JP4504324B2 - 生体観測装置 - Google Patents
生体観測装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4504324B2 JP4504324B2 JP2006077797A JP2006077797A JP4504324B2 JP 4504324 B2 JP4504324 B2 JP 4504324B2 JP 2006077797 A JP2006077797 A JP 2006077797A JP 2006077797 A JP2006077797 A JP 2006077797A JP 4504324 B2 JP4504324 B2 JP 4504324B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- light source
- spectral
- light
- image
- signal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Endoscopes (AREA)
- Color Television Image Signal Generators (AREA)
Description
内視鏡装置において通常の生体組織観察を行う場合は、1つの方式としては、光源装置で可視光領域の白色光を発光し、例えばRGB等の回転フィルタを介することで面順次光を被写体に照射し、この面順次光による戻り光をビデオプロセッサで同時化し画像処理することでカラー画像を得ている。また、内視鏡装置において通常の生体組織観察を行う場合は、別の方式としては、内視鏡の撮像手段の撮像面の前面にカラーチップを配し、光源装置で可視光領域の白色光を発光し、該白色光による戻り光をカラーチップにて各色成分毎に分離することで撮像しビデオプロセッサで画像処理することでカラー画像を得ている。
め、例えば特開2002−95635号公報において、可視光領域の照明光を離散的な分光特性の狭帯域なRGB面順次光を生体組織に照射し、生体組織の所望の深部の組織情報を得る狭帯域光内視鏡装置が開示されている。
また、特開2003−93336号公報において、可視光領域の照明光による画像信号を信号処理し離散的な分光画像を生成し、生体組織の画像情報を得る電子内視鏡装置が開示されている。
しかしながら、例えば上記特開2003−93336号公報に記載の装置では、信号処理により分光画像を得ることで、狭帯域なRGB光を生成するためのフィルタを必要としないが、得られた分光画像を単にモニタに出力しているために、モニタに表示される画像が生体組織の所望の深部の組織情報の観察に適した色調の画像とならない虞れがある。
このため、電気的に生成される分光信号の精度或いは信頼性を確保することが困難になる欠点がある。また、特開2003−93336号公報に記載の装置は、分光信号を表示手段に表示出力装置に表示出力する際の色調を調整できない欠点がある。
(発明の目的)
本発明は、上述した点に鑑みてなされたものであり、広帯域の撮像信号から狭帯域の分光信号を電気的に生成する機能を備え、より精度或いは信頼性の高い分光信号を得るのに適した生体観測装置を提供することを目的とする。
また、図11は図4の電子内視鏡装置により観察する生体組織の層方向構造を示す図、図12は図4の電子内視鏡装置からの照明光の生体組織の層方向への到達状態を説明する図、図13は白色光の各バンドの分光特性を示す図、図14は図13の白色光による各バンド画像を示す第1の図、図15は図13の白色光による各バンド画像を示す第2の図、図16は図13の白色光による各バンド画像を示す第3の図、図17は図8のマトリックス演算部で生成された分光画像の分光特性を示す図、図18は図17の各分光画像を示す第1の図、図19は図17の各分光画像を示す第2の図、図20は図17の各分光画像を示す第3の図である。
本発明の実施例における生体観測装置としての電子内視鏡装置では、照明用光源から被検体である生体に光を照射し、その照射光に基づいて生体から反射される光を撮像部である固体撮像素子にて受光し光電変換した撮像信号に基づく広帯域のカラー画像信号から光学的波長狭帯域の画像信号に対応する分光信号としての分光画像信号を信号処理によって生成するようになっている。
図1は、カラー画像信号(ここでは、説明を簡単にするために、R・G・Bとするが、後述する実施例のように、補色型固体撮像素子においては、G・Cy・Mg・Yeの組合せでも良い)から、より光学的波長狭帯域の画像に対応する画像に相当する分光画像信号を生成する際の信号の流れを示した概念図である。
[数1]
となるマトリックスの要素を求めればよい。
[数2]
となる。従って、(1)式に示した命題は、以下の関係を満足するマトリックス「A」を求めるに等しい。
ここで、分光特性を表すスペクトルデータとしての点列数nとしては、n>3であるので、(3)式は1次元連立方程式ではなく、線形最小二乗法の解として与えられる。即ち、(3)式から擬似逆行列を解けばよい。マトリックス「C」の転置行列を「tC」とすれば、(3)式は
[数4]
となる。「tCC」はn×nの正方行列であるので、(4)式はマトリックス「A」についての連立方程式と見ることができ、その解は、
[数5]
で与えられる。
次に、より正確な分光画像信号を求めるための補正方法について説明する。
