JP4510991B2 - 糸切り装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は糸切り装置に係り、特に発熱体に電流を流して発熱させ、糸に接触させることにより切断する熱式糸切り装置を有する糸切り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来からミシンの糸切り装置として、動メスと固定メスの間に糸を挟むことによって機械式に糸を切断するものは広く用いられている。このような機械式切断による場合には太い糸を切断することは困難である。また、複数の単糸で撚られた糸を切断する場合には切断面の糸の単糸間のほつれ(ばらけ)が生じ、切断部の見栄えが悪くなるという問題がある。
【0003】
このため、電流を流して発熱させた発熱体に糸に接触させることにより切断する糸切り装置が用いられている。例えば実開平3−76575、特公平7−102270の上糸切断装置、実公平7−52700の下糸切断装置、特開平9−299659、特開平11−114270の上下糸切断装置等である。このようなジュール熱を用いた熱式糸切り装置は、太い糸を切断することができることや、単糸間同士の熱溶着による単糸間のほつれ(ばらけ)を防止することができる等の特徴を有する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら従来の熱式糸切り装置においては、被縫製物に縫い付けられた糸の末端は必ず被縫製物面上から残糸として残り、この残糸が長いために見栄えが悪かった。従来技術における糸切り後の残糸の状態を示す図16(A)において、8c、50cはそれぞれ被縫製物12に既に縫い付けられている針糸及び下糸を示し、8b,50bはそれぞれ被縫製物12に残った残糸である。このように長い残糸8b,50bが残るのは上糸と下糸とが同時に切断されることに起因する。このため、後工程にて、残った不要な糸(残糸)をはさみ等で切断、または半田処理にて溶かすという残糸処理を行っていた。
【0005】
また、熱式糸切り装置においては、溶断によって残糸8b,50bの端部に溶断玉が形成され、この溶断玉により被縫製物12から糸が抜けることを防止する効果がある。しかしながら、残糸8b,50bの長さ分に相当する遊び8D,50Dがあるため、縫製完成品としてそのまま使用すると、他物との接触の際、溶断玉部が他物に引っ掛かり、逆に縫い糸の糸抜けが発生し易くなるという危険性を伴っていた。(残糸8b,50bはそれぞれ図中の矢印d1,d2方向へ引っ張られる。)従って、被縫製物12に縫い付けられた糸の糸抜け防止効果も完全とは言えなかった。
【0006】
また、上糸を切断する際に、糸切り後に残る残糸の量を短くするため、なるべく被縫製物上面近くで糸切りを行っている。その結果、被縫製物の厚さのバラツキにより、発熱体が被縫製物に接触してしまい、被縫製物を溶かしてしまうという縫製製品としては致命的な溶かし傷問題が発生していた。また、残糸量が縫製工程毎に異なり、縫い上がりとしての見栄えが悪かった。
【0007】
本発明の目的は、被縫製物上の残糸を少なくすることができる糸切り装置を提供することにある。
【0008】
本発明の他の目的は、被縫製物の糸抜けを完全に防止可能な糸切り装置を提供することにある。
本発明の更に他の目的は、被縫製物を溶かすことのない糸切り装置を提供することにある。
本発明の更に他の目的は、残糸量を一定にすることができる糸切り装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明によれば、針糸を切断する上糸切り装置と、下糸を切断する下糸切り装置からなる一対の糸切り装置を備え、前記一対の糸切り装置が、上熱線板と下熱線板からなる発熱体に電流を流して発熱させそれぞれ針糸と下糸に接触させることにより各糸を切断する熱式である糸切り装置において、前記糸切り装置と糸切り装置とは針板を挟んで上側と下側とに配置され、前記針板に対して前記糸切り装置と同じ側に配置されると共に、針糸を被縫製物から引き出す上糸引き出し手段と、前記上熱線板と針糸との接触時に、被縫製物と上熱線板との間に隙間を保つことにより上熱線板と被縫製物との接触を防止するために、前記上熱線板と被縫製物との間に設けられた非加熱部材と、前記下糸切り装置により下糸を切断した後、前記上糸引き出し手段により針糸を被縫製物から引き出し、次に前記上熱線板が針糸に接触して、前記上切り装置により針糸を切断するように制御する制御部を備えることを特徴とする糸切り装置が提供される。
