JP4507144B2 - まつ毛カーラー - Google Patents
まつ毛カーラー Download PDFInfo
- Publication number
- JP4507144B2 JP4507144B2 JP2000170730A JP2000170730A JP4507144B2 JP 4507144 B2 JP4507144 B2 JP 4507144B2 JP 2000170730 A JP2000170730 A JP 2000170730A JP 2000170730 A JP2000170730 A JP 2000170730A JP 4507144 B2 JP4507144 B2 JP 4507144B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- case
- tool
- pressing tool
- pressing
- arm
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Images
Landscapes
- Hair Curling (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、まつ毛を押圧具と基体とで上下に挟んでくせ付けを行う、手動式のまつ毛カーラーに関する。
【0002】
【従来の技術】
この種のまつ毛カーラーは特許第2916367号公報に公知である。そこでは、握りレバーの前後揺動動作を、第1レバーと第2レバーを介して上下方向の揺動動作に変換してスライドリンクに伝え、スライドリンクの上端に設けた押圧具を基体に対して接近スライドさせている。握りレバーと第1レバー、および第1レバーと第2レバーのてこ比は、いずれも後者レバーの揺動量が増えるように約2倍前後に設定してある。従って、握りレバーの揺動量を左程大きくする必要もなく、押圧具のスライドストロークを大きくできる。反面、握りレバーの操作に要する力は大きくなる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように、握りレバーの動作を、第1レバーと第2レバーを介してスライドリンクに伝える動作変換機構は、構成部材点数が多く、その分だけまつ毛カーラーの製造に要するコストが高くつく。スライドリンクと一体に形成した押圧具は、ケースでスライドのみ可能に案内支持されるが、押圧具のスライド方向とスライドリンクのリンク中心軸とがく字状に交差しているので、押圧具がガイド溝の一側に押しつけられて摩擦抵抗を生じ、押圧具を円滑に接離操作できないことがある。
【0004】
握りレバーの動作量を第1・第2の各レバーで順次増幅する操作機構では、握りレバーの操作量の僅かな違いによって、押圧具のスライド量が大きく変化するのを避けられない。また、第2レバーは斜め下向きの待機状態から、上方揺動してスライドリンクを押し上げ操作する。そのため、握りレバーを一定量ずつ変位操作したとしても、第2レバーの縦方向の移動成分は揺動ストロークの終端に近づくほど大きくなる。つまり、押圧具のスライド量およびスライド速度は、スライドストロークの上端に近づくほど大きくなる。このように、押圧具のスライド量が次第に増加する操作機構においては、まつ毛を挟む直前に、押圧具が操作感覚とは無関係に急激に動くので、押圧具を使用者の意図どおりに操作するのが難しく、例えば、基体および押圧具によるまつ毛の挟み位置が狂ってしまうことがある。
【0005】
この発明の目的は、操作機構の構造が簡単で、その構成部品を最小限化でき、しかも押圧具を軽快かつ円滑に操作できる、使い勝手のよいまつ毛カーラーを提供することにある。この発明の他の目的は、操作具をケースに対して押し込み操作するだけで、押圧具を基体に接近変位させて、まつ毛を押圧具と基体とで上下に挟んでくせ付けできるまつ毛カーラーを提供することにある。この発明の他の目的は、押圧具をくせ付け部に対してほぼ均一に接近移動できるようにし、これにより押圧具を使用者の操作感覚に一致させて、意のままに操作できるまつ毛カーラーを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明のまつ毛カーラーは、ケース1と、ケース上端に配置されて、まつ毛を上下に挟み保持するカーリングヘッド2とを備えている。カーリングヘッド2は、ケース1の上端に設けられる基体3と、基体3に対して操作機構で接離操作される押圧具4とを含む。このまつ毛カーラーは、鏡と向き合う状態で基体3と押圧具4との間にまつ毛を位置させ、押圧具4を基体3に接近スライドさせ、これら押圧具4と基体3とでまつ毛を挟持してくせ付けする。操作機構は、ケース1で出没可能に支持されて、前後方向に往復変位する操作具15と、操作具15の前後方向の往復動作を上下動作に変換する動作変換機構とを含む。操作具15の操作面15aが、ケース1の顔側表面で、ケース1の上下方向の中心付近、ないし前記中心より上方に配置してある。
