JP4509943B2 - グラジエント式光学薄膜形成装置及びその治具 - Google Patents

グラジエント式光学薄膜形成装置及びその治具 Download PDF

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Description

この発明は成膜装置に関し、特に基板上にグラジエント傾斜率及びグラジエント範囲の光学薄膜層を精確に形成する成膜装置並びにその治具に関する。
従来の成膜技術において、同一基板上に特定のグラジエント傾斜率及びグラジエント範囲の薄膜層を形成することは、難度の高い技術である。従来のグラジエント傾斜率及びグラジエント範囲の光学薄膜層を形成する方法は、基板の傾斜角度を調整するか、もしくは補正板の形状の違いを利用して基板上に成膜する薬剤の量の多寡を制御する。即ち、厚さを制御して、薄膜層の厚さを変更してスペクトル特性を変化させ、各種の異なるグラジエント効果の光学薄膜を形成する。
しかしながら、かかる方法は精確に膜厚を制御することができない。しかも、微細なグラジエント量の変化(1mm毎に精確に変化するグラジエント量)及び微小範囲のグラジエント量の変化(数mm)の光学フィルムについては、上述した方法で精確な膜厚の制御を行うことは難しい。
図1に図示するように、基板の傾斜角度を調整する従来の成膜装置5においては、基板51を傾斜させてベース52の上方に設置する。ベース52上には薄膜材料源53を設け、真空蒸着もしくはスパッタリングで基板51上に薄膜層54を形成する。基板51を設置する位置は、ベース52に対して平行でなく、所定の角度傾斜させる。
上述する技術は、薄膜層54の厚さをベース52と基板51との距離の1.5〜1.9乗で反比例させて得る原理を利用する。よって、基板51はベース52に近い部分の膜厚が厚くなり、逆にベース52から離れた部分は膜圧が薄くなる。
図2に、異なる形状の補正板を利用した成膜装置を開示する。図面によれば、薄膜形成装置9は、真空ポンプで気体を排気して真空状態にした真空室90と、この真空室90内の上部に設けられた成膜パラソル91と、補正板92と、薄膜材料源93とを含んでなる。
成膜パラソル91は動力源94の軸心に軸支され、該動力源94の駆動力で回転する。薄膜材料源93は成膜パラソル91に向かい合うように設けられ、補正板92は成膜パラソル91に近接した位置で、かつこの成膜パラソル91と薄膜材料源93との間に設けられる。補正板92の外形と位置とを制御することによって、若干の基板の薄膜の厚さに影響を与えることができる。また、成膜パラソル91のパラソル形状の本体には、基板95を取り付けるための複数の成膜孔(図示しない)と、動力源94に取り付けたベアリングに接続される取り付け孔910とを形成する。
上述する薄膜形成装置9の詳細な構造は、台湾実用新案公告第540585号に開示されている。
薄膜形成装置9によって薄膜を形成する場合、予め複数の基板95を成膜パラソル91に取り付け、動力源94を駆動して成膜パラソル91を回転させ、さらに、真空蒸着もしくはスパッタリングなどによって薄膜材料源93の薄膜材料を基板95上に沈着させる。
基板95への蒸着(もしくはスパッタリング)を行って1層もしくは多層の膜を形成し、次いで、成膜が完了したこれらの基板95を真空室90から移動させ、再度同数の基板95を真空室90内に搬入し、同様に1回もしくは複数回蒸着を行って膜を形成する。
しかしながら、補正板92と基板95との間の距離が離れているため、基板95上の薄膜の厚さを精確に制御することは難しい。
台湾実用新案出願第092212662号には、別の形式の薄膜形成装置が開示される。該薄膜形成装置は少なくとも2つの薄膜材料源と、該薄膜材料源にそれぞれ対応する2つの遮蔽板(補正板)ユニットとを含む。但し、その構造は図2に開示する装置とほぼ同様であって、その遮蔽板についても、薄膜のグラジエント傾斜率及びグラジエント範囲を精確に制御することは難しい。
台湾実用新案公告第540585号公報 台湾実用新案出願第092212662号公報
この発明は、薄膜のグラジエント傾斜率及びグラジエント範囲を精確に制御する薄膜形成装置並びにその治具を提供することを課題とする。