【0010】
制御部が、糸切り装置により糸を切断し、且つ、上糸引き出し手段により糸を被縫製物から引き出し、糸切り装置により糸を切断するように各機構を制御することにより、糸を被縫製物から引き出す際に下糸の残糸が被縫製物内に引き込まれる。その結果、下糸の残糸を短くすることができる。
さらに、被縫製物に溶かし傷の発生することを防止することができる。
【0011】
請求項2に記載の発明によれば請求項1記載の糸切り装置において、前記上糸引き出し手段は引き出し量調整手段を有し、被縫製物から引き出す糸の引き出し量を調整可能であるとしたので、糸切断後の次の縫製に必要な糸長さを調整することができる。
【0012】
請求項3に記載の発明によれば請求項1又は2記載の糸切り装置において、前記上熱線板は、前記非加熱部材と対向する位置に第2の非加熱部材を有することを特徴とする糸切り装置が提供される。このような構成とすることにより、上熱線板の形状崩れを防止して一定の形状を維持することが可能となる。
【0013】
請求項4に記載の発明によれば請求項1から3のいずれか一項に記載の糸切り装置において、前記非加熱部材は、前記隙間を調整する手段を有し、この隙間を調整することにより被縫製物への残糸量を調節することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図面に基づいて説明する。
【0015】
先ず図1〜16に基づいて本発明の糸切り装置の第1の実施の形態を説明する。本実施の形態の糸切り装置は、図1及び2に示される上熱線装置(熱式上糸切り装置)と、図3及び4に示される下熱線装置(熱式下糸切り装置)と、図5に示される上糸引き出し装置(上糸引き出し手段)とから構成される。
【0016】
図1はミシンと共に示した上熱線装置の正面図、図2は上熱線装置の主要部の斜視図である。なお、図1は糸切り前後の装置待機位置を示す。ミシン頭部2は下方に針棒4を備え、側面に上熱線装置14を備えている。針棒4は図示しない主軸に連動して上下動し、この針棒4には針6が固定される。針6の上下動により針糸8が針板10上に設置された被縫製物12に縫い付けられる。針板10には針穴10aが形成されている。なお、図においては針板10のみを断面で示している。
【0017】
上熱線装置14は熱線棒駆動シリンダ16を有する。熱線棒駆動シリンダ16は熱線棒ガイド台18と共にシリンダ固定板20へ固定されている。シリンダ固定板20は熱線装置固定台22を介してミシン頭部2の側面に固定されている。
【0018】
熱線棒駆動シリンダ16はシリンダロッド16aの先端部のナットねじ16bにより熱線棒固定台24に連結されている。非通電体の熱線棒固定台24は、一対の棒状の通電体である熱線棒26,26を内部に貫通させ、上熱線コード固定ねじ28,28により熱線棒26,26の上端部26a,26aをそれぞれ固定している。更にこの上熱線コード固定ねじ28,28は上熱線コード30,30を熱線棒固定台24へ固定すると共に上熱線コード30,30と熱線棒26,26とを導通する機能を有している。上熱線コード30,30は図示しない電流発生源から熱線棒26,26へ電流を送るための電気束線である。
【0019】
熱線棒駆動シリンダ16の駆動によりシリンダロッド16aが伸縮すると、熱線棒固定台24及びこれに固定された熱線棒26,26が往復動する。
【0020】
熱線棒ガイド台18は非通電体で、熱線棒26,26を通すための貫通孔を有し、熱線棒26,26の往復運動時のガイドとしての機能と熱線棒26,26から外部への導通を防ぐ機能を有する。
【0021】
熱線棒26,26の下端部26b,26bには帯状の上熱線板(発熱体)32が固定されている。この上熱線板32は熱線棒26,26より電気抵抗の大きい通電体で、通電時赤色のジュール熱が発生する。この熱により針糸8を溶かすことができる。
