JP4512146B2 - 有機トランジスタの製造方法 - Google Patents
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例えば、液体材料を塗布する領域の外周部に隔壁を形成し、隔壁で囲まれた領域に液体材料を塗布し、乾燥させることによって、デバイスを作製する方法が記載されている(特許文献1を参照)。この方法により、真空プロセスが不要になるとともに、塗布領域を隔壁で囲むことにより、使用する液体材料を最小限に抑えることができるので、製造コストが安くなる。
[1] 基板、前記基板上に形成された金属膜、および前記金属膜上に形成されたネガ型の感光性樹脂膜とを含む積層体を準備するステップと、
前記感光性樹脂膜に光を照射して、かつ現像することにより、互いの櫛型形状の歯がかみあっている2つの櫛型形状にパターニングするステップと、
前記櫛型形状にパターニングされた感光性樹脂膜をマスキング膜として、金属膜をエッチングして、櫛型形状のソース電極部およびドレイン電極部を形成するステップと、
前記櫛型形状にパターニングされた感光性樹脂膜に酸素プラズマまたはUVオゾンを照射して、前記ソース電極部および前記ドレイン電極部の櫛型形状の歯を支持する部分と、歯を支持する部分の端部に位置する歯の部分以外の感光性樹脂膜を消失させるステップと、
前記照射後に残存した感光性樹脂膜を隔壁として、有機半導体膜を塗布形成するステップと、
を含む、有機トランジスタの製造方法。
[3] 前記感光性樹脂膜の厚さは、前記隔壁が配置された部分の電極線幅よりも大きい、[1]または[2]に記載の製造方法。
[4] 前記感光性樹脂膜を櫛型形状にパターニングするステップにおいて、
前記感光性樹脂膜にハーフトーンマスクを介して光を照射して、かつ現像することにより、前記櫛型形状の歯を支持する部分と、歯を支持する部分の端部に位置する歯の感光性樹脂膜の厚さを、前記櫛型形状の歯を支持する部分の端部に位置する歯以外の歯の感光性樹脂膜の厚さよりも大きくする、[1]に記載の製造方法。
[5] 前記感光性樹脂膜は、撥液性樹脂膜である、[1]〜[4]のいずれかに記載の製造方法。
[7] 前記基板には、ゲート電極とゲート絶縁膜が配置されており、かつ前記金属膜は、前記ゲート絶縁膜上に積層されている、[1]〜[5]のいずれかに記載の製造方法。
本発明の有機トランジスタの製造方法は、1)フォトリソグラフィで得られたマスキング膜で、ソース電極およびドレイン電極をパターニングするステップ、2)ソース電極およびドレイン電極をパターニングするために用いたマスキング膜を隔壁として、有機半導体材料を塗布するステップを含むことを特徴とする。図1〜図3を参照して、有機トランジスタの製造方法を説明する。
櫛型形状の歯を支持する部分(3A−1と3B−1)および櫛型形状の歯のうちの歯を支持する部分の端部にある歯(3A−2および3B−2)の幅Xは、櫛型形状の歯を支持する部分の端部にある歯以外の歯(3A−3および3B−3)の幅Yに対して、2倍以上であることが好ましい。幅Xは、通常1〜10μmであることが好ましい。
T > X > 2Y
一方、櫛型形状の線幅を調整するのではなく、櫛型形状にパターニングされた樹脂膜の厚さを制御してもよい。つまり、前記櫛型形状の歯を支持する部分(3A−1と3B−1)と、歯を支持する部分の端部に位置する歯(3A−2および3B−2)の感光性樹脂膜の厚さを、前記櫛型形状の歯を支持する部分の端部に位置する歯以外の歯(3A−3および3B−3)の感光性樹脂膜の厚さよりも大きくしてもよい。パターニングされた樹脂膜の厚さを制御することによっても、ソース電極部とドレイン電極部の上であって、外周部(3A−1と3A−2、および3B−1と3B−2)にのみ隔壁を形成することが可能となる。
したがって、酸素プラズマ照射処理またはUVオゾン照射処理により形成した隔壁4Aと4Bにも、必然的に隙間S’がある(図3参照)。この隙間S’から、印刷したインクが流出しないようにするため、隙間S’の間隔を適切に制御する必要がある。したがって、隙間S’の間隔は狭いほうがよいが、一方で、狭すぎると毛細管現象が生じてインクが漏れ出すことがある。
