JP4504727B2 - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

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本発明は、半導体装置及びその製造方法に係り、詳しくは、チャネル領域への格子歪みの付与によりnチャネルおよびpチャネルの絶縁ゲート電界効果トランジスタ(MISFET)の駆動能力を向上させる半導体装置及びその製造方法に関する。
半導体装置の動作の高速化においては、MISFETの素子構造の微細化が最も効果的な常套手段であり、現在その寸法基準は65nmから45nmへと精力的に進められている。また、特にSi基板に搭載する半導体装置においては、MISFETのチャネル領域に格子歪みを生成し電荷(電子および正孔)の実効質量を小さくしてそれらの移動度を向上させることで高速化を実現する試みも種々になされている。
上記MISFETのチャネル領域に格子歪みを生成するいわゆる歪みSiチャネル技術には、第1の方法として、格子定数あるいは熱膨張係数の異なる2種類の材料を積層することで、Si層の広い領域に亘って格子歪みを生成しその歪んだ領域に半導体素子を作製するもの、第2の方法として、半導体装置のデバイス構造起因あるいは製造プロセス起因の応力を用いてチャネル領域に局部的な歪みを生成するものがある。
例えば、第1の方法の代表的な技術では、単結晶のSiGe合金層上にSi層をエピタキシャル成長させ、このSi層にMISFETを作製する(例えば、特許文献1参照)。この場合には、Si層に伸び(引張り)歪みが生じ電子の移動度は向上するが、正孔の移動度は逆に低下する。そこで、nチャネルとpチャネルの両方のMISFET(以下、CMOSとも言う)の駆動能力を向上させるために、pチャネルMISFETを形成する領域のSiGe合金層を選択的に除去したり、pチャネルMISFETを作製する領域のSi層に選択的に縮み(圧縮)歪みを生成する材料を積層させる等の検討がなされている。
また、第2の方法に関する技術では、例えばSTI(Shallow Trench Isolation)のような素子分離領域に充填した絶縁物からチャネル領域にかかる応力を用いることで、CMOSのオン電流を向上させている(例えば、特許文献2参照)。これについては、第2の方法に係る本発明との互いの相違点を明確にするために、図7を参照して具体的な説明を加える。図7(a)、図7(b)は、それぞれnチャネルMISFET、pチャネルMISFETの断面図である。
図7(a)に示すように、nチャネルMISFETは、シリコン基板101にpウェル層101aが形成され、STI型の素子分離膜102で分離された活性領域に形成される。ここで、素子分離膜102は、シリコン酸化膜102aとシリコン窒化膜102bとシリコン酸化膜102cの3層構造となっている。そして、シリコン酸化膜102a、102cは、シリコン基板に対して圧縮応力を与えるが、シリコン窒化膜102bがシリコン基板に強い引張り応力を及ぼすために、全体に上記MISFETのチャネル方向およびゲート幅方向に大きな引張り歪みが発生し、nチャネルMISFETのオン電流が向上する。なお、シリコン窒化膜102bの膜厚によって引張り歪み量が変化することから、導入すべき歪み量に応じて素子分離膜102の構造、シリコン窒化膜102bの膜厚を選択する。また、図に示した紙面に水平な断面の素子分離膜102と共に、紙面に垂直な断面の素子分離膜(不図示)にもシリコン窒化膜を挿入するとよい。
これに対して、図7(b)に示すように、pチャネルMISFETは、同一のシリコン基板101にnウェル層101bが形成され、STI型の素子分離膜102で分離された活性領域に形成される。そして、ここでは、素子分離膜102にはシリコン酸化膜のみが充填されている。このシリコン酸化膜はシリコン基板101に圧縮応力を与え、pチャネルMISFETのチャネル方向に大きな圧縮歪みが発生し、pチャネルMISFETのオン電流が向上する。また、図の紙面に垂直な断面の素子分離膜(不図示)に対して上述したシリコン窒化膜を挿入すると、nチャネルMISFETの場合と同様にゲート幅方向に引張り応力が生じ、pチャネルMISFETのオン電流は更に向上するようになる。