上述のマトリックス算出方法の説明においては、CCD等の固体撮像素子が受光する光束が、完全な白色光(可視域において、全ての波長強度が同じ)である場合に正確に適用されるものである。即ち、RGBの出力がいずれも同じである場合に、最適な近似となる。
[数6]
kR=(∫S(λ)×H(λ)×R(λ)dλ)-1
kG=(∫S(λ)×H(λ)×G(λ)dλ)-1
kB=(∫S(λ)×H(λ)×B(λ)dλ)-1 …(6)
で与えられる。感度補正マトリックスを「K」とすると、以下のように与えられる。
また、実際に最適化を行う場合は、目標とするフィルタの分光感度特性(図1中のF1・F2・F3:基本分光特性)が負のときは画像表示上では0となる(つまりフィルタの分光感度特性のうち正の感度を有する部分のみ使用される)ことを利用し、最適化された感度分布の一部が負になることも許容されることが付加される。電子内視鏡装置は、ブロードな分光感度特性から狭帯域な分光感度特性を生成するためには、図1に示すように目標とするF1・F2・F3の特性に、負の感度特性を付加することで、感度を有する帯域を近似した成分を生成することができる。
次に、生成された分光画像信号のS/N及び精度を向上させる方法について説明する。このS/N比の改善方法は、前述した処理方法に付加することにより、さらに以下の課題を解決するものである。
(マトリックス算出方法の変形例)
カラー画像信号(撮像部の分光感度特性)をR,G,B、推定する分光画像信号(基本分光特性)をF1,F2,F3とする。なお、厳密には、カラー画像信号R,G,Bは、画像上の位置x,yの関数でもあるので、例えばR(x,y)と表記すべきだが、ここでは省略する。
ここで、以下のデータの表記を定義する。
被検体の分光特性:H(λ)、「H」=(H(λ2),H(λ2),…,H(λn))t
λは波長であり、tは行列演算における転置を表す。同様に、
照明光の分光特性:S(λ)、「S」=(S(λ2),S(λ2),…,S(λn))t
CCDの分光感度特性:J(λ)、「J」=(J(λ2),J(λ2),…,J(λn))t
色分解を行うフィルタの分光特性:原色の場合
R(λ)、「R」=(R(λ2),R(λ2),…,R(λn))t
G(λ)、「G」=(G(λ2),G(λ2),…,G(λn))t
B(λ)、「B」=(B(λ2),B(λ2),…,B(λn))t
「R」、「G」、「B」は(10)式に示すように、行列「 C」で1つにまとめられる。
いま、「Q」を得るための色分解フィルタを「F」とすると、(12)式同様に
[数13]
ここで、重要な第1の仮定として、いま、被検体の分光反射率が基本的な複数の(ここでは3つの)分光特性の線形和で近似して表現できると仮定すると、「H」は以下のように表記できる。
ここで、「D」は3つの基本スペクトルD1(λ)、D2(λ)、D3(λ)を列ベクトルに持つ行列で、「W」は「H」に対するD1(λ)、D2(λ)、D3(λ)の寄与をあらわす重み係数である。被検体の色調がそれほど大きく変動しない場合には、この近似が成立することが知られている。
(14)式を(12)式に代入すると、次式を得る。
[数18]
色分解用のバンドパスが完全なバンドパスでなく、他の帯域にも感度を持つ場合も考慮して、この仮定が成立する場合、(15)式、(16)式における「W」を上記「H」と考えれば、結局(17)式と同様な行列が推定できる。
また、本実施例では、この光源部41には、上記第1の光源とは分光特性が異なる第2の光源として例えばハロゲンランプ25Aと、このハロゲンランプ25Aの光量を調整する絞り26bと、この絞り26bを駆動する絞り駆動部27bとが設けられている。
このハロゲンランプ25Aの照明光は、絞り26bを透過した後、ハーフミラー18Aで一部が反射され、集光レンズで集光されて内視鏡101のライトガイド14の入射端に入射される。
また、この光源駆動制御部30は、制御部42とも接続され、制御部42を介して光源部41により内視鏡101のライトガイド14に供給される照明光を観察モードなどに応じて制御することができるようにしている。なお、キセノンランプ15の分光分布は、後述する実施例2で採用する水銀ランプの場合と合わせて図31、図32で示している。なお、ハロゲンランプ25はキセノンランプ15よりも低い色温度で広帯域な分光分布を持つ。
本実施例では、例えば通常画像観察モードでは、例えばキセノンランプ15側のみを点灯させて照明を行い、分光画像観察モードでは両ランプ15、25Aを点灯させて照明を行うようにしている。
また、チョッパー駆動部17は図5における矢印で示されるように、キセノンランプ15からの光の光路と直交する方向に移動が可能な構成となっている。そして、その移動により光路からの距離が大きくなると、光束が通過できる切り欠き部が長くなるため、照射時間が長くなり、照明光量を大きくすることができるようにしている。
上述のように、新しく生成される分光画像は、S/Nとしては不十分である可能性があることと、生成に必要ないずれかの信号が飽和している場合には正しい演算が行われたことにはならないので、照明光量を制御する必要がある。この光量調節は、特開2003−93336号公報に記載のように1つのランプのみでチョッパー16及びチョッパー駆動部17が担うことになる。
