JP4510712B2 - マルチキャリア信号受信機及びマルチキャリア信号受信方法 - Google Patents

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本発明は、マルチキャリア方式を使用して送信される電波を受信するマルチキャリア信号受信機及びマルチキャリア信号受信方法に関する。
近年、マルチキャリア方式、特に、マルチキャリアCDMA(Code Division Multiple Access:符号分割多元接続)方式の信号受信機において、キャリア毎に重み付けをつけ、復調を行って、特性の劣化を防ぐ受信機が検討されている。重み付けの方法としては、伝搬路推定値hと雑音電力推定値Nから重み付け係数wmを求めるMMSE合成(Minimum Mean Square Error:最小平均自乗誤差)の手法が良い特性を得られるとされている。
MMSE合成の方法を用いたCDMA方式のマルチキャリア信号受信機については非特許文献1に記載されている。また、フレームの前後にパイロットチャネルPICHを挿入するだけでなく、フレームの中心にパイロットチャネルPICHを挿入するフレーム構成も提案されている(非特許文献2)。
「信学技報RCS2001−166」、社団法人電子情報通信学会、2001年10月発行 「信学技報RCS2002−85」、社団法人電子情報通信学会、2002年6月発行
しかし、従来の方法では、雑音を正確に求めることができないことに起因して有効な重み付け係数wmを求めることができず、期待したほどに最大スループットの増大を実現できないという問題があった。
すなわち、フレームの時間間隔は、伝搬路の変動の速い(ドップラ周波数が高い)場合においても伝搬路の変動が十分に小さくなるよう設定されるのが通常であるため、ほとんどの場合は、フレームの前後で単調なわずかな変化が生じるが、これが受信信号の復調時に悪影響となることはない。しかしながら、伝搬路推定値hmと実際の伝搬路の差が、フレームの中間点近傍では非常に小さいのに対して、フレームの前後では多少の差が生じ、この差が雑音電力推定値に大きく利いてしまって、上記問題を生じる原因となる。その他に、パイロットチャネルPICHの電力を大きくした場合は、チャネル変動成分がパイロットチャネルPICHの電力に比例するのに対し、雑音電力はパイロットチャネルPICHの電力とは独立であるため、パイロットチャネルPICHの電力を大きくした場合には、チャネル変動成分が雑音成分に比して拡大されて観測されてしまい、上記問題を生じる原因となる。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、伝搬路の変動に対して特性が劣化することを防ぐマルチキャリア信号受信機及びマルチキャリア信号受信方法を提供することにある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、請求項1に記載の発明は、ドップラ周波数推定値を算出するドップラ周波数推定部と、受信信号に含まれる雑音電力を推定する第1の雑音電力推定方法及び第2の雑音電力推定方法と、使用する雑音電力推定方法を決定するためのドップラ周波数の閾値とを記録し、前記ドップラ周波数推定部が算出するドップラ周波数推定値と、前記閾値とを比較し、その比較結果に応じて前記第1の雑音電力推定方法と前記第2の雑音電力推定方法のどちらの雑音電力推定方法を使用するかを決定し、その決定した雑音電力推定方法を使用して雑音電力推定値を算出する雑音電力推定部とを有することを特徴とするマルチキャリア信号受信機である。
また、請求項2に記載の発明は、前記第1の雑音電力推定方法と第2の雑音電力推定方法は、前記雑音電力推定値を算出するために使用するパイロットチャネルが含まれる時間間隔が異なることを特徴とする請求項1に記載のマルチキャリア信号受信機である。
また、請求項3に記載の発明は、前記雑音電力推定部は、前記第1の雑音電力推定方法で雑音電力推定値を算出するために使用するパイロットチャネルが含まれる時間間隔が、前記第2の雑音電力推定方法で雑音電力推定値を算出するために使用するパイロットチャネルが含まれる時間間隔よりも大きい場合であって、前記ドップラ周波数推定部が算出したドップラ周波数推定値が前記閾値よりも小さいときには前記第1の雑音電力推定方法を使用し、ドップラ周波数推定値が前記閾値よりも大きいときには前記第2の雑音電力推定方法を使用することを特徴とする請求項1又は2に記載のマルチキャリア信号受信機である。
また、請求項4に記載の発明は、前記雑音電力推定部は、パイロットチャネルの送信電力に基づいて前記閾値を変化させることを特徴とする請求項1から3のいずれかの項に記載のマルチキャリア信号受信機である。
また、請求項5に記載の発明は、前記雑音電力推定部は、パイロットチャネルとデータトラフィックチャネルの送信電力比に基づいて前記閾値を変化させることを特徴とする請求項1から3のいずれかの項に記載のマルチキャリア信号受信機である。
また、請求項6に記載の発明は、雑音電力を推定するために使用するパイロットチャネルは、複数の連続したフレームから選択されることを特徴とする請求項2記載のマルチキャリア信号受信機である。
また、請求項7に記載の発明は、復調するときに用いるための伝搬路推定部と、雑音電力を求めるときに使用するレプリカを作成するときに用いるための伝搬路推定部を備え、前記伝搬路推定部で求めた伝搬路推定値に基づいて前記第1及び第2の雑音電力推定方法を決定する際に、使用するパイロットチャネルが含まれる時間間隔が異なることを特徴とする請求項3記載のマルチキャリア信号受信機である。
また、請求項8に記載の発明は、ドップラ周波数推定値を算出する第1のステップと、受信信号に含まれる雑音電力を推定する第1の雑音電力推定方法及び第2の雑音電力推定方法と、使用する雑音電力推定方法を決定するためのドップラ周波数の閾値とを記録し、前記第1のステップで算出したドップラ周波数推定値と、前記閾値とを比較し、その比較結果に応じて前記第1の雑音電力推定方法と前記第2の雑音電力推定方法のどちらの雑音電力推定方法を使用するかを決定し、その決定した雑音電力推定方法を使用して雑音電力推定値を算出する第2のステップとを有することを特徴とするマルチキャリア信号受信方法である。
また、請求項9に記載の発明は、前記第1の雑音電力推定方法と第2の雑音電力推定方法は、前記雑音電力推定値を算出するために使用するパイロットチャネルが含まれる時間間隔が異なることを特徴とする請求項8に記載のマルチキャリア信号受信方法である。