なお、図7において、n、pチャネルMISFETは通常の構造であり、ゲート絶縁膜103を介してそれぞれのp(n)ウェル層101a(101b)上に形成されたポリシリコンから成るゲート電極104、サイドウォールスペーサ105、ソースドレイン拡散層106、上記ゲート電極104およびソースドレイン拡散層106の表面に形成したコバルトシリサイド層107を有する構造になっている。そして、全体を被覆する層間絶縁膜108の所定の領域にコンタクトホールが形成されソースドレイン拡散層106表面のコバルトシリサイド層107に接続してコンタクトプラグ109が埋め込まれている。
特開平10−270685号公報 特開2003−179157号公報
しかしながら、上記第1の方法では、歪みSi中あるいはSiGe合金層の結晶欠陥の低減制御が難しく、半導体装置の拡散層のリーク電流が半導体素子構造の微細化と共に顕著になってくるという問題を有している。また、SiGe合金層上に成長したSiの表面平坦性が悪くしかもその向上に問題が残っており、工業的な実用化は未だ乏しい状態にある。そして、この方法は、SiGe合金の作製等も含めた製造コストが従来のシリコン基板上の半導体装置の場合よりも大幅に高くなるという問題を有する。この他に、第1の方法としては、SOI(Silicon on Insulator)構造およびその類似技術がよく知られているが、未だ充分な格子歪は得られず電荷の移動度の向上は小さい。
第2の方法は、上述したように半導体装置のデバイス構造あるいは製造プロセスで生じる局所的な応力を用いる手法である。上記応力は半導体素子構造の微細化と共に増大する。このために、この応力を高精度に制御をすることができれば、上記第2の方法は、現状の半導体装置の製造プロセスとの高い整合性を有する効果的な手段になり得る。図7に示した従来例では簡便に10%程度のオン電流の増加が得られるとしている。
しかし、上記従来例は、STI型のような素子分離膜の形成において、STIのための所定の凹部領域に異種の絶縁膜、例えばシリコン酸化膜とシリコン窒化膜とを選択的に形成しなければならないため、STI構造および素子構造の微細化に伴いその半導体装置の量産適用が困難になるという問題があった。このように、上記従来例は半導体素子の微細化に不適合な応力制御の方法となっている。
本発明は、上述の事情に鑑みてなされたもので、半導体素子構造の微細化に適合しており、その製造プロセスとの整合性が非常に高い方法でチャネル領域の格子歪みを制御し、nチャネルおよびpチャネルMISFETの駆動能力を向上させることができる簡便な手法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、半導体装置にかかる第1の発明は、半導体基板上に形成されたnチャネルMISFETとpチャネルMISFETとを有する半導体装置において、前記nチャネルMISFETのゲート電極の側壁には引張り応力を有する第1のサイドウォールスペーサが形成され、前記pチャネルMISFETのゲート電極の側壁には圧縮応力を有する第2のサイドウォールスペーサが形成され、前記nチャネルMISFETのソースドレイン拡散層の表面には引張り応力を有する第1のシリサイド層が形成され、前記pチャネルMISFETのソースドレイン拡散層の表面には圧縮応力を有する第2のシリサイド層が形成される構成を有している。
上記発明において、前記第1のサイドウォールスペーサはシリコン窒化膜であり、前記第2のサイドウォールスペーサはシリコン酸化膜であることが好ましい。
そして、第2の発明は、半導体基板上に形成されたnチャネルMISFETとpチャネルMISFETとを有する半導体装置において、前記nチャネルMISFETのソースドレイン拡散層の表面には引張り応力を有する第1のシリサイド層が形成され、前記pチャネルMISFETのソースドレイン拡散層の表面には圧縮応力を有する第2のシリサイド層が形成される構成を有している。
上記発明において、前記第1のシリサイド層はコバルトダイシリサイドで形成され、前記第2のシリサイド層はニッケルシリサイドで形成されることが好ましい。