【0007】
押圧具4の往復動の移動方向が、ケース1の中心軸線に対して前記鏡の側へ向かって傾斜しており、押圧具4が往復動した際に該押圧具4の左右端の移動軌跡で規定される挟持平面Sが、ケース1の中心軸線と該ケース1の左右水平方向とで規定される基準平面Tに対して、上方に行くに従って、鏡の面に近づく方向に傾斜している。操作具15の操作面15aを、ケース1の顔側表面の左右中央を通る中心軸線上で、挟持平面Sに沿って後傾する上壁41の外壁面の延長平面とケース1の顔側表面で挟まれる領域Zに配置する。
【0008】
カーリングヘッド2に、くせ付け促進用のヒーター5を設ける。操作具15の操作面15aが配置された位置と同位置、ないし前記位置より上方のケース外面に、ヒーター5をオン・オフするスイッチ操作具28を配置する。
【0009】
ケース1の顔側表面に操作具15を配置し、前記顔側表面以外のケース表面にスイッチ操作具28を配置する。
【0010】
スイッチ操作具28のそれぞれを、ケース1の外郭線の内凹み部40に配置する。
【0011】
動作変換機構は、操作具15の前後方向の往復動作を上下動作に変換する中間アーム16と、中間アーム16の動作を押圧具4に伝えるリンク17と、リターンばね18とで構成する。
【0012】
中間アーム16は、軸20を介して揺動自在に軸支される第1アーム16aと、操作具15の動作を受け継ぐ第2アーム16bとでV字状に形成する。中間アーム16は、操作具15より上方に配置して、第2アーム16bが軸20より下方において操作具15と接当する状態で支持する。
【0014】
押圧具4とリンク17とは、両者4・17の間に設けたヒンジ部22を介して一体に成形する。
【0015】
基体3に断面くさび状のくせ付部25を設け、押圧具4に先のくせ付部25に対して接離する押圧体26が設けられており、押圧体26の内部にヒーター5を埋設し、照明具30からの放射光をくせ付部25へ向かって照射する。
【0016】
【発明の作用効果】
操作具15の操作面15aを使用者の顔と対向する側、すなわち、ケース1の顔側表面で、ケース1の上下方向の中心付近か、これより上方に配置するので、ケース1を第2指から第5指と掌とで、確りと握り締めて固定した状態で保持し、その状態で親指により操作具15を押し込み操作できる。これにより、操作具15の押し込み操作に伴う、カーリングヘッド2の揺れ動きを確実に防止できるうえ、操作具15の押し込み操作量を容易に加減できるので、押圧具4を軽快かつ円滑に操作できる、操作し易いまつ毛カーラーが得られる。操作具15を親指で操作するので、他の指が操作具15に挟み込まれる余地がない点でも有利である。
【0017】
押圧具4の往復動の移動方向を、ケース1の中心軸線に対して前記鏡の側へ向かって傾斜させ、押圧具4が往復動した際に該押圧具4の左右端の移動軌跡で規定される挟持平面Sを、ケース1の中心軸線と該ケース1の左右水平方向とで規定される基準平面Tに対して、上方に行くに従って、鏡の面に近づく方向に傾斜させるので、使用時には図9に示すように、先の挟持平面Sを顔の表面に沿ってほぼ垂直にした状態でカーリングヘッド2を傾斜させることになる。従って、操作具15に掛けた親指を、顔から十分に離れた位置に位置させて、指の動きが顔で邪魔されるのを防止し、その分だけくせ付け作業を意のままに行うことができる。
【0018】
カーリングヘッド2に設けたヒーター5および照明具30を制御するためのスイッチ操作具28を、操作具15の操作面15aが配置された位置より上方のケース外面に配置すると、使用状態において、ケース1を握った手でスイッチ操作具28を誤って操作するおそれがなく、使用途中に、意に反してヒーター5や照明具30が切り換わるような誤操作を一掃できる。
【0019】
ケース1の顔側表面に操作具15を配置し、前記顔側表面以外のケース表面にスイッチ操作具28を配置しておくと、操作具15とスイッチ操作具28とを同時に、あるいは間違って操作し間違える事を防止でき、前項で述べたような誤操作をさらに確実に解消できる。また、スイッチ操作具28のそれぞれを、ケース1の外郭線の内凹み部40に配置しておけば、使用者が明確な意図の許に、ケース1を握り替えない限りは、スイッチ操作具28を操作できないので、スイッチ操作具28が誤って操作されるのをさらに確実に防止できる。
【0020】
動作変換機構を、操作具15の前後方向の往復動作を上下動作に変換する中間アーム16と、中間アーム16の動作を押圧具4に伝えるリンク17と、リターンばね18とで構成するので、2個の揺動レバーで動作変換を行う従来の機構に比べて操作機構をコンパクト化できるうえ、操作機構が収容されるケース1を小型化できる。また、操作機構の構成部品点数が増えるのを避けてまつ毛カーラーの製造に要するコストを節約できる。
