JP3596521B2 - 画像信号処理装置及び方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、テレシネ変換した画像を倍速変換することにより生成された1コマが4フィールドで構成される画像信号の各検出画素の位置をシフトさせる画像信号処理装置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
テレビ放送の走査方式としては、従来から水平走査線を1本おきに飛越して走査するインタレース走査方式が最も広く採用されている。このインタレース走査方式では、奇数番目の走査線から構成されるフィールド画像と、偶数番目の走査線から構成されるフィールド画像により1枚のフレーム画像を形成し、画面全体がちらついて見える面フリッカ妨害を抑え、画面品質の劣化を防止する。
【0003】
また、このインタレース走査方式は、世界各国のテレビジョン標準方式として採用されており、このうち例えば欧州のテレビジョン放送におけるPAL(Phase Alternation by Line)方式では、フィールド周波数が50〔Hz〕(フレーム画像が25フレーム/秒、フィールド画像が50フィールド/秒)で構成される。
【0004】
特にこのPAL方式では、更なる面フリッカ妨害の抑制を期すべく、入力画像信号を補間等の処理を行うことにより、フィールド周波数を50Hzから2倍の100Hzの画像信号に変換する、フィールド周波数倍速方式が従来より採用されている。
【0005】
図15は、このフィールド周波数倍速方式を適用したフィールド倍速変換回路5のブロック構成例を示している。このフィールド倍速変換回路5は、入力端子61と、水平垂直偏向回路62と、CRT63とを備えるテレビジョン受像機6に集積化される。このフィールド倍速変換回路5は、倍速変換部51と、フレームメモリ52とを備える。
【0006】
倍速変換部51は、入力端子61から入力された、例えばPAL方式の50フィールド/秒の画像信号を、フレームメモリ52へ書き込む。また、この倍速変換部51は、フレームメモリ52へ書き込んだ画像信号を、書込み時の2倍の速度で読み出す。これにより、50フィールド/秒の画像信号の周波数を2倍に変換し、100フィールド/秒の画像信号を生成することができる。
【0007】
倍速変換部51は、倍速変換した画像信号をCRT63へ出力する。CRT63は、入力された画像信号を画面上に表示する。なお、CRT63における画像信号の水平、垂直の偏向は、水平垂直偏向回路62において生成された、入力画像信号の2倍の周波数の水平垂直鋸歯状波に基づいて制御する。
【0008】
図16は、倍速変換前後の各画像信号における各フィールドと画素位置との関係を示している。ここで横軸は時間、縦軸は画素の垂直方向の位置を示す。また、図16(a)の白丸で示した画像信号は、倍速変換前の50フィールド/秒のインタレース画像信号であり、図16(b)の黒丸で示した画像信号は、倍速変換した100フィールド/秒のインタレース画像信号である。
【0009】
図16(a)に示す画像信号において、フィールドf1とフィールドf2は、フィルムの同一のコマから作成された信号となり、以下同様にフィールドf3とフィールドf4も同一のコマを構成する。これらの画像信号は、インタレース画像信号であるため、隣り合うフィールド間で垂直方向の画素位置が異なる。このため、インタレース性を保ちつつ、各フィールド間に1個ずつのフィールドを新規に生成することはできない。
【0010】
そこで、図16(b)に示すように、フィールドf1とフィールドf2の間に、新規に2枚のフィールドf2´、f1´を生成する。そして、フィールドf2とフィールドf3の間では、フィールドの生成を行わず、フィールドf3とフィールドf4の間に、新規に2枚のフィールドf4´、f3´を生成する。すなわち4フィールド、2フレームで1つのコマを形成する。
【0011】
この新規に生成したフィールドf1´、f2´、・・・は、それぞれの画素値を、各画素の周囲3画素の中間値として、メディアン・フィルタ等を用いて求める場合もある。また、この新規に生成したフィールドf1´、f2´、・・・は、それぞれフィールドf1、f2、・・と同じ内容となる。
【0012】
すなわち、フィールド倍速変換回路5は、倍速変換前の画像信号のフィールド間に2枚のフィールドを新規に生成する部分と全く生成しない部分とを交互に配置することで、単位時間当たりの画面枚数を増やすことができ、上述の面フリッカ妨害を抑えることが可能となる。
【0013】
ところで、24コマ/秒の静止画で構成される映画のフィルムを通常のテレビで見るためには、インターレースのテレビ信号にするために、テレビシネマ変換(以下、テレシネ変換と称する)を行う。このテレシネ変換後の画像信号において、水平方向へ画像が移動する場合における各フィールドと画像位置の関係を図17に示す。ここで横軸は画像の水平方向における位置、縦軸は時間を示している。図17(a)に示す倍速変換前の画像信号において、フィールドf1、f2は、同一のコマを構成するため、同じ位置に画像が表示される。この画像は、フィールドf3に移行すると水平方向(右方向)へ移動する。フィールドf4は、フィールドf3と同一のコマを構成するため、フィールドf3と同一の位置に表示される。
【0014】
この図17(a)に示すテレシネ変換後の画像信号をフィールド周波数倍速方式により倍速変換すると、図17(b)に示すように、同一のコマを構成するフィールドf1、f2´、f1´、f2で、同一位置に同一の画像が表示される。同様に、同一のコマを構成するフィールドf3、f4´、f3´、f4で同一位置に同一の画像が表示される。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、このテレシネ変換後に倍速変換した画像信号は、図17(b)に示すように、フィールドf1〜f2まで同じ位置に表示される一方、f2〜f3に移行する場合に大きく水平方向へ移動する。特に倍速変換後の画像信号は、1/100秒の周期で規則的に各フィールドを構成しているため、画像の動作する時間帯が画像の静止する時間帯と比較して短く、実際にCRTを介して番組を視聴すると画像の動きが不連続に見えてしまう。
