JP4509189B2 - Icチップ搭載用基板 - Google Patents

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Description

本発明は、ICチップを搭載するパッケージ基板に適用可能なIC搭載用基板に関するものである。
従来より、ICチップとパッケージ基板とを、インターポーザを介在させて接続することが行われている。インターポーザは、パッケージ基板の最外層のパッドに対して半田バンプによって接続されている。特許文献1には、ラフピッチパッケージ基板のパッドに、4層配線インターポーザを半田バンプにより取り付ける半導体集積回路装置が開示されている。
特開2001−102479号公報
しかしながら、従来技術では、インターポーザとパッケージ基板とを高抵抗の半田から成る半田バンプで接続しているため、該インターポーザに搭載されるICチップが瞬時的に大電力を消費する際に、半田バンプでの電圧降下量が大きく、一定範囲の電圧値を維持することが難しく、電圧降下によってICチップが誤動作する原因と成った。
更に、インターポーザをパッケージ基板に実装する際には、インターポーザ側の半田バンプとパッケージ基板の接続パッドとの位置合わせ、リフロー、アンダーフィルの充填等の複雑な作業が必要となっていた。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、無機基板を内蔵し、電気抵抗の低いIC搭載用基板を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1のIC搭載用基板は、第1導体回路35を有する導体層と樹脂絶縁層34とが交互に積層されてなる第1ビルドアップ層37を有するプリント基板100と、
当該プリント基板100の一方の面側において、前記第1ビルドアップ層37のうち最外層に位置する導体層35上及び樹脂絶縁層34上に形成されてなる低弾性樹脂層60と、
当該低弾性樹脂層60上に形成されてなるセラミック又はシリコンからなる低熱膨張性基板62と、
当該低熱膨張性基板62及び前記低弾性樹脂層60を貫通するスルーホール導体74と、
前記低熱膨張性基板62の一方の面側に形成されてなる第2導体回路75とを備え、
前記スルーホール導体74は、前記第1ビルドアップ層37のうち最外層に位置する導体層35と前記低熱膨張性基板62上の第2導体回路75とを電気的に接続してなることを技術的特徴とする。
請求項1のIC搭載用基板は、プリント基板の第1ビルドアップ層上に低弾性樹脂層を介在させて低熱膨張性基板を設け、該低熱膨張性基板上に第2導体回路を設けて成る。プリント基板の導体パッドと第2導体回路とが、低熱膨張性基板の貫通孔に形成されたスルーホール導体により接続されている。低熱膨張性基板を介在させる接続を、該スルーホール導体により行い半田を用いないため、内部配線の電気抵抗が低い。このため、搭載されるICチップへの電力供給を円滑に行え、ICチップが瞬時的に大電力を消費する際にも、IC搭載用基板での電圧降下量が小さくなり、一定範囲の電圧値を維持することができ、ICチップの誤動作を防ぐことができる。また、半田を用いないため、リフローのための位置合わせ、リフロー、アンダーフィルの充填等の複雑な作業の必要が無く、製造を簡易化できる。更に、セラミック又はシリコンの低熱膨張性基板を用いるため、例えば、該低熱膨張性基板上に薄膜コンデンサを形成する場合、平滑であり誘電体形成が容易であるため、歩留まりを向上させることができる。更に、薄膜コンデンサは、焼成により低熱膨張性基板に形成してからプリント基板に取り付けることが可能であるため、焼成後の良品のみをプリント基板に取り付けることで、コンデンサの歩留まりに関係なく、IC搭載用基板を製造することができる。更に、プリント基板の最外層に、低弾性樹脂層を介在させて低熱膨張性基板を取り付けるため、プリント基板の熱膨張係数と、低熱膨張性基板の熱膨張係数との違いにより発生する応力を、該低弾性樹脂層で吸収し、内部で断線等が発生することを防ぐことができる。
