JP4501847B2 - 画像表示装置、画像表示装置の補正値作成方法、及び画像表示装置の補正値作成プログラム、及びこのプログラムが記録された記録媒体 - Google Patents
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Description
このような輝度ムラ、色ムラ等は、出力特性値の分布を画素単位に与える電気信号を補正することにより解消できるので、従来、種々の補正方法が提案されている。
例えば、スクリーン面に表示された画像の色ムラの補正量を決定するにあたり、スクリーンに表示された画像全体に対して階調毎の補正データを予め格納しておき、スクリーン面を碁盤目状に分割し、分割した画像毎に補正データを適用することにより階調に応じて色ムラ補正を行う技術が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
また、他の一例としては、スクリーンに表示される画像を三角形要素に分割し、その三角形要素の各頂点で補正データを生成し、三角形要素内部の補正データを各頂点の補正データから補間生成することにより、画像の色ムラ補正を行う技術が提案されている(例えば、特許文献2参照。)。
すなわち、補正の精度を向上させ、高品質の画像を得ようとすれば、スクリーン面の分割数を多くしなければならず、画像表示装置のルックアップテーブル等に記憶させておく補正値の量が膨大になり、このようなルックアップテーブルを記憶するために、大容量のメモリが必要となってしまうという問題がある。
一方、補正値の量をなるべく少なくするためには、大きな多角形要素で分割し、少ない分割要素数に応じた補正値をルックアップテーブルに記憶させることが考えられる。しかし、このような場合、補正値による補正が大まかになりやすく、高精度に画像を補正することができないため、大幅な画質の向上を期待できないという問題がある。特に、局所的に偏在する輝度ムラ、色ムラ等のようなものについては、うまく補正できない可能性が高い。
画像を表示するスクリーン面と対である画像生成デバイスの出力特性値に分布がある画像表示手段と、入力された画像信号を前記出力特性値の分布に応じた補正値によって補正して前記画像表示手段に出力する補正手段とを備えた画像表示装置の前記補正値を作成する画像表示装置の補正値作成方法であって、
前記スクリーン面に表示された画像の出力特性値の分布を検出するステップと、
検出された出力特性分布に基づいて、該出力特性分布内に節点を設定するステップと、
設定された節点同士を連結して、複数の要素領域に分割するステップと、
分割された要素領域毎に補正値を設定するステップとを備えていることを特徴とする。
ここで、本発明の画像表示装置の補正値作成方法は、次の2つの手法により作成することが可能であり、補正値作成方法に係る発明のみならず、各補正値作成方法により作成された補正値を備えた画像表示装置、及び補正値作成方法をコンピュータに実行させるプログラム、このプログラムを記録した記録媒体としても成立する。
本発明に係る画像表示装置は、
画像を表示するスクリーン面と対である画像生成デバイスの出力特性値に分布のある画像表示手段と、入力された画像信号を前記出力特性値の分布に応じた補正値によって補正して前記画像表示手段に出力する補正手段とを備えた画像表示装置であって、
前記補正手段は、
略等しい出力特性値となるスクリーン面に表示された画像内の画素を結んだ等位線を、出力特性値の分布に応じて複数設定し、各々の等位線上に設定された複数の節点に基づいて、前記スクリーン面に表示された画像を複数の要素領域に分割し、分割された要素領域毎に補正値を格納した補正値格納部と、
この補正値格納部に格納された補正値により、前記要素領域毎に前記入力された画像信号の補正を行う補正処理部とを備えていることを特徴とする。
この発明によれば、要素領域に関する情報と、実際に補正する補正値を別々のテーブルに格納しているため、補正値に係るデータ量を低減することが可能となる。
この発明によれば、画像表示手段のγ特性等に応じた複数の補正値を格納することにより、画像表示手段で表示される画像の階調に応じて適切な補正を行うことができるため、より高品質の画像を表示できる画像表示装置とすることができる。
この発明によれば、画像表示装置として問題となり易い輝度ムラ、色ムラを補正することができるので、目立ち易いこれらの画像表示手段のバラツキを適切に補正して、高品質の画像を提供できる画像表示装置とすることができる。
画像を表示するスクリーン面と対である画像生成デバイスの出力特性値に分布がある画像表示手段と、入力された画像信号を前記出力特性値の分布に応じた補正値によって補正して前記画像表示手段に出力する補正手段とを備えた画像表示装置の前記補正値を作成する画像表示装置の補正値作成方法であって、
前記スクリーン面に表示された画像の出力特性値の分布を検出する分布検出ステップと、
