JP4513104B2 - ケーブルの末端処理 - Google Patents

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本発明は、ケーブルの端を接続端子や圧着端子に固定させるとき、楔の代わりにねじ釘を使用するケーブルの末端処理に関するものである。
従来のケーブル(1)で溶接用二次線を例にとると、図7の断面図のようにケーブル(1)を筒状部材(3)の分だけ被覆(4)を剥ぎ、筒状部材(3)を被せて接続端子(2)に挿入して締結具(7)で締め付け、完全な接触面を得ていた。
しかし、筒状部材(3)が薄く破れてしまうことがあり、その問題を解決するために、
特開2005−285603
の名称、溶接または切断装置用パワーケーブルのように、筒状部材に切り込みを入れ、締結具で締め付けるところを二重に補強する物があった。
しかし、取り付けたときは完全な物であっても使用している間に、図8のようにケーブル(1)の被覆(4)を剥いだ場所に応力が集中してしまい、中の電導体(5)を傷つけてしまう。
そして、電導体(5)の銅線を束にしたものの約一割り以上が破損して破損部(10)となると、そこは熱が発生し電導体(5)の銅線は熱伝導が良いため、ケーブル(1)全体を中から老化させ、被覆(4)のゴムが朽ち、罅割れを起こしケーブル(1)全体を破損する。
それが証拠に、ケーブルの被覆(4)を剥いたときに、中の電導体(5)の銅線が黒く変色しているのは熱伝導が良いためで、溶接用のケーブル(1)の場合は、50mの端から端まで変色している。
しかし、運が良ければ破損部(10)だけが熱を持ち焼け切れていた。
また欠陥のもう一つは、図9のように電導体(5)の銅線が締結具(7)によって締め付けられていても、長い間に電導体(5)は、図のように筒状部材(3)を接続端子(2)に残して外れることが多かった。
そこで、本発明のケーブルの末端処理は、ケーブル(1)の端を筒状部材(3)の長さに合わせて被覆(4)を取り除き、電導体(5)に筒状部材(3)を被せ、電導体(5)の中央にねじ釘(6)をねじ込み、接続端子(2)に挿入して締結具(7)で締め付け固定する。
また、圧着端子(8)を使用する場合は、圧着端子(8)に電導体(5)を差し込み、電導体(5)の中央にねじ釘(6)をねじ込み、その圧着端子(8)を圧着器などを使ってプレスするケーブルの末端処理を提供するものである。
上記目的を達成するために、本発明のケーブルの末端処理は、ケーブル(1)の端を接続端子(2)に取り付けるために、ケーブル(1)の端を筒状部材(3)の長さに合わせて被覆(4)を取り除き、電導体(5)を露出さす。
その電導体(5)に筒状部材(3)を被せ、電導体(5)の中央にねじ釘(6)の半捩子をねじ込む。
半捩子とは、ネジが半分だけ切ってあり、真ん中の胴は何もなく太さから言えば一番細い所である。
すると、筒状部材(3)の内側は、電導体(5)だけで余裕があったものが、ねじ釘(6)をねじ込んだため筒状部材(3)の内部は隙間がなくなり、手では動かないぐらいに密着する。
そして、そのケーブル(1)を接続端子(2)に挿入して締結具(7)で締め付け、ねじ釘(6)のネジの部分と、ねじ釘(6)の頭の部分に挟まれた胴の細くなった所を締め付けるので、長く使用しても緩まず固定することで目的を達成した。
請求項2のケーブルの末端処理で圧着端子(8)を使用するものは、ケーブル(1)の端を圧着端子(8)に取り付けるために、ケーブル(1)の端を圧着端子(8)の長さにより長く被覆(4)を取り除き、電導体(5)を露出さす。
その圧着端子(8)に電導体(5)を差し込み、電導体(5)の中央にねじ釘(6)をねじ込む。
そして、その圧着端子(8)を圧着器などを使ってプレスすることで目的を達成した。
