JP4507152B2 - カメラ制御システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はカメラ制御システムに係り、特にテレビカメラ等をリモコン雲台に搭載して雲台コントローラからの遠隔操作によりカメラのパン/チルト、フォーカス、ズーム、アイリス、ペデスタル等の撮影条件が設定、変更可能なカメラ制御システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、テレビカメラをリモコン雲台に搭載し、雲台コントローラにより、通信回線等を介してテレビカメラのパン/チルト、フォーカス、ズーム、アイリス、ペデスタル等の撮影条件を遠隔操作できるようにしたカメラ制御システム(リモコン雲台システム)が知られている。このようなカメラ制御システムは例えば屋外に設置したテレビカメラをスタジオ内の雲台コントローラから遠隔操作して屋外の様子を撮影したい場合等に使用されている。
【0003】
また、上記システムにおいて、各所に設置された複数台のテレビカメラ(雲台)に対して雲台コントローラの接続先を切り替え、複数台のテレビカメラを1台の雲台コントローラで制御できるようにした接続切替機能を搭載したものが知られている。(特許第2638098号)
【0004】
更に、上記撮影条件について予め所望の設定値を記憶しておき、雲台コントローラの操作部においてその再生を指示すると、テレビカメラにおける撮影条件を予め記憶しておいた設定値に設定することができるプリセット機能を搭載したものが知られている。(特開平11−109500号公報)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、テレビカメラの撮影条件を設定、変更するため、雲台コントローラの操作部において絶対値を設定する場合、その操作部材には、右回転/左回転ともにエンド端のあるボリュームつまみ(以下、単につまみという)が一般的に使用されている。この場合に次のようなことが問題となっていた。上述の接続切替機能により制御対象のカメラを切り替えた場合において、その直後では前の制御対象のカメラに対するつまみの設定がそのまま残る。従来は、制御対象のカメラを切り替えた場合でもその後につまみを動かさない限り、制御対象に切り替えたカメラでの撮影条件の設定も変更されないようになっているが、そのため、つまみの回転位置等により操作者が把握できる設定値と、カメラにおいて実際に設定されている設定値とが異なるという問題が生じていた。即ち、制御対象として切り替えられたカメラでの設定状態を操作者は把握することができなかった。また、従来、制御対象のカメラを切り替えた後、つまみを動かすと、そのつまみの回転位置に応じた設定値(絶対値)にカメラでの設定が変更されるようになっているが、この場合、つまみを操作する前のカメラでの設定がつまみを操作した後の設定に全く反映されず、結果的に設定作業を初めからやり直すのと同じ手間を要するという問題があった。また、制御対象のカメラを切り替えた直後の設定を微調整したい場合でもすることができなかった。
【0006】
これに対して、制御対象のカメラを切り替えた際に、つまみの操作の有無に関係なく、そのときのつまみの回転位置に応じた設定値にカメラでの設定を変更したとすれば、つまみを操作する前であっても、カメラでの現在の設定状態をつまみの回転位置等から把握することができる。しかしながら、この場合には、制御対象のカメラを切り替えるたびに、カメラでの設定がそのときにつまみで設定されている設定値に変更されることになるため、全ての撮影条件の設定作業をやり直さなければならないという煩雑な手間を要することになる。
【0007】
上述のような問題は、上述のプリセット機能により予め記憶した設定値にカメラの撮影条件を変更した場合においても同様に生じる。即ち、プリセット機能によりカメラの撮影条件を変更すると、カメラでの撮影条件の設定値とつまみでの設定値とが異なる。このため、操作者は、カメラでの実際の設定値を知ることができず、また、その設定に対して微調整等を行うこともできない。