検出された出力特性値の分布に基づいて、略等しい出力特性値の画素を結んだ等位線の間隔を設定する等位線間隔設定ステップと、
設定された等位線間隔に基づいて、複数の等位線を設定する等位線設定ステップと、
設定された各等位線上に複数の節点を設定する節点設定ステップと、
設定された節点に基づいて、前記スクリーン面に表示された画像内を複数の要素領域に分割設定する分割要素設定ステップと、
分割された要素領域毎に補正値を設定する補正値設定ステップとを備えていることを特徴とする。
(1)検出された出力特性値の分布に基づいて、本来表示されるべき出力特性値から最も外
れた出力特性値が検出された部分を取得する手順と、取得された検出部分の近傍の等位線間隔を他の部分よりも狭く設定する手順とにより、等位線間隔を設定する方法である。このような等位線間隔の設定方法によれば、特に目立つ輝度ムラ、色ムラ等の部分を細かい要素領域で丁寧に補正することができるため、ピークを持つような出力特性値の分布を補正する場合に有効である。
(2)検出された出力特性値の分布に基づいて、出力特性値に応じたヒストグラムを生成す
る手順と、生成されたヒストグラムのピーク値近傍の等位線間隔を狭く設定する手順とにより、等位線間隔を設定する方法である。このような等位線間隔の設定方法によれば、広範囲に輝度ムラ、色ムラ等を細かい要素領域で丁寧に補正することができるため、シミ状の輝度ムラ、色ムラ等の出力特性値の分布を補正する場合に有効である。
この発明によれば、画像表示装置として問題となり易い輝度ムラ、色ムラを補正することができるので、目立ち易いこれらの画像表示手段のバラツキを適切に補正できる補正値を作成することができる。
本発明に係る画像表示装置の補正値作成プログラムは、前述した画像表示装置の補正値作成方法を、コンピュータに実行させることを特徴とし、本発明に係る記録媒体は、この補正値作成プログラムを記録したことを特徴とする。
これらの発明によれば、汎用のコンピュータにインストールするだけで前述した補正値作成方法を実施して、適切な補正値を作成することができる。
本発明に係る画像表示装置は、
画像を表示するスクリーン面と対である画像生成デバイスの出力特性値に分布のある画像表示手段と、入力された画像信号を前記出力特性値の分布に応じた補正値によって補正して前記画像表示手段に出力する補正手段とを備えた画像表示装置であって、
前記補正手段は、
前記スクリーン面内の出力特性値の分布における出力特性値の極大又は極小となる極値を節点として設定し、設定された節点に基づいて、前記スクリーン面に表示された画像を複数の要素領域に分割し、分割された要素領域毎に補正値を格納した補正値格納部と、
この補正値格納部に格納された補正値により、前記要素領域毎に前記入力された画像信号の補正を行う補正処理部とを備えていることを特徴とする。
この発明によれば、要素領域に関する情報と、実際に補正する補正値を別々のテーブルに格納しているため、補正値に係るデータ量を低減することが可能となる。
この発明によれば、画像表示手段のγ特性等に応じた複数の補正値を格納することにより、画像表示手段で表示される画像の階調に応じて適切な補正を行うことができるため、より高品質の画像を表示できる画像表示装置とすることができる。
この発明によれば、画像表示装置として問題となり易い輝度ムラ、色ムラを補正することができるので、目立ち易いこれらの画像表示手段のバラツキを適切に補正して、高品質の画像を提供できる画像表示装置とすることができる。
画像を表示するスクリーン面と対である画像生成デバイスの出力特性値に分布がある画像表示手段と、入力された画像信号を前記出力特性値の分布に応じた補正値によって補正して前記画像表示手段に出力する補正手段とを備えた画像表示装置の前記補正値を作成する画像表示装置の補正値作成方法であって、
前記スクリーン面に表示された画像の出力特性の分布を検出する分布検出ステップと、
検出された出力特性の分布に基づいて、出力特性値の分布の極大又は極小となる極値を設定する極値設定ステップと、
設定された極値を節点として、前記スクリーン面に表示された画像内を複数の要素領域に分割する分割要素設定ステップと、
分割された要素領域毎に補正値を設定する補正値設定ステップとを備えていることを特徴とする。
また、極値設定ステップでは、例えば、すべての画素に同じ輝度値で表示させる画像信号を入力したときに、周囲に比較して輝度の最も高い画素位置や、周囲に比較して輝度の最も低い画素位置を極値として設定する。
さらに、分割要素設定ステップによる要素分割の方法としては、例えば、空間データのモデリングに用いられるドロネー三角形分割法等を用いることができる。
この発明によれば、補正値の作成を1度だけ行う場合よりはデータ量が増加するものの、よりきめ細かい補正値が設定されることにより、画像品質を大幅に向上することができるため、データ量が増加した分、従来の補正方法よりも極めて品質の高い画像を表示できる補正値を得ることができる。
