JP4515942B2 - 表面実装機用フィーダー交換装置 - Google Patents

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Description

本発明は、多数のテープフィーダーが装填された台車の位置決め用アームを表面実装機側の取付座に着脱させる表面実装機用フィーダー交換装置に関するものである。
従来、プリント配線板に電子部品を実装する表面実装機においては、相対的に小さい実装用部品を供給するためにはテープフィーダーを使用している。このテープフィーダの実装用部品は、吸着ノズルに吸着されてプリント配線板上に移載される。
前記テープフィーダーは、1種類の実装用部品しか供給できないため、表面実装機には多数のテープフィーダが装備されている。
テープフィーダーを多数装備する従来の表面実装機としては、例えば特許文献1に開示されたものがある。この特許文献1に示されている表面実装機は、多数のテープフィーダが装着された一つの台車(以下、この台車を一括交換台車という)を用いたフィーダー交換装置を備え、一括交換台車毎に多数のテープフィーダを一度に交換することができる構成が採られている。
前記一括交換台車は、車輪を有する台車本体と、この台車本体の両側部に立設された2本の支柱と、これらの支柱の上端部に上下方向に移動自在に支持され水平方向に延びる一対のアームと、これらのアームの先端部どうしの間に横架されたフィーダー支持プレートと、空気供給装置および給電装置などによって構成されている。前記テープフィーダーは、前記フィーダー支持プレートの上に一列に並ぶ状態で多数装着されている。
前記空気供給装置は、前記アームの上面に設けられたエアジョイントを備え、このエアジョイントからフィーダー支持プレート上のテープフィーダーや他の空気駆動式の装置に駆動用空気を供給する。前記給電装置は、前記アームの上端部に設けられたコネクタを備え、このコネクタから一括交換台車の電動部品や電装部品に給電する。
この一括交換台車は、表面実装機の前部または後部に設けられたクランプ部に装填される。このクランプ部は、前記アームの上面と対向する水平な取付座が下面に形成され表面実装機に対して固定されたクランプ用受け部材と、前記取付座の下方に位置するクランププレートと、このクランププレートを昇降させるエアシリンダなどによって構成されている。前記取付座には、一括交換台車の前記エアジョイントやコネクタと接続するエアジョイントおよびコネクタが設けられている。
このクランプ部への一括交換台車の接続は、一括交換台車のアームを前記クランプ部内に水平に挿入し、このアームをクランププレートとエアシリンダとによって押し上げて前記取付座に下方から押し付けることによって行う。
このように一括交換台車が表面実装機に接続されることによって、多数のテープフィーダが吸着位置に位置決めされるとともに、前記アームのエアジョイントと接触子とが取付座のエアジョイントと接触子とに接続し、空気圧と電力とが表面実装機から一括交換台車に供給される。
また、従来のこの種のフィーダー交換装置としては、前記アームのクランプが完了したか否かを検出するために近接センサを備えたものがある。この近接センサは、前記クランププレートとともに昇降する被検出部が上昇位置に達した状態と、達していない状態とを光学的に検出するものが用いられている。
なお、本出願人は、本明細書に記載した先行技術文献情報で特定される先行技術文献以外には、本発明に密接に関連する先行技術文献を出願時までに見付け出すことはできなかった。
特開2001−156492号公報(第4−7頁、第11図)
上述したように構成された従来のフィーダー交換装置においては、一括交換台車によってテープフィーダを交換したときに一括交換台車のアームとクランプ用受け部材の取付座との間に異物が噛み込まれるおそれがある。このような場合には、テープフィーダーの高さが予め定めた吸着位置より異物の大きさの分だけ低くなるから、異物の大きさによっては、吸着ノズルがテープフィーダ上の実装用部品を吸着するときに吸着ミスを起こし易くなる。
従来のフィーダー交換装置においては、前記異物の大きさが例えば数mm程度であれば前記近接センサによって異物の噛込みを検出することができる。