【0022】
図3は下熱線装置の正面図、図4は同下面図である。なお、これらの図は糸切り前及び糸切り後の装置待機位置を示す。下熱線装置33はシリンダ固定板34により針板10の下面へ固定された熱線板駆動シリンダ36を有する。熱線板駆動シリンダ36はシリンダロッド36aの先端部のナットねじ36bにより熱線板固定台38に連結されている。
【0023】
熱線板固定台38にはねじ(下糸引き出し量調整手段)40により下糸引き出し板(下糸引き出し手段)42が固定されると共に下熱線コード止めねじ44により通電体の下熱線板(発熱体)46が固定されている。下糸引き出し板42の先端部42aはV字形状をなしている。また、下糸引き出し板42の熱線板固定台38に固定される側の固定端42bは溝部42cを形成され、ねじ40を弛め、溝部42cに沿わせて下糸引き出し板42を移動させることにより先端部42aの位置を調整可能となっている。下熱線コード止めねじ44は下熱線コード48,48を熱線板固定台38へ固定すると共に下熱線コード48,48と下熱線板46とを導通する。下熱線コード48,48は図示しない電流発生源から下熱線板46へ電流を送るための電気束線である。熱線板固定台38は非通電体で外部への通電を防ぐ。
【0024】
熱線板駆動シリンダ36のシリンダロッド36aが伸縮すると、熱線板固定台38及びこれに固定された下糸引き出し板42及び下熱線板46が往復動する。
【0025】
下熱線板46は、板状に形成され、その先端部46aのみ断面積を小さくされている。この先端部46aは電気抵抗が大きいため、通電時、赤色のジュール熱が発生する。この熱により、下糸50を溶かすことができる。
【0026】
針板10の針穴10a下方には縫製に必要な下糸50が内蔵されているボビンケース52が設置されている。針穴10aの近傍の針板10下面には非通電体で且つ耐熱材から成る円柱形状の糸切り絶縁板54が固定されている。糸切り絶縁板54の厚さは下糸引き出し板42上面と針板下面との間隔よりも薄く形成されている。すなわち、下糸引き出し板42先端が糸切り絶縁板54に当接して、移動が規制されることがないようにしている。
【0027】
熱線板駆動シリンダ36の駆動によりシリンダロッド36aが伸びると、下糸引き出し板42及び下熱線板46が移動するが、先ず下糸引き出し板42のV字形状の先端部42aが針板10とボビンケース52の間の下糸50に接触し、糸切り後の次の縫製に必要な下糸50の量をあらかじめボビンケース52から引き出すと共に下糸50を糸切りのための所定の位置へ誘導する。次いで下熱線板46の先端部46aが糸切り絶縁板54に突き当り、下糸50をジュール熱にて切断する。このため、下熱線板46の先端部46aは糸切り絶縁板54の外形形状と合致する形状をなしている。なお、次の縫製のために繰り出す下糸50の量はねじ40により調整可能である。
【0028】
図5はミシンと共に示した上糸引き出し装置の正面図である。この図は糸引き出し直前の状態を示す。この上糸引き出し装置により繰り出される糸は針6と被縫製物12の間の針糸8aである。なお、破線で表した下糸50bは縫製終了後における最終的な糸残り部分であり、糸切り直後の下糸50の末端部、すなわち残糸となる部分である。
【0029】
上糸引き出し装置56はシリンダ固定板58によりミシン頭部2の側面に固定された上糸引き出しシリンダ60を有する。上糸引き出しシリンダ60はシリンダロッド60aの先端のナットねじ60bによりリンク腕連結板62へ連結されている。シリンダロッド60aのストローク量はストロークエンドストッパーねじ(上糸引き出し量調整手段)60cにより調整可能であり、これにより次の縫製に必要な針6と被縫製物12の間の針糸8aの引き出し量が調整される。
【0030】
