JP4503448B2 - 電子部品圧着装置に用いる緩衝材テープ供給装置および電子部品圧着装置 - Google Patents

電子部品圧着装置に用いる緩衝材テープ供給装置および電子部品圧着装置 Download PDF

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本発明は、緩衝材テープをたるませるガイドローラ移動手段を備えた電子部品圧着装置に用いる緩衝材テープ供給装置および電子部品圧着装置に関するものである。
液晶パネル製造工程においては、主として、第1工程として液晶パネルにACFテープ(異方性導電膜)を貼付し、第2工程として液晶駆動用の電子部品であるドライバチップを仮圧着し、第3工程としてドライバチップを本圧着することが行われている。
そして、第3工程の本圧着工程においては、何十kgの荷重をかけて圧着を行う際に、ドライバチップの側方からはみ出たACFテープの粘着部分が圧着ヘッドに付着するのを防止するために、離型フィルムを使用している。かかる離型フィルムとしては、一般に四フッ化エチレン樹脂からなる緩衝材テープが用いられている。緩衝材テープは本圧着を行う度に一定量ずつ送り動作され、常に圧着ヘッドの下方に未使用の緩衝材テープが繰り出される。
このような製造工程で、製品の加工精度不良を起こす要因として、圧着動作時の緩衝材テープのずれによるドライバチップの位置ずれや、液晶パネルの反りによる圧着位置ずれが上げられるが、従来においては、圧着時に圧着ヘッドが緩衝材テープを下方へ引っ張りながら下降するので、緩衝材テープがずれながらドライバチップと接触し、そのために、ドライバチップの位置ずれを起こしやすい問題があった。また、緩衝材テープのずれによりしわがよりやすく、このしわがよった部分をドライバチップへ押圧してしまうので、しわによる凹凸で加圧力が不均一になり、圧着不良を発生しやすいという問題があった。
このような問題を解決するために、従来、特許文献1に記載されているような技術が知られている。特許文献1に記載されているものは、緩衝材テープ(シート)を支持した供給ローラと巻取ローラを圧着ヘッドの前後に配置し、ドライバチップを搭載した液晶パネルが圧着台の受面上に位置決めされると、巻取ローラに連結されたモータを回転させて巻取ローラに巻き取られていた緩衝材テープをたわみが大きくなる方向に繰り出して、緩衝材テープをたるんだ状態でドライバチップ上に着地させるようにしている。これにより、緩衝材テープに不要なテンションを作用させないようにして、しわの発生を防止するようにしている。
特許第3279853号
しかしながら、上記した特許文献1に記載のものにおいては、モータによる巻取ローラの回転によって緩衝材テープにたるみを与えるようになっているため、緩衝材テープのたるみ量を正確にコントロールすることが難しく、たるみ過ぎたり、たるみが不足したりして、しわの発生を安定して防止することができない問題があった。また、特許文献1に記載のものにおいては、圧着台の前後に供給ローラと巻取ローラが配置され、これら両ローラ間で緩衝材テープが圧着ヘッドの前後方向に移動するため、液晶パネルの反りを矯正する機構を設けるスペースが得られず、圧着部付近で液晶パネルの反りを矯正することが難しい問題があった。
本発明は、上記した従来の不具合を解消するためになされたもので、緩衝材テープのたるみ量を正確にコントロールできる電子部品圧着装置に用いる緩衝材テープ供給装置および電子部品圧着装置を提供することを目的とするものである。
上記の課題を解決するための請求項1に記載の発明は、緩衝材テープを供給する供給ローラおよび緩衝材テープを巻取る巻取ローラならびにこれら供給ローラと巻取ローラとの間に設けられ緩衝材テープをガイドする複数のガイドローラからなる電子部品圧着装置に用いる緩衝材テープ供給装置において、前記複数のガイドローラの少なくとも1つを一定量移動させて前記緩衝材テープをたるませるガイドローラ移動手段を設けたことを特徴とするものである。