しかし、従来のフィーダー交換装置に装備されている近接センサは、ON・OFFの切換えが行われる位置を数mm単位でしか調節できないため、大きさが1mm以下の異物が噛み込まれた場合にはクランププレートの位置の変化を検出することができないことがある。このため、従来のフィーダー交換装置は、大きさが例えば1mm以下になるような微小な異物が一括交換台車のアームとクランプ用受け部材との間に噛み込まれた場合は、これを検出することができず、吸着ノズルが吸着ミスを起こすおそれがあった。
本発明はこのような問題を解消するためになされたもので、クランププレートと取付座との間での異物の噛込みを確実に検出することができる表面実装機用フィーダー交換装置を提供することを目的とする。
この目的を達成するために、本発明に係る表面実装機用フィーダー交換装置は、多数のテープフィーダが装填された台車のクランプ用アームと、このアームを上下方向に重ね合わせて位置決めし固定する表面実装機側の取付座とを備えた表面実装機用フィーダー交換装置において、前記アームと取付座との隙間の大きさに応じて検出量が変化する検出手段と、この検出手段に接続され、前記隙間が予め定めた限界値より大きい場合に異常を示す特定の動作を行う特定動作実行手段とを備えたものである。
また、本発明に係る表面実装機用フィーダー交換装置は、台車のアームと表面実装機側の取付座との合わせ部分に下流側端部が開口しかつ上流側端部が圧力源に接続された空気通路と、この空気通路の途中に設けられた圧力センサとによって検出手段を構成したものである。
請求項に記載した発明に係る表面実装機用フィーダー交換装置は、請求項に記載した表面実装機用フィーダー交換装置において、複数のアームと複数の取付座とを有し、空気通路は、前記各アームと各取付座との全ての合わせ部分に分岐する分岐通路を有し、この分岐通路より上流側に圧力センサを設けたものである。
請求項に記載した発明に係る表面実装機用フィーダー交換装置は、請求項に記載した表面実装機用フィーダー交換装置において、アームは、取付座の下面に下方から接続する構成とされ、空気通路の下流側端部は、取付座の下面に下方を指向する状態で開口されているものである。
請求項に記載した発明に係る表面実装機用フィーダー交換装置は、請求項1ないし請求項のうちいずれか一つに記載した表面実装機用フィーダー交換装置において、特定動作実行手段の動作を表面実装機を停止させる動作としたものである。
本発明によれば、台車のアームと表面実装機側の取付座との隙間を測ることが可能になるため、この隙間が公差以上広い場合は異常と判別することができる。したがって、大きさが1mm以下の微小な異物を前記アームと取付座との間に噛み込んだ場合には、異常として例えば装置を停止させることができるから、このような場合であっても吸着ノズルが吸着ミスを起こすことを未然に防ぐことができる。
また、本発明によれば、アームと取付座との間の隙間が広くなることにより、空気通路から隙間を通って流出する空気の流量が増大し、圧力センサの検出値が低下する。このため、この発明によれば、前記隙間の広さに対応して圧力センサによる検出圧力の変化を利用して異常の有無を判別することができる。
この発明に係る表面実装機用フィーダー交換装置は、前記隙間の大きさを空気圧の大きさに変えて検出するものであり、空気圧や空気通路の通路断面積などを変えることによって、隙間の大きさの変化に対する検出圧力の変化の度合いを増大させることができるから、分解能が低い安価な圧力センサであっても隙間の大小を容易に検出することができる。
したがって、この発明によれば、相対的に安価な圧力センサを使用しコストダウンを図りながら、アームと取付座との隙間における異物の噛込みを高い精度で検出することができる。また、アームと取付座との合わせ部分に空気通路から空気が吹き出すため、合わせ部分に付着している異物を空気の圧力によって吹き飛ばし、取り除くことができるという効果もある。
請求項記載の発明によれば、アームと取付座との合わせ部分における複数箇所の隙間の大きさを一つの圧力センサによって検出することができる。このため、この発明によれば、コストダウンを図りながら、吸着ノズルによる吸着ミスの発生をより一層確実に防ぐことができる。