【0008】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、接続切替機能やプリセット機能を実行した際に、制御対象のカメラで設定されている撮影条件をコントローラの操作者が把握できるようにし、また、コントローラによるカメラ操作が操作者にとって行いやすいものとするカメラ制御システムを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、制御対象のカメラ部にコントローラが接続され、該コントローラの操作部において設定された設定値となるように前記制御対象のカメラ部における撮影条件を設定するカメラ制御システムであって、複数のカメラ部に対して所望のカメラ部を前記コントローラの制御対象として切り替えることができる切替機能、又は、前記操作部において設定された設定値とは無関係に予め記憶した設定値となるように制御対象のカメラ部の撮影条件を設定するプリセット機能を備えたカメラ制御システムにおいて、制御対象のカメラ部において設定されている前記撮影条件を前記コントローラにおいて取得する撮影条件取得手段と、前記コントローラに設けられ、前記撮影条件について前記操作部において設定されている設定値を表示する表示手段であって、前記切替機能によって制御対象のカメラ部が切り替えられた後、又は、前記プリセット機能によって予め記憶した設定値に制御対象のカメラ部の前記撮影条件が設定された後、前記操作部における設定値が変更されるまでの間、少なくとも、前記撮影条件取得手段によって取得された前記撮影条件の設定値を表示する表示手段と、を備え、前記コントローラの操作部は、前記撮影条件についての設定値を変更するための操作部材の一定の操作量ごとにパルス信号を出力するインクリメンタル式のエンコーダと、該エンコーダから出力されたパルス信号をカウントするカウンタとを備え、前記カウンタの値を、該値が0のときからの前記操作部材の操作量を示すものとし、該操作量に対応した値の変更量を前記カウンタの値が0のときの前記設定値に加算することによって、現在の設定値を設定し、前記切替機能によって制御対象のカメラ部が切り替えられると、又は、前記プリセット機能によって予め記憶した設定値に制御対象のカメラ部の前記撮影条件が設定されると、前記撮影条件についての設定値を前記撮影条件取得手段によって取得された前記撮影条件の設定値に変更すると共に、前記カウンタの値を0にリセットすることを特徴としている。
【0010】
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記切替機能によって制御対象のカメラ部が切り替えられた後、又は、前記プリセット機能によって予め記憶した設定値に制御対象のカメラ部の前記撮影条件が設定された後、前記操作部における設定値が変更されると、前記操作部における設定値を表示することを特徴としている。
【0013】
また、請求項に記載の発明は、請求項1乃至請求項のうちいずれか1に記載の発明において、前記撮影条件は、前記カメラ部におけるパン、チルト、フォーカス、ズーム、アイリス、マスターペデスタルのうち少なくともいずれか1の要素を含むことを特徴としている。
【0014】
また、請求項に記載の発明は、請求項1乃至請求項のうちいずれか1に記載の発明において、前記カメラ部は、カメラと、該カメラを支持すると共に該カメラを旋回させる雲台とから構成されることを特徴としている。
【0015】
本発明によれば、コントローラの操作部における撮影条件の設定値の表示において、切替機能によって制御対象のカメラ部が切り替えられた後、又は、プリセット機能によって予め記憶した設定値に制御対象のカメラ部の撮影条件が設定された後、コントローラの操作部における撮影条件の設定値が変更されるまで間、少なくとも、カメラ部において設定されている撮影条件の設定値を表示するようにしたため、制御対象のカメラ部における撮影条件の設定値と、コントローラの操作部における撮影条件の設定値が異なる状況となった場合であっても、操作者は、カメラ部において設定されている撮影条件の設定値を把握することができる。
【0016】
また、切替機能によって制御対象のカメラ部が切り替えられると、又は、プリセット機能によって予め記憶した設定値に制御対象のカメラ部の撮影条件が設定されると、前記撮影条件について操作部における設定値がカメラ部において現に設定されている設定値に変更されるため、制御対象のカメラ部における撮影条件の設定値とコントローラの操作部における撮影条件の設定値とが常に一致した状態となり、カメラ部における撮影条件の設定値を操作部の操作により常に連続的に変更することができる。このため、操作者にとってカメラ操作が行いやすいものとなる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下添付図面に従って、本発明に係るカメラ制御システムの好ましい実施の形態について詳説する。