請求項のIC搭載用基板は、プリント基板の第1ビルドアップ層上に低弾性樹脂層を介在させて低熱膨張性基板を設け、該低熱膨張性基板上に第2ビルドアップ配線層を設けて成る。プリント基板の第1ビルドアップ層の導体パッドと第2ビルドアップ配線層とが、低熱膨張性基板の貫通孔に形成されたスルーホール導体により接続されている。低熱膨張性基板を介在させる接続を、該スルーホール導体により行い半田を用いないため、内部配線の電気抵抗が低い。このため、搭載されるICチップへの電力供給を円滑に行え、ICチップが瞬時的に大電力を消費する際にも、IC搭載用基板での電圧降下量が小さくなり、一定範囲の電圧値を維持することができ、ICチップの誤動作を防ぐことができる。また、セラミック又はシリコンの平滑な低熱膨張性基板の上に第2ビルドアップ配線層を設けるため、スルーホール導体、配線層(回路配線)をファインピッチに形成することができる。
請求項3では、第2ビルドアップ層のうち最外層に位置するICチップ接続用の導体層(パッド)のピッチは、スルーホール導体のピッチより狭い。このため、ファインピッチなICチップの端子をファンアウトし、広いピッチ幅のドータボート等の基板に接続させることができる。
請求項4のIC搭載用基板では、第2ビルドアップ層のうち最下層に位置する導体層のピッチは、スルーホール導体のピッチとほぼ同一であるため、一定面積で最も効率良くスルーホール導体を配置することができる。
請求項5のIC搭載用基板では、低熱膨張性基板のスルーホール導体の径は、低熱膨張性基板の第2導体回路うちの導体パッドの径よりも小さいため、貫通孔の口径を小さくすることで、薄い低熱膨張性基板でクラックの発生を防ぐことができる。
請求項6のIC搭載用基板では、低熱膨張性基板がシリコンよりなるため、低熱膨張性基板を薄くしても強度が保て、IC搭載用基板の厚みを薄くすることで、内部配線の長さを短くすることができる。
請求項7のIC搭載用基板では、低弾性樹脂層が、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、架橋ゴム粒子及び硬化触媒を含む樹脂組成物よりなる群から選択される少なくとも1種類から成るため、低弾性樹脂層のCTEを50ppm以下に容易に調整できる。
請求項8のIC搭載用基板の低弾性樹脂層は、30℃におけるヤング率が10MPa〜1GPaであるため、プリント基板の熱膨張係数と、低熱膨張性基板の熱膨張係数との違いにより発生する応力を、該低弾性樹脂層で吸収し、内部で断線等が発生することを防ぐことができる。
請求項9のIC搭載用基板では、低熱膨張性基板上に、L、C、R、VRM等の受動素子の少なくとも1が設けられている。焼成により低熱膨張性基板に形成してからプリント基板に取り付けることが可能であるため、焼成後の良品のみをプリント基板に取り付けることで、受動素子の歩留まりに関係なく、IC搭載用基板を製造することができる。
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態に係るIC搭載用基板について図1〜図9を参照して説明する。
図1(A)は、IC搭載用基板を構成する多層ビルドアップ配線板100の断面を示す。図8は、IC搭載用基板10の断面図を、図9は、図8に示すIC搭載用基板10にICチップ90を取り付け、ドータボード96へ載置した状態を示している。図8に示すように、IC搭載用基板10では、図1(A)に示す多層ビルドアップ配線板100の第1ビルドアップ層37に、低弾性樹脂層60を介在させてシリコン基板62を設け、更に、シリコン基板62上に、導体回路18を有する層間樹脂絶縁層12を設け、該層間樹脂絶縁層12上に、導体回路28を備える層間樹脂絶縁層22を設けてなる。層間樹脂絶縁層12は、バイアホール導体16を介して接続され、層間樹脂絶縁層22は、バイアホール導体26を介して接続がなされる。バイアホール16及び導体回路18を有する層間樹脂絶縁層12と、バイアホール26及び導体回路28を備える層間樹脂絶縁層22とが第2ビルドアップ層20を構成する。層間樹脂絶縁層22の上層には、例えば、ソルダーレジスト層76が設けられ、ソルダーレジスト層76の開口76aから露出した導体回路28及びバイアホール導体26がICチップ90を搭載するためのパッドを構成する。
