JP4515207B2 - 型の製造方法とその型を用いて製造された部品 - Google Patents

型の製造方法とその型を用いて製造された部品 Download PDF

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Description

本発明は、電鋳法、ホットエンボス法、射出成形法などの成形加工で使用される型の製造方法に関するものであり、特に、高アスペクト比で微細な部品の製造に用いる型の製造方法に関する。
電鋳法やホットエンボス法などの成形加工は、大量生産に適しており、様々な部品製造に用いられている。近年、成形加工において、微細な形状を有する部品や金型を製造するための型としてシリコンプロセスを用いた型が利用されている。
図10に、従来のシリコンプロセスを用いた型の作製方法を示す。まず、図10(a)に示すように、シリコン基材201の上にレジスト202を形成する。図10(b)に示すように、レジスト202をマスクパターン(図示しない)を用いて露光、現像し、レジストパターン205を形成する。次に、図10(c)に示すように、レジストパターン205をマスクとしたリアクティブイオンエッチング(RIE)を用いたドライエッチングを行い、凸形状203をシリコン基材201に形成する。次に、図10(d)に示すように、レジストパターン205を除去する。次に、図10(e)に示すように、シリコン基材201および凸形状203上にNi電鋳を用いてNi電鋳型204を形成し、シリコン基材201および凸形状203をエッチングによって除去し、Ni電鋳型204を分離している。Ni電鋳型204を用いて樹脂の成形を行っている(たとえば、特許文献1参照。)。
また、特許文献1ではRIEを用いて凸形状203を形成しているが、通常のRIEでは不可能な深さのエッチングを行ってアスペクト比の高い構造体を作製するために、ディープRIE(DRIE)を用いてシリコン基板を加工している。DRIEは、エッチングステップと保護膜形成ステップを交互に繰り返すことによって、シリコン基板を高アスペクト比で加工することができる。
特開2003−245925号公報
しかしながら、特許文献1では、凸形状203を形成するにあたり、RIEを用いたドライエッチングを利用しており、イオンの斜入射のため、たとえば、図11に示すような凸形状203の幅が深さ方向に対して狭くなる逆テーパー形状となってしまう可能性がある。凸形状203が逆テーパー形状となると、Ni電鋳型204の凸部も逆テーパーとなり、成形後の成型物を分離しにくい、成型物が破損する、型が破損するなどの問題があった。また、凸形状203が逆テーパー形状になっていると、Ni電鋳型204のシリコン基材201および凸形状203からの分離の際に、シリコン基材201および凸形状203を破壊する必要があり、型の再利用が出来ない問題があった。
また、DRIEを用いた通常条件のシリコンの加工では、図11に示すような逆テーパー形状の凸形状203となる傾向がRIEよりも強い。ただし、DRIEを用いた加工では、凸形状203の幅が深さ方向に対して広くなる順テーパ形状とすることも可能であるが、順テーパー形状とするためには、エッチングステップよりも保護膜形成ステップを積極的に利用する。すなわち、加工形状の側面にエッチング保護膜を厚く堆積するようなエッチング条件を用いて加工側壁方向へのエッチングを抑えながら深さ方向への加工を行う。この場合、加工底面においてもエッチング保護膜が厚く堆積されるため、エッチングステップでのイオン衝撃による保護膜除去が不十分になりやすく、加工底面に残渣が形成されやすい。残渣が形成されることによって、深さ方向への加工速度が低下する、あるいは、望みの加工深さを得ることが困難である。したがって、DRIE加工では、順テーパー加工を行うよりも逆テーパー形状となる条件で加工を行うのが一般的である。
本発明は、上記の問題点を鑑みてなされたものであり、成型物を分離しやすい型を簡便な方法で作製できる型の製造方法を提供することを目的とする。
