JP4504717B2 - 弾性表面波フィルタ素子、弾性表面波共振器、弾性表面波フィルタ、通信用フィルタ及び携帯電話機 - Google Patents
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Description
同図に示すように弾性表面波フィルタ100は、圧電基板(図示せず)上に設けられた第1の縦結合2重モード弾性表面波フィルタ素子1と、第2の縦結合2重モード弾性表面波フィルタ素子2と、第1の弾性表面波共振器3と、第2の弾性表面波共振器4とから主に構成されている。
前記櫛型電極部のうちの1つの電極指の長手方向に延びる中心線に対して、前記バスバー部における前記電極指と最も近い導電部の長手方向に延びる中心線が弾性表面波の伝搬方向に沿って所定量シフトした状態で、前記バスバー部に非導電部と導電部とが繰り返して設けられており、
かつ、前記櫛型電極部における非導電部とそれに隣接する導電部のピッチと、前記櫛型電極部のうちの該導電部の長手方向に延びる中心線に対して、前記バスバー部における該導電部と最も近い非導電部とそれに隣接する導電部のピッチとが略同一のピッチで形成されていることを特徴とする弾性表面波フィルタ素子を用いる。
(3IDT型縦結合2重モード弾性表面波フィルタ素子1、2)
IDT波長λI1 :2.162μm
反射器波長λR1 :2.198μm
櫛型電極部の交叉幅W(図2参照):32λI1
GAP長G(図2参照) :0.64μm
非導電部の長さL1(図2参照) :1λI1
非導電部の端部からバスバー端部までの長さL2(図2参照):0.64μm
シフト量Ls(図2参照) :λ/4
(弾性表面波共振器3、4)
IDT波長λI2 :2.122μm
反射器波長λR2 :2.166μm
櫛型電極部の交叉幅W :20λI2
IDT対数 :100対
GAP長 :1.0μm
シフト量Ls :λ/4
図4は第1実施形態に係る弾性表面波フィルタと従来の弾性表面波フィルタ(比較例)の周波数と帯域内挿入損失との関係を示す周波数特性(通過特性)図、図5は各項目値の比較を示す特性値図である。これらの図から明らかなように、比較例の帯域内挿入損失が2.10dBであるのに対し、本実施形態では1.75dBと0.35dB挿入損失が少なくなっている。また、角型比(−10dB帯域幅/−3dB帯域幅)においても、比較例が1.219であるのに対し、本実施形態では1.164と急峻になっており、特性の改善が見られる。
Claims (14)
- 圧電基板上に、対向する一対の櫛型電極部と、各櫛型電極部にそれぞれ連結されているバスバー部とを設けた弾性表面波フィルタ素子において、
前記櫛型電極部のうちの1つの電極指の長手方向に延びる中心線に対して、前記バスバー部における前記電極指と最も近い導電部の長手方向に延びる中心線が弾性表面波の伝搬方向に沿って所定量シフトした状態で、前記バスバー部に非導電部と導電部とが繰り返して設けられており、
かつ、前記櫛型電極部における非導電部とそれに隣接する導電部のピッチと、前記櫛型電極部のうちの該導電部の長手方向に延びる中心線に対して、前記バスバー部における該導電部と最も近い非導電部とそれに隣接する導電部のピッチとが略同一のピッチで形成されていることを特徴とする弾性表面波フィルタ素子。 - 請求項1記載の弾性表面波フィルタ素子において、前記一対の櫛型電極部を間にしてその両側にバスバー部がそれぞれ配置され、その両側のバスバー部上での前記非導電部と導電部とがそれぞれ同一延長線上に設けられていることを特徴とする弾性表面波フィルタ素子。
- 請求項1または2記載の弾性表面波フィルタ素子において、前記櫛型電極部の同じ方向を向いて突出した隣の電極指のピッチをλとしたとき、前記シフト量がλ/8〜3λ/8の範囲に規制されていることを特徴とする弾性表面波フィルタ素子。
- 請求項1ないし3のいずれか1項記載の弾性表面波フィルタ素子において、前記櫛型電極部の同じ方向を向いて突出した隣の電極指のピッチをλとしたとき、前記非導電部の長さが0.5λ〜2.5λの範囲に規制されていることを特徴とする弾性表面波フィルタ素子。
- 圧電基板上に、対向する一対の櫛型電極部と、各櫛型電極部にそれぞれ連結されているバスバー部とを設けた弾性表面波共振器において、