また、請求項10に記載の発明は、前記第2のステップは、前記第1の雑音電力推定方法で雑音電力推定値を算出するために使用するパイロットチャネルが含まれる時間間隔が、前記第2の雑音電力推定方法で雑音電力推定値を算出するために使用するパイロットチャネルが含まれる時間間隔よりも大きい場合であって、前記第1のステップで算出したドップラ周波数推定値が前記閾値よりも小さいときには前記第1の雑音電力推定方法を使用し、ドップラ周波数推定値が前記閾値よりも大きいときには前記第2の雑音電力推定方法を使用することを特徴とする請求項8又は9に記載のマルチキャリア信号受信方法である。
また、請求項11に記載の発明は、前記第2のステップは、パイロットチャネルの送信電力に基づいて前記閾値を変化させることを特徴とする請求項8から10のいずれかの項に記載のマルチキャリア信号受信方法である。
また、請求項12に記載の発明は、前記第2のステップは、パイロットチャネルとデータトラフィックチャネルの送信電力比に基づいて前記閾値を変化させることを特徴とする請求項8から10のいずれかの項に記載のマルチキャリア信号受信方法である。
また、請求項13に記載の発明は、雑音電力を推定するために使用するパイロットチャネルは、複数の連続したフレームから選択されることを特徴とする請求項9記載のマルチキャリア信号受信方法である。
また、請求項14に記載の発明は、復調するときに用いるための伝搬路推定値を推定する第3のステップと、雑音電力を求めるときに使用するレプリカを作成するときに用いるための伝搬路推定値を推定する第4のステップを有し、前記第4のステップで求めた伝搬路推定値に基づいて前記第1及び第2の雑音電力推定方法を決定する際に、使用するパイロットチャネルが含まれる時間間隔が異なることを特徴とする請求項10記載のマルチキャリア信号受信方法である。
本発明では、ドップラ周波数推定部が算出するドップラ周波数に基づいて、複数の雑音電力推定方法のうちどの雑音電力推定方法を使用するかについて決定するようにした。
これにより、伝搬路の変動状況に応じて雑音電力推定方法を変化させることができるため、伝搬路の変動状況に応じた雑音電力推定方法を使用することにより、マルチキャリア受信機の伝送時のスループットを向上させることができる。
(第1の実施形態)
始めに、本発明の第1の実施形態について説明する。
図1は、本発明のマルチキャリア信号受信機により受信する受信信号のフレームの構成の一例を示す図である。図では、1フレームの前後及び真ん中付近に伝搬路推定のためのパイロットチャネルPICHが時間多重されており(つまり、1シンボル目、26シンボル目、27シンボル目、52シンボル目のパイロットチャネルPICH(1)、PICH(26)、PICH(27)、PICH(52))、その間にデータの伝送を行うデータトラフィックチャネルDTCHが存在する(つまり、2〜25シンボル目、28〜51シンボル目のデータトラフィックチャネルDTCH(2)〜DTCH(25)、DTCH(28)〜DTCH(51))。この点を図1の時間軸方向に示す。また周波数軸方向には複数のサブキャリアが並んでいる。また、異なる直交コードを用いて複数のデータトラフィックチャネルDTCHが同一周波数、同一時間で伝送される。この点を時間軸方向と周波数軸方向とに直交するコード軸方向に示す。
図2は、図1のフレーム構成を取り出して示した図である。前述のように、時間間隔t1からなる1フレームに含まれる全てのパイロットチャネルPICH(つまり、PICH(1)、PICH(26)PICH(27)、PICH(52))を用いて伝搬路推定値hを導出し、また、時間間隔t1の中間点近傍に位置する時間間隔t’1に含まれる全てのパイロットチャネルPICH(つまり、PICH(26)、PICH(27))を用いて雑音電力推定値Nを導出する。なお、本願明細書において、中間点近傍とは、時間間隔t1の中間点を含む小時間間隔のことをいうものとする。なお、小時間間隔とは、フレーム中の時間であって、その間のチャネル変動成分が無視可能な程度に小さい時間間隔をいう。例えば、1フレームの長さが52シンボルに相当する場合には、2〜10シンボル程度の長さをいう。
図3は、マルチキャリア信号受信機の概略の構成を示すブロック図である。このマルチキャリア信号受信機は、アンテナ部101、無線周波数変換部102、ベースバンド信号処理部103、メディアアクセスコントロール部104を有する。
無線周波数変換部102では、アンテナ部101より無線周波数変換部102に入力された信号の周波数変換を行い、ベースバンド信号処理部103では前記無線周波数変換部102より出力されたベースバンド信号に対して数値演算処理を行うことにより受信信号データを取り出す。
また、メディアアクセスコントロール部104では、前記ベースバンド信号処理部103より取り出された受信信号が、制御チャネルであるか音声信号などの伝送データであるかの判断をし、適切な信号を受信できるように制御したり、上位層に伝送データの受け渡しをしたりする。
図4は、図3のベースバンド信号処理部103の構成を示すブロック図である。ベースバンド信号処理部103は、A/D(Analog/Digital)変換部201、フィルタ部202、GI(Guard Interval:ガードインターバル)除去部203、高速フーリエ変換(FFT:Fast Fourier Transform)部204、逆拡散部205、重み付け部206、加算部207、P/S(Parallel/Serial)変換部208、デコーダ部209、チャネル推定部210、重み付け係数演算部211を有する。
A/D変換部201は、無線周波数変換部102(図3)から出力される受信信号をデジタル信号に変換する。フィルタ部202は、A/D変換部201から出力される信号から所望帯域の信号のみを取り出す。
GI除去部203は、フィルタ部202から出力される信号からGIを除去する。高速フーリエ変換部204は、GI除去部203から出力される信号を周波数変換して、各サブキャリアの信号成分y(i)を分波して取り出す。逆拡散部205は、高速フーリエ変換部204から出力される信号に対して、サブキャリア毎に拡散コードsの乗算を行う。