また、上記発明において、前記ゲート電極のゲート長は100nm以下であることが好ましい。更に、前記nチャネルMISFETとpチャネルMISFETとを被覆するように、前記半導体基板上には引張り応力を有するシリコン窒化膜の形成されていることが好ましい。
また、上記半導体装置の製造方法にかかる発明は、半導体基板上にnチャネルMISFETとpチャネルMISFETとを形成する半導体装置の製造方法であって、前記nチャネルMISFETの一導電型不純物を含有するソースドレイン拡散層と前記pチャネルMISFETの逆導電型不純物を含有するソースドレイン拡散層とを順次に形成する工程と、前記両方のソースドレイン拡散層を形成した後、前記nチャネルMISFETのソースドレイン拡散層表面に引張り応力を有する第1のシリサイド層を形成し、その後に、前記pチャネルMISFETのソースドレイン拡散層表面に圧縮応力を有する第2のシリサイド層を形成する工程と、を有する構成となっている。
上記発明において、前記第1のシリサイド層は、前記pチャネルMISFET上を絶縁膜で被覆し、前記nチャネルMISFETのソースドレイン拡散層表面を含む全面に第1の高融点金属膜を堆積させた後に、第1の熱処理を施すことで前記nチャネルMISFETのソースドレイン拡散層表面を前記第1の高融点金属膜でシリサイド化して形成し、前記第2のシリサイド層は、前記第1のシリサイド層および前記pチャネルMISFETのソースドレイン拡散層表面を含む全面に第2の高融点金属膜を堆積させ後に、前記第1の熱処理の温度より低い温度の第2の熱処理を施すことで前記pチャネルMISFETのソースドレイン拡散層表面を前記第2の高融点金属膜でシリサイド化して形成する。
本発明の構成によれば、これまでの半導体装置の素子構造の微細化に適合しており、従来の半導体装置の製造プロセスとの整合性が非常に高い方法でもってチャネル領域の格子歪みを制御でき、nチャネルおよびpチャネルMISFETの駆動能力を簡便に向上させることができる。
以下に、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。図1は、本発明の実施の形態にかかるnチャネルMISFETとpチャネルMISFETの平面図であり、図2は、図1のX−Xで切断した断面図である。そして、図3は、本実施の形態における効果を説明するためのMISFETの模式的な斜視図である。なお、図1では、本発明の構成を判り易くするために斜線を施している。
本発明の半導体装置を構成するnチャネルMISFETとpチャネルMISFETについて説明する。図1,2に示すようにシリコン基板1上にpウェル層1aとnウェル層1bが形成され、その表面部にSTI型の素子分離領域2で画定した活性領域3,4が設けられる。そして、活性領域3にnチャネルMISFETが、活性領域4にpチャネルMISFETがそれぞれ形成される。
nチャネルMISFETは、図2に示すように、ゲート絶縁膜5を介してpウェル層1a上に形成されたポリシリコンから成るSiゲート電極6、Siゲート電極6に対して圧縮応力を与え自らは引張り応力を有する第1サイドウォールスペーサ7、n導電型のソースドレイン拡散層8、上記Siゲート電極6およびソースドレイン拡散層8の表面に形成し上記ソースドレイン拡散層8に対して圧縮応力を与え自らは引張り応力を有する第1シリサイド層9を有する構造になっている。
ここで、第1サイドウォールスペーサ7は、シラン系原料ガスとアンモニア系原料ガスを用いた化学気相成長(CVD)法で堆積させるシリコン窒化膜であり、しかも、熱CVD法あるいは触媒CVD法のようにシリコン基板上に堆積するとき、そのシリコン窒化膜に引張り応力が生じる膜である。なお、プラズマ励起のCVD(PECVD)法で堆積するシリコン窒化膜は、シリコン基板上に堆積するとき、そのシリコン窒化膜に逆に圧縮応力が生じる膜になるのでこの膜は使用しない。
また、第1シリサイド層9は、コバルトシリサイド、チタンシリサイドのようにシリサイド層をシリコン基板上に形成するとき、その層中に引張り応力が生じるシリサイド層である。