本発明のケーブルの末端処理することで、次のような効果がある。
(イ)ケーブルの被覆を剥いだ一番折れやすい所を、中にねじ釘をねじ込んだため折れなくなった。
(ロ)中にねじ釘をねじ込んだことで折れにくくなり、中の電導体の銅線が切れて熱を持つこともない。
(ハ)中にねじ釘をねじ込んだことで、電導体が接続端子から抜け落ちることがない。
ケーブル(1)の端を接続端子(2)に取り付けるために、ケーブル(1)の端を筒状部材(3)の長さに合わせて被覆(4)を刃物などで取り除き、電導体(5)の銅線の束を露出さす。
その電導体(5)の束に筒状部材(3)を被せ、電導体(5)の束の中央にねじ釘(6)をねじ込む。
すると、筒状部材(3)と電導体(5)の束の隙間は殆ど無くなり、強く引っ張らなければ抜けないぐらいになる。
それと、ケーブル(1)のねじ釘(6)の先が届いた所までは、まるで蛇が蛙を飲み込んだように膨れる。
そして、その筒状部材(3)を接続端子(2)に挿入して、締結具(7)で締め付け固定する。
したがって、電導体(5)が接続端子(2)から抜け落ちるためには、ねじ釘(6)の頭を締結具(7)が乗り越えるか、またはねじ釘(6)が電導体(5)より抜けない限りは接続端子(2)が抜け落ちることがない。
また、ケーブル(1)と接続端子(2)との接している所も、中にねじ込んだねじ釘(6)が心棒になり曲がらないので電導体(5)が傷つく事もない。
請求項2のケーブルの末端処理は、圧着端子(8)を使用した場合で、ケーブル(1)の端を圧着端子(8)に取り付けるために、ケーブル(1)の端を圧着端子(8)の長さより長くして被覆(4)を取り除き、電導体(5)の銅線の束を出す。
その圧着端子(8)に電導体(5)を差し込み、電導体(5)の中央にねじ釘(6)をねじ込む。
すると、圧着端子(8)と電導体(5)の銅線は、隙間は殆ど無くなり、強く引っ張らなければ抜けないぐらいになる。
それと、ケーブル(1)のねじ釘(6)の先が届いた所までは、まるで蛇が蛙を飲み込んだように膨れる。
そのとき、圧着端子(8)のボルト孔にボルトを差し込んだとき、邪魔にな
らないぐらいにケーブル(1)の被覆(4)を長く取り除いて、電導体(5)を余分に圧着端子(8)から出した方が強い。
そして、その圧着端子(8)を圧着器などを使ってプレスして圧着端子(8)のボルト孔を使用して機具へ配線を行う。
以下、本発明の実施例について図面を参照して説明する。
(イ)溶接用のケーブル(1)を例にとって説明すると、ケーブル(1)の先に接続端子(2)を取り付ける場合、図2の断面図を参照して、ケーブル(1)の被覆(4)を筒状部材(3)の長さに合わせて取り除く。
次に、図3の断面図のように露出した電導体(5)の銅線の束に、筒状部材(3)を被せる。
そして、ねじ釘(6)を電導体(5)の中央に、インパクトドリルを使用してねじ込んだ図が、図4の断面図である。
ねじ釘(6)は、長さ55ミリ、直径3.5みりの半分だけ捩子を切った半捩子を使用して、材質は鉄の何処にでもある物を使用した。
ケーブル(1)にねじ釘(6)をねじ込むと、ケーブル(1)は太くなり筒状部材(3)は隙間なく密着して、軽く固定される。
そして接続端子(2)に筒状部材(3)を挿入させ、締結具(7)を締めて固定する図が図1の断面図である。
この図からしてケーブル(1)が抜ける可能性は、ケーブル(1)が抜けるときねじ釘(6)の頭が引っ掛かって抜けることは考えにくく、ねじ釘(6)だけがケーブル(1)から抜けることはネジで止まっているので考えにくい。
また、接続端子(2)とケーブル(1)の被覆(4)が取り除かれた場所は、直径3.5ミリのねじ釘(6)で補強されているので折れない。