重み付け部206は、逆拡散部205から出力される信号に対して、サブキャリア毎に重み付け係数wを乗算する。加算部207は、重み付け部206から出力される信号をサブキャリア毎に加算する。P/S変換部208は、加算部207から出力される信号をパラレル−シリアル変換する。デコーダ部209は、P/S変換部208から出力される信号に対して復調及び誤り訂正復号を行い、復調データを出力する。
また、チャネル推定部210は、高速フーリエ変換部204の出力信号y(i)及び参照信号d(i)を用いて、伝搬路推定値h、雑音電力推定値N、コード多重数Cmuxの推定を行う。重み付け係数演算部211は、チャネル推定部210から出力される伝搬路推定値h、雑音電力推定値N、コード多重数Cmuxに基づいて重み付け係数wを計算し、重み付け部206に出力する。
なお、一例として重み付け係数wは、以下の式(1)で表される。この係数を用いることにより、伝搬路推定値hが小さい場合の補正と、その際の雑音電力推定値Nの強調を抑圧することができる。
=h /(Cmux・h +N) ・・・(1)
なお、下付き文字のm(mは正の整数)はサブキャリア番号、iは受信フレームのシンボルの番号である。したがって、例えば、y(i)は受信フレーム内のi番目のシンボルにおけるm番目のサブキャリアの受信番号を示す。また、上付き文字の*は、共役を示す。
図5は、本発明の第1の実施形態に係るチャネル推定部210(図4)の構成を示すブロック図である。チャネル推定部210は、伝搬路推定部301、ドップラ周波数推定部302、雑音電力推定部303、コード多重数推定部304を有する。
伝搬路推定部301は、参照信号d(i)及び受信信号y(i)を用いて伝搬路推定値hを求める。なお、参照信号d(i)は、既知の、フレーム内のi番目のパイロットチャネルPICHシンボルであってm番目のサブキャリアのものを示す。ドップラ周波数推定部302は、伝搬路推定部301から出力される伝搬路推定値hを用いてドップラ周波数fdを求める。
雑音電力推定部303は、伝搬路推定部301から出力される伝搬路推定値h、参照信号d(i)及び受信信号y(i)を用いて雑音電力推定値Nを求める。なお、この雑音電力推定部303は、後述するように、ドップラ周波数推定部302から出力されるドップラ周波数fdも受ける。また、コード多重数推定部304は、雑音電力推定値N及び受信信号y(i)を用いてコード多重数Cmuxを推定する。なお、コード多重数Cmuxは、コード多重数推定部304により推定せずに、制御信号を用いて送信機から通知してもよい。
図6は、本発明の第1の実施形態に係る伝搬路推定部301(図5)の構成を示すブロック図である。伝搬路推定部301は、信号選択部401、402、乗算器403、404、平均化部405を有する。信号選択部401には、受信信号y(i)が入力され、受信信号y(i)のうちパイロットチャネルPICHに相当する信号が乗算器404に出力される。
信号選択部402には、既知の系列である参照信号d(i)の共役であるd (i)が入力され、パイロットチャネルPICHに相当する信号のみが乗算器403に出力される。ここでは、全ての参照信号d(1)、d(26)、d(27)、d(52)の共役d (1)、d (26)、d (27)、d (52)が乗算器403に対して出力される。乗算器403では、信号選択部402から出力される信号と、スクランブリングコードcの共役であるc とが乗算される。乗算器404では、信号選択部401から出力される信号と乗算器403から出力される信号の乗算を行う。したがって、乗算器404から平均化部405に対して、c ・d (i)・y(i)の信号が出力される。
平均化部405では、平均値が求められて伝搬路推定値h=Σc ・d (i)・y(i)/Npとして出力される。ここでは、サブキャリア毎に4シンボル分平均化され、Np=4である。したがって、伝搬路推定値h(h=(h(1)+h(26)+h(27)+h(52))/4)が求められる。
ドップラ周波数の求め方についてはさまざまな方法がある(2004年電子情報通信学会総合大会B−5−77参照)。本実施形態では、その一例を示す。
図7は、ドップラ周波数推定部302(図5)の構成を示すブロック図である。ドップラ周波数推定部302は、遅延部501、ドップラ周波数算出部502を有する。
遅延部501は、伝搬路推定値hをT時間だけ遅延させる。ドップラ周波数算出部502は、伝搬路推定部301により推定された伝搬路推定値hと、T時間前の伝搬路推定値とを用いて、ドップラ周波数を算出する。T時間前のサブキャリアの伝搬路推定値をh’とすると、ドップラ周波数fdは以下の式(2)により求めることができる。
fd=1/T・cos−1((h・h’)/(|h|・|h’|)) ・・・(2)
ここで、h・h’は、hとh’の内積を示している。このドップラ周波数を各サブキャリアにわたって平均化することにより、各シンボルのドップラ周波数を求める。本実施形態では、1シンボル目で求めたドップラ周波数fdを、本フレームにおけるドップラ周波数fdとして出力する。
図8は、本発明の第1の実施形態に係る雑音電力推定部303(図5)の構成を示すブロック図である。雑音電力推定部303は、推定方法決定部601、信号選択部602、603、乗算器604、605、減算器606、自乗器607、平均化部608を有する。推定方法決定部601には、雑音電力推定方法を切り替えるためのドップラ周波数の閾値fdthが予め設定されている。入力されるドップラ周波数fdが閾値fdthより低いときは、1、26、27、52シンボル目を、ドップラ周波数fdが閾値fdthより高いときは、中間点近傍に位置する26、27シンボル目を抽出し、それに応じた平均化のための制御信号を信号選択部602、603と平均化部608に出力する。
乗算器604は、信号選択部603から出力される上述の信号と、スクランブリングコードcを乗算する。乗算器605は、乗算器604から出力される信号と、伝搬路推定部301で推定した伝搬路推定値hを乗算することによりレプリカ信号を作成する。このレプリカ信号は、雑音のない伝搬状態において受信すべき理想の受信信号を示す。
減算器606は、乗算器605から出力されるレプリカ信号を、信号選択部602から出力される受信信号y(i)、すなわちパイロットチャネルに相当する受信信号y(i)、y(26)、y(27)、y(52)から減算して、y(i)−h・c・d(i)を算出する。