次に、pチャネルMISFETは、図2に示すように、ゲート絶縁膜5を介してnウェル層1b上に形成されたポリシリコンから成るSiゲート電極6、Siゲート電極6に対して引張り応力を与え自らは圧縮応力を有する第2サイドウォールスペーサ10、p導電型のソースドレイン拡散層11、上記Siゲート電極6およびソースドレイン拡散層11の表面に形成し上記ソースドレイン拡散層11に対して引張り応力を与え自らは圧縮応力を有する第2シリサイド層12を有する構造になっている。
ここで、第2サイドウォールスペーサ10は、シラン系原料ガスと酸素系原料ガスを用いたCVD法で堆積させるシリコン酸化膜である。このシリコン酸化膜は、シリコン基板上に堆積するとき、そのシリコン酸化膜に圧縮応力が生じる膜である。シリコン酸化膜の堆積方法は種々のものがあるが、その中でもHTO(High Temperature Oxidation)法で成膜したシリコン酸化膜が好ましい。この方法は、通常ではシランガスと亜酸化窒素ガスを用い成膜温度が700℃程度と比較的に高温な成膜であり、大きな上記圧縮応力がシリコン酸化膜に生じるようになる。なお、他の方法で成膜したシリコン酸化膜は、その後の半導体装置製造の熱プロセスで容易に緻密化し、何れも最終的には上記圧縮応力が膜中に生じるようになる。
そして、第2シリサイド層12は、ニッケルシリサイドのようにシリサイド層をシリコン基板上に形成するとき、その層中に圧縮応力が生じるシリサイド層である。
また、図1,2に示すように、上記構造のnチャネルMISFETおよびpチャネルMISFETを被覆するキャップ膜13が形成してある。ここで、キャップ膜13は、第1サイドウォールスペーサ7と同様な材料で、例えば上述したように成膜した膜に引張り応力が生じるシリコン窒化膜が好ましい。
次に、上記実施の形態のMISFET構造で生ずる作用効果について、図3を参照して説明する。図3において、図1,2と同等な部分には同一の参照番号が付してある。
はじめに、上述したサイドウォールスペーサの場合について説明する。半導体装置の素子構造が微細化しその設計寸法基準が例えば65nm〜45nmとなってくると、図2からも判るように、Siゲート電極6のチャネル方向の寸法は65nm〜45nmでその高さは100nm〜150nmとなり、Siゲート電極6のパターンのアスペクト比は2〜3と非常に大きくなる。そして、図1に示しているように、その肉厚がSiゲート電極6の厚さと同程度になる第1サイドウォールスペーサ7が、nチャネルMISFETのSiゲート電極6の周縁に形成される。同様に、第2サイドウォールスペーサ10がpチャネルMISFETのSiゲート電極6の周縁に形成される。
上記の構造において、上記第1サイドウォールスペーサ7、第2サイドウォールスペーサ10による応力とそれにより生じる歪みはそれぞれ次のようになる。すなわち、nチャネルMISFETの場合では、第1サイドウォールスペーサ7は、上述したようにSiゲート電極6に大きな圧縮応力を与える。そして、更に、図3に示すように、シリコン基板のpウェル層1aの表面すなわちnチャネルMISFETのチャネル領域に対してもその上下(z)方向に圧縮応力を与えるようになり、それに伴ってz方向に圧縮歪み−εzが生じることになる。この圧縮歪み−εzは電子の実効質量を低減させる。そして、電子の移動度が数%程度増大し、nチャネルMISFETの駆動能力が向上するようになる。pチャネルMISFETの場合では、第2サイドウォールスペーサ10は、上述したようにSiゲート電極6に大きな引張り応力を与え、更に、図3に示すように、シリコン基板のnウェル層1bの表面すなわちpチャネルMISFETのチャネル領域に対してz方向に引張り応力を与えるようになり、それに伴ってz方向に引張り歪みεzが生じることになる。この引張り歪みεzは正孔の実効質量を低減させ、正孔の移動度が数%程度増大し、結果としてpチャネルMISFETの駆動能力が向上する。
上述したサイドウォールスペーサ構造からの応力起因によるチャネル領域での歪みεzは、素子構造が微細化しSiゲート電極6パターンのアスペクト比が上述したように2〜3と大きくなると共に増大し、本発明の実施の形態のMISFETの駆動能力の向上は更に顕著になる。なお、このようにアスペクト比が増大すると、後述するが、Siゲート電極6表面の第1、第2シリサイド層9,12に起因する応力はほとんど無視できるようになる。