請求項記載の発明によれば、アームに上方から空気が吹き付けられるから、アームの上面に付着した異物を前記空気によって確実に吹き飛ばすことができる。また、取付座から下方に空気が吹き出すため、クランプ部分に付着している異物を空気の圧力によって上方に飛散させることはなく、舞い上がった異物がクランプ部分の上面に再度付着するようなことを防ぐことができる。
請求項記載の発明によれば、アームと取付座との間に異物が噛み込まれたときに表面実装機が停止するから、吸着ノズルによる吸着ミスを確実に防ぐことができる。
以下、本発明に係る表面実装機用フィーダー交換装置の一実施の形態を図1ないし図18によって詳細に説明する。
図1は本発明に係るフィーダー交換装置を装備した表面実装機の構成を示す平面図、図2は一括交換台車の背面図、図3は同じく側面図、図4は同じく平面図である。
図5はテープフィーダーの側面図、図6は表面実装機のクランプ部を示す平面図、図7はクランプ部の側面図で、同図は図6におけるA矢視図である。図8はクランプ部の縦断面図である。図9はクランプ部に一括交換台車を装着した状態を示す平面図、図10は図9におけるX−X線断面図、図11はクランプ部に一括交換台車を装着した状態を示す側面図で、同図は図9におけるXI−XI線断面図である。図12および図13は要部を示す断面図で、図12はクランプ前の状態を示し、図13はクランプ後の状態を示す。図14はエアジョイント部を拡大して示す断面図、図15は電気コネクタ部を拡大して示す断面図、図16はエアノズル部を拡大して示す断面図、図17は空気供給系の構成を示す配管図、図18はクランプ間隔と空気通路内の圧力との関係を示すグラフである。
これらの図において、符号1で示すものは、この実施の形態によるフィーダー交換装置2を装備した表面実装機を示す。
この表面実装機1は、基台3と、この基台3の上にプリント配線板4を搬送するためのコンベア5と、基台3の両側部に装備された多数のテープフィーダー6,6‥‥と、これらのテープフィーダー6から実装用部品(図示せず)をプリント配線板4上に移載するための部品移載装置7と、実装用部品を撮像するための撮像ユニット8と、制御装置9とを備えている。
前記テープフィーダー6は、図5に示すように、IC、トランジスタ、抵抗、コンデンサ等の小片状の実装用部品(図示せず)を収納したテープ11が巻回されたリール12と、エアシリンダ13を駆動源としてテープ11を間欠的に繰り出す繰り出し機構14とを備えており、後述するフィーダー交換装置2の一括交換台車15(図2〜図4参照)に着脱自在に装着されている。
前記繰り出し機構14は、図5に示すように、テープフィーダー6の先端部の下面に突設された位置決め用ピン16と空気通路接続用ピン17とを一括交換台車15の位置決め用ソケット18(図4参照)とエア送出用ジョイント19とに嵌合させることによって、一括交換台車15側の後述するエア配管に接続されるように構成されている。
前記部品移載装置7は、図1に示すように、基台3の上でY軸方向に延びる2本の固定レール21,21と、X方向に延びる形状に形成され前記固定レール21に移動自在に支持されたガイド部材22と、このガイド部材22にX軸方向に移動自在に支持されたヘッドユニット23とを備えている。前記ガイド部材22は、一方の固定レール21に設けられたボールねじ軸24に螺合するナット25を備えており、Y軸サーボモータ26が駆動することによってボールねじ軸24がY軸方向に往復動する。
前記ヘッドユニット23は、前記ガイド部材22に設けられたボールねじ軸27に螺合しており、このボールねじ軸27はX軸サーボモータ28の駆動によってX軸方向に往復動する。
また、このヘッドユニット23は、複数の実装用ヘッド29がX軸方向に等間隔おいて並ぶ状態で設けられている。
これらの実装用ヘッド29は、それぞれヘッドユニット23のフレーム(図示せず)に対してZ軸方向(上下方向)に移動可能に支持されているとともにZ軸回りに回転可能に支持されており、下端部に実装用部品を吸着するための吸着ノズル(図示せず)が設けられている。また、この実装用ヘッド29は、ヘッドユニット23に設けられた昇降駆動手段(図示せず)によってZ軸方向に駆動し、ヘッドユニット23に設けられた回転駆動手段(図示せず)によってZ軸回りに回転させられる。
前記撮像ユニット8は、図1に示すように、テープフィーダー6と実装作業位置との間の二箇所にそれぞれ設けられている。