自乗器607は、減算器606から出力される信号を自乗し、平均化部608に対して(y(i)−h・c・d(i))という信号を出力する。平均化部608は、自乗器607から出力される信号を各サブキャリアについて求めて、次に推定方法決定部601で選択されたパイロットチャネルPICHのシンボル数Nsとサブキャリア数Ncを乗算した値で平均化することにより1サブキャリア当りの雑音電力を算出し、雑音電力推定値N=Σ(y(i)−h・c・d(i))/(Ns・Nc)として出力する。
雑音電力推定値を求める方法としては、従来のようにフレーム内の全パイロットチャネルPICHの雑音電力推定値を加算平均する方法(雑音電力推定方法Aと呼ぶ)と、伝搬路推定値hmと実際の伝搬路の差が小さいフレームの中間点近傍のパイロットチャネルPICHから求めた雑音電力推定値を用いる方法(雑音電力推定方法Bと呼ぶ)とが考えられる。一方で、伝搬路変動のない状況においては、加算平均を行うサンプル数が多い雑音電力推定方法Aの方が良い特性が得られる。本発明の実施形態では、ドップラ周波数に或る閾値fdthを設定し、ドップラ周波数が閾値fdthより低い場合には雑音電力推定方法A、高い場合には雑音電力推定方法Bを用いることにより雑音電力の推定精度を改善する。さらに、受信されたパイロットチャネルPICHの希望信号電力対雑音電力比(SNRと呼ぶ)に応じて閾値fdthを変化させることにより、最適な雑音電力推定方法を選択して雑音電力の推定精度を改善する。
図9は、本発明の第1の実施形態に係る伝搬路変動が速いときの雑音電力推定方法Bの作用効果を説明するための図である。図9(a)、(b)において、横軸(I軸)には、受信信号について、コサイン波で変調された信号強度を取り、縦軸(Q軸)にはサイン波で変調された信号強度を取る。本実施形態に係るパイロットチャネルPICHのレプリカ信号(h・c・d(i))を×記号、伝搬路推定が理想的なときのパイロットチャネルPICHのレプリカ信号(h・c・d(i))を●記号で示す。一般に、フレーム長に対してチャネル変動の速度は速くないため、フレーム内でのチャネルの変動は単調増加および単調減少(位相で言うと一方向への回転)となる。本実施形態では4つのパイロットチャネルPICHの伝搬路推定結果を加算平均してレプリカ信号を作成しているため、時間軸上でフレームの中心付近に位置する26シンボル目と27シンボル目のパイロットチャネルPICHのレプリカ信号は理想的に求めたレプリカ信号との差が小さいのに対し(図9(b)参照)、フレームの端に位置する1シンボル目と52シンボル目のパイロットチャネルPICHのレプリカ信号の差は大きくなる(図9(a)参照)。
しかし、伝搬路変動がない場合はチャネル変動の影響を受けないため、すべてのパイロットチャネルPICHの雑音電力推定値を使用する雑音電力推定方法Aの方が特性がよい。ここで、ドップラ周波数を横軸としたときの、雑音電力推定方法A及びBの雑音電力推定誤差の関係を図10に示す。ドップラ周波数が高いときには雑音電力推定方法Bの方が特性はよいが、或る閾値fdthより低いところでは雑音電力推定方法Aの方が特性はよくなる。これは、伝搬路変動が遅いと雑音電力推定値の中にチャネル変動成分の影響が小さく、ほぼ雑音成分のみとなるため、多くのサンプルを加算平均することにより雑音のばらつきを小さくできるためである。
なお、閾値fdthは、雑音電力推定方法A、Bの雑音電力推定誤差対ドップラ周波数曲線の交点に相当するドップラ周波数である。そこで、図中の閾値fdthを雑音電力推定方法を切り替える閾値とすることにより、伝搬路の時間変動に対して対応可能となり、所期のとおり、最大伝送速度(最大スループット)の増大を実現できる。
上述したように、図8の雑音電力推定部303の構成要素である推定方法決定部601には、閾値fdthが予め設定されている。この閾値fdthは、図10の雑音電力推定誤差対ドップラ周波数曲線をシミュレーションで求めることにより、2つの曲線の交点から得られるが、この方法に限定されない。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
図11は、本発明の第2の実施形態において用いるフレームの構成の一例を示す図である。図11において、縦軸は送信電力を示している。1フレームの前後及び真ん中付近に伝搬路推定のためのパイロットチャネルPICHが時間多重されている。第1の端末へのデータの伝送を行うデータトラフィックチャネルDTCH1(DTCH1(2)〜DTCH1(25)、DTCH1(26)〜DTCH1(51))、第2の端末へのデータの伝送を行うデータトラフィックチャネルDTCH2(DTCH2(2)〜DTCH1(25)、DTCH2(26)〜DTCH1(51))、第3の端末へのデータ伝送を行うデータトラフィックチャネルDTCH3(DTCH3(2)〜DTCH3(25)、DTCH3(26)〜DTCH3(51))、第4の端末へのデータ伝送を行うデータトラフィックチャネルDTCH4(DTCH4(2)〜DTCH4(25)、DTCH4(26)〜DTCH4(51))がコード多重されている。
パイロットチャネルPICHはBPSK(Binary Phase Shift Keying)などのような多値数の低い変調方式で伝送されているため、受信側で復調可能である。しかし、大容量のデータを伝送するデータトラフィックチャネルDTCHでは16QAM((Quadrature Amplitude Modulation:直交振幅変調))や64QAMなど、振幅にも情報を乗せるような多値数の高い変調方式が用いられており、受信側がデータトラフィックチャネルDTCHのデータを復調するためには受信したデータトラフィックチャネルDTCHの振幅情報が必要となる。
そのため、送信側は送信電力情報としてパイロットチャネルPICHとデータトラフィックチャネルDTCHの送信電力比PPICH/DTCHを受信側に通知し、受信側ではパイロットチャネルPICHの受信電力と通知される送信電力比PPICH/DTCHからデータトラフィックチャネルDTCHの受信振幅を推測し復調を行う。
図12は、本発明の第2の実施形態に係るマルチキャリア信号受信機のブロック図である。ほとんど図3と同様であるが、メディアアクセスコントロール部1104から送信電力比PPICH/DTCHを抽出し、ベースバンド信号処理部1103に出力しているところが異なる。
図13は、本発明の第2の実施形態に係るベースバンド信号処理部1103のブロック図である。図4とほとんど同様であるが、メディアアクセスコントロール部1104から出力される送信電力情報である送信電力比PPICH/DTCHがチャネル推定部1210に入力されるところが異なる。