リンク腕連結板62はリンク腕64を介して上糸引き出し腕66へ連結されている。リンク腕64は3つの腕64a,64b,64cから構成され、リンク腕連結板62からの起動力は腕64a,64b,64cの順で伝達される。ミシン頭部2の下端部には上糸引き出し腕取付台68が固定されている。上糸引き出し腕66はその上端を段ねじ68aにより上糸引き出し腕取付台68へ回転可能に取付けられ、その先端部66aは針糸8を捕捉可能な形状にされている。リンク腕64からの起動力が上糸引き出し腕66へ伝達されると上糸引き出し腕66は段ねじ68aを中心として回転運動をし、その先端部66aにて針糸8aを捕捉し、繰り出すことによって、針糸8aを引き出して次の縫製に必要な針糸8aの量を確保する。このように針糸8aを繰り出す結果、後述するように既に針糸8と結節された下糸50の残糸50bを上方に引き上げることになる。
【0031】
次に、以上の構成を有する糸切り装置による糸切り時の動作を説明する。図6は上熱線装置14、下熱線装置33及び上糸引き出し装置56による糸切り動作手順を示し、図中AからFへと動作する。この図を用いて簡単に動作の説明をすると、先ず下熱線装置33がその待機状態(A)から駆動されて下糸引き出し・下糸切断(B)が行われた後待機状態(A)に戻る。次に上糸引き出し装置56がその待機状態(C)から駆動されて上糸引き出し(D)が行われた後待機状態(C)に戻る。最後に上熱線装置14がその待機状態(E)から駆動されて上糸切断(F)が行われた後待機状態(E)に戻る。
【0032】
図7(A)は本実施の形態における制御系のブロック図である。この制御系は各機構(上熱線装置14、下糸引き出し板42を含む下熱線装置33、上糸引き出し装置56)を制御するためのものであり、CPU72、RAM74、ROM76から構成される制御部78を備える。この制御部78の入力側にはミシンのスタートスイッチ80が接続され、出力側には熱線棒駆動シリンダ16、上糸引き出しシリンダ60、熱線板駆動シリンダ36、上熱線板32へ電流を流すためのトランス82、下熱線板46へ電流を流すためのトランス84、ミシンモータ86が接続されている。作業者がスタートスイッチ80を押すと、ミシンモータ86が回転して縫製が開始される。
【0033】
図7(B)は本実施の形態における上熱線板32及び下熱線板46、熱線板駆動シリンダ36、上糸引き出しシリンダ60及び熱線棒駆動シリンダ16への通電のタイミングを示すタイミングチャートである。このチャートは、図7(A)の制御部78を構成するROM76内に格納されたプログラムに従ってCPU72が各シリンダ16,36,60へ駆動信号を発し、或いはトランス82,84へ加熱信号を発することにより実行される。
【0034】
下熱線装置33の動作を図7のブロック図とタイミングチャートおよび図3,4,8,9に基づいて詳しく説明する。まず、ミシンの縫製中は下熱線装置33は図3,4の待機状態にある。図7(B)に示すように縫製が終了して糸切り信号がオンとなると制御部78がトランス84へ加熱信号を送ることにより、下熱線コード48,48を介して下熱線板46へ通電される。これと同時に熱線板駆動シリンダ36に通電されて熱線板固定台38と共に下糸引き出し板42及び下熱線板46が移動し、下糸50を下糸引き出し板42の先端部42aで捕捉誘導しながら繰り出す。そして、図8に示すように下糸50を糸切り絶縁板54に突き当てる。図9は図8の要部を拡大した図である。この引き出し工程は、次の縫製に必要な下糸50の長さを最低限の量だけ確保するための工程である。
【0035】
次に、既にジュール熱を持った下熱線板46の先端部46aが糸切り絶縁板54に突き当り、下糸50がジュール熱により布側の残糸50bとボビンケース52側の下糸50aとに切り離される。その後、図10に示すように下熱線装置33は待機位置に戻る。最終的に、下糸50は針穴10aの下部にて切断されるため、被縫製物12側には必ず針板10の底面に針板10の板厚以上の長さで、残糸50bとして残る。また、ボビンケース側の下糸50aと針側の残糸50bそれぞれの糸端部には、球状に糸が溶けた状態の溶断玉が形成される。
【0036】
