JP4507410B2 - 電子部品実装機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、チップ部品や半導体素子などの種々の電子部品を回路基板の所定の部品装着部に自動的に装着する電子部品実装機に関わるものであり、詳しくは装置前面側と装置後面側とがそれぞれ電子部品および基板の各供給部並びに部品実装ヘッド部などが設けられてほぼ同等の部品実装機能を有している電子部品実装機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の一般的な電子部品実装機は、例えばロータリ方式の部品実装ヘッド部における部品供給位置の吸着ノズルが、電子部品供給部の所定位置の電子部品を吸着して取り出し、この吸着ノズルが部品実装ヘッド部の回動に伴って部品実装位置まで移動したときに、吸着ノズルに吸着保持していた電子部品をX−Yテーブル上の回路基板の部品装着部に実装する構成になっている。
【0003】
近年では、主に電子部品の実装効率の向上を目的として、上述した電子部品供給部、基板供給部および部品実装ヘッド部が装置前面側と後面側とにそれぞれ設けられて、前面側と後面側とがほぼ同等の部品実装機能を有した電子部品実装機が実用化されている。この種の電子部品実装機では、図7の概略ブロック構成図に示すように、装置本体1の前面側(図の下面側)に、前面側の各機構部の作動制御を操作するための前面側主操作盤2が固定状態に設置されているとともに、装置後面側にも、後面側(図の上面側)の各機構部の作動制御を操作するための後面側操作盤3が固定状態に設置されている。
【0004】
この種の電子部品実装機では前面側と後面側とがほぼ同等の部品実装機能を有しているものの、前面側からの作業が比較的多いことから、通常時には、マイクロコンピュータからなる制御部4における外部入出力制御手段7が、前面側主操作盤2から入力される操作信号のみを有効信号として取り込んで対応する機構部に作動指令信号を伝達するようになっている。後面側操作盤3を操作する場合には、これの内部に設けられている後面有効スイッチ3aを、例えば押圧操作する。これにより、外部入出力制御手段7は、後面側操作盤3から入力される操作信号のみを有効信号として取り込んで対応する機構部に作動指令信号を伝達するように切り換える。このようにしているのは、両方の操作盤2,3からの操作信号を同時に有効とした場合には、安全面において問題が生じるおそれがあるからである。
【0005】
一方、装置前面側には、携帯型の副操作盤8がケーブル線を介し装置本体1に接続して設置されている。この前面側副操作盤8は、前面側主操作盤2に設けられている操作機能のうちの使用頻度の高いものだけが設けられたものであり、作業の多い前面側において作業者が操作しながら機構部の作動状況を自身が目視で直接確認できることを目的として設けられており、主としてメンテナンス時に使用されるものである。制御部4におけるプログラマブル制御手段9は、固定の操作盤2,3の切り換え状況に拘わらず、副操作盤8の操作信号を常に有効な操作信号として処理し、対応する機構部に作動指令信号を伝達する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前面側副操作盤8のケーブル線は、ノイズの影響などを考慮して長くすることができず、一般に2m程度に設定されている。そのため、前面側副操作盤8を携帯しながら機構部の作動状況を目視で直接確認できる範囲は、装置前面側のみに限定される。しかしながら、メンテナンスに際しては、当然のことながら、装置前面側の機構部だけでなく、装置後面側の機構部も前面側と同様に保守点検する必要がある。
【0007】
そこで、装置後面側のメンテナンスを行う場合には、装置前面側で副操作盤8を携帯しながら操作する作業員と、装置後面側で機構部の作動状況を確認する作業員との二人が必要となり、人件費が高くつく。
【0008】
しかも、装置後面側のメンテナンスは、上記の二人の作業員の間で互いに連携をとりながら、操作による作業状況の結果を双方で確認しつつ作業を進めることになるので、一人で操作しながらその操作による作動状況を自身で直接確認しつつ作業を行う場合に比較して、作業を円滑に進展することができず、手間取って多くの作業時間を費やすことになるだけでなく、双方の連絡の行き違いなどに起因して正確な保守点検を行えないおそれがある。
【0009】