また、図4に示すように光源部41にコネクタ11を介して接続された内視鏡101は、先端部103に対物レンズ19及びCCD等の固体撮像素子21(以下、単にCCDと記載する)を備えている。本実施例におけるCCD21は単板式(同時式電子内視鏡用に用いられるCCD)であり、原色型である。つまり、CCD21の撮像面には、光学的に色分解する色フィルタ22aが設けてあり、その色フィルタ22aの配列は図6に示すようになっている。また、この色フィルタ22aを構成するR、G、Bフィルタのそれぞれの分光感度特性を図7において実線で示す。
また、本体処理装置43は、光源部41と同様、コネクタ11を介して内視鏡101に接続される。本体処理装置43には、CCD21を駆動するためのCCDドライブ回路431が設けられている。また、本体処理装置43は、通常画像を得るための信号回路系として輝度信号処理系と色信号処理系を有する。
輝度信号処理系は、CCD21に接続され輪郭補正を行う輪郭補正部432、輪郭補正部432で補正されたデータから輝度信号を生成する輝度信号処理部434を有する。また、色信号処理系は、CCD21に接続され、CCD21で得られた信号のサンプリング等を行いRGB信号を生成するサンプルホールド回路(S/H回路)433a乃至433cと、S/H回路433a乃至433cの出力に接続され、色信号の処理を行う色信号処理部435を有する。
上述したように、CCD21からの出力が飽和することは望ましくないため、分光画像の観察時は通常画像の観察時に比して照明光量を小さくする。また、制御部42は、CCDからの出力信号が飽和しないように光量を制御するとともに、飽和しない範囲にて照明光量を設定する。
て記載する。本実施例による分光特性が異なる2つのランプ15、26Aを用いた場合の優位性を説明するために、まず最初に1つのランプ15のみを用いた場合の特開2003−93336号公報の場合に相当する場合で説明する。
1つのランプ15の場合には、図7に実線で示されたRGB色フィルタの分光感度特性から、同図中に示された理想的な狭帯域バンドパスフィルタF1乃至F3(ここではそれぞれの透過波長領域をF1:590nm〜620nm、F2:520nm〜560nm、F3:400nm〜440nmとした)に近いバンドパスフィルタ(以下擬似バンドパスフィルタと呼ぶ)を作成しようとした場合、前述の(1)式から(5)式に示した内容により、以下のマトリックスが最適となる。
なお、(6)式に示す光源のスペクトルS(λ)は、例えばキセノンランプ15のみの場合には、図9に示すものであり、(7)式に示す注目する生体の反射スペクトルH(λ)は図10に示すものである、という先見情報を使用している。
このマトリックス演算を行うことにより擬似フィルタ特性(図7にはフィルタ擬似F1乃至F3の特性として示されている)が得られる。即ち、上述のマトリックス処理は、カラー画像信号に、上述のようにして予め生成された擬似バンドパスフィルタ(マトリックス)を用いて、分光画像信号を作成するものである。
このようにして擬似フィルタ特性を用いて生成される内視鏡画像の一例を観察しようとるう生体組織の構造と共に以下に説明する。
(1)B帯域光によりCCD21で撮像される撮像信号には図14に示すような浅層での組織情報を多く含む浅層及び中層組織情報を有するバンド画像が撮像され、
(2)また、G帯域光によりCCD21で撮像される撮像信号には図15に示すような中層での組織情報を多く含む浅層及び中層組織情報を有するバンド画像が撮像され、
(3)さらにR帯域光によりCCD21で撮像される撮像信号には図16に示すような深層での組織情報を多く含む中層及び深層組織情報を有するバンド画像が撮像される。
(4)擬似バンドパスフィルタF3による分光画像信号F3には図18に示すような浅層での組織情報を有するバンド画像が撮像され、また、
(5)擬似バンドパスフィルタF2による分光画像信号F2には図19に示すような中層での組織情報を有するバンド画像が撮像され、さらに
(6)擬似バンドパスフィルタF1による分光画像信号F1には図20に示すような深層での組織情報を有するバンド画像が撮像されれる。
この式(23)による処理は、分光画像信号F1をある一定の比率で分光画像信号F2に混合し生成されたデータを所定の目標色として新たに分光Gチャンネル画像信号Gchとする変換例であり、血管網などの吸収散乱体が深さ位置で異なることをより明確化することが可能となる。
Gch=h21×F1+h22×F2+h23×F3
Bch=h31×F1+h32×F2+h33×F3 …(24’)
上記式(24’)のマトリックス演算で、h11、h13、h21、h22、h31、h32の係数を0として、他係数を所定の数値に設定すればよい。
そして、分光画像観察モードに切り替えられた時には、例えば以前で最後に使用された分光画像観察モードに設定し、ユーザの選択により他の分光画像観察モードで選択使用(切替使用)できるようにしても良い。
電源が投入され、電子内視鏡装置100が動作状態になると、ステップS1に示すように制御部42は、メモリ42aのプログラム情報を読み込み、この電子内視鏡装置100の制御動作を開始する。また、メモリ42aの各観察モード時の光源部41に対する制御情報を読み込む。
そして、ステップS2に示すように制御部42は、起動時の観察モードの選択を求める。例えば、メニュー画面を表示し、そのメニュー画面に起動時の観察モードの選択を求める表示を行う。そしてユーザは、起動時の観察モードの選択を行う。
