JP4501465B2 - 情報配信装置、情報配信システム及び情報配信方法 - Google Patents

情報配信装置、情報配信システム及び情報配信方法 Download PDF

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Description

この発明は、情報配信装置、情報配信システム及び情報配信方法に係り、詳しくは、マナーモードを設定した携帯通信端末とこの携帯通信端末に発呼した他の通信端末とに情報配信を行う情報配信装置、情報配信システム及び情報配信方法に関する。
電車等の公共交通機関においては、携帯電話機の普及に伴い、その利用者に対して、乗車中は周囲の人に迷惑となる場合があるため、携帯電話機の電源を切断するように呼びかけることが行われている。しかしながら、公共交通機関側にそのことを強制することができないことにより、電源を切断する利用者は少ないのが現状である。また、電源を切断しないことが電車内の利用者間でのトラブルの発生の原因にもなっている。一方では、携帯電話機の電源を切断することによって、携帯電話機が使用できないことによりストレスを感じる利用者もおり、キャリア(移動体通信事業者)側にとっても、携帯電話機の利用機会の減少が問題となっていた。
これらの問題点の解決策として、携帯電話機に「マナーモード」を設定した状態で、iモード(登録商標)やEZweb(登録商標)等による情報配信が可能なシステムが提供されている。
携帯電話機の「マナーモード」の設定や携帯電話機への情報配信に関する従来技術例として、特許文献1に開示されている「無線通信システムと無線通信システムの制御方法、及び出入管理装置と出入管理システム、並びに無線通信端末」には、出入管理装置と無線通信端末との間で、出入管理装置からの通信制限モードを無線通信端末に通知し、無線通信端末は、無線通信端末の通信モードと通信制限モードとを比較して、通信制限モードが通信モードよりも厳しい場合は、無線通信端末の通信モードを通信制限モードに変更して、出入管理装置に通信制限モードを受諾したことの確認を求めることによって、通信場所の所有者や管理者から通信制限の設定、解除を行うことができる発明が記載されている。以下、これを第1の従来技術例と呼ぶ。
また、特許文献2に開示されている「携帯電話端末」には、マナーモード設定時に、音声情報がサウンダではなくレシーバから出力されるようにすることによって、他人に迷惑をかけずに音声情報を確認することができる発明が記載されている。以下、これを第2の従来技術例と呼ぶ。
また、特許文献3に開示されている「テレビ付き携帯通信装置とこれを用いた情報配信システム」には、携帯通信部と受信機部とが内蔵されたテレビ付き携帯通信装置を利用して、番組情報供給会社からの予め登録されている携帯通信装置の識別番号とチャンネル番号と受信機部の電源オン時間とを携帯通信装置の携帯通信部に送信し、携帯通信部は、受信機部の電源をオンして、放送局からの放送されている番組を受信することにより、見たい放送番組を見逃すことのない発明が記載されている。以下、これを第3の従来技術例と呼ぶ。
また、特許文献4に開示されている「情報配信システム」には、センタと接続された中継器と無線通信を介して接続されて、複数項目を表示した携帯端末装置からの項目の選択を受け付けて、その項目の情報を携帯端末装置に配信することにより、外出先でも最新の情報を取得できる発明が記載されている。以下、これを第4の従来技術例と呼ぶ。
特開2002−199457号公報(第1−14頁) 特開2002−232960号公報(第1−6頁) 特開2003−188952号公報(第1−11頁) 特開2003−263406号公報(第1−3頁)
ところで、公共交通機関において、携帯電話機に「マナーモード」に設定した状態で、iモード(登録商標)やEZweb(登録商標)等による情報配信が可能なシステムは、乗り物に乗車する利用者に特定したものではなく、全ての利用者を対象にした一般的な情報提供であるため、乗車中での「マナーモード」の設定が普及しないことに繋がっていると考えられている。
そのため、従来のiモード(登録商標)やEZweb(登録商標)等による情報配信に加えて、「マナーモード」を携帯電話機に設定した乗り物を利用する利用者側に対して、情報を配信することによって、「マナーモード」の設定の普及を行うシステムが求められているが、上記第1乃至第4の従来技術例では、この求めに対応できない構成となっていた。
この発明は、上述の事情に鑑みてなされたもので、乗り物に乗車中に、「マナーモード」に設定した利用者の携帯通信端末に対して、他の通信端末からの発呼があった場合、利用者の乗車券情報と乗車した乗り物の運行情報とからなる応答代行メッセージを、利用者に登録させることなく、利用者に代わって、発呼した他の通信端末に送信し、利用者に対しては、乗り越し防止のために、乗り物が利用者の降車場所に到着する時刻が近づくと降車案内情報をその携帯通信端末に送信することによって、乗り物に乗車する際の「マナーモード」の設定の普及を行うことができる情報配信装置、情報配信システム及び情報配信方法を提供することを第1の目的としている。
また、携帯通信端末を携帯した利用者が、乗り物に乗車するための自動改札機を通過する際に、携帯通信端末からの乗車券情報と着信通知モードの検査を行い、着信通知モードが「マナーモード」以外の場合は、着信通知モードに「マナーモード」を設定することによって、乗り物に乗車する際の「マナーモード」の設定漏れを防止することができる情報配信装置、情報配信システム及び情報配信方法を提供することを第2の目的としている。
また、「マナーモード」を設定した携帯通信端末とその携帯通信端末に発呼した他の通信端末に対して、運行情報を送信する際に、利用者の世代、掲示する時間帯、進行方面等の広告ターゲットに適合した広告情報を運行情報に挿入して送信することができる情報配信装置、情報配信システム及び情報配信方法を提供することを第3の目的としている。
また、乗り物内の掲示装置毎に、その掲示計画に基づいた番組情報と広告情報とを送信することによって、画一的な番組と広告との掲示ではなく、掲示日時に適合した番組情報と広告情報とを掲示することができる情報配信装置、情報配信システム及び情報配信方法を提供することを第4の目的としている。
上記課題を解決するために、請求項1記載の発明は、携帯通信端末と該携帯通信端末に発呼した他の通信端末と乗り物内の中継装置とに通信ネットワーク又は移動体通信網を介して接続され、前記発呼時の転送先であると共に前記携帯通信端末と前記他の通信端末とに情報配信を行う情報配信装置に係り、前記携帯通信端末は、該携帯通信端末の電話番号と着信通知モードとを含む端末情報を少なくとも記録した記憶部を備え、前記中継装置は、前記携帯通信端末と短距離無線を介して更に接続されて、前記携帯通信端末の利用者が前記乗り物に乗車した際に、前記携帯通信端末からの前記端末情報を受信する端末情報受信手段と、受信された前記端末情報の前記電話番号と着信通知モードと該中継装置が属する前記乗り物を識別するための乗り物コードとを含む乗客情報を生成する乗客情報生成手段と、生成された前記乗客情報を前記情報配信装置に送信する乗客情報送信手段とを備え、前記情報配信装置は、前記携帯通信端末の利用者の定期乗車券に関する乗車券情報と、前記乗り物の運行タイムスケジュールに関する運行情報と、広告内容を含む広告情報と、前記乗客情報とを登録するデータベースと、前記中継装置からの前記乗客情報を受信すると、該乗客情報の電話番号に基づいて前記データベースを検索して該当する前記乗車券情報を取得し、前記乗客情報の前記乗り物コードに基づいて前記データベースを検索して該当する前記運行情報を取得し、前記乗車券情報に示される降車場所と前記運行情報とから求めた降車予定時刻を前記乗客情報に付加して前記データベースに登録するための乗客情報登録手段と、前記携帯通信端末の電話番号と前記他の通信端末の発信電話番号とを含む発呼情報の転送を受け付けると、前記携帯通信端末の電話番号に基づいて前記データベースを検索して該当する前記乗客情報と前記広告情報とを取得し、該乗客情報の前記着信通知モードにマナーモードが設定されているときは前記乗客情報と「利用者が乗車中である」旨の情報とを含み、前記広告情報の中の前記広告内容が挿入された応答代行情報を前記他の通信端末に送信するための応答代行情報送信手段とを備えてなることを特徴としている。
また、請求項2記載の発明は、請求項1記載の情報配信装置に係り、前記情報配信装置は、前記データベースに登録されている前記乗客情報の中前記着信通知モードにマナーモードが設定されているときは当該利用者の前記降車予定時刻を監視して、該降車予定時刻が到来する前の所定の時刻に降車案内情報を、前記データベースから取得された前記広告情報の中の前記広告内容を挿入して、前記携帯通信端末に送信するための降車案内情報送信手段を更に備えていることを特徴としている。
また、請求項3記載の発明は、請求項記載の情報配信装置に係り、前記記憶部は、前記携帯通信端末の利用者の定期乗車券に関する乗車券情報を更に記録し、前記情報配信装置は、自動改札機と通信ネットワークを介して更に接続され、前記自動改札機は、前記携帯通信端末と短距離無線を介して更に接続されて、前記利用者が前記乗り物に乗車するための前記自動改札機を通過する際に、前記携帯通信端末からの前記乗車券情報を受信して、該乗車券情報の検査結果に基づいて、該自動改札機の開閉ドアを制御するための自動改札機制御手段を更に備えていることを特徴としている。
また、請求項4記載の発明は、請求項3記載の情報配信装置に係り、前記自動改札制御手段は、前記利用者が前記自動改札機を通過する際に、前記携帯通信端末からの前記乗車券情報に加えて、前記端末情報を受信する構成とされ、前記自動改札機は、前記自動改札制御手段で受信した前記端末情報の前記着信通知モードにマナーモードが設定されていない場合は、マナーモードを設定した前記着信通知モードを含む着信通知モード変更情報を前記携帯通信端末に送信するためのマナーモード送信手段を更に備え、前記携帯通信端末は、前記自動改札機からの前記着信通知モード変更情報を受信して、該着信通知モード変更情報の前記着信通知モードを前記端末情報の前記着信通知モードに設定して更新するためのマナーモード変更手段を更に備えていることを特徴としている。
また、請求項記載の発明は、請求項記載の情報配信装置に係り、前記情報配信装置は、乗り物内の掲示装置と通信ネットワークを介して更に接続され、前記データベースは、掲示日時と前記掲示装置毎の番組コードと広告コードとを含む掲示計画情報と、前記番組コード毎番組内容を含む番組情報とを更に含み、また、前記情報配信装置は、到来した前記掲示日時に基づいて前記データベースを検索して該当する前記掲示計画情報を取得し、該掲示計画情報の前記番組コードに基づいて前記データベースを検索して該当する前記番組情報を取得し、前記広告コードに基づいて前記データベースを検索して該当する前記広告情報を取得し、前記番組情報と前記広告情報とを該当する前記掲示装置に送信するための番組広告情報送信手段を更に備えていることを特徴としている。
また、請求項記載の発明は、携帯通信端末と、該携帯通信端末に発呼した他の通信端末と、乗り物内の中継装置及び掲示装置と、自動改札機と、情報配信装置とが、通信ネットワーク又は移動体通信網又は短距離無線を介して接続されていて、前記携帯通信端末と前記他の通信端末とに情報配信を行う情報配信方法に係り、前記携帯通信端末の電話番号と着信通知モードとを含む端末情報を前記携帯通信端末に予め登録する端末情報登録ステップと、前記携帯通信端末の利用者の定期乗車券に関する乗車券情報と、前記乗り物の運行タイムスケジュールに関する運行情報と、広告内容を含む広告情報とを前記情報配信装置のデータベースに予め登録する装置情報登録ステップと、前記携帯通信端末の利用者が前記乗り物に乗車した際に、前記中継装置が、前記携帯通信端末からの前記端末情報を受信する端末情報受信ステップと、受信された前記端末情報の前記電話番号と着信通知モードと該中継装置が属する前記乗り物を識別するための乗り物コードとを含む乗客情報を生成する乗客情報生成ステップと、生成された前記乗客情報を前記情報配信装置に送信する乗客情報送信ステップと、前記中継装置からの前記乗客情報を受信すると、該乗客情報の電話番号に基づいて前記データベースを検索して該当する前記乗車券情報を取得し、前記乗客情報の前記乗り物コードに基づいて前記データベースを検索して該当する前記運行情報を取得し、前記乗車券情報に示される降車場所と前記運行情報とから求めた降車予定時刻を前記乗客情報に付加して前記データベースに登録するための乗客情報登録ステップと、前記携帯通信端末の電話番号と前記他の通信端末の発信電話番号とを含む発呼情報の転送を受け付けると、前記携帯通信端末の電話番号に基づいて前記データベースを検索して該当する前記乗客情報と前記広告情報とを取得し、該乗客情報の前記着信通知モードにマナーモードが設定されているときは前記乗客情報と「利用者が乗車中である」旨の情報とを含み、前記広告情報の中の前記広告内容が挿入された応答代行情報を前記他の通信端末に送信するための応答代行情報送信ステップとを実行することを特徴としている。
また、請求項記載の発明は、請求項記載の情報配信方法に係り、前記データベースに登録されている前記乗客情報の中前記着信通知モードにマナーモードが設定されているときは当該利用者の前記降車予定時刻を監視して、該降車予定時刻が到来する前の所定の時刻に降車案内情報を、前記データベースから取得された前記広告情報の中の前記広告内容を挿入して、前記携帯通信端末に送信するための降車案内情報送信ステップを実行することを特徴としている。
また、請求項記載の発明は、請求項記載の情報配信方法に係り、前記端末情報登録ステップは、前記携帯通信端末の利用者の定期乗車券に関する乗車券情報を更に登録することと、前記利用者が前記乗り物に乗車するための前記自動改札機を通過する際に、前記携帯通信端末からの前記乗車券情報を受信して、該乗車券情報の検査結果に基づいて、該自動改札機の開閉ドアを制御するための自動改札機制御ステップを実行することを特徴としている。
また、請求項記載の発明は、請求項記載の情報配信方法に係り、前記自動改札制御ステップは、前記利用者が前記自動改札機を通過する際に、前記携帯通信端末からの前記乗車券情報に加えて、前記端末情報を受信することと、前記自動改札制御ステップで受信した前記端末情報の前記着信通知モードにマナーモードが設定されていない場合は、マナーモードを設定した前記着信通知モードを含む着信通知モード変更情報を前記携帯通信端末に送信するためのマナーモード送信ステップと、前記自動改札機からの前記着信通知モード変更情報を受信して、該着信通知モード変更情報の前記着信通知モードを前記端末情報の前記着信通知モードに設定して更新するためのマナーモード変更ステップとを実行することを特徴としている。
また、請求項10記載の発明は、請求項記載の情報配信方法に係り、前記装置情報登録ステップは、掲示日時と前記掲示装置毎の番組コードと広告コードとを含む掲示計画情報と、前記番組コード毎に番組内容を含む番組情報とを登録することと、到来した前記掲示日時に基づいて前記データベースを検索して該当する前記掲示計画情報を取得し、該掲示計画情報の前記番組コードに基づいて前記データベースを検索して該当する前記番組情報を取得し、前記広告コードに基づいて前記データベースを検索して該当する前記広告情報を取得し、前記番組情報と前記広告情報とを該当する前記掲示装置に送信するための番組広告情報送信手段ステップを実行することを特徴としている。