そこで、本発明は、上記従来の課題に鑑みてなされたもので、ほぼ同等の部品実装機能を備えた装置前面側と装置後面側との双方のメンテナンス作業を一人の作業員で迅速、且つ正確に行うことができる電子部品実装機を提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の電子部品実装機は、装置前面側および装置後面側にそれぞれほぼ同等の部品実装機能を備えたものにおいて、装置前面側に、固定設置の前面側主操作盤および前記前面側主操作盤に対応する携帯型の前面側副操作盤を備えるとともに、装置後面側に、固定設置の後面側主操作盤および前記後面側主操作盤に対応する携帯型の後面側副操作盤を備え、前記両主操作盤を択一的に切り換え操作するための切換スイッチと、前記切換スイッチの操作によって選択された前記前面側主操作盤または前記後面側主操作盤に対応する側の副操作盤を択一的に有効とするよう切り換える副操作盤切換回路とを有していることを特徴としている。
【0011】
この電子部品実装機では、装置前面側および装置後面側の何れの各機構部のメンテナンスを行うに際しても、作業者が前面側副操作盤または後面側副操作盤を携帯してこれを操作しながら、その操作に対応する機構部の作動状況を自身が目視で直接確認できるので、装置前面側だけでなく装置後面側のメンテナンスを行う際にも、一人の作業者で行うことが可能となることから、従来のように二人で行う場合に比較して、人件費を削減することができるとともに、迅速、且つ正確に保守点検することが可能となる。また、切換スイッチにより主操作盤が切り換えられたときには、この切り換え動作に連動して、主操作盤に対応側の副操作盤が択一的に有効とするように自動的に切り換えられるから、装置前面側と装置後面側との各機構部が同時に作動制御されるのが防止されて、安全性を確保することができる。
【0012】
上記発明において、副操作盤切換回路は、副操作盤を切り換えるとともに、電源切換回路に対し電源切換信号を出力するよう構成され、前記電源切換回路は、入力された電源切換信号に基づき、前記副操作盤切換回路によって有効になっている前記副操作盤に対してのみ電源回路を接続するよう切り換える構成になっていることが好ましい。
【0013】
これにより、装置前面側と装置後面側とにそれぞれ副操作盤を有しているが、使用不可となっている副操作盤は電源回路に対し自動的に遮断されるので、無駄な電力消費を防止して、消費電力を節約することができる。
【0014】
また、上記発明において、各副操作盤は、表記矢印方向に機構部を作動させるジョグキーを有し、前記ジョグキーが操作されたときに、そのジョグキーを有する前記副操作盤を判別したのちに、前記各副操作盤毎に予め設けられた移動方向テーブルのうちの判別した前記副操作盤に対応する前記移動方向テーブルから操作された前記ジョグキーの制御データを取り込んで機構部を作動制御する制御部を備えていることが好ましい。
【0015】
これにより、前面側副操作盤および後面側副操作盤として同一構成のものを共用してコスト低減を図りながらも、前面側副操作盤または後面側副操作盤の何れのジョグキーを操作した場合にも、そのジョグキーの矢印方向に機構部を移動させることができ、制御操作または保守点検を間違いなく行うことができる。
【0016】
また、上記発明において、装置本体の左右側面側にも副操作盤が設けられ、前記副操作盤が操作されたときに、その操作された前記副操作盤を判別したのちに、前記各副操作盤毎に予め設けられた操作用テーブルのうちの判別した前記副操作盤に対応する前記操作用テーブルから制御データを取り込んで機構部を作動制御する制御部を備えていることが好ましい。
【0017】
これにより、作業者は、各副操作盤を携帯しながら作動制御すべき機構部に可及的に近接した位置で操作できるとともに、自身が目視で直接確認できない箇所の機構部の作動制御を操作できないようになっているので、保守点検や作動制御の操作性が向上するとともに、安全性が格段に向上する。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施の形態について図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の第1の実施の形態に係る電子部品実装機を示す要部の概略ブロック構成図であり、同図において、図7と同一若しくは同等のものには同一の符号を付してある。この電子部品実装機では、装置本体1の後面側にもケーブル線で接続された後面側副操作盤10が設置されている。したがって、従来の後面側操作盤3は、この実施の形態において後面側主操作盤3となる。また、マイクロコンピュータからなる制御部11は、図7と同等の外部入出力制御手段7とプログラマブル制御手段9を有している他に、メインマシーンコントローラ12を備えている。このメインマシーンコントローラ12は、各NC機構部の作動制御を行う他に、外部入出力制御手段7からの入力信号に基づきプログラマブル制御手段9を制御する。
【0019】
すなわち、プログラマブル制御手段9は、メインマシーンコントローラ12からの指令信号を受けて、前面側副操作盤8と後面側副操作盤10とを切り換えるための副操作盤切換信号を出力して副操作盤切換回路13を切り換え制御する。この副操作盤切換回路13は、プログラマブル制御手段9から入力した副操作盤切換信号に基づいて、前面側副操作盤8と後面側副操作盤10との何れか一方の操作信号のみを有効とするよう切り換えるとともに、電源切換回路14に対し電源切換信号を出力する。電源切換回路14は、電源切換信号を受けたときに、前面側副操作盤8または後面側副操作盤10の何れか一方のみに電源回路17を接続するよう切り換える。なお、副操作盤切換回路13は、前面側副操作盤8と後面側副操作盤10からそれぞれ入力される操作信号を、互いに異なる信号波形でメインマシーンコントローラ12に対し出力する。
【0020】
つぎに、上記実施の形態の電子部品実装機の動作について説明する。後面側主操作盤3の後面有効スイッチ3aが操作されていない通常時には、制御部11における外部入出力制御手段7が、前面側主操作盤2から入力される操作信号のみを有効信号として取り込んで、この操作信号をメインマシーンコントローラ12に対し出力する。メインマシーンコントローラ12は、入力された操作信号に基づき対応するNC機構部を作動制御するとともに、プログラマブル制御手段9に対し有効な前面側主操作盤2に対応して前面側副操作盤8のみが有効となるように副操作盤切換回路13を切換制御するよう指令する。これにより、副操作盤切換回路13は、前面側副操作盤8からの操作信号のみを有効信号として取り込むとともに、この取り込んだ操作信号を予め設定された信号波形でメインマシーンコントローラ12に対し出力する。メインマシーンコントローラ12は、入力された操作信号に基づき装置前面側の対応するNC機構部を作動制御する。
【0021】
一方、後面側主操作盤3の後面有効スイッチ3aが操作された場合には、制御部11における外部入出力制御手段7が、後面側主操作盤3から入力される操作信号のみを有効信号として取り込んで、この取り込んだ操作信号をメインマシーンコントローラ12に対し出力する。メインマシーンコントローラ12は、入力された操作信号に基づき装置後面側の対応するNC機構部を作動制御するとともに、プログラマブル制御手段9に対し副操作盤切換回路13を切り換えるよう指令する。これにより、副操作盤切換回路13は、後面側副操作盤10からの操作信号のみを有効信号として取り込むとともに、この取り込んだ操作信号を予め設定された所定の信号波形でメインマシーンコントローラ12に対し出力する。メインマシーンコントローラ12は、入力された操作信号に基づき装置後面側の対応するNC機構部を作動制御する。
【0022】
すなわち、後面有効スイッチ3aの操作の有無により主操作盤2,3が切り換えられたときには、この切り換え動作に連動して、主操作盤2,3に対応する前面側または後面側の副操作盤8,10が択一的に有効とするように自動的に切り換えられる。つまり、前面側主操作盤2が選択されたときには前面側副操作盤8のみが有効となり、後面側主操作盤3が選択されたときには後面側副操作盤10のみが有効となるように自動的に切り換えられる。これにより、装置前面側と装置後面側との各機構部は同時に作動制御されるのが防止されるから、安全性を確保できる。
【0023】
したがって、装置前面側の機構部のメンテナンスを行う際には、作業者が前面側副操作盤8を携帯してこれを操作しながら、その操作に対応する機構部の作動状況を自身が目視で直接確認でき、同様に、装置後面側の機構部のメンテナンスを行う際には、作業者が後面側副操作盤10を携帯してこれを操作しながら、その操作に対応する機構部の作動状況を自身が目視で直接確認できる。これにより、装置前面側だけでなく装置後面側のメンテナンスを行う際にも、一人の作業者で行うことが可能となることから、従来のように二人で行う場合に比較して、人件費を削減することができるとともに、迅速、且つ正確に保守点検することが可能となる。
【0024】
また、機構部の保守点検に際しては、副操作盤8,10の操作では作動制御できない装置前面側または装置後面側の他の機構部をも作動させて総合的に点検する必要が生じる場合があるが、この電子部品実装機では、主操作盤2,3の切り換えに連動して対応する側の副操作盤8,10が有効となり、この副操作盤8,10で作動制御できない機構部は、このときに使用可能状態となっている対応する主操作盤2,3で操作できるので、効果的な保守点検を行うことができる。
【0025】
一方、副操作盤切換回路13は、上述の主操作盤2,3の切り換えに連動して副操作盤8,10の切り換えを行ったときに、プログラマブル制御手段9から入力された副操作盤切換信号に基づいて、上述したように副操作盤8,10からの操作信号を択一的に選択してメインマシーンコントローラ12に対し出力するとともに、電源切換回路14に対し電源切換信号を出力する。電源切換回路14は入力する電源切換信号に基づき以下のように電源回路17を切り換える。
【0026】
図2は上記電源切換回路14を示す概略結線図である。副操作盤切換回路13は、例えば、プログラマブル制御手段9から前面側主操作盤2を有効とする操作盤切換信号を受けたときに、電源切換回路14に対しハイレベルの電源切換信号を出力する。電源切換回路14における前面側副操作盤8の電源供給系では、上記ハイレベル信号が反転回路18で反転されてローレベルとなるので、前面側リレー19のリレーコイル19aに直流電源+Bから電流が流れてリレー接点19bがオン状態となり、このオン状態のリレー接点19bを介して電源回路17から前面側副操作盤8に電源供給される。このとき、電源切換回路14における後面側副操作盤10の電源供給系では、上記ハイレベル信号が二つの反転回路20,21を介してハイレベルを保持するので、後面側リレー22のリレーコイル22aに電流が流れず、リレー接点22bがオフ状態を保持するので、電源回路17が後面側副操作盤10に対し遮断されたままとなる。
【0027】
一方、副操作盤切換回路13は、プログラマブル制御手段9から後面側主操作盤3を有効とする操作盤切換信号を受けたときに、電源切換回路14に対しローレベルの電源切換信号を出力する。電源切換回路14における後面側副操作盤10の電源供給系では、上記ローレベル信号が二つの反転回路20,21を介して2回反転されてローレベルを保持するので、後面側リレー22のリレーコイル22aに直流電源+Bから電流が流れてリレー接点22bがオン状態となり、このオン状態のリレー接点22bを介して電源回路17から後面側副操作盤10に電源供給される。このとき、電源切換回路14における前面側副操作盤8の電源供給系では、上記ローレベル信号が反転回路18で反転されてハイレベルとなるので、前面側リレー19のリレーコイル19aに電流が流れず、リレー接点19bがオフ状態となるので、電源回路17が前面側副操作盤8から遮断される。
【0028】
このように、上記電子部品実装機は2台の副操作盤8,10を有しているが、使用不可となっている副操作盤8または10は電源回路17に対し自動的に遮断されるので、無駄な電力消費を防止して、消費電力を節約できる効果を得ることができる。
【0029】
上記二つの副操作盤8、10は、この実施の形態において、コスト低減を目的として同一構成のものを共用するようになっている。この種の副操作盤8,10には、図3に示すように、機構部を矢印方向に移動させるための操作を行う左,右方向移動用ジョグキー23,24および前,後方向(または上,下方向)移動用ジョグキー27,28を備えている。ここで、上述したように二つの副操作盤8,10として同一のものを用いた場合、前面側と後面側とでは、同一の左,右方向移動用ジョグキー23,24を操作した場合に、機構部の移動方向が互いに逆となる。つまり、前面側または後面側の何れか一方では矢印と反対方向に機構部が移動する不具合が生じることになる。
【0030】
これに対し、この実施の形態では、前面側と後面側とで同一のジョグキー23,24,27,28を操作した場合に機構部の移動方向が矢印と同じになるように構成されている。すなわち、メインマシーンコントローラ12は図4のフローチャートに示す制御処理を行う。同図において、メインマシーンコントローラ12は、副操作盤切換回路13から前面側副操作盤8または後面側副操作盤10の何れか一方のジョグキー操作信号が入力(ステップS1)されたときに、外部入出力制御手段7からの入力信号に基づき後面有効スイッチ3aがオン状態であるか否かを判別する(ステップS2)。メインマシーンコントローラ12は、後面有効スイッチ3aがオフであると判別したときには、プログラマブル制御手段9に予め設定記憶されている前面側用移動方向テーブルを参照して、入力したジョグキー操作信号に対応する制御データを前面側用移動方向テーブルから取り込み(ステップS3)、その制御データに基づきNC機構部に対し移動方向を指令する制御を行う(ステップS4)。
【0031】
一方、メインマシーンコントローラ12は、後面有効スイッチ3aがオンであると判別(ステップS2)したときに、プログラマブル制御手段9に予め設定記憶されている後面側用移動方向テーブルを参照して、入力したジョグキー操作信号に対応する制御データを後面側用移動方向テーブルから取り込み(ステップS5)、その制御データに基づきNC機構部に対し移動方向を指令する制御を行う(ステップS4)。以後、メインマシーンコントローラ12は上述と同様の制御処理を繰り返す。これにより、前面側副操作盤8または後面側副操作盤10の何れのジョグキー23,24を操作した場合にも、そのジョグキー23,24の矢印方向にNC機構部を移動させることができ、制御操作または保守点検を間違いなく行うことができる。
【0032】
図5は本発明の第2の実施の形態に係る電子部品実装装置を示す斜視図である。この電子部品実装機は、装置本体1の前面側Fおよび後面側にそれぞれ単一の主操作盤2,3が設置されているとともに、第1の実施の形態と同様の前面側副操作盤8および後面側副操作盤10が設けられており、さらに、右側面に二つの第1および第2の側面側副操作盤29,30と、左側面に単一の第3の側面側副操作盤31とが設けられている。この5つの副操作盤8,10,29〜33は何れか一つの操作信号のみが有効信号として取り扱かわれるようになっている。この構成は、第1の実施の形態とほぼ同様であるので、図示および動作の説明を省略する。
【0033】
なお、装置本体1の右側面には、プリント回路基板を装置本体1に供給する基板供給部32およびトレイプレートにより電子部品を装置本体1に供給する部品供給部33が設置されている。ここで、5つの副操作盤8,10,29〜31は、コスト低減を目的として、同一のキー構成を有するものが共用されているが、制御部(図示せず)の制御処理によって有効となる操作キーが個々に特定されるようになっている。この点について、次に説明する。
【0034】
図6は上記電子部品実装機の制御部による制御処理を示すフローチャートである。制御部は、操作信号が入力(ステップS11)されたときに、先ず、この操作信号が前面側副操作盤8から入力されたものであるか否かを判別(ステップS12)して、前面側副操作盤8の操作信号であると判別したときに、予め設定記憶された前面側操作用テーブルを参照(ステップS13)して、入力した操作信号に対応する制御データが存在するか否かを判別(ステップS14)する。制御データが存在する場合には、その制御データを取り込んでNC機構部を作動制御する(ステップS15)。一方、制御データが存在しない場合にはNC機構部を作動制御しない。
【0035】
前面側副操作盤8の操作信号でないと判別(ステップS12)した場合には、入力された操作信号が後面側副操作盤10から入力されたものであるか否かを判別(ステップS16)して、後面側副操作盤10の操作信号であると判別したときに、予め設定記憶された後面側操作用テーブルを参照(ステップS17)して、入力した操作信号に対応する制御データが存在するか否かを判別(ステップS14)する。制御データが存在する場合には、その制御データを取り込んでNC機構部を作動制御する(ステップS15)。一方、制御データが存在しない場合にはNC機構部を作動制御しない。
【0036】
後面側副操作盤10の操作信号でないと判別(ステップS16)した場合には、入力された操作信号が第1の側面側副操作盤29から入力されたものであるか否かを判別(ステップS18)して、第1の側面側副操作盤29の操作信号であると判別したときに、予め設定記憶された第1の側面側操作用テーブルを参照(ステップS19)して、入力した操作信号に対応する制御データが存在するか否かを判別(ステップS14)する。制御データが存在する場合には、その制御データを取り込んでNC機構部を作動制御する(ステップS15)。一方、制御データが存在しない場合にはNC機構部を作動制御しない。
【0037】
第1の側面側副操作盤29の操作信号でないと判別(ステップS18)した場合には、入力された操作信号が第2の側面側副操作盤30から入力されたものであるか否かを判別(ステップS20)して、第2の側面側副操作盤30の操作信号であると判別したときに、予め設定記憶された第2の側面側操作用テーブルを参照(ステップS21)して、入力した操作信号に対応する制御データが存在するか否かを判別(ステップS14)する。制御データが存在する場合には、その制御データを取り込んでNC機構部を作動制御する(ステップS15)。一方、制御データが存在しない場合にはNC機構部を作動制御しない。
【0038】
第2の側面側副操作盤30の操作信号でないと判別(ステップS20)した場合には、予め設定記憶された第1の側面側用テーブルを参照(ステップS22)して、入力した操作信号に対応する制御データが存在するか否かを判別(ステップS14)する。制御データが存在する場合には、そのテーブルから対応する制御データを取り込んでNC機構部を作動制御する(ステップS15)。
【0039】
上記フローチャートによる制御処理につい、図5を参照しながら具体的に説明する。前面側副操作盤8は装置本体1における前面側機構部のみの作動を制御でき、後面側副操作盤10は装置本体1における後面側機構部のみの作動を制御でき、第1の側面側副操作盤29は基板供給部32の作動のみを制御でき、第2の側面側副操作盤30は部品供給部33の作動のみを制御でき、第3の側面側副操作盤31は基板搬出部の作動のみを制御できるようになっている。すなわち、各副操作盤8,10,29〜31は、各々の設置箇所に最も近い箇所の機構部の作動制御のみを操作できるようになっている。これにより、作業者は、各副操作盤8,10,29〜31を携帯しながら作動制御すべき機構部に可及的に近接した位置で操作できるとともに、自身が目視で直接確認できない箇所の機構部の作動制御を操作できないようになっているので、保守点検や作動制御の操作性が向上するとともに、安全性が格段に向上する。
【0040】
【発明の効果】
以上のように本発明の電子部品実装機によれば、装置前面側および装置後面側の何れの各機構部のメンテナンスを行うに際しても、作業者が前面側副操作盤または後面側副操作盤を携帯してこれを操作しながら、その操作に対応する機構部の作動状況を自身が目視で直接確認できるので、装置前面側だけでなく装置後面側のメンテナンスを行う際にも、一人の作業者で行うことが可能となることから、従来のように二人で行う場合に比較して、人件費を削減することができるとともに、迅速、且つ正確に保守点検することが可能となる。また、切換スイッチにより主操作盤が切り換えられたときには、この切り換え動作に連動して、主操作盤に対応側の副操作盤が択一的に有効とするように自動的に切り換えられるから、装置前面側と装置後面側との各機構部が同時に作動制御されるのが防止されて、安全性を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る電子部品実装機を示す要部の概略ブロック構成図。
【図2】同上実施の形態の電子部品実装機における電源切換回路を示す概略結線図。
【図3】同上実施の形態の電子部品実装機における副操作盤を示す一部の正面図。
【図4】同上実施の形態の電子部品実装機におけるメインマシーンコントローラの制御処理を示すフローチャート。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係る電子部品実装機を示す斜視図。
【図6】同上実施の形態の電子部品実装機の制御部による制御処理を示すフローチャート。
【図7】従来の電子部品実装機を示す概略ブロック構成図。
【符号の説明】
1 装置本体
2 前面側主操作盤
3 後面側主操作盤
3a 後面有効スイッチ(切換スイッチ)
8 前面側副操作盤
10 後面側副操作盤
11 制御部
13 副操作盤切換回路
14 電源切換回路
17 電源回路
23,24,27,28 ジョグキー
29〜31 側面側副操作盤

Claims (4)

  1. 装置前面側および装置後面側にそれぞれほぼ同等の部品実装機能を備えた電子部品実装機において、
    装置前面側に、固定設置の前面側主操作盤および前記前面側主操作盤に対応する携帯型の前面側副操作盤を備えるとともに、装置後面側に、固定設置の後面側主操作盤および前記後面側主操作盤に対応する携帯型の後面側副操作盤を備え、
    前記両主操作盤を択一的に切り換え操作するための切換スイッチと、
    前記切換スイッチの操作によって選択された前記前面側主操作盤又は前記後面側主操作盤に対応する側の副操作盤を択一的に有効とするよう切り換える副操作盤切換回路とを備えていることを特徴とする電子部品実装機。
  2. 副操作盤切換回路は、副操作盤を切り換えるとともに、電源切換回路に対し電源切換信号を出力するよう構成され、
    前記電源切換回路は、入力された電源切換信号に基づき、前記副操作盤切換回路によって有効になっている前記副操作盤に対してのみ電源回路を接続するよう切り換える構成になっている請求項1に記載の電子部品実装機。
  3. 各副操作盤は、表記矢印方向に機構部を作動させるジョグキーを有し、
    前記ジョグキーが操作されたときに、そのジョグキーを有する前記副操作盤を判別したのちに、前記各副操作盤毎に予め設けられた移動方向テーブルのうちの判別した前記副操作盤に対応する前記移動方向テーブルから操作された前記ジョグキーの制御データを取り込んで機構部を作動制御する制御部を備えている請求項1または2に記載の電子部品実装機。
  4. 装置本体の左右側面側にも副操作盤が設けられ、
    前記副操作盤が操作されたときに、その操作された前記副操作盤を判別したのちに、前記各副操作盤毎に予め設けられた操作用テーブルのうちの判別した前記副操作盤に対応する前記操作用テーブルから制御データを取り込んで機構部を作動制御する制御部を備えている請求項1〜3の何れかに記載の電子部品実装機。
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