なお、常識として接続端子(2)には絶縁するためのカバーが付いている。
(ロ)溶接用のケーブル(1)で接続端子(2)とは別に圧着端子(8)で止める方法を説明すると、ケーブル(1)の先に圧着端子(8)を取り付ける場合、図2の断面図を参照して、ケーブル(1)の被覆(4)を圧着端子(8)の圧着する筒より長く取り除く。
次に、圧着端子(8)に露出した電導体(5)の銅線の束を挿入する。
そして、ねじ釘(6)を電導体(5)の中央に、インパクトドリルを使用してねじ込むと簡単で早いが、無ければドライバーでも良い。
ねじ釘(6)は、長さ55ミリ、直径3.5みりの半分だけ捩子を切った半捩子を使用して、材質は鉄の何処にでもある物を使用した。
ケーブル(1)にねじ釘(6)をねじ込むと、ケーブル(1)は太くなり圧着端子(8)は軽く固定される。
そして圧着端子(8)を圧着器で圧着した図が図5の断面図で、図6は反対から見た斜視図である。
その図を見て分かるとうり、一番応力が集中するところにねじ釘(6)が入ったことでまるで、鉄筋が入ったようにしっかりとする。
また、ケーブル(1)曲がるときは、ねじ釘(6)の先端より徐々に曲がるためケーブル(1)の破損が少ない。
このケーブルの末端処理は、溶接用ケーブル(1)だけで無く、大要領の配線にも使用できる。
例えば、家庭に引き込んでいる電線は、電柱から碍子を使用して、碍子に引っ張る力を逃がした後、電線を引き込んでいたがケーブルの末端処理を利用すると碍子を使用しなくて済むかも知れない。
図は、本発明の断面図である。 図は、本発明のケーブルの断面図である。 図は、ケーブルに筒状部材を被せた断面図である。 図は、ケーブルにねじ釘をねじ込んだ断面図である。 図は、ケーブルに圧着端子を取り付けた断面図である。 図は、ケーブルに圧着端子を取り付けた斜視図である。 図は、従来のケーブルに接続端子を取り付けた断面図である。 図は、接続端子の欠点を現した断面図である。 図は、接続端子からケーブルが抜け落ちた断面図である。
符号の説明
1 ケーブル 2 接続端子 3 筒状部材 4 被覆
5 電導体 6 ねじ釘 7 締結具 8 圧着端子
9 圧着部 10 破損部

Claims (2)

  1. ケーブル(1)の端を接続端子(2)に取り付けるために、
    ケーブル(1)の端を筒状部材(3)の長さに合わせて被覆(4)を取り除き、電導体(5)を露出させ、
    電導体(5)に筒状部材(3)を被せ、電導体(5)の中央に先端側半分だけネジを切った半捩子のねじ釘(6)をねじ込
    ケーブル(1)の端を、前記接続端子(2)に挿入して締結具(7)で締め付け固定することで、該ねじ釘(6)のネジの部分と、該ねじ釘(6)の頭の部分に挟まれた、胴の細くなった所を締め付けると、該被覆(4)を取り除いた一番応力が集中するところに該ねじ釘(6)が入ったことで、まるで鉄筋が入ったようにしっかりすることを特徴とするケーブルの末端処理。
  2. ケーブル(1)の端を圧着端子(8)に取り付けるために、
    ケーブル(1)の端を、該圧着端子(8)より少し長く被覆(4)を取り除き、電導体(5)を露出させ、
    圧着端子(8)に電導体(5)を挿入し、電導体(5)の中央に先端側半分だけネジを切った半捩子のねじ釘(6)をねじ込み、
    圧着端子(8)を、圧着器などを使ってプレスすることで、該ねじ釘(6)のネジの部分と、該ねじ釘(6)の頭の部分に挟まれた、胴の細くなった所を締め付けると、該被覆(4)を取り除いた一番応力が集中するところに該ねじ釘(6)が入ったことで、まるで鉄筋が入ったようにしっかりすることを特徴とするケーブルの末端処理。
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