JP5737072B2 - 動き補償フレーム生成装置及び方法 - Google Patents
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Description
図1は、第1実施形態の動き補償フレーム生成装置101を示している。動き補償フレーム生成装置101は、フレームメモリ11,動きベクトル検出部12a,全体スクロール判定部13a,信頼度生成部14,信頼度調整部15,補間画素生成部16を備える。補間画素生成部16は、静止補間部161,動補間部162,適応混合部163を備える。
Hist_nrm(mvx_c,mvy_c)=Hist(mvx_c,mvy_c)×255/Total_num …(2)
次に、全体スクロール判定部13aは、ステップS4にて、式(3)に基づいて、正規化ヒストグラム値Hist_nrm(mvx_c,mvy_c)において最大のヒストグラム値Hist_nrm(mvx_c_hmax,mvy_c_hmax)と、最大値動きベクトル(mvx_c_hmax,mvy_c_hmax)の周辺の動きベクトルに対応するヒストグラム値とを積算した周辺積算値Sum_Histを算出する。
第1実施形態においては、静止補間部161及び動補間部162の補間処理を図9及び図10に示すように隣接する2フレーム内の画素を用いて行っているが、隣接していない2フレーム内の画素を用いて補間処理を行ってもよい。
Px=Ps×(256-DR2)/256+Pm×DR2/256 …(4)
図11に示す第2実施形態の動き補償フレーム生成装置102において、第1実施形態の動き補償フレーム生成装置101と同一部分には同一符号を付し、その説明を適宜省略することとする。第2実施形態の動き補償フレーム生成装置102における動きベクトル検出部12は、図1の動きベクトル検出部12aと同じでもよいし、動きベクトル候補MVcを間引かず動きベクトルMVを検出する構成であってもよい。第2実施形態の動き補償フレーム生成装置102は、全体スクロール判定部13aの代わりに、全体スクロール度DSを生成する構成が異なる全体スクロール判定部13bを備える。
|MV_REF_V-MV_ABOVE_V| > TH_V …(8)
図19に示す第3実施形態の動き補償フレーム生成装置103において、第1実施形態の動き補償フレーム生成装置101または第2実施形態の動き補償フレーム生成装置102と同一部分には同一符号を付し、その説明を適宜省略することとする。第3実施形態の動き補償フレーム生成装置103における動きベクトル検出部12は、図1の動きベクトル検出部12aと同じでもよいし、動きベクトル候補MVcを間引かず動きベクトルMVを検出する構成であってもよい。
MVX≦(SMVX+X_TH) …(11)
(SMVY-Y_TH)≦MVY …(12)
MVY≦(SMVY+Y_TH) …(13)
図20に示す第4実施形態の動き補償フレーム生成装置104において、第1実施形態の動き補償フレーム生成装置101、第2実施形態の動き補償フレーム生成装置102、第3実施形態の動き補償フレーム生成装置103と同一部分には同一符号を付し、その説明を適宜省略することとする。第4実施形態も、第3実施形態と同様、局所的に誤った動きベクトルMVを検出した場合の画質改善効果の低下を防ぐように構成したものである。
MVX≦(SMVX+X_TH1) …(15)
(SMVY-Y_TH1)≦MVY …(16)
MVY≦(SMVY+Y_TH1) …(17)
MVX≦(SMVX+X_TH2) …(19)
(SMVY-Y_TH2)≦MVY …(20)
MVY≦(SMVY+Y_TH2) …(21)
MVX≦(SMVX+X_TH3) …(23)
(SMVY-Y_TH3)≦MVY …(24)
MVY≦(SMVY+Y_TH3) …(25)
MVX≦(SMVX+X_TH4) …(27)
(SMVY-Y_TH4)≦MVY …(28)
MVY≦(SMVY+Y_TH4) …(29)
DR_MIX=DR2×DCMP/4+DR1×(1-DCMP/4) …(30)
第1〜第4実施形態では、フレームレートを2倍にする動き補償フレーム生成装置を例として説明しているがこれに限るものではない。本発明は、フレームレートを3倍,4倍等の2倍以外のフレームレートにアップコンバートする動き補償フレーム生成装置にも用いることができる。また、本発明はフィルムジャダ除去装置等にも用いることができる。
