JP4509511B2 - 塗布具 - Google Patents

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本発明は、頭髪へ毛染め液を塗布する場合に使用する容器キャップ等として使用可能な塗布具に関するものである。
頭髪へ毛染め液を塗布する場合に使用する容器キャップとして、中空の櫛歯が幅方向に並んでクシ形体に形成され、各櫛歯の先端部には隣接する櫛歯に向けて横向きに開口する吐出口が設けられ、この吐出口から毛染め液などの内容液を吐出させるようにしたものが知られている(特許文献1参照)。また、これとは別の容器キャップとして、中空の櫛歯が幅方向に並んでクシ形体に形成され、各櫛歯の先端部には小さな間隔をおいて一対の液溜片が突設され、これら液溜片の相互間で二股状になった部分に吐出口が設けられ、この吐出口から毛染め液などの内容液を吐出させるようにしたものが知られている(特許文献2や3参照)。
特開平10−137029号公報 特開2001−19015号公報 特開2001−19016号公報
櫛歯の先端部で隣接する櫛歯に向けて横向きに吐出口が設けられたタイプの容器キャップ(特許文献1)では、容器側から櫛歯内部を送られる内容液が90°の向き変え後に吐出口を経て吐出されることからその管路抵抗は大きくなり、十分な吐出量を得るための操作(例えば容器を凹ますように押す)に大きな力を要するといった問題があった。また、この容器キャップを製作するには、櫛歯を中空とし且つこれに直交する吐出口を設けるために可動ピンを有した複雑構造の金型が必要になり、結果、この金型に対するメンテナンスの面倒さなどからコスト高を招来するということがあった。
一方、櫛歯の先端部に一対の液溜片が設けられたタイプの容器キャップ(特許文献2及び3)では、吐出口を出た内容液が液溜片相互間に溜まるだけで、液溜片を乗り越えて櫛歯の隣接間に回り込むといったことは殆ど起こらない。そのため、櫛歯相互間で頭髪を梳くようにしても、この頭髪に内容液が塗布され難いということがあった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、頭髪へ毛染め液を塗布する場合に使用する容器キャップ等として使用可能な塗布具において、この毛染め液などの内容液を吐出するときの操作が軽快に行え、また頭髪などに対する内容液の塗布が十分に行え、製造コストの低廉化も図れるようにした塗布具を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明は次の手段を講じた。
即ち、本発明に係る塗布具1は、中空の塗布具本体5と、この塗布具本体5の先方に内部連通しつつ先端部11aが行き止まりとなって設けられた吐出部6と、この吐出部6の外部で更に先方へ突出して設けられた均し部7とを有している。
塗布具本体5は内容液を入れる容器自体としてもよいし、この容器2の口部3に対して着脱自在に設けるキャップ構造としてもよい。いずれにしても、この塗布具本体5の中空になった内部から吐出部6の内部へ向けて内容液が供給されることになる。また均し部7は、例えば幅方向で複数本の櫛歯16が並んだクシ形状に形成されたもの、幅方向で凹凸を繰り返した凹凸板状(波板状など)に形成されたもの、幅方向で小さな突起が設けられたもの、等とすればよい。
そして吐出部6には、塗布具本体5内からこの吐出部6内へ供給される内容液を均し部7に沿わせつつ先方外部へ流出させる吐出孔13が設けられている。また吐出部6には、吐出孔13から塗布具本体5側へ向けた外部面で扁平化された塗布面12が設けられている。
このような構成であると、塗布具本体5内から吐出部6内へ供給された内容液は、この供給流れと同一方向を保ったままその延長として吐出孔13から外部へ流出し、更にその先方にある均し部7へと供給されることになる。従って内容液を吐出するときの操作が軽快に行える。しかも、吐出孔13から外部へ流出した内容液は、均し部7の根本側から先端へ向けて満遍なく付着する状態となるので、この均し部7を例えば頭髪などへこすりつけるようにすることで、頭髪に対する内容液の塗布が十分に行えることになる。また、吐出部6に設けられている吐出孔13は、塗布具本体5の中空内部等を成形するときと同一方向へ型抜きを行える構造であるから、複雑な金型を要せずして製造することができ、もって製造コストの低廉化が図れることになる。