図1(A)に示すように、多層ビルドアップ配線板100は、ガラスエポキシ樹脂またはBT(ビスマレイミドトリアジン)樹脂からなり芯材を備えるコア基板30の表裏に層間樹脂絶縁層34、34が設けられ、コア基板30及び層間樹脂絶縁層34を貫通するスルーホール36が形成されている。コア基板30の表面には導体回路32が形成されている。スルーホール36の内部は例えば樹脂36aが充填され、両端部にはランド36bが形成され、上面側のランドは、実装用導体パッド36bを構成している。層間樹脂絶縁層34上には実装用導体パッド36bと共に第1導体回路35が形成されている。上面側の層間樹脂絶縁層34、実装用導体パッド36b及び第1導体回路35が第1ビルドアップ層37を構成している。下面側の層間樹脂絶縁層34の外層には、導体回路42及びバイアホール40を備える層間樹脂絶縁層38が設けられ、該層間樹脂絶縁層38の外層には、導体回路50及びバイアホール48を備える層間樹脂絶縁層52が設けられている。層間樹脂絶縁層52の外層には、例えばソルダーレジスト層58が設けられ、ソルダーレジスト層58の開口58aにより露出された導体回路50及びバイアホール48が、ドータボード96への接続用のパッドを構成する。
図9中に示すように、IC搭載用基板10の上面側の半田バンプ82は、ICチップ90のパッド92へ接続される。一方、下面側の半田バンプ84は、ドータボード96のパッド98へ接続される。
図8に示すように第1実施形態のIC搭載用基板10は、多層ビルドアップ配線板100の第1ビルドアップ層37上に低弾性樹脂層60を介在させてシリコン基板62を設け、該シリコン基板62上に第2ビルドアップ層20を設けて成る。多層ビルドアップ配線板100の実装用導体パッド36b及び第1導体回路35と第2ビルドアップ層20とが、シリコン基板62の貫通孔64に形成されたスルーホール導体74により接続されている。シリコン基板62を介在させる接続を、該スルーホール導体74により行い、半田を用いないため、内部配線の電気抵抗が低い。このため、搭載されるICチップ90への電力供給を円滑に行え、ICチップ90が瞬時的に大電力を消費する際にも、IC搭載用基板10での電圧降下量が小さくなり、一定範囲の電圧値を維持することができ、ICチップ90の誤動作を防ぐことができる。また、半田を用いないため、リフローのための位置合わせ、リフロー、アンダーフィルの充填等の複雑な作業の必要が無く、製造工程を簡易化できる。また、平滑なシリコン基板62の上に第2ビルドアップ層20を設けるため、バイアホール導体16、26、配線層(回路配線)18、28をファインピッチに形成することができる。更に、多層ビルドアップ配線板100の最外層に、低弾性樹脂層60を介在させてシリコン基板62を取り付けるため、多層ビルドアップ配線板100(コア基板30)の熱膨張係数と、シリコン基板62の熱膨張係数との違いにより発生する応力を、該低弾性樹脂層60で吸収し、内部で断線等が発生することを防ぐことができる。
第1実施形態のIC搭載用基板10では、シリコンよりなるシリコン基板62を用いるため、シリコン基板62を薄くしても強度が保て、IC搭載用基板10の厚みを薄くすることで、内部配線の長さを短くすることができる。また、放熱性を高めることが可能となる。
第1実施形態のIC搭載用基板10では、シリコン基板62の貫通孔64と、該貫通孔64に設けられるスルーホール導体74との間に絶縁層66が設けられているため、半導体であるシリコン基板62側へ電流が流れるのを防ぐことができる。また、該絶縁層66で、シリコン基板62とスルーホール導体74との熱膨張率差による応力を緩和させることができる。
図9に示すように第1実施形態のIC搭載用基板10では、第2ビルドアップ層20のうち最外層に位置するICチップ接続用の導体層(パッド)のピッチP3は、スルーホール導体74のピッチP1より狭い。このため、ファインピッチなICチップ90のパッド92をファンアウトし、広いピッチ幅のドータボート96のパッド98へ接続させることができる。
図9に示すように第1実施形態のIC搭載用基板10では、シリコン基板62のスルーホール導体74のピッチP1と、多層ビルドアップ配線板100の実装用導体パッド36bのピッチP2とが、同一であるため、一定面積で最も効率良くスルーホール導体74を配置することができる。