【0018】
図1は、本発明に係るカメラ制御システムの一実施の形態を示すシステム構成図である。同図に示すように本発明に係るカメラ制御システムは、複数台のリモコン雲台10A、10B、…(以下、単に雲台10A、10B、…という。)と、各雲台10A、10B、…に支持されたテレビカメラ12A、12B、…と、雲台コントローラ14等から構成される。詳細は省略するが各雲台10A、10B、…は、支持したテレビカメラ12A、12B、…を内部のモータによりパンニング及びチルティングさせるパン/チルト機構を備え、また、モデム16A、16B、…及び通信回線(電話回線等)を通じて雲台コントローラ14と各種信号のやり取りを行う通信機能を備えている。また、各雲台10A、10B、… (の制御部)と各雲台10A、10B、…が支持するテレビカメラ12A、12B、…(の制御部)との間でも信号のやり取りが行われており、テレビカメラ12A、12B、…において調整されるアイリス、マスターペデスタル等の各種撮影条件の設定について、雲台コントローラ14から指示信号が送信された場合には、その指示信号は、各雲台10A、10B、…を介して各テレビカメラ12A、12B、…に送信される。また、各テレビカメラ12A、12B、…から出力された応答信号等の信号は、各雲台10A、10B、…を介して雲台コントローラ14に送信される。尚、本発明は、パン/チルト機能を備えた雲台を使用するシステムに限らず、テレビカメラをコントローラにより遠隔操作するシステムに適用される。
【0019】
雲台コントローラ14は、モデム18を介して通信回線に接続され、通信回線を通じて各雲台10A、10B、…及び各テレビカメラ12A、12B、…と接続可能となっている。雲台コントローラ14は、通信制御部20、CPU22、操作部24、表示部26等から構成される。通信制御部20は、接続可能な複数のテレビカメラ12A、12B、…(雲台10A、10B、…)のうち、CPU22により指示された1つの制御対象のテレビカメラ(雲台)を通信回線の接続先として接続する。また、通信制御部20は、通信回線により接続した雲台との間の信号の送受信を制御する。
【0020】
CPU22は、操作部24において設定された設定値や、制御対象のテレビカメラ及びその雲台から送信された信号等に基いて、各種処理を行う。尚、その処理内容については後述する。
【0021】
操作部24は、後述するスイッチやつまみ等の操作部材により、各種設定のための操作者による操作を検出してCPU22に入力し、表示部26は、後述のように各操作部材に対応して配設された各表示器に各操作部材により設定された設定値をCPU22の処理により表示する。
【0022】
次に、雲台コントローラ14の操作部24における操作内容とともに雲台コントローラ14のCPU22における処理内容を説明する。図2は、雲台コントローラ14の操作パネル上の配設部材を示した図である。同図に示すように雲台コントローラ14の操作パネル上には、制御対象のテレビカメラを選択し、切り替えるための(接続切替機能のための)複数の選択スイッチ30が配設されており、そのうちいずれかの選択スイッチ(A、B、C、D)をオンすると、CPU22は、そのオンされた選択スイッチに対応するテレビカメラの雲台に通信制御部20を通じて通信回線を接続させる。これによって、選択スイッチ30によって選択したテレビカメラが制御対象となり、そのテレビカメラの各種撮影条件が設定、変更できるようになる。尚、図では、制御対象のテレビカメラが、図1に示したテレビカメラ10Aと、テレビカメラ10Bとで切り替えられる様子が示されている。
【0023】
また、雲台コントローラ14の操作パネル上には、各種撮影条件の設定のための操作部材(図1の操作部24における操作部材)が設けられており、図2では、その一例として、ズームシーソスイッチ32、アイリス調整つまみ34、マスターペデスタル調整つまみ36が示されている。ズームシーソスイッチ32は、ズーム速度を設定する操作部材であり、中立位置に対して左右の押し込み方向と押し込み量を調整することによりズームの移動方向(テレ方向又はワイド方向)と速さを所望の設定にすることができる。CPU22は、ズームシーソスイッチ32によって指定されたズーム速度についての設定値を取得し、その設定値への設定を指令する指示信号を通信制御部20、通信回線、及び、接続先の雲台を通じて制御対象のテレビカメラに送信する。これにより、制御対象のテレビカメラのズーム速度が、ズームシーソスイッチ32により指定されたズーム速度となるように制御される。