12,12a 動きベクトル検出部
13a,13b 全体スクロール判定部
14 信頼度生成部
15 信頼度調整部
16 補間画素生成部
17 ベクトル一致判定部(ベクトル判定部)
18 信頼度選択部
19 ベクトル一致度判定部(ベクトル判定部)
20 信頼度混合部
101〜104 動き補償フレーム生成装置
131 水平動きベクトル境界判定部
132 垂直動きベクトル境界判定部
133 境界判定信号混合部
134 境界判定信号集計部
135 判定部
161 静止補間部
162 動補間部
163 適応混合部
3123 境界判定信号生成部
Claims (6)
- 映像信号における実フレーム内の所定の検出単位を注目検出単位とし、この注目検出単位から、他の実フレーム内の所定の探索範囲内に含まれる複数の検出単位へと向かう複数の動きベクトル候補の中から、ブロックマッチングを用いて最も相関の高い検出単位へと向かう動きベクトルを検出し、前記動きベクトルに対応する前記注目検出単位それぞれのブロックマッチング誤差値を出力する動きベクトル検出部と、
1実フレーム内の前記動きベクトルに基づいて、画像が全体的にスクロールしている程度を示す全体スクロール度を生成すると共に、1実フレーム内で最も頻度の高い動きベクトルを全体スクロール動きベクトルとして検出する全体スクロール判定部と、
前記ブロックマッチング誤差値に基づいて、前記動きベクトルの信頼度を示す信頼度データを生成する信頼度生成部と、
前記全体スクロール度が全体的にスクロールしている程度が大きい値であるほど、前記信頼度データの値が大きくなるように前記信頼度データを調整して、調整信頼度データとして出力する信頼度調整部と、
前記動きベクトルと前記全体スクロール動きベクトルとが一致しているか否かを判定するベクトル一致判定部と、
前記ベクトル一致判定部による判定結果に基づいて、前記信頼度データと前記調整信頼度データとのいずれかを選択する信頼度選択部と、
前記信頼度選択部によって選択された前記信頼度データと前記調整信頼度データとのいずれかに応じて、前記動きベクトルを用いない静止補間処理によって生成された第1の補間画素と、前記動きベクトルを用いた動補間処理によって生成された第2の補間画素とを適応混合して、動き補償フレームを構成するそれぞれの補間画素を生成する補間画素生成部と、
を備えることを特徴とする動き補償フレーム生成装置。 - 前記信頼度選択部は、
前記ベクトル一致判定部によって前記動きベクトルと前記全体スクロール動きベクトルとが一致していると判定された場合には、前記調整信頼度データを選択し、
前記ベクトル一致判定部によって前記動きベクトルと前記全体スクロール動きベクトルとが一致していないと判定された場合には、前記信頼度データを選択する
ことを特徴とする請求項1記載の動き補償フレーム生成装置。 - 映像信号における実フレーム内の所定の検出単位を注目検出単位とし、この注目検出単位から、他の実フレーム内の所定の探索範囲内に含まれる複数の検出単位へと向かう複数の動きベクトル候補の中から、ブロックマッチングを用いて最も相関の高い検出単位へと向かう動きベクトルを検出し、前記動きベクトルに対応する前記注目検出単位それぞれのブロックマッチング誤差値を出力する動きベクトル検出部と、
1実フレーム内の前記動きベクトルに基づいて、画像が全体的にスクロールしている程度を示す全体スクロール度を生成すると共に、1実フレーム内で最も頻度の高い動きベクトルを全体スクロール動きベクトルとして検出する全体スクロール判定部と、
前記ブロックマッチング誤差値に基づいて、前記動きベクトルの信頼度を示す信頼度データを生成する信頼度生成部と、
前記全体スクロール度が全体的にスクロールしている程度が大きい値であるほど、前記信頼度データの値が大きくなるように前記信頼度データを調整して、調整信頼度データとして出力する信頼度調整部と、
前記動きベクトルと前記全体スクロール動きベクトルとの一致の程度を判定するベクトル一致度判定部と、
前記ベクトル一致度判定部による判定結果に応じて、前記信頼度データと前記調整信頼度データとを混合して混合信頼度データを生成する信頼度混合部と、
前記混合信頼度データに応じて、前記動きベクトルを用いない静止補間処理によって生成された第1の補間画素と、前記動きベクトルを用いた動補間処理によって生成された第2の補間画素とを適応混合して、動き補償フレームを構成するそれぞれの補間画素を生成する補間画素生成部と、
