JP4513606B2 - 捕捉部材用含浸液、インクジェットプリンタ用捕捉部材、及びインクジェットプリンタ - Google Patents
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図3は、代表的なインクジェット記録装置10Aの斜視図であり、そのケースカバー1を開放して、特に印刷機構部を示す。印刷機構部には、インクカートリッジ2,3や記録ヘッド4Aを搭載したキャリッジ4と、その移動経路に対向する位置にプラテン5が配置されており、更にそのプラテン5を挟む位置に、記録用紙の排出方向の上流側に第1の紙押えローラ6が配置され、下流側に第2の紙押えローラ7が配置されている。図4は、図3に示すインクジェット記録装置10の印刷機構部の部分平面図であり、図5は、図3に示すインクジェット記録装置10の印刷機構部の部分断面図である。
なお、本明細書において、プリンタに関して「下方」又は「上方」は、プリンタによって印刷が行われている状態での重力方向に関する下方又は上方を意味する。
本発明者が見出した前記の手段は、後述する実施例に示すとおり、捕捉部材に有機溶剤を含浸させる前記特許文献1に記載の技術と比較しても、その効果が優れており、多孔質捕捉部材表面上での顔料粒子堆積を有効に防止することができる。
本発明は、こうした知見に基づくものである。
本発明による含浸液の好ましい態様においては、前記水難溶性樹脂として、アクリル系モノマー、メタクリル系モノマー、ビニル系モノマー、マレイン酸、無水マレイン酸、スチレン、イタコン酸、N−ビニルピロリドン、アクリルアミド、メタクリルアミド、及びそれらの誘導体からなる群から選んだモノマーを重合してなる水難溶性樹脂を含有する。
また、本発明による含浸液の別の好ましい態様においては、水溶性溶剤を更に含む。
また、本発明による含浸液の更に別の好ましい態様においては、前記水溶性溶剤の少なくとも1種は、20℃における蒸気圧が0.01mmHg以下である。
本発明による捕捉部材の好ましい態様においては、水難溶性樹脂を湿潤状態又は乾燥状態で担持する。
本発明による捕捉部材の別の好ましい態様においては、多層構造である。
本発明によるインクジェットプリンタの好ましい態様においては、使用するインクの着色剤が顔料である。
インクジェット記録方式に通常用いられている水系顔料インク組成物では、その組成物中で顔料粒子が充分に安定に分散されている。それにもかかわらず、捕捉部材の表面で顔料粒子の堆積が発生する機構の詳細は、現在のところ解明されていない。従って、水難溶性樹脂を予め捕捉部材に含浸させておくことによって顔料粒子の堆積発生を有効に抑制ないし防止することができる機構も不明である。
しかしながら、後述する実施例に示すとおり、捕捉部材に水難溶性樹脂を予め含浸させておくことにより、捕捉部材に付与されたインク組成物における分散系の破壊が防止ないし抑制されるものと思われ、捕捉部材としての機能を長期間にわたって良好な状態に維持することができるので、その結果として、捕捉部材の長寿命化を実現することができる。
本発明で用いる水難溶性樹脂は、アクリル系モノマー;メタクリル系モノマー;ビニル系モノマー(例えば、酢酸ビニル又は塩化ビニル);マレイン酸;無水マレイン酸;スチレン;イタコン酸;N−ビニルピロリドン;アクリルアミド;メタクリルアミド;及びそれらの誘導体からなる群から選んだモノマーから調製することができる。
CH2=C(X)(Y’)
〔式中、Xは、H又はCH3であり、Y’は、C(O)OH、C(O)NR2R3、C(O)OR4NR2R3、C(O)OR5、又はそれらの塩であり、R2及びR3は、それぞれ独立してH、もしくは炭素原子数1〜9のアルキル基、アリール基又はアルキルアリール基であり、R4は炭素原子数1〜5のアルキレン基であり、そしてR5は、場合によりヒドロキシ基又はエーテル基を含んでいることのある炭素原子数1〜20のアルキレン基である〕
で表される親水性モノマーを更に含有して、溶解性をある程度まで変化させることもできる。しかし、水難溶性樹脂又はその塩を完全に水溶性にするのに十分な量の親水性モノマーを、水難溶性樹脂中に存在させるべきではない。