【0024】
アイリス調整つまみ34は、アイリスの設定値(絞り値)を調整する操作部材であり、アイリス調整つまみ34を左右に回転することにより、アイリスの設定値を増加又は減少させることができる。マスターペデスタル調整つまみ36は、マスターペデスタル(色の濃さ)の設定値を調整する操作部材であり、マスターペデスタル調整つまみ36を左右に回転することにより、マスターペデスタルの設定値を増加又は減少させることができる。
【0025】
ここで、アイリス調整つまみ34とマスターペデスタル調整つまみ36は、いずれもアイリスの設定値、マスターペデスタルの設定値として絶対値を設定するものであるが、それらの回転位置の検出には絶対的な回転位置を検出するポテンショメータではなく、相対的な回転位置を検出するロータリーエンコーダ50 (インクリメンタル式エンコーダ)が使用される。これによってアイリス調整つまみ34とマスターペデスタル調整つまみ36には回転端が存在せず、制限なく左右両方向に回転させることができるようになっている。
【0026】
図3にアイリス調整つまみ34又はマスターペデスタル調整つまみ36の操作を検出するための操作部24(図1参照)の構成を示すと、アイリス調整つまみ34(又はマスターペデスタル調整つまみ36)はロータリーエンコーダ50の検出軸に連結されており、そのつまみが所定角度回転されるごとに、その回転方向と所定角度回転したことを示すパルス信号がロータリーエンコーダ50から出力される。ロータリーエンコーダ50から出力されたパルス信号は例えばカウンタ52でカウントされ、正転方向に所定角度回転するごとにカウンタ52のカウント値が1増加し、逆転方向に所定角度回転するごとにカウント値が1減少する。CPU22はそのカウンタ52のカウント値を取得し、アイリス調整つまみ34(又はマスターペデスタル調整つまみ36)がカウント値0の状態からどれだけ回転操作されたかを検出する。
【0027】
CPU22は、カウンタ52のカウント値によって検出したアイリス調整つまみ34のカウント値0からの操作量に対応した値をアイリスの設定値の変更量とし、その変更量をカウント値0のときのアイリスの設定値に加算する。これによって得られた値をアイリス調整つまみ34の設定値とする。これと同様にしてマスターペデスタル調整つまみ36の設定値を変更する。このようにしてアイリス調整つまみ34によって設定されたアイリスの設定値、及び、マスターペデスタル調整つまみ36によって設定されたマスターペデスタルの設定値を取得すると、CPU22は、それらの設定値への設定を指令する指示信号を通信制御部20、通信回線、及び、接続先の雲台を通じて制御対象のテレビカメラに送信する。これにより、制御対象のテレビカメラのアイリス及びマスターペデスタルが、アイリス調整つまみ34及びマスターペデスタル調整つまみ36によって設定された設定値となるように制御される。
【0028】
ところで、図2における上記選択スイッチ30によって制御対象のテレビカメラを切り替えた場合、CPU22は、アイリス調整つまみ34及びマスターペデスタル調整つまみ36のそれぞれについてのカウンタ(図3におけるカウンタ52)を0にリセットすると共に、制御対象に切り替えたテレビカメラにおいて設定されているアイリス及びマスターペデスタルの設定値をそのテレビカメラから通信回線を通じて取得する。そして、それらの取得した設定値を、上記カウンタのカウント値0におけるアイリス調整つまみ34及びマスターペデスタル調整つまみ36の設定値とする。これによって、制御対象のテレビカメラを切り替えた直後においても、制御対象となったテレビカメラにおけるアイリス及びマスターペデスタルの設定値と、アイリス調整つまみ34及びマスターペデスタル調整つまみ36の設定値とがそれぞれ一致し、制御対象のテレビカメラを切り替えた直後において制御対象となったテレビカメラにおいて既に設定されている設定値を基準にアイリス及びマスターペデスタルの設定値をアイリス調整つまみ34及びマスターペデスタル調整つまみ36で連続的に変更することができるようになる。したがって、制御対象となったテレビカメラにおいて既に設定されていた設定値に対して微調整を行うことも容易となる。尚、制御対象のテレビカメラを切り替えた際に、制御対象となったテレビカメラにおけるアイリス及びマスターペデスタルの設定値と、アイリス調整つまみ34及びマスターペデスタル調整つまみ36の設定値とをそれぞれ一致させる方法は、カウンタのカウント値を0にして行う場合に限らない。