図14は、本発明の第2の実施形態に係るチャネル推定部1210のブロック図である。図5とほとんど同様であるが、雑音電力推定部2210にマルチメディアアクセスコントロール部1104(図12)から出力される送信電力情報である送信電力比PPICH/DTCHが入力されるところが異なる。
図15は、本発明の第2の実施形態に係る雑音電力推定部2210のブロック図である。図8とほとんど同様であるが、推定方法決定部1601にマルチメディアアクセスコントロール部1104(図12)から出力される送信電力情報である送信電力比PPICH/DTCHが入力されるところが異なる。推定方法決定部1601は、ドップラ周波数推定部302で推定したドップラ周波数fdと、送信電力情報である送信電力比PPICH/DTCHに応じて雑音電力推定方法を決定する。
ここで、雑音電力推定方法を決定する方法について説明する。パイロットチャネルPICHの送信電力を大きくすること、つまり、送信電力情報である送信電力比PPICH/DTCHを大きくすることにより、雑音電力に対する耐性を高め、伝搬路推定の精度を向上させることが考えられている。
図16は、本発明の第2の送信電力情報である送信電力比PPICH/DTCHを第1の実施形態よりも大きくしたときの雑音電力推定方法Bの作用効果を説明するための図である。本実施形態に係るパイロットチャネルPICHのレプリカ信号(h・c・d(i))を×記号、伝搬路推定が理想的なときのパイロットチャネルPICHのレプリカ信号(h・c・d(i))を●記号で示す。図に示すように、チャネル変動成分はパイロットチャネルPICHの送信電力に比例するため雑音推定精度が劣化していることがわかる。この影響は、図16(a)に示すように、フレームの前後の位置に相当するパイロットチャネルPICH(つまり1シンボル目と52シンボル目のパイロットチャネルPICH)で顕著に見られる。これに対して、図16(b)に示すように、フレームの中間点近傍に位置するパイロットチャネルPICH(つまり26シンボル目と27シンボル目のパイロットチャネルPICH)では、チャネル変動成分の影響が小さい。
図17は、本発明の第2の実施形態に係る雑音電力推定方法Aと雑音推定方法Bの雑音電力推定誤差の関係を示す図である。ドップラ周波数が低いところでは伝搬路推定精度が向上することに起因して雑音推定精度も改善されているが、ドップラ周波数が高くなるにつれて急激に劣化している。これはつまり、送信電力比PPICH/DTCHが大きくなると、グラフの切片は小さくなるが、傾きが急峻になることを示している。図より、雑音電力推定方法を切り替えるための閾値fdthを変化させる必要があることがわかる。
本実施形態では、送信電力比PPICH/DTCHに応じて閾値fdthを変化させることにより、高精度に雑音電力を推定し、正しい重み付け係数wを算出することが可能となって、所期のとおり、最大伝送速度(最大スループット)の増大を実現できる。すなわち、送信電力比PPICH/DTCHである送信電力情報に応じて、送信電力が大きくなれば、予め設定されている閾値fdthの値を小さくする。
上述したように、本実施形態では送信電力比PPICH/DTCHに応じて雑音電力推定方法を切り替えるための閾値fdthを変化させる。この閾値fdthは、送信電力比PPICH/DTCHの関数でもある図17の雑音電力推定誤差対ドップラ周波数曲線をシミュレーションで求めることにより、2つの曲線の交点から得られるが、この方法に限定されない。この送信電力比PPICH/DTCHは、各ユーザの拡散率を変えることによっても変わる。もちろんパイロットチャネルPICHの送信電力を送信電力情報として、これに応じて閾値fdthを変化させてもよい。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。ここでは、図2に示すフレーム構成の信号が2フレーム続いて受信され、この2フレームに含まれるパイロットチャネルPICHを用いて伝搬路推定値hを求める場合について示す。
図18は、本発明の第3の実施形態において用いるフレームの構成の一例を示す図である。ここでは、図18に示すように、時間間隔t4からなる2フレームに含まれる全てのパイロットチャネルPICHを用いて、伝搬路推定値hを導出し、時間間隔t4、及び、時間間隔t4の中に含まれる小時間間隔t’4、t’’4を用いて雑音電力推定値Nを導出する場合について説明する。なお、図中のh(i、j)はiフレーム目のjシンボル目から導出されたm番目のサブキャリアの伝搬路推定値hを示す。また、パイロットチャネルPICH(i、j)はiフレーム目のjシンボル目のパイロットチャネルを示す。
本実施形態のマルチキャリア信号受信機の構成は、図3と同様である。
本実施形態のベースバンド信号処理部の構成は、図4のベースバンド信号処理部103の構成と同様である。また、チャネル推定部の構成は、図5のチャネル推定部210の構成と同様である。また、伝搬路推定部の構成は、図6の伝搬路推定部301の構成と同様である。
ただし、信号選択部401は、参照信号d(i)については、全ての参照信号の共役d (1、1)、d (1、26)、d (1、27)、d (1、52)、d (2、1)、d (2、26)、d (2、27)、d (2、52)を出力する。また、信号選択部402は、受信信号y(i)については、全てのパイロットチャネルの信号y(1、1)、y(1、26)、y(1、27)、y(1、52)、y(2、1)、y(2、26)、y(2、27)、y(2、52)を出力する。
したがって、平均化部405は、全てのパイロットチャネルに相当するシンボルについての伝搬路推定値の8シンボル分の平均を伝搬路推定値h(h=Σc ・d (i)・y(i)/Np)として出力する。すなわち、Np=8である。
本実施形態に係る雑音電力推定部303は、時間間隔t4に含まれる8つのパイロットチャネルPICHを用いて雑音電力を推定する方法(雑音電力推定方法C)、時間間隔t4’に含まれる6つのパイロットチャネルPICHを用いて雑音電力を推定する方法(雑音電力推定方法D)、時間間隔t4’’に含まれる2つのパイロットチャネルPICHを用いて雑音電力を推定する方法(雑音電力推定方法E)の3種類の雑音電力推定方法C〜Eを使用する。
それら3種類の雑音電力推定方法の推定誤差を図19に示す。図の様に、ドップラ周波数が閾値fdth1より低いところでは雑音電力推定方法C、閾値fdth1と閾値fdth2の間では雑音電力推定方法D、閾値fdth2より高いところでは雑音電力推定方法Eを用いて求めた雑音電力推定値Nの誤差が最も小さくなっている。雑音電力推定部には、予め雑音電力推定方法D〜Eを切り替えるための閾値として閾値fdth1と閾値fdth2が記録されている。
ドップラ周波数推定部の構成は、図7のドップラ周波数推定部302の構成と同様である。また、雑音電力推定部の構成は、図8の雑音電力推定部303の構成と同様である。ただし、推定方法決定部601は、入力されるドップラ周波数fdと予め記録されている閾値fdth1、fdth2とを比較し、ドップラ周波数fdが閾値fdth1より小さいときは雑音電力推定方法C、閾値fdth1と閾値fdth2の間のときは雑音電力推定方法D、閾値fdth2より大きいときは雑音電力推定方法Eで推定を行うように制御信号を出力する。したがって、平均化部608は、受信信号とレプリカ信号との差の自乗を、推定方法決定部601で選択したパイロットチャネルPICHのシンボル数Nsとサブキャリア数Ncを乗算した値で平均化した1サブキャリア当たりの雑音電力推定値N(N=Σ(y(i)−h・c・d(i))/(Ns・Nc))を出力する。なお、この閾値fdth1とfdth2は、図19の雑音電力推定誤差対ドップラ周波数曲線をシミュレーションで求めることにより、3つの曲線の図示の交点から得られるが、この方法に限定されない。
この様にドップラ周波数推定値に応じて最適な雑音電力推定方法を用いて雑音電力推定値Nの推定を行うことにより、より正確な雑音電力の推定が可能となり、復調時に使用する重み付け係数wを正確に求めることが可能となる。
なお、上記説明では連続した2フレームを例に挙げて説明したが、これは連続したnフレーム(nは2以上の整数)において、上記と同様の処理を行うこともできる。
また、それぞれの雑音電力推定方法により求めた雑音電力推定値を比較することにより、これらの差が大きければチャネル変動が速いと判断するなど、チャネル変動の速さを推定してもよい。
なお、上述した実施形態では、雑音電力推定値N、伝搬路推定値hを算出するために使用する複数のパイロットチャネルPICHがあるときは、連続している場合について説明したが、これに限定されるものではない。
(第4の実施形態)
次に、本発明の第4の実施形態について説明する。
図20は、本発明の第4の実施形態おいて用いるフレームの構成を示す図である。ここでは、時間間隔t5からなる1フレームに含まれる全てのパイロットチャネルPICHを用いて、復調用伝搬路推定値hを導出する。雑音電力推定方法は、時間間隔t5に含まれるすべてのパイロットチャネルPICHから求めた伝搬路推定値hから生成したレプリカを用いて、時間間隔t5に含まれるすべてのパイロットチャネルPICHから雑音電力を推定する方法と、時間間隔t’5に含まれるパイロットチャネルPICH(PICH(1)とPICH(2))から求めた伝搬路推定値hから生成したレプリカを用いて、時間間隔t’5に含まれるパイロットチャネルPICHから雑音電力を推定する方法の2種類の方法を備えている。
また、時間間隔t5の中の小時間間隔t5に含まれる連続するパイロットチャネルPICH(例えば、PICH(1)、PICH(2))を用いてレプリカ作成用伝搬路推定値h’及び雑音電力推定値Nを導出する場合について説明する。なお、小時間間隔とは、第1の実施形態の説明の個所において上述したものと同様である。
本実施形態のCDMA方式のマルチキャリア信号受信機の構成は、図3と同様である。
また、本実施形態のベースバンド信号処理部の構成は、図4のベースバンド信号処理部103の構成と同様である。しかし、本実施形態のチャネル推定部は異なった構成を有する。
図21は、本発明の第4の実施形態に係るチャネル推定部1101のブロック図である。チャネル推定部1101は、伝搬路推定部301(図5と同様)、ドップラ周波数推定部302(図5と同様)、雑音電力推定部303(図5と同様)、コード多重数推定部304(図5と同様)、レプリカ作成用伝搬路推定部1102を有する。
伝搬路推定部301は、時間間隔t5からなる1フレームに含まれる全てのパイロットチャネルに関する参照信号d(i)及び受信信号y(i)を用いて復調用伝搬路推定値hを求める(この復調用伝搬路推定値hは、重み付け係数演算部(図4の重み付け係数演算部211)へ直接引き渡される)。レプリカ作成用伝搬路推定部1102は、ドップラ周波数推定部302から出力されるドップラ周波数推定結果に基づいて、伝搬路推定を行うために時間間隔t5内にある6つのパイロットチャネルPICHを使うか、時間間隔t’5内にある2つのパイロットチャネルPICHを使うかを選択し、伝搬路推定を行う。
雑音電力推定部303は、ドップラ周波数推定部302から出力されるドップラ周波数推定結果に基づいて、伝搬路推定を行うために時間間隔t5内にある6つのパイロットチャネルPICHを使うか、時間間隔t’5内にある2つのパイロットチャネルPICHを使うかを選択し、雑音電力推定を行う。コード多重数推定部304は、雑音電力推定部303から出力される雑音電力推定値Nと、受信信号y(i)を用いてコード多重数Cmuxを推定する。なお、伝搬路推定部301、雑音電力推定部303は、フレーム中のパイロットチャネルPICHに相当するシンボルの信号を用いてそれぞれ伝搬路推定値h及び雑音電力推定値Nを求めている。なお、コード多重数Cmuxは制御信号を用いて送信機から通知するようにしても良い。
次に、本実施形態に係る伝搬路推定部301の構成について詳細に説明する。伝搬路推定部301の構成は、第1の実施形態に係る伝搬路推定部301(図6参照)の構成と同様であり、2つの信号選択部(図6の信号選択部401、402に相当するもの)を有する。ただし、信号選択部401、402に相当するものは、参照信号d(i)、受信信号y(i)の1、2、27、28、51、52シンボル目を抽出して出力する。したがって、平均化部608は、全てのパイロットチャネルPICHに相当するシンボルについての伝搬路推定値の6シンボル分の平均を伝搬路推定値h=Σc (i)y(i)/Nとして出力する。本実施形態に係るドップラ周波数推定部302の構成は、図7のドップラ周波数推定部302の構成と同様である。
次に、レプリカ作成用伝搬路推定部1102の構成について説明する。
図22は、本発明の第4の実施形態に係るレプリカ作成用伝搬路推定部1102のブロック図である。レプリカ作成用伝搬路推定部1102は、推定方法決定部1201、信号選択部1202、1203、乗算器403、404、平均化部405を有する。推定方法決定部1201には、雑音電力推定方法を切り替えるためのドップラ周波数の閾値fdthが予め設定されており、ドップラ周波数推定値fdが閾値fdthより大きいときは1、2シンボル目、小さいときは1、2、27、28、51、52シンボル目を使用するよう制御信号を出力する。したがって、平均化部405は、ドップラ周波数推定値fdがある一定の閾値より大きいときはNp=6、小さいときはNp=2として計算を行う。なお、閾値fdthは、ドップラ周波数fdにより、伝搬路の微小な変動が雑音電力推定に与える影響の大小を考慮して決定する。
雑音電力推定部の構成は、図8の雑音電力推定部303の構成と同様である。
この様に、ドップラ周波数に応じてレプリカ作成用伝搬路推定値h’及び雑音電力推定値Nの推定に用いるパイロットチャネルPICHを選択することにより、より正確な雑音電力の推定が可能となり、復調時に使用する重み付け係数wを正確に求めることが可能となる。
すなわち、従来技術におけるように、フレーム全体のパイロットチャネルPICHから伝搬路推定値hを求め、フレーム全体のパイロットチャネルPICHから雑音電力を推定した場合には、伝搬路の変動が速い環境下においては、伝搬路の微小な変動が雑音電力推定に影響を与え、正しい雑音電力を求められなかったのに対し、本実施形態では、ドップラ周波数に基づき、伝搬路変動が速いときにはフレームの一部に含まれるパイロットチャネルPICHのみを使用してレプリカ作成用伝搬路推定値h’及び雑音電力推定値Nを求め、伝搬路変動が遅いときにはフレームに含まれる全部のパイロットチャネルPICHを使用してレプリカ作成用伝搬路推定値h’及び雑音電力推定値Nを求めることにより、いかなる伝搬路状況においても高精度に雑音電力を推定することが可能となる。
これにより、本実施形態に係るマルチキャリア信号受信機を用いた場合には、従来技術によるものと比べて、伝搬路の時間変動に対してより強くなり、パイロットチャネルPICHの電力を大きくとっても正しい重み付け係数wを算出することが可能となる。なお、先に述べたとおりパイロットチャネルPICHの電力を大きく取ることは、伝搬路推定値hを正確に求める際に有効に働く。
なお、以上説明した実施形態において、伝搬路推定部、ドップラ周波数推定部、雑音電力推定部、コード多重数推定部などの機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによりマルチキャリア信号受信機の制御を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時刻の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時刻プログラムを保持しているものも含むものとする。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
本発明のマルチキャリア信号受信機により受信する受信信号のフレームの構成の一例を示す図である。 図1のフレーム構成を取り出して示した図である。 マルチキャリア信号受信機の概略の構成を示すブロック図である。 ベースバンド信号処理部103の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係るチャネル推定部210の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る伝搬路推定部301の構成を示すブロック図である。 ドップラ周波数推定部302の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る雑音電力推定部303の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る雑音電力推定方法Bの作用効果を説明するための図である。 本発明の第1の実施形態に係る雑音電力推定方法Aと雑音電力推定方法Bの雑音電力推定誤差の関係を示すグラフである。 本発明の第2の実施形態において用いるフレームの構成の一例を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る本実施形態に係るマルチキャリア信号受信機のブロック図である。 本発明の第2の実施形態に係るベースバンド信号処理部1103のブロック図である。 本発明の第2の実施形態に係るチャネル推定部1210のブロック図である。 本発明の第2の実施形態に係る雑音電力推定部2210のブロック図である。 本発明の第2の実施形態に係る雑音電力推定方法Bの作用効果を説明するための図である。 本発明の第2の実施形態に係る雑音電力推定方法Aと雑音推定方法Bの雑音電力推定誤差の関係を示す図である。 本発明の第3の実施形態において用いるフレームの構成の一例を示す図である。 本発明の第3の実施形態に係る雑音電力推定方法C〜Eの雑音電力推定誤差の関係を示すグラフである。 本発明の第4の実施形態おいて用いるフレームの構成を示す図である。 本発明の第4の実施形態に係るチャネル推定部1101のブロック図である。 本発明の第4の実施形態に係るレプリカ作成用伝搬路推定部1102のブロック図である。
符号の説明
101・・・アンテナ部、102・・・無線周波数変換部、103・・・ベースバンド信号処理部、104・・・メディアアクセスコントロール部、201・・・A/D変換部、202・・・フィルタ部、203・・・GI除去部、204・・・高速フーリエ変換部、205・・・逆拡散部、206・・・重み付け部、207・・・加算部、208・・・P/S変換部、209・・・デコーダ部、210・・・チャネル推定部、211・・・重み付け係数演算部、301・・・伝搬路推定部、302・・・ドップラ周波数推定部、303・・・雑音電力推定部、304・・・コード多重数推定部、401、402・・・信号選択部、403、404・・・乗算器、405・・・平均化部、501・・・遅延部、502・・・ドップラ周波数算出部、601・・・推定方法決定部、602、603・・・信号選択部、604、605・・・乗算器、606・・・減算器、607・・・自乗器、608・・・平均化部、1102・・・レプリカ作成用伝搬路推定部、1104・・・メディアアクセスコントロール部、1201・・・推定方法決定部、1202、1203・・・信号選択部、1210・・・チャネル推定部1601・・・推定方法決定部、2210・・・雑音電力推定部