この通常画像観察モードになると、ステップS4に示すように制御部42は観察モードの切替指示待ちの状態になる。そして、内視鏡101等に設けられた観察モードの切替スイッチなどが操作されて観察モードの切替指示が行われると、ステップS5に示すように制御部42は、メモリ42aから読み込んだ情報に基づいて光源駆動制御部30に制御信号を送り、ハロゲンランプ25Aを点灯させる。
また、ステップS6に示すように制御部42は、どの分光画像観察モードで観察するかの選択を求める。ユーザは、観察しようと望み分光画像観察モードの選択を行う。そして、第k(k=1〜4)の分光画像観察モードを選択したとする。すると、ステップS7に示すように制御部42は、選択された第kの分光画像観察モードに対応した制御情報を参照して、キセノンランプ15とハロゲンランプ25Aとの光量比を設定すると共に、最大光量を設定する。
そして、ユーザは、この第kの分光画像観察モードで観察することができる。この第kの分光画像観察モードに設定すると、ステップS8に示すように制御部42は他の分光画像観察モードへの切替を監視する状態となる。そして、第m(m≠k)の分光画像観察モードへの切替の操作が行われると、ステップS7に示すように選択された第mの分光画像観察モードに対応した情報を参照して、キセノンランプ15とハロゲンランプ25Aとの光量比を設定すると共に、最大光量を設定する。
また、ステップS8において他の分光画像観察モードへの切替操作が行われないと、ステップS9に示すように制御部42は、観察モードの切替指示が行われたかの判定を行う。
なお、上述の制御処理において、ハロゲンランプ25Aを消灯する代わりに絞り26bを閉じる制御を行うようにして、観察モードの切替時における応答性を向上するようにしても良い。
このように本実施例によれば、通常の電子内視鏡画像(通常画像)を生成するためのカラー画像信号を利用して、擬似的な狭帯域フィルタを生成することにより、分光画像用の光学的波長狭帯域バンドパスフィルタを用いずに、血管パターン等の所望の深部の組織情報を有する分光画像を得ることができる。また、本実施例によれば、色調整部440の色変換処理回路440aのパラメータを分光画像に応じて設定することで、狭帯域の分光画像観察時の深達度情報という特徴を生かした表現方法を実現することが可能となり、生体組織の組織表面近くの所望の深部の組織情報を効果的に分離して視認することできる。
また、特に、色調整部440において、
(1)2バンドの分光画像の場合、例えば415nmに相当する画像をカラーチャンネルG(ch)、B(ch)に、例えば540nmに相当する画像をカラーチャンネルR(ch)に割り付けた場合、
あるいは、
(2)3バンドの分光画像の場合、例えば415nmに相当する画像をカラーチャンネルB(ch)に、例えば445nmに相当する画像をカラーチャンネルG(ch)に、例えば500nmに相当する画像をカラーチャンネルR(ch)に割り付けた場合、次の画像効果が得られる。
本変形例におけるマトリックス演算部436は、RGBそれぞれのカラー画像信号を記憶しておく画像メモリ50を有する。また、式(21)に示されたマトリックス「A’」のそれぞれの値が数値データとして記憶されている係数レジスタ151を有する。
本変形例によると、実施例1と同様、血管パターンが鮮明に表示される分光画像を得ることができる。
また、マトリックス係数を結果の値のみ、即ち、マトリックス「A’」としてではなく、S(λ)、H(λ)、R(λ)、G(λ)、B(λ)別に記憶しておき、必要に応じて演算することによりマトリックス「A’」を求めて使用するとした場合には、この中の1つの要素のみを変更することができ、利便性が向上する。例えば、照明光の分光特性S(λ)のみの変更等が可能である。
本変形例は、図4に示す実施例1の場合とほぼ同様の作用効果を有する。
この光源部41Bは、図5に示す光源部41において、第2の光源として用いていたハロゲンランプ25の代わりに輝線スペクトルを有する超高圧水銀ランプ(以下、単に水銀ランプと略記)35を採用している。
また、本実施例ではキセノンランプ15とハーフミラー18Aとの間には、絞り26aを配置し、絞り駆動部27aにより絞り26aの開口量を可変駆動するようにしている。
図31は、キセノンランプ15の発光の分光特性を示し、可視領域にわたってブロードな強度分布を有する。また、図32は水銀ランプ35の発光特性を示し、可視領域にわたってブロードな強度分布を有すると共に、複数の輝線スペクトルを有する。
そして、本実施例においては、通常画像観察モードにおいては、キセノンランプ15のみを点灯して通常画像を表示モニタ106に表示する。
本実施例によれば、分光画像観察モード時には、複数の輝線スペクトルを有する照明光を採用することにより、各輝線スペクトル部分での信号強度を大きくでき、輝線スペクトルを有さない場合よりも分光画像信号を精度よく算出することができる。そして信頼性の高い分光画像を得ることができる。
図35に示すようにこの光源部41Cは、図30に示す光源部41Bにおいて、水銀ランプ35の代わりに半導体光源としての発光ダイオード部(LED部)37を採用している。このLED部37は、複数の発光スペクトルを有する複数、具体的には4個のLED38a〜39dから構成されている。