均し部7を上記したクシ形状にする場合は、頭髪などに対して梳くように(ブラッシングするように)用いることになる。この場合、吐出部6の塗布面12は均し部7の全ての櫛歯16の根本部にわたる範囲で形成されているものとすればよい。これにより、頭髪などに対する内容液の塗布面積を塗布面12で幅広く拡散させることができ、有効活用できる。なお、均し部7に設けられる櫛歯16を、この塗布具1を容器2へ取り付けるときの軸心に対して斜め先方へ向けて傾斜して形成したり、吐出部6に設けられる行き止まり部11の先端部11a及び塗布面12を、この塗布具1を容器2へ取り付けるときの軸心に対して斜め先方へ向けて傾斜して形成しておくと、様々な使用状況や使用箇所に応じて使い便利を向上させることができる。更に吐出部6に設けられる吐出孔13は、均し部7における各櫛歯16の根本部が隣接する股間部で吐出部6の両面に跨って開口されたものとすることもできる。
本発明に係る塗布具は、頭髪へ毛染め液を塗布する場合に使用する容器キャップ等として使用可能であって、この毛染め液などの内容液を吐出するときの操作が軽快に行え、また頭髪などに対する内容液の塗布が十分に行え、製造コストの低廉化も図れる。
以下、本発明の実施の形態を、図面に基づき説明する。
図1乃至図4は本発明に係る塗布具1の第1実施形態を示している。この塗布具1は毛染め液などを入れる容器2に対してその口部3に設けられるものである。この容器2の一例として、塗布具1とは別体形成されその口部3が容器2の本体部分よりも一回り径小に絞られて短筒形状に形成されたものを示している。この塗布具1は、塗布具本体5と吐出部6と均し部7とを有している。これらはPPや塩化ビニルなどの適宜樹脂材を素材として一体的に設けられている。
塗布具本体5は、容器2の口部3に外嵌する中空円盤形のキャップ形状に形成されている。この塗布具本体5の外径は容器2の外径と略同等になっている。容器2における口部3の外周面まわりに雄ねじ3aを設け、塗布具本体5の内周面にこの雄ねじ3aと螺合可能な雌ねじ5aを設けておくことで、この塗布具1を容器2の口部3に対してねじ構造により、着脱自在とすることができる。この場合、雄ねじ3a及び雌ねじ5aはリードの粗いものとすれば塗布具1の着脱が容易となり、反対にリードの細かいものとすれ塗布具1と容器2との結合強度を高めることができる。この塗布具本体5の内周部に、容器2の口部3をその内側からバックアップするように円環状の液だれ片8を設けておくことで、一層の液漏れ防止効果を得ることができ好適である。なお、雄ねじ3a及び雌ねじ5aを設けず、締まり嵌めによる嵌合(圧入)構造にしたり、凹側係合部と凸側係合部とによる適宜係合構造にしたりして、塗布具1と容器2とを着脱自在にすることも可能である。
吐出部6は塗布具本体5の先部に設けられている。この吐出部6は、塗布具本体5から先方へ延びる扁平で中空の通路部10と、この通路部10の先端部を閉塞させた行き止まり部11とを有している。通路部10内が中空であるため、塗布具本体5内から送られる内容液は行き止まり部11内へと行き渡る。通路部10は、塗布具本体5の直径方向に対して略一杯にわたる幅寸法を有して形成されており、行き止まり部11は、通路部10と同一幅寸法を有しつつその厚さ分を徐々に減らして先細り形に形成されている。行き止まり部11の先端部11aは、この塗布具1を容器2へ取り付けるときの軸心に対して直交して設けられており、その側面形状としてアール面取りが施されたものとなっている(図2参照)。
この行き止まり部11の外部面では、先端部11aへ向けてその両側から相互近接するように傾斜する部分(表裏両側)が、それぞれ、ほぼ扁平な(平面的又は僅かなカーブ成分を有した曲面的な面の)塗布面12として形成されている。そしてこれら塗布面12は吐出部6の幅一杯に及んでいる。また、この行き止まり部11には、両側の塗布面12においてそれぞれ先端部11a寄りとなる位置に、その幅方向で互いに所定間隔をおいて複数の吐出孔13が設けられている。これら各吐出孔13は、塗布具本体5の内部から吐出部6の内部へと内容液が供給されるときに、この供給流れと同一方向を保ったまま内容液が外部へ流出するように(そのような向きで)開口している。