そこで、本発明では、第一の型の形状を転写して部品や第二の型を得る成形加工に用いる型の製造方法において、シリコンからなる基板の表面にマスクを形成する工程と、マスクを加工用マスク材として用い、基板に少なくとも一つ以上の凸部を形成する凸部形成工程と、凸部の表面側と、基板とは別体の基体とを接着あるいは接合する一体化工程と、基板の凸部だけが基体に残留するよう基板を除去する除去工程を含み、凸部形成工程において、イオン衝撃を利用したドライエッチング法を用い、凸部の断面形状の幅が、基板のマスクが形成された面から深さ方向に対して狭くなることを特徴とする型の製造方法とした。また、凸部形成工程と一体化工程との間に、マスクを除去するマスク除去工程を含むことを特徴とする型の製造方法とした。また、一体化工程において、基体の凸部と接着あるいは接合する面の少なくとも一部に金属を形成したことを特徴とする型の製造方法とした。また、一体化工程において、基体のマスクと接着あるいは接合する面の少なくとも一部に金属を形成したことを特徴とする製造方法とした。一体化工程において、基体の少なくとも一部に金属が形成されており、凸部が基体の表面が露出されている部分と接着あるいは接合されることを特徴とする型の製造方法とした。したがって、イオン衝撃を利用したドライエッチング法によって、加工深さに対して断面形状の幅が狭くなる逆テーパー形状を有する凸部を形成し、その後、凸部の上下を反転させて基体に転写することで、順テーパー形状の凸部を有する型を提供することが出来る。また、基体に金属を形成することによって、作製した型を用いた電鋳工程を容易に行うことができるようになるとともに、底面からのみの電鋳物の析出が可能になる。
基板が単結晶シリコン基板であり、除去工程において、基体と一体化された凸部の高さを基板の加工深さよりも小さくし、かつ、凸部の高さを揃えることを特徴とする型の製造方法とした。また、基板が、シリコンからなる支持層、二酸化珪素からなる埋め込み酸化膜層、シリコンからなる活性層で構成されるSOI基板であることを特徴とする型の製造方法とした。したがって、凸部の高さが均一となる。
また、基体が金属からなることを特徴とする型の製造方法とした。また、基体が樹脂からなることを特徴とする型の製造方法とした。したがって、基体が金属の場合、電鋳工程において電極を形成しなくても電鋳を行うことができる。また、基体が樹脂の場合、成形加工後に加熱され軟化した基体にモーメントを与えて曲げることで容易に成形部品を取り出すことができる。
また、上記の方法で作製された型を第一の型として用いて作製されることを特徴とする型とした。また、上記の方法で作製された型を用いて作製されることを特徴とする部品とした。したがって、型から引き離す力が弱くても成形された型や部品を分離できる。また、成形された型や部品に加わる応力が小さく、傷が付きにくい。
したがって、本発明では、順テーパー形状の凸部を有する型をイオン衝撃を利用したドライエッチングという簡便な方法を用いて作製することができる。
以下、本発明の実施の形態を図に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施の形態1に係る型101の製造方法を説明する図である。まず、図1(a)に示すように、シリコンからなる活性層1、二酸化珪素からなる埋め込み酸化膜(BOX層)2、および、シリコンからなる支持層3からなるSOI(Silicon on Insulator)基板を用意し、活性層1の上にマスク4を形成する。マスク4の材料は、二酸化珪素や窒化珪素などの誘電体や、アルミニウムやクロムなどの金属、あるいは、フォトレジストなどを用いる。活性層1の厚さは、作製する型の深さと同等であり、数μmから数100μmのものを用いる。また、BOX層2の厚さは、後述するエッチング工程における活性層1をエッチングする場合のBOX層2との選択比から算出される必要厚さ以上であればよく、数100nmから数μmの厚さを用いる。また、支持層3の厚さは、型作製工程中に割れないような十分な強度を持っていれば良く、数100μm程度であり、たとえば、径100mmのウエハでは、支持層3の厚さは、525μmが一般的である。