【0029】
一方、雲台コントローラ14の操作パネル上には、図2に示すようにアイリス調整つまみ34及びマスターペデスタル調整つまみ36のそれぞれに対応した表示器38、40が配設される。CPU22は、アイリス調整つまみ34及びマスターペデスタル調整つまみ36の設定値をこれらの表示器38、40に表示させる。特に、上記選択スイッチ30によって制御対象のテレビカメラを切り替えた場合、その切替え直後からアイリス調整つまみ34が操作されるまでの間は、上述のように制御対象となったテレビカメラから取得したアイリスの設定値、即ち、アイリス調整つまみ34のカウンタがカウント値0のときの設定値を表示器38に表示させる。マスターペデスタルの設定値を表示する表示器40に対しても同様である。これらの表示器38、40によって、アイリス調整つまみ34やマスターペデスタル調整つまみ36の回転位置からでは把握できないアイリスの設定値、マスターペデスタルの設定値を操作者が把握できると共に、制御対象のテレビカメラを切り替えた直後において、制御対象となったテレビカメラにおけるアイリスやマスターペデスタルの設定値を把握することができる。
【0030】
尚、本実施の形態では、制御対象のテレビカメラを切り替えた際に、アイリス調整つまみ34やマスターペデスタル調整つまみ36の設定値を、制御対象のテレビカメラにおいて設定されている設定値に一致させる処理を行っているが、そのような処理を行わない場合には、制御対象のテレビカメラを切り替えた際に、アイリス調整つまみ34やマスターペデスタル調整つまみ36の設定値と、制御対象のテレビカメラにおける設定値とが不一致となる場合がある。この場合において、上述のように制御対象のテレビカメラを切り替えた後からアイリス調整つまみ34やマスターペデスタル調整つまみ36が操作されるまでの間、制御対象となったテレビカメラから取得したアイリス、マスターペデスタルの設定値を表示させるようにすると、制御対象となったテレビカメラにおけるアイリスやマスターペデスタルの設定値を把握することができるため、有意義である。アイリス調整つまみ34やマスターペデスタル調整つまみ36が操作された後は、それらのつまみ34、36の設定値を表示する。
【0031】
また、図2に示すように雲台コントローラ14の操作パネル上には、アイリス、マスターペデスタルについてのプリセット機能のためのスイッチ42が示されている。例えば、アイリスのための記憶スイッチ42Aをオンすると、CPU22は、プリセットデータ記憶の指示信号を制御対象のテレビカメラの雲台に送信する。これによって、そのときに制御対象のテレビカメラで設定されているアイリスの設定値が例えば雲台(雲台の制御部)のメモリにプリセットデータとして記憶される。尚、雲台コントローラ14内のメモリにおいてプリセットデータを記憶するようにしてもよい。一方、アイリスのための再生スイッチ42Bをオンすると、CPU22は、プリセットデータ読出しの指示信号を制御対象のテレビカメラの雲台に送信する。これによって、予めプリセットデータとして上記メモリに記憶されているアイリスの設定値が読み出され、テレビカメラのアイリスがその設定値に設定される。マスターペデスタルについても同様にプリセットデータの記憶と読出しが行われる。
【0032】
このようなプリセット機能によってテレビカメラのアイリス又はマスターペデスタルを予め記憶した設定値に設定した場合において、CPU22は、アイリス調整つまみ34又はマスターペデスタル調整つまみ36の設定値、及び、表示器38、40の表示値に関して、制御対象のテレビカメラを切り替えた場合と同様に処理する。例えば、プリセット機能により予め記憶しておいた設定値にテレビカメラのアイリスを設定した場合、CPU22は、その設定値を取得すると共に、アイリス調整つまみ34のカウンタのカウント値を0にリセットし、その設定値をカウント値0のときのアイリス調整つまみ34の設定値とする。また、その設定値を表示器38に表示させる。これにより、プリセット機能により、テレビカメラのアイリス又はマスターペデスタルを予め記憶した設定値に変更した場合において、アイリス調整つまみ34又はマスターペデスタル調整つまみ36の操作とは無関係に変更された設定値を操作者が把握することができ、また、プリセット機能により変更された設定値を基準にその設定値をアイリス調整つまみ34又はマスターペデスタル調整つまみ36により連続的に変更することができるようになる(微調整等が可能)。