均し部7は、吐出部6より更に先方へ突出して設けられている。この均し部7は、吐出部6の先端部11aでその幅方向に沿って複数本の櫛歯16が並んだクシ形状に形成されている。各櫛歯16は、この塗布具1を容器2へ取り付けるときの軸心に対して平行する方向で突出しており、それぞれの先端部は先細り形に形成され且つその側面形状としてアール面取りが施されている(図2参照)。各櫛歯16は、吐出部6に設けられた吐出孔13と交互配置になっている。すなわち、櫛歯16と櫛歯16との隣接間(股間部)にそれぞれ吐出孔13が位置付けられている。なお、吐出部6の塗布面12は、上記したように吐出部6の幅一杯に及んでいるので、この均し部7の全ての櫛歯16の根本部にわたって形成されていることになる。このようなことから、吐出部6の各吐出孔13からその先方へ向けて流出する内容液は、均し部7の各櫛歯16に沿って更に先方へと導かれる。
このような構成の塗布具1を内容液の入った容器2の口部3へ取り付け、容器2を上下逆向きにし、また必要に応じて容器2を凹ますようにして内容液の取りだし操作をしたとする。すると、内容液は容器2から塗布具本体5の内部を経て吐出部6の内部へと送られ、この吐出部6の行き止まり部11内を満たすようになる。そして内容液は、この吐出部6の各吐出孔13から外部へと流出し、塗布具本体5から吐出部6へ向く供給流れと同一方向を保ったままその延長として均し部7の各櫛歯16のまわりへと供給される。従って均し部7の各櫛歯16まわり、或いは隣接する櫛歯16の相互間に内容液が付着し、必要に応じて液溜まりを生じさせることもできる。
このとき、均し部7を例えば頭髪などへ差し込んでおいたり、頭髪を梳くようにしたりすることで、均し部7の各櫛歯16まわり、或いは隣接する櫛歯16の相互間に液溜め状態にさせた内容液を頭髪に対して満遍なく塗布することができる。また一旦、頭髪に塗布した内容液を塗布面12によって頭髪へこすりつけ、拡散さるような使い方もできる。
図5は本発明に係る塗布具1の第2実施形態を示している。この第2実施形態の塗布具1では、均し部7に設けられる櫛歯16が、この塗布具1を容器2へ取り付けるときの軸心に対して斜め先方へ向けて傾斜した状態で設けられている。その他の構成は第1実施形態と略同様である。このような塗布具1では、容器2を持つ傾きと均し部7における各櫛歯16の傾きとが異なり、櫛歯16の方が傾きが大きくなるので、結果として容器2の傾け方を抑えても櫛歯16を所定角度に傾けることができるという取り扱い上の利便性が図れるものである。
図6は本発明に係る塗布具1の第3実施形態を示している。この第3実施形態の塗布具1では、均し部7に設けられる櫛歯16は、この塗布具1を容器2へ取り付けるときの軸心と平行しているが、吐出部6に設けられる行き止まり部11の先端部11a及び塗布面12は、この塗布具1を容器2へ取り付けるときの軸心に対して斜め先方へ向けて傾斜した状態で設けられている。その他の構成は第1実施形態と略同様である。このような塗布具1では、容器2を持つ傾きと均し部7における行き止まり部11の先端部11a及び塗布面12の傾きとが異なり、また均し部7の各櫛歯16の突出長さも異なってくるので、容器2の傾け方を種々に変えたときに、塗布面12を頭髪などへこすりつける角度や櫛歯16を届かせる範囲を微妙に変更できるといった取り扱い上の利便性が図れるものである。
図7は本発明に係る塗布具1の第4実施形態を示している。この第4実施形態の塗布具1では、均し部7に設けられる櫛歯16だけでなく、吐出部6に設けられる行き止まり部11の先端部11a及び塗布面12のいずれもが、この塗布具1を容器2へ取り付けるときの軸心に対して斜め先方へ向けて傾斜した状態で設けられている。その他の構成は第1実施形態と略同様である。このような塗布具1では、上記した第2実施形態や第3実施形態の利便性を併せ持った使用が可能となる。
図8は本発明に係る塗布具1の第5実施形態を示している。この第5実施形態の塗布具1では、取り付けの対象とする容器2において、その口部3が容器2の本体部分に比べて格段に径小に絞られ、これに対して塗布具1の塗布具本体5の外径が容器2の外径と略同等になっている場合への適応例であって、塗布具本体5と容器2の口部3との間に中間部材20が用いられている。その他の構成は第1実施形態と略同様である。
この中間部材20は、塗布具1の塗布具本体5に対して内嵌合可能となる外輪部21と、容器2の口部3に対して外嵌合可能となる内輪部22と、これら外輪部21と内輪部22とを両者の上端部で連結するドーナツ板状の上板部23とを有している。成形素材は樹脂でも金属でもよい。
