JP4513034B2 - 画像信号処理装置、画像信号処理方法、およびプログラム - Google Patents

画像信号処理装置、画像信号処理方法、およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、画像信号処理装置、画像信号処理方法、およびプログラムに関し、特に、動画像を構成する2フレーム間の動きベクトルを検出し、検出した動きベクトルに基づいて所定の処理を行なう場合に用いて好適な画像信号処理装置、画像信号処理方法、およびプログラムに関する。
例えば、動画像を圧縮符号化する処理、撮影時に生じた動画像の手振れを補正する処理、シーンチェンジを検出する処理、背景の動きを推定する処理などでは、動画像を構成する2フレーム間の動きベクトルを検出し、検出した動きベクトルに応じた画像信号処理では、検出された動きベクトルをそのまま信頼して使用するのではなく、検出された動きベクトルの信頼性を判定し、この判定結果に基づいて、検出された動きベクトルを使用してもよいか否かを判断するものがある。
動きベクトルの信頼性を示す指標としては、動きベクトルを検出する処理の過程で算出される評価値と、動きベクトルが検出された画素ブロックのブロックアクティビティ値とが知られている。
ここで、動きベクトルを検出する処理の過程で算出される評価値とは、動きベクトルを例えばブロックマッチング法により求めるときの、基準フレームに設けた画素ブロックと参照フレームの画素との画素値の差分絶対値和に相当する。すなわち、検出された動きベクトルは、評価値が小さいほど信頼性が高いと判断される。
また、画素ブロックのブロックアクティビティ値とは、画素ブロックの画像の複雑さを示す指標である。具体的には、図1に示すように、画素ブロックに属する画素を順に注目画素とし、注目画素のアクティビティ値(注目画素とその上下左右斜めの8方向に隣接する8画素それぞれとの画素値の差分絶対値(ディアアクティビティ値)の平均値)を算出し、画素ブロックに属する全画素のアクティビティ値の総和をブロックアクティブティ値としている。
例えば図1に示すように、画素ブロックが4画素×8画素である場合、ブロックアクティビティ値は、32画素分のアクティビティ値(8方向の画素値の差分絶対値の平均値)の総和(積算値)である。よって、ブロックアクティビティ値が大きければ、画像が複雑であり、ブロックマッチング法などにおいてマッチングの誤りが発生しにくい。したがって、検出された動きベクトルは、ブロックアクティビティ値が大きいほど信頼性が高いと判断される。
また、動きベクトルを検出する処理の過程で算出される評価値と、動きベクトルが検出された画素ブロックのブロックアクティビティ値とは、図2に示すような統計的な関係が知られており、図2の関係を利用して、動きベクトルの信頼性を表す評価値(以下、動きベクトル確度値と称する)を算出する方法が提案されている(例えば、特許文献2を参照)。
図2に示された統計的な関係では、検出された動きベクトルは、ブロックアクティビティ値が大きいほど信頼できる(動きベクトル確度値が大きい)とされている。また、検出された動きベクトルは、評価値が小さいほど信頼できるとされる。
図3は、図2に示された統計的な関係に基づいて、動きベクトルを検出するとともに、動きベクトル確度値を算出する動きベクトル検出装置の構成の一例を示している。
この動きベクトル検出装置10は、順次入力される画像信号を1フレーム分遅延させるフレームメモリ11、2フレーム間の動きベクトルを検出する動きベクトル検出部12、各フレームの画素ブロック毎のブロックアクティビティ値を算出するブロックアクティビティ値算出部13、ブロックアクティビティ値を所定の閾値と比較する閾値判定部14、評価値とブロックアクティビティ値とに基づいて動きベクトル確度値を算出する確度値算出部15、および、動きベクトル確度値に基づいて動きベクトルが信頼できるか否か判定する信頼性判断部16から構成される。
動きベクトル検出部12は、画像信号の各フレームを処理対象として画素ブロックに分割し、画素ブロック毎に動きベクトルを検出する。そして、検出した動きベクトルを図示せぬ後段に供給するとともに、動きベクトルを検出する過程で算出した評価値を確度値算出部15に供給する。
一方、ブロックアクティビティ値算出部13は、画像信号の各フレームを処理対象として画素ブロックに分割し、ブロックアクティビティ値を算出して閾値判定部14および確度値算出部15に出力する。
閾値判定部14は、ブロックアクティビティ値が所定の閾値以下であるか否かを判定し、判定結果を信頼性判断部16に出力する。
確度値算出部25は、次式に従い、動きベクトル確度値VCを算出して信頼性判断部16に出力する。
VC=1−(評価値/ブロックアクティビティ値)
信頼性判断部16は、動きベクトル確度値VCに基づいて、動きベクトル検出部12で検出された動きベクトルが信頼できるか否かを判断する。なお、信頼性判断部16は、動きベクトル確度値VCに拘わらず、閾値判定部14の判定結果によりブロックアクティビティ値が閾値以下である場合には、検出された動きベクトルが信頼できないと判断する。
特開2005−301984号公報
図3の動きベクトル検出装置10によれば、例えば図4に示すように、画素ブロック内に被写体の直線的なエッジの一部が含まれている場合、動きベクトルが誤検出され易いにも拘らずブロックアクティビティ値は大きくなって、動きベクトル確度値が大きくなり、誤検出された動きベクトルが信頼できると誤って判断されてしまうことがある。
また、図3の動きベクトル検出装置10によれば、ブロックアクティビティ値が閾値以下である場合、全て一律で信頼できないと判断されてしまうが、実際には、ブロックアクティビティ値が閾値以下であっても、正確な動きベクトルが検出されていることも多々あった。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、検出された動きベクトルの信頼性を正確に判断できるようにするものである。
本発明の第1の側面である画像処理装置は、時間的に前後する2フレーム間の動きベクトルを検出する画像信号処理装置において、2フレーム間の画素ブロック単位の動きベクトルを検出するとともに、動きベクトルを検出する過程で算出される2フレームにそれぞれ設けられた画素ブロックの一致の程度を示す評価値を出力する検出手段と、検出された動きベクトルの方向に基づき、フレームにおける画素値の変動の程度を示すアクティビティ値を設定するアクティビティ値設定手段と、評価値およびアクティビティ値に基づき、検出された動きベクトルの信頼性の程度を示す確度値を演算する演算手段とを含み、アクティビティ値設定手段は、画素ブロックを構成する各画素を順次注目画素とし、注目画素の左上、上、右上、左、右、左下、下、または右下の8方向に隣接している隣接画素と注目画素との差分絶対値を算出し、算出した8方向の差分絶対値の平均値を画素ブロック内で積算することによりブロックアクティビティ値を設定し、算出した8方向の差分絶対値を、画素ブロック内で8方向ごとに積算することにより8方向それぞれに対応する積算値を算出するとともに、検出された動きベクトルの方向が注目画素と原点とするX軸、X軸に直交するY軸、X軸を45度左回転させたX’軸、またはY軸を45度左回転させたY’軸のいづれに最も近いかに応じ、検出された動きベクトルの方向がX軸に最も近い場合、第1のアクティビティ値として、左方向または右方向の積算値のうちの大きい方を設定し、第2のアクティビティ値の1つ目として、左方向または右方向の積算値のうちの大きい方を設定し、第2のアクティビティ値の2つ目として、左下方向または右上方向の積算値のうちの大きい方を設定し、第2のアクティビティ値の3つ目として、左上方向または右下方向の積算値のうちの大きい方を設定し、検出された動きベクトルの方向がY軸に最も近い場合、第1のアクティビティ値として、上方向または下方向の積算値のうちの大きい方を設定し、第2のアクティビティ値の1つ目として、上方向または下方向の積算値のうちの大きい方を設定し、第2のアクティビティ値の2つ目として、左下方向または右上方向の積算値のうちの大きい方を設定し、第2のアクティビティ値の3つ目として、左上方向または右下方向の積算値のうちの大きい方を設定し、検出された動きベクトルの方向がX’軸に最も近い場合、第1のアクティビティ値として、左下方向または右上方向の積算値のうちの大きい方を設定し、第2のアクティビティ値の1つ目として、左方向または右方向の積算値のうちの大きい方を設定し、第2のアクティビティ値の2つ目として、上方向または下方向の積算値のうちの大きい方を設定し、第2のアクティビティ値の3つ目として、左下方向または右上方向の積算値のうちの大きい方を設定し、検出された動きベクトルの方向がY’軸に最も近い場合、第1のアクティビティ値として、左上方向または右下方向の積算値のうちの大きい方を設定し、第2のアクティビティ値の1つ目として、左方向または右方向の積算値のうちの大きい方を設定し、第2のアクティビティ値の2つ目として、上方向または下方向の積算値のうちの大きい方を設定し、第2のアクティビティ値の3つ目として、左上方向または右下方向の積算値のうちの大きい方を設定し、演算手段は、評価値をブロックアクティビティ値で正規化する演算、評価値を第1のアクティビティ値で正規化する演算、または評価値を第1の評価値の最大値、最小値、若しくは平均値で正規化する演算のうちの少なくとも1つの演算結果を確度値とする。
本発明の第1の側面である画像処理装置は、設定された第1および第2のアクティビティ値、並びにブロックアクティビティ値に基づき、検出された動きベクトルの信頼を判定する判定手段と、検出された動きベクトルの信頼性の程度を示す確度値と、判定手段の判定結果に基づき、検出された動きベクトルが信頼できるか否かを最終的に判断する判断手段とをさらに含ことができる。