このようにして、本実施の形態のサイドウォールスペーサ構造を備えた、微細なnチャネル、pチャネルMISFETを含んで構成された半導体装置においては、共にその駆動能力が向上するようになり、半導体装置の高速化あるいは高性能化が簡便な手法で達成される。
次に、上述したシリサイド層について説明する。半導体装置の素子構造が微細化してくると、図1からも判るように、Siゲート電極6のチャネル方向の寸法に対してソースドレイン拡散層8,11の占める相対的な面積は増大し、それと共にその表面に形成される第1シリサイド層9、第2シリサイド層12の占める面積も相対的に増大してくる。
上記の構造において、上記第1シリサイド層9、第2シリサイド層11による応力とそれにより生じる歪みはそれぞれ次のようになる。すなわち、nチャネルMISFETの場合では、ソース側とドレイン側に形成される2箇所の第1シリサイド層9はチャネル領域を挟み、ソースドレイン拡散層8に大きな圧縮応力を与える。そして、この圧縮応力は、図3に示すように、シリコン基板のpウェル層1aの表面すなわちnチャネルMISFETのチャネル領域に対してチャネル方向(x方向)に引張り歪みεxを生じさせる。この引張り歪みεxは電子の実効質量を低減させる。そして、この場合、電子の移動度が10%程度増大し、nチャネルMISFETの駆動能力が向上することになる。一方、pチャネルMISFETの場合では、第2シリサイド層12は、同様にそのチャネル領域を挟み、ソースドレイン拡散層11に引張り応力を与える。そして、この引張り応力は、図3に示すように、シリコン基板のnウェル層1bの表面すなわちpチャネルMISFETのチャネル領域に対してチャネル方向(x方向)に圧縮歪み−εxを生じさせる。この圧縮歪み−εxは正孔の実効質量を低減させる。そして、この場合も正孔の移動度が増大し、pチャネルMISFETの駆動能力が向上する。
このようにして、本実施の形態のシリサイド層構造を備えた、微細なnチャネル、pチャネルMISFETを含んで構成された半導体装置においては、共にその駆動能力が向上するようになり、半導体装置の高速化あるいは高性能化が簡便な手法で達成される。
次に、本発明の半導体装置の製造方法について、図4〜6を参照して説明する。図4乃至6は、半導体装置の製造方法を示すnチャネル、pチャネルMISFETの工程別素子断面図である。ここで、図1,2と同じものは同一符号で示す。
例えば、p導電型のシリコン基板1表面にSTI型の素子分離領域2を周知の方法で形成する。そして、周知のイオン注入と熱処理とを施し、nチャネルMISFETを形成する領域になるpウェル層1aと、pチャネルMISFETを形成する領域になるnウェル層1bを形成した後、二酸化シリコン換算膜厚が2nm程度の酸窒化膜あるいはハフニウムシリケート膜等でゲート絶縁膜5を形成し、ポリシリコン膜の成膜とフォトリソグラフィ技術およびドライエッチング技術を用いた微細加工とにより、幅寸法が65nm程度、その高さが150nm程度になるSiゲート電極6を形成する(図4(a))。
次に、イオン注入でpウェル層1aの表面およびSiゲート電極6にヒ素等のn導電型不純物を導入し、pウェル層1a表面にエクステーション層8aを形成する。同様に、別のイオン注入と熱処理とでnウェル層1bの表面およびSiゲート電極6にボロン等のp導電型不純物を導入し、nウェル層1b表面にエクステーション層11aを形成する(図4(b))。
次に、全面にHTO法で膜厚が80nm程度のシリコン酸化膜を堆積し、異方性ドライエッチングによるエッチバックを施し、Siゲート電極6の側壁に第2サイドウォールスペーサ10を形成する。ここで、第2サイドウォールスペーサ10の厚さは60nm〜70nmである(図4(c))。
引続いて、公知のフォトリソグラフィ技術で形成したレジストマスクをエッチングマスクにして、nチャネルMISFETのSiゲート電極6の側壁の第2サイドウォールスペーサ10を弗酸系の化学薬液で選択的に除去する。このようにして、pチャネルMISFETのSiゲート電極6の側壁のみに第2サイドウォールスペーサ10を形成する(図5(a))。