この発明によれば、最初の補正値生成に際して設定された極値に加えて新たな極値を節点として追加して分割要素を設定するので、新たに生成される補正データの精密さは前回の補正データのものに比べて確実に向上する。
この発明によれば、画像表示装置として問題となり易い輝度ムラ、色ムラを補正することができるので、目立ち易いこれらの画像表示手段のバラツキを適切に補正できる補正値を作成することができる。
本発明に係る画像表示装置の補正値作成プログラムは、前述した画像表示装置の補正値作成方法を、コンピュータに実行させることを特徴とし、本発明に係る記録媒体は、この補正値作成プログラムを記録したことを特徴とする。
これらの発明によれば、汎用のコンピュータにインストールするだけで前述した補正値作成方法を実施して、適切な補正値を作成することができる。
〔第1実施形態〕
■1.補正データ作成装置1の構成
(1)装置全体の構成
図1には、本発明の第1実施形態に係るプロジェクタの補正データ作成装置1の模式図が示され、この補正データ作成装置1は、スクリーン2、CCDカメラ3、及びコンピュータ4を備え、補正データ作成対象となるプロジェクタ100の投影画像の出力特性値の分布としての輝度ムラを補正する補正データを作成する装置である。
スクリーン2は、補正データ作成対象となるプロジェクタ100の投影画像が投影される部分であり、CCDカメラ3は、スクリーン2に投影された投影画像を撮像する撮像装置として機能し、このCCDカメラ3によって撮像された画像は、電気信号に変換されてコンピュータ4に出力される。
このコンピュータ4で生成された補正データは、プロジェクタ100に設けられるメモリ等の補正データ記憶手段101に格納され、詳しくは後述するが、プロジェクタ100で画像を投影する際、この補正データ記憶手段101に格納された補正データを用いて画像信号を補正し、画像を投影する。
CPU41は、演算領域上で展開されるプログラムとしての輝度ムラ検出手段411、等位線間隔設定手段412、代表値設定手段413、及び補正データ生成手段414を備え、記憶装置42には、これらの検出値、設定値等を保存するために、輝度ムラ分布記憶部421、等位線記憶部422、等位線間隔記憶部423、及び代表値記憶部424が記憶領域の一部に確保されている。
(2-1)輝度ムラ検出手段411の構成
輝度ムラ検出手段411は、プロジェクタ100から投影された投影画像を撮像したCCDカメラ3からの出力に基づいて、輝度ムラを検出する部分であり、具体的には、図2及び図3の処理を実行する。
まず、輝度ムラ検出手段411は、輝度ムラ検出用投影画像データTPを、補正データ作成対象となるプロジェクタ100に入力し、プロジェクタ100からこの画像データに応じた投影画像をスクリーン2の投影面上に投影させる(処理S1)。尚、この際の輝度ムラ検出用投影画像データTPは、一定階調の単色画像を表示させるものである。
最後に、撮影データA1に輝度ムラが精密に反映されるような画像処理を行って、出力特性値の分布となる輝度ムラ分布A2を取得し、輝度ムラ分布記憶部421にデータを格納する(処理S3:分布検出ステップ)。
等位線設定手段412は、取得された輝度ムラ分布A2に基づいて、輝度ムラが等しくなる等位線の間隔を設定し、設定された等位線の間隔に基づいて、輝度ムラ分布A2上に等位線を設定する部分であり、具体的には、図4及び図5の処理を実行する。
まず、等位線設定手段412は、輝度ムラ分布記憶部421に格納された輝度ムラ分布A2を取得する(処理S4)。
次に、等位線設定手段412は、取得した輝度ムラ分布A2から輝度ムラの最大値及び最小値を取得する(処理S5)。
さらに、等位線設定手段412は、輝度ムラ分布A2から輝度ムラのヒストグラムA3を取得する(処理S6)。
例えば、図6に示されるような輝度ムラ分布画像A4が取得され、その輝度ムラ分布がヒストグラムA5に示されるような状態であった場合、等位線の間隔をE≧160、140≦E<160、120≦E<140、E<120と等間隔に取った場合、輝度ムラ分布画像A4は画像A6のように分類される。一方、等位線の間隔をE≧160、150≦E<160、130≦E<150、E<130のように不等間隔に取った場合、輝度ムラ分布画像A4は、画像A7のように分類される。つまり、等位線設定手段412による等位線間隔の設定は、どのような補正を行うかによって任意に設定することができるようになっている。
等位線Aは、等間隔で設定した一番単純な等位線間隔の設定方法であり、間隔設定に際して、特殊な処理をする必要がないという利点がある。
等位線Cは、輝度ムラ分布画像A9のヒストグラムA8のピーク値付近で間隔が狭くなるようにした等位線間隔の設定方法であり、輝度ムラ分布画像A9の周縁部分で等位線間隔が狭くなっている。このような設定方法によれば、広範囲に輝度ムラが拡がるような領域を丁寧に補正するような補正データを設定することが可能となり、シミ状のムラの補正に有効である。