図36は、これらのLED38a〜39dの発光スペクトル(分光特性)を示す。この場合の発光スペクトルは、生成しようとする分光画像信号の波長付近で輝線スペクトルないしは輝線スペクトルを少しブロードにしたスペクトルを有するようになっている。なお、4個の場合で示しているが、この数に限定されるものでない。
この制御回路62は、制御部42からの制御信号に応じて、この光源部41Cの光混合部36からライトガイド14に供給する照明光を制御する。
本実施例においては、通常画像観察モードにおいては、キセノンランプ15のみを点灯して通常画像を表示モニタ106に表示する。
一方、分光画像観察モードにおいては、キセノンランプ15とLED38a〜38dとを点灯し、その際キセノンランプ15、LED38a〜39dによる光量比を設定し、かつ全光量を制限した照明光、例えば、図37に示すように光混合部36により光混合された照明光をライトガイド14に供給し、分光画像を表示モニタ106に表示する。
また、算出しようとする分光画像信号の波長に応じて、LEDを選択使用することにより、その波長で輝線スペクトル状に発光させることができ、精度のよい分光画像信号を得ることができる。
図38は変形例における光源部41Dを示す。本変形例は、図35の光源部41CにおいてLED部37の代わりにレーザダイオード(LDと略記)部67を採用している。
LD68a〜68dは、例えばLED38a〜38dの発光スペクトルの幅をより狭くした光で発光する。そして、実施例3のように通常画像観察モード時にはキセノンランプ15のみが照明光として用いられ、分光画像観察モード時にはキセノンランプ15と共に、LD68a〜68dが点灯される。
図39(A)は、光混合部36からライトガイド14に供給される照明光の分光特性例を示し、図37における照明光において、LED38a〜38dによる発光スペクトルの幅をより狭くした輝線スペクトルを有する特性になっている。
また、図39(B)、図39(C)に示すように光混合部36からライトガイド14に供給される照明光の分光特性を図示しないスコープスイッチ等によりユーザが変更(選択)できるようにしても良い。
図39(B)、図39(C)では、点灯するLDの数を変更(選択)したものである。図39(B)は、図39(A)において、点灯するLDの数を単に変更した例を示しているが、図39(C)では、実質的にLDのみを点灯し、キセノンランプ15を消灯した場合に相当する。
なお、上述の実施例ではCCD21の色フィルタ22aとして図6に示したものを採用していたが、変形例として、図40に示す色フィルタを採用しても良い。この場合の電子内視鏡装置の構成に関して実施例1と殆ど同じであるので、異なる点のみ説明し、同一の構成には同じ符号をつけ説明は省略する。
実施例1では、図6で示したようにRGB原色型カラーフィルタが用いられるのに対し、本変形例では、補色型のカラーフィルタを用いる。
この補色型フィルタの配列は図40に示されているように、G、Mg、Ye、Cyの各要素から構成される。なお、原色型カラーフィルタの各要素と補色型カラーフィルタの各要素の関係は、Mg=R+B、Cy=G+B、Ye=R+Gとなる。
この場合、CCD21の全画素読み出しを行い、各色フィルタからの画像を信号処理又は画像処理することになる。また、原色型カラーフィルタについての(1)式〜(8)式及び(19)式〜(21)式について、補色型カラーフィルタの場合に変形すると、以下の(25)式より(31)式のようになる。但し、目標とする狭帯域のバンドパスフィルタの特性は同じとする。
[数26]
[数27]
kG=(∫S(λ)×H(λ)×G(λ)dλ)-1
kMg=(∫S(λ)×H(λ)×Mg(λ)dλ)-1
kCy=(∫S(λ)×H(λ)×Cy(λ)dλ)-1
kYe=(∫S(λ)×H(λ)×Ye(λ)dλ)-1 …(27)
[数28]
[数29]
[数30]
[数31]
また、図41は、補色型カラーフィルタを用いた場合の分光感度特性、目標とするバンドパスフィルタ及び上記(25)式乃至(31)式により求められ擬似バンドパスフィルタの特性を示す。
また、補色型カラーフィルタを使った場合でも式(9)〜(18)で示したマトリックス推定方法が適用できる。この場合、補色フィルタの数が4つである場合には、式(14)で仮定した生体分光反射率が3つの基本的な分光特性で近似できる、という部分が4つ、ないしは4つ以下となる。従って、これに合わせて、推定マトリックスを演算するための次元は3から4に変更される。
本実施例によると、実施例1と同様、血管パターンが鮮明に表示される分光画像を得ることができる。また、本実施例では、補色型カラーフィルタを用いた場合のメリットを享受することができる。
なお、上述した各実施例を部分的に組み合わせる等して構成される実施例等も本発明に属する。
16…チョッパー
17…チョッパー駆動部
25A…ハロゲンランプ
26a、26b…絞り
27a、27b…絞り駆動部
30…光源駆動制御部
41…光源部
42…制御部
42a…メモリ
43…本体処理装置
100…電子内視鏡装置
101…スコープ
102…挿入部
103…先端部
104…アングル操作部
105…内視鏡装置本体
106…表示モニタ
436…マトリックス演算部
440…色調整部
440a…色変換処理回路
Claims (6)
- 被検体である生体へ照射する照明光に基づいて前記生体から反射される光を光電変換し、広帯域の撮像信号を生成する撮像部の動作を制御し、表示装置へ前記撮像信号を出力する生体観測装置において、
前記撮像信号から通常画像観察を行う通常画像観察モード及び分光画像観察を行う分光画像観察モードを有し、
第1の光源及び前記第1の光源と波長特性の異なる第2の光源を有する光源部と、
前記分光画像観察モードにおいて前記撮像信号から複数の光学的波長狭帯域の画像に対応する分光信号を信号処理によって生成する分光信号生成部と、
前記分光信号を前記表示装置へ出力する際に当該分光信号を形成する複数の帯域ごとに色調を調整する色調整部と、
前記通常画像観察モードにおいて前記第1の光源からの照明光を出射させるとともに、前記分光画像観察モードにおいて、前記第1の光源及び前記複数の光学的波長狭帯域のうち所定の波長帯域の発光強度が他の波長帯域に比べて強い前記第2の光源からの照明光を出射させる光源制御部と、
を備えることを特徴とする生体観測装置。 - 前記分光画像観察モードにおいて、前記光源制御部は前記第1の光源と前記第2の光源との光量比を設定することを特徴とする請求項1記載の生体観測装置。
- 前記第2の光源は前記第1の光源より色温度が低いことを特徴とする請求項1記載の生体観測装置。
- 前記第1の光源がキセノンランプであるとともに前記第2の光源が半導体光源であることを特徴とする請求項1記載の生体観測装置。
- 前記第1の光源がキセノンランプであるとともに前記第2の光源が輝線スペクトルを有することを特徴とする請求項1記載の生体観測装置。
- 前記第2の光源が複数の半導体光源で構成され、前記光源制御部は前記複数の半導体光源を選択的に出射させることを特徴とする請求項1記載の生体観測装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006077797A JP4504324B2 (ja) | 2005-05-13 | 2006-03-20 | 生体観測装置 |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005141539 | 2005-05-13 | ||
JP2006077797A JP4504324B2 (ja) | 2005-05-13 | 2006-03-20 | 生体観測装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006341077A JP2006341077A (ja) | 2006-12-21 |
JP4504324B2 true JP4504324B2 (ja) | 2010-07-14 |
Family
ID=37638469
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006077797A Active JP4504324B2 (ja) | 2005-05-13 | 2006-03-20 | 生体観測装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4504324B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2505121A1 (en) | 2011-04-01 | 2012-10-03 | Fujifilm Corporation | Endoscope apparatus |
Families Citing this family (27)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5073579B2 (ja) * | 2007-07-18 | 2012-11-14 | 富士フイルム株式会社 | 撮像装置 |
JP4982874B2 (ja) * | 2008-04-02 | 2012-07-25 | 富士フイルム株式会社 | 撮像装置、撮像方法、およびプログラム |
JP5389380B2 (ja) | 2008-05-28 | 2014-01-15 | オリンパス株式会社 | 信号処理システム及び信号処理プログラム |
JP4717103B2 (ja) | 2008-07-18 | 2011-07-06 | オリンパス株式会社 | 信号処理システム及び信号処理プログラム |
JP5224390B2 (ja) * | 2009-06-04 | 2013-07-03 | 富士フイルム株式会社 | 内視鏡装置および内視鏡装置の作動方法 |
JP5767775B2 (ja) * | 2009-07-06 | 2015-08-19 | 富士フイルム株式会社 | 内視鏡装置 |
JP5606120B2 (ja) | 2010-03-29 | 2014-10-15 | 富士フイルム株式会社 | 内視鏡装置 |
CN103124515B (zh) | 2010-09-30 | 2015-11-25 | 奥林巴斯株式会社 | 摄像装置 |
JP5622529B2 (ja) * | 2010-11-09 | 2014-11-12 | 富士フイルム株式会社 | 内視鏡装置 |
JP5450527B2 (ja) | 2011-08-10 | 2014-03-26 | 富士フイルム株式会社 | 内視鏡装置 |