次に、全面に上述したような公知の熱CVD法あるいは触媒CVD法により膜厚が70nm程度のシリコン窒化膜を堆積し、その後、異方性ドライエッチングによるエッチバックを施し、nチャネルMISFETのSiゲート電極6の側壁に第1サイドウォールスペーサ7を形成する。ここで、第1サイドウォールスペーサ7の厚さは60nm程度である(図5(b))。なお、この場合のエッチバックは、pチャネルMISFETの第2サイドウォールスペーサ10表面に堆積した上記シリコン窒化膜を全て除去する。
このようにした後、周知のイオン注入と熱処理とを施し、上記Siゲート電極6および第1サイドウォールスペーサ7、第2サイドウォールスペーサ10に対して自己整合になる、ソースドレイン拡散層8,11を形成する(図5(c))。上記イオン注入では、pウェル層1a表面、nウェル層1b表面と共に、Siゲート電極6にもn導電型あるいはp導電型の不純物を導入する。ここで、上記熱処理ではいわゆる急速熱処理による1000℃、10秒程度の急速熱アニール(RTA)がなされる。この熱処理により、イオン注入で導入した不純物の活性化と共に、第1サイドウォールスペーサ7および第2サイドウォールスペーサ10の緻密化を行う。
次に、膜厚が10nm程度のシリコン酸化膜の全面堆積と周知のレジストマスクをエッチングマスクにしたウェットエッチングで、pチャネルMISFETの領域を保護する酸化膜マスク14を形成する。この酸化膜マスク14は、Siゲート電極6、ソースドレイン拡散層11および第2サイドウォールスペーサ10を完全に被覆する(図6(a))。
このようにした後、いわゆるサリサイド技術により、nチャネルMISFETのSiゲート電極6表面、ソースドレイン拡散層8表面にコバルトシリサイドで第1シリサイド層9を形成する。このサリサイド技術では、はじめに全面にスパッタ法で膜厚が10nm程度のコバルトを成膜し、500℃、30秒程度のRTAを施す。そして、未反応のコバルトを塩酸系の化学薬液で除去した後、再度RTAで800℃、30秒程度の熱処理を施し、低抵抗のコバルトダイシリサイド(CoSi)を形成する(図6(b))。
次に、pチャネルMISFET上を被覆する酸化膜マスク14をドライエッチング等で除去する。そして、今度は、pチャネルMISFETの領域に選択的にニッケルシリサイドの第2シリサイド層12を形成する。この場合のサリサイド技術では、はじめに全面にスパッタ法で膜厚が15nm程度のニッケル膜を成膜し、450℃、30秒程度のRTAを施す。そして、未反応のニッケルを塩酸系の化学薬液で除去する。このようにして、pチャネルMISFETのSiゲート電極6表面、ソースドレイン拡散層11表面にニッケルシリサイドから成る第2シリサイド層12を形成する(図6(c))。このニッケルシリサイドの形成では、熱処理が500℃以下になるために、上記ニッケルは、コバルトシリサイドのような第1シリサイド層9とは熱反応せず、第1シリサイド層9表面にニッケルシリサイド層が形成されることはない。
そして、全面に公知の熱CVD法あるいは触媒CVD法により膜厚が100nm程度のシリコン窒化膜を堆積してキャップ膜13を形成し、図2で示した素子断面図の素子構造になる。以後は、図示しないが、従来の技術で説明したように全面に層間絶縁膜を形成し、半導体装置の配線構造を形成していくことになる。ここで、このような層間絶縁膜の成膜、配線構造の形成等、上記以後の半導体装置製造の熱プロセス温度は全て450℃以下である。