第1実施形態のIC搭載用基板10では、シリコン基板62のスルーホール導体74の径D1は、多層ビルドアップ配線板100の実装用導体パッド36bの径D2よりも小さい。このためため、貫通孔64の口径D3を小さくすることで、薄いシリコン基板62でクラックの発生を防ぐことができる。加えて、スルーホール導体76とパッド36bとの高い接続性が確保される。
第1実施形態のIC搭載用基板10では、低弾性樹脂層60が、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、架橋ゴム粒子及び硬化触媒(変性アミン、多官能フェノール、イミダゾール、メルかブタン、酸無水物等)を含む樹脂組成物よりなる群から選択される少なくとも1種類から成る。このため、低弾性樹脂層60のCTEを50ppm以下(好適には10ppm以上)に容易に調整でき、該低弾性樹脂層60で、多層ビルドアップ配線板100(コア基板30)の熱膨張係数と、シリコン基板62の熱膨張係数との違いにより発生する応力を吸収し、内部で断線等が発生することを防ぐことができる。
第1実施形態のIC搭載用基板では、低弾性樹脂層60は、30℃におけるヤング率が10MPa〜1GPaに設定されている。これにより、プリント基板100の熱膨張係数と、低熱膨張性基板62の熱膨張係数との違いにより発生する応力を、該低弾性樹脂層60で吸収し、内部で断線等が発生することを防ぐことができる。
引き続き、図8を参照して上述したIC搭載用基板10の製造方法について図1〜図7を参照して説明する。
(1)図1(A)に示す、上面側の最外層に実装用導体パッド(スルーホールランド)36b及び第1導体回路35から成る第1ビルドアップ層37を備える多層ビルドアップ配線板100に、低弾性樹脂層60を介してシリコン基板62を貼り付ける(図1(B))。この後、研磨を行いシリコン基板62の表面を平滑にすることも可能である。これによりビルドアップ層の形成が容易になる。
(2)レーザにより、実装用導体パッド36bに至る開口64を、シリコン基板62及び低弾性樹脂層60に穿設する(図1(C))。
(3)開口64内、及び、シリコン基板62の表面に樹脂から成る絶縁層66を形成する(図2(A))。
(4)開口64内の絶縁層66に、レーザにより実装用導体パッド36bに至る開口68を形成する(図2(B))。
(5)シリコン基板62表面、及び、開口68内の絶縁層66上に無電解めっきにより無電解めっき膜70を形成する(図2(C))。
(6)無電解めっき膜70を介して、電解めっきを施し、開口68内を電解めっき72で充填する(図3(A))。
(7)所定パターンのエッチングレジスト73を形成する(図3(B))。
(8)エッチングレジスト73の非形成部で電解めっき72及び無電解めっき膜70をエッチングにより除去した後、エッチングレジスト73を剥離する。これにより、シリコン基板62の上下で導通を取るスルーホール導体74、及び、シリコン基板62上の第2導体回路75を形成する(図4(A))。
(9)シリコン基板62の絶縁層66上に層間樹脂絶縁層12を形成する(図4(B))。
(10)層間樹脂絶縁層12に、レーザにより、スルーホール導体74に至る開口12aを穿設する(図5(A))。
(11)層間樹脂絶縁層12表面、及び、開口12a内に無電解めっきにより無電解めっき膜14を形成する(図5(B))。
(12)所定パターンのめっきレジスト17を形成する(図6(A))。
(13)無電解めっき膜14を介して、電解めっきを施し、めっきレジスト17の非形成部に電解めっき15を形成し、該開口12aを電解めっき15で充填する(図6(B))。
(14)めっきレジスト17を剥離し、めっきレジスト17下の無電解めっき膜14をライトエッチングにより除去する。これにより、層間樹脂絶縁層12を貫通するバイアホール導体16及び導体回路18を形成する(図7(A))。
(15)上述した(3)〜(14)の工程を繰り返し、層間樹脂絶縁層12上に、バイアホール導体26及び導体回路28を備える層間樹脂絶縁層22を形成し、層間樹脂絶縁層12及び層間樹脂絶縁層22から成る第2ビルドアップ層20を完成する(図7(B))。
(16)層間樹脂絶縁層22上に開口76aを備えるソルダーレジスト層76を形成し、IC搭載用基板10を製造する(図8)。
IC搭載用基板10にICチップ90を載置し、リフローを行うことで、半田バンプ82を介してプリント配線板の接続パッドとICチップ90のパッド92とが接続される。この後、半田バンプ84を介してドータボード96のパッド98へ取り付ける(図9)。
[第1実施形態の改変例]
図10は、第1実施形態の改変例に係るIC搭載用基板10の断面図である。
第1実施形態の改変例では、IC搭載用基板10のシリコン基板62上に焼成によって形成された薄膜コンデンサ110が設けられている。該薄膜コンデンサ110は、電極膜112、114間にセラミックから成る高誘電率の誘電体膜116が配置されて成る。
第1実施形態の改変例では、薄膜コンデンサ110は、焼成によりシリコン基板62に形成してから多層ビルドアップ配線板100に取り付けるられている。このため、焼成後の良品のみを多層ビルドアップ配線板100に取り付けることで、コンデンサの歩留まりに関係なく、IC搭載用基板10を製造することができる。更に、シリコン基板62上に薄膜コンデンサを形成する場合、シリコン基板62をは平滑であり誘電体形成が容易であり、歩留まりを向上させることができる。なお、第1実施形態の改変例では、シリコン基板62上にコンデンサを設けたが、これ以外にも、あるいは、コンデンサと共にL、R、VRM(電圧レギュレータモジュール)等の受動素子を設けることも可能である。
[第2実施形態]
図11は、第2実施形態のIC搭載用基板10の断面図である。
上述した第1実施形態では、シリコン基板62上にビルドアップ配線層12、14、16、22、24、26を形成した。これに対して第2実施形態では、ビルドアップ配線層を設けず、スルーホール導体74に直接、ICチップを接続するように構成されている。
[第3実施形態]
図12は、第3実施形態のIC搭載用基板10の断面図である。
上述した第1、第2実施形態では、スルーホール36が、コア基板30及び層間樹脂絶縁層34を貫通するように形成された。これに対して、第3実施形態では、スルーホール36がコア基板30を貫通し、該コア基板30にランド(実装用導体パッド)36bが形成され、該ランド36bにシリコン基板62のスルーホール導体74が接続されている。
[第4実施形態]
引き続き、本発明の第4実施形態に掛かるIC搭載用基板の製造方法について図13を参照して説明する。第1〜第3実施形態では、シリコン基板62を低弾性樹脂層60に貼り付けてから貫通孔64を穿設した。これに対して、第4実施形態では、図13(A)に示す多層ビルドアップ配線板100に、予め通孔62aを形成したシリコン基板62を貼り付け(図13(B))、該通孔62aを介してレーザで低弾性樹脂層60に貫通孔64を穿設する(図13(C))。以降の工程は、第1実施形態と同様であるため説明を省略する。第4実施形態は、加工が容易である利点がある。
[第5実施形態]
本発明の第5実施形態に掛かるIC搭載用基板の製造方法について図14及び図15を参照して説明する。
第5実施形態では、図14(A)に示す通孔62aを備えるシリコン基板62に絶縁膜63を形成する(図14(B))。この絶縁膜63の形成は、例えばシリコン基板62に対して約1000℃で熱酸化処理を施すことにより行う。熱酸化処理の換わりにCVDにより絶縁膜を形成することも可能である。
多層ビルドアップ配線板100に、通孔62aを備え絶縁膜63を形成したシリコン基板62を貼り付け(図14(C))、該通孔62aを介してレーザで低弾性樹脂層60に貫通孔64を穿設する(図15(D))。その後、図2(C)及び図3(A)を参照して上述した第1実施形態と同様に、シリコン基板62表面及び貫通孔64上に無電解めっきにより無電解めっき膜70を形成し、無電解めっき膜70を介して、電解めっきを施し、貫通孔64内を電解めっき72で充填する(図15(B))。以降の工程は、第1実施形態と同様であるため説明を省略する。第5実施形態は、加工が容易である利点がある。