本発明の第1の側面である画像処理方法は、時間的に前後する2フレーム間の動きベクトルを検出する画像信号処理装置の画像信号処理方法において、2フレーム間の画素ブロック単位の動きベクトルを検出するとともに、動きベクトルを検出する過程で算出される2フレームにそれぞれ設けられた画素ブロックの一致の程度を示す評価値を出力する検出ステップと、検出された動きベクトルの方向に基づき、フレームにおける画素値の変動の程度を示すアクティビティ値を設定するアクティビティ値設定ステップと、評価値およびアクティビティ値に基づき、検出された動きベクトルの信頼性の程度を示す確度値を演算する演算ステップとを含み、アクティビティ値設定ステップは、画素ブロックを構成する各画素を順次注目画素とし、注目画素の左上、上、右上、左、右、左下、下、または右下の8方向に隣接している隣接画素と注目画素との差分絶対値を算出し、算出した8方向の差分絶対値の平均値を画素ブロック内で積算することによりブロックアクティビティ値を設定し、算出した8方向の差分絶対値を、画素ブロック内で8方向ごとに積算することにより8方向それぞれに対応する積算値を算出するとともに、検出された動きベクトルの方向が注目画素と原点とするX軸、X軸に直交するY軸、X軸を45度左回転させたX’軸、またはY軸を45度左回転させたY’軸のいづれに最も近いかに応じ、検出された動きベクトルの方向がX軸に最も近い場合、第1のアクティビティ値として、左方向または右方向の積算値のうちの大きい方を設定し、第2のアクティビティ値の1つ目として、左方向または右方向の積算値のうちの大きい方を設定し、第2のアクティビティ値の2つ目として、左下方向または右上方向の積算値のうちの大きい方を設定し、第2のアクティビティ値の3つ目として、左上方向または右下方向の積算値のうちの大きい方を設定し、検出された動きベクトルの方向がY軸に最も近い場合、第1のアクティビティ値として、上方向または下方向の積算値のうちの大きい方を設定し、第2のアクティビティ値の1つ目として、上方向または下方向の積算値のうちの大きい方を設定し、第2のアクティビティ値の2つ目として、左下方向または右上方向の積算値のうちの大きい方を設定し、第2のアクティビティ値の3つ目として、左上方向または右下方向の積算値のうちの大きい方を設定し、検出された動きベクトルの方向がX’軸に最も近い場合、第1のアクティビティ値として、左下方向または右上方向の積算値のうちの大きい方を設定し、第2のアクティビティ値の1つ目として、左方向または右方向の積算値のうちの大きい方を設定し、第2のアクティビティ値の2つ目として、上方向または下方向の積算値のうちの大きい方を設定し、第2のアクティビティ値の3つ目として、左下方向または右上方向の積算値のうちの大きい方を設定し、検出された動きベクトルの方向がY’軸に最も近い場合、第1のアクティビティ値として、左上方向または右下方向の積算値のうちの大きい方を設定し、第2のアクティビティ値の1つ目として、左方向または右方向の積算値のうちの大きい方を設定し、第2のアクティビティ値の2つ目として、上方向または下方向の積算値のうちの大きい方を設定し、第2のアクティビティ値の3つ目として、左上方向または右下方向の積算値のうちの大きい方を設定し、演算ステップは、評価値をブロックアクティビティ値で正規化する演算、評価値を第1のアクティビティ値で正規化する演算、または評価値を第1の評価値の最大値、最小値、若しくは平均値で正規化する演算のうちの少なくとも1つの演算結果を確度値とする。
本発明の第1の側面であるプログラムは、時間的に前後する2フレーム間の動きベクトルを検出する画像信号処理装置の制御用のプログラムであって、2フレーム間の画素ブロック単位の動きベクトルを検出するとともに、動きベクトルを検出する過程で算出される2フレームにそれぞれ設けられた画素ブロックの一致の程度を示す評価値を出力する検出ステップと、検出された動きベクトルの方向に基づき、フレームにおける画素値の変動の程度を示すアクティビティ値を設定するアクティビティ値設定ステップと、評価値およびアクティビティ値に基づき、検出された動きベクトルの信頼性の程度を示す確度値を演算する演算ステップとを含み、アクティビティ値設定ステップは、画素ブロックを構成する各画素を順次注目画素とし、注目画素の左上、上、右上、左、右、左下、下、または右下の8方向に隣接している隣接画素と注目画素との差分絶対値を算出し、算出した8方向の差分絶対値の平均値を画素ブロック内で積算することによりブロックアクティビティ値を設定し、算出した8方向の差分絶対値を、画素ブロック内で8方向ごとに積算することにより8方向それぞれに対応する積算値を算出するとともに、検出された動きベクトルの方向が注目画素と原点とするX軸、X軸に直交するY軸、X軸を45度左回転させたX’軸、またはY軸を45度左回転させたY’軸のいづれに最も近いかに応じ、検出された動きベクトルの方向がX軸に最も近い場合、第1のアクティビティ値として、左方向または右方向の積算値のうちの大きい方を設定し、第2のアクティビティ値の1つ目として、左方向または右方向の積算値のうちの大きい方を設定し、第2のアクティビティ値の2つ目として、左下方向または右上方向の積算値のうちの大きい方を設定し、第2のアクティビティ値の3つ目として、左上方向または右下方向の積算値のうちの大きい方を設定し、検出された動きベクトルの方向がY軸に最も近い場合、第1のアクティビティ値として、上方向または下方向の積算値のうちの大きい方を設定し、第2のアクティビティ値の1つ目として、上方向または下方向の積算値のうちの大きい方を設定し、第2のアクティビティ値の2つ目として、左下方向または右上方向の積算値のうちの大きい方を設定し、第2のアクティビティ値の3つ目として、左上方向または右下方向の積算値のうちの大きい方を設定し、検出された動きベクトルの方向がX’軸に最も近い場合、第1のアクティビティ値として、左下方向または右上方向の積算値のうちの大きい方を設定し、第2のアクティビティ値の1つ目として、左方向または右方向の積算値のうちの大きい方を設定し、第2のアクティビティ値の2つ目として、上方向または下方向の積算値のうちの大きい方を設定し、第2のアクティビティ値の3つ目として、左下方向または右上方向の積算値のうちの大きい方を設定し、検出された動きベクトルの方向がY’軸に最も近い場合、第1のアクティビティ値として、左上方向または右下方向の積算値のうちの大きい方を設定し、第2のアクティビティ値の1つ目として、左方向または右方向の積算値のうちの大きい方を設定し、第2のアクティビティ値の2つ目として、上方向または下方向の積算値のうちの大きい方を設定し、第2のアクティビティ値の3つ目として、左上方向または右下方向の積算値のうちの大きい方を設定し、演算ステップは、評価値をブロックアクティビティ値で正規化する演算、評価値を第1のアクティビティ値で正規化する演算、または評価値を第1の評価値の最大値、最小値、若しくは平均値で正規化する演算のうちの少なくとも1つの演算結果を確度値とする処理を画像信号処理装置のコンピュータに実行させる。
本発明の第1の側面においては、2フレーム間の画素ブロック単位の動きベクトルが検出されるとともに、動きベクトルを検出する過程で算出される2フレームにそれぞれ設けられた画素ブロックの一致の程度を示す評価値が出力され、検出された動きベクトルの方向に基づき、フレームにおける画素値の変動の程度を示すアクティビティ値が設定され、評価値およびアクティビティ値に基づき、検出された動きベクトルの信頼性の程度を示す確度値が演算される。アクティビティ値の設定では、画素ブロックを構成する各画素順次注目画素とし、注目画素の左上、上、右上、左、右、左下、下、または右下の8方向に隣接している隣接画素と注目画素との差分絶対値を算出し、算出した8方向の差分絶対値の平均値を画素ブロック内で積算することによりブロックアクティビティ値を設定し、算出した8方向の差分絶対値を、画素ブロック内で8方向ごとに積算することにより8方向それぞれに対応する積算値を算出するとともに、検出された動きベクトルの方向が注目画素と原点とするX軸、X軸に直交するY軸、X軸を45度左回転させたX’軸、またはY軸を45度左回転させたY’軸のいづれに最も近いかに応じ、検出された動きベクトルの方向がX軸に最も近い場合、第1のアクティビティ値として、左方向または右方向の積算値のうちの大きい方を設定し、第2のアクティビティ値の1つ目として、左方向または右方向の積算値のうちの大きい方を設定し、第2のアクティビティ値の2つ目として、左下方向または右上方向の積算値のうちの大きい方を設定し、第2のアクティビティ値の3つ目として、左上方向または右下方向の積算値のうちの大きい方を設定し、検出された動きベクトルの方向がY軸に最も近い場合、第1のアクティビティ値として、上方向または下方向の積算値のうちの大きい方を設定し、第2のアクティビティ値の1つ目として、上方向または下方向の積算値のうちの大きい方を設定し、第2のアクティビティ値の2つ目として、左下方向または右上方向の積算値のうちの大きい方を設定し、第2のアクティビティ値の3つ目として、左上方向または右下方向の積算値のうちの大きい方を設定し、検出された動きベクトルの方向がX’軸に最も近い場合、第1のアクティビティ値として、左下方向または右上方向の積算値のうちの大きい方を設定し、第2のアクティビティ値の1つ目として、左方向または右方向の積算値のうちの大きい方を設定し、第2のアクティビティ値の2つ目として、上方向または下方向の積算値のうちの大きい方を設定し、第2のアクティビティ値の3つ目として、左下方向または右上方向の積算値のうちの大きい方を設定し、検出された動きベクトルの方向がY’軸に最も近い場合、第1のアクティビティ値として、左上方向または右下方向の積算値のうちの大きい方を設定し、第2のアクティビティ値の1つ目として、左方向または右方向の積算値のうちの大きい方を設定し、第2のアクティビティ値の2つ目として、上方向または下方向の積算値のうちの大きい方を設定し、第2のアクティビティ値の3つ目として、左上方向または右下方向の積算値のうちの大きい方を設定し、確度値の演算では、評価値をブロックアクティビティ値で正規化する演算、評価値を第1のアクティビティ値で正規化する演算、または評価値を第1の評価値の最大値、最小値、若しくは平均値で正規化する演算のうちの少なくとも1つの演算結果を確度値とする。
本発明の第2の側面である画像処理装置は、時間的に前後する2フレーム間の動きベクトルを検出する画像信号処理装置において、2フレーム間の画素ブロック単位の動きベクトルを検出する検出手段と、検出された動きベクトルの方向に基づき、フレームにおける画素値の変動の程度を示すアクティビティ値を設定するアクティビティ値設定手段とを含み、アクティビティ値設定手段は、画素ブロックを構成する各画素を順次注目画素とし、注目画素の左上、上、右上、左、右、左下、下、または右下の8方向に隣接している隣接画素と注目画素との差分絶対値を算出し、算出した8方向の差分絶対値の平均値を画素ブロック内で積算することによりブロックアクティビティ値を設定し、算出した8方向の差分絶対値を、画素ブロック内で8方向ごとに積算することにより8方向それぞれに対応する積算値を算出するとともに、検出された動きベクトルの方向が注目画素と原点とするX軸、X軸に直交するY軸、X軸を45度左回転させたX’軸、またはY軸を45度左回転させたY’軸のいづれに最も近いかに応じ、検出された動きベクトルの方向がX軸に最も近い場合、第1のアクティビティ値として、左方向または右方向の積算値のうちの大きい方を設定し、第2のアクティビティ値の1つ目として、左方向または右方向の積算値のうちの大きい方を設定し、第2のアクティビティ値の2つ目として、左下方向または右上方向の積算値のうちの大きい方を設定し、第2のアクティビティ値の3つ目として、左上方向または右下方向の積算値のうちの大きい方を設定し、検出された動きベクトルの方向がY軸に最も近い場合、第1のアクティビティ値として、上方向または下方向の積算値のうちの大きい方を設定し、第2のアクティビティ値の1つ目として、上方向または下方向の積算値のうちの大きい方を設定し、第2のアクティビティ値の2つ目として、左下方向または右上方向の積算値のうちの大きい方を設定し、第2のアクティビティ値の3つ目として、左上方向または右下方向の積算値のうちの大きい方を設定し、検出された動きベクトルの方向がX’軸に最も近い場合、第1のアクティビティ値として、左下方向または右上方向の積算値のうちの大きい方を設定し、第2のアクティビティ値の1つ目として、左方向または右方向の積算値のうちの大きい方を設定し、第2のアクティビティ値の2つ目として、上方向または下方向の積算値のうちの大きい方を設定し、第2のアクティビティ値の3つ目として、左下方向または右上方向の積算値のうちの大きい方を設定し、検出された動きベクトルの方向がY’軸に最も近い場合、第1のアクティビティ値として、左上方向または右下方向の積算値のうちの大きい方を設定し、第2のアクティビティ値の1つ目として、左方向または右方向の積算値のうちの大きい方を設定し、第2のアクティビティ値の2つ目として、上方向または下方向の積算値のうちの大きい方を設定し、第2のアクティビティ値の3つ目として、左上方向または右下方向の積算値のうちの大きい方を設定する。
本発明の第2の側面である画像処理方法は、時間的に前後する2フレーム間の動きベクトルを検出する画像信号処理装置の画像信号処理方法において、2フレーム間の画素ブロック単位の動きベクトルを検出する検出ステップと、検出された動きベクトルの方向に基づき、フレームにおける画素値の変動の程度を示すアクティビティ値を設定するアクティビティ値設定ステップとを含み、アクティビティ値設定ステップは、画素ブロックを構成する各画素を順次注目画素とし、注目画素の左上、上、右上、左、右、左下、下、または右下の8方向に隣接している隣接画素と注目画素との差分絶対値を算出し、算出した8方向の差分絶対値の平均値を画素ブロック内で積算することによりブロックアクティビティ値を設定し、算出した8方向の差分絶対値を、画素ブロック内で8方向ごとに積算することにより8方向それぞれに対応する積算値を算出するとともに、検出された動きベクトルの方向が注目画素と原点とするX軸、X軸に直交するY軸、X軸を45度左回転させたX’軸、またはY軸を45度左回転させたY’軸のいづれに最も近いかに応じ、検出された動きベクトルの方向がX軸に最も近い場合、第1のアクティビティ値として、左方向または右方向の積算値のうちの大きい方を設定し、第2のアクティビティ値の1つ目として、左方向または右方向の積算値のうちの大きい方を設定し、第2のアクティビティ値の2つ目として、左下方向または右上方向の積算値のうちの大きい方を設定し、第2のアクティビティ値の3つ目として、左上方向または右下方向の積算値のうちの大きい方を設定し、検出された動きベクトルの方向がY軸に最も近い場合、第1のアクティビティ値として、上方向または下方向の積算値のうちの大きい方を設定し、第2のアクティビティ値の1つ目として、上方向または下方向の積算値のうちの大きい方を設定し、第2のアクティビティ値の2つ目として、左下方向または右上方向の積算値のうちの大きい方を設定し、第2のアクティビティ値の3つ目として、左上方向または右下方向の積算値のうちの大きい方を設定し、検出された動きベクトルの方向がX’軸に最も近い場合、第1のアクティビティ値として、左下方向または右上方向の積算値のうちの大きい方を設定し、第2のアクティビティ値の1つ目として、左方向または右方向の積算値のうちの大きい方を設定し、第2のアクティビティ値の2つ目として、上方向または下方向の積算値のうちの大きい方を設定し、第2のアクティビティ値の3つ目として、左下方向または右上方向の積算値のうちの大きい方を設定し、検出された動きベクトルの方向がY’軸に最も近い場合、第1のアクティビティ値として、左上方向または右下方向の積算値のうちの大きい方を設定し、第2のアクティビティ値の1つ目として、左方向または右方向の積算値のうちの大きい方を設定し、第2のアクティビティ値の2つ目として、上方向または下方向の積算値のうちの大きい方を設定し、第2のアクティビティ値の3つ目として、左上方向または右下方向の積算値のうちの大きい方を設定する。
本発明の第2の側面であるプログラムは、時間的に前後する2フレーム間の動きベクトルを検出する画像信号処理装置の制御用のプログラムであって、2フレーム間の画素ブロック単位の動きベクトルを検出する検出ステップと、検出された動きベクトルの方向に基づき、フレームにおける画素値の変動の程度を示すアクティビティ値を設定するアクティビティ値設定ステップとを含み、アクティビティ値設定ステップは、画素ブロックを構成する各画素を順次注目画素とし、注目画素の左上、上、右上、左、右、左下、下、または右下の8方向に隣接している隣接画素と注目画素との差分絶対値を算出し、算出した8方向の差分絶対値の平均値を画素ブロック内で積算することによりブロックアクティビティ値を設定し、算出した8方向の差分絶対値を、画素ブロック内で8方向ごとに積算することにより8方向それぞれに対応する積算値を算出するとともに、検出された動きベクトルの方向が注目画素と原点とするX軸、X軸に直交するY軸、X軸を45度左回転させたX’軸、またはY軸を45度左回転させたY’軸のいづれに最も近いかに応じ、検出された動きベクトルの方向がX軸に最も近い場合、第1のアクティビティ値として、左方向または右方向の積算値のうちの大きい方を設定し、第2のアクティビティ値の1つ目として、左方向または右方向の積算値のうちの大きい方を設定し、第2のアクティビティ値の2つ目として、左下方向または右上方向の積算値のうちの大きい方を設定し、第2のアクティビティ値の3つ目として、左上方向または右下方向の積算値のうちの大きい方を設定し、検出された動きベクトルの方向がY軸に最も近い場合、第1のアクティビティ値として、上方向または下方向の積算値のうちの大きい方を設定し、第2のアクティビティ値の1つ目として、上方向または下方向の積算値のうちの大きい方を設定し、第2のアクティビティ値の2つ目として、左下方向または右上方向の積算値のうちの大きい方を設定し、第2のアクティビティ値の3つ目として、左上方向または右下方向の積算値のうちの大きい方を設定し、検出された動きベクトルの方向がX’軸に最も近い場合、第1のアクティビティ値として、左下方向または右上方向の積算値のうちの大きい方を設定し、第2のアクティビティ値の1つ目として、左方向または右方向の積算値のうちの大きい方を設定し、第2のアクティビティ値の2つ目として、上方向または下方向の積算値のうちの大きい方を設定し、第2のアクティビティ値の3つ目として、左下方向または右上方向の積算値のうちの大きい方を設定し、検出された動きベクトルの方向がY’軸に最も近い場合、第1のアクティビティ値として、左上方向または右下方向の積算値のうちの大きい方を設定し、第2のアクティビティ値の1つ目として、左方向または右方向の積算値のうちの大きい方を設定し、第2のアクティビティ値の2つ目として、上方向または下方向の積算値のうちの大きい方を設定し、第2のアクティビティ値の3つ目として、左上方向または右下方向の積算値のうちの大きい方を設定する処理を画像信号処理装置のコンピュータに実行させる。