上記半導体装置の製造方法により、nチャネルMISFETのSiゲート電極6とそのチャネル領域のz方向に対して局所的に強い圧縮応力を及ぼす第1サイドウォールスペーサ7が簡便に形成される。また、pチャネルMISFETのSiゲート電極6とそのチャネル領域のz方向に対しては局所的な強い引張り応力を及ぼす第2サイドウォールスペーサ10が簡便に形成される。このように、半導体装置の素子構造の微細化において、従来の半導体装置の製造プロセスをそのまま使用し、従来の技術に対して高い整合性を有する製造方法でもって、上述したnチャネルMISFETとpチャネルMISFETの駆動能力を簡便に向上させることが可能になる。上記の実施の形態ではSiゲート電極6の幅寸法は65nm程度、その高さは150nm程度であったが、サイドウォールスペーサからの応力を利用しMISFETの駆動能力の向上は、Siゲート電極6の幅寸法(ゲート長)が100nm以下になると生じることを確認している。なお、Siゲート電極以外にポリシリコンと異なる材料で形成したゲート電極の場合でも、上述したような応力を生成させれば同様の効果が生じる。
また、上記半導体装置の製造方法により、nチャネルMISFETのチャネル領域のx方向に対して局所的に強い引張り応力を及ぼす第1シリサイド層9がソースドレイン拡散層8表面に形成され、pチャネルMISFETのチャネル領域のx方向に対して局所的に強い圧縮応力を及ぼす第2シリサイド層12がソースドレイン拡散層11表面に簡便に形成される。このように、この場合も、従来の半導体装置の製造プロセスをそのまま使用しており、従来の技術に対して高い整合性を有する製造方法でもって、上述したnチャネルMISFETとpチャネルMISFETの駆動能力を簡便に向上させることが可能になる。
上記第1シリサイド層9には、低抵抗である相構造のチタンダイシリサイド(TiSi)、あるいは、モリブデンシリサイド、タングステンシリサイドのような多種類の高融点金属のシリサイドを用いることができる。また、第2シリサイド層12にはニッケルシリサイド層が好適であるが、その及ぼす応力の絶対値は第1シリサイド層9のそれより小さくなるために、第1シリサイド層より厚くする必要がある。しかし、シリサイド層が厚すぎるとpチャネルMISFETのソースドレイン拡散層11の接合特性が劣化することから、適当な膜厚が存在する。また、第1シリサイド層9の場合も同様であり、その適度な膜厚が存在する。上記のサリサイド技術では、Siゲート電極6の表面にもシリサイド層が形成される。このシリサイド層の膜厚は、上述しているようにSiゲート電極6の1/5以下であり、上述したサイドウォールスペーサ7又は10による応力印加においてその影響は無視できる程度である。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、上述した実施の形態は本発明を限定するものでない。当業者においては、本発明の技術思想および技術範囲から逸脱せずに種々の変形・変更を加えることが可能である。
例えば、上述した第1サイドウォールスペーサ7に高い多孔性を有するシリコン酸化膜を用いてもよい。何れにしろ、ゲート電極に圧縮応力を生じさせる材料膜(絶縁体、半導体、導電体を問わない)、あるいは、これらの積層膜であればよい。同様に、第2サイドウォールスペーサ10にPECVDで成膜したシリコン窒化膜を用いてもよく、この場合も、ゲート電極に引張り応力を生じさせる材料膜(絶縁体、半導体、導電体を問わない)、あるいは、これらの積層膜であればよい。
また、上記半導体装置において、nチャネルMISFETとpチャネルMISFETとの間において、そのサイドウォールスペーサのみが上述した互いに異なる材料で形成される構造になるようにし、ソースドレイン拡散層8,11上のシリサイド層は同じ材料で構成してもよい。逆に、nチャネルMISFETとpチャネルMISFETとの間において、ソースドレイン拡散層のシリサイド層のみが上述した互いに異なる材料で形成される構造にし、サイドウォールスペーサは同じ材料で構成してもよい。
更には、本発明は、シリコン基板上に半導体装置を形成する場合の他に、GaAs基板、GaN基板のような化合物半導体基板上に半導体装置を形成する場合にも同様に適用できる。
本発明の実施の形態にかかるMISFET構造を示す平面図である。 同MISFET構造を示す断面図である。 本発明の作用効果を説明するためのMISFETの斜視図である。 本発明の実施の形態にかかる半導体装置の製造方法を示す工程別素子断面図である。 図4に示す工程の続きの工程別素子断面図である。 図5に示す工程の続きの工程別素子断面図である。 従来の技術にかかる半導体装置のデバイス構造起因の応力付与を示す素子断面図である。
符号の説明
1 シリコン基板
1a pウェル層
1b nウェル層
2 素子分離領域
3,4 活性領域
5 ゲート絶縁膜
6 Siゲート電極
7 第1サイドウォールスペーサ
8,11 ソースドレイン拡散層
8a,11a エクステーション層
9 第1シリサイド層
10 第2サイドウォールスペーサ
12 第2シリサイド層
13 キャップ膜
14 酸化マスク

Claims (8)

  1. 半導体基板上に形成されたnチャネルMISFETとpチャネルMISFETとを有する半導体装置において、前記nチャネルMISFETのゲート電極の側壁には引張り応力を有する第1のサイドウォールスペーサが形成され、前記pチャネルMISFETのゲート電極の側壁には圧縮応力を有する第2のサイドウォールスペーサが形成され、前記nチャネルMISFETのソースドレイン拡散層の表面には引張り応力を有する第1のシリサイド層が形成され、前記pチャネルMISFETのソースドレイン拡散層の表面には圧縮応力を有する第2のシリサイド層が形成されていることを特徴とする半導体装置。
  2. 前記第1のサイドウォールスペーサはシリコン窒化膜であり、前記第2のサイドウォールスペーサはシリコン酸化膜であることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 半導体基板上に形成されたnチャネルMISFETとpチャネルMISFETとを有する半導体装置において、前記nチャネルMISFETのソースドレイン拡散層の表面には引張り応力を有する第1のシリサイド層が形成され、前記pチャネルMISFETのソースドレイン拡散層の表面には圧縮応力を有する第2のシリサイド層が形成されていることを特徴とする半導体装置。
  4. 前記第1のシリサイド層はコバルトダイシリサイドで形成され、前記第2のシリサイド層はニッケルシリサイドで形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の半導体装置。
  5. 前記ゲート電極のゲート長が100nm以下であることを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載の半導体装置。
  6. 前記nチャネルMISFETとpチャネルMISFETとを被覆するように、前記半導体基板上には引張り応力を有するシリコン窒化膜が形成されていることを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載の半導体装置。
  7. 半導体基板上にnチャネルMISFETとpチャネルMISFETとを形成する半導体装置の製造方法であって、
    前記nチャネルMISFETの一導電型不純物を含有するソースドレイン拡散層と前記pチャネルMISFETの逆導電型不純物を含有するソースドレイン拡散層とを順次に形成する工程と、
    前記両方のソースドレイン拡散層を形成した後、前記nチャネルMISFETのソースドレイン拡散層表面に引張り応力を有する第1のシリサイド層を形成し、その後に、前記pチャネルMISFETのソースドレイン拡散層表面に圧縮応力を有する第2のシリサイド層を形成する工程と、
    を有する半導体装置の製造方法。
  8. 前記第1のシリサイド層は、前記pチャネルMISFET上を絶縁膜で被覆し、前記nチャネルMISFETのソースドレイン拡散層表面を含む全面に第1の高融点金属膜を堆積させた後に、第1の熱処理を施すことで前記nチャネルMISFETのソースドレイン拡散層表面を前記第1の高融点金属膜でシリサイド化して形成し、前記第2のシリサイド層は、前記第1のシリサイド層および前記pチャネルMISFETのソースドレイン拡散層表面を含む全面に第2の高融点金属膜を堆積させ後に、前記第1の熱処理の温度より低い温度の第2の熱処理を施すことで前記pチャネルMISFETのソースドレイン拡散層表面を前記第2の高融点金属膜でシリサイド化して形成することを特徴とする請求項8に記載の半導体装置の製造方法。
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