前記櫛型電極部のうちの1つの電極指の長手方向に延びる中心線に対して、前記バスバー部における前記電極指と最も近い導電部の長手方向に延びる中心線が弾性表面波の伝搬方向に沿って所定量シフトした状態で、前記バスバー部に非導電部と導電部とが繰り返して設けられており、
かつ、前記櫛型電極部における非導電部とそれに隣接する導電部のピッチと、前記櫛型電極部のうちの該導電部の長手方向に延びる中心線に対して、前記バスバー部における該導電部と最も近い非導電部とそれに隣接する導電部のピッチとが略同一のピッチで形成されていることを特徴とする弾性表面波共振器。 - 請求項5記載の弾性表面波共振器において、前記一対の櫛型電極部を間にしてその両側にバスバー部がそれぞれ配置され、その両側のバスバー部上での前記非導電部と導電部とがそれぞれ同一延長線上に設けられていることを特徴とする弾性表面波共振器。
- 請求項5または6記載の弾性表面波共振器において、前記櫛型電極部の同じ方向を向いて突出した隣の電極指のピッチをλとしたとき、前記シフト量がλ/8〜3λ/8の範囲に規制されていることを特徴とする弾性表面波共振器。
- 請求項5ないし7のいずれか1項記載の弾性表面波共振器において、前記櫛型電極部の同じ方向を向いて突出した隣の電極指のピッチをλとしたとき、前記非導電部の長さが0.5λ〜2.5λの範囲に規制されていることを特徴とする弾性表面波共振器。
- 圧電基板上に、
対向する一対の櫛型電極部と、各櫛型電極部にそれぞれ連結されているバスバー部とを設けた弾性表面波フィルタ素子と、
対向する一対の櫛型電極部と、各櫛型電極部にそれぞれ連結されているバスバー部とを設けた弾性表面波共振器とを備えた弾性表面波フィルタにおいて、
前記弾性表面波フィルタ素子ならびに弾性表面波共振器での、櫛型電極部のうちの1つの電極指の長手方向に延びる中心線に対して、前記弾性表面波フィルタ素子ならびに弾性表面波共振器での、バスバー部における前記電極指と最も近い導電部の長手方向に延びる中心線が弾性表面波の伝搬方向に沿って所定量シフトした状態で、前記バスバー部に非導電部と導電部とが繰り返して設けられており、
かつ、前記櫛型電極部における非導電部とそれに隣接する導電部のピッチと、前記櫛型電極部のうちの該導電部の長手方向に延びる中心線に対して、前記バスバー部における該導電部と最も近い非導電部とそれに隣接する導電部のピッチとが略同一のピッチで形成されていることを特徴とする弾性表面波フィルタ。 - 請求項9記載の弾性表面波フィルタにおいて、前記弾性表面波フィルタ素子ならびに弾性表面波共振器での、一対の櫛型電極部を間にしてその両側にバスバー部がそれぞれ配置され、その両側のバスバー部上での前記非導電部と導電部とがそれぞれ同一延長線上に設けられていることを特徴とする弾性表面波フィルタ。
- 請求項9または10記載の弾性表面波フィルタにおいて、前記弾性表面波フィルタ素子ならびに弾性表面波共振器での、櫛型電極部の同じ方向を向いて突出した隣の電極指のピッチをλとしたとき、前記シフト量がλ/8〜3λ/8の範囲に規制されていることを特徴とする弾性表面波フィルタ。
- 請求項9ないし11のいずれか1項記載の弾性表面波フィルタにおいて、前記弾性表面波フィルタ素子ならびに弾性表面波共振器での、櫛型電極部の同じ方向を向いて突出した隣の電極指のピッチをλとしたとき、前記非導電部の長さが0.5λ〜2.5λの範囲に規制されていることを特徴とする弾性表面波フィルタ。
- 圧電基板と、その上に形成された弾性表面波フィルタ素子ならびに弾性表面波共振器を有する弾性表面波フィルタと、入出力ポートとを備えた通信用フィルターにおいて、前記弾性表面波フィルタ素子、弾性表面波共振器ならびに弾性表面波フィルタが請求項1ないし12のいずれかで構成されていることを特徴とする通信用フィルタ。
- 圧電基板と、その上に形成された弾性表面波フィルタ素子ならびに弾性表面波共振器を有する弾性表面波フィルタと、入出力ポートとを備えた携帯電話機において、前記弾性表面波フィルタ素子、弾性表面波共振器ならびに弾性表面波フィルタが請求項1ないし12のいずれかで構成されていることを特徴とする携帯電話機。
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