【0021】
軸20を介して揺動自在に軸支される第1アーム16aと、操作具15の動作を受け継ぐ第2アーム16bとでV字状に形成した中間アーム16を、操作具15より上方に配置して、第2アーム16bが軸20より下方において操作具15と接当する状態で支持すると、動作変換機構の全体を、操作具15より上方にコンパクトにまとめて構成できる。操作具15の構造や、動作量が種々に異なる場合にも、両アーム16a・16bの長さの比を変更するだけで、押圧具4の移動量を適正化できるので、設計の自由度が高い操作機構とすることができる。
【0022】
とくに、ボタン状の操作具15をケース1で出没自在にスライド案内する操作機構においては、操作具15より下側に大きな空間を確保できるので、この空間を利用して電池8を収容するなど、ケース1の内部空間を有効に利用できる。
【0023】
押圧具4とリンク17とをヒンジ部22を介して一体に成形した操作機構によれば、操作機構の構造を簡素化できるうえ、リンク17の移動方向と押圧具4の移動方向が交差していても、ヒンジ部22で力の方向を変換して押圧具4に伝えられるので、押圧具4がリンク17でケース1のガイド面に強く押しつけられて摩擦抵抗を生じるのを解消でき、従って押圧具4を軽快かつ円滑にスライド操作できる。
【0024】
【実施例】
図1ないし図9はこの発明に係るまつ毛カーラーの実施例を示す。まつ毛カーラーは、グリップを兼ねる縦長筒状のケース1を有し、その上端にまつ毛を上下に挟み保持してくせ付けするためのカーリングヘッド2を有する。カーリングヘッド2は、ケース1に固定される基体3と、基体3に対して接離スライドする押圧具4とからなり、押圧具4の内部に、後述する押圧体26とくせ付け促進用のヒーター5と、ヒーター5の温度状態を検出するサーミスター(温度センサー)6とを配置する(図1参照)。基体3と押圧具4との挟持平面S、すなわち、押圧具4が接離スライドするときのスライド平面は、図1に示すようにケース1の筒中心軸線を通る基準平面Tに対してケース後面(鏡側表面)へ向かって後傾してある。
【0025】
ケース1の内部は、下半側の電池室と、上半側の機構部室とに大別でき、電池室の内部に2個の電池8を収容し、機構部室の内部に押圧具4を接離操作するための操作機構を収容している。ケース1は、蓋合わせ状に接合される前ケース1aと後ケース1b、および両ケース1a・1bの下半外面にケース下方側から外嵌される筒ケース10と、筒ケース10に下側から外嵌される透明の化粧ケース11とで構成する。図示していないが、筒ケース10と化粧ケース11との間には装飾シートが介装してある。筒ケース10と化粧ケース11を同時に抜き外すと、後ケース1bの下端に切り欠いた出入口12が露出するので、この出入口12から電池10を出し入れできる。
【0026】
操作機構は、操作ボタン(操作具)15と、動作変換機構、すなわち、操作ボタン15の出没動作に連動して前後に往復揺動する中間アーム16、および中間アーム16の動きを押圧具4に伝えるリンク17と、中間アーム16を操作ボタン15へ向かって押し付け付勢するリターンばね18などで構成する。操作ボタン15は、その操作面15aが使用者の顔と対向する状態で前ケース1aの側に配置し(図9参照)、後ケース1bの内面に固定したガイドピン19で出没スライドのみ自在に案内支持する。さらに詳しくは、使用時の親指の動きが顔で邪魔されるのを防ぐために、先の操作ボタン15は、図6に示すようにケース1の顔側表面の左右中央を通る中心軸線上で、挟持平面Sに沿う上壁41の外面壁の延長平面とケース1の顔側表面で挟まれる領域Z(図9参照)に配置してある。なお、先の上壁41の内壁面は、押圧具4の移動用ガイドとして利用している。このように配置した操作具15は、先のリターンばね18のばね力を、中間アーム16を介して受けるので、前ケース1aから突出する向きに常時進出付勢されている。
【0027】
中間アーム16は、第1アーム16aと第2アーム16bとを有する側面視がV字状の屈折アームからなり、上方の第1アーム16aの遊端を前ケース1aでピン20を介して揺動自在に軸支し、第2アーム16bの遊端を操作ボタン15の内端面に設けた座部15aに連接する。つまり、中間アーム16は、操作具15より上方に配置されて、第2アーム16bが軸20より下方において操作具15と接当する状態で支持してある。使用時における押圧具4のスライド速度を操作具15の押し込み量にほぼ比例させるために、第1アーム16aと第2アーム16bとのアーム比を、1.2〜1.7に設定する。このアーム比が1.2より小さいと、操作具15の前後ストロークを大きくせざるを得ず、ケース1の前後厚みが増す。逆に、アーム比を1.7より大きくすると、操作具15の前後ストロークは小さくできるものの、押圧具4の移動速度が、ストローク上端に近づくほど速くなるので、使用しづらくなる。より好ましいアーム比としては、1.25〜1.5とする。リンク17と中間アーム16とは、アームの屈折端においてピン21で連結し、リンク17と押圧具4とは、ヒンジ部22を介して連結する。この実施例では、押圧具4とヒンジ部22とリンク17の三者を一体成形して、構成部品点数を削減できるようにした。
