JP4514244B2 - ワークテーブル - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、レーザー加工機等の板材加工機のワークテーブルに関する。
【0002】
【従来の技術】
ワークを支持するワークテーブルのワーク支持部の形状が、剣山型、鋸刃型、または、突起型等の所謂スキッド型ワークテーブルを有するレーザー加工機では、加工時に発生する粉塵等をワークテーブルの下方に設けられた集塵装置の作用によって吸引し、加工後のチップや粉塵とエアとを分離する分離装置を介して粉塵と排ガスとを分別して系外に排出する構成となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
然しながら、上述の従来例では、ワーク支持部が固定されたワークテーブルでは、被加工ワークの大きさ寸法の大小により、ワークテーブルと前記ワークテーブルに載置された被加工ワークとの間に空間が生じた場合、吸引しきれない粉塵がワーク端部周囲から吹き上がってくるなど不具合な現象が発生し、また、集塵効率に大きく影響し、集塵装置が過大となり無駄な設備投資を招く結果となっているという課題がある。
【0004】
この発明は、上述の点に着目して成されたもので、回転伏臥式ワーク支持部と固定式ワーク支持部とを組み合わせ、加工時にワークテーブル全面を、前記回転伏臥式ワーク支持部と被加工ワークとによって被覆して閉塞し、余分なエアを遮断することにより集塵効率向上を可能とするワークテーブルを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この発明は、下記構成を備えることにより上記課題を解決できるものである。
【0006】
(1)レーザー加工中に発生するスパッタ・ヒュームを、集塵装置及び集塵ダクトによるエアの吸引で排除するレーザー加工機のワークテーブルであって、
ワークの規範寸法に基づいて前記ワークテーブルを仕切り部材により複数の区画に分割し、
前記複数の区画のうち最小規範寸法のワークが載置される範囲の区画には固定のワーク支持部を具備し、
前記複数の区画のうち前記最小規範寸法を超える大きさのワークが載置される範囲の区画については、該区画毎に回転伏臥式ワーク支持部を設け、
被加工ワークが載置された領域の外側のワークテーブル内の空き部分に位置する前記回転伏臥式ワーク支持部が回転伏臥して前記空き部分を塞ぐことで、前記被加工ワークと共に前記ワークテーブル全面を被覆して閉塞可能に構成し、該閉塞された空間のエアが前記集塵装置及び前記集塵ダクトで吸引されることを特徴とするワークテーブル。
【0007】
(2)前記回転伏臥式ワーク支持部は、前記ワークを下方から点接触して支持可能に鋸刃型とし、前記回転伏臥式ワーク支持部の長手方向の両端に回転伏臥するための支軸を設け、この一方の支軸に駆動源と連結部材を介して該連結部材と係合して駆動伝達可能な従動回転部材を装着して成ることを特徴とする前項(1)記載のワークテーブル。
【0008】
(3)前記駆動源をモータとし、前記連結部材をチェーンとし、該チェーンと係合して連動可能なスプロケットを前記従動回転部材として構成したことを特徴とする前項(2)記載のワークテーブル。
【0009】
(4)前記駆動源をモータとし、前記連結部材をベルト状体とし、該ベルト状体と係合して連動可能なプーリーを前記従動回転部材として構成したことを特徴とする前項(2)記載のワークテーブル。
【0010】
(5)前記駆動源を流体シリンダとし、該流体シリンダのピストン先端にラックを接続して前記連結部材と成し、前記ラックと係合して連動可能なピニオンを前記従動回転部材として構成したことを特徴とする前項(2)記載のワークテーブル。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下にこの発明の一実施の形態を説明する。
【0012】
図1(a)、(b)、(c)、(d)は実施例1における一実施の形態を示すワークテーブルの平面模式図及び説明図、図2(a)、(b)、(c)は実施例2における一実施の形態を示すワークテーブルの斜視図及び説明図、図3(a)、(b)、(c)は集塵作用説明図及び集塵ダクト設置例を示す説明図、図4はレーザー加工機の例を示す斜視図、図5はワークテーブルの支持部形状の例を示す斜視図である。
【0013】
図4及び図5(a)、(b)、(c)において、レーザー加工機LMでは、ワークWを加工する場合、前記ワークWをクランプCにて把持し、ワークWの板厚や材質等によってレーザー加工機LMの機種及びワークテーブルTwのワーク支持部1の支持部形状を、剣山型(図5(a))、鋸刃型(図5(b))、突起型(図5(c))等から選択し、これらの所謂スキッドテーブル上の所望位置にワークWを前記クランプCにて位置決め載置し、加工操作が行われるが、レーザー加工では加工後の製品の切断部の酸化防止用としてアシストガスを加工部位周辺に噴射しながら加工を行うために、加工時に発生するピッチ等の粉塵及びガスを除去する目的で集塵装置が設けられ、吸引用の集塵ダクトがワークテーブルの下部/上部に配設されている(図3(a)、(b)、(c)参照)。
【0014】
(実施例1)
実施例1について、図1(a)、(b)、(c)、(d)を参照して以下に説明する。
【0015】
図1において、ワークテーブルTwの枠内に、例えば、慣用された一定の寸法を有するワークWの規範寸法となる所謂定尺ものの板材即ち、1m×2m、3′×6′、4′×8′、5′×10′等の寸法に合わせて、1m×2mの区画AはX方向仕切り部材1AXとY方向仕切り部材1AYとで区画し、3′×6′の区画Bは仕切り部材1BXと1BYとで区画し、4′×8′の区画CはX方向仕切り部材1CXとY方向仕切り部材1CYとで区画し、更に、5′×10′の区画Dはワークテーブルの外枠までの範囲で規制し、区画Aに当てはまるワークWの場合は、B、C及びDのモータまたは流体シリンダ等の駆動源2が作動して夫々チェーン、ベルト、ラック等の連結部材3を介して該連結部材3と係合して駆動伝達可能なスプロケット、プーリーまたはピニオン等の従動回転部材4を装着し、固定式ワーク支持部1aと回転伏臥式ワーク支持部1bとから成るワーク支持部1等で形成され、アシストガスを噴射しながら行われるレーザー加工時には、被加工ワークと前記回転伏臥式ワーク支持部1bとでワークテーブルTw全面が蓋を被せたように閉塞され、前記被加工ワーク周囲からは粉塵等が吹き出さないように集塵可能に構成してある。
【0016】
本実施例1の場合は、回転伏臥式ワーク支持部1bの形状を、ワークWを下方から当接して支持する上縁側のみを鋸刃状とし下縁側を水平にカットした細長形状として図1(b)及び(c)に示すように回転伏臥式ワーク支持部1bが回転伏臥した時に互いに下縁側の上に上縁側が重なってワークテーブル内の隙間を塞ぐようになっている。
【0017】
(実施例2)
実施例2の場合は、図2(a)、(b)、(c)に示すように、回転伏臥式ワーク支持部1bの形状を上縁側及び下縁側共に鋸刃状とし、且つ回転伏臥した時に上縁側の鋸刃状凸部と隣る回転伏臥式ワーク支持部の下縁側の鋸刃状凹部とが密接に嵌合し、同様に上縁側の鋸刃状凹部と隣る回転伏臥式ワーク支持部の下縁側の鋸刃状凸部とが密接に嵌合して一平面を構成しワークテーブル内の隙間を塞ぐようになっている。
【0018】
以上説明したように、実施例1の場合では、回転伏臥式ワーク支持部1bの形状を、上縁側のみ鋸刃状とし、回転伏臥した時に互いに下縁側の上に上縁側が重なってワークテーブル内の隙間を塞ぎ、実施例2の場合では、回転伏臥式ワーク支持部1bの形状を上縁側及び下縁側共に鋸刃状とし、回転伏臥した時に上縁側の鋸刃状凸部または凹部と隣る回転伏臥式ワーク支持部の下縁側の鋸刃状凹部または凸部とが密接に嵌合して一平面を形成し、ワークテーブル内の隙間を塞ぐことにより、集塵装置の集塵効率を向上させ、且つ適正な能力の集塵装置の選択が可能となった。