請求項2に記載の発明は、請求項1において、前記ガイドローラ移動手段は、前記緩衝材テープをガイドするガイドローラを軸支した揺動レバーと、該揺動レバーを一定角度揺動させるアクチュエータとによって構成されていることを特徴とするものである。
請求項3に記載の発明は、ACFテープ等の異方性導電膜を介して仮圧着された液晶駆動用ドライバチップを搭載した液晶パネルを位置決め載置する受面を有する圧着台と、該圧着台の受面に対向する圧着面を有する上下動可能な圧着ヘッドと、緩衝材テープを供給する供給ローラおよび緩衝材テープを巻取る巻取ローラならびにこれら供給ローラと巻取ローラとの間に設けられ緩衝材テープをガイドする複数のガイドローラからなり前記圧着ヘッドとドライバチップとの間に緩衝材テープを順次繰り出す緩衝材テープ供給装置と、前記複数のガイドローラの少なくとも1つを前記液晶パネルに向けて一定量移動させて前記緩衝材テープをたるませるガイドローラ移動手段を設けたことを特徴とするものである。
請求項4に記載の発明は、請求項3において、前記ガイドローラ移動手段によってテープをたるませた状態で、前記圧着台の近傍に位置する別のガイドローラを下方に移動させて前記液晶パネルに押付け、液晶パネルの反りを矯正する矯正手段を設けたことを特徴とするものである。
請求項1に係る発明によれば、供給ローラと巻取ローラとの間に設けられた複数のガイドローラの少なくとも1つを一定量移動させて緩衝材テープをたるませるガイドローラ移動手段を設けた構成であるので、緩衝材テープのたるみ量を正確にコントロールでき、緩衝材テープを一定のたるみ状態で広げることができる効果がある。
請求項2に係る発明によれば、ガイドローラ移動手段は、ガイドするガイドローラを軸支した揺動レバーと、揺動レバーを一定角度揺動させるアクチュエータとによって構成されているので、アクチュエータの移動量に対してガイドローラの移動量を拡大することが可能となり、小形のアクチュエータでガイドローラ移動手段を構成することができる効果がある。
請求項3に係る発明によれば、ACFテープ等の異方性導電膜を介して仮圧着された液晶駆動用ドライバチップを搭載した液晶パネルを位置決め載置する受面を有する圧着台と、該圧着台の受面に対向する圧着面を有する上下動可能な圧着ヘッドと、上記した緩衝材テープ供給装置およびガイドローラ移動手段とによって電子部品圧着装置を構成したので、緩衝材テープのたるみ量を正確にコントロールでき、緩衝材テープをドライバチップ上に一定のたるみ状態で広げることができるので、ドライバチップの圧着時に緩衝材テープのずれによるしわの発生を的確に防止でき、ドライバチップの圧着不良を起こさない効果がある。
請求項4に係る発明によれば、圧着台の近傍に位置する別のガイドローラを下方に移動させて液晶パネルに押付け、液晶パネルの反りを矯正する矯正手段を設けたので、既存のガイドローラを利用して液晶パネルの反りの矯正を行うことができる。従って、反り矯正のための特別なスペースを必要とすることなく、しかも、圧着部に近い場所で反りの矯正を行うことができるので、液晶パネルの反りを簡単な構成で精度よく矯正できる効果がある。
以下、本発明の実施の形態を、液晶パネルのドライバチップ実装工程における本圧着に適用した例について、図面に基づいて説明する。
図1および図2において、10は液晶パネル11の装着部位12に仮圧着された液晶駆動用の電子部品であるドライバチップ13を本圧着する電子部品圧着装置を示し、電子部品圧着装置10は、固定の受面14を有する圧着台15と、圧着台15の受面14に対向する圧着面16を有する圧着ヘッド17を装着した上下動可能な圧着ツール18とによって主に構成されている。圧着ツール18は、基台18に上下方向に移動可能に装架されたスライダ19の先端に固定され、スライダ19は図略の加圧用シリンダ装置によって上下駆動される。圧着ヘッド17内には圧着ヘッド17を加熱する図略のヒータが内蔵されている。
