO1999005864A1 (fr) Dispositif d&#39;edition, procede d&#39;edition, dispositif d&#39;epissage, procede d&#39;epissage, dispositif de codage et procede de codage
KR100772343B1 (ko) 데이터 재생 전송 장치 및 데이터 재생 전송 방법
JPH089319A (ja) ディジタルビデオ信号の記録方法、記録装置及び再生装置
KR19990072968A (ko) 화상신호처리시스템,디코더,화상신호처리방법,및디코딩방법
US20030002583A1 (en) Transcoding of video data streams
WO1999056280A1 (fr) Enregistreur-lecteur
KR20060088303A (ko) 디지털 방송 수신기의 동영상 저장/재생 장치 및 방법
JP4337248B2 (ja) 画像情報の伝送装置、伝送システムおよび伝送方法
JPH0879700A (ja) ディジタルビデオ信号の記録装置、記録再生装置及び再生装置
JPH11285002A (ja) 動画像符号化装置及び動画像符号化方法
JP4096915B2 (ja) デジタル情報再生装置及び方法
JPH10191331A (ja) 画像データの符号化方法及び装置
JP3748234B2 (ja) Mpegデータ記録方法
JPH0983948A (ja) 情報伝送システム
JPH0918830A (ja) 映像編集装置
JP4569847B2 (ja) データ再構築装置及びデータ再構築方法
JP2007028212A (ja) 再生装置及び再生方法
JP2001211420A (ja) ディスク記録媒体における圧縮符号化ストリームの編集方法および編集装置
JP3821714B2 (ja) 動画像符号化装置および動画像記録再生装置
JP5428614B2 (ja) 編集装置、編集方法、およびプログラム
JP3748243B2 (ja) Mpegデータ記録装置