本発明の第2の側面においては、2フレーム間の画素ブロック単位の動きベクトルが検出され、検出された動きベクトルの方向に基づき、フレームにおける画素値の変動の程度を示すアクティビティ値が設定される。ここでは、画素ブロックを構成する各画素を順次注目画素とし、注目画素の左上、上、右上、左、右、左下、下、または右下の8方向に隣接している隣接画素と注目画素との差分絶対値を算出し、算出した8方向の差分絶対値の平均値を画素ブロック内で積算することによりブロックアクティビティ値を設定し、算出した8方向の差分絶対値を、画素ブロック内で8方向ごとに積算することにより8方向それぞれに対応する積算値を算出するとともに、検出された動きベクトルの方向が注目画素と原点とするX軸、X軸に直交するY軸、X軸を45度左回転させたX’軸、またはY軸を45度左回転させたY’軸のいづれに最も近いかに応じ、検出された動きベクトルの方向がX軸に最も近い場合、第1のアクティビティ値として、左方向または右方向の積算値のうちの大きい方を設定し、第2のアクティビティ値の1つ目として、左方向または右方向の積算値のうちの大きい方を設定し、第2のアクティビティ値の2つ目として、左下方向または右上方向の積算値のうちの大きい方を設定し、第2のアクティビティ値の3つ目として、左上方向または右下方向の積算値のうちの大きい方を設定し、検出された動きベクトルの方向がY軸に最も近い場合、第1のアクティビティ値として、上方向または下方向の積算値のうちの大きい方を設定し、第2のアクティビティ値の1つ目として、上方向または下方向の積算値のうちの大きい方を設定し、第2のアクティビティ値の2つ目として、左下方向または右上方向の積算値のうちの大きい方を設定し、第2のアクティビティ値の3つ目として、左上方向または右下方向の積算値のうちの大きい方を設定し、検出された動きベクトルの方向がX’軸に最も近い場合、第1のアクティビティ値として、左下方向または右上方向の積算値のうちの大きい方を設定し、第2のアクティビティ値の1つ目として、左方向または右方向の積算値のうちの大きい方を設定し、第2のアクティビティ値の2つ目として、上方向または下方向の積算値のうちの大きい方を設定し、第2のアクティビティ値の3つ目として、左下方向または右上方向の積算値のうちの大きい方を設定し、検出された動きベクトルの方向がY’軸に最も近い場合、第1のアクティビティ値として、左上方向または右下方向の積算値のうちの大きい方を設定し、第2のアクティビティ値の1つ目として、左方向または右方向の積算値のうちの大きい方を設定し、第2のアクティビティ値の2つ目として、上方向または下方向の積算値のうちの大きい方を設定し、第2のアクティビティ値の3つ目として、左上方向または右下方向の積算値のうちの大きい方を設定する。
本発明の第1の側面によれば、検出された動きベクトルの信頼性を正確に判断することが可能となる。
本発明の第2の側面によれば、検出された動きベクトルの信頼性を判断するための指標となる、画素値の変動を示すアクティビティ値を取得することができる。
以下、本発明を適用した具体的な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図5は、本発明の一実施の形態である動きベクトル検出装置の構成例を示している。この動きベクトル検出装置30は、前段から入力される画像信号の各フレームを処理対象として画素ブロックに分割し、画素ブロック毎に動きベクトルを検出するとともに、検出した動きベクトルの信頼性を判断するものである。
この動きベクトル検出装置30は、順次入力される画像信号を1フレーム分遅延させるフレームメモリ31、2フレーム間の動きベクトルを検出する動きベクトル検出部32、各フレームの画素ブロック毎のブロックアクティビティ値等を算出するアクティビティ値算出部33、算出されるブロックアクティビティ値などを総合的に判定するアクティビティ値総合判定部34、評価値とブロックアクティビティ値などに基づいて動きベクトル確度値を算出する確度値算出部35、および、動きベクトル確度値に基づいて動きベクトルが信頼できるか否か判定する信頼性判断部36から構成される。
フレームメモリ31は、順次入力される画像信号を1フレーム分遅延させて動きベクトル検出部32に供給する。したがって、動きベクトル検出部32には、動きベクトル検出装置30の前段とフレームメモリ31から、時系列に連続した2フレームが供給されることになる。
動きベクトル検出部32は、例えばブロックマッチング法を適用して、動きベクトルを検出する。具体的には、動きベクトル検出装置30の前段とフレームメモリ31から同時に供給される2フレームのうち、一方を基準フレームとして画素ブロックに分割し、画素ブロック毎に動きベクトルを検出する。そして、検出した動きベクトルを図示せぬ後段とアクティビティ値算出部33に供給するとともに、動きベクトルを検出する過程で算出した評価値を確度値算出部35に出力する。なお、動きベクトル検出部32において、ブロックマッチング法以外の方法(例えば、勾配法)などに従い、動きベクトルを検出するようにしてもよい。また、フレームメモリ31において、数フレーム遅延させることにより、時間的に数フレーム間隔が空いている2フレーム間の動きベクトルを検出するようにしてもよい。
アクティビティ値算出部33は、画像信号の各フレームを処理対象として画素ブロックに分割し、ブロックアクティビティ値を算出してアクティビティ値総合判定部34および確度値算出部35に出力する。また、アクティビティ値算出部33は、後述する第1のアクティビティ値、第1の画素カウント値、第2のアクティビティ値、および第2の画素カウント値を算出してアクティビティ値総合判定部34に出力する。
ここで、アクティビティ値算出部33の詳細な構成例について、図6を参照して説明する。
このアクティビティ値算出部33は、画素ブロック内の各画素に対して8方向のディアアクティビティ値を算出するディアアクティビティ値算出部51、画素毎に算出された8方向のディアアクティビティ値を平均して従来のアクティビティ値を算出する平均値算出部52、画素ブロック内の各画素に対して算出された従来のアクティビティ値のブロック内の総和(積算値)を算出するブロック内積算部53、画素毎に算出された8方向のディアアクティビティ値を8方向毎に画素ブロック内で積算(総和)するブロック内積算部54、検出された動きベクトルの方向を判定する動きベクトル方向判定部55、並びに、ディアアクティビティ値算出部51乃至ブロック内積算部54の算出結果に基づいてブロックアクティビティ値、第1のアクティビティ値、第1の画素カウント値、第2のアクティビティ値、および第2の画素カウント値を生成するアクティビティ値決定部56から構成される。
ディアアクティビティ値算出部51は、画素ブロック内の各画素を順に注目画素とし、注目画素とその上下左右斜めの8方向に隣接する8画素それぞれとの画素値の差分絶対値を8方向のディアアクティビティ値として算出し、アクティビティ値決定部56に出力する。したがって、ディアアクティビティ値算出部51の出力は、1画素あたり8値となる。
平均値算出部52は、画素毎に算出された8方向のディアアクティビティ値の平均値(従来のアクティビティ値)を算出し、ブロック内積算部53およびアクティビティ値決定部56に出力する。したがって、平均値算出部52の出力は、1画素あたり1値となる。
ブロック内積算部53は、画素ブロック内の各画素に対して算出された従来のアクティビティ値のブロック内の総和(積算値)、すなわち、ブロックアクティビティ値を算出して、アクティビティ値決定部56に出力する。したがって、ブロック内積算部53の出力は、1画素ブロックあたり1値となる。
ブロック内積算部54は、画素毎に算出された8方向のディアアクティビティ値を8方向毎に画素ブロック内で積算(総和)し、アクティビティ値決定部56に出力する。したがって、ブロック内積算部54の出力は、1画素ブロックあたり8値となる。
動きベクトル方向判定部55は、動きベクトル検出部32によって検出された動きベクトルの方向を判定し、判定結果をアクティビティ値決定部56に出力する。
アクティビティ値決定部56は、ブロック内積算部53の出力をそのままブロックアクティビティ値として後段に出力する。
また、アクティビティ値決定部56は、動きベクトルの方向の判定結果、およびブロック内積算部54の出力に基づき、第1のアクティビティ値を決定して後段に出力する。
具体的には、動きベクトルの方向が、図7Aに示す左−右方向に属する場合、ブロック内積算部54の出力である8値のうち、左方向の値と右方向の値を比較して、大きい方の値を第1のアクティビティ値に決定する。
動きベクトルの方向が、図7Bに示す上−下方向に属する場合、ブロック内積算部54の出力である8値のうち、上方向の値と下方向の値を比較して、大きい方の値を第1のアクティビティ値に決定する。
動きベクトルの方向が、図7Cに示す左下−右上方向に属する場合、ブロック内積算部54の出力である8値のうち、左下方向の値と右上方向の値を比較して、大きい方の値を第1のアクティビティ値に決定する。
動きベクトルの方向が、図7Dに示す左上−右下方向に属する場合、ブロック内積算部54の出力である8値のうち、左上方向の値と右下方向の値を比較して、大きい方の値を第1のアクティビティ値に決定する。
なお、動きベクトルの大きさが0であってその方向が判断できない場合、ブロック内積算部53の出力であるブロックアクティビティ値を第1のアクティビティ値に決定する。
例えば図8に示すように、ブロック内積算部54の出力される8値が、上方向から右回りに、525,475,248,490,650,440,232,480であり、動きベクトルの方向が図7Bに示す上−下方向に属する場合、上方向の値525と下方向の値650が比較されて、大きい方の値650が第1のアクティビティ値に決定される。
また、アクティビティ値決定部56は、内蔵する画素数カウント部57により、動きベクトルの方向の判定結果、およびディアアクティビティ値算出部51の出力に基づき、第1の画素カウント値を決定して後段に出力する。
具体的には、動きベクトルの方向が全8方向のうちの上方向に属する場合、ディアアクティビティ値算出部51の出力である各画素の8値のうちの上方向のディアアクティビティ値と所定の閾値とを比較し、上方向のディアアクティビティ値が所定の閾値以上である画素数をカウントして、第1の画素カウント値に決定する。
同様に、動きベクトルの方向が全8方向のうちの下方向に属する場合、ディアアクティビティ値算出部51の出力である各画素の8値のうちの下方向のディアアクティビティ値と所定の閾値とを比較し、下方向のディアアクティビティ値が所定の閾値以上である画素数をカウントして、第1の画素カウント値に決定する。
同様に、動きベクトルの方向が全8方向のうちのD方向に属する場合、ディアアクティビティ値算出部51の出力である各画素の8値のうちのD方向のディアアクティビティ値と所定の閾値とを比較し、D方向のディアアクティビティ値が所定の閾値以上である画素数をカウントして、第1の画素カウント値に決定する。
なお、動きベクトルの大きさが0であってその方向が判断できない場合、平均値算出部52の出力(ディアアクティビティ値算出部51の出力である各画素の8値の平均値)と所定の閾値とを比較し、平均値算出部52の出力が所定の閾値以上である画素数をカウントして、第1の画素カウント値に決定する。
したがって、第1の画素カウント値は、その最小値が0であって、その最大値が画素ブロックを構成する画素数となる。
さらに、アクティビティ値決定部56は、動きベクトルの方向の判定結果、およびブロック内積算部54の出力に基づき、第2のアクティビティ値を決定して後段に出力する。
具体的には、動きベクトルの方向が図9に示すX−Y平面において、X軸、Y軸、またはX軸とY軸の3種類のいずれに属するかを判定し、さらに、動きベクトルの方向が、図9のX軸とY軸を左回りに45度回転させた、図10に示すX'−Y'平面において、X'軸、Y'軸、またはX'軸とY'軸の3種類のいずれに属するかを判定し、ブロック内積算部54の出力のうち、属する軸の方向毎に大きい方の値を第2のアクティビティ値に決定する。
より具体的には、動きベクトルの方向が、図9Aに示す左−右方向に属する場合、X−Y平面のX軸に属すると判定し、ブロック内積算部54の出力である8値のうち、左方向の値と右方向の値を比較して、大きい方の値を第2のアクティビティ値に決定する。
動きベクトルの方向が、図9Bに示す上−下方向に属する場合、X−Y平面ではY軸に属すると判定し、ブロック内積算部54の出力である8値のうち、上方向の値と下方向の値を比較して、大きい方の値を第2のアクティビティ値に決定する。
動きベクトルの方向が、図9Cに示す左下−右上方向に属する場合、または図9Dに示す左上−右下方向に属する場合、X−Y平面ではX軸とY軸に属すると判定し、ブロック内積算部54の出力である8値のうち、左方向の値と右方向の値を比較した大きい方の値と、上方向の値と下方向の値を比較した大きい方の値とを第2のアクティビティ値に決定する。
さらに、動きベクトルの方向が、図10Aに示す左−右方向に属する場合、または図10Bに示す上−下方向に属する場合、X'−Y'平面ではX'軸とY'軸に属すると判定し、ブロック内積算部54の出力である8値のうち、左上方向の値と右下方向の値を比較した大きい方の値と、左下方向の値と右上方向の値を比較した大きい方の値とを第2のアクティビティ値に決定する。
動きベクトルの方向が、図10Cに示す左下−右上方向に属する場合、X'−Y'平面ではX'軸に属すると判定し、ブロック内積算部54の出力である8値のうち、左下方向の値と右上方向の値を比較して、大きい方の値を第2のアクティビティ値に決定する。
動きベクトルの方向が、図10Dに示す左上−右下方向に属する場合、X'−Y'平面ではY'軸に属すると判定し、ブロック内積算部54の出力である8値のうち、左上方向の値と右下方向の値を比較して、大きい方の値を第2のアクティビティ値に決定する。
なお、動きベクトルの大きさが0であってその方向が判断できない場合、ブロック内積算部53の出力であるブロックアクティビティ値を第2のアクティビティ値に決定する。
例えば図11に示すように、ブロック内積算部54の出力される8値が、上方向から右回りに、525,475,248,490,650,440,232,480である場合、動きベクトルの方向は、図9Bに示すようにX−Y平面ではY軸に属するので、ブロック内積算部54の出力である8値のうち、上方向の値525と下方向の値650が比較されて、大きい方の値650が第2のアクティビティ値に決定される。さらに、動きベクトルの方向は、図10Bに示すようにX'−Y'平面ではX'軸とY'軸に属するので、ブロック内積算部54の出力である8値のうち、左上方向の値480と右下方向の値490を比較した大きい方の値490と、左下方向の値440と右上方向の値475を比較した大きい方の値475とが第2のアクティビティ値に決定される。
またさらに、アクティビティ値決定部56は、内蔵する画素数カウント部57により、動きベクトルの方向の判定結果、およびディアアクティビティ値算出部51の出力に基づき、第2の画素カウント値を決定して後段に出力する。
具体的には、動きベクトルの方向が、図9に示すX−Y平面において、X軸、Y軸、またはX軸とY軸の3種類のいずれに属するかを判定し、さらに、動きベクトルの方向が、図9のX軸とY軸を左回りに45度回転させた、図10に示すX'−Y'平面において、X'軸、Y'軸、またはX'軸とY'軸の3種類のいずれに属するかを判定し、ディアアクティビティ値算出部51の出力である各画素の8値のうちの属する軸の方向の値と所定の閾値とを比較し、属する軸の方向の全てのディアアクティビティ値が所定の閾値以上である画素数をカウントして、第2の画素カウント値に決定する。
なお、動きベクトルの大きさが0であってその方向が判断できない場合、平均値算出部52の出力(ディアアクティビティ値算出部51の出力である各画素の8値の平均値)と所定の閾値とを比較し、平均値算出部52の出力が所定の閾値以上である画素数をカウントして、第2の画素カウント値に決定する。
したがって、第2の画素カウント値は、その最小値が0であって、その最大値が画素ブロックを構成する画素数となる。
図5に戻る。アクティビティ値総合判定部34は、アクティビティ値算出部33から入力されるブロックアクティビティ値、第1のアクティビティ値、第1の画素カウント値、第2のアクティビティ値、および第2の画素カウント値を総合的に用いて動きベクトルの信頼性を判定し、判定結果を信頼性判断部36に出力する。なお、動きベクトルの信頼性を判定には、例えば、以下の第1乃至第10の判定方法を適用することができる。
ここで、アクティビティ値総合判定部34による第1乃至第10の判定方法について説明する。なお、以下の説明で用いる所定の閾値とは、予め設定されているものであって、各所定の閾値は同一のものとは限らない。
第1の判定方法は、第1のアクティビティ値と所定の閾値とを比較し、第1のアクティビティ値が所定の閾値以下である場合、検出された動きベクトルは信頼できないと判定するものである。
第2の判定方法は、第2のアクティビティ値と所定の閾値とを比較し、第2のアクティビティ値が所定の閾値以下である場合、検出された動きベクトルは信頼できないと判定するものである。
第3の判定方法は、第1の画素カウント値と所定の閾値とを比較し、第1の画素カウント値が所定の閾値以下である場合、検出された動きベクトルは信頼できないと判定するものである。
第4の判定方法は、第2の画素カウント値と所定の閾値とを比較し、第2の画素カウント値が所定の閾値以下である場合、検出された動きベクトルは信頼できないと判定するものである。
第5の判定方法は、従来の判定方法および第1の判定方法の論理積である。すなわち、ブロックアクティビティ値が所定の閾値以下であって、かつ、第1のアクティビティ値が所定の閾値以下である場合、検出された動きベクトルは信頼できないと判定するものである。
第6の判定方法は、従来の判定方法および第2の判定方法の論理積である。すなわち、ブロックアクティビティ値が所定の閾値以下であって、かつ、第2のアクティビティ値が所定の閾値以下である場合、検出された動きベクトルは信頼できないと判定するものである。
第7の判定方法は、従来の判定方法、並びに第1および第2の判定方法の論理積である。すなわち、ブロックアクティビティ値が所定の閾値以下であって、かつ、第1のアクティビティ値が所定の閾値以下であって、かつ、第2のアクティビティ値が所定の閾値以下である場合、検出された動きベクトルは信頼できないと判定するものである。
第8の判定方法は、従来の判定方法および第3の判定方法の論理積である。すなわち、ブロックアクティビティ値が所定の閾値以下であって、かつ、第1の画素カウント値が所定の閾値以下である場合、検出された動きベクトルは信頼できないと判定するものである。
第9の判定方法は、従来の判定方法および第4の判定方法の論理積である。すなわち、ブロックアクティビティ値が所定の閾値以下であって、かつ、第2の画素カウント値が所定の閾値以下である場合、検出された動きベクトルは信頼できないと判定するものである。
第10の判定方法は、従来の判定方法、並びに第3および第4の判定方法の論理積である。すなわち、ブロックアクティビティ値が所定の閾値以下であって、かつ、第1の画素カウント値が所定の閾値以下であって、かつ、第2の画素カウント値が所定の閾値以下である場合、検出された動きベクトルは信頼できないと判定するものである。
図5に戻る。確度値算出部35は、動きベクトル検出部32から入力される評価値と、アクティビティ値算出部33から入力されるブロックアクティビティ値、第1のアクティビティ値、第1の画素カウント値、第2のアクティビティ値、および第2の画素カウント値に基づき、動きベクトル確度値VCを算出して信頼性判断部36に出力する。
なお、動きベクトル確度値VCの算出には、例えば、以下の第1乃至第3の算出方法を適用することができる。なお、第1乃至第3の算出方法のうちの、1つの算出方法のみを採用してもよいし、2つまたは3つの算出方法を適用し、動きベクトル確度値VCを2値または3値算出して信頼性判断部36に出力するようにしてもよい。
第1の算出方法は、従来と同様、次式のように、評価値をブロックアクティビティ値で正規化するものである。
VC=1−(評価値/ブロックアクティビティ値)
第2の算出方法は、次式のように、評価値を第1のアクティビティ値で正規化するものである。
VC=1−(評価値/第1のアクティビティ値)
第3の算出方法は、次式のように、評価値を第2のアクティビティ値の最大値、最小値、または平均値で正規化するものである。
VC=1−(評価値/第2のアクティビティ値の最大値、最小値、または平均値)
図5に戻る。信頼性判断部36は、確度値算出部35によって算出された動きベクトル確度値VC、およびアクティビティ値総合判定部34の判定結果に基づき、動きベクトル検出部32で検出された動きベクトルが信頼できるか否かを判断する。なお、確度値算出部35から複数の動きベクトル確度値VCが入力される場合、それぞれの動きベクトル確度値VCに基づく判断の論理積を、最終的な判断結果とする。
次に、動きベクトル検出装置30による、動きベクトル検出処理(検出した動きベクトルの信頼性判断も含む)について、図12のフローチャートを参照して説明する。
