JP4508756B2 - リチウム一次電池 - Google Patents

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本発明は、メモリバックアップ用リチウム1次電池などのリチウム電池に関するものである。
リチウム電池は、極めて高い起電力を有しており、優れた特性を有するため、この特性が活かされる多くの用途に使用されている。特に、正極に二酸化マンガンを使用したリチウム電池は、高率放電特性、低温放電特性に優れ、カメラ用、メモリバックアップ用の種々の用途に使用されている。
正極に二酸化マンガンを用いた従来のリチウム電池では、正極に純粋な二酸化マンガンや、ホウ素を添加した二酸化マンガン(特許文献1など)が使用されている。
しかしながら、機器の高性能化及び高信頼化が進むにつれて、その電源であるリチウム電池においても保存特性が十分でないという問題が生じてきた。
特開平11−339794号公報 特開昭55−100224号公報
本発明の目的は、保存特性に優れ、保存後も内部抵抗が低いリチウム電池を提供することにある。
本発明は、正極材料を含む正極と、負極材料を含む負極と、溶媒及び溶質を含む電解液とを備えるリチウム一次電池であり、正極材料としてλ−二酸化マンガンを用い、負極材料としてアルミニウムを0.05〜2重量%添加したリチウム合金を用いるとともに、溶媒が、エチレンカーボネートと1,2−ジメトキシエタンの混合溶媒であることを特徴としている。
本発明に従い、正極材料としてλ−二酸化マンガンを用い、負極材料としてアルミニウムを0.05〜2重量%添加したリチウム合金を用いることにより、保存特性に優れ、保存後も内部抵抗が低いリチウム電池とすることができる。電池の保存中において、正極材料中のマンガンは電解液中に溶解する。従来においては、溶解したマンガンが負極材料表面を被覆するため、負極材料中からリチウムが放出されず、保存後に電池の内部抵抗が上昇していた。
本発明においては、アルミニウムを0.05〜2重量%添加したリチウム合金を負極材料として用いているので、溶解したマンガンが負極材料中のアルミニウムと結合するため、リチウムが負極材料から放出され、放電可能となり、保存後においても電池の内部抵抗を低くすることができる。
本発明において、リチウム合金におけるアルミニウムの添加量が0.05重量%未満であると、溶解したマンガンと結合するアルミニウムの量が不十分となり、上記のような保存特性の改善が十分に得られない。また、アルミニウムの添加量が2重量%を超えると、保存中において負極材料中のアルミニウムと電解液とが反応するおそれがあり、このためリチウムの放出が妨げられ、保存後において電池の内部抵抗が上昇する場合がある。
また、本発明においては正極材料としてλ−二酸化マンガンを用いている。λ−二酸化マンガンは、安定な正極材料であり、保存中において電解液との反応が生じにくい。このため、保存後における内部抵抗の上昇を抑制することができる。
λ−二酸化マンガンは、例えば、特許文献2に記載された方法により製造することができる。具体的には、スピネル構造のマンガン酸リチウムをpH2になるまで硫酸などの酸で処理した後、250℃以下の温度で乾燥することにより製造することができる。
本発明において用いる電解液の溶質としては、リチウム電池に用いられる溶質であれば、特に限定されるものではなく、例えば、LiPF6、LIBF4、LiCF3SO3、LiN(CF3SO22、LiN(C25SO22、LiN(CF3SO2)(C49SO2)、LiC(CF3SO23、LiC(C25SO23、LiAsF6、LiClO4、Li210Cl10、Li2B12Cl12などが挙げられる。これらの中でも、特にトリフルオロメタンスルホン酸リチウム(LiCF3SO3)が好ましく用いられる。トリフルオロメタンスルホン酸リチウムを溶質として用いることにより、マンガンによる負極の被覆を抑制し、保存後における電池の内部抵抗の上昇をさらに抑制することができる。
本発明において用いる電解液の溶媒としては、特にエチレンカーボーネートトと1,2−ジメトキシンエタンとの混合溶媒が好ましく用いられる。このような混合溶媒を用いることにより、マンガンの被覆を抑制することができ、保存後における電池の内部抵抗をさらに低くすることができる。混合溶媒の混合割合としては、体積比で20:80〜80:20の範囲内であることが好ましい。
本発明に従い、正極材料としてλ−二酸化マンガンを用い、負極材料としてアルミニウムを0.05〜2重量%添加したリチウム合金を用いるとともに、エチレンカーボネートと1,2−ジメトキシエタンの混合溶媒を用いることにより、保存特性に優れ、保存後も内部抵抗が低いリチウム一次電池とすることができる。
以下、本発明を実施例に基づいて説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではなく、その要旨を変更しない範囲において、適宜変更して実施することが可能なものである。
<実験1>
(実施例1−1)
〔正極の作製〕
スピネル構造のマンガン酸リチウム(LiMn24)(粉末)をpH2となるように硫酸で酸処理した後、約85℃で乾燥して、λ−二酸化マンガン(λ−MnO2)を調製した。
調製したλ−二酸化マンガン(λ−MnO2)と、導電剤としてのカーボンブラック(粉末)と、結着剤としてのフッ素樹脂(粉末)とを重量比85:10:5の割合で混合して正極合剤を得た。この正極合剤を円盤状に鋳型成型し、真空中にて250℃で2時間乾燥して、正極を作製した。
〔負極の作製〕
0.2重量%のアルミニウムを含むリチウム−アルミニウム合金箔を、円盤状に打ち抜き、負極を作製した。
〔非水電解液の調製〕
エチレンカーボネート(EC)と、1,2−ジメトキシエタン(1,2−DME)との体積比率50:50の混合溶媒に、溶質としてのトリフルオロメタンスルホン酸リチウム(LiCF3SO3)を1モル/リットル溶かして、非水電解液を調製した。
〔電池の組立〕
上記の正極、負極及び非水電解液を使用して、扁平形の本発明電池A1(リチウム電池;電池寸法:外径24mm、厚さ3mm)を組み立てた。なお、セパレータとしては、ポリプロピレン製の不織布を使用し、これに非水電解液を含浸させた。
図1は、組み立てた本発明電池A1の模式的断面図であり、本発明電池A1は、負極1、正極2、これら両電極1,2を互いに離間するセパレータ3、負極缶4、正極缶5、負極集電体〔ステンレス鋼板(SUS304)〕6、正極集電体〔ステンレス鋼板(SUS316)〕7及びポリプロピレン製の絶縁パッキング8などからなる。
負極1及び正極2は、非水電解液を含浸したセパレータ3を介して対向して正負両極缶5,4が形成する電池ケース内に収納されており、正極2は正極集電体7を介して正極缶5に、また負極1は負極集電体6を介して負極缶4に接続され、電池内部に生じた化学エネルギーを正極缶5及び負極缶4の両端子から電気エネルギーとして外部へ取り出し得るようになっている。
(比較例1−1)
0.2重量%のアルミニウムを含むリチウム−アルミニウム合金箔の代わりに、リチウム箔を用いた以外は実施例1−1と同様にして、比較電池X1を組み立てた。
(比較例1−2)
正極活物質として、スピネル構造のマンガン酸リチウム(LiMn24)を使用したこと以外は実施例1−1と同様にして、比較電池X2を組み立てた。
(比較例1−3)
0.2重量%のアルミニウムを含むリチウム−アルミニウム合金箔の代わりに、リチウム箔を用いた以外は比較例1−2と同様にして、比較電池X3を組み立てた。
(比較例1−4)
水酸化リチウム(LiOH)とγ−二酸化マンガン(γ−MnO2)とを、Li:Mnの原子比0.50:1.00の割合で混合し、空気中にて375℃で20時間熱処理して得たリチウム−マンガン複合酸化物(CDMO:Composite Dimensional Manganese Oxide)を正極活物質として使用したこと以外は実施例1−1と同様にして、比較電池X4を組み立てた。
(比較例1−5)
0.2重量%のアルミニウムを含むリチウム−アルミニウム合金箔の代わりに、リチウム箔を用いた以外は比較例1−4と同様にして、比較電池X5を組み立てた。
(比較例1−6)
γ−二酸化マンガン(γ−MnO2)を空気中にて375℃で20時間熱処理して得たγ−β−二酸化マンガン(γ−β−MnO2)を正極活物質として使用したこと以外は実施例1−1と同様にして、比較電池X6を組み立てた。
(比較例1−7)
0.2重量%のアルミニウムを含むリチウム−アルミニウム合金箔の代わりに、リチウム箔を用いた以外は比較例1−6と同様にして、比較電池X7を組み立てた。
(比較例1−8)
正極活物質として、酸化ニオビウム(Nb25)を使用したこと以外は実施例1−1と同様にして、比較電池X8を組み立てた。
(比較例1−9)
0.2重量%のアルミニウムを含むリチウム−アルミニウム合金箔の代わりに、リチウム箔を用いた以外は比較例1−8と同様にして、比較電池X9を組み立てた。
〔内部抵抗の測定〕
電池作製直後の各電池に、1mV、1kHzの交流電圧を印加し、電流を測定することにより、内部抵抗を測定した。組立直後の各電池の内部抵抗は、約20Ωであった。
電池作製直後の各電池を、80℃で1ヶ月保存し、1mV、1kHzの交流電圧を印加し、電流を測定することにより、内部抵抗を測定した。結果を表1に示す。
Figure 0004508756
比較電池X2〜X9では、保存中に電解液と正極が反応し、その反応生成物が負極と反応するために、保存後の内部抵抗が増加した。
比較電池X1では、保存中に電解液と正極との反応は起こらないが、正極中のマンガンが電解液中に溶解し、溶解したマンガンが負極表面を被覆するため、リチウムが放電できず、保存後に電池の内部抵抗が上昇した。
本発明電池A1では、正極が安定なため、保存中に電解液と正極との反応は起こらない。また、正極中のマンガンが電解液中に溶解するが、溶解したマンガンが負極のアルミニウムと結合し、リチウムと反応しないため、リチウムは放電でき、保存後も電池の内部抵抗が低い。
<実験2>
(比較例2−1)
0.2重量%のアルミニウムを含むリチウム−アルミニウム合金箔の代わりに、リチウム箔を用いた以外は実施例1−1と同様にして、比較電池Y1(X1)を組み立てた。
(比較例2−2)
0.2重量%のアルミニウムを含むリチウム−アルミニウム合金箔の代わりに、0.01重量%のアルミニウムを含むリチウム−アルミニウム合金箔を用いた以外は実施例1−1と同様にして、比較電池Y2を組み立てた。
(実施例2−1)
0.2重量%のアルミニウムを含むリチウム−アルミニウム合金箔の代わりに、0.05重量%のアルミニウムを含むリチウム−アルミニウム合金箔を用いた以外は実施例1−1と同様にして、本発明電池B1を組み立てた。
(実施例2−2)
0.2重量%のアルミニウムを含むリチウム−アルミニウム合金箔の代わりに、0.1重量%のアルミニウムを含むリチウム−アルミニウム合金箔を用いた以外は実施例1−1と同様にして、本発明電池B2を組み立てた。
(実施例2−3)
0.2重量%のアルミニウムを含むリチウム−アルミニウム合金箔を用い、実施例1−1と同様にして、本発明電池B3(A1)を組み立てた。
(実施例2−4)
0.2重量%のアルミニウムを含むリチウム−アルミニウム合金箔の代わりに、0.5重量%のアルミニウムを含むリチウム−アルミニウム合金箔を用いた以外は実施例1−1と同様にして、本発明電池B4を組み立てた。
(実施例2−5)
0.2重量%のアルミニウムを含むリチウム−アルミニウム合金箔の代わりに、1重量%のアルミニウムを含むリチウム−アルミニウム合金箔を用いた以外は実施例1−1と同様にして、本発明電池B5を組み立てた。
(実施例2−6)
0.2重量%のアルミニウムを含むリチウム−アルミニウム合金箔の代わりに、2重量%のアルミニウムを含むリチウム−アルミニウム合金箔を用いた以外は実施例1−1と同様にして、本発明電池B6を組み立てた。
(比較例2−3)
0.2重量%のアルミニウムを含むリチウム−アルミニウム合金箔の代わりに、5重量%のアルミニウムを含むリチウム−アルミニウム合金箔を用いた以外は実施例1−1と同様にして、比較電池Y3を組み立てた。
作製した各電池について、実験1と同様にして保存試験を行い、保存後の内部抵抗を測定した。結果を表2に示す。
Figure 0004508756
本発明電池B1〜B6では、保存中にマンガンが正極から電解液中に溶解するが、溶解したマンガンは負極のアルミニウムと結合し、リチウムとは反応しないため、リチウムは放電でき、保存後も電池の内部抵抗が低くなっている。
これに対し、比較電池Y1及びY2では、アルミニウム量が十分でないため、溶解したマンガンが負極表面を被覆するため、リチウムが放電できず、保存後に電池の内部抵抗が上昇している。
また、比較電池Y3では、保存中に正極から溶解したマンガンが負極のアルミニウムと結合するが、アルミニウムが多いため、保存中にアルミニウムと電解液が反応する。このため、リチウムが放電できず、保存後に電池の内部抵抗が上昇している。
<実験3>
(実施例3−1)
非水電解液の溶質として、トリフルオロメタンスルホン酸リチウム(LiCF3SO3)を使用し、実施例1−1と同様にして、本発明電池C1(A1)を組み立てた。
(実施例3−2)
非水電解液の溶質として、リチウムビス(トリフルオロメチルスルホニル)イミド(LiN(CF3SO22)を使用したこと以外は実施例1−1と同様にして、本発明電池C2を組み立てた。
(実施例3−3)
非水電解液の溶質として、リチウムトリス(トリフルオロメチルスルホニル)メチド(LiC(CF3SO23)を使用したこと以外は実施例1−1と同様にして、本発明電池C3を組み立てた。
(実施例3−4)
非水電解液の溶質として、ヘキサフルオロリン酸リチウム(LiPF6)を使用したこと以外は実施例1−1と同様にして、本発明電池C4を組み立てた。
(実施例3−5)
非水電解液の溶質として、テトラフルオロホウ酸リチウム(LiBF4)を使用したこと以外は実施例1−1と同様にして、本発明電池C5を組み立てた。
(実施例3−6)
非水電解液の溶質として、ヘキサフルオロ砒酸リチウム(LiAsF6)を使用したこと以外は実施例1−1と同様にして、本発明電池C6を組み立てた。
(実施例3−7)
非水電解液の溶質として、過塩素酸リチウム(LiClO4)を使用したこと以外は実施例1−1と同様にして、本発明電池C7を組み立てた。
作製した各電池について、実験1と同様にして保存試験を行い、保存後の各電池の内部抵抗を測定した。結果を表3に示す。
Figure 0004508756
本発明電池C1(A1)においても、保存中に正極から電解液中にマンガンが溶解するが、Mn(CF3SO32の溶解度が小さいため、溶解したマンガンの負極への移動が抑制されるため、他の溶質を用いた電池に比べて、保存後の電池の内部抵抗が特に低くなっている。
<実験4>
(実施例4−1)
非水電解液溶媒として、エチレンカーボネート(EC)と1,2−ジメトキシエタン(DME)との体積比率50:50の混合溶媒を使用し、実施例1−1と同様にして、本発明電池D1(A1)を組み立てた。
参考例4−2)
非水電解液溶媒として、プロピレンカーボネート(PC)と1,2−ジメトキシエタン(DME)との体積比率50:50の混合溶媒を使用したこと以外は実施例1−1と同様にして、参考例電池D2を組み立てた。
参考例4−3)
非水電解液溶媒として、1,2−ブチレンカーボネート(BC)と1,2−ジメトキシエタン(DME)との体積比率50:50の混合溶媒を使用したこと以外は実施例1−1と同様にして、参考例電池D3を組み立てた。
参考例4−4)
非水電解液溶媒として、エチレンカーボネート(EC)の単独溶媒を使用したこと以外は実施例1−1と同様にして、参考例電池D4を組み立てた。
参考例4−5)
非水電解液溶媒として、プロピレンカーボネート(PC)の単独溶媒を使用したこと以外は実施例1−1と同様にして、参考例電池D5を組み立てた。
参考例4−6)
非水電解液溶媒として、1,2−ブチレンカーボネート(BC)の単独溶媒を使用したこと以外は実施例1−1と同様にして、参考例電池D6を組み立てた。
参考例4−7)
非水電解液溶媒として、エチレンカーボネート(EC)とジエチレングリコールジメチルエーテル(Di−DME)との体積比率50:50の混合溶媒を使用し、溶質としてLiN(CFSOを使用したこと以外は実施例1−1と同様にして、参考例電池D7を組み立てた。
作製した各電池について、実験1と同様にして保存試験を行い、保存後の各電池の内部抵抗を測定した。測定結果を表4に示す。
Figure 0004508756
本発明電池D1(A1)においても、保存中に正極から電解液中にマンガンが溶解するが、溶媒が、エチレンカーボネート(EC)と1,2−ジメトキシエタン(DME)との体積比率50:50の混合溶媒であるとき、Mn(CF3SO32の溶解度が小さいため、溶解したマンガンの負極への移動が抑制されるため、他の溶媒を用いた電池に比べて、保存後の電池の内部抵抗が特に低くなっている。
本発明に従う実施例において作製したリチウム電池を示す模式的断面図。
符号の説明
1…負極
2…正極
3…セパレータ
4…負極缶
5…正極缶
6…負極集電体
7…正極集電体
8…絶縁パッキング

Claims (2)

  1. 正極材料を含む正極と、負極材料を含む負極と、溶媒及び溶質を含む電解液とを備えるリチウム一次電池において、
    前記正極材料としてλ−二酸化マンガンを用い、前記負極材料としてアルミニウムを0.05〜2重量%添加したリチウム合金を用いるとともに、前記溶媒が、エチレンカーボネートと1,2−ジメトキシエタンの混合溶媒であることを特徴とするリチウム一次電池。
  2. 前記溶質が、トリフルオロメタンスルホン酸リチウムであることを特徴とする請求項1に記載のリチウム一次電池。
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