【0016】
従って、かかる動きの不連続性を解消するため、例えばブロックマッチング法に基づき、画面を所定の画素からなるブロックに分割し、各ブロック単位で相似度を評価することにより動きベクトルを求める。そしてこの求めた動きベクトルに応じて各ブロック毎に画素位置をシフトさせて動き補正する。
【0017】
しかしながら、図18に示すように、物体の画像が左方向に移動し、背景が右方向に移動するような単一のブロック内に2方向の動きが存在する場合において、動きベクトルの方向を正確に検出することができず、上述した画像の動きの不連続性を解消することができないという問題点があった。
【0018】
そこで本発明は、上述したような実情に鑑みて提案されたものであり、テレシネ変換した画像を倍速変換することにより生成された画像信号について、単一ブロック内で2方向に画像が動くようなバリエーションの画像においても、面フリッカ妨害を抑えつつ、動きをスムーズにすることができる画像信号処理装置及び方法を提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】
本発明者は、上述した課題を解決するために、テレシネ変換した画像を倍速変換することにより生成された1コマが4フィールドで構成される画像信号が入力され、演算した画素信号レベルの差分値に基づいて各フィールドを特定し、特定した第1のフィールドにおいて動きベクトルの反対方向へ、特定した第4のフィールドにおいて動きベクトルの方向へ、更に特定した第2及び第3のフィールドにおいて上記第1のフィールドから後続するにつれて上記第4のフィールドにおいてシフトさせた画素位置へ順次接近するように、検出画素の位置をシフトさせる画像信号処理装置及び方法を発明した。
【0020】
すなわち、本発明を適用した画像信号処理装置は、テレシネ変換した画像を倍速変換することにより生成され、1コマが4フィールドで構成され、コマの最初が第1のフィールドで始まり、第2、第3、及び第4のフィールドへと後続する画像信号が入力される画像信号処理装置であって、入力された上記画像信号について、現フィールドの検出画素と、上記現フィールドから1フレーム後のフィールドの同一箇所における検出画素との間で、画素信号レベルの差分値を演算し、当該差分値に基づきコマを構成する各フィールドを特定するシーケンス検出手段と、上記現フィールドの検出画素について、上記現フィールドから2フレーム後のフィールドに対する動きベクトルを検出する動きベクトル検出手段と、上記シーケンス検出手段により特定した各フィールドに応じて、検出した上記動きベクトルのベクトル量の範囲内で、上記画像信号の上記検出画素の位置をシフトさせる画像制御手段とを備え、上記画像制御手段は、特定した上記第1のフィールドについて上記検出画素を上記動きベクトルの反対方向へシフトさせ、特定した上記第4のフィールドについて上記検出画素を上記動きベクトルの方向へシフトさせ、特定した上記第2及び上記第3のフィールドについて上記検出画素を、上記第1のフィールドから後続するにつれて、上記第4のフィールドにおいてシフトさせた画素位置へ順次接近するように、上記動きベクトルの方向又は上記動きベクトルの反対方向へシフトさせることを特徴とする。
【0021】
すなわち、本発明に係る画像信号処理方法は、テレシネ変換した画像を倍速変換することにより生成され、1コマが4フィールドで構成され、コマの最初が第1のフィールドで始まり、第2、第3、及び第4のフィールドへと後続する画像信号が入力され、入力された上記画像信号において、現フィールドの検出画素と、上記現フィールドから1フレーム後のフィールドの同一箇所における検出画素との間で演算した画素信号レベルの差分値に基づき、コマを構成する各フィールドを特定し、上記現フィールドの検出画素について、上記現フィールドから2フレーム後のフィールドに対する動きベクトルを検出し、特定した上記第1のフィールドについて、上記検出画素を上記動きベクトルの反対方向へシフトさせ、特定した上記第4のフィールドについて上記検出画素を上記動きベクトルの方向へシフトさせ、特定した上記第2及び上記第3のフィールドについて上記検出画素を、上記第1のフィールドから後続するにつれて上記第4のフィールドにおいてシフトさせた画素位置へ順次接近するように、上記動きベクトルの方向又は上記動きベクトルの反対方向へシフトさせることを特徴とする。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
【0023】
本発明は、例えばPAL(Phase Alternation by Line)方式によるテレビジョン受像機に内蔵される画像信号処理装置1に適用される。図1は、画像信号処理装置1のブロック構成図である。
【0024】
画像信号処理装置1は、図1に示すように、第1の画像メモリ11と、第2の画像メモリ12と、シーケンス検出部13と、動きベクトル検出部14と、画像シフト部15と、画像逆シフト部16と、スイッチ17とを備えている。
【0025】
第1の画像メモリ11は、テレシネ変換した画像を倍速変換することにより生成された1コマが4フィールドで構成された、例えば100フィールド/秒のインタレース画像信号が順次供給される。
【0026】
第1の画像メモリ11は、供給された画像信号を、各フィールド単位で、1フレーム分格納する。すなわち、第1の画像メモリ11から出力される画像信号は、この第1の画像メモリ11に供給される画像信号より1フレーム後になる。
【0027】
