JP4509582B2 - マイコンメーター用裏蓋通気構造 - Google Patents

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本発明は、マイコンメーター(マイコン制御器を組み込んだ、遮断装置付きのガスメーター)のガス圧力を計測する装置、及びその他の保安装置が組み込まれている内部空間内への水の浸入を防ぎつつ、大気圧の内部空間とガス室との差圧によってガス圧力を計測するための通気構造に関する。
マイコンメーターは、ガス圧力の異常が検知された場合や、規定震度以上の地震が発生した場合や、ガスの異常流量を検知した場合等に、ガス事故を未然に防止する目的のための圧力検知装置(圧力計測装置)、地震検知装置、流量演算装置、マイコン制御装置、及びガス遮断装置等の保安装置が、大気に通じる内部空間に組み込まれている。そして、圧力計測装置は、そのガス圧力を正確に検知するには基準となる大気圧と同圧の環境に配備する必要があるので、その圧力計測装置等が組み込まれた内部空間を大気に通じる構造としてある。また、内部空間に組み込まれている前述の保安装置に悪影響を与える水の浸入を防止する構造も付加されている。
従来の構造は図10に示すように、内部空間の裏面側に箱形の裏蓋91を取り付け、その裏蓋の正面下部から底面にかけて凹部92を段差状に窪ませて形成し、凹部92に抜穴93をあけると共に、その抜穴が外部から見えないように、一回り大きなカバー94で凹部を覆い、カバーの底面に通気口95をあけてある。
実開平4−43223号公報(第10〜11頁、第13図〜第15図)
ところが、通気口は底面にあけてあるので、高低差が殆どなくて雨水等により水膜が張りやすく、内部空間内への水の吸い込み現象が生じることがあった。より詳しく言えば、屋外に設置されているマイコンメーターは、夏場、50度以上の高温となることがあり、夕立によって急冷されると、内部空間内の空気が冷やされて収縮し、それに伴って外気が通気口から抜穴を経て内部空間内に入り込む。そして、このとき通気口が水膜で覆われていると、空気の流通が遮られて、外気の代わりに水が吸い込まれるのである。
また、従来の構造は凹部が一段のみ窪んだ形態であることから、通気口を通過した水は凹部とカバーとの間の通気空間を経て抜穴に向かう際に遮られるものがないことも、内部空間内への水の吸い込み現象が生じ易い一因となっている。
本発明は上記実情を考慮して開発されたもので、その解決しようとする課題は、内部空間内への水の浸入を一段と高いレベルで防ぐことである。
本発明は、大気と通気された内部空間とガス室との差圧によってガス圧を計測し、その内部空間内への水の浸入を阻止するために、内部空間の裏面側を覆う箱形の裏蓋の正面には段差状に窪む凹部を底面に達するまで形成し、通気用の抜穴を凹部にあけると共に、凹部を覆い隠すカバーを裏蓋の正面から底面の範囲に付け、カバーと凹部との間に通気空間を形成すると共に、通気空間に通じる通気口をカバーの左右にあけ、抜穴に対して両通気口が左右に離れた位置関係にあるマイコンメーター用裏蓋通気構造を前提とする。そして、請求項1記載の発明は、通気口が、カバーの正面から底面にかけて屈曲して形成してあることを特徴とする。
凹部は、段差状に一段凹むものであっても良いが、内部空間内への水の浸入を高いレベルで防止するには、請求項2又は3記載の発明のように、凹部が下に向かって複数段、階段状に窪むもので、上凹部に抜穴をあけ、カバーには下凹部の左右部分に相当する箇所に通気口を設けてあるものでも良い。上凹部は横方向に凹んでいるので、抜穴は上凹部の底面に設けても良いし、上凹部の上面に設けても良い。