この中間部材20と塗布具1との結合構造や、この中間部材20と容器2との結合構造は、ねじ構造、嵌着(圧入)構造、係合構造、接着構造など、何を採用してもよい。ただ、中間部材20と塗布具1との結合又は中間部材20と容器2との結合のいずれか一方は、必要に応じて着脱自在なものとするのが好適である。図例における中間部材20と塗布具1との結合構造は、中間部材20の外輪部21にその外周面を一周する周凸条25が設けられ、これに対して塗布具1の塗布具本体5にはその内周面を一周する周溝26が設けられて、これら周凸条25と周溝26とで凹凸嵌合させるものとしてある。また図例における中間部材20と容器2との結合構造は、容器2の口部3にその外周面まわりを周回する雄ねじ3aが設けられ、これに対して中間部材20の内輪部22にはその内周面に上記雄ねじ3aと螺合可能な雌ねじ22aが設けられ、これら雄ねじ3aと雌ねじ22aとでねじによる着脱ができるものとしてある。
なお、中間部材20には、塗布具1の塗布具本体5に対してその内周部に設けられた液だれ片8と係合する円周堰26が設けられ、液だれ片8によるバックアップを受けて液漏れ防止効果を得るようにしてある。加えて、この中間部材20には、容器2の口部3をその内側からバックアップするように円環状の液だれ片27が設けられ、ここでの液漏れ防止効果をも得られるようにしてある。
このような中間部材20を具備する塗布具1では、塗布具本体5の外径、容器2における本体部分の外径、及び容器2における口部3の外径といった三者間において、それらの相関関係を自由に設定できることになる。すなわち、広口の容器2に対しても、小口の容器2に対しても、塗布具1の装着が可能になるものである。
図9は本発明に係る塗布具1の第6実施形態を示している。この第6実施形態の塗布具1では、吐出部6に設けられる吐出孔13が、行き止まり部11の先端部11aを跨ぐように開口されたものである。すなわち、この吐出孔13は両側の塗布面12に対して各別に設けられたものではなく、両側の塗布面12間で繋がって開口していると言うことができる。その他の構成は第1実施形態と略同様である。
このような吐出孔13から内容液が流出することで、内容液の流出時における管路抵抗は更に減少し、内容液を吐出するときの操作が一層軽快に行える。また、均し部7の各櫛歯16に沿って先方へ導かれるときの指向性も高くなり、各櫛歯16まわり、或いは隣接する櫛歯16の相互間に内容液が付着しやすくなって、液溜まりを生起させやすいという利点がある。吐出孔13について、この第6実施形態のものを選択するか或いは第1実施形態のものを選択するかは、内容液の粘度などを観点として判断すればよい。
図10及び図11は本発明に係る塗布具1の第7実施形態を示している。この第7実施形態の塗布具1では、均し部7が、幅方向で凹部30(溝状部分)と凸部31(畝状部分)とを繰り返した凹凸板状に形成されたものである。そして、この均し部7における根本部の両側面のうち、凹部30となる箇所に対応させて吐出孔13が設けられている。その他の構成は第1実施形態と略同様である。なお、図例では一つ一つの凹部30や凸部31が滑らかなカーブ断面を描いたものとなって、全体で波板形状を呈したものを示してあるが、三角折れした屏風状を呈するもの、或いは四角形状に鉤折れしたジグザグ板状を呈するものとしてもよい。また均し部7は、吐出部6などとは異なる柔軟な材質(樹脂やゴムなどの可撓性や弾性を具備した材質)で形成することも可能である。
均し部7を上記のような凹凸板状にしておくと、頭髪などに対して均し部7の側面を面接触状にこすりつけることができるので、一度に広い面積にわたって内容液を塗布するうえで好都合となる。しかも凹部30では内容液の溜まりを生じさせることができるので、内容液の塗布量を必要に応じて増量させることもできる。
図12及び図13は本発明に係る塗布具1の第8実施形態を示している。この第8実施形態の塗布具1では、吐出部6が、幅方向に扁平で且つ先方ほど薄くなるヘラ形体に形成されたものである。そして均し部7は、この吐出部6の先端部11aでその幅方向に複数並んで突出する小さな突起35を有して形成されたものとなっている。また吐出部6に設けられる吐出孔13は、均し部7における根本部で吐出部6の両面に各別に配置されている。その他の構成は第1実施形態と略同様である。なお、図例では一つ一つの突起35の先端及び突起35相互間にできる股間部(行き止まり部11の先端部11a)が滑らかなカーブ輪郭を描いたものを示してあるが、三角形や四角形を繰り返したギザ歯状乃至角歯状のものとしてもよい。