第2の画像メモリ12は、第1の画像メモリ11と同様の内部構成を有し、第1の画像メモリ11から供給された画像信号を、各フィールド単位で、1フレーム分格納する。すなわち、第2の画像メモリ12から出力される画像信号は、この第2の画像メモリ12に供給される画像信号より1フレーム後になり、第1の画像メモリ11に供給される画像信号より2フレーム後になる。この第2の画像メモリ12に格納された画像信号は、動きベクトル検出部14に供給される。
【0028】
シーケンス検出部13は、第1の画像メモリ11に供給される画像信号と、第1の画像メモリ11から出力される画像信号を検出し、各画素毎に画像信号レベルを比較し、両者間で差分値を演算する。すなわち、このシーケンス検出部13は、画面上の同一箇所における画素の画像信号レベルを、1フレーム間隔で比較する。シーケンス検出部13は、画像信号レベルの差分値の演算結果を画像シフト部15及び画像逆シフト部16へ送信する。
【0029】
動きベクトル検出部14は、第1の画像メモリ11に供給される画像信号と、第2の画像メモリ12から出力される画像信号を検出し、例えばブロックマッチング法に基づき、動きベクトルを検出する。このブロックマッチング法は、画面を所定の画素からなるブロックに分割し、各ブロック単位で相似度を評価することにより動きベクトルを求める方法である。動きベクトル検出部14は、各画素毎又は各ブロック毎に検出した動きベクトルを画像シフト部15及び画像逆シフト部16へ送信する。
【0030】
画像シフト部15は、画素信号レベルの比較結果をシーケンス検出部13から受信する。また、画像シフト部15は、動きベクトル検出部14が検出した動きベクトルを受信する。更に画像シフト部15は、第1の画像メモリ11から、入力画像信号よりも1フレーム遅延された画像信号が供給される。画像シフト部15は、この供給された画像信号における各画素位置を、受信した動きベクトルのベクトル量の範囲内で、かつベクトル方向へシフトさせる。
【0031】
画像逆シフト部16は、画素信号レベルの比較結果をシーケンス検出部13から受信する。また、画像逆シフト部16は、動きベクトル検出部14が検出した動きベクトルを受信する。更に画像逆シフト部16は、第1の画像メモリ11から、入力画像信号よりも1フレーム遅延された画像信号が供給される。画像逆シフト部16は、この供給された画像信号における各画素位置を、受信した動きベクトルの反対方向へシフトさせる。なお、この画像逆シフト部16は、上述の画像シフト部15と一体化されて構成される場合にも適用可能である。
【0032】
画像シフト部15及び画像逆シフト部16は、フィールド単位で各画素位置をシフトさせた画像信号を、スイッチ17へ供給する。スイッチ17は、シーケンス検出部13から供給される画素信号レベルの比較結果に基づき、フィールド単位で、必要な画像信号を選択する。スイッチ17により選択された画像信号はCRT2へ出力される。CRT2は、スイッチ17から入力された画像信号を画面上に表示し、また画像信号の水平、垂直方向の偏向を、図示しない水平垂直偏向回路に基づき、制御する。
【0033】
なお、画像信号処理装置1には、画像信号のフィールド周波数を倍速変換するフィールド倍速変換回路3が集積される場合もある。フィールド倍速変換回路3は、解像度を向上させることにより、面フリッカ妨害を防止すべく集積されるものであり、例えば、PAL方式において、補間等の処理を行うことにより、フィールド周波数が50Hzの画像信号を2倍の100Hzの画像信号に変換する。
【0034】
フィールド周波数変換回路3は、図1に示すように、テレビジョン受像機に接続された入力端子31と、倍速変換部32と、フレームメモリ33とを備える。
【0035】
倍速変換部32は、テレビジョン受像機から入力端子31を介して入力された、テレシネ変換後の画像信号を、フレームメモリ33へ書き込む。また、この倍速変換部32は、フレームメモリ33へ書き込んだ画像信号を、書込み時の2倍の速度で読み出す。これにより、例えば、PAL方式の50フィールド/秒の画像信号の周波数を2倍に変換し、100フィールド/秒の画像信号を生成することができる。倍速変換部32は、この倍速変換した画像信号を画像信号処理装置1へ供給する。
【0036】
図2は、このフィールド倍速変換回路3における倍速変換前後の各フィールドと画素位置の関係を示している。ここで横軸は時間、縦軸は画素の垂直方向の位置を示す。
【0037】
倍速変換前の画像信号は、PAL方式の50フィールド/秒のインタレース画像信号であり、図2(a)に示すように、2フィールドで1つのコマを形成する。
【0038】
一方、倍速変換後の画像信号は、100フィールド/秒のインタレース画像信号であるため、図2(b)に示すように、フィールドt1とフィールドt2の間に、新規に2枚のフィールドt2´、t1´を生成する。そして、フィールドt2とフィールドt3の間では、フィールドの生成を行わず、フィールドt3とフィールドt4の間に、新規に2枚のフィールドt4´、t3´を生成する。すなわち、画像信号は、4フィールドで1つのコマを形成することとなる。
【0039】
この新規に生成したフィールドt1´、t2´、・・・は、それぞれの画素値を、各画素の周囲3画素の中間値として、メディアン・フィルタ等を用いて求める場合もある。また、この新規に生成したフィールドt1´、t2´、・・・は、それぞれフィールドt1、t2、・・と同じ内容となる。これにより、4フィールドで1つのコマを形成することとなり、単位時間当たりの画面枚数を増やすことで解像度を向上させることができ、面フリッカ妨害を抑制することが可能となる。
【0040】
次に、本発明に係る画像信号処理装置1の動作について説明する。
【0041】
画像信号処理装置1は、フィールド倍速変換回路3から、テレシネ変換後、倍速変換した1コマが4フィールドで構成される画像信号が順次供給される。この画像信号の水平方向へ画像が移動する場合における各フィールドと画像位置の関係を図3に示す。この図3において、横軸は画像の水平方向における位置、縦軸は時間を示している。既にテレシネ変換された画像は、図3に示すように、フィールドt1、t2´、t1´、t2の順で、一定の時間間隔で第1の画像メモリ11に供給され、画像は全て同一の位置に表示される。またフィールドt3に移行すると画像が水平方向(右方向)に移り、フィールドt3、t4´、t3´、t4の順で第1の画像メモリ11に供給される。
【0042】
ここで、例えば、第1の画像メモリ11に供給されるフィールド(以下、参照フィールドと称する)が、フィールドt3である場合には、第2の画像メモリ12から出力される、参照フィールドより2フレーム前のフィールド(以下、2フレーム遅延フィールドと称する)は、フィールドt1となる。
【0043】
動きベクトル検出部14は、この参照フィールドと2フレーム遅延フィールド間で、各画素又は各ブロック単位で動きベクトルを検出する。図3に示す例の場合には、動きベクトルのベクトル方向は、2フレーム遅延フィールドを基準として水平方向(右方向)となり、ベクトル量はAとなる。同様に、参照フィールドがt5の場合には、2フレーム遅延フィールドは、t3となり、動きベクトルのベクトル量はBとなる。この手順を繰り返すことにより、2フレーム遅延フィールドを基準とした動きベクトルのベクトル方向とベクトル量を順次求めることができる。動きベクトル検出部14は、この求めた動きベクトルのベクトル量とベクトル方向とを画像シフト部15及び画像逆シフト部16へ順次送信する。
【0044】
シーケンス検出部13は、参照フィールドと、第1の画像メモリ11から出力される、参照フィールドより1フレーム前のフィールド(以下、1フレーム遅延フィールドと称する)を順次検出し、同一の画素位置における画素信号レベルの差分値をそれぞれ演算する。
【0045】
すなわち、図4に示すように、参照フィールドt1´と、1フレーム遅延フィールドt1は、同一のコマを構成するため、例えば画素位置a点における画素信号レベルの差分値は0になる。次に参照フィールドとしてフィールドt2が供給されると、1フレーム遅延フィールドはフィールドt2´となり、a点における画素信号レベルの差分値は同様に0となる。
【0046】
次に参照フィールドとしてフィールドt3が供給されると、1フレーム遅延フィールドはt1´となり、両者はそれぞれ別のコマを形成するため、a点における画素信号レベルの差分値は0以外(以下、1とする)となる。次に参照フィールドとしてt4´が供給されると1フレーム遅延フィールドはフィールドt2となり、a点における画素信号レベルの差分値は、同様に1となる。
【0047】
更に、参照フィールドとしてt3´が供給されると、1フレーム遅延フィールドは、t3となり、両者は同一のコマを形成するため、a点における画素信号レベルの差分値は再び0になる。その後に供給される参照フィールドについても同様の傾向となり、演算した差分値は、4フィールド周期で「0011」の順で繰り返される。従って、このシーケンスを4フィールド単位で検出することにより、各フィールドの前後関係を特定することが可能となる。
【0048】
この傾向を1フレーム遅延フィールドにつき着目すると、差分値は、コマの最初のフィールドから「0011」の順になる。従って、図4に示すように、最初に差分値0を算出したとき、検出した1フレーム遅延フィールドを、コマの最初のフィールド(以下、第1のフィールドと称する)として特定する。また差分値0が連続したときには、検出した1フレーム遅延フィールドを第2のフィールドとして特定する。また差分値として最初に1を算出した場合に、検出した1フレーム遅延フィールドを第3のフィールドとして特定する。また、差分値1が連続したときには、検出した1フレーム遅延フィールドを第4のフィールドとして特定する。
【0049】
シーケンス検出部13は、上述の各フィールドにおける前後関係の特定結果を、画像シフト部15及び画像逆シフト部16へ送信する。
【0050】
画像シフト部15及び画像逆シフト部16は,供給される画像信号を、シーケンス検出部13により特定された各フィールドの前後関係に基づき、検出画素の位置をベクトル方向へシフトさせる。画像信号が画像シフト部15に供給されるまでに、各フィールドが第1のフィールド〜第4のフィールドのいずれに該当するか判明しているため、検出画素の位置を正確かつ容易にシフトさせることができる。
【0051】
各フィールドのシフト方向は、図5の黒で塗りつぶした矢印のように、第1のフィールドにおいて動きベクトルの反対方向にシフトさせ、第2のフィールド以降では、動きベクトルの方向へシフトさせる。ここで第2のフィールド以降のシフト量は、第2のフィールドから後続するにつれて上記動きベクトルのベクトル量の範囲内で順次増大させ、第4のフィールドにおいて最大となるようにする。すなわち本発明では、各フィールドを動きベクトルの方向及び反対方向へバランスよくシフトさせることにより、シフト量が最大となる第4のフィールドにおいて、シフト量を抑え込み、動きベクトル検出時の誤差を軽減させる。
【0052】
この動きベクトル検出時の誤差とは、例えば単一ブロック内で2方向に画像が動くとき(例えば、物体の画像が左方向に移動し、背景が右方向に移動するような場合)において、動きベクトルの検出した方向が誤っている場合をいう。例えば図5における点線の矢印に示すように、各フィールドを動きベクトルのベクトル方向のみにシフトさせて動き補正する例では、第4のフィールドにおいて、シフト量自体が過大となる。検出した動きベクトルの方向が誤っている場合には、第4のフィールドにおいて画像を大きく移動させている分、画面上で誤差が顕著に現れてしまう。
【0053】
一方、各フィールドを動きベクトルの方向及び反対方向へバランスよくシフトさせる本発明では、図5に示すように第4のフィールドにおけるシフト量を小さく抑えることができる。これにより、単一のブロック内で2方向に画像が動くときに、検出した動きベクトルの方向を誤っても、画面上にかかる誤差を目立たせることなく、スムーズな動きを実現することができる。
【0054】