【0028】
基体3は、ベース部23と、ベース部23の左右両側から立設される一対の腕部24と、両腕部24の突端どうしを繋ぐくせ付部25とを一体に成形した透明なプラスチック成形品からなる。くせ付部25は断面くさび状に形成してあり、全体がケース後面へ向かって外凸状に湾曲し、しかも上まぶたのまつ毛に沿って上凸状に湾曲するように形成してある。次に説明する顔側の上壁41も、くせ付部25と同様に、全体がケース前面から見て内凹み状に湾曲している(図2参照)。
【0029】
押圧具4は、前後ケース1a・1bの上端の上壁41およびガイド壁42で往復スライドのみ自在に案内支持し、その上部に凹み形成した装着凹部4aに、基体3のくせ付部25と接離する押圧体26を内嵌装着する。押圧体26は上端に断面V字状の溝27が形成してある、耐熱ゴム製の成形品からなる。押圧体26の内部には、図1に示すようにヒーター5を組み、押圧体26の下面中央にサーミスター6を配置する。図3に示すように、ケース1の上部一側には電源スイッチ(スイッチ操作具)28を設ける。詳しくは、操作具15の操作面15aが配置された位置より上方で、しかもケース1の外郭線の側面側の内凹み部40(図6参照)に電源スイッチ28を配置している。電源スイッチ28の誤操作を防ぐためである。このスイッチ28を上方スライドしてオン操作するとヒーター5に通電できる。なお、内凹み部40は図2に示すように、ケース1の全周にわたって括れている。
【0030】
照明が不十分な状況下においても、まつ毛のくせ付けを確実に行うために、ケース1の側にカーリングヘッド2を照らすための照明具30を設ける。照明具30は発光ダイオードからなり、基体3のベース部23の左右中央に開口した投光口31に臨んで配置し固定する。このように、照明具30をケース1の前面上部に設けることにより、照明具30から放射される照射光を基体3の鏡側表面に沿って投射し、くせ付部25の左右幅方向の中央付近を集中的に照らすことができる。
【0031】
先の、くせ付け促進用のヒーター5の発熱温度を適温状態に維持するために、図7に示すように制御回路34を設け、さらに、ヒーター5が適温であることを表示するための表示灯35を設けている。この実施例においては、先の照明具30が表示灯35を兼ねている。図8に示すように、制御回路34は電源スイッチ28のオン操作と同時にヒーター5への通電を開始する。ヒーター5の温度が適温(70〜68℃)になると、サーミスター(負特性)6の抵抗値が減少し、その印加電圧が増加する。この電圧変化を制御回路34で受けて表示灯35、すなわち照明具30を点灯させる。以後は、ヒーター5の温度変化に伴うサーミスター6の印加電圧の変化を受けて、ヒーター5への通電を断続し、その温度を適温に維持する。電源スイッチ28をオフ下後、ヒーター5が低温になるまでの間照明具30を点灯し続けて、使用者の注意を促すために、電源オフと同時にタイマー36で計時を開始し、一定時間が経過して始めて照明具30を消灯できるようにしている(図8参照)。
【0032】
使用者は照明具30の点灯を待って、まつ毛のくせ付けを行う。詳しくは、図9に示すように、鏡と向き合い、基体3と押圧具4との間にまつ毛を位置させた状態で、操作ボタン15を押し込んで押圧具4を基体3に接近スライドさせ、押圧体26とくせ付部25とでまつ毛を挟持する。この時、まつ毛カーラーは、挟持平面Sに沿う上壁41が、ほぼ顔の表面に沿って垂直になる状態で使用される。従って、挟持平面Sとケース1の顔側表面で挟まれる領域に操作ボタン15配置しておけば、それを押し込み操作する親指が、顔に当たって動きを阻害されるのを防止でき、くせ付け作業を手際よく行える。また、上壁41に下まぶたの近傍を当てがいながらくせ付け作業を行うことにより、カーラーをぐらつくことなく安定した状態で操作できる。操作ボタン15の押し込み力を解放すると、押圧具4はリターンばね18のばね力を受けてケース1内へ退入し、操作ボタン15はケース外へ突出して待機状態へ復帰する。
【0033】
操作機構は図10ないし図13に示すように変更できる。図10においては、下端が軸37で前後揺動自在に支持された握りレバー(操作具)15を設け、これで中間アーム16を揺動操作するようにした。このように、操作具15はレバーやアームで形成できる。
