JP4515214B2 - 溶融スラグの処理方法。 - Google Patents

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Description

本発明は溶融スラグの処理方法に関し、特に、ごみ、ごみ焼却灰、石炭灰、下水汚泥、その他の廃棄物を1200℃以上の高温で溶融処理した際に発生する溶融スラグ中に含まれるアルミニウムを除去し、あるいは無害化し、スラグを有効利用する方法に関するものである。
ごみや焼却灰や焼却飛灰の溶融処理により得られるスラグは天然骨材の代替として、土木資材、建設資材等としての利用が期待されている。
ところが、そのスラグには金属分が含まれており、それほど多量ではないが、アルミニウムも含まれている。そのため、スラグを骨材として利用する場合、酸性またはアルカリ性の下では、次式に示すように、アルミニウムが酸化する際にH2 ガスが発生することで、コンクリートやブロックなどが膨張して十分な強度が得られないことがある。
2Al+3H2O → Al23+3H2
本発明は、溶融スラグに含まれているアルミニウムを効果的に除去し、あるいは無害化することにより、スラグの有効利用に資するものである。
廃棄物溶融炉の溶融処理に関する技術は、次に説明するように、特許文献1〜4に開示されている。
特許文献1には、廃棄物の溶融物を水砕固化する水砕固化装置と、水砕固化物を破砕する粗砕機と、破砕物を磁選する磁選機と、磁選後に得られる水砕スラグを粉砕する粉砕機を備えた溶融物の固化処理装置が開示されている。この装置によれば、廃棄物溶融炉から排出された溶融物の固化物を、水砕スラグと磁性のある水砕メタルに分離することができる。
特許文献2には、水/スラグの重量比が0.2〜2.0の範囲となるようにスラグに水を散布した後、このスラグを磁選機に供給し、次いで、水/スラグの重量比が0.2〜2.0の範囲となるように磁選機に水を散布し、磁選機下部の分離装置によりスラグと磁化物を分離するスラグの改質方法が開示されている。この方法によれば、スラグ中に含まれる金属鉄を主体とする磁化物を除去することはできる。
特許文献3には、スラグとメタルよりなる溶融物を水砕固化し、その固化物を粒径によって細粒と粗粒に分別しながらスラグの固化物を細粒化して細粒側に分別し、細粒の固化物のみを磁選してメタルの固化物を除去する水砕スラグの分別方法が開示されている。この方法によれば、水砕された固化物を磁性のあるメタルとスラグに分別することはできる。
特許文献4には、廃棄物溶融炉より落下する溶融スラグを水砕するスラグ水砕水のpHを約9〜12に維持するスラグ水砕水中の溶解性重金属の低減方法が記載されている。
特開平9−137923号公報 特許第2846623号明細書 特許第3374709号明細書 特開平11−51575号公報
しかし、特許文献1〜3に開示されたものは、いずれも磁選によりスラグ中の金属を除去する方法であるため、アルミニウムを除去することはできない。そのため、アルミニウムが除去されていないスラグをコンクリート用骨材などに使用すると、上記したように、アルミニウムが反応してH2 が生成し、そのH2 によりコンクリートにひび割れが発生す ることがある。
また、特許文献4に記載された方法は、スラグ水砕水のpHが9〜12に維持されているので、スラグ水砕水中の溶解性重金属は浮遊固形物化し、スラグ水砕水の溶解性重金属のイオン濃度を低下させることにより、スラグからの重金属の溶出を防止することはできるが、この方法では、スラグに含まれる金属(アルミニウム)を無害化することはできない。また、スラグ水砕水をアルカリ性とした場合、各装置へのスケールの付着や水砕水をブローした際の排水処理が問題となる。
本発明は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑みてなされたものであって、その目的は、溶融スラグに含まれているアルミニウムを効果的に除去し、あるいは無害化することにより、スラグの有効利用を図ることができる溶融スラグの処理方法を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明は、被溶融物を溶融する溶融炉から排出されるスラグ分と金属分からなる溶融スラグを水砕固化して固化物を生成し、その固化物を粒径によって粗粒と細粒に篩い分けする溶融スラグの処理方法であって、上記固化物に水を注ぎつつ篩い分けを行うことによって得た篩い下の細粒にアルカリ性の水溶液を注ぐことを特徴としている。また、本発明は、被溶融物を溶融する溶融炉から排出されるスラグ分と金属分からなる溶融スラグを水砕固化して固化物を生成し、その固化物を粒径によって粗粒と細粒に篩い分けする溶融スラグの処理方法であって、上記固化物にアルカリ性の水溶液を注ぎつつ篩い分けを行うことを特徴としている。
スラグに含まれるアルミニウムは比較的粗い粒度に多く含まれる傾向があり、水を注ぎつつスラグ由来の固化物を篩い分けることにより、かなりの量のアルミニウムを篩い上の粗粒とともに除去することができる。
しかし、篩い下の細粒にもアルミニウムが含まれており、アルミニウムが十分に除去されていないスラグをコンクリート用骨材に利用すると、上記したような不都合な点があるので、スラグ中のアルミニウムは極力無害化する必要がある。
そこで、篩い下の細粒にアルカリ性の水溶液を注ぐか、又はアルカリ性の水溶液を注ぎつつ篩い分けを行うことにより、アルミニウムを化学的に処理して水酸化アルミニウム(Al(OH)3)やベーマイト(AlO(OH))あるいは酸化アルミニウム(Al23)とし、アルミニウムを安定化することでアルミニウムの無害化を図ることができる。
また、本発明は、可燃物および不燃物を焼却する焼却炉から排出される焼却灰、焼却飛灰または焼却灰と焼却飛灰の混合物を溶融する溶融炉から排出されるスラグ分と金属分からなる溶融スラグを水砕固化して固化物を生成し、その固化物を粒径によって粗粒と細粒に篩い分けし、篩い分けによって得られた粗粒の比率に応じて溶融炉の運転条件または溶融炉に投入する被溶融物の性状を変更することを特徴している。
粒径の大きい粗粒は、骨材としての利用に適さないので少ない方が好ましい。そこで、篩い分けによって得られた粗粒の比率に応じて溶融炉の運転条件や被溶融物の性状を適宜変更することにより、スラグ中のアルミニウム量を低減し、アルミニウムの含有量が多い粗粒の比率を低下させることができる。
本発明は上記のとおり構成されているので、以下の効果を奏する。
(1)請求項1、2記載の発明によれば、溶融スラグに含まれているアルミニウムを効果的に除去するとともに、細粒に残留したアルミニウムの無害化を図ることができる。
(2)請求項3記載の発明によれば、一層のアルミニウムの無害化を図ることができる。
(3)請求項4記載の発明によれば、磁性のある鉄などの金属を除去することができる。
(4)請求項5記載の発明によれば、破砕処理により金属分と強度的に脆いスラグとを効果的に分離できるので、アルミニウムの篩い分けによる分別が容易になる。
(5)請求項6記載の発明によれば、アルミニウムを化学的に処理するに好適な条件を提供することができる。
6)請求項7、8記載の発明によれば、篩い分けによって得られた粗粒の比率に応じて溶融炉の運転条件または溶融炉に投入する被溶融物の性状を変更することにより、溶融スラグ中のアルミニウムの比率を変更し、工業的に利用価値の高い細粒の比率を高めることができる。
すなわち、本発明の溶融スラグの処理方法は、被溶融物を溶融する溶融炉から排出されるスラグ分と金属分からなる溶融スラグを水砕固化して固化物を生成し、その固化物を粒径によって粗粒と細粒に篩い分けする溶融スラグの処理方法であって、上記固化物に水を注ぎつつ篩い分けを行うことによって得た篩い下の細粒にアルカリ性の水溶液を注ぐことを特徴としている。また、本発明の溶融スラグの処理方法は、被溶融物を溶融する溶融炉から排出されるスラグ分と金属分からなる溶融スラグを水砕固化して固化物を生成し、その固化物を粒径によって粗粒と細粒に篩い分けする溶融スラグの処理方法であって、上記固化物にアルカリ性の水溶液を注ぎつつ篩い分けを行うことを特徴としている。
スラグと金属との濡れ性の違いにより、篩い分け時に水を注ぐことでスラグと金属との分離が良好になるので好ましい。また、微粉スラグが凝集している場合、水を注ぐことで、凝集した微粉スラグが篩い上に滞留することを防止できる。さらに、水を注ぐことで、篩いの目詰まりも防止できるので好ましい。そして、篩い下の細粒にアルカリ性の水溶液を注ぐか、または篩い分け時にアルカリ性の水溶液を注げば、上記効果に加えて、篩い分け後の細粒中に残留するアルミニウムが骨材の品質に悪影響を及ぼさないように、アルミニウムの一層の無害化を図ることができるので好ましい。
篩いの目は、目標とする粒度に合わせて、例えば、1〜10mmのものを選択することができる。一般に、溶融スラグに含まれるアルミニウムの粒度は、溶融時にはスラグとアルミニウムの融液の表面張力などの特性の違いから、冷却時にはスラグとアルミニウムの熱伝導、熱容量および熱膨張率などの特性の相違から粗くなる傾向にあるので、2.5mm程度の目開きを有する振動篩いで篩い分ければ、スラグ中の相当量のアルミニウムを篩い上に分別できることが多い。また、アルミニウムは展性があり、破砕が困難なため、スラグを破砕処理しても、スラグ中のアルミニウムは粒度が細かくなりにくいので、破砕処理後にも粗粒アルミニウムを篩い分けすることが可能である。
注入するアルカリ性水溶液の量は、スラグ中のアルミニウム含有量やスラグ組成などにより異なるが、溶融スラグの全量に対して5重量%より少ないと十分な効果が得られず、300重量%より多いと、アルカリ性水溶液の注入設備を含む処理装置の全体が大きくなりすぎる。そこで、溶融スラグの全量に対するアルカリ性水溶液の注入量は5〜300重量%とするのが好ましく、スラグと金属との濡れ性の違いが顕著に発現する10〜150重量%とするのがより好ましい。
磁選処理後に篩い分けを行うことは、磁性のある鉄などの金属を確実に除去できるので好ましい。
磁選処理の前または後であって篩い分け前に破砕処理を行うことは、破砕処理により金属分と強度的に脆いスラグとを効果的に分離できるので好ましい。
アルミニウムを酸化させて無害化を図るためには、アルカリ性の水溶液のpHは10以上であることが好ましく、10.5以上であることがより好ましい。しかし、pHが高すぎると、排水処理が難しくなるのでアルカリ性水溶液のpHは13以下であるのが好ましく、12以下であるのがより好ましい。
アルカリ性の水溶液としては、水酸化カルシウム、酸化カルシウムおよび炭酸カルシウムを含むカルシウム化合物または水酸化ナトリウムを用いることができるが、カルシウム化合物がより好ましい。アルミニウムを酸化するとともに、スラグ表面に安定なケイ酸カルシウム水和物が形成されやすくなり、ケイ酸カルシウム水和物に重金属が捕捉されて重金属の溶出を防止することができる。さらに、ケイ酸カルシウム水和物がバインダとの付着力を向上し、骨材としての品質を向上させることができる。
スラグにアルミニウムが多く含まれる場合、篩い上の粗粒の回収量が多くなる。この粗粒は骨材としての利用が困難であるから、篩い上の粗粒の量は少ない方が好ましい。そのためには、篩い分けによって得られた粗粒の比率に応じて溶融炉の運転条件または溶融炉に投入する被溶融物の性状を変更することが好ましい。
溶融炉の運転条件を変更する場合、溶融炉の溶融温度を高くするか、被溶融物の炉内滞留時間を長くすることが好ましい。溶融スラグ中のアルミニウムを減少することができるからである。
また、被溶融物の性状を変更する場合、焼却炉に投入する不燃物の投入量を減少し、可燃物の投入量を増加することが好ましい。不燃物とは、例えばアルミニウム缶、ビール瓶の王冠、IC基板、アルミニウム箔などであり、比較的多くのアルミニウムを含み、燃えにくいものをいう。可燃物とは、生ゴミ、紙類、布など、燃えやすいものをいう。従って、焼却炉に対する不燃物の投入量を減少し、可燃物の投入量を増加すれば、焼却の結果得られる焼却灰と焼却飛灰の混合物中のアルミニウムの比率を低下することができるので、この混合物を溶融した結果得られる溶融スラグ中のアルミニウムを減少させることができる。
また、溶融炉に投入する焼却灰の比率を低下し、焼却飛灰の比率を高めることが好ましい。ストーカ式焼却炉における焼却灰と焼却飛灰の組成(重量%)の一例は表1に示すとおりである。焼却灰とは焼却炉底部から排出される粉状、粒状あるいは瀝状の燃焼生成物をいい、焼却飛灰とは焼却炉内上部から排ガスとともに煙道から排出され、集塵装置により捕集される粉状の燃焼生成物をいう。
Figure 0004515214
表1に示すように、焼却灰中のアルミニウム量に比して焼却飛灰中のアルミニウム量は極めて少ない。そこで、溶融炉に投入する焼却灰の比率を低下し、焼却飛灰の比率を高めれば、焼却灰と焼却飛灰の混合物を溶融した結果得られる溶融スラグ中のアルミニウムを減少することができる。
以下に本発明の実施例を説明するが、本発明は下記実施例に限定されるものでなく、本発明の技術的範囲を逸脱しない範囲において適宜変更と修正が可能である。
ストーカ式焼却炉に通常の可燃ごみと共に不燃物を破砕して投入し、焼却後に排出された焼却灰を電気式溶融炉で1350℃で溶融し、排出された溶融スラグに対して水を噴霧することにより水砕後、磁選処理および破砕処理を施して磁性金属を除去したスラグ由来の固化物を得た。そのスラグ由来の固化物の粒度別のアルミニウム含有量は表2のとおりである。
Figure 0004515214
表2に示すように、2.5mm以上の比較的粗い粒度にほとんどのアルミニウムが含まれていることが分かる。
表2に示す粒度分布を有するスラグ由来の固化物に対して目開きが2.5mmの振動篩いを用い、その固化物に対してpH11の水酸化ナトリウム水溶液を重量比で1の割合で注ぎつつ篩い分けを行った場合のスラグ由来の固化物の粒度別のアルミニウム含有量は表3のとおりである。
Figure 0004515214
表3に示す粒度分布を有するスラグ由来の固化物と砕砂について、JIS TR A 0016 (コンクリート用溶融スラグ細骨材)で定義される膨張率の試験結果と、骨材の全量を表3に示す粒度分布を有するスラグ由来の固化物または砕砂に置換したモルタルの圧縮強度試験結果を、それぞれ表4と表5に示す。
Figure 0004515214
Figure 0004515214
表4に示すように、pH11の水酸化ナトリウム水溶液を注ぐことでスラグ由来の固化物の膨張率は低下し、コンクリート用溶融スラグ細骨材の基準値である2%を大幅に下回った。
表5に示すように、スラグ由来の固化物を用いたモルタルの圧縮強度は砕砂を用いたものと同程度である。
さらに、環境省告示46号に準拠した溶出試験の結果、スラグ由来の固化物のPbの溶出量は0.002mg/Lであり、基準値である0.01mg/Lを十分に下回っていることが確認できた。
実施例1において、pH11の水酸化ナトリウム水溶液の代わりにpH11.5の水酸化カルシウム水溶液を注ぎつつ篩い分けを行った場合のスラグ由来の固化物の粒度別のアルミニウム含有量は表6のとおりである。
Figure 0004515214
表6に示す粒度分布を有するスラグ由来の固化物と砕砂について、JIS TR A 0016 (コンクリート用溶融スラグ細骨材)で定義される膨張率の試験結果と、骨材の全量を表6に示す粒度分布を有するスラグ由来の固化物または砕砂に置換したモルタルの圧縮強度試験結果を、それぞれ表7と表8 に示す。
Figure 0004515214
Figure 0004515214
表7に示すように、スラグ由来の固化物の膨張率は実施例1と同程度であるが、表8に示すように、スラグ由来の固化物を用いたモルタルの圧縮強度は砕砂を用いたものより大幅に向上しており、pH11.5の水酸化カルシウム水溶液を注ぐことで、セメントペーストとの付着力が顕著に向上したことが確認できた。
さらに、環境省告示46号に準拠した溶出試験の結果、スラグ由来の固化物のPbの溶出量は検出限界(0.001mg/L)以下となり、安全性が格段に改善されたことが分かった。
表2に示す粒度分布を有するスラグ由来の固化物に対して目開きが2.5mmの振動篩いを用い、その固化物に対して水を重量比で1の割合で注ぎつつ篩い分けを行うことによって得た篩い下の細粒に対してpH12の水酸化カルシウム水溶液を重量比で1.1の割合となるような比率に調製したアルカリ水を貯留する水槽にその篩い下の細粒を浸漬し、混合した後の粒度別のアルミニウム含有量を表9に示す。
Figure 0004515214
表9に示す粒度分布を有するスラグ由来の固化物と砕砂について、JIS TR A 0016 (コンクリート用溶融スラグ細骨材)で定義される膨張率の試験結果と、骨材の全量を表9に示す粒度分布を有するスラグ由来の固化物または砕砂に置換したモルタルの圧縮強度試験結果を、それぞれ表10と表11に示す。
Figure 0004515214
Figure 0004515214
表10に示すように、スラグ由来の固化物の膨張率は実施例1、2と同程度であるが、表11に示すように、スラグ由来の固化物を用いたモルタルの圧縮強度は砕砂を用いたものより大幅に向上しており、pH12の水酸化カルシウム水溶液中にスラグ由来の固化物を浸漬することで、セメントペーストとの付着力が顕著に改善されたことが確認できた。
さらに、環境省告示46号に準拠した溶出試験の結果、スラグ由来の固化物のPbの溶出量は0.002mg/Lであり、基準値である0.01mg/Lを十分に下回っていることが確認できた。
次に、本発明の溶融スラグの処理方法を実施するに好適な装置の概略構成を図1に示す。
図1において、1はストーカ式焼却炉、2は不燃物投入ホッパー、3は可燃物投入ホッパーで、4は焼却炉1で焼却の結果得られた焼却灰を貯留するホッパー、5は焼却炉1の頂部からガスとともに排出される焼却飛灰を貯留するホッパーである。ホッパー2および3から焼却炉1へ投入される被焼却物の比率はコントローラー6により制御される。
7と8はスクリューコンベヤで、スクリューコンベヤ7で切り出される焼却灰の量はコントローラー9により制御され、スクリューコンベヤ8で切り出される焼却飛灰の量はコントローラー10により制御される。
コントローラー9と10により切り出し量が制御された結果、所定の比率となった焼却灰と焼却飛灰の混合物はコンベヤ11により搬送されてホッパー12に投入される。スクリューコンベヤ13で切り出された、ホッパー12内の焼却灰と焼却飛灰の混合物からなる所定量の被溶融物が溶融炉15に投入される。14はスクリューコンベヤ13による被溶融物の切り出し量と被溶融物の炉内滞留時間を制御するコントローラーである。
16は溶融炉15の溶融温度を制御するコントローラーで、溶融炉15から連続的に排出されるスラグ分と金属分からなる溶融スラグは水砕水槽17の水18中に落下する。溶融スラグは水中で急冷されて、粒化した固化物19となる。固化物19は沈降し、固化物を連続的に搬出するコンベヤ20により水18から掻き出される。
コンベヤ20で搬送された固化物は、磁選機21に供給される。磁選機21は、固定磁石22を備えた磁選機ドラム23および磁選機ドラム23の下部に設けられたスクレーパ24を有している。25、26はガイド板である。鉄等の磁化物はガイド板25でガイドされて排出口27から排出され、容器28に受け入れられる。鉄等の磁化物が分離された非磁化物を含有するスラグはガイド板26でガイドされて排出口29から排出され、衝撃式破砕機30に投入される。衝撃式破砕機30で破砕されることにより非磁化物を含むスラグは細粒化され、目開きが2.5mmの振動篩31に供給される。
振動篩31において、散水装置32から必要に応じてアルカリ性の水溶液を注ぎつつ篩い分けを行うことによって、比較的粒径の大きい篩い上の粗粒は計量器33aに供給される。計量器33aに供給された粗粒はアルミニウム分を多く含み、骨材として利用することが困難な材料である。振動篩31による篩い分けの結果、比較的粒径の小さい篩い下の細粒は骨材等として利用することができる。
図2は、本発明の溶融スラグの処理方法を実施するに好適な別の装置の概略構成を示す図である。図1の装置との相違は、散水装置32の他に水槽34を有し、計量器33aの他に計量器33bを有する点であり、図1と共通する構成には同一参照番号を付して説明を省略する。図2の装置においては、振動篩31において、散水装置32から必要に応じて水またはアルカリ性の水溶液を注ぎつつ篩い分けを行い、比較的粒径の小さい篩い下の細粒は計量器33bに供給された後、アルカリ性の水溶液を貯留する水槽34に浸漬される。
以上のように構成される装置を用いて溶融スラグを処理する方法について、以下に説明する。
不燃物投入ホッパー2および可燃物投入ホッパー3から、所定比率の被焼却物をストーカ式焼却炉1に投入して焼却する。焼却の結果得られた焼却灰を貯留するホッパー4および焼却飛灰を貯留するホッパー5から、それぞれスクリューコンベヤ7と8で所定量の焼却灰と焼却飛灰を切り出してコンベヤ11に供給する。
所定の比率の焼却灰と焼却飛灰の混合物はコンベヤ11により搬送されてホッパー12を経て溶融炉15に投入される。溶融炉15で所定温度(例えば、1300℃)で溶融された結果得られたスラグと金属からなる溶融スラグは水砕水槽17の水18中に落下し、水中で急冷されて、粒化した固化物19となる。その固化物19はコンベヤ20により水18から掻き出される。
コンベヤ20で搬送された固化物は、磁選機21において、鉄を主とする磁化物と、非磁化物を含むスラグに分離され、鉄等の磁化物はガイド板25でガイドされて排出口27から排出され、容器28に受け入れられる。一方、非磁化物を含むスラグは排出口29から排出され、衝撃式破砕機30で破砕されることにより非磁化物を含むスラグは細粒化され、目開きが2.5mmの振動篩31に供給される。
振動篩31において、散水装置32から必要に応じて水またはアルカリ性の水溶液を注ぎつつ篩い分けを行うことによって、比較的粒径の大きい篩い上の粗粒は計量器33aに供給される。計量器33aに供給された粗粒はアルミニウム分を多く含み、骨材として利用することが困難な材料である。例えば、振動篩31に供給される非磁化物を含むスラグの粒度分布が表12のようなものである場合、篩い上のものは14.8%もあり、骨材として利用できない比率が多いので、篩い上の粗粒の比率を下げることが好ましい。すなわち、被溶融物の性状が以下のようなものである場合、篩い上の粗粒の比率を下げるために後記するような各操作を行うことができる。
(1)被溶融物の性状
ストーカ式焼却炉1に通常の可燃ごみを投入し、焼却後に排出された焼却灰を電気式溶融炉15で1300℃で溶融し、排出された溶融スラグに対して水を噴霧することにより水砕後、磁選処理および破砕処理を施して磁性金属を除去したスラグ由来の固化物を得た。そのスラグ由来の固化物の粒度別のアルミニウム含有量は表12のとおりである。
Figure 0004515214
表12に示すように、2.5mm以上の比較的粗い粒度にほとんどのアルミニウムが含まれていることが分かる。
表12に示す粒度分布を有するスラグ由来の固化物について目開きが2.5mmの振動篩31を用い、その固化物に対して水を重量比で0.8の割合で注ぎつつ篩い分けを行うと、14.8%が篩い上に回収された。
このままでは、溶融炉15から排出されたスラグの14.8%を骨材として利用することができないため、篩い上の粗粒の比率を下げるために後記するような各操作を行うことができる。
(2)篩い上の粗粒の比率を下げるための操作
a.溶融温度の上昇による篩い上の粗粒の比率の低下
溶融炉15の溶融温度を1350℃として運転し、排出された溶融スラグに対して水を噴霧することにより水砕後、磁選処理および破砕処理を施して磁性金属を除去したスラグ由来の固化物を得ると、そのスラグ由来の固化物の粒度別のアルミニウム含有量は表13のようになった。
Figure 0004515214
表13に示すように、溶融温度を高くすることで2.5mm以上の粒径の粗粒の比率は激減し(4.6%)、骨材として利用できないスラグの比率は大幅に減少した。また、溶融スラグに含まれるアルミニウム量も減少した。溶融温度を高くすることによって溶融スラグ中のアルミニウム量が減少するので、コントローラー40からライン46を経てコントローラー16に対して、溶融炉15の溶融温度を上昇するように指示する電気信号を送信することによって、篩い上の粗粒の回収量を低減することが期待できる。
また、溶融炉15に対する被溶融物の投入量を減少することは、結果として、溶融温度を上昇させることにつながるので、コントローラー14により、スクリューコンベヤ13によって切り出される溶融炉15に対する被溶融物の投入量を減少しても、溶融スラグ中のアルミニウム量を減少させ、篩い上の粗粒の回収量を低減することが期待できる。
b.被溶融物の炉内滞留時間の延長による篩い上の粗粒の比率の低下
また、被溶融物の溶融炉15内の滞留時間を長くすることによっても、溶融スラグ中のアルミニウム量を減少させることが可能である。すなわち、炉内滞留時間を長くすることにより、溶融スラグ中のアルミニウムは酸素、窒素、炭素等と反応して酸化物、窒化物、炭化物となり、無害化されるため、溶融スラグ中のアルミニウム量を減少させることができる。そのためには、コントローラー40からライン41と47を経てコントローラー14に対して、被溶融物の溶融炉15内の滞留時間を長くするように指示する電気信号を送信することによって、篩い上の粗粒の回収量を低減することが期待できる。例えば、溶融炉15に対して一定量の被溶融物が投入されている場合、溶融炉15から排出される溶融スラグの量を減少するように制御すれば、被溶融物の溶融炉15内の滞留時間を長くすることができる。
c.焼却炉に投入する不燃物投入量の減少による篩い上の粗粒の比率の低下
振動篩31の篩い下(非磁化物を含む細粒スラグ)の重量を計量器33b(図2)により連続的に計量し、この篩い下の細粒の重量と計量器33aで計量される篩い上の粗粒の重量とをコントローラー40で比較し、篩い上の粗粒の重量が規定値を超えた場合、コントローラー40からライン41を経てコントローラー6に対して、ストーカ式焼却炉1に対する不燃物の投入量を減少し、可燃物の投入量を増加するように指示する電気信号が送信される。その信号はライン42を経て不燃物投入ホッパー2に不燃物の投入量を減少するように指令を出すとともに、ライン43を経て可燃物投入ホッパー3に可燃物の投入量を増加するように指令を出す。不燃物は上記したように、アルミニウムを比較的多く含む材料からなるので、不燃物の投入量を減少することで、溶融スラグ中のアルミニウム量が減少し、篩い上の粗粒の回収量を低減することが期待できる。
d.溶融炉に投入する焼却灰に対する焼却飛灰の比率を高めることによる篩い上の粗粒の比率の低下
上記したように、焼却飛灰中のアルミニウムの含有量は焼却灰中のアルミニウムの含有量に比べて極めて少ないので、溶融炉1に投入される焼却灰の比率を低下し、焼却飛灰の比率を高めるために、コントローラー10によりホッパー5からの焼却飛灰の切り出し量を増加し、コントローラー9によりホッパー4からの焼却灰の切り出し量を減少するように制御することで、溶融スラグ中のアルミニウム量が減少し、篩い上の粗粒の回収量を低減することが期待できる。
[比較例1]
表2に示す粒度分布を有するスラグ由来の固化物と砕砂について、JIS TR A 0016 (コンクリート用溶融スラグ細骨材)で定義される膨張率の試験結果と、骨材の全量を表2に示す粒度分布を有するスラグ由来の固化物または砕砂に置換したモルタルの圧縮強度試験結果を、それぞれ表14と表15に示す。
Figure 0004515214
Figure 0004515214
表14に示すように、2.5mm以上の粗粒を含むスラグ由来の固化物の膨張率はコンクリート用溶融スラグ細骨材の基準値である2%を超えている。また、圧縮強度についても、表15に示すように、2.5mm以上の粗粒を含むスラグ由来の固化物を骨材とするモルタルの圧縮強度は砕砂を骨材とするものと比較してかなり小さいことが分かる。
また、環境省告示46号に準拠した溶出試験の結果、2.5mm以上の粗粒を含むスラグ由来の固化物のPbの溶出量は0.008mg/Lであり、本発明の実施例より多かった。
本発明の溶融スラグの処理方法を実施するに好適な装置の概略構成図である。 本発明の溶融スラグの処理方法を実施するに好適な別の装置の概略構成図である。
符号の説明
1 ストーカ式焼却炉
2 不燃物投入ホッパー
3 可燃物投入ホッパー
4 焼却灰貯留ホッパー
5 焼却飛灰貯留ホッパー
6 コントローラー
7 スクリューコンベヤ
8 スクリューコンベヤ
9 コントローラー
10 コントローラー
11 コンベヤ
12 ホッパー
13 スクリューコンベヤ
14 コントローラー
15 溶融炉
16 コントローラー
17 水砕水槽
18 水
19 固化物
20 コンベヤ
21 磁選機
22 固定磁石
22 磁選機ドラム
24 スクレーパ
25 ガイド板
26 ガイド板
27 排出口
28 容器
29 排出口
30 衝撃式破砕機
31 振動篩
32 散水装置
33a 計量器
33b 計量器
34 水槽
40 コントローラー
41 電気信号ライン
42 電気信号ライン
43 電気信号ライン
44 電気信号ライン
45 電気信号ライン
46 電気信号ライン
47 電気信号ライン

Claims (8)

  1. 可燃物および不燃物を焼却する焼却炉から排出される焼却灰及び/又は焼却飛灰を溶融する溶融炉から排出されるスラグ分とアルミニウムを含む金属分からなる溶融スラグを水砕固化して固化物を生成し、その固化物を粒径によって粗粒と細粒に篩い分けする溶融スラグの処理方法であって、上記固化物に水を注ぎつつ篩い分けを行うことによって得た篩い下の細粒にpHが10〜13の水酸化カルシウム、酸化カルシウムまたは水酸化ナトリウム水溶液を注ぐことを特徴とする溶融スラグの処理方法。
  2. 可燃物および不燃物を焼却する焼却炉から排出される焼却灰及び/又は焼却飛灰を溶融する溶融炉から排出されるスラグ分とアルミニウムを含む金属分からなる溶融スラグを水砕固化して固化物を生成し、その固化物を粒径によって粗粒と細粒に篩い分けする溶融スラグの処理方法であって、上記固化物にpHが10〜13の水酸化カルシウム、酸化カルシウムまたは水酸化ナトリウム水溶液を注ぎつつ篩い分けを行うことを特徴とする溶融スラグの処理方法。
  3. 篩い分けによって得た細粒にpHが10〜13の水酸化カルシウム、酸化カルシウムまたは水酸化ナトリウム水溶液を注ぐことを特徴とする請求項2記載の溶融スラグの処理方法。
  4. 磁選処理後に篩い分けを行うことを特徴とする請求項1、2または3記載の溶融スラグの処理方法。
  5. 磁選処理の前または後であって篩い分け前に破砕処理を行うことを特徴とする請求項4記載の溶融スラグの処理方法。
  6. pHが10〜13の水酸化カルシウム、酸化カルシウムまたは水酸化ナトリウム水溶液を溶融スラグの全量に対して5〜300重量%注ぐことを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の溶融スラグの処理方法。
  7. 可燃物および不燃物を焼却する焼却炉から排出される焼却灰、焼却飛灰または焼却灰と焼却飛灰の混合物を溶融する溶融炉から排出されるスラグ分とアルミニウムを含む金属分からなる溶融スラグを水砕固化して固化物を生成し、その固化物に水を注ぎつつ粒径によって粗粒と細粒に篩い分けし、篩い下の細粒にpHが10〜13の水酸化カルシウム、酸化カルシウムまたは水酸化ナトリウム水溶液を注ぐ溶融スラグの処理方法であって、篩い分けによって得られた粗粒の比率に応じて、溶融炉の溶融温度を上昇させること、被溶融物の溶融炉内の滞留時間を長くすること、焼却炉に投入する不燃物の投入量を減少させること、溶融炉に投入する焼却灰の比率を下げ、焼却飛灰の比率を高めることの中のすくなくとも1つの操作を実行することを特徴とする溶融スラグの処理方法。
  8. 可燃物および不燃物を焼却する焼却炉から排出される焼却灰、焼却飛灰または焼却灰と焼却飛灰の混合物を溶融する溶融炉から排出されるスラグ分とアルミニウムを含む金属分からなる溶融スラグを水砕固化して固化物を生成し、その固化物にpHが10〜13の水酸化カルシウム、酸化カルシウムまたは水酸化ナトリウム水溶液を注ぎつつ粒径によって粗粒と細粒に篩い分けし、篩い分けによって得られた粗粒の比率に応じて、溶融炉の溶融温度を上昇させること、被溶融物の溶融炉内の滞留時間を長くすること、焼却炉に投入する不燃物の投入量を減少させること、溶融炉に投入する焼却灰の比率を下げ、焼却飛灰の比率を高めることの中のすくなくとも1つの操作を実行することを特徴とする溶融スラグの処理方法
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