また図5に示す例において、画像のシフト量は、第2のフィールドのシフト量を0とし、第2のフィールドの後へフィールドが続く毎に、検出した動きベクトルのベクトル量の1/4倍ずつ増加させることも可能である。かかる場合、ベクトル量がAの場合には、第2のフィールドのシフト量を0とし、第3のフィールトをA×1/4倍、第4のフィールドをA×2/4倍だけシフトさせる。また次のコマの第1のフィールドにおいて、シフト量を、動きベクトルAの1/4倍とし、同様に次のコマにおける動きベクトルがBの場合には、第2のフィールドのシフト量を0とし、第3のフィールドのシフト量をB×1/4倍、第4のフィールドのシフト量をB×2/4倍とすることも可能である。
【0055】
このようにシフトさせることにより、シフト量を時間に対して線形に増加させることが可能となり、画像の動きを更にスムーズにすることができる。
【0056】
各フィールドにおいて画像をシフトさせた結果を図6に示す。画像は、後のフィールドに移行する毎に徐々に水平方向へ移動する。すなわち、画像シフト部15は、動きベクトル量に相当する画像のシフト量を、各フィールドに分散することが可能となる。これにより、画像をシフトさせる前と比べて、第4のフィールドから第1のフィールドに移行する際に画像を大きく移動させることなく、画像の動きをスムーズにすることができる。
【0057】
なお、画像シフト部15は、例えば図7に示すように、各画像を第1及び第2のフィールドにおいて動きベクトルの反対方向にシフトさせ、第3のフィールド以降において、動きベクトルの方向へシフトさせることも可能である。ここで第1及び第2のフィールドでは、シフト量を第1のフィールドから後続するにつれて順次減少するようにシフトさせる。また、第3及び第4のフィールドでは、シフト量を第3のフィールドから後続するにつれて上記動きベクトルのベクトル量の範囲内で順次増大させ、第4のフィールドにおいて最大となるようにする。これにより、図5に示す例と同様に各フィールドを異なる方向へシフトさせることにより、1フィールドあたりのシフト量を抑え込み、動きベクトル検出時の誤差を軽減させることができる。
【0058】
また図7に示す例において、画像のシフト量は、第3のフィールドのシフト量を0とし、第3のフィールドの後へフィールドが続く毎に、検出した動きベクトルのベクトル量の1/4倍ずつ増加させることも可能である。かかる場合、ベクトル量がAの場合には、第3のフィールドのシフト量を0とし、第4のフィールトをA×1/4倍だけシフトさせる。また次のコマの第1のフィールドにおいて、シフト量を、動きベクトルAの2/4倍とし、第2のフィールドにおいてシフト量を1/4倍とする。同様に次のコマにおける動きベクトルがBの場合には、第3のフィールドのシフト量を0とし、第4のフィールドのシフト量をB×1/4倍とすることも可能である。
【0059】
この図7に示すように画像をシフトさせた結果を図8に示す。この図8においても同様に、各画像は、後のフィールドに移行する毎に徐々に水平方向へ移動する。
【0060】
更に、この画像シフト部15、各画像を第1乃至第3のフィールドにおいて動きベクトルの反対方向にシフトさせ、第4のフィールドにおいて、動きベクトルの方向へシフトさせることも可能である。かかる場合には、この第1乃至第3のフィールドにおいて、シフト量を第1のフィールドから後続するにつれて順次減少するようにシフトさせる。
【0061】
この画像信号処理装置1を、フィールド倍速変換回路3を集積化してテレビジョン受像機に内蔵することにより、テレシネ変換後、倍速変換した画像信号特有である動きの不連続感を解消することができる。すなわち、この画像信号処理装置1は、単一のブロック内で2方向に画像が動く場合等、様々なバリエーションの画像においても、フィールド倍速変換回路3により解像度を向上させ、面フリッカ妨害を抑制しつつ、各画像の動きを更にスムーズにすることができる。
【0062】
従って、この画像信号処理装置1は、単独で実施する場合のみならず、フィールド倍速変換回路3と一体で実施することで顕著な効果が得られる。また、フィールド倍速変換回路が既に集積化されているテレビジョン受像機に対しても、後からこの画像信号処理装置1を内蔵することにより、バージョンアップを容易に実現することができる。
【0063】
なお、本発明に係る画像信号処理装置1は上述の実施の形態に限定されるものではない。本発明は、入力される画像信号について、コマを構成するフィールドの順番を入れ替えてCRT2へ出力する画像信号処理装置4に対しても適用可能である。図9に、この画像信号処理装置4のブロック構成例を示す。上述の画像信号処理装置1と同一の構成要素は同一符号を付することによりその詳細な説明を省略する。
【0064】
この画像信号処理装置4は、第1の画像メモリ11と、第2の画像メモリ12と、シーケンス検出部13と、動きベクトル検出部14と、画像シフト部55と、画像逆シフト部56と、スイッチ17とを備えている。
【0065】
画像シフト部55は、画像信号レベルの比較結果をシーケンス検出部13から受信する。また、画像シフト部55は、動きベクトル検出部14が検出した動きベクトルを受信する。更に画像シフト部55は、第2の画像メモリ12から供給された画像信号における各画素位置を受信した動くベクトルのベクトル量の範囲内で、かつベクトル方向へシフトさせる。すなわち、この画像シフト部55がシフトさせる画像信号は、入力画像信号よりも2フレーム遅延された画像信号である。
【0066】
画像逆シフト部56は、画素信号レベルの比較結果をシーケンス検出部13から受信する。また、画像逆シフト部56は、動きベクトル検出部14が検出した動きベクトルを受信する。更に画像逆シフト部56は、第1の画像メモリ12へ供給される画像信号における各画素位置を、受信した動きベクトルのベクトル量の範囲内で、かつベクトル方向と反対方向へシフトさせる。すなわち、この画像逆シフト部56がシフトさせる画像信号は、入力画像信号と同一であるため、上記画像シフト部55がシフトさせる画像信号より2フレーム分の時間差がある。なお、画像逆シフト部56は、上記画像シフト部55と一体化されて構成される場合もある。
【0067】
この画像シフト部55及び画像逆シフト部56によりシフトされた画像信号は、共にスイッチ17へ入力される。スイッチ17は、シーケンス検出部13から供給される画素信号レベルの比較結果に基づき、フィールド単位で、必要な画像信号を選択する。スイッチ17により選択された画像信号はCRT2へ出力される。
【0068】
次に、本発明を適用した画像信号処理装置4の動作について図10を用いて説明する。
【0069】
画像信号処理装置4は、フィールド倍速変換回路3から、テレシネ変換後、倍速変換した1コマ4フィールドで構成される画像信号が順次入力される。この画像信号処理装置4は、供給された画像信号につき、第1及び第2のフィールドを特定し、これらを第2の画像メモリ12に基づき2フレーム遅延させて、動きベクトルのベクトル方向へシフトさせる。また、画像信号処理装置4は、供給された画像信号につき、第3乃至第4のフィールドを特定し、これらを遅延させずに、動きベクトルの反対方向へシフトさせる。
【0070】
画像信号処理装置4へ供給される画像信号は、フィールドt1、t2´、t1´、t2の順で、一定の時間間隔で配列している。またフィールドt3へ移行すると動きベクトルAの位置に画像が移動し、フィールドt3、t4´、t3´、t4の順で画像信号処理装置4へ供給される。更にフィールドt5へ移行すると、動きベクトルBの位置に画像が移動し、フィールドt5、t6´、t5´、t6の順で画像信号処理装置4へ供給される。
【0071】
動きベクトル検出部14は、画像信号処理装置1に入力される画像信号について順次2フレーム間隔で動きベクトルを検出する。例えば、第2の画像メモリ12から出力されるフィールドがフィールドt1であるとき、第1の画像メモリ11に供給されるフィールドは、2フレーム後となるため、フィールドt3となる。従って、動きベクトル検出部14は、先ずフィールドt1とフィールドt3との間で動きベクトルを求める。
【0072】
次に、第2の画像メモリ12から出力されるフィールドがフィールドt2´となる場合には、第1の画像メモリに供給されるフィールドはフィールドt4´となるため、フィールドt2´とフィールドt4´との間で動きベクトルを検出する。すなわち、この動きベクトル検出部14は、図10に示す括弧書き番号の順で動きベクトルを順次検出していく。
【0073】
ここで(1)の時間帯において動きベクトルを検出後、画像シフト部55には、フィールドt1が入力される。また、画像逆シフト部56には、フィールドt3が入力される。画像シフト部55は、このフィールドt1をベクトル方向へシフトさせ、又はシフト量を0としてスイッチ17へ出力する。また画像逆シフト部56に入力されたフィールドt3は、2フレーム遅延させた後にベクトル方向にシフトさせるため、何ら処理を施さない。
【0074】
同様に(2)の時間帯において動きベクトルを検出後、画像シフト部55には、フィールドt2´が入力される。画像シフト部55は、このフィールドt2´をベクトル方向へシフトさせ、スイッチ17へ出力する。また画像逆シフト部56に入力されたフィールドt4´は、2フレーム遅延させた後にベクトル方向にシフトさせるため、何ら処理を施さない。
【0075】
(3)の時間帯においてフィールドt1´とフィールドt3´間で動きベクトルを検出後、画像シフト部55にはフィールドt1´が入力され、また画像逆シフト部56には、フィールドt3´が入力される。かかる場合において、画像逆シフト部56は、入力されたフィールドt3´を動きベクトルの反対方向へシフトさせる。なお、フィールドt1´については、画像逆シフト部56により画像をシフトしているため、何ら処理を施さなくても良い。
【0076】
同様に(4)の時間帯においても、画像逆シフト部56により、入力されたフィールドt4を動きベクトルの反対方向へシフトさせる。
【0077】
更に、(5)の時間帯においては、フィールドt3とフィールドt5との間で動きベクトルを検出後、画像シフト部55には、フィールドt3が入力され、画像逆シフト部56には、フィールドt5が入力される。画像シフト部はフィールドt3をベクトル方向にシフトさせ、又はシフト量を0とする。ちなみにこのフィールドt3は既に一度画像逆シフト部56に入力されているが、1つのフィールドに対するシフトの重複を防止するために、かかる画像逆シフト部56において何ら処理を施されていない。
【0078】
同様に(6)の時間帯においても、画像シフト部55により、入力されたフィールドt4´を動きベクトルの方向へシフトさせる。
【0079】
すなわち、この画像信号処理装置4は、上述の処理手順からも示されるように、動きベクトルを検出後、画像シフト部55及び画像逆シフト部56へ供給される各フィールドを交互にシフトさせる。
【0080】
また図11は、画像信号処理装置4において、シフト量に応じて各フィールドを並べ替えた結果を示している。この図11において、コマを構成する各フィールド(例えばフィールドt3、t4´、t3´、t4)において、図10に示す入力画像信号と順番が入れ替わっている。これは、コマを構成する各フィールドにおいて、どのフィールドから先にシフトさせても同一の結果を得ることができることを示唆している。
【0081】
すなわち、この画像信号処理装置4は、画像信号処理装置1と同様に、単一のブロック内で2方向に画像が動く場合等、様々なバリエーションの画像においても、面フリッカ妨害を抑制しつつ、各画像の動きを更にスムーズにすることができる。
【0082】
また、図11に示す例において、画像のシフト量を、フィールドt1のシフト量を0とし、フィールドt1´において、検出した動きベクトルのベクトル量Aの1/4倍とすることも可能である。また次のコマの第1のフィールドにおいて、シフト量を、ベクトル量Aの2/4倍とし、第2のフィールドにおいてシフト量を、ベクトル量A1/4倍とし、同様に次のコマにおける動きベクトルがBの場合には、第3のフィールドのシフト量を0とし、第4のフィールドのシフト量をB×1/4倍とすることも可能である。これにより、出力される画像信号は、図7に示す画像のシフト例と同一になり、シフト量を時間に対して線形に増加させることが可能となることから、画像の動きを更にスムーズにすることができる。
【0083】
このフィールドの並び替えについては、図11に示される例に限定されるものではなく、1コマを構成する4つのフィールド内において、(例えば、フィールドt3、t4´、t3´、t4の順に配列している入力画像信号において)、シフトさせるベクトル方向とベクトル量を自由に設定することができる。
【0084】
例えば図12に示すように、出力する画像信号が、フィールドt4、t3、t4´、t3´の順で水平方向に並ぶようにシフトさせることも可能である。また、例えば図13に示すように、出力する画像信号が、フィールドt4´、t3´、t4、t3の順で水平方向に並ぶようにシフトさせることも可能である。更に、例えば図14に示すように、出力する画像信号が、フィールドt3´、t4、t3、t4´の順で水平方向に並ぶようにシフトさせることも可能である。
【0085】
これら図12〜図14に示す例において、シフト量をベクトル量の1/4倍ずつ増減させることで、シフト量を時間に対して線形に増減させ、画像の動きの更なる改善を図ることも可能である。
【0086】
本発明を適用した画像信号処理装置は、PAL方式によるテレビジョン受像機に対して適用される場合に限定されることはなく、例えば、NTSC(National TV System Committee)方式の60フィールド秒(30コマ/秒)のインタレース画像信号が入力されるテレビジョン受像機に対しても適用可能である。また、SECAM方式によるテレビジョン受像機に対しても適用可能である。
【0087】
更に、本発明に係る画像信号処理装置は、テレビジョン受像機に内蔵される場合のみならず、テレビジョン受像機に接続する信号変換器へも内蔵可能であることは勿論である。
【0088】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明に係る画像信号処理装置及び方法は、テレシネ変換した画像を倍速変換することにより生成された1コマが4フィールドで構成される画像信号が入力され、演算した画素信号レベルの差分値に基づいて各フィールドを特定し、特定した第1のフィールドにおいて動きベクトルの反対方向へ、特定した第4のフィールドにおいて動きベクトルの方向へ、更に特定した第2及び第3のフィールドにおいて上記第1のフィールドから後続するにつれて上記第4のフィールドにおいてシフトさせた画素位置へ順次接近するように、検出画素の位置をシフトさせる。
【0089】
これにより、本発明に係る画像信号処理装置及び方法は、単一のブロック内で2方向に画像が動く場合等、様々なバリエーションの画像においても、面フリッカ妨害を抑制しつつ、各画像の動きをスムーズにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した画像信号処理装置のブロック構成図である。
【図2】フィールド倍速変換回路における倍速変換前後の各フィールドと画素位置の関係を示した図である。
【図3】水平方向へ画像が移動する場合における各フィールドと画像位置の関係を示した図である。
【図4】シーケンス検出部におけるシーケンスの検出方法について説明するための図である。
【図5】画像シフト部及び画像逆シフト部における画像のシフト方法について説明するための図である。
【図6】各フィールドにおいて画像をシフトさせた結果を示した図である。
【図7】各画像を第1及び第2のフィールドにおいて動きベクトルの反対方向にシフトさせるシフト方法について説明するための図である。
【図8】図7に示すシフト方法により画像をシフトさせた結果を示した図である。
【図9】入力される画像信号について、コマを構成するフィールドの順番を入れ替えてCRTへ出力する画像信号処理装置のブロック構成図である。
【図10】コマを構成するフィールドの順番を入れ替えて出力する画像信号処理装置の動作例について示した図である。
【図11】図10に示す画像信号処理装置の動作例を、コマを構成するフィールドの順番を入れ替えて説明するための図である。
【図12】コマを構成するフィールドの順番を入れ替えて出力する画像信号処理装置の第2の動作例を示した図である。
【図13】コマを構成するフィールドの順番を入れ替えて出力する画像信号処理装置の第3の動作例を示した図である。
【図14】コマを構成するフィールドの順番を入れ替えて出力する画像信号処理装置の第4の動作例を示した図である。
【図15】フィールド周波数倍速方式を適用したフィールド倍速変換回路のブロック構成図である。
【図16】倍速変換前後の各フィールドと画素位置の関係を示した図である。
【図17】水平方向へ画像が移動する場合における各フィールドと画像位置の関係を示した図である。
【図18】単一のブロック内に2方向の動きが存在するバリエーションの画像について説明するための図である。
【符号の説明】
1,4 画像信号処理装置、2 CRT、3 フィールド倍速変換回路、11第1の画像メモリ、12 第2の画像メモリ、13 シーケンス検出部、14動きベクトル検出部、15,55 画像シフト部、16,56 画像逆シフト部、31 入力端子、32 倍速変換部、33 フレームメモリ

Claims (16)

  1. テレシネ変換した画像を倍速変換することにより生成され、1コマが4フィールドで構成され、コマの最初が第1のフィールドで始まり、第2、第3、及び第4のフィールドへと後続する画像信号が入力される画像信号処理装置において、