そこで、本発明者は従来の技術に見られる欠点に鑑み鋭意研究を重ねた結果、グラジエント式薄膜形成装置に用いる治具フレームであって、少なくとも1つ以上の基板を収納するようになっており、該基板は、薄膜材料源の薄膜材料が付着して薄膜を形成する成膜面を備えており、基板の成膜面に近接した位置に遮蔽板が設けられており、該遮蔽板の高さ、厚さ、及び基板との間に形成される夾角によって薄膜層のグラジエント傾斜率及びグラジエントの範囲が決定されるようになっていることを特徴とするグラジエント式薄膜形成装置の治具フレームによって課題を解決できる点に着眼し、かかる知見に基づいて本発明を完成させた。
以下、この発明について具体的に説明する。
請求項1に記載するグラジエント式薄膜形成装置の治具フレームは、グラジエント式薄膜形成装置に用いる治具フレームであって、少なくとも1つ以上の基板を収納するようになっており、該基板は、薄膜材料源の薄膜材料が付着して薄膜を形成する成膜面を備えており、基板の成膜面に近接した位置に遮蔽板が設けられており、該遮蔽板の高さ、厚さ、及び基板との間に形成される夾角によって薄膜層のグラジエント傾斜率及びグラジエントの範囲が決定されるようになっている。
請求項2に記載するグラジエント式薄膜形成装置の治具フレームは、請求項1における遮蔽板が、治具フレームの対向する両側辺上に回動自在に設けられている。
請求項3に記載するグラジエント式薄膜形成装置の治具フレームは、請求項1もしくは請求項2における遮蔽板の高さの薄膜グラジエント範囲に対する影響がH=K・Dであって、この場合、Hが遮蔽板の高さであって、Kが蒸着パラメーター、成膜パラソルの曲率、薄膜材料の種類などに関する定数であって、Dがグラジエント範囲の大きさである。
請求項4に記載するグラジエント式薄膜形成装置の治具フレームは、請求項1もしくは請求項2における遮蔽板と基板との間に形成される夾角が、0度から180度の間である。
請求項5に記載するグラジエント式薄膜形成装置の治具フレームは、請求項4における遮蔽板と基板との間に形成される夾角の最も好ましい角度が、45度から130度の間である。
請求項6に記載するグラジエント式薄膜形成装置の治具フレームは、請求項1における治具フレーム上に、少なくとも1つ以上の遮蔽板が設けられており、且つそれぞれの遮蔽板がいずれも独立した高さ、厚さ、及び基板に対する夾角を有する。
請求項7に記載するグラジエント式薄膜形成装置の治具フレームは、請求項1、請求項2もしくは請求項6における治具フレームが、光学薄膜形成装置に用いられ、且つ該光学薄膜形成装置が真空蒸着もしくはスパッタリングを行うようになっている。
請求項8に記載するグラジエント式薄膜形成装置の治具フレームは、請求項7における光学薄膜形成装置が真空室を備えており、且つ該真空室内に成膜パラソルが設けられている。
請求項9に記載するグラジエント式薄膜形成装置の治具フレームは、請求項8における光学薄膜形成装置に設けられた成膜パラソルが、回転の中心軸を備えており、且つ該成膜パラソルが、動力源の駆動によって前記中心軸を回転軸として回転するようになっている。
請求項10に記載するグラジエント式薄膜形成装置の治具フレームは、請求項9における光学薄膜形成装置の真空室底部に薄膜材料源が設けられている。
請求項11に記載するグラジエント式光学薄膜形成装置の治具フレームは、請求項10における光学薄膜形成装置の成膜パラソルに、少なくとも1つ以上の成膜孔が形成されており、当該治具フレームが成膜孔に設けられており、基板と遮蔽板とが成膜孔によって薄膜材料源に近接した薄膜表面を形成するようになっている。
本発明のグラジエント式光学薄膜形成装置は、グラジエント傾斜率及びグラジエント範囲を精確に制御することによって光学薄膜の品質を高めるという効果を有する。
この発明は、グラジエント式光学薄膜形成装置を提供するものであって、薄膜材料源と、該薄膜材料源の薄膜材料を付着させて薄膜を形成するための成膜面を有し、且つ該成膜面が薄膜材料源に向かい合っている少なくとも1つ以上の基板とを含んでなり、該基板の成膜面に近接した位置に、特定の高さ及び厚さを備えていて該基板との間に特定の夾角を有する遮蔽板が設けられており、該遮蔽板の高さ、厚さ、及び該基板との間に形成される夾角によって薄膜層のグラジエント傾斜率及びグラジエント範囲が制御されるという目的を実現した。係る構成の薄膜形成装置について、その構造と特徴を詳述するために具体的な実施例を挙げ、以下に説明する。
図3に開示するように、薄膜形成装置は真空ポンプで気体を排気して真空状態にした真空室10と、この真空室10内の上部に設けた成膜パラソル11と、成膜パラソル11上に取り付けられた治具フレーム2と、真空室10の底部に設けられた薄膜材料源13とを含んでなる。
成膜パラソル11は動力源14の軸心に軸支され、該動力源14の駆動力によって回転する。薄膜材料源13は真空室10の底部に設けられていて、成膜パラソル11に向かい合っていて、好ましくは、成膜パラソル11と同一垂直中心線上には設けられていない。また、成膜パラソル11の本体には複数の成膜孔が形成されており、治具フレーム2が、成膜パラソル11の対応する成膜孔内に固定されている。
治具フレーム2には、ほぼ矩形の基板23が収納されている。基板23の成膜面231に、薄膜材料源13の薄膜材料で薄膜を形成する。基板23の4つの側辺には枠21が接している。また、枠21の対向する短辺211上には遮蔽板22が回動自在に設けられている。この遮蔽板22は基板23の成膜面231側に設けられていて、所定の高さ及び厚さを有し、かつ基板23に対して所定の角度で傾斜させられる。
治具フレーム2を成膜パラソル11に固定すると、基板23は、成膜パラソル11の、薄膜材料源13から離れた外部表面に位置し、遮蔽板22は成膜パラソル11の成膜孔を貫通する。また、基板23の成膜面231は成膜孔に向かい合っており、薄膜材料源13から放出された薄膜材料が基板23の成膜面231に至る。
この発明による薄膜形成装置によって薄膜形成の工程を実施する場合、動力源14を駆動して成膜パラソル11を回転させ、さらに、真空蒸着もしくはスパッタリングによって薄膜材料源13の薄膜材料を基板23の成膜面231上に沈着させる。蒸着(もしくはスパッタリング)で成膜面231に1層もしくは多層の膜を形成した後、成膜が完了した治具フレーム2を真空室10から移動させ、再度同数の治具フレーム2を真空室10内に搬入し、同様に1回もしくは複数回蒸着を行って膜を形成する。
この発明の装置においては、治具フレーム2上の遮蔽板22と基板23とが比較的に接近しているため、真空蒸着、スパッタリングもしくはイオンで成膜を助成する場合、遮蔽板22の高さ、厚さ、及び基板23に対する角度を変化させることによって、基板23に沈着する薬剤量の多寡を制御することができる。このため基板23上のそれぞれの部位の薄膜層の厚さを変化させ、さらに、薄膜層の厚さの変更によってスペクトル特性をも変化させることができ、ひいては各種異なるグラジエント効果を有する光学薄膜を形成することができる。
遮蔽板22の存在によって、薄膜材料源23の異なる位置から薄膜材料を放出させて成膜面231に沈着する量を変化させることができる。このため、基板23の薄膜層の厚さにグラジエントの変化が生ぜしめられ、かつ成膜パラソル11の回転にしたがって薄膜材料13が相対的に移動させられて薄膜層にグラジエント範囲が広がり、グラジエント率にも変化が生じる。故に、薄膜層のグラジエント範囲及びグラジエント率などのパラメータの要求に基づき適宜な治具フレームを設計することによって、薄膜層のグラジエント範囲及びグラジエント率を精確に制御するという目的が達成される。
遮蔽板の角度、高さ及び厚さ、並びに薄膜層のグラジエント範囲及びグラジエント率に対する影響について、以下に説明する。
遮蔽板22の高さ(H)については、遮蔽板22の高さが高くなるにつれてグラジエント領域も広がり、遮蔽板22の高さが低くなるにつれてグラジエント領域も狭くなる。また、遮蔽板22の高さはグラジエントの傾斜率に影響を与える。即ち、H=K・Dとなる。この場合、Kは蒸着パラメータ、成膜パラソルの曲率、及び薄膜材料の種類に関連し、Dはグラジエント領域の大きさを表わす。
また、遮蔽板22と枠21(基板23)とによって形成される夾角をθとする。夾角θは0°〜180°の間の任意の角度であって、実際にこの発明を実施する場合、好ましくは45°≦θ≦135°の範囲内とする。係る角度はグラジエント領域の大きさ及びグラジエント角度に影響を与える。高さが同様の遮蔽板22について言えば、│90−θ│が大きくなるにつれて、グラジエント領域も広がる。例えば、同様に高さが22mmの遮蔽板で薄膜を形成する場合、遮蔽板の傾斜角度がθ=90°の場合、そのグラジエント範囲は6.3mmとなる。また、傾斜角度をθ=70°とした場合、そのグラジエント範囲は8.5mmとなる。
遮蔽板22の厚さは、非薄膜形成領域の大きさに影響を与える。即ち、遮蔽板22の厚さが増すにつれて非薄膜形成領域が広がる。
成膜パラソル11の異なる回転数の基板23は、薄膜材料源13に対する角度がそれぞれ異なる。故に、成膜パラソル11の位置に対して遮蔽板22の高さと前記夾角を調整することによって、薄膜を形成し、同等の効果を有するレンズを製造できるようにしなければならない。