前記液晶パネル11の装着部位12には、予めドライバチップ13が図略のACF(Anisotropic Conductive Film)テープからなる異方性導電膜を介して仮圧着されている。ドライバチップ13を仮圧着した液晶パネル11の装着部位12が圧着台15上に載置された状態で、圧着ツール18およびスライダ19が加圧用シリンダ装置により下降され、圧着ヘッド17の圧着面16と圧着台15の受面14との間でACFテープ(異方性導電膜)を熱圧着し、ドライバチップ13をACFテープを介して液晶パネル11に本圧着するようになっている。なお、図2中21は、圧着台15の前方に隣接して設けられたテーブルで、テーブル21はドライバチップ13を本圧着する際に液晶パネル11を支持するようになっている。
30は緩衝材テープ供給装置を示し、緩衝材テープ供給装置30は、ACFテープを熱圧着する際に、はみでた粘着部分が電子部品圧着装置10の圧着ヘッド17に付着するのを防止するために、緩衝材テープ31を圧着ヘッド17とドライバチップ13との間に供給するものである。緩衝材テープ供給装置30に使用される緩衝材テープ31は、耐熱性、耐久性、非接着性等に優れた素材からなり、具体的には、例えば四フッ化エチレン樹脂からなる緩衝材テープが好適である。
緩衝材テープ供給装置30は、緩衝材テープ31を巻装した供給ローラ33と、緩衝材テープ31を巻取る巻取ローラ34と、供給ローラ33と巻取ローラ34との間に設けられ緩衝材テープ31をガイドする複数のガイドローラ35〜40とによって主に構成されている。供給ローラ33より送り出された緩衝材テープ31は、第1、第2、第3、第4、第5および第6のガイドローラ35,36,37,38,39、40に順次案内されながら方向を変換され、テンションを付与された状態で巻取ローラ34に巻取られるようになっている。巻取ローラ34は図略のモータによって、ドライバチップ13が本圧着される度に一定量ずつ巻取られ、圧着ヘッド17とドライバチップ13との間に常に新しい緩衝材テープ31を供給するようになっている。
第3のガイドローラ37と第4のガイドローラ38は、圧着台15を挟んでその前後に対向配置され、第3のガイドローラ37は圧着台15に隣接するテーブル21の端部上方に位置している。第3のガイドローラ37の上方位置には第2のガイドローラ36が位置され、第2のガイドローラ36より下方に第1のガイドローラ35が位置されている。これにより、供給ローラ33から下方に送り出された緩衝材テープ31は、第1のガイドローラ35によって上方に方向を変換され、第2のガイドローラ36によって下方に方向を変換され、第3のガイドローラ37によって圧着台15と圧着ヘッド17との間をほぼ水平方向に伸延して第4のガイドローラ38にガイドされる。
供給ローラ33および第1のガイドローラ35は、基台18に取付けられた支持プレート41(図2参照)に回転可能に支持されている。第2のガイドローラ36は、支持プレート41にピボット軸42を介して揺動可能に支持されたL字形の揺動アーム43の一端に軸支され、揺動アーム43の他端には支持プレート41に固設されたアーム駆動シリンダ44のピストンロッド45が連結されている。上記した揺動アーム43およびアーム駆動シリンダ44等によって、第2のガイドローラ36を一定量移動させて緩衝材テープ31をたるませるガイドローラ移動手段46を構成している。
ここで、実施の形態においては、揺動アーム43は、ピボット軸42から第2のガイドローラ36の軸支点までの距離が、ピボット軸42からピストンロッド45との連結点までの距離より大きくとられ、これにより、第2のガイドローラ36を所要量移動させるに必要なピストンロッド45のストロークを小さくできるようにし、アーム駆動シリンダ44の小形化を図っている。
また、第3のガイドローラ37は、支持プレート41に上下方向に移動可能に設けられた昇降ブロック47上に軸支され、昇降ブロック47は支持プレート41に固設されたローラ駆動シリンダ48のピストンロッド49に連結され、所定量上下動可能となっている。第3のガイドローラ37は、ローラ駆動シリンダ48によってテーブル21上に載置される液晶パネル11に当接可能となっており、液晶パネル11に反りが生じている場合は、その反りを矯正できるようになっている。上記した第3のガイドローラ37およびローラ駆動シリンダ48等によって、液晶パネル11の反りを矯正する矯正手段50を構成している。
揺動アーム43に支持された第2のガイドローラ36は、通常図1に示すように上昇端位置に保持されているが、揺動アーム43がアーム駆動シリンダ44によって一定角度揺動されると、第2のガイドローラ36は上昇端位置から一定量だけ下降した下降端に保持されるようになる。かかる第2のガイドローラ36の下降により、テンションを与えられていた緩衝材テープ31がゆるんで第3のガイドローラ37より離間し、液晶パネル11上に着地される。
これにより、図1の2点鎖線で示すように、緩衝材テープ31がドライバチップ13上にたるんだ状態で広げられる。この際、緩衝材テープ31にはテンションが作用していないので、しわがよることがなく、また、アーム駆動シリンダ44による揺動アーム43の一定角度の揺動によって、緩衝材テープ31のたるみ量を正確にコントロールできるので、緩衝材テープ31をドライバチップ13上に一定のたるみ状態で広げることができ、ドライバチップ13の本圧着時に緩衝材テープ31のずれによるしわの発生を的確に防止することができる。
一方、第3のガイドローラ37は、通常図1に示すように上昇端位置に保持されているが、ローラ駆動シリンダ48によって下降されると、図1の2点鎖線で示すように、液晶パネル11の上面に当接して液晶パネル11をコントロールされた加圧力で押圧する。これにより、仮に液晶パネル11に反りが生じていても、第3のガイドローラ36の押付けによって反りが矯正され、その後の熱圧着時におけるドライバチップ13の圧着位置ずれを防止できるようになる。
次に、本実施の形態における電子部品圧着装置の動作について説明する。
液晶パネル11の装着部位12には予めドライバチップ13がACFテープを介して仮圧着され、ドライバチップ13を仮圧着した液晶パネル11が図略の搬送装置により圧着台15の上方に搬送されると、アーム駆動シリンダ44が作動されて揺動アーム43が一定角度揺動される。かかる揺動アーム43の揺動により、第2のガイドローラ36が下方に一定量移動されるので、図1の2点鎖線で示すように、緩衝材テープ31がたるんで、緩衝材テープ31は第3のガイドローラ37より離間してドライバチップ13上に着地される。この際、緩衝材テープ31のたるみ量は第2のガイドローラ36の一定量の移動により一定となり、ドライバチップ13上に一定のたるみ状態で広げられる。
しかる状態で、ローラ駆動シリンダ48が作動されて昇降ブロック47が下降され、昇降ブロック47に軸支された第3のガイドローラ37がテーブル21上に載置された液晶パネル11の上面に当接される。従って、液晶パネル11に反りが生じている場合には、第3のガイドローラ37によって反りが矯正される。
次いで、図略の加圧用シリンダ装置が作動されて圧着ヘッド17がスライダ19とともに下降され、一定のたるみ状態で広げられた緩衝材テープ31を介してドライバチップ13を液晶パネル11の装着部位12に所定の圧着荷重で押圧するとともに、ヒータにより加熱された圧着ヘッド17の熱をドライバチップ13および液晶パネル11に伝達させて、ドライバチップ13をACFテープを介して液晶パネル11に本圧着する。この本圧着は、第3のガイドローラ37によって液晶パネル11の反りが矯正された状態で行われるので、ドライバチップ13は液晶パネル11に均一な圧着荷重で押圧され、圧着精度を向上できる。なお、上記した本圧着により、圧着ヘッド17の圧着面16で押圧される緩衝材テープ31の押圧部分に、ドライバチップ13の側方からはみ出たACFテープの粘着部分が付着して汚れることになる。
このようにして、本圧着工程が完了すると、圧着ヘッド17とともにスライダ19が上昇され、また、ローラ駆動シリンダ48により昇降ブロック47とともに第3のガイドローラ37が上昇される。続いて、アーム駆動シリンダ44により揺動アーム43が揺動復帰されて、第2のガイドローラ36が元の位置まで上昇され、緩衝材テープ31に再びテンションが付与される。次いで、図略のモータにより巻取ローラ34を駆動して緩衝材テープ31を所定量巻き取り、前記本圧着工程で汚れた緩衝材テープ31を圧着台15と圧着ヘッド17との間より送り出し、汚れのないきれいな緩衝材テープ31を圧着台15と圧着ヘッド17との間に繰り出す。
上記した実施の形態においては、緩衝材テープ31をたるませるガイドローラ移動手段46を設けた緩衝材テープ供給装置30を、液晶パネル11にドライバチップ13を圧着する電子部品圧着装置10に適用した例について述べたが、かかる緩衝材テープ供給装置30は、液晶パネル11にドライバチップ13を圧着する電子部品圧着装置に限らず、その他の電子部品圧着装置にも応用可能である。


また、上記した実施の形態においては、ガイドローラ移動手段46を、揺動アーム43によって構成した例について述べたが、単に第2のガイドローラ36を上下方向に一定量だけ直線移動させるようにしてもよい。
さらに、上記した実施の形態においては、ガイドローラ移動手段46および矯正手段50の駆動源としてシリンダ装置を用いた例について述べたが、これに限定されることなく、アクチュエータであればどのようなものでもよい。
なお、上記した実施の形態においては、液晶パネルの11の反り矯正を、ドライバチップ13を本圧着する工程に適用した例について述べたが、液晶パネルの11の反り矯正は、液晶パネル製造工程における第1工程のACFテープ(異方性導電膜)貼付工程にも、また、第2工程のドライバチップ仮圧着工程にも流用可能である。
本発明の実施の形態を示す電子部品圧着装置の概略図である。 ガイドローラ移動手段および矯正手段の詳細を示す図である。
符号の説明
10・・・電子部品圧着装置、11・・・液晶パネル、13・・・ドライバチップ、14・・・受面、15・・・圧着台、16・・・圧着面、17・・・圧着ヘッド、18・・・基台、21・・・テーブル、30・・・緩衝材テープ供給装置、31・・・緩衝材テープ、33・・・供給ローラ、34・・・巻取ローラ、35〜40・・・ガイドローラ、41・・・支持プレート、42・・・ピボット軸、43・・・揺動アーム、44・・・アクチュエータ(アーム駆動シリンダ)、46・・・ガイドローラ移動手段、47・・・昇降ブロック、48・・・アクチュエータ(ローラ駆動シリンダ)、50・・・矯正手段。

Claims (4)

  1. 緩衝材テープを供給する供給ローラおよび緩衝材テープを巻取る巻取ローラならびにこれら供給ローラと巻取ローラとの間に設けられ緩衝材テープをガイドする複数のガイドローラからなる電子部品圧着装置に用いる緩衝材テープ供給装置において、前記複数のガイドローラの少なくとも1つを一定量移動させて前記緩衝材テープをたるませるガイドローラ移動手段を設けたことを特徴とする電子部品圧着装置に用いる緩衝材テープ供給装置。
  2. 請求項1において、前記ガイドローラ移動手段は、前記緩衝材テープをガイドするガイドローラを軸支した揺動レバーと、該揺動レバーを一定角度揺動させるアクチュエータとによって構成されていることを特徴とする電子部品圧着装置に用いる緩衝材テープ供給装置。
  3. ACFテープ等の異方性導電膜を介して仮圧着された液晶駆動用ドライバチップを搭載した液晶パネルを位置決め載置する受面を有する圧着台と、該圧着台の受面に対向する圧着面を有する上下動可能な圧着ヘッドと、緩衝材テープを供給する供給ローラおよび緩衝材テープを巻取る巻取ローラならびにこれら供給ローラと巻取ローラとの間に設けられ緩衝材テープをガイドする複数のガイドローラからなり前記圧着ヘッドとドライバチップとの間に緩衝材テープを順次繰り出す緩衝材テープ供給装置と、前記複数のガイドローラの少なくとも1つを前記液晶パネルに向けて一定量移動させて前記緩衝材テープをたるませるガイドローラ移動手段を設けたことを特徴とする電子部品圧着装置。
  4. 請求項3において、前記ガイドローラ移動手段によってテープをたるませた状態で、前記圧着台の近傍に位置する別のガイドローラを下方に移動させて前記液晶パネルに押付け、液晶パネルの反りを矯正する矯正手段を設けたことを特徴とする電子部品圧着装置。
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