このようにして設定されたそれぞれの等位線間隔は、図8に示されるように、等位線間隔番号と、輝度ムラ最小値及び輝度ムラ最大値とを1つのレコードとしたテーブルT1として等位線間隔記憶部423に格納される。
この等位線の設定は、具体的には、図9のフローチャートに示される手順により行われる。
まず、等位線設定手段412は、輝度ムラ分布A2を読み込み(処理S81)、続けて等位線間隔T1の読み込みを行う(処理S82)。
最後に、等位線設定手段412は、境界線追跡法を用いて等位線を算出する(処理S84)。境界線追跡法としては、4連結境界線追跡法、8連結境界線追跡法のいずれを採用してもよい。
算出されたすべての等位線は、図10に示されるように、等位線番号、輝度ムラ値、境界点数、及び境界点の位置情報を1つのレコードとしたテーブルT2として等位線記憶部422に格納される。
代表値設定手段413は、等位線設定手段412で設定された等位線のデータに基づいて、輝度ムラを補正する輝度補正パラメータの代表値を設定する部分であり、具体的には、図11及び図12の処理を実行する。
まず代表値設定手段413は、等位線記憶部422より等位線のデータの読み込みを行う(処理S9)。等位線のデータとしては、例えば、等位線番号、輝度ムラ値、境界点数、及び境界点の位置情報等が挙げられる。
補正データ生成手段414は、等位線設定手段412によって設定された等位線に基づいて、補正値となる補正データを生成する部分であり、図1に示されるように、多角形分割手段415、節点値設定手段416、及び要素値設定手段417を備えて構成され、これらの各手段は具体的には、図13及び図14に示される処理を実行する。
まず、多角形分割手段415は、等位線記憶部422から図14に示されるように領域A14のような等位線を取得する(処理S12)。
これら閉領域の設定が終了したら、各閉領域内を複数の多角形要素領域に分割する(処理S14:分割要素設定ステップ)。
最後に、節点値設定手段416及び要素値設定手段417は、各多角形要素領域に応じて、輝度補正パラメータとなる要素値、又は輝度補正パラメータを算出するためのパラメータとなる節点値を設定する(処理S15:補正値設定ステップ)。
まず、多角形分割手段415は、図16に示されるように、等位線による閉領域境界L1に基づいて、閉領域境界の分割数を設定する(処理S16:節点設定ステップ)。尚、図16においては、例えば、閉領域境界の分割数Nが例えば、6であるとすると、境界線上に6つの節点P1〜P6が設定されることとなる。
次に、多角形分割手段415は、閉領域境界L1を構成する境界点数と、閉領域境界の分割数から境界線分割線素の長さを算出する(処理S17)。
そして、多角形分割手段415は、閉領域境界上の節点P1〜P6と、ドロネー三角形分割法を用いて三角形要素節点A〜Fとの関連付けを行う(処理S19)。
最後に、節点値設定手段416は、等位線及び三角形要素領域の節点位置から各三角形要素領域の節点値として輝度補正パラメータを算出するためのパラメータを設定し、要素値設定手段417は、等位線及び三角形要素領域に応じた要素値として輝度補正パラメータを設定する(処理S20:補正値設定ステップ)。
具体的には、例えば、図17に示されるように、閉領域境界L1及び閉領域境界L2上に三角形要素節点A〜Fが設定され、閉領域境界L1及び閉領域境界L2の間に三角形要素領域1〜4が設定され、要素値としてV1が設定されたとすると、補正データ生成手段414は、図18に示されるようなテーブルT3及び図19に示されるようなテーブルT4を生成する。
ここで、テーブルT3上では、要素値V1、要素節点値L1、L2は、いずれも補正パラメータとして設定されており、具体的な補正データは、図19に示される補正値テーブルT4に格納されている。
また、要素値V1は、三角形要素領域内を補正する補正パラメータそのものであるが、要素節点値L1、L2は節点における補正パラメータとして設定されており、要素値V1を用いて補正を行わない場合には、要素節点値L1、L2を補間演算することにより、補正データとして利用することができる。
次に、前述した各機能手段を備えた補正データ作成装置1の作用について、図20に示されるフローチャートに基づいて説明する。
輝度ムラ検出手段411は、補正対象となるプロジェクタ100に輝度ムラ検出用投影画像データTPを入力し、これをCCDカメラ3で撮影した後、撮影データに基づいて、輝度ムラ分布を取得する(処理S21:分布検出ステップ)。
等位線設定手段412は、取得された輝度ムラ分布から輝度ムラの最大値及び最小値を取得して、ヒストグラムを取得し、このヒストグラムに基づいて、等位線の間隔を設定する(処理S22:等位線間隔設定ステップ)。
等位線が設定されたら、代表値設定手段413は、等位線設定手段412により設定された等位線のデータと、輝度ムラ−輝度ムラ補正パラメータ関係テーブルとに基づいて、各等位線の輝度ムラの値に応じた輝度補正パラメータを代表値として設定する(処理S24)。