JP5757891B2 (ja) * | 2012-01-23 | 2015-08-05 | 富士フイルム株式会社 | 電子内視鏡システム、画像処理装置、画像処理装置の作動方法及び画像処理プログラム |
JP5780653B2 (ja) * | 2012-03-28 | 2015-09-16 | 富士フイルム株式会社 | 光源装置及び内視鏡システム |
CN103717118B (zh) | 2012-03-30 | 2017-03-29 | 奥林巴斯株式会社 | 内窥镜装置 |
JP5677378B2 (ja) | 2012-07-25 | 2015-02-25 | 富士フイルム株式会社 | 内視鏡システム |
JP2014121630A (ja) * | 2014-02-10 | 2014-07-03 | Fujifilm Corp | 内視鏡装置 |
JP5897663B2 (ja) * | 2014-08-25 | 2016-03-30 | 富士フイルム株式会社 | 内視鏡装置 |
JP6312254B2 (ja) * | 2014-11-28 | 2018-04-18 | 富士フイルム株式会社 | 内視鏡システム及びその作動方法 |
JP2015091351A (ja) * | 2014-12-24 | 2015-05-14 | 富士フイルム株式会社 | 内視鏡装置 |
JP2016105824A (ja) * | 2016-02-08 | 2016-06-16 | 富士フイルム株式会社 | 内視鏡装置 |
JP6104419B2 (ja) * | 2016-03-01 | 2017-03-29 | 富士フイルム株式会社 | 内視鏡装置 |
JP6155367B2 (ja) * | 2016-06-17 | 2017-06-28 | 富士フイルム株式会社 | 内視鏡装置 |
JP2017087078A (ja) * | 2017-02-28 | 2017-05-25 | 富士フイルム株式会社 | 内視鏡装置 |
JP6550420B2 (ja) * | 2017-06-02 | 2019-07-24 | 富士フイルム株式会社 | 内視鏡装置 |
JP6379260B2 (ja) * | 2017-07-04 | 2018-08-22 | 富士フイルム株式会社 | 内視鏡装置 |
JP2017200601A (ja) * | 2017-07-04 | 2017-11-09 | 富士フイルム株式会社 | 内視鏡装置 |
JP2022031393A (ja) * | 2020-02-28 | 2022-02-18 | 富士フイルム株式会社 | 内視鏡装置 |
JP2020078667A (ja) * | 2020-02-28 | 2020-05-28 | 富士フイルム株式会社 | 内視鏡装置 |
Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002034908A (ja) * | 2000-07-27 | 2002-02-05 | Olympus Optical Co Ltd | 内視鏡装置 |
JP2002095635A (ja) * | 2000-07-21 | 2002-04-02 | Olympus Optical Co Ltd | 内視鏡装置 |
JP2002233501A (ja) * | 2001-02-08 | 2002-08-20 | Asahi Optical Co Ltd | 電子内視鏡装置 |
JP2002267949A (ja) * | 2001-03-08 | 2002-09-18 | National Institute Of Advanced Industrial & Technology | 疑似光発生装置 |
JP2003093336A (ja) * | 2001-09-26 | 2003-04-02 | Toshiba Corp | 電子内視鏡装置 |
JP2003180632A (ja) * | 2001-12-20 | 2003-07-02 | Pentax Corp | 内視鏡装置のランプ余命算出装置 |
JP2004077143A (ja) * | 2002-08-09 | 2004-03-11 | Hamamatsu Photonics Kk | 可視並びに不可視領域の色度計測が可能なシステム |
JP2004237081A (ja) * | 2003-01-14 | 2004-08-26 | Morita Mfg Co Ltd | 診断用撮影器 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3872852B2 (ja) * | 1996-02-26 | 2007-01-24 | オリンパス株式会社 | 内視鏡tv観察システム、内視鏡tv観察システムに使用される光源ユニット、及び内視鏡用小型光源ユニット |
-
2006
- 2006-03-20 JP JP2006077797A patent/JP4504324B2/ja active Active
Patent Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002095635A (ja) * | 2000-07-21 | 2002-04-02 | Olympus Optical Co Ltd | 内視鏡装置 |