次に、図1(b)に示すように、マスク4を用いてDRIEによる活性層1のエッチングを行う。DRIE加工では、一般的な加工条件、すなわち、垂直あるいは深さ方向にエッチングするにしたがってエッチングされる部分の幅が広がるような逆テーパー形状となる条件で加工を行う。このとき、BOX層2がエッチングストップ層として機能し、活性層1の厚さと同等の高さの凸形状100を形成できる。凸形状100は、深さ方向に幅が狭くなる逆テーパー形状となる。テーパー角度θは、0〜4度となる。さらに、成型物を分離しやすく、かつ、成型物の形状精度を向上させるためには、テーパー角度θは、0〜2度にすることが望ましい。また、テーパー角度θのSOI基板内のばらつきは、±1度以下である。また、活性層1の加工方法は、DRIEの他に、RIEやイオンスパッタリングなどイオン衝撃を利用したドライエッチング法を用いてもよい。
次に、図1(c)に示すように、マスク4を除去して元型5を形成する。なお、マスク4を除去せずに次の工程に進んでも良い。
次に、図1(d)に示すように、元型5の凸形状100と基板6とを対向させ、接着あるいは接合を行う。基板6の材料は、シリコン、二酸化珪素、ナトリウムイオンやカリウムイオンを含むガラスなどのシリコン系材料、あるいは、ステンレス、ニッケル、アルミニウムなどの金属、塩化ビニルやポリメタクリル酸メチルなどの樹脂を用いる。基板6がシリコンや二酸化珪素の場合、元型5との接合には直接接合を用いる。また、基板6がナトリウムイオンやカリウムイオンなどを含むガラスの場合、陽極接合を用いて、元型5と基板6との接合を行う。また、図1(c)で説明した工程において、マスク4を除去しなかった場合、マスクが二酸化珪素の場合、元型5と基板6との接合には、直接接合を用いる。また、マスク4がレジストの場合、レジストのガラス転位点以上に加熱を行い、元型5と基板6とを圧着することで、レジストが接着剤となって元型5と基板6とを一体化することができる。また、接着剤を用いて元型5と基板6とを接着し、一体化しても良い。この場合、凸形状100と基板6の間には、接着層(図示しない)が形成される。
次に、図1(e)に示すように、支持層3およびBOX層2を研磨やエッチングなどの方法によって除去し、凸形状100aを有する型101を得ることができる。たとえば、支持層3は、研磨によって除去し、BOX層2は、フッ酸で除去する。凸形状100aは、凸形状100の反転形状となるため、順テーパー形状となる。
次に、図4および図5を用いて型101を用いて電鋳型8を得るための方法について説明する。図4は、電鋳型8aの製造方法を説明する図である。まず、図4(a)に示すように、型101の凸形状100aが形成された面に電極7を形成する。電極7は、金、白金、ニッケル、銀、銅などの金属、または、下地としてクロム、チタンなどの金属を堆積した後に、金、白金、ニッケル、銀、銅などの金属を堆積した2層構造のものを用いる。電極7の形成方法は、真空蒸着、スパッタなどの物理的気相堆積法や、無電解メッキなどの方法を用いる。電極7の厚さは、数nm〜数μmであり、後述する電鋳工程において電鋳物を析出するための電流が十分に流れる厚さであればよい。後述する電鋳型8aの分離工程において、電極7を除去して電鋳型8aを型101から分離する場合、電極7の除去を容易に行うために、電極7の厚さは、厚いほどよく、2〜9μmの厚さとすることが望ましい。
次に、図4(b)に示すように電極7の上に電鋳物8を析出する。図5は、型101を用いた電鋳工程を説明する図である。電鋳漕21に電鋳液22が満たされており、電鋳液22に、型101と電極23が浸されている。電鋳液22は、析出させる金属によって異なるが、たとえば、ニッケルを析出させる場合、スルファミン酸ニッケル水和塩を含む水溶液を使用する。また、電極23の材料は、析出させたい金属とほぼ同一の材料であり、ニッケルを析出させる場合は、ニッケルとし、ニッケル板や、チタンバスケットにニッケルボールを入れたものを電極23として用いる。なお、本発明の製造方法で析出する材料はニッケルに限定されるわけではない。銅(Cu)、コバルト(Co)、スズ(Sn)等、電鋳可能な材料すべてに適用可能である。型101上の電極7、電極23は、電源Vに接続されている。電源Vの電圧によって、電極7から電子が供給されることによって、電極7から徐々に金属が析出する。析出した金属は、基板6の厚さ方向に成長するとともに、基板6の厚さ方向と直交する方向にも成長する。
次に、図4(c)に示すように、型101から電鋳物をとりはずして電鋳型8aを得ることができる。凸形状100aが順テーパー形状となっているため、電鋳型8aと型101を引き離すように力を加えることで、型101から電鋳型8aを容易に取り外すことができる。また、型101をエッチングや研磨などの方法で除去しても良い。また、電極7を選択的に除去して電鋳型8aを型101から分離しても良い。たとえば、電鋳型8aの材質がニッケルで、電極7の材質が銅の場合、発煙硝酸を用いることで、電鋳型8aを溶かすことなく電極7を除去することができる。
電鋳型8aを取り外した後、電鋳型8aを用いた成形加工時に電鋳型8aの取り付けを安定して行うため、電鋳型8aの型101と接する面と反対側の面を研磨や研削などの方法によって平滑化する。また、電鋳型8aを成型装置に固定するための貫通穴やねじ穴を電鋳型8aに加工したり、電鋳型8aと他の型との位置あわせ用の穴やピンを機械加工によって電鋳型8aに形成しても良い。
以上説明したように、本発明の実施の形態1に係る型101の製造方法によれば、型101の凸形状100aが順テーパー形状となっているため、電鋳型8aを引き離す際に少ない力で分離することができ、電鋳型8aや型101に加えられる応力が小さいため、電鋳型8aや型101の破損が少ない。
次に、図6を用いて型101を用いた電鋳部品9を得るための方法について説明する。図6は、電鋳部品9の製造方法を説明する図である。まず、図6(a)に示すように、型101の凸形状100aが形成された面に電極7を形成する。電極7は、図示しない位置で互いにつながるような配置とする。また、基板6が金属の場合、電極7は、互いにつながっていなくても基板6を通して導通をとることができる。電極7は、金、白金、ニッケル、銀、銅などの金属、または、下地としてクロム、チタンなどの金属を堆積した後に、金、白金、ニッケル、銀、銅などの金属を堆積した2層構造のものを用いる。電極7の形成方法は、真空蒸着、スパッタなどの物理的気相堆積法や、無電解メッキなどの方法を用いる。
次に、図6(b)に示すように凸形状100aの上面に堆積している電極7をエッチングや研磨などの方法によって除去し、電極7bを形成する。
次に、図6(c)に示すように、電鋳物9を析出する。電鋳工程は、図5で説明した工程と同様である。ただし、図6(c)では、凸形状100の上面に電極が無いため、凸形状100aの上面には電鋳物は析出しにくい。
次に、図6(d)に示すように、電鋳部品9bを型101から引き離すような力を加えて分離する。また、型101をエッチングや研磨などの方法を用いることで、電鋳部品9bを得る。また、電極7bを選択的にエッチングすることでも電鋳部品9bを型101から分離することができる。たとえば、電鋳部品9bがニッケルであり、電極7bに銅を用いた場合、発煙硝酸で電極7bを除去することで、電鋳部品9bを取り出すことができる。また、基板6が樹脂の場合、樹脂を加熱することで基板6が柔らかくなり、基板6にモーメントを加えて曲げることで図12に示すように電鋳部品9bと凸形状100aとの間隔を拡げることができ、容易に電鋳部品9bを取り出すことができる。
なお、電鋳部品9bの厚さを均一にするために、電鋳工程終了後、研磨や研削などの方法によって、電鋳物9の厚さを所望の部品厚さとすることができる。また、電鋳部品9bを型101から分離した後に、所望の部品厚さとするための、研磨や研削を行っても良い。
以上説明したように、本発明の実施の形態1で説明した型101の製造方法によれば、逆テーパー形状となる凸形状100を形成した後に、別の基板6に凸形状100を転写することで、順テーパー形状となる凸形状100aを有する型を得ることができ、型101から電鋳型8、電鋳部品9を容易に分離することができる。
次に、図7および図8を用いて型101から樹脂部品を得る方法について説明する。図7は、ホットエンボス工程を説明する図である。ホットエンボス装置は、樹脂側ヒータ34、型側ヒータ32,可動ステージ33、樹脂側ヒータ温度制御ユニット35、型側ヒータ温度制御ユニット36、可動ステージコントローラー37からなり、型側ヒータ32には型101が固定され、樹脂側ヒータ34には樹脂31が固定される。型101の型側ヒータへの固定方法は、ねじやピンなどを用いて固定するか、接着剤を用いて固定する。樹脂31は、塩化ビニルやポリメタクリル酸メチルなどの樹脂を用いる。型側ヒータ32および樹脂側ヒータ34の温度は、温度制御ユニット35および36によって制御される。可動ステージ33は、可動ステージコントローラー37によって制御され、型101と樹脂31との相対距離を変えることができる。温度制御ユニット35、36によってヒータ32、34を樹脂31のガラス転位点温度以上に加熱し、可動ステージ33を移動させ、型101を樹脂31に押しつける。ガラス転位点以上になった樹脂31は流動性を有しているため、樹脂31は、型101の形状を精密に転写することができる。なお、型101、樹脂31、ヒータ32、ヒータ34およびステージ33を真空チャンバー内(図示しない)に設置し真空排気ユニット(図示しない)によって真空チャンバー内を減圧雰囲気とすることで樹脂31の型101への転写精度を向上させることができる。
次に図8を用いて型101から樹脂31を分離する工程を説明する。図8(a)は、ホットエンボス装置によって樹脂31が型101に押しつけられた状態を示す。ホットエンボス装置によって樹脂31が型101に押しつけられた後、樹脂31および型101を室温程度まで冷却する。このとき、樹脂31が収縮し、型101と樹脂31の間に隙間ができる。
次に、図8(b)に示すように、樹脂31に力Fを加えることによって、型101と樹脂31を分離することができ、樹脂部品31aを得ることができる。なお、樹脂部品31aは、型101の複製型として用いることができ、たとえば、図4や図6で説明した電鋳型および電鋳部品を製造するための型101と同様に樹脂部品31aを用いることができる。なお、上記では、樹脂の成形加工としてホットエンボスを例として説明したが、射出成形や圧縮成型などの成型法においても型101を用いることができる。
以上説明したように、本発明の実施の形態1によれば、一般的なDRIEの加工条件によってシリコン基板を加工することで容易に逆テーパー形状の凸形状100を得ることができ、かつ、凸形状100を基板6に転写することで、順テーパー形状の凸形状100aを有する型を得ることができる。したがって、型を用いて電鋳物や樹脂を成型した際に、型から成型物を分離することが容易となる。また、本発明の実施の形態1に係る型101で作製した電鋳型8、電鋳部品9、および、樹脂部品31は、順テーパー形状を有する型から容易に分離されるため、分離の際に加えられる応力や傷の影響が少ない。したがって、型101の形状を精密に転写することができるとともに、歪みのない信頼性の高い型や部品を得ることができる。
図2は、本発明の実施の形態2に係る型102の製造方法を説明する図である。なお、実施の形態1で説明した型101の製造方法と同じ構成要素については、同一符号を使用し、説明を省略する。型102の製造方法において、基板6の上に電極12が形成されている点が、型101の製造方法と異なる点である。
図2(a)は、元型5と基板6との接合工程を説明する図である。基板6の上には電極12が形成されている。電極12は、金、白金、ニッケル、銀、銅などの金属、または、下地としてクロム、チタンなどの金属を堆積した後に、金、白金、ニッケル、銀、銅などの金属を堆積した2層構造のものを用いる。電極12の厚さは、数nmから数μmである。電極12と元型5の凸形状100とを対向させ、接合あるいは接着を用いて一体化させる。電極12が金の場合、金とシリコンの共晶接合によって元型5と電極12を接合しても良い。
次に、図2(b)に示すように、支持層3とBOX層2をエッチングや研磨などの方法を用いて除去し、順テーパー形状の凸形状100aを有する型102を得ることができる。
型102は、図4から図6で説明した電鋳型8および電鋳部品9の製造方法において、電極7の代わりに電極12に電源Vからの電極を接続することで、実施の形態1で説明した型101と同様に使用することができる。型102を用いて電鋳を行う場合、型102の底面に形成された電極12からのみ電鋳物が析出する。
以上説明したように、本発明の実施の形態2によれば、実施の形態1で説明した効果に加え、型102の底面に形成された電極12からのみ電鋳物が析出し、型側面からの電鋳物の析出がない。アスペクト比の高い電鋳物を成型する際に、型側面および型底面から同時に電鋳が行われると、型側面のうち、型底面と逆側、すなわち型の上面部分に電界が集中しやすく、型側面のうち型上面側の電鋳速度が大きくなる。したがって、型上面部分では型側面から析出した電鋳物がつながってしまい、電鋳物の内部に隙間ができてしまう。一方、型102のように型の底面からのみ電鋳物が析出すると、電鋳物の内部に空泡が無い電鋳物を成型することができ、耐久性の高い電鋳型8や電鋳部品9を作製することができる。なお、本発明の実施の形態1で説明した型101において、基板6が金属であり、かつ、その後の工程において電極7を形成しない場合、金属からなる基板6に電源Vからの電極を接続することで、型102と同様の効果を得ることができる。
図3は、本発明の実施の形態3に係る型103の製造方法を説明する図である。なお、実施の形態1および実施の形態2で説明した型101および型102の製造方法と同じ構成要素については、同一符号を使用し、説明を省略する。型103の製造方法において、基板6上の電極13がパターニングされて形成されている点が、型101および型102の製造方法と異なる点である。
図3(a)は、元型5と基板6との接合工程を説明する図である。基板6の上の電極13を形成するために、金、白金、ニッケル、銀、銅などの金属、または、下地としてクロム、チタンなどの金属を堆積した後に、金、白金、ニッケル、銀、銅などの2層構造の金属を堆積する。その後、フォトリソグラフィ工程を用いてパターニングを行い、電極13を得る。電極13と元型5の凸形状100とを対向させ、接合あるいは接着を用いて凸形状100を電極13が形成されていない部分の基板6と一体化させる。
次に、図3(b)に示すように、支持層3とBOX層2をエッチングや研磨などの方法を用いて除去し、順テーパー形状の凸形状100aを有する型103を得ることができる。
型103は、図4から図6で説明した電鋳型8および電鋳部品9の製造方法において、電極7の代わりに電極13に電源Vからの電極を接続することで、実施の形態1で説明した型101と同様に使用することができる。型103を用いて電鋳を行う場合、型102と同様に電極13からのみ電鋳物が析出する。
以上説明したように、本発明の実施の形態3によれば、実施の形態1および実施の形態2で説明した効果に加え、凸形状100と基板6とを接合あるいは接着することができる。したがって、電極13と基板6との密着力が弱い場合でも、基板6と凸形状100との接合あるいは接着強度を高くすることで、強度の高い型103を得ることができる。
図9は、本発明の実施の形態4に係る型104の製造方法を説明する図である。なお、実施の形態1から実施の形態3で説明した型101、型102、および、型103の製造方法と同じ構成要素については、同一符号を使用し、説明を省略する。
まず、図9(a)に示すように、シリコン基板10を用意し、シリコン基板10の上にマスク4を形成する。シリコン基板の厚さは、後述する凸形状100aの高さよりも厚く、以降の工程中で十分な強度を有していれば良く、数100μmから数mmである。
次に、図9(b)に示すように、マスク4を用いてDRIEによるシリコン基板10のエッチングを行う。DRIE加工では、一般的な加工条件、すなわち、垂直あるいは深さ方向にエッチングするにしたがってエッチングされる部分の幅が広がるような加工を行う。凸形状100は、深さ方向に幅が狭くなる逆テーパー形状となる。テーパー角度θは、0〜4度となる。このとき、ローディング効果によって、マスクパターンの空間L1および空間L2の露出面積によって、シリコン基板10の加工深さD1および加工深さD2が異なる。空間L1が空間L2よりも大きい場合、加工深さD1は、加工深さD2よりも大きくなる。加工深さD2は、後述する凸形状100aの高さよりも深ければ良い。
次に、図9(c)に示すように、マスク4を除去して元型5aを形成する。
次に、図9(d)に示すように、元型5aの凸形状100と基板6とを対向させ、接着あるいは接合を行う。
次に、図9(e)に示すように、元型5aの凸形状100と反対側の面を研磨やエッチングなどの方法によって除去し、加工深さD2よりも小さな高さの凸形状100aを形成し、順テーパー形状の凸形状100aを有する型104を得ることができる。この工程によって、異なる高さを有していた凸形状100は、均一な高さを有する凸形状100aとすることができる。
なお、型104は、実施の形態1で説明した型101と同様に使用することができる。また、基板6に電極12を、基板6に電極13を形成することで、実施の形態2および実施の形態3で説明した型102および型103と同様に作製し、使用することが可能である。
以上説明したように、本発明の実施の形態4に係る型104の製造方法によれば、実施の形態1から実施の形態4で説明した効果に加え、安価なシリコン基板を用いることができるため、より低コストで型104を作製することができる。また、加工深さが異なる凸形状100を形成しても、研磨によって高さを揃えることが可能であるため、高さの均一な凸形状100aを有する型104を得ることができる。
本発明の実施の形態1に係る型101の製造方法を説明する図である。 本発明の実施の形態2に係る型102の製造方法を説明する図である。 本発明の実施の形態3に係る型103の製造方法を説明する図である。 本発明の実施の形態1に係る型101を用いた電鋳型8の製造方法を説明する図である。 本発明の実施の形態1に係る型101への電鋳工程を説明する図である。 本発明の実施の形態1に係る型101を用いた電鋳部品9の製造方法を説明する図である。 本発明の実施の形態1に係る型101を用いたホットエンボス工程の説明図である。 本発明の実施の形態1に係る型101を用いた樹脂部品の製造方法を説明する図である。 本発明の実施の形態4に係る型104の製造方法を説明する図である。 従来の型の製造方法を説明する図である。 従来の型の断面図である。 本発明の実施の形態1に係る型101を用いた電鋳部品9の取り外し方法を説明する図である。
符号の説明
1 活性層
2 埋め込み酸化膜層
3 支持層
4 マスク
5 元型
6 基板
7 電極
8 電鋳物
9 電鋳部品
10 シリコン基板
12 電極
13 電極
100、100a 凸形状
101、102、103、104 型

Claims (9)

  1. 第一の型の形状を転写して部品や第二の型を得る成形加工に用いる型の製造方法において、
    シリコンからなる基板の表面にマスクを形成する工程と、
    前記マスクを加工用マスク材として用い、前記基板に少なくとも一つ以上の凸部を形成する凸部形成工程と、
    前記凸部の表面側と、前記基板とは別体の基体とを接着あるいは接合する一体化工程と、前記基板の前記凸部だけが前記基体に残留するよう前記基板を除去する除去工程を含み、
    前記凸部形成工程において、イオン衝撃を利用したドライエッチング法を用い、前記凸部の断面形状の幅が、前記基板の前記マスクが形成された面から深さ方向に対して狭くなることを特徴とする型の製造方法。
  2. 前記凸部形成工程と前記一体化工程との間に、前記マスクを除去するマスク除去工程を含むことを特徴とする請求項1に記載の型の製造方法。
  3. 前記一体化工程において、前記基体の前記凸部と接着あるいは接合する面の少なくとも一部に金属を形成したことを特徴とする請求項1または2に記載の型の製造方法。
  4. 前記一体化工程において、前記基体の前記マスクと接着あるいは接合する面の少なくとも一部に金属を形成したことを特徴とする請求項1に記載の型の製造方法。
  5. 前記一体化工程において、前記基体の少なくとも一部に金属が形成されており、前記凸部が前記基体の表面が露出されている部分と接着あるいは接合されることを特徴とする請求項1から請求項4のいずか一項に記載の型の製造方法。
  6. 前記基板が単結晶シリコン基板であり、前記除去工程において、前記基体と一体化された前記凸部の高さを前記基板の加工深さよりも小さくし、かつ、前記凸部の高さを揃えることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の型の製造方法。
  7. 前記基板が、シリコンからなる支持層、二酸化珪素からなる埋め込み酸化膜層、シリコンからなる活性層で構成されるSOI基板であることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の型の製造方法。
  8. 前記基体が金属からなることを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の型の製造方法。
  9. 前記基体が樹脂からなることを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の型の製造方法。
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