次に、分割された各三角形要素領域について、節点値設定手段416は、閉領域境界上に設定された要素節点値の設定を行い(処理S27:補正値設定ステップ)、要素値設定手段417は、各三角形要素領域の要素値の設定を行う(処理S28:補正値設定ステップ)。
補正データ生成手段414は、すべての階調画像についての補整データが書き込まれたか否かを判定し(処理S30)、書き込まれていないと判定されたら、輝度ムラ検出用投影画像データの階調を変更し(処理S31)、処理S21から繰り返し、すべての階調における補正データの書き込みが確認されたら、処理を終了する。
前述した補正データ作成装置1によって補正データが作成されたプロジェクタ100の画像処理回路は、図21に示されるように、A/D変換器102、変換処理部103、D/A変換器104、及び液晶表示装置駆動回路105を備えて構成され、RGB端子106から入力される画像信号は、この画像処理回路によって処理されて液晶表示装置上に光学像が形成される。
A/D変換器102は、アナログ信号として入力される画像信号をデジタル変換する部分であり、デジタル化された画像信号は、変換処理部103に出力される。
この補正データ記憶手段101には、異なる階調に応じた節点位置情報、節点値、要素値を格納した複数の補正データテーブル101A、101B、101C…が格納されており、変換処理部103は、入力される画像信号の階調に応じて、適宜補正データテーブル101A、101B、101C…を選択して画像信号の補正を行う。尚、入力画像信号の階調判定は、フレーム単位で行われ、画面全体の輝度値を平均化したり、最も面積の広い部分の画像の輝度値に基づいて行うことができる。
そして、変換処理部103によって補正された画像信号は、後段のD/A変換器104に出力される。
液晶表示装置駆動回路105は、D/A変換器104を介して入力される補正された画像信号に基づいて、液晶表示装置を駆動し、輝度ムラが解消された投影画像がスクリーン上に投影されることとなる。
このような補正データ記憶手段101を備えたプロジェクタ100によれば、輝度ムラの極値を節点として階調毎に補正データテーブル101A、101B、101C…を格納することにより、スクリーン面に表示された画像の輝度ムラに応じて輝度ムラ補正値を設定して、高精度に輝度ムラを補正することができるので、必要最小限のデータ量で高品質の画像を提供することのできるプロジェクタとすることができる。
■1.補正データ作成装置1の構成
(1)装置全体構成
図22には、第2実施形態に係るプロジェクタの補正データ作成装置B1の模式図が示され、この補正データ作成装置B1は、スクリーンB2、CCDカメラB3、及びコンピュータB4を備え、補正データ作成対象となるプロジェクタB100の投影画像の出力特性値の分布としての輝度ムラを補正する補正データを作成する装置である。
スクリーンB2は、補正データ作成対象となるプロジェクタB100の投影画像が投影される部分であり、CCDカメラB3は、スクリーンB2に投影された投影画像を撮像する撮像装置として機能し、このCCDカメラB3によって撮像された画像は、電気信号に変換されてコンピュータB4に出力される。
このコンピュータB4で生成された補正データは、プロジェクタB100に設けられるメモリ等の補正データ記憶手段B101に格納され、詳しくは後述するが、プロジェクタB100で投影画像を投影する際、この補正データ記憶手段B101に格納された補正データを用いて画像信号を補正し、画像を投影する。
演算処理装置B41は、演算領域上で展開されるプログラムとしての輝度ムラ検出手段B411、輝度ムラ極値設定手段B412、多角形分割手段B413、節点値設定手段B414、要素値設定手段B415、及び補正データ判定手段B416とを備え、記憶装置B42には、これらの検出値、設定値等を保存するために、輝度ムラ分布記憶部B421、輝度ムラ極値記憶部B422が記憶領域の一部に確保されている。
(2-1)輝度ムラ検出手段B411の構成
輝度ムラ検出手段B411は、プロジェクタB100から投影された投影画像を撮像したCCDカメラB3からの出力に基づいて、輝度ムラを検出する部分であり、具体的には、図23及び図24の処理を実行する。
まず、輝度ムラ検出手段B411は、輝度ムラ検出用投影画像データBTPを、補正データ作成対象となるプロジェクタB100に入力し、プロジェクタB100からこの画像データに応じた投影画像をスクリーンB2の投影面上に投影させる(処理BS1)。尚、この際の輝度ムラ検出用投影画像データBTPは、一定階調の単色画像を表示させるものである。
最後に、撮影データBA1に輝度ムラが精密に反映されるような画像処理を行って、出力特性値の分布となる輝度ムラ分布BA2を取得し、輝度ムラ分布記憶部B421にデータを格納する(処理BS3:分布検出ステップ)。