JP2002034908A (ja) * | 2000-07-27 | 2002-02-05 | Olympus Optical Co Ltd | 内視鏡装置 |
JP2002233501A (ja) * | 2001-02-08 | 2002-08-20 | Asahi Optical Co Ltd | 電子内視鏡装置 |
JP2002267949A (ja) * | 2001-03-08 | 2002-09-18 | National Institute Of Advanced Industrial & Technology | 疑似光発生装置 |
JP2003093336A (ja) * | 2001-09-26 | 2003-04-02 | Toshiba Corp | 電子内視鏡装置 |
JP2003180632A (ja) * | 2001-12-20 | 2003-07-02 | Pentax Corp | 内視鏡装置のランプ余命算出装置 |
JP2004077143A (ja) * | 2002-08-09 | 2004-03-11 | Hamamatsu Photonics Kk | 可視並びに不可視領域の色度計測が可能なシステム |
JP2004237081A (ja) * | 2003-01-14 | 2004-08-26 | Morita Mfg Co Ltd | 診断用撮影器 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2505121A1 (en) | 2011-04-01 | 2012-10-03 | Fujifilm Corporation | Endoscope apparatus |
JP2012213541A (ja) * | 2011-04-01 | 2012-11-08 | Fujifilm Corp | 内視鏡装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2006341077A (ja) | 2006-12-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4504324B2 (ja) | 生体観測装置 | |
KR100953773B1 (ko) | 생체 관측 장치용 신호 처리 장치 | |
JP4409523B2 (ja) | 生体観測装置 | |
KR100953788B1 (ko) | 생체 관측 장치 | |
JP4500207B2 (ja) | 生体観測装置 | |
KR100988113B1 (ko) | 생체 관측 장치 | |
KR101022585B1 (ko) | 생체 관측 장치 | |
JP2006314557A (ja) | 生体観測装置 | |
EP2505121B1 (en) | Endoscope apparatus | |
JP2006341075A (ja) | 生体観測装置用信号処理装置 | |
JP6909856B2 (ja) | 内視鏡システム | |
RU2378976C2 (ru) | Устройство обработки сигналов для устройства, предназначенного для биологических наблюдений | |
JP2006341076A (ja) | 生体観測装置用信号処理装置 | |
JP2006325974A (ja) | 生体観測装置 | |
JP2020192007A (ja) | 情報処理装置及びその作動方法並びに内視鏡システム及びその作動方法 | |
JP6659817B2 (ja) | 医用画像処理装置 | |
JP6456459B2 (ja) | 医用画像処理装置 | |
JP6383829B2 (ja) | 医用画像処理装置及びその作動方法並びに内視鏡システム | |
JP2020073098A (ja) | 医用画像処理装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090602 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090731 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090825 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20091023 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20100406 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20100422 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 4504324 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130430 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140430 Year of fee payment: 4 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |