JP4813463B2 - マルチキャリア信号受信機及びマルチキャリア信号受信方法 - Google Patents
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Description
本願は,2005年3月14日に出願された特願2005−071579号に対して優先権を主張するものであって,その内容をここに援用する。
上記MMSE合成の方法を用いたCDMA方式のマルチキャリア信号受信機については非特許文献1に記載されている。
「信学技報RCS2001−166」社団法人電子情報通信学会2001年10月発行 「信学技報RCS2002−85」社団法人電子情報通信学会2002年06月発行
すなわち、フレームの時間間隔は、伝搬路の変動の速い(最大ドップラー周波数が大きい)場合においても伝搬路の変動が十分に小さくなるよう設計されるのが通常であるため、ほとんどの場合は、フレームの前後で単調なわずかな変化が生じるが、これが受信信号の復調時に悪影響となることはない。しかしながら、伝搬路推定値hmと実際の伝搬路の差が、フレームの中間点近傍では非常に小さいのに対し、フレームの前後では多少の差が生じ、この差が雑音電力推定値に大きく利いてしまって、上記欠点をもたらす原因となる。その他に、パイロットチャネルPICHの電力をデータトラフィックチャネルDTCHの電力に比べて大きくした場合は、チャネル変動成分が、PICHの電力に比例するのに対し、雑音電力はPICHの電力とは独立であるため、チャネル変動成分が雑音成分に比して拡大されて観測されてしまい、上記欠点の原因となる。
また、本発明の第2又は第3の態様によるマルチキャリア信号受信機において、前記レプリカ作成用伝搬路推定部及び前記雑音電力推定部は、前記各小時間間隔の範囲を伝搬路の変動速度に依存して変えて、前記レプリカ作成用伝搬路推定値及び前記雑音電力推定値を算出するようにしても良い。
また、本発明の第1ないし第3の態様によるマルチキャリア信号受信機において、前記第1の時間間隔は、1フレームの時間間隔であっても良い。
また、本発明の第2又は第3の態様によるマルチキャリア信号受信方法において、前記第2のステップ及び前記第3のステップでは、前記各小時間間隔の範囲を伝搬路の変動速度に依存して変えて、前記レプリカ作成用伝搬路推定値及び前記雑音電力推定値を算出するようにしても良い。
また、本発明の第1ないし第3の態様によるマルチキャリア信号受信方法において、前記第1の時間間隔は、1フレームの時間間隔であっても良い。
16、16a・・・復調用伝搬路推定部、
17、17a・・・雑音電力推定部、
18、18a・・・コード多重数推定部、
19、19a・・・レプリカ作成用伝搬路推定部、
171a、171b・・・信号選択部、
172a、172b・・・平均化部、
191・・・信号選択部、
192c−1〜192c−3・・・平均化部、
31・・・信号選択部、
32〜33・・・乗算器、
34・・・平均化部、
41、42・・・乗算器、
43・・・減算器、
44・・・自乗器、
221、222・・・乗算器、
301・・・アンテナ部、
302・・・無線周波数変換部、
303・・・ベースバンド信号処理部、
304・・・メディアアクセスコントロール部、
305・・・A/D変換部、
306・・・フィルタ部、
307・・・GI除去部、
308・・・高速フーリエ変換部、
309・・・逆拡散部、
310・・・重み付け部、
311・・・加算部、
312・・・P/S変換部、
313・・・デコーダ部、
314・・・チャネル推定部、
315・・・重み付け係数演算部、
316・・・伝搬路推定部、
317・・・雑音電力推定部、
318・・・コード多重数推定部
図1は、マルチキャリア信号受信機により受信するフレームの構成を示す図である。図では、1フレームの前後及び真ん中付近に伝搬路推定のためのパイロットチャネルPICHが時間多重されており(つまり、1シンボル目、26シンボル目、27シンボル目、52シンボル目のPICH(1)、PICH(26)、PICH(27)、PICH(52))、その間にデータの伝送を行うデータトラフィックチャネルDTCHが存在する(つまり、2〜25シンボル目、28〜51シンボル目のDTCH(2)〜DTCH(25)、DTCH(28)〜DTCH(51))。この点を図1の時間軸方向に示す。また周波数軸方向には複数のサブキャリアが並んでいる。また、異なる直交コードを用いて複数のデータトラフィックチャンネルDTCHが同一周波数、同一時間で伝送される。この点を時間軸方向と周波軸方向とに直交するコード軸方向に示す。