【0034】
図11においては、第2アーム16bを第1アーム16aの中途部から突設して、中間アーム16をT字状に形成した。同様に、中間アーム16は、図12に示すように三角形状に形成し、あるいは図13に示すようにV字状に形成することができる。
【0035】
上記の実施例以外に、この発明はヒーター5を備えていないまつ毛カーラーにも適用できる。その場合には、照明具30用に1個の電池8と点滅スイッチ(スイッチ操作具)を備えていれば足り、先の実施例におけるスイッチ28を、点滅スイッチとすることができる。もちろん、これらのスイッチは複数個設けることができる。図6に符号28aで示すようにスイッチ操作具は、操作ボタン15の下端を通る水平面Hより上方に配置してあればよく、このように操作ボタン15に隣接配置した場合にも、誤操作や外力の影響を受けることはない。スイッチ操作具28は、ケース1の後面側や、実施例で配置した側面と対向する側の側面に設けることができる。照明具30は、操作ボタン15の押し込み動作に連動して点灯させることができる。基枠3はケース1と一体に成形してあってもよい。基枠3はベース部23を省いて形成することができ、その場合には、照明具30をケース1に固定する。この発明における押圧具4は、基枠3の側、例えば左右一対の腕部24で上下スライド自在に案内支持することができる。なお、ヒーター5の電源としては、商用電源を利用することができ、この場合にはケース1から給電用コードを導出する。
【図面の簡単な説明】
【図1】まつ毛カーラーの上半部の縦断側面図である。
【図2】まつ毛カーラーの全体斜視図である。
【図3】まつ毛カーラーのカーリングヘッド部の斜視図である。
【図4】まつ毛カーラーの縦断側面図である。
【図5】カーリングヘッドの背面図である。
【図6】まつ毛カーラーの全体正面図である。
【図7】まつ毛カーラーに付属する電装品のブロック図である。
【図8】電装品の動作タイミングを示すタイミングチャートである。
【図9】まつ毛カーラーの使用状態を示す説明図である。
【図10】操作機構の別実施例を示す縦断側面図である。
【図11】操作機構のさらに別実施例を示す縦断側面図である。
【図12】操作機構のさらに別実施例を示す縦断側面図である。
【図13】操作機構のさらに別実施例を示す縦断側面図である。
【符号の説明】
1 ケース
2 カーリングヘッド
3 基体
4 押圧具
15 操作具
16 中間アーム
16a 第1アーム
16b 第2アーム
17 リンク
18 リターンばね
25 くせ付部
26 押圧体
Claims (6)
- ケース(1)と、ケース上端に配置されて、まつ毛を上下に挟み保持するカーリングヘッド(2)とを備えており、
カーリングヘッド(2)は、ケース(1)の上端に設けられる基体(3)と、基体(3)に対して操作機構で接離操作される押圧具(4)とを含み、
鏡と向き合う状態で基体(3)と押圧具(4)との間にまつ毛を位置させ、押圧具(4)を基体(3)に接近スライドさせ、これら押圧具(4)と基体(3)とでまつ毛を挟持してくせ付けするまつ毛カーラーであって、
操作機構は、ケース(1)で出没可能に支持されて、前後方向に往復変位する操作具(15)と、操作具(15)の前後方向の往復動作を上下動作に変換する動作変換機構とを含み、
操作具(15)の操作面(15a)が、ケース(1)の顔側表面で、ケース(1)の上下方向の中心付近、ないし前記中心より上方に配置してあり、
押圧具(4)の往復動の移動方向が、ケース(1)の中心軸線に対して前記鏡の側へ向かって傾斜しており、押圧具(4)が往復動した際に該押圧具(4)の左右端の移動軌跡で規定される挟持平面(S)が、ケース(1)の中心軸線と該ケース(1)の左右水平方向とで規定される基準平面(T)に対して、上方に行くに従って、鏡の面に近づく方向に傾斜しており、
操作具(15)の操作面(15a)が、ケース(1)の顔側表面の左右中央を通る中心軸線上で、挟持平面(S)に沿って後傾する上壁(41)の外壁面の延長平面とケース(1)の顔側表面で挟まれる領域(Z)に配置してあり、
カーリングヘッド(2)に、くせ付け促進用のヒーター(5)が設けられており、
操作具(15)の操作面(15a)が配置された位置と同位置、ないし前記位置より上方のケース外面に、ヒーター(5)をオン・オフするスイッチ操作具(28)が配置してあり、
ケース(1)の顔側表面に操作具(15)が配置され、前記顔側表面以外のケース表面にスイッチ操作具(28)が配置してあることを特徴とするまつ毛カーラー。 - スイッチ操作具(28)が、ケース(1)の外郭線の内凹み部(40)に配置してある請求項1記載のまつ毛カーラー。
- 動作変換機構が、操作具(15)の前後方向の往復動作を上下動作に変換する中間アーム(16)と、中間アーム(16)の動作を押圧具(4)に伝えるリンク(17)と、リターンばね(18)とで構成してある請求項1または2記載のまつ毛カーラー。
- 中間アーム(16)は、軸(20)を介して揺動自在に軸支される第1アーム(16a)と、操作具(15)の動作を受け継ぐ第2アーム(16b)とでV字状に形成されており、
中間アーム(16)は、操作具(15)より上方に配置されて、第2アーム(16b)が軸(20)より下方において操作具(15)と接当する状態で支持してある請求項3記載のまつ毛カーラー。 - 押圧具(4)とリンク(17)とが、両者(4・17)の間に設けたヒンジ部(22)を介して一体に成形してある請求項3または4記載のまつ毛カーラー。
- 基体(3)に断面くさび状のくせ付部(25)が設けられ、押圧具(4)に先のくせ付部(25)に対して接離する押圧体(26)が設けられており、
押圧体(26)の内部にヒーター(5)が埋設され、照明具(30)からの放射光がくせ付部(25)に向かって照射してある請求項3、4または5記載のまつ毛カーラー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000170730A JP4507144B2 (ja) | 2000-06-07 | 2000-06-07 | まつ毛カーラー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000170730A JP4507144B2 (ja) | 2000-06-07 | 2000-06-07 | まつ毛カーラー |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001346625A JP2001346625A (ja) | 2001-12-18 |
JP4507144B2 true JP4507144B2 (ja) | 2010-07-21 |
Family
ID=18673399
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000170730A Expired - Lifetime JP4507144B2 (ja) | 2000-06-07 | 2000-06-07 | まつ毛カーラー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4507144B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5203484B2 (ja) * | 2011-04-27 | 2013-06-05 | 株式会社 資生堂 | まつ毛カーラー及びまつ毛カーラー用アタッチメント。 |
CN114947334A (zh) * | 2022-06-22 | 2022-08-30 | 深圳市奋达科技股份有限公司 | 一种按压传动装置及卷发器 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0356947U (ja) * | 1989-10-06 | 1991-05-31 | ||
JPH0617620U (ja) * | 1992-08-05 | 1994-03-08 | 真澄 島崎 | 懐中電燈つき携帯鏡 |
JPH1146855A (ja) * | 1997-08-07 | 1999-02-23 | Anno Off:Kk | 照明付き携帯鏡。 |
JP2000093226A (ja) * | 1998-09-21 | 2000-04-04 | Yong Hoon Cho | 睫毛成形器 |
-
2000
- 2000-06-07 JP JP2000170730A patent/JP4507144B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0356947U (ja) * | 1989-10-06 | 1991-05-31 | ||
JPH0617620U (ja) * | 1992-08-05 | 1994-03-08 | 真澄 島崎 | 懐中電燈つき携帯鏡 |
JPH1146855A (ja) * | 1997-08-07 | 1999-02-23 | Anno Off:Kk | 照明付き携帯鏡。 |
JP2000093226A (ja) * | 1998-09-21 | 2000-04-04 | Yong Hoon Cho | 睫毛成形器 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2001346625A (ja) | 2001-12-18 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
RU2006130372A (ru) | Электрическая зубная щетка с проверочной кнопкой | |
JPS5850802B2 (ja) | ロツク コントロ−ル | |
US4630462A (en) | Tool for crimping cable shoe terminals | |
JP4507144B2 (ja) | まつ毛カーラー | |
ES2260140T3 (es) | Dispositivo de control de un contactor que comprende un transmisor y transmisor para dicho dispositivo. | |
JP4475482B2 (ja) | まつ毛カーラー | |
JP4475485B2 (ja) | まつ毛カーラー | |
JP4569993B2 (ja) | まつ毛カーラー | |
JP2002320515A (ja) | 睫毛成形具 | |
JP2004160078A (ja) | まつ毛カール器 | |
JP2003151402A (ja) | スイッチ | |
US3323971A (en) | Portable apparatus for splicing synthetic yarn | |
CN210843072U (zh) | 兔子耳部采血辅助装置 | |
KR200172855Y1 (ko) | 속눈썹 성형기 | |
CN217390163U (zh) | 一种睫毛夹 | |
JP2627486B2 (ja) | 脱毛装置 | |
CN100537152C (zh) | 手持有动力的订书机 | |
JPH0513281Y2 (ja) | ||
GB2233896A (en) | Curling device | |
US3365560A (en) | Manipulator handle assembly with switch means | |
JP4544494B2 (ja) | まつ毛カーラー | |
JPS6348881Y2 (ja) | ||
JPS6224903Y2 (ja) | ||
JP2712927B2 (ja) | スイッチ装置 | |
JPH0175924U (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20061107 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070607 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20070815 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20090730 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090819 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20091016 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20100421 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20100422 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130514 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Ref document number: 4507144 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130514 Year of fee payment: 3 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130514 Year of fee payment: 3 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130514 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140514 Year of fee payment: 4 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140514 Year of fee payment: 4 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |