JP4512378B2 - 拡散反射板の製造方法 - Google Patents
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Description
本発明の拡散反射板の製造方法は、表面に凹部又は凸部が複数配置された拡散反射板の製造方法であって、凹部又は凸部の各中心点を、平面内に最密充填された軟質粒子の画像から読み取った軟質粒子の中心点座標から決定し、凹部又は凸部を当該拡散反射板の法線方向から見た場合において、凹部又は凸部の各中心点を頂点とするドロネー三角形群の各辺の長さをそれぞれ中心点間距離とし、中心点間距離のうち累積相対度数が90%となる中心点間距離をR 90 、累積相対度数が10%となる中心点間距離をR 10 とした場合、凹部又は凸部を、以下の条件:
1<R 90 /R 10 <1.6
を満たすように配置する。
(拡散反射板及びカラーフィルタ)
まず、本発明の第1実施形態に係る拡散反射板R及びこれを用いたカラーフィルタCFについて説明する。図1は、反射型の拡散反射板Rを有するカラーフィルタCFの断面を示すものであり、図2は、図1のカラーフィルタCFの透明基板21及び拡散反射板Rの平面図である。
次に反射型の液晶表示素子LCDについて説明する。図4は、液晶表示素子LCDの断面図である。この液晶表示素子LCDは、カラー液晶表示素子である。液晶表示素子LCDは、主として、上述の拡散反射板Rを有するカラーフィルタCFと、このカラーフィルタCFに対向配置されたTFD基板300とを有している。
続いて、上述の拡散反射板Rの製造に用いるフォトマスクMについて図5及び図6を参照して説明する。
次に、上述のフォトマスクMを用いて、拡散反射板R、カラーフィルタCF及び、液晶表示素子LCDを製造する方法について説明する。
まず、図7(a)に示すように、透明基板21上に感光性樹脂層72を形成する。
次に、図7(b)に示すように上述のフォトマスクMを用いて感光性樹脂層72に対して一括露光(プロキシミティー露光)を行う。これにより、感光性樹脂層72には、フォトマスクMの光透過パターンMBに対応した露光部72aが形成される。ここで、露光時間等の条件は、感光性樹脂層72において、光透過パターンMBに対応する部分が回折光によって感光性樹脂層72の上部のみが凹凸状に感光する程度に設定する。
次に、露光された感光性樹脂の現像、洗浄及び熱処理を行うことにより、図7(c)に示す樹脂層31を得る。ここでは、感光性樹脂に応じた現像液を適宜選定して使用すればよく、例えば、ナトリウムやカリウム等の水酸化物、炭酸塩、炭酸水素塩といった無機アルカリ、有機アンモニウムなどの有機アルカリ等の溶液を現像液として使用できる。具体的には、20℃〜40℃の条件で、現像液中に感光性樹脂を浸漬し、または、感光性樹脂に現像液をシャワーすればよい。
次に、図8(a)に示すように樹脂層31上に金属等の反射膜32を形成する。反射膜32を構成する材料としては純アルミニウム、アルミニウム合金(Al−Nd合金など)や銀合金(Ag−Pd−Cu合金)などが好ましい。反射膜32の厚みは、0.1〜0.3μmの範囲が好ましく、0.15〜0.25μmの範囲がより好ましい。ここでは、例えば、上述の合金を全面に亘って蒸着して金属層を形成した後、エッチング等により金属層の不要部分、すなわち、開口部25内に形成された金属層等を除去すればよい。また、このとき図示しないマーク類を形成することもできる。これにより、表面に多数の凹部Bが配置された拡散反射板Rが完成する。
さらに、拡散反射板R上に、図8(b)に示すように、赤、緑、青の着色樹脂24R,24G,24Bを形成し、さらに、保護膜26、及び、ITO等の透明電極27を公知の方法により順次形成し、拡散反射板Rを備えたカラーフィルタCFが完成する。
引き続いて、図4に示すように、公知の方法によって製造したTFD基板300と、上述のカラーフィルタCFとを、シール部材113を介して張り合わせ、内部に液晶120を注入し、さらに、TFT基板300に偏光膜115を形成することにより、液晶表示素子LCDが完成する。
図9は、半透過型の拡散反射板としての拡散反射板R1を有するカラーフィルタCFの断面を示すものであり、図10は、図9のカラーフィルタCF1の透明基板21及び拡散反射板R1の平面図である。拡散反射板R1は、第1実施形態に係る拡散反射板RのR部37R、G部37G、B部37Bの略中央部に各々開口部25を形成したものである。拡散反射板R1の表面には、開口部25を除くように凹部Bが形成されており、この凹部Bが凹凸パターンを構成している。この場合であっても、拡散反射板R1は、拡散反射板Rと同様、高い散乱輝度を有すると共に散乱光の色付きが低減されたものである。
(塗布工程)
まず、ポジ型レジスト(東京応化工業製PR-13)に所定の比率でカーボンブラックを添加し、吸光性を付与したポジ型レジストを調製した。次に、ガラス基板上に、この吸光性レジストを塗布し、ホットプレートで100℃×90秒間プリベークして、吸光性レジスト層を形成した。ここで、プレベーク後における吸光性レジスト層の厚みが1.2μmとなるように、吸光性レジストを塗布した。また、プレベーク後の吸光性レジスト層の主感度波長(405nm)における透過率を示す吸光係数は0.2/μmであった。
次に、単位パターン領域として、直径9μmの円形の光透過パターンが以下に示す所定の配列に配置され、外形が正方形のものを採用し、この単位パターン領域を行列状に隣接して繰り返し配置した実施例1のフォトマスクを準備した。ここで、単位パターン領域の大きさを600×600μmとした。
次に、吸光性レジスト層に対して、実施例1のフォトマスクを介して300mJ/cm2のUV光をプロキシミティーギャップ135μmで照射し、露光を行った。次に、露光された吸光性レジスト層を0.5%KOH溶液中で80秒間現像して、所定の凹凸を有する樹脂層を得た。さらに、現像後の樹脂層を洗浄し、乾燥した後、200℃に保持したクリーンオーブン中で樹脂層を20分間熱処理した。
次に、スパッタ装置を用いて樹脂層上にアルミニウム膜を200nm形成し実施例1の拡散反射板とした。ここで、拡散反射板の単位反射領域の大きさは600×600μmの正方形となった。このような拡散反射板の顕微鏡写真を図14に示す。
フォトマスクの単位パターン領域として、直径9μmの円形の光透過パターンが対数螺旋を描くように配置したものを用いたこと以外は実施例1と同じ操作を行い、比較例1の拡散反射板を得た。このような拡散反射板の顕微鏡写真を図15に示す。そして、この拡散反射板を用いて評価用サンプルR1を作製した。
フォトマスクの単位パターン領域として、直径9μmの円形の光透過パターンをハニカム状に最密充填させた上で乱数による揺らぎを付加した配列を用いたこと以外は実施例1と同じ操作を行い、比較例2の拡散反射板を得た。このような拡散反射板の顕微鏡写真を図16に示す。そして、この拡散反射板を用いて評価用サンプルR2を作製した。
フォトマスクの単位パターン領域として、直径9μmの円形の光透過パターンをマトリクス状に規則的に充填させた配列を用いたこと以外は実施例1と同じ操作を行い、比較例3の拡散反射板を得た。そして、この拡散反射板を用いて評価用サンプルR3を作製した。
実施例1及び比較例1,2,3の拡散反射板について、凹部の各中心点を頂点とするドロネー三角形群におけるドロネー三角形の面積の平均値SAVE及び標準偏差Sσを算出した。これらの結果を表1に示す。なお、比較例3の拡散反射板では凹部が規則的に配置されているので、標準偏差Sσを算出しなかった。
Claims (1)
- 表面に凹部又は凸部が複数配置された拡散反射板の製造方法であって、
前記凹部又は凸部の各中心点を、平面内に最密充填された軟質粒子の画像から読み取った前記軟質粒子の中心点座標から決定し、
前記凹部又は凸部を当該拡散反射板の法線方向から見た場合において、前記凹部又は凸部の各中心点を頂点とするドロネー三角形群の各辺の長さをそれぞれ中心点間距離とし、
前記中心点間距離のうち累積相対度数が90%となる中心点間距離をR90、累積相対度数が10%となる中心点間距離をR10とした場合、
前記凹部又は凸部を、以下の条件:
1<R90/R10<1.6
を満たすように配置する拡散反射板の製造方法。
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