上糸引き出し装置56の動作を図7のブロック図とタイミングチャートおよび図5,6,11,12に基づいて詳しく説明する。下糸切り終了までは図6に示した待機状態にある。下糸切り動作が終了すると制御部78により上糸引き出しシリンダ60が通電される。これにより、図5の上糸引き出し途中の状態を経て図11の上糸引き出し動作が行われ、上糸引き出し腕66の先端部66aにて針糸8aを捕捉し、繰り出す。この引き出しの結果、糸切断後、上述のように次の縫製に必要な針糸8aが針側に残る。
【0037】
この上糸引き出し時における下糸の残糸50bの状態を図12にて説明する。図12(A)は針糸8aが上方向に繰り出される直前の縫い目形成を表すと共に、下糸切り直後の残糸50bの状態を表している。図12(B)は図11の上糸引き出し動作時における状態である。上糸引き出し腕66の先端部66aによって針糸8aが矢印方向(上方向)に引っ張られることにより、針糸8と下糸50との結節部70が持ち上げられ、その結果、下糸の残糸50bが被縫製物12内に引き込まれることになる。下糸50の糸端部には、溶けた状態の溶断玉が形成されているため、この溶断玉がストッパーとなり、被縫製物12の底面に引っ掛かり、下糸50の上方への抜け止めとなる。このように、残糸50bが被縫製物12の内部に吸収されるため、下糸50の残糸処理工程を省略することができる。
【0038】
上熱線装置14の動作を図7のブロック図とタイミングチャート及び図13〜16に基づいて詳しく説明する。図7に示したように、上糸引き出しシリンダ60への通電が終了すると制御部78からトランス82へ加熱信号が発せられて上熱線板32へ通電されると共に熱線棒駆動シリンダ16へ通電される。その結果、熱線棒26,26及び上熱線板32が図13のF方向に移動し、図14に示すようにジュール熱を持った上熱線板32が針糸8と下糸50との結節部70に接触する。針糸8は上熱線板32との接触により、図15に示すように、結節部70にて針6側の針糸8aと被縫製物12側の針糸8bに切り離される。この時、針6側の針糸8aと被縫製物12側の針糸8bの糸端部には、溶けた状態の溶断玉が形成される。特に被縫製物12側の針糸8bは既に被縫製物12上に縫い付けられた針糸8c及び被縫製物12に溶着し、前述の上糸引き出し装置56の動作の説明で述べたのと同様に、針糸8の残糸処理工程を省略することができる。
【0039】
以上のように、本実施の形態においては、上熱線装置14と下熱線装置33とを異なるタイミングで動作させて上下糸を切断する構成とし、下糸切断後、上糸切断前に上糸引き出し装置56により針糸8を繰り出すと共に該針糸8を被縫製物12から引き出すこととしたので、被縫製物12には針糸8の残糸も下糸50の残糸も少なくすることができる。特に上糸引き出し装置56により、下糸50が切断された後被縫製物12に残る残糸50bを、糸端の溶断玉部が被縫製物12の面に当接してストッパーとなるまで被縫製物12内部へ引き込み、被縫製物12外部から残糸50bを見えなくすることとすれば、上下糸の残糸8b,50bを殆ど零とすることができる。
【0040】
図16は本実施の形態による糸切り後の残糸の状態を従来技術のそれと対比して示した説明図であり、(A)は従来技術、(B)は本実施の形態による状態を示す。従来技術においては、残糸8b,50bの遊び8D,50Dがあるので前述のように縫い糸の糸抜けが発生し易くなるという危険性を伴っていた。これに対して本実施の形態においてはこのような遊びを全くなくすることができ、或いは最小限にすることができるのでその危険性も回避できる。
【0041】
なお、上記においては各装置の動作手順として、先ず下熱線装置33による下糸引き出し・下糸切断を行った後、次に上糸引き出し装置56による上糸引き出しを行い、最後に上熱線装置14による上糸切断が行われる例について説明したが、これに代え、先ず上糸引き出し装置56による上糸引き出しを行った後、上熱線装置14による上糸切断を行い、最後に下熱線装置33による下糸引き出し・下糸切断を行うこともでき、この場合も前述の動作手順の場合と同様な効果が得られる。
【0042】