前記フィーダー交換装置2は、テープフィーダー6を複数保持する前記一括交換台車15と、この一括交換台車15を着脱させる表面実装機1側のクランプ部31(図6〜図8参照)とから構成されている。
前記一括交換台車15は、図2〜図4に示すように、4個の車輪32を有する下部フレーム33と、この下部フレーム33の両側部に立設された2本の支柱34,34と、これらの支柱34の上端部にアーム保持部材35を介して保持された左右一対のクランプ用アーム36,36と、これらのアーム36の先端部どうしの間に横架されたフィーダー支持プレート37などによって構成されている。
前記一対のアーム36は、前記支柱のアーム保持部材35に上下方向に移動自在に支持されており、図示していないばねによって下方へ付勢されている。なお、図2および図3では前記アーム36を表面実装機1側のクランプ部31に当接させる前の位置、すなわち上下方向移動範囲の最も低い位置か、低めの位置に位置付けた状態で描いてある。
これらのアーム36の上部には、図3および図4に示すように、後述するクランプ部31に接続されるエア導入用ジョイント41と給電用コネクタ42とが設けられている。
前記エア導入用ジョイント41は、一括交換台車15に搭載するテープフィーダー6と同数設けられており、アーム36の上端部にアーム36の長手方向へ並ぶ状態で設けられている。これらのエア導入用ジョイント41は、図12〜図14に示すように、アーム36の上端部に上方に突出する状態で設けられており、アーム36内と前記フィーダー支持プレート37内とを通る個別のエア配管43によってフィーダー支持プレート37の前記エア送出用ジョイント19に接続されている。
このエア送出用ジョイント19と前記位置決め用ソケット18は、図4に示すように、前記フィーダー支持プレート37にこのプレート37の長手方向に並ぶ状態で複数設けられている。前記テープフィーダー6は、このエア送出用ジョイント19に空気通路接続用ピン17を嵌合させるとともに、エア送出用ジョイント19の前方に設けられた前記位置決め用ソケット18に位置決め用ピン16を嵌合させることによって空気を供給できる状態になる。すなわち、この一括交換台車15は、エア送出用ジョイント19の数だけテープフィーダー6を搭載することができる。このテープフィーダー6の前記繰り出し機構14は、前記装着状態で前記アーム36のエア導入用ジョイント41に空気が供給されることによって、空気圧が導入されてテープ11を駆動する。
前記アーム36の給電用コネクタ42は、図示してはいないが、一括交換台車15に設けられた電動部品や電装部品に給電するためのもので、右側のアーム36(図4においては上側)にのみ設けられている。このコネクタ42は、図15に示すように、アーム36の上端部に上方に突出する状態で設けられている。
また、両アーム36の先端部の上面には、クランプ部31に対してアーム36を位置決めするための位置決め用の突起45,45が突設されている。アーム36の先端部に位置する符号44で示すものは、アーム36とフィーダー支持プレート37とを締結一体化するためのボルトであり、凹陥部61はボルト44の頭部に対して干渉を避けるための逃げ穴である。
前記クランプ部31は、前記一括交換台車15の2本のアーム36を表面実装機1に接続するためのもので、表面実装機1の前部と後部とにおけるコンベア5の搬送方向の上流側と下流側とにそれぞれ設けられている。
これらのクランプ部31,31は、図6〜図8に示すように、表面実装機1の前記基台3などの固定部分に固定されたフレーム51と、このフレーム51の下部に取付けられたエアシリンダ52と、このエアシリンダ52のピストンロッド52aに取付けられたクランププレート53と、このクランププレート53の上方に設けられたクランプ用受け部材54などによって構成されている。
前記エアシリンダ52は、軸線方向が上下方向を指向しかつピストンロッド52aがシリンダ本体52bから上方に突出する状態でフレーム51に取付けられている。このエアシリンダ52の動作は制御装置9によって制御される。
前記クランププレート53は、クランプ部31の前後方向(図6および図7において左右方向)に延びる板状に形成されており、前記フレーム51にリニアガイド55によって上下方向に移動自在に支持されている。このクランププレート53は、エアシリンダ52によって昇降させられるように構成されている。
前記クランプ用受け部材54は、クランププレート53と平行な板状に形成されており、図8に示すように、クランププレート53との間にアーム挿入用の空間Sが形成される状態で前記フレーム51に固定されている。このクランプ用受け部材54の下端部(クランププレート53と対向する面)には、平坦面からなる取付座54aが形成され、上端部には、図12〜図14に示すように、前記エア導入用ジョイント41に接続される複数のエアジョイント56と、通電用コネクタ42に接続されるコネクタ57とが設けられている。
前記エアジョイント56とコネクタ57とは、上方から前記エア導入用ジョイント41と通電用コネクタ42とに接続するように構成されており、前記取付座54aに露出している。前記各エアジョイント56は、クランプ用受け部材54の上に設けられた通路形成用部材58と電磁弁59とを介して空気供給源60(図17参照)に接続されている。通路形成用部材58にはエアジョイント毎に空気通路が形成され、電磁弁59は、前記空気通路毎に設けられている。
また、クランプ用受け部材54には、図12および図13に示すように、前記アーム36に突設された突起45,45が嵌合する嵌合孔62,62が形成されているとともに、本発明でいう検出手段の一部を構成する空気通路63の下流側端部が設けられている。
前記空気通路63は、図16および図17に示すように、クランプ用受け部材54にこれを上下方向に貫通するように穿設された貫通孔64と、この貫通孔64の上端部に接続されたプラグ65と、このプラグ65を空気供給源60に接続するエア配管66と、このエア配管66の途中に設けられた各種空気圧機器などによって構成されている。この各種空気圧機器は、図17に示すように、エアフィルタ67と、ミストフィルタ68と、電磁弁からなる残圧排気弁69と、レギュレータ70と、電磁弁からなる供給元弁71と、密着確認用レギュレータ72などである。
この実施の形態による空気通路63は、テープフィーダー6毎のエアジョイント56に空気を供給するための空気通路73の一部を利用して空気供給源60から貫通孔64に空気を供給する構成が採られている。
前記貫通孔64とプラグ65とは、図6に示すように、左側クランプ用受け部材54および右側クランプ用受け部材54の一端部と他端部との合計四箇所に設けられている。4箇所の貫通孔64のうちクランプ用受け部材54の先端側(表面実装機1から離間する一側部)に位置する貫通孔64の下端開口は、図12に示すように、アーム36と対向している。クランプ用受け部材54の基端側に位置する貫通孔64の下端開口は前記フィーダー支持プレート37と対向している。
前記貫通孔64に空気を供給する前記空気通路63における前記密着確認用レギュレータ72の下流側には、図17に示すように、本発明でいう圧力センサを構成するデジタル圧力スイッチ74が接続されている。この圧力スイッチ74は、前記空気通路63内の圧力を検出し、圧力データとして制御装置9に送出する構成が採られている。制御装置9は、前記圧力データが示す空気圧力が予め定めた圧力より低いときに警告装置75を動作させるとともに、表面実装機1を一時停止させる構成が採られている。この制御装置9によって、本発明でいう特定動作実行手段が構成されている。
上述したように構成されたフィーダー交換装置2によって多数のテープフィーダー6を表面実装機1に装着するためには、先ず、一括交換台車15にテープフィーダー6を装填し、この一括交換台車15の2本のアーム36を表面実装機1のクランプ部31内に挿入する。このときには、図12に示すように、クランプ部31のクランププレート53を下降させておき、このクランププレート53とクランプ用受け部材54との間に前記アーム36を水平に挿入する。
その後、エアシリンダ52によりクランププレート53を上昇させ、このクランププレート53によってアーム36を押し上げることによりクランプ用受け部材54の取付座54aに押し付ける。このようにアーム36が取付座54aに押し付けられてクランププレート53とクランプ用受け部材54とによりクランプされることによって、アーム36の突起45,45が嵌合孔62,62とに嵌合し、エア導入用ジョイント41がエアジョイント56に接続するとともに通電用コネクタ42がコネクタ57に接続することにより、一括交換台車15が表面実装機1に接続される。