したがって上述した遮蔽版の角度、高さ、厚さ、及び成膜パラソルの回転数などの要素の影響を考慮することによって、所定のグラジエント傾斜率及びグラジエント範囲のグラジエント式薄膜を設計することができる。グラジエント傾斜率及びグラジエント範囲は、最小1mm毎の精確な変化のグラジエント量が得られるように設定されている。
図5に、この発明における治具フレームの他の実施例を開示する。図面によれば、治具フレーム3は、基板33と、基板33を取り巻く枠31と、配列された複数の遮蔽板32とを含んでなる。治具フレーム3は、所定のグラジエント傾斜率及びグラジエント範囲のグラジエント変化式薄膜を製造するために用いられる。実施例におけるそれぞれの遮蔽版32は、それぞれ別個の高さ、厚さ、及び基板33との間に形成される夾角を備えている。実際に生産を行う場合、人的要素もしくは機械などの要素によって所定の角度が変化しないように、前記夾角を固定してもよい。
以上はこの発明の好ましい実施例であって、この発明の実施の範囲を限定するものではない。よって、当業者のなし得る修正もしくは変更であって、この発明の精神の下においてなされ、この発明に対して均等の効果を有するものは、いずれも本発明の特許請求の範囲に属するものとする。
従来の薄膜形成装置の構造を示した説明図である。 従来の他の薄膜形成装置の構造を示した説明図である。 この発明による薄膜形成装置の構造を示した説明図である。 この発明における治具フレームの構造を示した説明図である。 他の実施形態による治具フレームの構造を示した説明図である。
符号の説明
10 真空室
11 成膜パラソル
13 薄膜材料
14 動力源
2、3 治具フレーム
21、31 枠
211 側辺
22、32 遮蔽板
23、33 基板
231、331 成膜面

Claims (9)

  1. グラジエント式薄膜形成装置に用いる治具フレームであって、少なくとも1つ以上の基板を収納するようになっており、該基板は、薄膜材料源の薄膜材料が付着して薄膜を形成する成膜面を備えており、基板の成膜面に近接した位置に遮蔽板が設けられており、該遮蔽板の高さ、厚さ、及び基板との間に形成される夾角によって薄膜層のグラジエント傾斜率及びグラジエントの範囲が決定されるようになっており
    前記遮蔽板が、当該治具フレームの対向する両側辺上に複数あり且つこれらが回動自在に設けられていることを特徴とするグラジエント式薄膜形成装置の治具フレーム。
  2. 前記遮蔽板と基板との間に形成される夾角が、0度から180度の間であることを特徴とする請求項1に記載のグラジエント式薄膜形成装置の治具フレーム。
  3. 前記遮蔽板と基板との間に形成される夾角の最も好ましい角度が、45度から130度の間であることを特徴とする請求項2に記載のグラジエント式薄膜形成装置の治具フレーム。
  4. 前記遮蔽板が独立した高さ、厚さ、及び基板に対する夾角を有することを特徴とする請求項1に記載のグラジエント式薄膜形成装置の治具フレーム。
  5. 当該治具フレームが光学薄膜形成装置に用いられ、且つ該光学薄膜形成装置が真空蒸着もしくはスパッタリングを行うことを特徴とする請求項1又は4のいずれか1項に記載のグラジエント式薄膜形成装置の治具フレーム。
  6. 前記光学薄膜形成装置が真空室を備えており、且つ該真空室内に成膜パラソルが設けられていることを特徴とする請求項5に記載のグラジエント式薄膜形成装置の治具フレーム。
  7. 前記光学薄膜形成装置に設けられた成膜パラソルが、回転の中心軸を備えており、且つ該成膜パラソルが、動力源の駆動によって前記中心軸を回転軸として回転するようになっていることを特徴とする請求項6に記載のグラジエント式薄膜形成装置の治具フレーム。
  8. 前記光学薄膜形成装置の真空室底部に薄膜材料源が設けられていることを特徴とする請求項7に記載のグラジエント式薄膜形成装置の治具フレーム。
  9. 前記光学薄膜形成装置の成膜パラソルに、少なくとも1つ以上の成膜孔が形成されており、当該治具フレームが成膜孔に設けられており、基板と遮蔽板とが成膜孔によって薄膜材料源に近接した薄膜表面を形成することを特徴とする請求項8に記載のグラジエント式薄膜形成装置の治具フレーム。
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