すなわち、上糸切断後、下糸切断前に下熱線装置33の駆動により下糸引き出し板42が下糸50を繰り出す結果、下糸50が下方に引き出される。このため、被縫製物12中の針糸8と下糸50との結節部70が下方に引き込まれ、その結果、上糸の残糸8bが被縫製物12内に引き込まれることになる。残糸8bの糸端部には、溶けた状態の溶断玉が形成されているため、この溶断玉がストッパーとなり、被縫製物12の上面に引っ掛かり、針糸8aの下方への抜け止めとなる。このように、残糸8bが被縫製物12の内部に吸収されるため、上糸8の残糸処理工程を省略することができる。
【0043】
次に本発明の糸切り装置の第2の実施の形態を図17〜22に基づいて説明する。本実施の形態の糸切り装置は、上熱線装置の構成が第1の実施の形態と異なるのみであり、他の装置の構成は同一であるのでその説明を省略する。
【0044】
図17は糸切り前の待機状態にある本実施の形態の上熱線装置114を示す図、図18は糸切り状態にある上熱線装置114を示す図である。本実施の形態による上熱線装置114は、上熱線板32へ熱線糸切りガイド116が熱線ガイド止めねじ118により固定されている点で第1の実施の形態における上熱線装置14と異なるのみで、他の構成は同一であるのでその説明を省略する。この熱線糸切りガイド116は上熱線板32よりも電気抵抗の小さい通電体で、糸切り時に上熱線板32の赤色加熱部が被縫製物12に直接触れるのを防ぐための部品である。
【0045】
図19は熱線糸切りガイド116を示す図、図20は図18の一部を拡大して示した図、図21(A)は図20のA方向から見た図、図21(B)は図20のB方向から見た図である。熱線糸切りガイド116は先端部116aが凹またはV形状をなし、上熱線板32へ固定される側の固定端116bには熱線ガイド止めねじ118により固定されるための長溝が形成されている。先端部116aの凹またはV形状は上熱線板32を針糸8aに突き当てて溶断する際に針糸8aが逃げないように誘導するためのものである。また、熱線糸切りガイド116はその固定端116bの長溝と熱線ガイド止めねじ118により、その取付け位置を上下方向に調整可能である。
【0046】
以上の構成を有する上熱線装置114の動作を説明する。先ず、糸切り待機状態の図17から糸切り状態の図18へ移行する。その時熱線糸切りガイド116はその先端部116aの凹部により針糸8aを誘導しながら被縫製物12上に接地する。
【0047】
この際に、図20に示すように熱線糸切りガイド116によって上熱線板32の赤色加熱部と被縫製物12の間には隙間Hが確保され、上熱線板32と被縫製物12との接触が阻止されるので、被縫製物12に溶かし傷が発生しない。この隙間Hは被縫製物12上に残る残糸8bの必要量に応じて、熱線糸切りガイド116の上熱線板32から下方への突出量を熱線ガイド止めねじ118によって調節することができる。例えば、残糸長さを短くしたい場合には、隙間Hを小さくするために熱線糸切りガイド116を上昇させる。逆に、もしも糸切り後の残糸長さを長くする必要がある場合には、隙間Hを大きくするため、熱線糸切りガイド116を下降させる。
【0048】
次に、赤色加熱した上熱線板32が針糸8aに接触し、図22に示すように針糸8aはその接触点8dにて切断される。図22(A)は図21(B)の一部を拡大して示した図、図22(B)は糸切り終了後の被縫製物12と糸の状態を示す図である。なお図22(A)においては、接触点8dを明瞭に表すため上熱線板32を仮想線で示している。この結果、前述の隙間Hに相当する長さの残糸8b及び溶断玉が残る。隙間Hを小さくすることにより、被縫製物12を溶かさずに、且つこの残糸8bを殆ど零とすることができる。
【0049】
本実施の形態によれば、被縫製物12の厚さのバラツキがあっても、上熱線板32による糸切断時に上熱線板32と被縫製物12との間に一定の隙間Hが保たれている。このため、上熱線板32が被縫製物12に接触することがなく、被縫製物12に溶かし傷が発生することがない。また、被縫製物12上の残糸8bの量も隙間Hに対応して一定となる。
【0050】
次に本発明の糸切り装置の第3の実施の形態を図23,24に基づいて説明する。本実施の形態の糸切り装置は、上熱線板32へ、熱線糸切りガイド116に加え、この熱線糸切りガイド116に対向する側へ第2の熱線糸切りガイド122を熱線ガイド止めねじ124により取り付けたものである。その他の点は第1及び第2の実施の形態と同じであるのでその説明を省略する。この実施の形態のように構成すると、上熱線板32を保護することができる。また、上熱線板32の形状崩れを防止して一定の形状を維持することが可能となる。
【0051】
また、図24に示すように第2の熱線糸切りガイド122をP方向に移動させると、第2の熱線糸切りガイド122の先端部122aにより上熱線板32の先端部がM方向とE方向に押し出されるように変形し、上熱線板32の赤色加熱部と被縫製物12の間の隙間hが図23の変形前の隙間Hよりも小さくなる。すなわち、この第2の熱線糸切りガイド122により上熱線板32の下方への突出量の微調整、従って残糸量の微調整が可能となる。本実施の形態の場合、上熱線板32は元の形状に復元可能な材質、例えば、ばね鋼を用いる。なお、図24(B)は図24(A)のB方向から見た図である。
【0052】
以上、本発明を図面に示した実施の形態に基づいて説明したが、本発明はこれらの実施形態には限定されす種々変更可能である。例えば、上糸切り装置14と下糸切り装置33のうちの一方の糸切り装置のみを発熱体を用いた糸切り装置とし、他方は機械式糸切り装置とすることができる。
【0053】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、制御部が、糸切り装置により糸を切断し、且つ、上糸引き出し手段により糸を被縫製物から引き出し、糸切り装置により糸を切断するように各機構を制御することにより、糸を被縫製物から引き出す際に下糸の残糸が被縫製物内に引き込まれる。その結果、下糸の残糸を短くすることができるので、残糸を挟み等で切断または半田処理で溶かす等の残糸処理を省略することができると共に、被縫製品の見栄えを良くすることができる。
さらに、発熱体と被縫製物との間の非加熱部材により、発熱体と糸の接触時に被縫製物と発熱体との間に隙間を保つ構成としたので、発熱体と被縫製物との接触を防止することができる。従って、被縫製物に溶かし傷の発生することを防止することができる。
【0054】
請求項2に記載の発明によれば、上糸引き出し手段は引き出し量調整手段を有し、被縫製物から引き出す糸の引き出し量を調整可能であるとしたので、糸切断後の次の縫製に必要な糸長さを調整することができる。
【0056】
請求項3に記載の発明によれば上熱線板は、非加熱部材と対向する位置に第2の非加熱部材を有する構成としたので、上熱線板を保護することができる。また、発熱体の形状崩れを防止して一定の形状を維持することが可能となる。
【0057】
請求項4に記載の発明によれば非加熱部材は隙間を調整する手段を有する構成としたので、被縫製物への残糸量を調節することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による糸切り装置の第1の実施の形態の上熱線装置の正面図である。
【図2】 図1の主要部の斜視図である。
【図3】 第1の実施の形態の下熱線装置の正面図である。
【図4】 下熱線装置の下面図である。
【図5】 第1の実施の形態の上糸引き出し装置の正面図である。
【図6】 第1の実施の形態の動作手順を示す図である。
【図7】 (A)は第1の実施の形態における制御系のブロック図、(B)は第1の実施の形態における各装置の動作のタイミングを示すタイミングチャートである。
【図8】 第1の実施の形態の下熱線装置の動作時における正面図である。
【図9】 図8の要部を拡大した図である。
【図10】 第1の実施の形態の下熱線装置の待機時における正面図である。
【図11】 第1の実施の形態の上糸引き出し装置の動作時における正面図である。
【図12】 第1の実施の形態の上糸引き出し時における残糸の状態を示す図である。
【図13】 第1の実施の形態の上熱線装置の動作時における正面図である。
【図14】 図13の要部を拡大した図である。
【図15】 第1の実施の形態の上熱線装置により切断された上糸の状態を示す図である。
【図16】 第1の実施の形態による糸切り後の残糸の状態を従来技術のそれと対比して示した説明図であり、(A)は従来技術、(B)は本実施の形態による状態を示す。