本発明の有機トランジスタは、基板と;基板上に形成されたソース電極部およびドレイン電極部と;ソース電極部およびドレイン電極部の一部の上に配置された隔壁と;隔壁で規定される領域に配置されて、ソース電極部とドレイン電極部とを接続する有機半導体膜と;有機半導体膜にゲート絶縁膜を介して形成されたゲート電極とを有する。本発明の有機トランジスタは、いわゆる「トップゲート型有機トランジスタ」であっても、「バックゲート型トランジスタ」であってもよい。「トップゲート型」である場合には半導体膜上にゲート絶縁膜を有し、当該ゲート絶縁膜上にゲート電極を有する。また、「バックゲート型」である場合には、基板にゲート電極と、ゲート電極を覆うゲート絶縁膜とが配置され、当該ゲート絶縁膜上にソース・ドレイン電極、及びソース電極部とドレイン電極部とを接続する有機半導体膜とが配置されている。
本発明の有機ELディスプレイは、前述の有機トランジスタを具備することを特徴とするが、その他は従来の有機ELディスプレイと同様でありうる。有機トランジスタは、例えば有機EL素子の駆動TFTとして用いられたり、スイッチングTFTとして用いられたりする。
2 金属膜
2A ソース電極
2B ドレイン電極
3 感光性樹脂膜
3A,3B パターニングされた感光性樹脂膜
3A−1,3B−1 櫛型形状の歯を支持する部分
3A−2,3B−2 櫛型形状の歯のうち、櫛型形状の歯を支持する部分の端部に配置された部分
3A−3,3B−3 櫛型形状の歯の部分
4A,4B 隔壁
5 有機半導体膜
6 ゲート絶縁膜
7 ゲート電極
S,S’ 隙間
X 電極部の線幅
Y 電極部の線幅
Claims (7)
- 基板、前記基板上に形成された金属膜、および前記金属膜上に形成されたネガ型の感光性樹脂膜を含む積層体を準備するステップと、
前記感光性樹脂膜に光を照射して、かつ現像することにより、互いの櫛型形状の歯がかみあっている2つの櫛型形状にパターニングするステップと、
前記櫛型形状にパターニングされた感光性樹脂膜をマスキング膜として、前記金属膜をエッチングして、櫛型形状のソース電極部およびドレイン電極部を形成するステップと、
前記櫛型形状にパターニングされた感光性樹脂膜に酸素プラズマまたはUVオゾンを照射して、前記ソース電極部および前記ドレイン電極部の櫛型形状の歯を支持する部分と、歯を支持する部分の端部に位置する歯の部分以外の感光性樹脂膜を消失させるステップと、
前記照射後に残存した感光性樹脂膜を隔壁として、有機半導体膜を塗布形成するステップと、
を含む、有機トランジスタの製造方法。 - 前記櫛型形状のソース電極部およびドレイン電極部のうち、前記隔壁が配置されていない部分の電極線幅は、前記隔壁が配置された部分の電極線幅の半分より小さい、請求項1に記載の製造方法。
- 前記感光性樹脂膜の厚さは、前記隔壁が配置された部分の電極線幅よりも大きい、請求項1に記載の製造方法。
- 前記感光性樹脂膜を櫛型形状にパターニングするステップにおいて、
前記感光性樹脂膜にハーフトーンマスクを介して光を照射して、かつ現像することにより、前記櫛型形状の歯を支持する部分と、歯を支持する部分の端部に位置する歯の感光性樹脂膜の厚さを、前記櫛型形状の歯を支持する部分の端部に位置する歯以外の歯の感光性樹脂膜の厚さよりも大きくする、請求項1に記載の製造方法。 - 前記感光性樹脂膜は、撥液性樹脂膜である、請求項1に記載の製造方法。
- 前記有機半導体膜上にゲート絶縁膜を形成するステップと、前記ゲート絶縁膜上にゲート電極を形成するステップと、をさらに含む、請求項1に記載の製造方法。
- 前記基板には、ゲート電極とゲート絶縁膜が配置されており、かつ
前記金属膜は、前記ゲート絶縁膜上に積層されている、請求項1に記載の製造方法。
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