図4は、図2のベースバンド信号処理部303の構成を示すブロック図である。A/D(Analog/Digital)変換部305は、無線周波数変換部302(図2)から出力される受信信号をデジタル信号に変換する。フィルタ部306は、A/D(Analog/Digital)変換部305から出力される信号から所望帯域の信号のみを取り出す。GI(Guard Interval:ガードインターバル)除去部307は、フィルタ部306から出力される信号からGIを除去する。高速フーリエ変換(FFT:Fast Fourier Transform)部308は、GI除去部307から出力される信号を周波数変換して、各サブキャリアの信号成分ym(i)を分波して取り出す。逆拡散部309は、高速フーリエ変換部308から出力される信号に対して、サブキャリア毎に拡散コードsmの乗算を行う。重み付け部310は、逆拡散部309から出力される信号に対して、サブキャリア毎に重み付け係数wmを乗算する。加算部311は、重み付け部310から出力される信号をサブキャリア毎に加算する。P/S(Parallel/Serial)変換部312は、加算部311から出力される信号をパラレル−シリアル変換する。デコーダ部313は、P/S変換部312から出力される信号に対して復調及び誤り訂正復号を行い、復調データを出力する。
また、チャネル推定部314は、高速フーリエ変換部308の出力ym(i)及び参照信号dm(i)を用いて、伝搬路推定値hm、雑音電力推定値N、コード多重数Cmuxの推定を行う。重み付け係数演算部315は、チャネル推定部314から出力される情報hm、N、Cmuxに基づいて重み付け係数wmを計算し、重み付け部310に出力する。
なお、一例として重み付け係数wmは、以下の式で表される。
wm=hm */(Cmux・hm 2+N)
なお、下付き文字のm(mは正の整数)はサブキャリア番号、iは受信フレームのシンボルの番号である。したがって、例えば、ym(i)は受信フレーム内のi番目のシンボルにおけるm番目のサブキャリアの受信信号を示す。また、上付き文字の*は、共役を示す。
つまり、信号選択部31から乗算器33に対して、受信信号ym(1)、ym(26)、ym(27)、ym(52)の信号が出力される。したがって、乗算器33から平均化部34に対して、cm *・dm *(i)・ym(i)の信号が出力される。
平均化部34では、平均値が求められ、伝搬路推定値hm=Σcm *・dm *(i)・ym(i)/Npとして出力される。ここでは、サブキャリア毎に4シンボル分平均化され、したがってNp=4である。したがって、伝搬路推定値hm(hm=(hm(1)−hm(26)+hm(27)+hm(52))/4)が求められる。
乗算器41は、信号選択部171aから出力される上述の信号と、スクランブリングコードcmを乗算する。乗算器42は、乗算器41から出力される信号と、伝搬路推定部316で推定した伝搬路推定値hmを乗算することによりレプリカ信号を作成する。このレプリカ信号は、雑音のない伝搬状態において受信すべき理想の受信信号を示す。
減算器43は、乗算器42から出力されるレプリカ信号を、信号選択部171aから出力される、受信信号ym(i)のうちフレームの中間点近傍に位置するパイロットチャネルPICHに相当する信号から減算して、ym(i)−hm・cm・dm(i)を算出する。ここでは、信号選択部171aから減算器43に対して、ym(26)、ym(27)が出力される。
自乗器44は、減算器43から出力される信号を自乗し、平均化部172aに対して(ym(i)−hm・cm・dm(i))2という信号を出力する。平均化部172aは、自乗器44から出力される信号を各サブキャリアについて求めて、次に信号選択部171aで選択されたPICHシンボル数(図7では2)とサブキャリア数Ncを乗算した値で平均化することにより1サブキャリア当りの雑音電力を算出し、雑音電力推定値N=Σ(ym(i)−hm・cm・dm(i))2/(2Nc)として出力する。