この動きベクトル検出処理は、前段から入力される画像信号の各フレームを処理対象として実行される。
ステップS1において、動きベクトル検出部32は、例えば、ブロックマッチング法を適用して動きベクトルを検出する。具体的には、動きベクトル検出装置30の前段から供給されるフレームとフレームメモリ31から供給される2フレームのうち、一方を基準フレームとして画素ブロックに分割し、画素ブロック毎に動きベクトルを検出する。そして、検出した動きベクトルを図示せぬ後段とアクティビティ値算出部33に供給するとともに、動きベクトルを検出する過程で算出した評価値を確度値算出部35に出力する。
ステップS2において、アクティビティ値算出部33は、画像信号の各フレームを処理対象として画素ブロックに分割し、ブロックアクティビティ値を算出してアクティビティ値総合判定部34および確度値算出部35に出力する。また、アクティビティ値算出部33は、第1のアクティビティ値、第1の画素カウント値、第2のアクティビティ値、および第2の画素カウント値を算出してアクティビティ値総合判定部34に出力する。
なお、説明の便宜上、ステップS1の処理、ステップS2の処理の順で説明したが、ステップS1の処理とステップS2の処理とは平行して実行することができる。
ステップS2の処理について、図13のフローチャートを参照して詳述する。
ステップS21において、ディアアクティビティ値算出部51は、画素ブロック内の各画素を順に注目画素とし、注目画素とその上下左右斜めの8方向に隣接する8画素それぞれとの画素値の差分絶対値を8方向のディアアクティビティ値として算出し、アクティビティ値決定部56に出力する。したがって、ディアアクティビティ値算出部51の出力は、1画素あたり8値となる。
ステップS22において、平均値算出部52は、ディアアクティビティ値算出部51によって画素毎に算出された8方向のディアアクティビティ値の平均値(従来のアクティビティ値)を算出し、ブロック内積算部53およびアクティビティ値決定部56に出力する。したがって、平均値算出部52の出力は、1画素あたり1値となる。
ステップS23において、ブロック内積算部53は、画素ブロック内の各画素に対して算出された従来のアクティビティ値のブロック内の総和(積算値)、すなわち、ブロックアクティビティ値を算出して、アクティビティ値決定部56に出力する。したがって、ブロック内積算部53の出力は、1画素ブロックあたり1値となる。
ステップS24において、ブロック内積算部54は、画素毎に算出された8方向のディアアクティビティ値を8方向毎に画素ブロック内で積算(総和)し、アクティビティ値決定部56に出力する。したがって、ブロック内積算部54の出力は、1画素ブロックあたり8値となる。
ステップS25において、動きベクトル方向判定部55は、ステップS1の処理で検出された動きベクトルの方向が、図7A乃至図7Dに示されたX−Y平面の4種類の方向のいずれに属するかを判定し、判定結果をアクティビティ値決定部56に出力する。
ステップS26において、アクティビティ値決定部56は、ブロック内積算部53の出力をそのままブロックアクティビティ値として後段に出力する。また、アクティビティ値決定部56は、動きベクトルの方向の判定結果、およびブロック内積算部54の出力に基づき、第1のアクティビティ値を決定して後段に出力する。
ステップS27において、アクティビティ値決定部56に内蔵された画素数カウント部57は、動きベクトルの方向の判定結果、およびディアアクティビティ値算出部51の出力に基づき、第1の画素カウント値を決定して後段に出力する。
ステップS28において、動きベクトル方向判定部55は、ステップS1の処理で検出された動きベクトルの方向が、図9A乃至図9Dに示されたX−Y平面のX軸、Y軸、またはX軸とY軸の両方の3種類のいずれに属するかを判定し、判定結果をアクティビティ値決定部56に出力する。また、動きベクトル方向判定部55は、ステップS1の処理で検出された動きベクトルの方向が、図10A乃至図10Dに示されたX'−Y'平面のX'軸、Y'軸、またはX'軸とY'軸の両方の3種類のいずれに属するかを判定し、判定結果をアクティビティ値決定部56に出力する。
ステップS29において、アクティビティ値決定部56は、動きベクトルの方向の判定結果、およびブロック内積算部54の出力に基づき、第2のアクティビティ値を決定して後段に出力する。
ステップS30において、アクティビティ値決定部56に内蔵された画素数カウント部57は、動きベクトルの方向の判定結果、およびディアアクティビティ値算出部51の出力に基づき、第2の画素カウント値を決定して後段に出力する。
以上のように、ブロックアクティビティ値、第1のアクティビティ値、第1の画素カウント値、第2のアクティビティ値、および第2の画素カウント値が決定されて出力された後、処理は図12のステップS3にリターンされる。
図12に戻り、ステップS3において、アクティビティ値総合判定部34は、アクティビティ値算出部33から入力されたブロックアクティビティ値、第1のアクティビティ値、第1の画素カウント値、第2のアクティビティ値、および第2の画素カウント値を総合的に用いて、動きベクトルの信頼性を判定し、判定結果を信頼性判断部36に出力する。
ステップS4において、確度値算出部35は、ステップS1の処理で動きベクトル検出部32から入力された評価値と、ステップS2の処理でアクティビティ値算出部33から入力されたブロックアクティビティ値、第1のアクティビティ値、第1の画素カウント値、第2のアクティビティ値、および第2の画素カウント値に基づき、動きベクトル確度値VCを算出して信頼性判断部36に出力する。
ステップS5において、信頼性判断部36は、ステップS4の処理で確度値算出部35によって算出された動きベクトル確度値VCと、ステップS3の処理でのアクティビティ値総合判定部34の判定結果に基づき、動きベクトル検出部32で検出された動きベクトルが信頼できるか否かを最終的に判断し、その判断結果を後段に出力する。以上で、動きベクトル検出処理は終了される。
以上説明したように、動きベクトル検出装置30による動きベクトル検出処理によれば、検出された動きベクトルの信頼性を正確に判断することが可能となる。なお、この動きベクトル検出装置30は、従来の動きベクトル検出装置10に比較して、同程度の回路規模とコストで実現できる。
なお、本発明は、例えば、動画像を圧縮符号化する処理、撮影時に生じた動画像の手振れを補正する処理、シーンチェンジを検出する処理、背景の動きを推定する処理などを行う画像処理装置に適用することができる。
上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行することもできるし、ソフトウェアにより実行することもできる。一連の処理をソフトウェアにより実行する場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどに、プログラム記録媒体からインストールされる。
なお、コンピュータが実行するプログラムは、本明細書で説明する順序に沿って時系列に処理が行われるプログラムであっても良いし、並列に、あるいは呼び出しが行われたとき等の必要なタイミングで処理が行われるプログラムであっても良い。
また、プログラムは、1台のコンピュータにより処理されるものであってもよいし、複数のコンピュータによって分散処理されるものであってもよい。さらに、プログラムは、遠方のコンピュータに転送されて実行されるものであってもよい。
なお、本発明の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
ブロックアクティビティ値の算出方法を説明する図である。 評価値とブロックアクティビティ値の関係を示す図である。 従来の動きベクトル検出装置の構成の一例を示すブロック図である。 ブロックアクティビティ値が大きいにも拘らず、動きベクトルが誤検出される場合の例を説明する図である。 本発明を適用した動きベクトル検出装置の構成例を示すブロック図である。 図5のアクティビティ値算出部の詳細な構成例を示すブロック図である。 動きベクトルの方向を説明する図である。 第1のアクティビティ値の算出例を示す図である。 動きベクトルの方向を説明する図である。 動きベクトルの方向を説明する図である。 第2のアクティビティ値の算出例を示す図である。 動きベクトル検出処理を説明するフローチャートである。 図12のステップS2を詳述するフローチャートである。
符号の説明
30 動きベクトル検出装置, 31 フレームメモリ, 32 動きベクトル検出部, 33 アクティビティ値算出部, 34 アクティビティ値総合判定部, 35 確度値算出部, 36 信頼性判断部, 51 ディアアクティビティ値算出部, 52 平均値算出部, 53,54 ブロック内積算部, 55 動きベクトル方向判定部, 56 アクティビティ値決定部, 57 画素数カウント部

Claims (7)

  1. 時間的に前後する2フレーム間の動きベクトルを検出する画像信号処理装置において、
    前記2フレーム間の画素ブロック単位の動きベクトルを検出するとともに、前記動きベクトルを検出する過程で算出される前記2フレームにそれぞれ設けられた前記画素ブロックの一致の程度を示す評価値を出力する検出手段と、
    検出された動きベクトルの方向に基づき、前記フレームにおける画素値の変動の程度を示すアクティビティ値を設定するアクティビティ値設定手段と、
    前記評価値および前記アクティビティ値に基づき、検出された動きベクトルの信頼性の程度を示す確度値を演算する演算手段と
    を含み、
    前記アクティビティ値設定手段は、前記画素ブロックを構成する各画素を順次注目画素とし、前記注目画素の左上、上、右上、左、右、左下、下、または右下の8方向に隣接している隣接画素と前記注目画素との差分絶対値を算出し、算出した前記8方向の前記差分絶対値の平均値を前記画素ブロック内で積算することによりブロックアクティビティ値を設定し、算出した前記8方向の前記差分絶対値を、前記画素ブロック内で前記8方向ごとに積算することにより前記8方向それぞれに対応する積算値を算出するとともに、検出された動きベクトルの方向が前記注目画素と原点とするX軸、前記X軸に直交するY軸、前記X軸を45度左回転させたX’軸、または前記Y軸を45度左回転させたY’軸のいづれに最も近いかに応じ、
    検出された動きベクトルの方向が前記X軸に最も近い場合、
    第1のアクティビティ値として、左方向または右方向の前記積算値のうちの大きい方を設定し、
    第2のアクティビティ値の1つ目として、左方向または右方向の前記積算値のうちの大きい方を設定し、
    第2のアクティビティ値の2つ目として、左下方向または右上方向の前記積算値のうちの大きい方を設定し、
    第2のアクティビティ値の3つ目として、左上方向または右下方向の前記積算値のうちの大きい方を設定し、
    検出された動きベクトルの方向が前記Y軸に最も近い場合、
    第1のアクティビティ値として、上方向または下方向の前記積算値のうちの大きい方を設定し、
    第2のアクティビティ値の1つ目として、上方向または下方向の前記積算値のうちの大きい方を設定し、
    第2のアクティビティ値の2つ目として、左下方向または右上方向の前記積算値のうちの大きい方を設定し、
    第2のアクティビティ値の3つ目として、左上方向または右下方向の前記積算値のうちの大きい方を設定し、
    検出された動きベクトルの方向が前記X’軸に最も近い場合、
    第1のアクティビティ値として、左下方向または右上方向の前記積算値のうちの大きい方を設定し、
    第2のアクティビティ値の1つ目として、左方向または右方向の前記積算値のうちの大きい方を設定し、
    第2のアクティビティ値の2つ目として、上方向または下方向の前記積算値のうちの大きい方を設定し、
    第2のアクティビティ値の3つ目として、左下方向または右上方向の前記積算値のうちの大きい方を設定し、
    検出された動きベクトルの方向が前記Y’軸に最も近い場合、
    第1のアクティビティ値として、左上方向または右下方向の前記積算値のうちの大きい方を設定し、
    第2のアクティビティ値の1つ目として、左方向または右方向の前記積算値のうちの大きい方を設定し、
    第2のアクティビティ値の2つ目として、上方向または下方向の前記積算値のうちの大きい方を設定し、
    第2のアクティビティ値の3つ目として、左上方向または右下方向の前記積算値のうちの大きい方を設定し、
    前記演算手段は、前記評価値を前記ブロックアクティビティ値で正規化する演算、前記評価値を前記第1のアクティビティ値で正規化する演算、または前記評価値を前記第1の評価値の最大値、最小値、若しくは平均値で正規化する演算のうちの少なくとも1つの演算結果を前記確度値とする
    画像信号処理装置。
  2. 設定された前記第1および第2のアクティビティ値、並びに前記ブロックアクティビティ値に基づき、検出された動きベクトルの信頼性を判定する判定手段と、
    検出された動きベクトルの信頼性の程度を示す前記確度値と、前記判定手段の判定結果に基づき、検出された動きベクトルが信頼できるか否かを最終的に判断する判断手段と
    をさらに含む請求項に記載の画像信号処理装置。
  3. 時間的に前後する2フレーム間の動きベクトルを検出する画像信号処理装置の画像信号処理方法において、
    前記2フレーム間の画素ブロック単位の動きベクトルを検出するとともに、前記動きベクトルを検出する過程で算出される前記2フレームにそれぞれ設けられた前記画素ブロックの一致の程度を示す評価値を出力する検出ステップと、
    検出された動きベクトルの方向に基づき、前記フレームにおける画素値の変動の程度を示すアクティビティ値を設定するアクティビティ値設定ステップと、
    前記評価値および前記アクティビティ値に基づき、検出された動きベクトルの信頼性の程度を示す確度値を演算する演算ステップと
    を含み、
    前記アクティビティ値設定ステップは、前記画素ブロックを構成する各画素を順次注目画素とし、前記注目画素の左上、上、右上、左、右、左下、下、または右下の8方向に隣接している隣接画素と前記注目画素との差分絶対値を算出し、算出した前記8方向の前記差分絶対値の平均値を前記画素ブロック内で積算することによりブロックアクティビティ値を設定し、算出した前記8方向の前記差分絶対値を、前記画素ブロック内で前記8方向ごとに積算することにより前記8方向それぞれに対応する積算値を算出するとともに、検出された動きベクトルの方向が前記注目画素と原点とするX軸、前記X軸に直交するY軸、前記X軸を45度左回転させたX’軸、または前記Y軸を45度左回転させたY’軸のいづれに最も近いかに応じ、
    検出された動きベクトルの方向が前記X軸に最も近い場合、
    第1のアクティビティ値として、左方向または右方向の前記積算値のうちの大きい方を設定し、
    第2のアクティビティ値の1つ目として、左方向または右方向の前記積算値のうちの大きい方を設定し、
    第2のアクティビティ値の2つ目として、左下方向または右上方向の前記積算値のうちの大きい方を設定し、
    第2のアクティビティ値の3つ目として、左上方向または右下方向の前記積算値のうちの大きい方を設定し、
    検出された動きベクトルの方向が前記Y軸に最も近い場合、
    第1のアクティビティ値として、上方向または下方向の前記積算値のうちの大きい方を設定し、
    第2のアクティビティ値の1つ目として、上方向または下方向の前記積算値のうちの大きい方を設定し、
    第2のアクティビティ値の2つ目として、左下方向または右上方向の前記積算値のうちの大きい方を設定し、
    第2のアクティビティ値の3つ目として、左上方向または右下方向の前記積算値のうちの大きい方を設定し、
    検出された動きベクトルの方向が前記X’軸に最も近い場合、
    第1のアクティビティ値として、左下方向または右上方向の前記積算値のうちの大きい方を設定し、
    第2のアクティビティ値の1つ目として、左方向または右方向の前記積算値のうちの大きい方を設定し、
    第2のアクティビティ値の2つ目として、上方向または下方向の前記積算値のうちの大きい方を設定し、
    第2のアクティビティ値の3つ目として、左下方向または右上方向の前記積算値のうちの大きい方を設定し、
    検出された動きベクトルの方向が前記Y’軸に最も近い場合、
    第1のアクティビティ値として、左上方向または右下方向の前記積算値のうちの大きい方を設定し、
    第2のアクティビティ値の1つ目として、左方向または右方向の前記積算値のうちの大きい方を設定し、
    第2のアクティビティ値の2つ目として、上方向または下方向の前記積算値のうちの大きい方を設定し、
    第2のアクティビティ値の3つ目として、左上方向または右下方向の前記積算値のうちの大きい方を設定し、
    前記演算ステップは、前記評価値を前記ブロックアクティビティ値で正規化する演算、前記評価値を前記第1のアクティビティ値で正規化する演算、または前記評価値を前記第1の評価値の最大値、最小値、若しくは平均値で正規化する演算のうちの少なくとも1つの演算結果を前記確度値とする
    画像信号処理方法。
  4. 時間的に前後する2フレーム間の動きベクトルを検出する画像信号処理装置の制御用のプログラムであって、
    前記2フレーム間の画素ブロック単位の動きベクトルを検出するとともに、前記動きベクトルを検出する過程で算出される前記2フレームにそれぞれ設けられた前記画素ブロックの一致の程度を示す評価値を出力する検出ステップと、
    検出された動きベクトルの方向に基づき、前記フレームにおける画素値の変動の程度を示すアクティビティ値を設定するアクティビティ値設定ステップと、
    前記評価値および前記アクティビティ値に基づき、検出された動きベクトルの信頼性の程度を示す確度値を演算する演算ステップと
    を含み、
    前記アクティビティ値設定ステップは、前記画素ブロックを構成する各画素を順次注目画素とし、前記注目画素の左上、上、右上、左、右、左下、下、または右下の8方向に隣接している隣接画素と前記注目画素との差分絶対値を算出し、算出した前記8方向の前記差分絶対値の平均値を前記画素ブロック内で積算することによりブロックアクティビティ値を設定し、算出した前記8方向の前記差分絶対値を、前記画素ブロック内で前記8方向ごとに積算することにより前記8方向それぞれに対応する積算値を算出するとともに、検出された動きベクトルの方向が前記注目画素と原点とするX軸、前記X軸に直交するY軸、前記X軸を45度左回転させたX’軸、または前記Y軸を45度左回転させたY’軸のいづれに最も近いかに応じ、
    検出された動きベクトルの方向が前記X軸に最も近い場合、
    第1のアクティビティ値として、左方向または右方向の前記積算値のうちの大きい方を設定し、
    第2のアクティビティ値の1つ目として、左方向または右方向の前記積算値のうちの大きい方を設定し、
    第2のアクティビティ値の2つ目として、左下方向または右上方向の前記積算値のうちの大きい方を設定し、
    第2のアクティビティ値の3つ目として、左上方向または右下方向の前記積算値のうちの大きい方を設定し、
    検出された動きベクトルの方向が前記Y軸に最も近い場合、
    第1のアクティビティ値として、上方向または下方向の前記積算値のうちの大きい方を設定し、
    第2のアクティビティ値の1つ目として、上方向または下方向の前記積算値のうちの大きい方を設定し、
    第2のアクティビティ値の2つ目として、左下方向または右上方向の前記積算値のうちの大きい方を設定し、
    第2のアクティビティ値の3つ目として、左上方向または右下方向の前記積算値のうちの大きい方を設定し、
    検出された動きベクトルの方向が前記X’軸に最も近い場合、
    第1のアクティビティ値として、左下方向または右上方向の前記積算値のうちの大きい方を設定し、
    第2のアクティビティ値の1つ目として、左方向または右方向の前記積算値のうちの大きい方を設定し、