【0033】
図4は、上記アイリス及びマスターペデスタルの操作部材としてズームシーソスイッチ32を兼用するようにした場合を示した他の実施の形態を示した図である。尚、図2と同一又は類似作用の部材には同一符号を付す。同図に示すように、操作パネル上には、ズームシーソスイッチ32をアイリス調整用操作部材に切り替えるアイリス切替スイッチ44とマスターペデスタル調整用操作部材に切り替えるマスターペデスタル切替スイッチ46とが配設される。いずれのスイッチ44、46もオフの場合、ズームシーソスイッチ32は、図2の実施の形態と同様にズーム速度を調整する操作部材として使用される。これに対して、アイリス切替スイッチ44をオンにすると、CPU22は、ズームシーソスイッチ32の操作をアイリスの設定値の変更操作として認識する。具体的には、制御対象のテレビカメラが切り替えられた際には、上記実施の形態と同様に、制御対象となったテレビカメラにおいて設定されているアイリスの設定値を取得する。そして、その設定値を操作部における設定値とする。また、ズームシーソスイッチ32が操作されるまでの間、その設定値を表示器38に表示させる。尚、同図の表示器38(表示器40)では、表示形態の一例として設定値を図2のように数値で表示するのではなく、バーグラフで表示する場合が示されている。次いで、ズームシーソスイッチ32の右側が押し込まれると、CPU22は、その押し込み量に応じた単位時間あたりの変更量により操作部における設定値を増加させる。一方、ズームシーソスイッチ32の左側が押し込まれると、CPU22は、その押し込み量に応じた単位時間あたりの変更量により操作部の設定値を減少させる。そして、操作部において変更された設定値への設定を指示する指示信号を制御対象のテレビカメラに送信する。尚、マスターペデスタル切替スイッチ46をオンにした場合も上述と同様にズームシーソスイッチ32によりマスターペデスタルの設定値を調整することができる。尚、上記説明では、ズームシーソスイッチ32をアイリス調整用操作部材、マスターペデスタル調整用操作部材として兼用する場合について説明したが、他の操作部材(例えばフォーカス調整用操作部材)をアイリス調整用操作部材、マスターペデスタル調整用操作部材として兼用するようにしてもよい。
【0034】
このように1つの操作部材を複数の撮影条件の設定に共用することによって、必要部品を減少させ、安価な部品に置き換えることができるので、価格を低く抑えることができるようになる。
【0035】
以上、上記説明では、アイリス及びマスターペデスタルの設定値の設定、表示に関してに詳説したが、同様の内容は、他の撮影条件の設定、表示に関しても適用でき、特に、アイリス、マスターペデスタル以外に、本発明が適用可能な他の撮影条件としてパン、チルト、フォーカス、ズーム等がある。
【0036】
また、上記実施の形態では、雲台に搭載されたテレビカメラを雲台コントローラでの遠隔操作により制御するシステムについて説明したが、本発明にはこれに限らず、カメラの所定の撮影条件をコントローラでの遠隔操作により制御するシステムにおいて、複数台のカメラのうちから制御対象のカメラを切り替えて、1台のコントローラで複数台のカメラを制御できるシステム、又は、上記プリセット機能を備えたシステムに適用できる。
【0037】
【発明の効果】
以上説明したように本発明に係るカメラ制御システムによれば、コントローラの操作部における撮影条件の設定値の表示において、切替機能によって制御対象のカメラ部が切り替えられた後、又は、プリセット機能によって予め記憶した設定値に制御対象のカメラ部の撮影条件が設定された後、コントローラの操作部における撮影条件の設定値が変更されるまで間、少なくとも、カメラ部において設定されている撮影条件の設定値を表示するようにしたため、制御対象のカメラ部における撮影条件の設定値と、コントローラの操作部における撮影条件の設定値が異なる状況となった場合であっても、操作者は、カメラ部において設定されている撮影条件の設定値を把握することができる。
【0038】