Claims (12)

  1. ドップラ周波数推定値を算出するドップラ周波数推定部と、
    受信信号に含まれる雑音電力を推定する第1の雑音電力推定方法及び第2の雑音電力推定方法と、使用する雑音電力推定方法を決定するためのドップラ周波数の閾値とを記録し、前記ドップラ周波数推定部が算出するドップラ周波数推定値と、前記閾値とを比較し、その比較結果に応じて前記第1の雑音電力推定方法と前記第2の雑音電力推定方法のどちらの雑音電力推定方法を使用するかを決定し、その決定した雑音電力推定方法を使用して雑音電力推定値を算出する雑音電力推定部とを有し、
    前記雑音電力推定部は、
    パイロットチャネルの送信電力に基づいて前記閾値を変化させることを特徴とするマルチキャリア信号受信機。
  2. ドップラ周波数推定値を算出するドップラ周波数推定部と、
    受信信号に含まれる雑音電力を推定する第1の雑音電力推定方法及び第2の雑音電力推定方法と、使用する雑音電力推定方法を決定するためのドップラ周波数の閾値とを記録し、前記ドップラ周波数推定部が算出するドップラ周波数推定値と、前記閾値とを比較し、その比較結果に応じて前記第1の雑音電力推定方法と前記第2の雑音電力推定方法のどちらの雑音電力推定方法を使用するかを決定し、その決定した雑音電力推定方法を使用して雑音電力推定値を算出する雑音電力推定部とを有し、
    前記雑音電力推定部は、
    パイロットチャネルとデータトラフィックの送信電力比に基づいて前記閾値を変化させることを特徴とするマルチキャリア信号受信機。
  3. 前記第1の雑音電力推定方法と第2の雑音電力推定方法は、前記雑音電力推定値を算出するために使用するパイロットチャネルが含まれる時間間隔が異なることを特徴とする請求項1又は2に記載のマルチキャリア信号受信機。
  4. 前記雑音電力推定部は、
    前記第1の雑音電力推定方法で雑音電力推定値を算出するために使用するパイロットチャネルが含まれる時間間隔が、前記第2の雑音電力推定方法で雑音電力推定値を算出するために使用するパイロットチャネルが含まれる時間間隔よりも大きい場合であって、
    前記ドップラ周波数推定部が算出したドップラ周波数推定値が前記閾値よりも小さいときには前記第1の雑音電力推定方法を使用し、ドップラ周波数推定値が前記閾値よりも大きいときには前記第2の雑音電力推定方法を使用することを特徴とする請求項1から3までのいずれかの項に記載のマルチキャリア信号受信機。
  5. 雑音電力を推定するために使用するパイロットチャネルは、複数の連続したフレームから選択されることを特徴とする請求項記載のマルチキャリア信号受信機。
  6. 復調するときに用いるための伝搬路推定値を推定する伝搬路推定部を備え、
    前記伝搬路推定部で求めた伝搬路推定値に基づいて前記第1及び第2の雑音電力推定方法を決定する際に、前記雑音電力推定値を算出するために使用するパイロットチャネルが含まれる時間間隔が前記第1の雑音電力推定方法と前記第2の雑音電力推定方法とで異なることを特徴とする請求項記載のマルチキャリア信号受信機。
  7. ドップラ周波数推定値を算出する第1のステップと、
    受信信号に含まれる雑音電力を推定する第1の雑音電力推定方法及び第2の雑音電力推定方法と、使用する雑音電力推定方法を決定するためのドップラ周波数の閾値とを記録し、前記第1のステップで算出したドップラ周波数推定値と、前記閾値とを比較し、その比較結果に応じて前記第1の雑音電力推定方法と前記第2の雑音電力推定方法のどちらの雑音電力推定方法を使用するかを決定し、その決定した雑音電力推定方法を使用して雑音電力推定値を算出する第2のステップとを有し、
    前記第2のステップでは、
    パイロットチャネルの送信電力に基づいて前記閾値を変化させることを特徴とするマルチキャリア信号受信方法。
  8. ドップラ周波数推定値を算出する第1のステップと、
    受信信号に含まれる雑音電力を推定する第1の雑音電力推定方法及び第2の雑音電力推定方法と、使用する雑音電力推定方法を決定するためのドップラ周波数の閾値とを記録し、前記第1のステップで算出したドップラ周波数推定値と、前記閾値とを比較し、その比較結果に応じて前記第1の雑音電力推定方法と前記第2の雑音電力推定方法のどちらの雑音電力推定方法を使用するかを決定し、その決定した雑音電力推定方法を使用して雑音電力推定値を算出する第2のステップとを有し、
    前記第2のステップでは、
    パイロットチャネルとデータトラフィックチャネルの送信電力比に基づいて前記閾値を変化させることを特徴とするマルチキャリア信号受信方法。
  9. 前記第1の雑音電力推定方法と第2の雑音電力推定方法は、前記雑音電力推定値を算出するために使用するパイロットチャネルが含まれる時間間隔が異なることを特徴とする請求項7又は8に記載のマルチキャリア信号受信方法。
  10. 前記第2のステップは、
    前記第1の雑音電力推定方法で雑音電力推定値を算出するために使用するパイロットチャネルが含まれる時間間隔が、前記第2の雑音電力推定方法で雑音電力推定値を算出するために使用するパイロットチャネルが含まれる時間間隔よりも大きい場合であって、
    前記第1のステップで算出したドップラ周波数推定値が前記閾値よりも小さいときには前記第1の雑音電力推定方法を使用し、ドップラ周波数推定値が前記閾値よりも大きいときには前記第2の雑音電力推定方法を使用することを特徴とする請求項7から9までのいずれかの項に記載のマルチキャリア信号受信方法。
  11. 雑音電力を推定するために使用するパイロットチャネルは、複数の連続したフレームから選択されることを特徴とする請求項9記載のマルチキャリア信号受信方法。
  12. 復調するときに用いるための伝搬路推定値を推定する第3のステップと
    前記第のステップで求めた伝搬路推定値に基づいて前記第1及び第2の雑音電力推定方法を決定する際に、前記雑音電力推定値を算出するために使用するパイロットチャネルが含まれる時間間隔が前記第1の雑音電力推定方法と前記第2の雑音電力推定方法とで異なることを特徴とする請求項10記載のマルチキャリア信号受信方法。
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