複数段、階段状に窪む凹部は、上凹部と下凹部を同一幅に形成しても良いが、内部空間内への水の浸入を高いレベルで防止するには、請求項4記載の発明のように、下凹部を上凹部よりも左右に幅広に形成し、カバーにはその幅広部分に相当する箇所に通気口を設けてあるものでも良い。
本発明は、通気口がカバーの正面から底面にかけて屈曲して形成してあるので、通気口を覆うように水が付いたとしても、底面にのみ通気口を形成する従来品に比べて、通気口の高低差があることから、通気口が水膜で覆われにくくなり、その結果、内部空間内への水の浸入を高いレベルで防止できる。
また、凹部を下に向かって複数段窪ませ、上凹部に抜穴をあけ、下凹部の左右部分が通気口に通じる構造の場合は、通気口を通過した水は上凹部の段差を乗り越えなければ抜穴に到達できないことから、上凹部の段差が障害物となって、内部空間内への水の浸入を高いレベルで防止できる。
さらに、下凹部を上凹部よりも左右に幅広に形成し、その幅広部分に相当する箇所に通気口を設けてある構造であれば、通気口を通過した空気が抜穴に達するには、通気空間の下凹部に相当する箇所を上凹部の真下箇所まで真横に移動し、その後、上凹部の段差を乗り越えるという具合に、複雑なルートを通る必要があるので、内部空間内への水の浸入を一段と高いレベルで防止できる。
本発明に用いるガスメーターはマイコンメーターであって図7から図9に示すように、メーター本体1の上部に保安装置を組み込む内部空間2を有し、内部空間2の下にガス室3を仕切って形成し、その仕切りの一部として圧力スイッチ4を固定してある。そして、内部空間2内の大気圧とガス室3の差圧を圧力スイッチ4で検出して、ガス室3の圧力を測定している。ガス入口5とガス室3を繋ぐ通路、並びにガス出口6と計量室7を繋ぐ通路は図示しないが、ガス室3内に形成されている。内部空間2の裏面側には枠状の取付部8を有し、取付部8に箱形の裏蓋9のフランジ10を気密材(図示せず)を介してビス止めしてある。
本発明の裏蓋通気構造は、内部空間2を大気と連通させつつも水・埃・蟻等の侵入を防止するために以下の工夫がなされている。図1から図3に示すように裏面側から視て裏蓋9の正面には、下方に向かって二段階に窪む凹部11を設け、上側の浅い窪みを上凹部12、下側の深い窪みを下凹部13とし、下凹部13を上凹部12よりも左右に幅広に且つ正面下部から底面の範囲に亘って形成してある。上凹部12には通気用の抜穴14を横幅中央部の上側に形成し、抜穴14に網15付きのキャップ16を着脱可能に(スナップ式に)嵌め込んで、通気を確保しつつ埃や蟻等の侵入を防いである。上凹部12は横方向に凹んでおり、図1(ハ)には、抜穴14を上凹部12の底面に形成した例を示してあり、図4には、抜穴14を上凹部12の上面に形成した別の例を示してある。また、凹部11を覆うカバー17を裏蓋9の特定箇所に位置決めするために、カバー17の肉厚分だけ凹部11の周囲Sを窪ませてあり、カバー17を裏蓋9に接着することによって凹部11の窪み分の通気空間18を形成してある。通気空間18の下凹部13に相当する箇所に通じる通気口19を、裏面側から視てカバー17の左右端部の正面から底面に亘って形成してある。
カバー17は、L字状に屈曲した板で、その屈曲部分にRを付けると共に、底面の先端に向かうにつれて爪先下がりに傾斜し、下凹部13の窪みよりも深い位置(図1(ロ)参照)まで通気口19をあけて、下凹部13の底に水が溜まらないようにしてある。なお、カバー17は、元々は図5に示すように平らな板の左右両端部の下側部分に、通気口19となる切り欠き20を形成したもので、切り欠き20を下方に向かって幅広になる状態にして水抜き性を良くしてある。