このような塗布具1では、頭髪などに対して吐出部6の側面を面接触状にこすりつけることができるので、一度に広い面積にわたって内容液を塗布するうえで好都合となる。また、第1実施形態のように均し部7をクシ形状とした場合に準じて、頭髪などを梳くように(ブラッシングするように)用いることも、ある程度は可能になるし、突起35で頭髪などの生え際を分けつつ、頭皮へ内容液を行き渡らせるという使い方もできる。
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、実施の状況に応じて適宜変更可能である。例えば、この塗布具1は容器2と一体的に形成したり、或いは容器2に対して不分離状態に結合させたりすることも可能である。また、内容液は毛染め液に限らず、増毛剤やその他各種の薬剤、或いはシャンプーなどでもよく、また用途としても、頭髪以外の体毛へ除毛剤を塗布したり、ペットにシャンプーや各種薬剤を塗布したりするのに使用できる。頭髪以外の体毛へ除毛剤を塗布する場合は、第7実施形態(図10及び図11参照)や、第8実施形態(図12や図13)が特に適している。
本発明に係る塗布具の第1実施形態を示した判断面正面図である。 本発明に係る塗布具の第1実施形態を示した判断面側面図である。 本発明に係る塗布具の第1実施形態を示した平面図である。 第1実施形態の塗布具の吐出部及び均し部を示した斜視図である。 本発明に係る塗布具の第2実施形態を示した正面図である。 本発明に係る塗布具の第3実施形態を示した正面図である。 本発明に係る塗布具の第4実施形態を示した正面図である。 本発明に係る塗布具の第5実施形態を示した判断面正面図である。 本発明に係る塗布具の第6実施形態についてその吐出部及び均し部を示した斜視図である。 本発明に係る塗布具の第7実施形態についてその吐出部及び均し部を示した斜視図である。 本発明に係る塗布具の第7実施形態を示した平面図である。 本発明に係る塗布具の第8実施形態についてその吐出部及び均し部を示した斜視図である。 本発明に係る塗布具の第8実施形態を示した判断面側面図である。
1 塗布具
5 塗布具本体
6 吐出部
7 均し部
11a 先端部
12 塗布面
13 吐出孔
16 櫛歯
30 凹部
35 突起

Claims (5)

  1. 中空の塗布具本体(5)と、この塗布具本体(5)の先方に内部連通しつつ先端部(11a)が行き止まりとなって設けられた吐出部(6)と、この吐出部(6)の外部で更に先方へ突出して設けられた均し部(7)とを有し、吐出部(6)には塗布具本体(5)の内部を通って当該吐出部(6)内に供給される内容液を均し部(7)に沿わせつつ先方外部へ流出させる吐出孔(13)が設けられていると共にこの吐出孔(13)から塗布具本体(5)側へ向けた外部面で扁平化された塗布面(12)が設けられ
    前記均し部(7)は幅方向で複数本の櫛歯(16)が並んだクシ形状に形成されており、前記吐出部(6)の塗布面(12)は均し部(7)の全ての櫛歯(16)の根本部にわたる範囲で形成されていることを特徴とする塗布具。
  2. 前記均し部7に設けられる櫛歯16が、この塗布具1を容器2へ取り付けるときの軸心に対して斜め先方へ向けて傾斜した状態で設けられていることを特徴とする請求項1記載の塗布具。
  3. 前記吐出部6に設けられる行き止まり部11の先端部11a及び塗布面12は、この塗布具1を容器2へ取り付けるときの軸心に対して斜め先方へ向けて傾斜した状態で設けられていることを特徴とする請求項1記載の塗布具。
  4. 前記吐出部(6)に設けられる吐出孔(13)は均し部(7)の各櫛歯(16)の根本部が隣接する股間部で吐出部(6)の両面に跨って開口されたものであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の塗布具。
  5. 前記塗布具本体(5)は、内容液を入れる容器(2)の口部(3)に対して着脱自在なキャップ構造を有していることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の塗布具。
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