図8A及び図8Bは、本実施形態の作用効果を図式的に説明するための図である。図8A,図8Bにおいて、横軸(I軸)には、受信信号について、コサイン波で変調された信号強度を取り、縦軸(Q軸)にはサイン波で変調された信号強度を取る。また、データトラフィックチャネルDTCHの信号電力を、対応する信号強度の位置に、点線で示す円によって重ねて示す。それ以外にも、パイロットチャネルPICHの受信信号(ym(i))を+記号で示し、パイロットチャネルPICHのレプリカ信号(hm・cm・dm(i))を×記号で示す。伝搬路推定値hmをより高精度に求めるために、PICHには、DTCHに比べて大きな送信電力を割り当てているので、図において、+記号、×記号の位置は、点線の円よりも原点からより離れて位置する。さらに、図に示すように、フレームの前後の位置に相当するPICH(つまり1シンボル目と52シンボル目のPICH)を使用した場合(図8A参照)には、チャネル変動成分が拡大されることに基づいて大部分となり、本来の雑音電力に比べて、見かけ上大きな雑音電力推定値Nが求まってしまう欠点がある。これに対して、フレームの中間点近傍に位置するPICH(つまり、26シンボル目と27シンボル目のPICH)を使用した場合(図8B参照)には、チャネル変動成分はほとんど含まれず、雑音電力が大部分となって、雑音電力推定値Nが正確に求まる。
次に、図2に示すフレーム構成の信号が2フレーム続いて受信され、この2フレームに含まれるパイロットチャネルPICHを用いて伝搬路推定値hmを求める場合について示す。
図9は、上記の場合のフレームの構成を示す図である。ここでは、図9に示すように、第1の時間間隔t2からなる2フレームに含まれる全てのパイロットチャネルPICHを用いて、伝搬路推定値hmを導出し、また、時間間隔t2の中間点近傍に位置する小時間間隔t’2、すなわちPICH(つまり、PICH(1,52)、PICH(2,1))を用いて雑音電力推定値Nを導出する場合について説明する。なお、図中のPICH(i,j)はiフレーム目のjシンボル目のパイロットチャネルを示す。また、以下の説明において、hm(i,j)はiフレーム目のjシンボル目から導出されたm番目のサブキャリアの伝搬路推定値hm、dm(i,j)はiフレーム目のjシンボル目におけるm番目のサブキャリアの参照信号、dm *(i,j)は参照信号dm(i,j)の共役、ym(i,j)はiフレーム目のjシンボル目におけるm番目のサブキャリアの受信信号を示す。
本変形例の受信機の構成は、図3、4と同様であり、図3に示すアンテナ部、無線周波数変換部、ベースバンド信号処理部、メディアアクセスコントロール部とその相互接続とを有する。
図10は、本発明の第2の実施形態によるマルチキャリア信号受信機により受信するフレームの構成を示す図である。ここでは、第1の時間間隔t1からなる1フレームに含まれる全てのパイロットチャネルPICHを用いて、復調用伝搬路推定値hmを導出し、また、時間間隔t1の中の小時間間隔t’3に含まれる連続するパイロットチャネルPICH(例えば、PICH(1)、PICH(2))を用いてレプリカ作成用伝搬路推定値hm’及び雑音電力推定値Nを導出する場合について説明する。なお、小時間間隔とは、第1の実施形態の説明の個所において上述したものと同様である。
雑音電力推定部17は、レプリカ作成用伝搬路推定部19から出力されるレプリカ作成用伝搬路推定値hm’と、参照信号dm(i)、受信信号ym(i)を用いて雑音電力推定値Nを求める。コード多重数推定部18は、雑音電力推定部17から出力される雑音電力推定値Nと、受信信号ym(i)を用いてコード多重数Cmuxを推定する。
なお、復調用伝搬路推定部16、雑音電力推定部17、レプリカ作成用伝搬路推定部19は、フレーム中のPICHに相当するシンボルの信号を用いてそれぞれ復調用伝搬路推定値hm及び雑音電力推定値N及びレプリカ作成用伝搬路推定値hm’を求めている。なお、コード多重数Cmuxは制御信号を用いて送信機から通知するようにしても良い。
すなわち、従来技術におけるように、フレーム全体のパイロットチャネルPICHから伝搬路推定値hmを求め、フレーム全体のPICHから雑音電力を推定した場合には、伝搬路の微小な変動が雑音電力推定に影響を与え、正しい雑音電力を求められなかったのに対し、本実施形態におけるように、フレームの一部に含まれるPICH(つまり1シンボル目と2シンボル目のPICH)を使用して、レプリカ作成用伝搬路推定値hm’及び雑音電力推定値Nを求めた場合には、チャネル変動成分はほとんど含まれず、雑音電力が大部分となる。また、重み付け係数wm=hm */(Cmux・hm 2+N)のhmとその共役hm *として、上述の全てのパイロットチャネルについての平均値としての復調用伝搬路係数hmとその共役hm *を用いるので、重み付け係数wmがより正確に求まる。
次に、上述した図10に示すフレーム構成の信号が2フレーム続いて受信され、2フレームに含まれるPICHを用いて復調用伝搬路推定値hmを求める場合について説明する。
図12は、本変形例によるマルチキャリア信号受信機により受信するフレームの構成を示す図である。ここでは、図に示すように、第1の時間間隔t2からなる2フレームに含まれる全てのPICHを用いて、復調用伝搬路推定値hmを導出し、また、時間間隔t2の中の小時間間隔t’3に含まれる連続するパイロットチャネルPICH(例えば、PICH(1,53)、PICH(1,54)、PICH(2,1)、PICH(2,2))を用いてレプリカ作成用伝搬路推定値hm’及び雑音電力推定値Nを導出する場合について説明する。
従来技術の説明で述べたようにフレーム全体のPICHから伝搬路推定値hmを求め、フレーム全体のPICHから雑音電力を推定した場合には、伝搬路の微小な変動が雑音電力推定に影響を与え、正しい雑音電力を求められなかったのに対し、本変形例のように、フレームの一部に合まれるPICH(つまり1フレーム目の53シンボル目と54シンボル目、及び2フレーム目の1シンボル目と2シンボル目のPICH)を使用して、レプリカ作成用伝搬路推定値hm’及び雑音電力推定値Nを求めた場合には、チャネル変動成分はほとんど含まれず、雑音電力が大部分となる。
また、上記第2の実施形態より明らかなように、上記レプリカ作成用伝搬路推定及び雑音電力推定を行うPICHの時間的な位置は、フレームのどの位置にあってもよい。つまり、フレームの先端近傍の小時間間隔に位置していても、フレームの中間点近傍の小時間間隔に位置していても、フレームの後端近傍の小時間間隔に位置していてもよい。
図13は、本発明の第3の実施形態によるフレーム構成を示す図である。ここでは、第1の時間間隔t1からなる1フレームに含まれる全てのPICHを用いて、復調用伝搬路推定値hmを導出し、また、時間間隔t1の中の複数の小時間間隔t’4、t’5、t’6に含まれる連続するPICH(例えば、PICH(1)及びPICH(2)、PICH(27)及びPICH(28)、PICH(53)及びPICH(54))をそれぞれ用いてレプリカ作成用伝搬路推定値hm’、hm’’、hm’’’及び雑音電力推定値Nを導出する場合について説明する。なお、小時間間隔とは、第1の実施形態の説明個所において上述のものと同様である。
また、本実施形態の上記CDMA方式のマルチキャリア信号受信機のベースバンド信号処理部の構成は、図4と同様であり、図4に示すA/D変換部、フィルタ部、GI除去部、高速フーリエ変換部、逆拡散部、重み付け部、加算部、P/S変換部、デコーダ部、チャネル推定部、重み付け係数演算部とその相互接続とを有する
雑音電力推定部17aは、レプリカ作成用伝搬路推定部19aで求めたレプリカ作成用伝搬路推定値hm’、hm’’、hm’’’、参照信号dm(i)及び受信信号ym(i)を用いて雑音電力推定値Nを求める。コード多重数推定部18aは、雑音電力推定値N及び受信信号ym(i)を用いてコード多重数Cmuxを推定する。
なお、復調用伝搬路推定部16a、雑音電力推定部17aは、フレーム中のPICHに相当するシンボルの信号を用いて伝搬路推定値hm、雑音電力推定値Nを求める。
なお、コード多重数Cmuxは制御信号を用いて送信機から通知するようにしてもよい。
また、信号選択部191は、受信信号ym(i)のうちPICHに相当する信号を乗算器222に対して出力する。ここでは、信号選択部191は乗算器222に対して、ym(1)、ym(2)、ym(27)、ym(28)、ym(53)、ym(54)を出力する。
乗算器222は、信号選択部191から出力される信号と、乗算器221から出力される信号を乗算し、cm *・dm *(i)・ym(i)を算出する。このcm *・dm *(i)・ym(i)のうち、i=1,2の信号は平均化部192c−1に出力され、i=27,28の信号は平均化部192c−2に出力され、i=53,54の信号は平均化部192c−3に出力される。
平均化部192c−1は、乗算器222から出力される信号を平均化し、レプリカ作成用伝搬路推定値hm’=Σcm *・dm *(i)・ym(i)/2を出力する。ただし、i=1,2である。
また、平均化部192c−2は、乗算器222から出力される信号を平均化し、レプリカ作成用伝搬路推定値hm’’=Σcm *・dm *(i)・ym(i)/2を出力する。
ただし、i=27,28である。
また、平均化部192c−3は、乗算器222から出力される信号を平均化し、レプリカ作成用伝搬路推定値hm’’’=Σcm *・dm *(i)・ym(i)/2を出力する。ただし、i=53,54である。
信号選択部171bは、既知の系列である参照信号dm(i)から、フレームの第1の区間t’4に含まれるPICHに相当する信号のみを乗算器2311に対して出力する。ここでは、信号選択部171bから乗算器2311に対して、dm(1)、dm(2)が出力される。
乗算器2311では、信号選択部171bから出力される信号に対してスクランブリングコードcmをそれぞれ乗算する。乗算器2312は、乗算器2311から出力される信号に対して、レプリカ作成用伝搬路推定部19aで推定したレプリカ作成用伝搬路推定値hm’を乗算することによりレプリカ信号を作成する。
また、信号選択部171bは、受信信号ym(i)のうち第1の区間t’4に含まれるPICHに相当する信号(ここではym(1)、ym(2))を減算器2313に対して出力する。減算器2313は、信号選択部171bから出力される信号から、乗算器2312から出力される信号を減算し、ym(i)−hm’・cm・dm(i)という信号を自乗器2314に対して出力する。自乗器2314は、減算器2313から出力される信号を自乗し、(ym(i)−hm’・cm・dm(i))2という信号を平均化部172bに対して出力する。
上述した第1の区間t’4における処理と同様の処理を、第2の区間t’5(参照信号dm(27)、dm(28)及びレプリカ作成用伝搬路推定値hm’’及び受信信号ym(27)、ym(28)を使用)において行う。また、上述した第1の区間における処理と同様の処理を、第3の区間t’6(参照信号dm(53)、dm(54)及びレプリカ作成用伝搬路推定値hm’’’及び受信信号ym(53)、ym(54)を使用)でも行う。
平均化部172bは、自乗器2314、2324、2334から出力される信号を各サブキャリアについて求め、次に信号選択部171bで選択されたPICHシンボル数(図16では6)にサブキャリア数Ncを乗算した値で平均化することにより1サブキャリア当りの雑音電力推定値Nを算出する。
さらに、第2の実施形態に比べ、複数の離散したPICHを使用して雑音電力推定値Nを求めるため、より正確な値を求めることが可能となり、正しい重み付け係数wmを算出することが可能となり、特性の向上につながる。
Claims (6)
- 1フレームの両端および中間点近傍に含まれるパイロットチャネルを用いて、伝搬路推定値を算出する伝搬路推定部と、
前記1フレームの中間点近傍に位置する前記パイロットチャネルと、前記伝搬路推定部が算出した伝搬路推定値とを用いて、雑音電力推定値を算出する雑音電力推定部と、
前記伝搬路推定部が算出した伝搬路推定値と、前記雑音電力推定部が算出した雑音電力推定値とを用いて、重み付け係数を算出する重み付け係数算出部と、
前記重み付け係数算出部が算出した重み係数を用いて、前記1フレームに対する重み付けを行なう重み付け部と、
を有することを特徴とするマルチキャリア信号受信機。 - 前記雑音電力推定部は、前記中間点近傍に位置する前記受信信号及び前記参照信号の範囲を伝搬路の変動速度に依存して変えて、前記雑音電力推定値を算出することを特徴とする請求項1に記載のマルチキャリア信号受信機。
- 前記1フレームの中間点近傍の領域は、前記1フレームの中央の領域であって、前記1フレームの2/52〜10/52の長さの領域であることを特徴とする請求項1に記載のマルチキャリア信号受信機。
- 伝搬路推定部により、1フレームの両端および中間点近傍に含まれるパイロットチャネルを用いて、伝搬路推定値を算出する第1のステップと、
雑音電力推定部により、前記1フレームの中間点近傍に位置する前記パイロットチャネルと、前記伝搬路推定部が算出した伝搬路推定値とを用いて、雑音電力推定値を算出する第2のステップと、
重み付け係数算出部により、前記伝搬路推定部が算出した伝搬路推定値と、前記雑音電力推定部が算出した雑音電力推定値とを用いて、重み付け係数を算出する第3のステップと、
重み付け部により、前記重み付け係数算出部が算出した重み係数を用いて、前記1フレームに対する重み付けを行なう第4のステップと、
を有することを特徴とするマルチキャリア信号受信方法。 - 前記第2のステップにおいて、前記中間点近傍に位置する前記受信信号及び前記参照信号の範囲を伝搬路の変動速度に依存して変えて、前記雑音電力推定値を算出することを特徴とする請求項4に記載のマルチキャリア信号受信方法。
- 前記1フレームの中間点近傍の領域は、前記1フレームの中央の領域であって、前記1フレームの2/52〜10/52の長さの領域であることを特徴とする請求項4に記載のマルチキャリア信号受信方法。
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