輝度ムラ極値設定手段B412は、取得された輝度ムラ分布に基づいて、輝度ムラ極値を設定する部分であり、具体的には、図25及び図26の処理を実行する。
まず、輝度ムラ極値設定手段B412は、輝度ムラ分布記憶部B421に格納された輝度ムラ分布BA2を取得する(処理BS4)。
輝度ムラ分布BA2が取得されたら、輝度ムラ極値設定手段B412は、輝度ムラ分布BA2において、輝度値が近傍周囲の輝度値よりも高かったり、低かったりする部分を算出する(処理BS5)。具体的には、図25のBA3に示されるように、輝度ムラ極値が画像BA31のように判定されたら、各点の極値番号、極値の位置、極値を、テーブルBA32のように算出する。
まず、図27に示されるように、輝度ムラ極値設定手段B412は、取得された輝度ムラ分布BA5内に、複数の極値探索範囲BA51、BA52…を分割設定する(処理BS51)。
次に、輝度ムラ極値設定手段B412は、各探索範囲内BA51、BA52…内において、探索範囲内の輝度ムラ分布を双二次関数で補間する(処理BS52)。
輝度ムラ極値設定手段B412は、図27に示されるように、ある探索範囲BA5N内の輝度ムラ分布を近似する双二次関数BA61から、近似関数の極値(近似関数の勾配=0の位置)を算出する(処理BS53)。
最後に、輝度ムラ極値設定手段B412は、探索範囲BA5N内に極値があるかどうかを判定し、あればそれを極値として設定する(処理BS54)。
節点として用いるべき極値の設定は、例えば、図25のBA4に示されるように近傍周囲の輝度ムラと極値部分の輝度ムラとの偏差が少ない場合、必要に応じて削除することにより行う。尚、削除するには、予め閾値を設けておき、この閾値を超えるか否かで判定すればよい。例えば、図25において、画像BA41における点3の極値部分の輝度ムラの偏差が少ないと判定されれば、算出された極値番号、極値の位置、及び極値のテーブルBA42のうち、極値番号3のレコードを削除することにより、節点として用いるべき極値を削除することが可能となる。
多角形分割手段B413は、輝度ムラ極値設定手段B412で設定された極値点群のデータに基づいて、スクリーン面に表示された画像を、極値を節点とした多角形要素領域に分割する部分であり、具体的には、図29及び図30に示される処理を実行する。
まず、多角形分割手段B413は、輝度ムラ極値記憶部B422に格納された輝度ムラ極値を取得する(処理BS7)。
要素領域の分割には、例えば、多角形要素領域を三角形としたドロネー三角分割法を利用することができる。すなわち、図30に示されるように、輝度ムラ検出手段B411によって検出された輝度ムラ分布BA2から、輝度ムラ極値設定手段B412により、画像BA41のような輝度ムラ極値の点群が得られ、多角形分割手段B413は、この極値を節点として要素分割を行い、画像BA41は、画像BA7のような複数の三角形要素によって要素分割される。
節点値設定手段B414及び要素値設定手段B415は、多角形分割手段B413によって分割された三角形要素に応じた補正値を生成する部分であり、例えば、図31に示されるように、4つの三角形要素1〜4に分割されているとすると、節点値設定手段B414は、例えば、要素1の節点値をする場合、要素1の要素節点A、B、Fの節点値を設定し、要素値設定手段B415は、要素1の補正値となる要素値を設定する。
例えば、要素番号1の節点位置は、補正対象となる表示画像にXY座標を設定したときに、要素節点1が(xA、yA)、要素節点2が(xB、yB)、要素節点3が(xF、yF)という形で格納され、要素値が要素値V1として格納され、要素節点1〜3における要素節点値がLA、LB、LFとして要素番号1に係るレコードに格納される。
尚、要素値V1は、要素番号1の三角形要素領域に与える輝度ムラ補正データ(補正値)を意味する。一方、この要素値V1を使用しない場合、要素節点値LA、LB、LFを用い、内部の要素番号1の三角形要素領域内の補正値は、要素節点値LA、LB、LFを補間演算することにより、三角形要素領域内の実際の輝度ムラ補正データ(補正値)を算出することが可能となる。
補正データ判定手段B416は、前述した多角形分割手段B413、節点値設定手段B414、及び要素値設定手段B415により設定された輝度ムラ補正データに基づいて、プロジェクタB100にて輝度ムラ補正された投影画像を投影した補正画像の輝度ムラ分布を検出し、その良否を判定する部分であり、具体的には、図34に示される処理を実行する。
まず、図34に示されるように、補正データ判定手段B416は、輝度ムラ検出手段B411に制御指令を出力し、プロジェクタB100に輝度ムラ検出用投影画像データBTPを再び出力させ、プロジェクタB100からこの画像データに応じた投影画像を輝度ムラ補正してスクリーン上に投影させ、輝度ムラ検出手段B411により輝度ムラ分布を取得させる(処理BS10)。
そして、補正データ判定手段B416は、輝度ムラ補正後の輝度ムラ分布について、輝度ムラ極値設定手段B412に極値の設定を行わせ、設定された極値の良否判定を行う(処理BS13:補正画像評価ステップ)。ここで、良否判定評価は、輝度ムラ補正後の輝度ムラ分布の極値の大きさがすべて予め設定した閾値の範囲内に収まっているか否かにより行うことができる。
まず、第1回目の一連の処理による輝度ムラ補正データの生成は、図35に示されるように、輝度ムラ検出手段B411により、輝度ムラ分布BA8のような分布が取得される。これに基づいて、輝度ムラ極値設定手段B412によって、輝度ムラの極値P11、P12、P13がBA9のように設定され、多角形分割手段B413により、BA10のような複数の三角形要素領域に分割される。
この処理を一次元的なグラフで説明すると、図36に示すように、輝度ムラ分布はグラフBG1のような曲線として把握することができ、把握された曲線から極値となる点P11、P12、P13のような極値設定が行われる(グラフBG2)。そして、各極値P11、P12、P13を三角形分割要素領域L1、L2、L3として設定する(グラフBG3)。
そして、これに基づいて、多角形分割を行うと、グラフBG6に示されるように、さらに細かい多角形要素領域に分割され、輝度ムラも小さくなる。従って、これを何度も繰り返すことにより、輝度ムラ分布を限りなく無くす方向に収束させることが可能となる。
次に、前述した各機能的手段を備えた補正データ作成装置B1の全体の作用を、図39に示されるフローチャートに基づいて説明する。
輝度ムラ検出手段B411は、補正対象となるプロジェクタB100に輝度ムラ検出用投影画像データBTPを入力し、これをCCDカメラB3で撮影した後、撮影データBA1に基づいて、輝度ムラ分布BA2を取得する(処理BS15:分布検出ステップ)。
次に、輝度ムラ極値設定手段B412は、取得された輝度ムラ分布に基づいて、輝度ムラ極値を設定する(処理BS16:極値設定ステップ)。
節点値設定手段B414は、各多角形要素領域の節点値の設定を行い(処理BS18:補正値設定ステップ)、要素値設定手段B415は、各多角形要素領域の要素値の設定を行い(処理BS19:補正値設定ステップ)、図32及び図33に示される要素領域格納テーブルBT1及び補正値テーブルBT2を生成する。
補正値の作成が終了したら、補正データ判定手段B416は、要素領域格納テーブルBT1及び補正値テーブルBT2によって補正された補正画像を、輝度ムラ検出手段B411によって表示させ、補正画像の輝度ムラ分布を算出する(処理BS20)。
閾値の範囲外であると判定された場合、補正データ判定手段B416は、前回設定された極値に今回の極値を新たに加え、要素領域の分割を再度行い、新たに分割生成された多角形要素領域毎の節点値設定及び要素値設定を行い、補正画像が閾値内となるまで繰り返す。
補正データ記憶手段B101への書き込みが終了したら、補正データ判定手段B416は、異なる階調画像の補正値を作成するか否かを判定する(処理BS23)。異なる階調画像の補正値を作成する場合は、検出用投影画像データの階調を変更して(処理BS24)、新たな階調画像に基づいて、補正値の作成を開始し、必要な階調画像の数だけ補正値の作成を繰り返す。
前述した補正データ作成装置B1によって補正データが作成されたプロジェクタB100の画像処理回路は、図40に示されるように、A/D変換器B102、変換処理部B103、D/A変換器B104、及び液晶表示装置駆動回路B105を備えて構成され、RGB端子B106から入力される画像信号は、この画像処理回路によって処理されて液晶表示装置上に光学像が形成される。
A/D変換器B102は、アナログ信号として入力される画像信号をデジタル変換する部分であり、デジタル化された画像信号は、変換処理部B103に出力される。
この補正データ記憶手段B101には、異なる階調に応じた節点位置情報、節点値、要素値を格納した複数の補正データテーブルB101A、B101B、B101C…が格納されており、変換処理部B103は、入力される画像信号の階調に応じて、適宜補正データテーブルB101A、B101B、B101C…を選択して画像信号の補正を行う。尚、入力画像信号の階調判定は、フレーム単位で行われ、画面全体の輝度値を平均化したり、最も面積の広い部分の画像の輝度値に基づいて行うことができる。
そして、変換処理部B103によって補正された画像信号は、後段のD/A変換器B104に出力される。
液晶表示装置駆動回路B105は、D/A変換器B104を介して入力される補正された画像信号に基づいて、液晶表示装置を駆動し、輝度ムラが解消された投影画像がスクリーン上に投影されることとなる。
このような補正データ記憶手段B101を備えたプロジェクタB100によれば、輝度ムラの極値を節点として階調毎に補正データテーブルB101A、B101B、B101C…を格納することにより、スクリーン面に表示された画像の輝度ムラに応じて輝度ムラ補正値を設定して、高精度に輝度ムラを補正することができるので、必要最小限のデータ量で高品質の画像を提供することのできるプロジェクタとすることができる。
なお、本発明は前述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
前記第1実施形態では、スクリーン面に表示された画像の輝度ムラを補正する補正データテーブル101A、101B、101C…について、本発明を適用していたが、本発明はこれに限られない。すなわち、色ムラ補正を行う場合も、本発明を適用して補正データを作成し、これをプロジェクタの補正データ記憶手段に格納してもよく、さらには、輝度ムラ補正データ及び色ムラ補正データ双方をプロジェクタに格納しておき、輝度ムラ及び色ムラを同時に補正できるプロジェクタとしてもよい。
その他、本発明の実施の際の具体的な構造及び形状等は、本発明の目的を達成できる範囲で他の構造等としてもよい。
Claims (8)
- 画像を表示するスクリーン面と対である画像生成デバイスの出力特性値に分布がある画像表示手段と、入力された画像信号を前記出力特性値の分布に応じた補正値によって補正して前記画像表示手段に出力する補正手段とを備えた画像表示装置の前記補正値を作成する画像表示装置の補正値作成方法であって、
前記スクリーン面に表示された画像の出力特性値の分布を検出するステップと、
検出された出力特性分布に基づいて、該出力特性分布内に節点を設定するステップと、
設定された節点同士を連結して、前記スクリーン面に表示された画像内を複数の要素領域に分割するステップと、
分割された要素領域毎に補正値を設定するステップとを備え、
前記節点を設定するステップは、
検出された出力特性値の分布に基づいて、略等しい出力特性値の画素を結んだ等位線の間隔を設定する等位線間隔設定ステップと、
設定された等位線間隔に基づいて、複数の等位線を設定する等位線設定ステップと、
設定された各等位線上に複数の節点を設定する節点設定ステップとを備えていることを特徴とする画像表示装置の補正値作成方法。 - 請求項1に記載の画像表示装置の補正値作成方法において、
前記等位線間隔設定ステップは、
検出された出力特性値の分布に基づいて、本来表示されるべき出力特性値から最も外れた出力特性値が検出された部分を取得する手順と、
取得された検出部分の近傍の等位線間隔を他の部分よりも狭く設定する手順とを備えていることを特徴とする画像表示装置の補正値作成方法。 - 請求項2に記載の画像表示装置の補正値作成方法において、
前記等位線間隔設定ステップは、
検出された出力特性値の分布に基づいて、出力特性値に応じたヒストグラムを生成する手順と、
生成されたヒストグラムのピーク値近傍の等位線間隔を狭く設定する手順とを備えていることを特徴とする画像表示装置の補正値作成方法。 - 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の画像表示装置の補正値作成方法において、
前記出力特性値は、前記画像生成デバイスの輝度出力値又は色出力値であることを特徴とする画像表示装置の補正値作成方法。 - 画像を表示するスクリーン面と対である画像生成デバイスの出力特性値に分布のある画像表示手段と、入力された画像信号を前記出力特性値の分布に応じた補正値によって補正して前記画像表示手段に出力する補正手段とを備えた画像表示装置であって、
前記補正手段は、
略等しい出力特性値となる前記スクリーン面に表示された画像内の画素を結んだ等位線を、出力特性値の分布に応じて複数設定し、各々の等位線上に設定された複数の節点に基づいて、前記スクリーン面に表示された画像を複数の要素領域に分割し、分割された要素領域毎に補正値を格納した補正値格納部と、
前記補正値格納部に格納された補正値により、前記要素領域毎に前記入力された画像信号の補正を行う補正処理部とを備えていることを特徴とする画像表示装置。 - 請求項5に記載の画像表示装置において、
前記要素領域は、等位線上の節点を直線的に結んで作られる互いに重なり合うことのない多角形状の要素領域であり、
前記補正値格納部は、
各要素領域のスクリーン面内の位置を表す節点位置情報、及び、節点位置情報で与えられる要素領域における補正パラメータを格納した要素領域格納テーブルと、
前記補正パラメータに応じた補正値を格納した補正値テーブルとを備えていることを特徴とする画像表示装置。 - 請求項5又は請求項6に記載の画像表示装置において、
前記補正値格納部には、異なる階調画像に応じた複数の補正値が格納されていることを特徴とする画像表示装置。 - 請求項5乃至請求項7のいずれかに記載の画像表示装置において、
前記出力特性値は、前記画像生成デバイスの輝度出力値又は色出力値であることを特徴とする画像表示装置。
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