固体保湿剤としては、融点が20℃以上で、かつ20℃における水への溶解度が5重量%以上のものが該当し、具体的には、1,4−ブタンジオール、2,3−ブタンジオール、2−エチル−2−(ヒドロキシメチル)−1,3−プロパンジオール等のアルコール類、炭酸エチレン等のエステル類、アセトアミド、N−メチルアセトアミド、2−ピロリドン、ε−カプロラクタム、尿素、チオ尿素、N−エチル尿素等の窒素化合物、ジヒドロキシアセトン、エリトリトール、D−アラビノース、L−アラビノース、D−キシロース、2−デオキシ−β−D−リボース、D−リキソース、L−リキソース、D−リボース、D−アラビトール、リビトール、D−アルトロース、D−アロース、D−ガラクトース、L−ガラクトース、D−キノボース、D−グルコース、D−ジギタロース、D−ジギトキソース、D−シマロース、L−ソルボース、D−タガトース、D−タロース、2−デオキシ−D−グルコース、D−フコース、L−フコース、D−フルクトース、D−マンノース、L−ラムノース、D−イノシトール、myo−イノシトール、D−グルシトール、D−マンニトール、メチル=D−ガラクトピラノシド、メチル=D−グルコピラノシド、メチル=D−マンノピラノシド、N−アセチルキトビオース、イソマルトース、キシロビオース、ゲンチオビオース、コージビオース、コンドロシン、スクロース、セロビオース、ソホロース、α,α−トレハロース、マルトース、メリビオース、ラクトース、ラミナリビオース、ルチノース、ゲンチアノース、スタキオース、セロトリオース、プランテオース、マルトトリオース、メレジトース、ラクト−N−テトラオース、ラフィノース等の糖類を挙げることができる。
多孔質材料としては、例えば、プラスチック製の発泡体シート又は有孔体シート、あるいは繊維質材料(例えば、ウエブ、網状体、織物、編物、又は不織布)のシートを用いることができる。プラスチック製発泡体としては、例えば、ポリウレタンフォーム、ポリビニルアルコール(PVA)スポンジ、フッ素樹脂多孔質体などを挙げることができる。
(1)反応物Aの調製
機械的撹拌機、温度計、N2入口、乾燥管出口、及び添加用漏斗を備えた12Lフラスコに、テトラヒドロフラン(THF)4002g及びp−キシレン7.7gを仕込んだ。次いで、触媒として、テトラブチルアンモニウムm−クロロベンゾエートの1.0Mアセトニトリル溶液2.0mLを加えた。開始剤として、1−メトキシ−1−トリメチルシロキシ−2−メチルプロペン155.1g(0.891M)を注入した。メタクリル酸2−ジメチルアミノエチル2801g(17.8M)の供給を開始し、45分間かけて供給を行った。この供給が完了(99%を越えるモノマーが反応)してから100分経過後、メタクリル酸ブチル2045g(14.4M)の供給を開始し、30分間かけて供給を行った。400分経過した時点で、乾燥メタノール310gを前記溶液に加え、蒸留を開始した。溶媒1725g(合計)を除去した。蒸留完了後、イソプロパノール1783gを加えた。こうして、メタクリル酸ブチル/メタクリル酸ジメチルアミノエチル(20/20)ジブロックポリマー(固形分=49.6%)を製造した。次いで、このポリマーを、濃リン酸2052g(17.8M)で中和し、水に転化して、ポリマー系塩の反応物Aの15%溶液を製造した。
水233g、メタクリル酸n−ブチル25g、及び前記反応物A25gを反応器内部で還流させた。還流した時点で、水27.5gとVA−044(和光純薬製)0.68gとを加えた。別のフラスコ内で、水561g、メタクリル酸n−ブチル225g、及び反応物A142gを、エッペンバッハホモジナイザーを用いてよく混合した。次いで、前記混合物を、100分間かけて反応フラスコに加えた。前記混合物の添加が完了したら、反応フラスコの内容物を更に60分間還流させた後、水(12.5g)とVA−044(0.68g)との混合物を反応フラスコに加えた。反応フラスコの内容物を更に60分間還流し、次いで室温に冷却してエマルジョンを得た。得られたエマルジョンの固形分は、23%であった。こうしてエマルジョンAを得た。
上記で調製したエマルジョンA30%、グリセリン54%、トリエチレングリコールモノブチルエーテル10%、1,2−ヘキサンジオール5%、1,2−ベンズイソチアゾリン−3−オン(プロキセルXL2;Arch Chemicals株式会社製)0.1%、及びトリエタノールアミン0.9%を混合して含浸液Aとした。
(1)反応物Bの調製