    入力された上記画像信号について、現フィールドの検出画素と、上記現フィールドから1フレーム後のフィールドの同一箇所における検出画素との間で、画素信号レベルの差分値を演算し、当該差分値に基づきコマを構成する各フィールドを特定するシーケンス検出手段と、
    上記現フィールドの検出画素について、上記現フィールドから2フレーム後のフィールドに対する動きベクトルを検出する動きベクトル検出手段と、
    上記シーケンス検出手段により特定した各フィールドに応じて、検出した上記動きベクトルのベクトル量の範囲内で、上記画像信号の上記検出画素の位置をシフトさせる画像制御手段とを備え、
    上記画像制御手段は、
    特定した上記第1のフィールドについて、上記検出画素を上記動きベクトルの反対方向へシフトさせ、
    特定した上記第4のフィールドについて、上記検出画素を上記動きベクトルの方向へシフトさせ、
    特定した上記第2及び上記第3のフィールドについて、上記検出画素を、上記第1のフィールドから後続するにつれて、上記第4のフィールドにおいてシフトさせた画素位置へ順次接近するように、上記動きベクトルの方向又は上記動きベクトルの反対方向へシフトさせること
    を特徴とする画像信号処理装置。
  2. 上記画像制御手段は、上記第2のフィールドのシフト量を0にすること
    を特徴とする請求項1記載の画像信号処理装置
  3. 上記画像制御手段は、上記第2のフィールドの後へフィールドが続く毎に、上記シフト量を、検出した上記動きベクトルのベクトル量の1/4倍ずつ増加させ、上記第1のフィールドのシフト量を、上記現フィールドから2フレーム前のフィールドに基づく動きベクトルのベクトル量の1/4倍とすること
    を特徴とする請求項2記載の画像信号処理装置。
  4. 上記画像制御手段は、上記第3のフィールドのシフト量を0にすること
    を特徴とする請求項1記載の画像信号処理装置
  5. 上記画像制御手段は、上記第4のフィールドのシフト量を、検出した上記動きベクトルのベクトル量の1/4倍とし、上記第1のフィールドのシフト量を、上記現フィールドから2フレーム前のフィールドに基づく動きベクトルのベクトル量の2/4倍とし、上記第2のフィールドのシフト量を、上記現フィールドから2フレーム前のフィールドに基づく動きベクトルのベクトル量の1/4倍とすること
    を特徴とする請求項4記載の画像信号処理装置。
  6. 上記シーケンス検出手段は、上記差分値が連続して0になる場合に、先に入力された現フィールドを、第1のフィールドとして特定すること
    を特徴とする請求項1記載の画像信号処理装置。
  7. 上記動きベクトル検出手段は、所定の画素数からなるブロック毎に、ブロックマッチング法に基づいて上記動きベクトルを検出すること
    を特徴とする請求項1記載の画像信号処理装置。
  8. 上記入力された画像信号は、PAL方式のインターレース画像信号であること
    を特徴とする請求項1記載の画像信号処理装置。
  9. テレシネ変換した画像を倍速変換することにより生成され、1コマが4フィールドで構成され、コマの最初が第1のフィールドで始まり、第2、第3、及び第4のフィールドへと後続する画像信号が入力され、
    入力された上記画像信号において、現フィールドの検出画素と、上記現フィールドから1フレーム後のフィールドの同一箇所における検出画素との間で演算した画素信号レベルの差分値に基づき、コマを構成する各フィールドを特定し、
    上記現フィールドの検出画素について、上記現フィールドから2フレーム後のフィールドに対する動きベクトルを検出し、
    特定した上記第1のフィールドについて、上記検出画素を上記動きベクトルの反対方向へシフトさせ、
    特定した上記第4のフィールドについて、上記検出画素を上記動きベクトルの方向へシフトさせ、
    特定した上記第2及び上記第3のフィールドについて、上記検出画素を、上記第1のフィールドから後続するにつれて、上記第4のフィールドにおいてシフトさせた画素位置へ順次接近するように、上記動きベクトルの方向又は上記動きベクトルの反対方向へシフトさせること
    を特徴とする画像信号処理方法。
  10. 上記第2のフィールドのシフト量を0にすること
    を特徴とする請求項9記載の画像信号処理方法。
  11. 上記第2のフィールドの後へフィールドが続く毎に、上記シフト量を、検出した上記動きベクトルのベクトル量の1/4倍ずつ増加させ、上記第1のフィールドのシフト量を、上記現フィールドから2フレーム前のフィールドに基づく動きベクトルのベクトル量の1/4倍とすること
    を特徴とする請求項10記載の画像信号処理方法。
  12. 上記第3のフィールドのシフト量を0にすること
    を特徴とする請求項9記載の画像信号処理方法。
  13. 上記第4のフィールドのシフト量を、検出した上記動きベクトルのベクトル量の1/4倍とし、上記第1のフィールドのシフト量を、上記現フィールドから2フレーム前のフィールドに基づく動きベクトルのベクトル量の2/4倍とし、上記第2のフィールドのシフト量を、上記現フィールドから2フレーム前のフィールドに基づく動きベクトルのベクトル量の1/4倍とすること
    を特徴とする請求項12記載の画像信号処理方法。
  14. 上記差分値が連続して0になる場合に、先に入力された現フィールドを、第1のフィールドとして特定すること
    を特徴とする請求項9記載の画像信号処理方法。
  15. 上記動きベクトルを、所定の画素数からなるブロック毎に、ブロックマッチング法に基づいて検出すること
    を特徴とする請求項9記載の画像信号処理方法。
  16. 上記入力画像信号として、フィールド周波数を50フィールド/秒から100フィールド/秒へ2倍に変換したPAL方式のインターレース画像信号が入力されること
    を特徴とする請求項9記載の画像信号処理方法。
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