この実施の形態によるフィーダー交換装置2は、上述したクランプ行程において、供給元弁71を開き、圧力をもった空気を空気通路63内に導入する。この空気は、前記貫通孔64を通ってクランプ用受け部材54の下方に排出される。前記空気通路63内の圧力は、前記圧力スイッチ74によって検出される。この圧力は、クランプ行程の初期、すなわちクランプ用受け部材54とアーム36とが大きく離間しているときは、貫通孔64から大量に空気が流出するために相対的に低くなる。
また、この圧力は、アーム36が取付座54aに接近するにしたがって次第に上昇し、クランプ行程の終期、すなわちアーム36が取付座54aに接触するときには、貫通孔64の下端の開口がアーム36とフィーダー支持プレート37とによって閉塞されることから最大になる。この圧力スイッチ74が検出する圧力の変化を図18に示す。図18においては、アーム36とクランプ用受け部材54との間隔をクランプ間隔として示し、空気通路63に供給する空気の圧力が異なる場合のそれぞれについて圧力の変化を示す。
図18から分かるように、例えばクランプ間隔が0.15mmの状態では、圧力スイッチ74によって検出される圧力は約0.1MPa になる。言い換えれば、アーム36と取付座54aとの間に微小な異物を噛み込んでいるような場合であって、アーム36またはフィーダー支持プレート37と取付座54aとの間に0.15mmの隙間が形成される場合には、圧力スイッチ74によって検出される圧力は0.1MPa となる。
前記圧力スイッチ74に接続された前記制御装置9は、前記エアシリンダ52によってクランププレート53を上昇させた後の前記空気通路63の圧力を前記圧力スイッチ74によって検出し、この圧力の最大値が0.1MPa より低い場合に、警告装置75を動作させるとともに、表面実装機1を一時停止させる。すなわち、この実施の形態によるフィーダー交換装置2は、前記アーム36と取付座54aとの間に大きさが0.15mm以上の異物を噛み込んだとき(アーム36・フィーダー支持プレート37と取付座54aとの隙間が予め定めた限界値より大きい場合)に、異常を示す特定の動作(警告と装置停止)を行う。この異常時の動作は、貫通孔64の位置と対応する四箇所の検出箇所のうち少なくともいずれか一箇所でも隙間が限界値を上回った場合に行われる。
したがって、上述したように構成された表面実装機用フィーダー交換装置2によれば、一括交換台車15のアーム36およびフィーダー支持プレート37と表面実装機1側の取付座54aとの隙間を圧力スイッチ74によって計測することが可能になり、アーム36・フィーダー支持プレート37と取付座54aとの間に異物を噛み込んだりして隙間が予め定めた公差以上広くなる場合に異常と判別することができる。
このため、この実施の形態によるフィーダー交換装置2は、大きさが1mm以下の微小な異物を前記アーム36と取付座54aとの間に噛み込んだ場合には、警告装置75を動作させるとともに表面実装機1を停止させることができるから、このような場合に吸着ノズルが吸着ミスを起こすことを未然に防ぐことができる。
この実施の形態による表面実装機用フィーダー交換装置2は、アーム36およびフィーダー支持プレート37と取付座54aとの隙間の大きさを空気圧の大きさに変えて検出するものであり、空気通路63に供給する空気圧や貫通孔64の通路断面積などを変えることによって、隙間の大きさの変化に対する検出圧力の変化の度合いを増大させることができる。例えば図18において、異常検出時の圧力を0.1MPa とした場合、供給空気の圧力を0.5MPa とすることによって、圧力差を大きくとることができるから、相対的に分解能が低い安価な圧力センサを使用することができる。
この実施の形態による表面実装機用フィーダー交換装置2においては、上述したクランプ行程で貫通孔64から下方に吹き出した空気がアーム36の上面に吹き付けられるから、アーム36における取付座54aとの合わせ部分に付着している異物を空気の圧力によって吹き飛ばすことによって、取り除くことができる。特に、このフィーダー交換装置2は、貫通孔64から下方へ空気を吹き出す構造を採っているから、クランプ部分に付着している異物を空気の圧力によって上方に飛散させることはなく、舞い上がった異物がクランプ部分の上面に再度付着するようなことを防ぐことができる。