また、切替機能によって制御対象のカメラ部が切り替えられると、又は、プリセット機能によって予め記憶した設定値に制御対象のカメラ部の撮影条件が設定されると、前記撮影条件について操作部における設定値がカメラ部において現に設定されている設定値に変更されるため、制御対象のカメラ部における撮影条件の設定値とコントローラの操作部における撮影条件の設定値とが常に一致した状態となり、カメラ部における撮影条件の設定値を操作部の操作により常に連続的に変更することができる。このため、操作者にとって撮影条件の設定作業が行いやすいものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係るカメラ制御システムの一実施の形態を示すシステム構成図である。
【図2】図2は、雲台コントローラの操作パネル上の配設部材を示した図である。
【図3】図3は、アイリス調整つまみ又はマスターペデスタル調整つまみの操作を検出するための構成を示した構成図である。
【図4】図4は、アイリス及びマスターペデスタルの操作部材としてズームシーソスイッチを兼用するようにした場合を示した他の実施の形態を示した図である。
【符号の説明】
10A、10B…雲台、12A、12B…テレビカメラ、14…雲台コントローラ、22…CPU、24…操作部、26…表示部、34…アイリス調整つまみ、36…マスターペデスタル調整つまみ、38、40…表示器

Claims (5)

  1. 制御対象のカメラ部にコントローラが接続され、該コントローラの操作部において設定された設定値となるように前記制御対象のカメラ部における撮影条件を設定するカメラ制御システムであって、複数のカメラ部に対して所望のカメラ部を前記コントローラの制御対象として切り替えることができる切替機能、又は、前記操作部において設定された設定値とは無関係に予め記憶した設定値となるように制御対象のカメラ部の撮影条件を設定するプリセット機能を備えたカメラ制御システムにおいて、
    制御対象のカメラ部において設定されている前記撮影条件を前記コントローラにおいて取得する撮影条件取得手段と、
    前記コントローラに設けられ、前記撮影条件について前記操作部において設定されている設定値を表示する表示手段であって、前記切替機能によって制御対象のカメラ部が切り替えられた後、又は、前記プリセット機能によって予め記憶した設定値に制御対象のカメラ部の前記撮影条件が設定された後、前記操作部における設定値が変更されるまでの間、少なくとも、前記撮影条件取得手段によって取得された前記撮影条件の設定値を表示する表示手段と、
    を備え
    前記コントローラの操作部は、
    前記撮影条件についての設定値を変更するための操作部材の一定の操作量ごとにパルス信号を出力するインクリメンタル式のエンコーダと、該エンコーダから出力されたパルス信号をカウントするカウンタとを備え、
    前記カウンタの値を、該値が0のときからの前記操作部材の操作量を示すものとし、該操作量に対応した値の変更量を前記カウンタの値が0のときの前記設定値に加算することによって、現在の設定値を設定し、
    前記切替機能によって制御対象のカメラ部が切り替えられると、又は、前記プリセット機能によって予め記憶した設定値に制御対象のカメラ部の前記撮影条件が設定されると、前記操作部における設定値を前記撮影条件取得手段によって取得された前記撮影条件の設定値に変更すると共に、前記カウンタの値を0にリセットすること
    を特徴とするカメラ制御システム。
  2. 前記切替機能によって制御対象のカメラ部が切り替えられた後、又は、前記プリセット機能によって予め記憶した設定値に制御対象のカメラ部の前記撮影条件が設定された後、前記操作部における設定値が変更されると、前記操作部における設定値を表示することを特徴とする請求項1のカメラ制御システム。
  3. 前記カメラ部と前記コントローラとは通信回線を通じて各種信号のやり取りが行われると共に、前記切替機能によって制御対象のカメラ部が切り替えられると、前記コントローラにおける前記撮影条件取得手段は、該切り替えられた制御対象のカメラ部から該カメラ部において設定されている前記撮影条件の設定値を前記通信回線を通じて取得することを特徴とする請求項1又は2のカメラ制御システム。
  4. 前記撮影条件は、前記カメラ部におけるパン、チルト、フォーカス、ズーム、アイリス、マスターペデスタルのうち少なくともいずれか1の要素を含むことを特徴とする請求項1乃至請求項のうちいずれか1のカメラ制御システム。
  5. 前記カメラ部は、カメラと、該カメラを支持すると共に該カメラを旋回させる雲台とから構成されることを特徴とする請求項1乃至請求項のうちいずれか1のカメラ制御システム。
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