撹拌機、温度計、N2入口、乾燥管出口、及び添加用漏斗を備えた12Lフラスコに、テトラヒドロフラン(THF)3027g及びp−キシレン6.2gを仕込んだ。次いで、触媒として、テトラブチルアンモニウムm−クロロベンゾエートの1.0Mアセトニトリル溶液2.5mLを加えた。開始剤として、1,1−ビス(トリメチルシロキシ)−2−メチルプロペン234.4gを注入した。テトラブチルアンモニウムm−クロロベンゾエートの1.0Mアセトニトリル溶液2.5mLの供給を開始し、150分間かけて全量を加えた。続いて、メタクリル酸トリメチルシリル1580gの供給を開始し、30分間かけて全量を添加した。前記の供給が完了してから120分間経過後、メタクリル酸ブチル1425g及びメタクリル酸メチル503gの供給を開始し、30分間かけて全量を加えた。320分間が経過した時点で、乾燥メタノー650gルを上記溶液に加え、蒸留を開始した。第一段階の蒸留の間、1250.0gの物質をフラスコから除去した。イソプロパノール1182gを加えた。蒸留を続け、合わせて2792gの溶媒を除去した。
これにより、数平均分子量(Mn)が2900で、固形分が50.5%の、メタクリル酸ブチル/メタクリル酸メチル//メタクリル酸ABブロックポリマー(10/5//10)を製造した。このポリマー396g、2−アミノ−2−メチル−1−プロパノール(AMP)68g、及び脱イオン水1536gを一緒にして混合し、反応物Bの水溶液を形成した。
メタクリル酸メチル637g及びメタクリル酸n−ブチル63gを、高速撹拌装置(ホモジナイザー)内で、前項(1)で調製した反応物B700g及び脱イオン水315gに加えることによって、エマルジョンを調製した。固形分が45重量%はある、あらかじめ乳化した混合物が形成するまで、およそ30分間撹拌を続けた。この乳化した混合物を入れた滴下漏斗、空気撹拌機、窒素入口、及び加熱用マントルを備えた樹脂製の釜で、実験室規模の重合を行った。最終生成物の固形分が25%となるような量の脱イオン水を、釜に加えた。釜内部の空気を窒素置換して、水を70〜72℃に加熱した。次いで、あらかじめ乳化した混合物の10分の1と、重亜硫酸ナトリウムの2%水溶液及び0.25%(乳化した混合物に用いたモノマーの重量に基づく)の過硫酸アンモニウムを6.5重量%の水溶液としたものとを、樹脂製の釜に加えた。温度を80℃に上げ、この温度を重合の間中保持した。残りの乳化した混合物と、重亜硫酸ナトリウム溶液を、75分間かけて加えた。加えた亜硫酸物の合計量は、モノマー濃度に基づいて0.14%であった。二倍量の水性過硫酸アンモニウム溶液を調製し、三回に分けて加えた。一回目は、乳化した混合物と亜硫酸ナトリウム添加の中間の時点で行い、二回目は、これらの物質の添加が終わったときに行い、そして三回目は、その15分後に行った。得られるラテックスを、80〜85℃で120分間保持し、次いで冷却し、濾過した。こうしてエマルジョンBを得た。
上記で調製したエマルジョンB15%、グリセリン50%、ポリエチレングリコール#400を30%、1,2−ヘキサンジオール4%、1,2−ベンズイソチアゾリン−3−オン(プロキセルXL2;Arch Chemicals株式会社製)0.3%、及びトリエタノールアミン0.7%を混合して含浸液Bとした。
水難溶性樹脂としてスチレンアクリル共重合体樹脂(ジョンクリル631;ジョンソンポリマー株式会社製)10%、トリプロパノールアミン1%、及び水89%を混合して含浸液Cとした。
水難溶性樹脂としてスチレンアクリル共重合体樹脂(ジョンクリル790;ジョンソンポリマー株式会社製)10%、水酸化カリウム0.1%、1,2−ベンズイソチアゾリン−3−オン(プロキセルXL2;Arch Chemicals Inc.製)0.1%、及び水89.8%を混合して含浸液Dとした。
(1)捕捉部材(フォーム)の調製
前記実施例1〜4で調製した含浸液を含浸させる捕捉部材として、軟質ポリウレタンフォームを準備した。具体的には、ポリオール(V3030;株式会社ダウ製)100部、トリレンジイソシアネート(TDI80;日本ポリウレタン社製)50部、水4部、アミン系触媒(DABCO−33LV;三井エアープロダクツ製)0.3部、スズ触媒(スタナスオクトエート;日東化成社製)0.3部、及びシリコーン整泡剤(L−520;日本ユニカ社製)1部から、ワンショット法で軟質ポリウレタンフォームを得た。圧縮度が×5となるように熱圧縮した。得られたフォームは通気度が、2.0cm3/cm2/secの連続多孔質体である。
続いて、前記の捕捉部材用フォーム(100cm×100cm×0.5cm)に、実施例1〜4で調製した各含浸液A〜Dを、重量あたり5g/gの量で均一に含浸させて、実験用の捕捉部材を調製した。比較用として、含浸液を含浸させていない捕捉部材用フォームを準備した(比較例1)。
前項(2)で得た含浸捕捉部材を、インクジェットプリンタ(PX−V500;セイコーエプソン社)のプラテン部に装着し、40℃及び相対湿度20%の環境下において、インクジェット印刷用葉書用紙に縁無印刷を連続して実施し、裏面汚れが発生するまでの印刷回数(枚数)を調べた。なお、裏面汚れの発生は、印刷後の葉書用紙を目視によって判断した。その結果を、以下の表1に示す。