を備えることを特徴とする動き補償フレーム生成装置。 - 映像信号における実フレーム内の所定の検出単位を注目検出単位とし、この注目検出単位から、他の実フレーム内の所定の探索範囲内に含まれる複数の検出単位へと向かう複数の動きベクトル候補それぞれで、ブロックマッチングによって相関の程度を算出するステップと、
前記複数の動きベクトル候補の内、最も相関の高い検出単位に向かう動きベクトルを検出するステップと、
前記動きベクトルに対応する前記注目検出単位それぞれの相関の程度をブロックマッチング誤差値として出力するステップと、
前記動きベクトルに基づいて、画像が全体的にスクロールしている程度を示す全体スクロール度を生成するステップと、
1実フレーム内で最も頻度の高い動きベクトルを全体スクロール動きベクトルとして検出するステップと、
前記ブロックマッチング誤差値に基づいて、前記動きベクトルの信頼度を示す信頼度データを生成するステップと、
前記全体スクロール度が全体的にスクロールしている程度が大きい値であるほど、前記信頼度データの値が大きくなるように前記信頼度データを調整して、調整信頼度データとして出力するステップと、
前記動きベクトルと前記全体スクロール動きベクトルとが一致しているか否かを判定するステップと、
前記判定するステップによる判定結果に基づいて、前記信頼度データと前記調整信頼度データとのいずれかを選択するステップと、
前記選択するステップにて選択された前記信頼度データと前記調整信頼度データとのいずれかに応じて、前記動きベクトルを用いない静止補間処理によって生成された第1の補間画素と、前記動きベクトルを用いた動補間処理によって生成された第2の補間画素とを適応混合して、動き補償フレームを構成するそれぞれの補間画素を生成するテップと、
を含むことを特徴とする動き補償フレーム生成方法。 - 前記選択するステップは、
前記判定するステップにて前記動きベクトルと前記全体スクロール動きベクトルとが一致していると判定された場合には、前記調整信頼度データを選択し、
前記判定するステップにて前記動きベクトルと前記全体スクロール動きベクトルとが一致していないと判定された場合には、前記信頼度データを選択する
ことを特徴とする請求項4記載の動き補償フレーム生成方法。 - 映像信号における実フレーム内の所定の検出単位を注目検出単位とし、この注目検出単位から、他の実フレーム内の所定の探索範囲内に含まれる複数の検出単位へと向かう複数の動きベクトル候補それぞれで、ブロックマッチングによって相関の程度を算出するステップと、
前記複数の動きベクトル候補の内、最も相関の高い検出単位に向かう動きベクトルを検出するステップと、
前記動きベクトルに対応する前記注目検出単位それぞれの相関の程度をブロックマッチング誤差値として出力するステップと、
前記動きベクトルに基づいて、画像が全体的にスクロールしている程度を示す全体スクロール度を生成するステップと、
1実フレーム内で最も頻度の高い動きベクトルを全体スクロール動きベクトルとして検出するステップと、
前記ブロックマッチング誤差値に基づいて、前記動きベクトルの信頼度を示す信頼度データを生成するステップと、
前記全体スクロール度が全体的にスクロールしている程度が大きい値であるほど、前記信頼度データの値が大きくなるように前記信頼度データを調整して、調整信頼度データとして出力するステップと、
前記動きベクトルと前記全体スクロール動きベクトルとの一致の程度を判定するステップと、
前記判定するステップによる判定結果に基づいて、前記信頼度データと前記調整信頼度データとを混合して混合信頼度データを生成するステップと、
前記混合信頼度データに応じて、前記動きベクトルを用いない静止補間処理によって生成された第1の補間画素と、前記動きベクトルを用いた動補間処理によって生成された第2の補間画素とを適応混合して、動き補償フレームを構成するそれぞれの補間画素を生成するテップと、
を含むことを特徴とする動き補償フレーム生成方法。
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JP2011186248A JP5737072B2 (ja) | 2011-08-29 | 2011-08-29 | 動き補償フレーム生成装置及び方法 |
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