上述した実施形態では、低熱膨張性基板としてシリコン基板を用いたが、シリコン以外でも、窒化珪素、炭化珪素、窒化アルミニューム、ムライト等種々のセラミック材料の低熱膨張性基板を用いることが可能である。
本発明の第1実施形態のIC搭載用基板の製造方法を示す工程図である。 第1実施形態のIC搭載用基板の製造方法を示す工程図である。 第1実施形態のIC搭載用基板の製造方法を示す工程図である。 第1実施形態のIC搭載用基板の製造方法を示す工程図である。 第1実施形態のIC搭載用基板の製造方法を示す工程図である。 第1実施形態のIC搭載用基板の製造方法を示す工程図である。 第1実施形態のIC搭載用基板の製造方法を示す工程図である。 第1実施形態に係るIC搭載用基板の断面図である。 図8に示すIC搭載用基板にICチップを載置した状態を示す断面図である。 第1実施形態の改変例に係るIC搭載用基板の断面図である。 第2実施形態に係るIC搭載用基板の断面図である。 第3実施形態に係るIC搭載用基板の断面図である。 本発明の第4実施形態のIC搭載用基板の製造方法を示す工程図である。 本発明の第5実施形態のIC搭載用基板の製造方法を示す工程図である。 第5実施形態のIC搭載用基板の製造方法を示す工程図である。
符号の説明
10 IC搭載用基板
12 層間樹脂絶縁層
16 バイアホール導体
18 導体回路
22 層間樹脂絶縁層
26 バイアホール導体
28 導体回路
30 コア基板
36 スルーホール
36b 実装用導体パッド
60 低弾性樹脂層
62 シリコン基板
62a 通孔
64 貫通孔
63 絶縁膜
66 絶縁層
74 スルーホール導体

Claims (9)

  1. 第1導体回路を有する導体層と樹脂絶縁層とが芯材を備えるコア基板に交互にビルドアップ積層されてなる第1ビルドアップ層を有するプリント基板と、
    当該プリント基板の一方の面側において、前記第1ビルドアップ層のうち最外層に位置する導体層上及び樹脂絶縁層上に形成されてなる低弾性樹脂層と、
    当該低弾性樹脂層上に形成されてなるセラミック又はシリコンからなる低熱膨張性基板と、
    当該低熱膨張性基板及び前記低弾性樹脂層を貫通するスルーホール導体と、
    前記低熱膨張性基板の一方の面側に形成されてなる第2導体回路とを備え、
    前記スルーホール導体は、前記第1ビルドアップ層のうち最外層に位置する導体層と前記低熱膨張性基板上の第2導体回路とを電気的に接続してなり、
    前記低熱膨張性基板上、及び、当該低熱膨張性基板上の一方の面側の第2導体回路上には、第3導体回路を有する導体層と層間樹脂絶縁層とが交互に積層されてなる第2ビルドアップ層が形成されているIC搭載用基板。
  2. 前記コア基板の前記第1ビルドアップ層の反対面に、導体層と層間樹脂絶縁層とが交互に積層されてなる第3ビルドアップ層が形成されている請求項1のIC搭載用基板。
  3. 前記第2ビルドアップ層のうち最外層に位置する導体層のピッチは、前記スルーホール導体のピッチより狭い請求項1のIC搭載用基板。
  4. 前記第2ビルドアップ層のうち最下層に位置する導体層のピッチは、前記スルーホール導体のピッチとほぼ同一である請求項1〜請求項3のいずれか1のIC搭載用基板。
  5. 前記低熱膨張性基板のスルーホール導体の径は、前記低熱膨張性基板の第2導体回路うちの導体パッドの径よりも小さい請求項1〜請求項4のいずれか1のIC搭載用基板。
  6. 前記低熱膨張性基板は、シリコンよりなる請求項1のIC搭載用基板。
  7. 前記低弾性樹脂層は、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、架橋ゴム粒子及び硬化触媒を含む樹脂組成物よりなる群から選択される少なくとも1種類から成る請求項1〜請求項6のいずれか1のIC搭載用基板。
  8. 前記低弾性樹脂層は、30℃におけるヤング率が10MPa〜1GPaである請求項7のIC搭載用基板。
  9. 前記低熱膨張性基板上に、L、C、R、VRM(電圧レギュレータモジュール)の少なくとも1が設けられている請求項1〜請求項8のいずれか1のIC搭載用基板。
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