【図17】 糸切り前の待機状態にある第2の実施の形態の上熱線装置を示す図である。
【図18】 第2の実施の形態の上熱線装置の糸切り状態を示す図である。
【図19】 第2の実施の形態の上熱線装置の熱線糸切りガイドを示す図である。
【図20】 図18の一部を拡大して示した図である。
【図21】 (A)は図20のA方向から見た図、(B)は図20のB方向から見た図である。
【図22】 (A)は図21(B)の一部を拡大して示した図、(B)は糸切り終了後の被縫製物と糸の状態を示す図である。
【図23】 本発明の糸切り装置の第3の実施の形態の上熱線装置を示す図である。
【図24】 第3の実施の形態の上熱線装置を示す図であり、(A)は図23と同じ方向から見た図、(B)は(A)のB方向から見た図である。
【符号の説明】
H,h 被縫製物と発熱体との間の隙間 2 ミシン頭部
4 針棒 6 針 8 針糸
8D 被縫製物に残る針糸の遊び 8a 針側の針糸
8b 針糸(残糸) 8c 縫い付けられた針糸
8d 上熱線板が接触する点 10 針板 10a 針穴
12 被縫製物 14 上熱線装置(熱式上糸切り装置)
16 熱線棒駆動シリンダ 18 熱線棒ガイド台
20 シリンダ固定板 22 熱線装置固定台
24 熱線棒固定台 26,26 熱線棒
30,30 上熱線コード 32 上熱線板(発熱体)
33 下熱線装置(熱式下糸切り装置) 34 シリンダ固定板
36 熱線板駆動シリンダ 38 熱線板固定台
40 ねじ(下糸引き出し量調整手段)
42 下糸引き出し板(下糸引き出し手段) 46 下熱線板(発熱体)
46a 先端部 48,48 下熱線コード 50 下糸
50a ボビン側の下糸 50b 残糸 50c 縫い付けられた下糸
50D 被縫製物に残る下糸の遊び 52 ボビンケース
54 糸切り絶縁板 56 上糸引き出し装置(上糸引き出し手段)
58 シリンダ固定板 60 上糸引き出しシリンダ
60c ストロークエンドストッパーねじ(上糸引き出し量調整手段)
62 リンク腕連結板 64 リンク腕 66 上糸引き出し腕
70 結節部 78 制御部 114 上熱線装置
116 熱線糸切りガイド 118 熱線ガイド止めねじ
122 第2の熱線糸切りガイド 124 熱線ガイド止めねじ

Claims (4)

  1. 針糸を切断する上糸切り装置と、下糸を切断する下糸切り装置からなる一対の糸切り装置を備え、前記一対の糸切り装置が、上熱線板と下熱線板からなる発熱体に電流を流して発熱させそれぞれ針糸と下糸に接触させることにより各糸を切断する熱式である糸切り装置において、
    前記糸切り装置と糸切り装置とは針板を挟んで上側と下側とに配置され、
    前記針板に対して前記糸切り装置と同じ側に配置されると共に、針糸を被縫製物から引き出す上糸引き出し手段と、
    前記上熱線板と針糸との接触時に、被縫製物と上熱線板との間に隙間を保つことにより上熱線板と被縫製物との接触を防止するために、前記上熱線板と被縫製物との間に設けられた非加熱部材と、
    前記下糸切り装置により下糸を切断した後、前記上糸引き出し手段により針糸を被縫製物から引き出し、次に前記上熱線板が針糸に接触して、前記上切り装置により針糸を切断するように制御する制御部を備えることを特徴とする糸切り装置。
  2. 請求項1記載の糸切り装置において、
    前記上糸引き出し手段は引き出し量調整手段を有し、
    被縫製物から引き出す針糸の引き出し量を調整可能であることを特徴とする糸切り装置。
  3. 請求項1又は2記載の糸切り装置において、前記上熱線板は、前記非加熱部材と対向する位置に第2の非加熱部材を有することを特徴とする糸切り装置。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載の糸切り装置において、前記非加熱部材は、前記隙間を調整する手段を有し、この隙間を調整することにより被縫製物への残糸量を調節可能であることを特徴とする糸切り装置。
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