キャップ16は図6に示すように、抜穴14に引っ掛ける膨大部21を、筒22の先端に有し、筒22の他端に基板23を有し、基板23に網15が筒22を塞ぐ状態で貼られている。また、弾力性を利用して口径を一時的に狭くする切り込み24が筒22の先端から基板に向かって円周方向に複数形成してあり、切り込み24の分だけ筒22の口径が狭まって抜穴14に嵌まり込む。
(イ)図は本発明のマイコンメーター用裏蓋通気構造の裏蓋の正面図、(ロ)図は底面図、(ハ)図はA−A線拡大断面図である。 裏蓋、カバー、キャップを分解した状態を示す斜視図である。 カバーを外した裏蓋の正面図である。 抜穴をあける上凹部の上面にあけた別の例を示す断面図である。 カバーとなる元の平板を示す正面図である。 キャップを示す正面図、側面図である。 (イ)図はガスメーターの裏面図、(ロ)図は裏蓋を外したガスメーターの裏面図である。 (イ)図はガスメーターの側面図、(ロ)図は内部空間内を示す断面図である。 内部空間、ガス室、計量室等を示す要部断面図である。 (イ)図は従来の圧力計測用通気構造を示す裏面図、(ロ)図は底面図である。
符号の説明
2 内部空間
3 ガス室
9 裏蓋
11 凹部
12 上凹部
13 下凹部
14 抜穴
17 カバー
18 通気空間
19 通気口

Claims (4)

  1. 大気と通気された内部空間(2)とガス室(3)との差圧によってガス圧を計測し、その内部空間(2)内への水の浸入を阻止するために、内部空間(2)の裏面側を覆う箱形の裏蓋(9)の正面には段差状に窪む凹部(11)を底面に達するまで形成し、通気用の抜穴(14)を凹部(11)にあけると共に、凹部(11)を覆い隠すカバー(17)を裏蓋の正面から底面の範囲に付け、カバー(17)と凹部(11)との間に通気空間(18)を形成すると共に、通気空間(18)に通じる通気口(19)をカバー(17)の左右にあけ、抜穴(14)に対して両通気口(19,19)が左右に離れた位置関係にあるマイコンメーター用裏蓋通気構造において、
    通気口(19)が、カバー(17)の正面から底面にかけて屈曲して形成してあることを特徴とするマイコンメーター用裏蓋通気構造。
  2. 大気と通気された内部空間(2)とガス室(3)との差圧によってガス圧を計測し、その内部空間(2)内への水の浸入を阻止するために、内部空間(2)の裏面側を覆う箱形の裏蓋(9)の正面には段差状に窪む凹部(11)を底面に達するまで形成し、通気用の抜穴(14)を凹部(11)にあけると共に、凹部(11)を覆い隠すカバー(17)を裏蓋の正面から底面の範囲に付け、カバー(17)と凹部(11)との間に通気空間(18)を形成すると共に、通気空間(18)に通じる通気口(19)をカバー(17)の左右にあけ、抜穴(14)に対して両通気口(19,19)が左右に離れた位置関係にあるマイコンメーター用裏蓋通気構造において、
    凹部(11)が下に向かって複数段、階段状に窪むもので、上凹部(12)に抜穴(14)をあけ、カバー(17)には下凹部(13)の左右部分に相当する箇所に通気口(19)を設けてあることを特徴とするマイコンメーター用裏蓋通気構造。
  3. 凹部(11)が下に向かって複数段、階段状に窪むもので、上凹部(12)に抜穴(14)をあけ、カバー(17)には下凹部(13)の左右部分に相当する箇所に通気口(19)を設けてあることを特徴とする請求項1記載のマイコンメーター用裏蓋通気構造。
  4. 下凹部(13)を上凹部(12)よりも左右に幅広に形成し、カバー(17)にはその幅広部分に相当する箇所に通気口(19)を設けてあることを特徴とする請求項2又は3記載のマイコンメーター用裏蓋通気構造。
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