この実施の形態による表面実装機用フィーダー交換装置2によれば、一括交換台車15のアーム36およびフィーダー支持プレート37と表面実装機1側の取付座54aとの合わせ部分において、複数箇所の隙間の大きさを一つの圧力スイッチ74によって検出することができる。このため、このフィーダー交換装置2においては、貫通孔64毎に圧力スイッチを使用する場合に較べて圧力スイッチの数を低減することができる。
なお、フィーダー交換装置2は、表面実装機1に対して移動可能な台車15に搭載され、多数のテープフィーダー6が装填されたテープフィーダー支持手段(クランプ用アーム36,36とフィーダー支持プレート37とからなる)と、このテープフィーダー支持手段を移動させるテープフィーダー支持手段移動手段(主にエアシリンダ52からなる)と、このテープフィーダー支持手段移動手段の作動により、テープフィーダー支持手段の一部を形成する当接部材(アーム36が相当)が当接して位置決め固定される表面実装機1側の取付座54aとを備えている。
なおさらに、テープフィーダー支持手段の一部が取付座54aの位置決めされた状態で当接固定すればよいのであり、当接固定のためのテープフィーダー支持手段の移動方向は、必ずしも上方向でなくても下方向、横方向あるいは前後方向でもよい。
本発明に係るフィーダー交換装置を装備した表面実装機の構成を示す平面図である。 一括交換台車の背面図である。 一括交換台車の側面図である。 一括交換台車の平面図である。 テープフィーダーの側面図である。 表面実装機のクランプ部を示す平面図である。 クランプ部の側面図である。 クランプ部の縦断面図である。 クランプ部に一括交換台車を装着した状態を示す平面図である。 図9におけるX−X線断面図である。 クランプ部に一括交換台車を装着した状態を示す側面図で、同図は図9におけるXI−XI線断面図である。 要部を示す断面図である。 要部を示す断面図である。 エアジョイント部を拡大して示す断面図である。 電気コネクタ部を拡大して示す断面図である。 エアノズル部を拡大して示す断面図である。 空気供給系の構成を示す配管図である。 クランプ間隔と空気通路内の圧力との関係を示すグラフである。
符号の説明
1…表面実装機、2…フィーダー交換装置、9…制御装置、15…一括交換台車、31…クランプ部、36…アーム、52…エアシリンダ、54…クランプ用受け部材、54a…取付座、53…クランププレート、63…空気通路、64…貫通孔、74…圧力スイッチ、75…警告装置。

Claims (4)

  1. 多数のテープフィーダが装填された台車のクランプ用アームと、このアームを上下方向に重ね合わせて位置決めし固定する表面実装機側の取付座とを備えた表面実装機用フィーダー交換装置において、前記アームと取付座との隙間の大きさに対応して検出量が変化する検出手段と、この検出手段に接続され、前記隙間が予め定めた限界値より大きい場合に異常を示す特定の動作を行う特定動作実行手段とを備え
    前記台車の前記アームと表面実装機側の前記取付座との合わせ部分に下流側端部が開口しかつ上流側端部が圧力源に接続された空気通路と、この空気通路の途中に設けられた圧力センサとによって前記検出手段を構成したこと特徴とする表面実装機用フィーダー交換装置。
  2. 請求項記載の表面実装機用フィーダー交換装置において、複数のアームと複数の取付座とを有し、空気通路は、前記各アームと各取付座との全ての合わせ部分に分岐する分岐通路を有し、この分岐通路より上流側に圧力センサを設けたことを特徴とする表面実装機用フィーダー交換装置。
  3. 請求項記載の表面実装機用フィーダー交換装置において、アームは、取付座の下面に下方から接続する構成とされ、空気通路の下流側端部は、取付座の下面に下方を指向する状態で開口されていることを特徴とする表面実装機用フィーダー交換装置。
  4. 請求項1ないし請求項のうちいずれか一つに記載の表面実装機用フィーダー交換装置において、特定動作実行手段の動作は、表面実装機を停止させる動作であることを特徴とする表面実装機用フィーダー交換装置。
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