    第2のアクティビティ値の2つ目として、上方向または下方向の前記積算値のうちの大きい方を設定し、
    第2のアクティビティ値の3つ目として、左下方向または右上方向の前記積算値のうちの大きい方を設定し、
    検出された動きベクトルの方向が前記Y’軸に最も近い場合、
    第1のアクティビティ値として、左上方向または右下方向の前記積算値のうちの大きい方を設定し、
    第2のアクティビティ値の1つ目として、左方向または右方向の前記積算値のうちの大きい方を設定し、
    第2のアクティビティ値の2つ目として、上方向または下方向の前記積算値のうちの大きい方を設定し、
    第2のアクティビティ値の3つ目として、左上方向または右下方向の前記積算値のうちの大きい方を設定し、
    前記演算ステップは、前記評価値を前記ブロックアクティビティ値で正規化する演算、前記評価値を前記第1のアクティビティ値で正規化する演算、または前記評価値を前記第1の評価値の最大値、最小値、若しくは平均値で正規化する演算のうちの少なくとも1つの演算結果を前記確度値とする
    処理を画像信号処理装置のコンピュータに実行させるプログラム。
  5. 時間的に前後する2フレーム間の動きベクトルを検出する画像信号処理装置において、
    前記2フレーム間の画素ブロック単位の動きベクトルを検出する検出手段と、
    検出された動きベクトルの方向に基づき、前記フレームにおける画素値の変動の程度を示すアクティビティ値を設定するアクティビティ値設定手段と
    を含み、
    前記アクティビティ値設定手段は、前記画素ブロックを構成する各画素を順次注目画素とし、前記注目画素の左上、上、右上、左、右、左下、下、または右下の8方向に隣接している隣接画素と前記注目画素との差分絶対値を算出し、算出した前記8方向の前記差分絶対値の平均値を前記画素ブロック内で積算することによりブロックアクティビティ値を設定し、算出した前記8方向の前記差分絶対値を、前記画素ブロック内で前記8方向ごとに積算することにより前記8方向それぞれに対応する積算値を算出するとともに、検出された動きベクトルの方向が前記注目画素と原点とするX軸、前記X軸に直交するY軸、前記X軸を45度左回転させたX’軸、または前記Y軸を45度左回転させたY’軸のいづれに最も近いかに応じ、
    検出された動きベクトルの方向が前記X軸に最も近い場合、
    第1のアクティビティ値として、左方向または右方向の前記積算値のうちの大きい方を設定し、
    第2のアクティビティ値の1つ目として、左方向または右方向の前記積算値のうちの大きい方を設定し、
    第2のアクティビティ値の2つ目として、左下方向または右上方向の前記積算値のうちの大きい方を設定し、
    第2のアクティビティ値の3つ目として、左上方向または右下方向の前記積算値のうちの大きい方を設定し、
    検出された動きベクトルの方向が前記Y軸に最も近い場合、
    第1のアクティビティ値として、上方向または下方向の前記積算値のうちの大きい方を設定し、
    第2のアクティビティ値の1つ目として、上方向または下方向の前記積算値のうちの大きい方を設定し、
    第2のアクティビティ値の2つ目として、左下方向または右上方向の前記積算値のうちの大きい方を設定し、
    第2のアクティビティ値の3つ目として、左上方向または右下方向の前記積算値のうちの大きい方を設定し、
    検出された動きベクトルの方向が前記X’軸に最も近い場合、
    第1のアクティビティ値として、左下方向または右上方向の前記積算値のうちの大きい方を設定し、
    第2のアクティビティ値の1つ目として、左方向または右方向の前記積算値のうちの大きい方を設定し、
    第2のアクティビティ値の2つ目として、上方向または下方向の前記積算値のうちの大きい方を設定し、
    第2のアクティビティ値の3つ目として、左下方向または右上方向の前記積算値のうちの大きい方を設定し、
    検出された動きベクトルの方向が前記Y’軸に最も近い場合、
    第1のアクティビティ値として、左上方向または右下方向の前記積算値のうちの大きい方を設定し、
    第2のアクティビティ値の1つ目として、左方向または右方向の前記積算値のうちの大きい方を設定し、
    第2のアクティビティ値の2つ目として、上方向または下方向の前記積算値のうちの大きい方を設定し、
    第2のアクティビティ値の3つ目として、左上方向または右下方向の前記積算値のうちの大きい方を設定する
    画像信号処理装置。
  6. 時間的に前後する2フレーム間の動きベクトルを検出する画像信号処理装置の画像信号処理方法において、
    前記2フレーム間の画素ブロック単位の動きベクトルを検出する検出ステップと、
    検出された動きベクトルの方向に基づき、前記フレームにおける画素値の変動の程度を示すアクティビティ値を設定するアクティビティ値設定ステップと
    を含み、
    前記アクティビティ値設定ステップは、前記画素ブロックを構成する各画素を順次注目画素とし、前記注目画素の左上、上、右上、左、右、左下、下、または右下の8方向に隣接している隣接画素と前記注目画素との差分絶対値を算出し、算出した前記8方向の前記差分絶対値の平均値を前記画素ブロック内で積算することによりブロックアクティビティ値を設定し、算出した前記8方向の前記差分絶対値を、前記画素ブロック内で前記8方向ごとに積算することにより前記8方向それぞれに対応する積算値を算出するとともに、検出された動きベクトルの方向が前記注目画素と原点とするX軸、前記X軸に直交するY軸、前記X軸を45度左回転させたX’軸、または前記Y軸を45度左回転させたY’軸のいづれに最も近いかに応じ、
    検出された動きベクトルの方向が前記X軸に最も近い場合、
    第1のアクティビティ値として、左方向または右方向の前記積算値のうちの大きい方を設定し、
    第2のアクティビティ値の1つ目として、左方向または右方向の前記積算値のうちの大きい方を設定し、
    第2のアクティビティ値の2つ目として、左下方向または右上方向の前記積算値のうちの大きい方を設定し、
    第2のアクティビティ値の3つ目として、左上方向または右下方向の前記積算値のうちの大きい方を設定し、
    検出された動きベクトルの方向が前記Y軸に最も近い場合、
    第1のアクティビティ値として、上方向または下方向の前記積算値のうちの大きい方を設定し、
    第2のアクティビティ値の1つ目として、上方向または下方向の前記積算値のうちの大きい方を設定し、
    第2のアクティビティ値の2つ目として、左下方向または右上方向の前記積算値のうちの大きい方を設定し、
    第2のアクティビティ値の3つ目として、左上方向または右下方向の前記積算値のうちの大きい方を設定し、
    検出された動きベクトルの方向が前記X’軸に最も近い場合、
    第1のアクティビティ値として、左下方向または右上方向の前記積算値のうちの大きい方を設定し、
    第2のアクティビティ値の1つ目として、左方向または右方向の前記積算値のうちの大きい方を設定し、
    第2のアクティビティ値の2つ目として、上方向または下方向の前記積算値のうちの大きい方を設定し、
    第2のアクティビティ値の3つ目として、左下方向または右上方向の前記積算値のうちの大きい方を設定し、
    検出された動きベクトルの方向が前記Y’軸に最も近い場合、
    第1のアクティビティ値として、左上方向または右下方向の前記積算値のうちの大きい方を設定し、
    第2のアクティビティ値の1つ目として、左方向または右方向の前記積算値のうちの大きい方を設定し、
    第2のアクティビティ値の2つ目として、上方向または下方向の前記積算値のうちの大きい方を設定し、
    第2のアクティビティ値の3つ目として、左上方向または右下方向の前記積算値のうちの大きい方を設定する
    画像信号処理方法。
  7. 時間的に前後する2フレーム間の動きベクトルを検出する画像信号処理装置の制御用のプログラムであって、
    前記2フレーム間の画素ブロック単位の動きベクトルを検出する検出ステップと、
    検出された動きベクトルの方向に基づき、前記フレームにおける画素値の変動の程度を示すアクティビティ値を設定するアクティビティ値設定ステップと
    を含み、
    前記アクティビティ値設定ステップは、前記画素ブロックを構成する各画素を順次注目画素とし、前記注目画素の左上、上、右上、左、右、左下、下、または右下の8方向に隣接している隣接画素と前記注目画素との差分絶対値を算出し、算出した前記8方向の前記差分絶対値の平均値を前記画素ブロック内で積算することによりブロックアクティビティ値を設定し、算出した前記8方向の前記差分絶対値を、前記画素ブロック内で前記8方向ごとに積算することにより前記8方向それぞれに対応する積算値を算出するとともに、検出された動きベクトルの方向が前記注目画素と原点とするX軸、前記X軸に直交するY軸、前記X軸を45度左回転させたX’軸、または前記Y軸を45度左回転させたY’軸のいづれに最も近いかに応じ、
    検出された動きベクトルの方向が前記X軸に最も近い場合、
    第1のアクティビティ値として、左方向または右方向の前記積算値のうちの大きい方を設定し、
    第2のアクティビティ値の1つ目として、左方向または右方向の前記積算値のうちの大きい方を設定し、
    第2のアクティビティ値の2つ目として、左下方向または右上方向の前記積算値のうちの大きい方を設定し、
    第2のアクティビティ値の3つ目として、左上方向または右下方向の前記積算値のうちの大きい方を設定し、
    検出された動きベクトルの方向が前記Y軸に最も近い場合、
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    処理を画像信号処理装置のコンピュータに実行させるプログラム。
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