また、本発明の捕捉部材は、前記含浸液を含浸させて水難溶性樹脂を担持した後に、インクジェット記録方式による縁無印刷において、記録媒体以外の領域に吐出させるインク滴を直接に着弾させて捕捉する捕捉部材として用いることができ、捕捉部材の表面上での顔料粒子の堆積発生を有効に防止ないし抑制することができる。
更に、本発明によるインクジェットプリンタは、前記捕捉部材を備えており、捕捉部材の表面上での顔料粒子の堆積発生を有効に防止ないし抑制することができる。
4A・・・記録ヘッド;5・・・プラテン;5a,5b,5c・・・プラテン開口部; 6・・・第1の紙押えローラ;7・・・第2の紙押えローラ;
8・・・支持部材;8a・・・支持部材開口部
9・・・廃インクタンク;10,10A・・・インクジェット記録装置;
11・・・記録用紙;11a・・・記録用紙の前縁部;11b・・・記録用紙の側縁部;11c・・・記録用紙の後縁部;12・・・ガイド軸;13・・・記録ヘッド;
14・・・キャリッジ;19・・・インク滴;20・・・捕捉部材;
30・・・捕捉部材;31・・・インク液捕捉領域。
Claims (11)
- インクジェット記録用プリンタヘッドから吐出されるインク滴のうち、記録媒体以外の領域に吐出されるインク滴を直接に捕捉する捕捉部材に含浸させる含浸液であって、水難溶性樹脂を含有することを特徴とする、前記含浸液。
- 前記水難溶性樹脂として、アクリル系モノマー、メタクリル系モノマー、ビニル系モノマー、マレイン酸、無水マレイン酸、スチレン、イタコン酸、N−ビニルピロリドン、アクリルアミド、メタクリルアミド、及びそれらの誘導体からなる群から選んだモノマーを重合してなる水難溶性樹脂を含有する、請求項1に記載の含浸液。
- 前記メタクリル系モノマーが、メタクリル酸メチル(MMA)、メタクリル酸エチル(EMA)、メタクリル酸プロピル、メタクリル酸n−ブチル(BMA又はNBMA)、メタクリル酸ヘキシル、メタクリル酸2−エチルヘキシル(EHMA)、メタクリル酸オクチル、メタクリル酸ラウリル(LMA)、メタクリル酸ステアリル、メタクリル酸フェニル、メタクリル酸ヒドロキシエチル(HEMA)、メタクリル酸ヒドロキシプロピル、エトキシトリエチレングリコールメタクリレート(ETEGMA)、メタクリル酸2−エトキシエチル、メタクリロニトリル、メタクリル酸2−トリメチルシロキシエチル、メタクリル酸グリシジル(GMA)、メタクリル酸p−トリル、メタクリル酸(MAA)、メタクリル酸ジメチルアミノエチル(DMAEMA)、メタクリル酸ジエチルアミノエチル、メタクリル酸t−ブチルアミノエチル、及びメタクリル酸ソルビルからなる群から選んだモノマーである、請求項2に記載の含浸液。
- 前記アクリル系モノマーが、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸プロピル、アクリル酸ブチル、アクリル酸ヘキシル、アクリル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸オクチル、アクリル酸ラウリル、アクリル酸ステアリル、アクリル酸フェニル、アクリル酸ヒドロキシエチル、アクリル酸ヒドロキシプロピル、アクリロニトリル、アクリル酸2−トリメチルシロキシエチル、アクリル酸グリシジル、アクリル酸p−トリル、アクリル酸ソルビル、アクリル酸、アクリル酸ジメチルアミノエチル、及びアクリル酸ジエチルアミノエチルからなる群から選んだモノマーである、請求項2に記載の含浸液。
- 水溶性溶剤を更に含む、請求項1〜4のいずれか一項に記載の含浸液。
- 前記水溶性溶剤の少なくとも1種は、20℃における蒸気圧が0.01mmHg以下である、請求項1〜5のいずれか一項に記載の含浸液。
- インクジェット記録用プリンタヘッドから吐出されるインク滴のうち、記録媒体以外の領域に吐出されるインク滴を直接に捕捉する捕捉部材であって、水難溶性樹脂を含浸して含むことを特徴とする、インクジェットプリンタ用の前記捕捉部材。
- 水難溶性樹脂を湿潤状態又は乾燥状態で担持する請求項7に記載の捕捉部材。
- 多層構造である、請求項7又は8に記載の捕捉部材。
- 請求項7〜9のいずれか一項に記載の捕捉部材を備えることを特徴とする、インクジェットプリンタ。
- 使用するインクの着色剤が顔料である、請求項10に記載のインクジェットプリンタ。
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