【0019】
尚、前述したように、駆動源2は電力を用いるモータでも良く、またエアまたは油などの流体を用いる流体シリンダでも良い。連結部材3はチェーン、またはベルト、若しくはラックとし、従動回転部材4を前記連結部材3に係合可能に、スプロケット、プーリー、またはピニオン等から適宜選択して組み合わせれば良い。
【0020】
【発明の効果】
この発明によれば、回転伏臥式ワーク支持部と固定式ワーク支持部とを組み合わせ、加工時にワークテーブル全面を、前記回転伏臥式ワーク支持部と被加工ワークとによって被覆して閉塞し、余分なエアを遮断することにより集塵効率向上を可能とするという効果を呈する。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)、(b)、(c)、(d)実施例1における一実施の形態を示すワークテーブルの平面模式図及び説明図
【図2】(a)、(b)、(c)実施例2における一実施の形態を示すワークテーブルの斜視図及び説明図
【図3】(a)、(b)、(c)集塵作用説明図及び集塵ダクト設置例を示す説明図
【図4】 レーザー加工機の例を示す斜視図
【図5】 ワークテーブルの支持部形状の例を示す斜視図
【符号の説明】
1 ワーク支持部
1a 固定式ワーク支持部
1b 回転伏臥式ワーク支持部
1AX、1BX、1CX X方向仕切り部材
1AY、1BY、1CY Y方向仕切り部材
2 駆動源
3 連結部材
4 従動回転部材
5 仕切り
C クランプ
LM レーザー加工機
Tw ワークテーブル
W ワーク
Claims (5)
- レーザー加工中に発生するスパッタ・ヒュームを、集塵装置及び集塵ダクトによるエアの吸引で排除するレーザー加工機のワークテーブルであって、
ワークの規範寸法に基づいて前記ワークテーブルを仕切り部材により複数の区画に分割し、
前記複数の区画のうち最小規範寸法のワークが載置される範囲の区画には固定のワーク支持部を具備し、
前記複数の区画のうち前記最小規範寸法を超える大きさのワークが載置される範囲の区画については、該区画毎に回転伏臥式ワーク支持部を設け、
被加工ワークが載置された領域の外側のワークテーブル内の空き部分に位置する前記回転伏臥式ワーク支持部が回転伏臥して前記空き部分を塞ぐことで、前記被加工ワークと共に前記ワークテーブル全面を被覆して閉塞可能に構成し、該閉塞された空間のエアが前記集塵装置及び前記集塵ダクトで吸引されることを特徴とするワークテーブル。 - 前記回転伏臥式ワーク支持部は、前記ワークを下方から点接触して支持可能に鋸刃型とし、前記回転伏臥式ワーク支持部の長手方向の両端に回転伏臥するための支軸を設け、この一方の支軸に駆動源と連結部材を介して該連結部材と係合して駆動伝達可能な従動回転部材を装着して成ることを特徴とする請求項1記載のワークテーブル。
- 前記駆動源をモータとし、前記連結部材をチェーンとし、該チェーンと係合して連動可能なスプロケットを前記従動回転部材として構成したことを特徴とする請求項2記載のワークテーブル。
- 前記駆動源をモータとし、前記連結部材をベルト状体とし、該ベルト状体と係合して連動可能なプーリーを前記従動回転部材として構成したことを特徴とする請求項2記載のワークテーブル。
- 前記駆動源を流体シリンダとし、該流体シリンダのピストン先端にラックを接続して前記連結部材と成し、前記ラックと係合して連動可能なピニオンを前記従動回転部材として構成したことを特徴とする請求項2記載のワークテーブル。
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