この発明の構成によれば、携帯通信端末の利用者が購入した乗車券情報と、乗車の際に乗り物内の中継装置を介して取得した利用者の乗客情報と、乗車した乗り物の運行情報とをデータベースに登録して関連付けることによって、乗り物に乗車中に、「マナーモード」に設定した利用者の携帯通信端末に対して、他の通信端末からの発呼があった場合、「利用者が乗車中である」旨等の応答代行メッセージを、利用者に登録させることなく、利用者に代わって、発呼した他の通信端末に送信し、利用者に対しては、乗り越し防止のために、乗り物が利用者の降車場所に到着する時刻が近づくと降車案内情報をその携帯通信端末に送信することによって、乗り物に乗車する際の「マナーモード」の設定の普及を行うことができる。
また、この発明の別の構成によれば、携帯通信端末を携帯した利用者が、乗り物に乗車するための自動改札機を通過する際に、携帯通信端末と自動改札機とを短距離無線を介して接続して、携帯通信端末からの乗車券情報と着信通知モードの検査を行い、着信通知モードが「マナーモード」以外の場合は、着信通知モードに「マナーモード」を設定することによって、乗り物に乗車する際の「マナーモード」の設定漏れを防止することができる。
また、「マナーモード」を設定した携帯通信端末とその携帯通信端末に発呼した他の通信端末に対して、運行情報を送信する際に、運行情報と広告情報とをデータベースに登録して関連付けることによって、利用者の世代、掲示する時間帯、進行方面等の広告ターゲットに適合した広告情報を運行情報に挿入して送信することができる。また、番組情報と広告情報と掲示計画情報とをデータベースに登録して関連付けることによって、画一的な番組と広告との掲示ではなく、乗り物内の掲示装置毎に、掲示日時に適合した番組情報と広告情報とを掲示することができる。
乗り物に乗車する際の「マナーモード」の設定の普及を行うという目的を、携帯通信端末の利用者が購入した乗車券情報と、乗車の際に乗り物内の中継装置を介して取得した利用者の乗客情報と、乗車した乗り物の運行情報とをデータベースに登録して関連付け、乗り物に乗車中に、「マナーモード」に設定した利用者の携帯通信端末に対して、他の通信端末からの発呼があった場合、利用者の乗車券情報と乗車した乗り物の運行情報とからなる応答代行メッセージを、利用者に登録させることなく、利用者に代わって、発呼した他の通信端末に送信し、利用者に対しては、乗り越し防止のために、乗り物が利用者の降車場所に到着する時刻が近づくと降車案内情報をその携帯通信端末に送信することによって実現した。
また、乗り物に乗車する際の「マナーモード」の設定漏れを防止するという目的を、携帯通信端末と自動改札機とを短距離無線を介して接続し、携帯通信端末を携帯した利用者が、乗り物に乗車するための自動改札機を通過する際に、携帯通信端末からの乗車券情報と着信通知モードの検査を行い、着信通知モードが「マナーモード」以外の場合は、着信通知モードに「マナーモード」を設定することによって実現した。
また、利用者の世代、掲示する時間帯、進行方面等の広告ターゲットに適合した広告情報を運行情報に挿入して送信するという目的を、運行情報と広告情報とをデータベースに登録して関連付け、「マナーモード」を設定した携帯通信端末とその携帯通信端末に発呼した他の通信端末に対して、広告情報を運行情報に挿入して送信することによって実現した。
また、画一的な番組と広告との掲示ではなく、掲示日時に適合した番組情報と広告情報とを掲示するという目的を、番組情報と広告情報と掲示計画情報とをデータベースに登録して関連付け、乗り物内の掲示装置毎に、その掲示計画に基づいた番組情報と広告情報とを送信することによって実現した。
以下、図面を参照して、この発明の実施の形態について説明する。説明は、実施例を用いて具体的に行う。
まず、この発明の第1の実施例について説明する。
図1は、この発明の第1の実施例である情報配信システムの構成を示すブロック図である。まず、システムの全体構成から説明する。
この例の情報配信システムは、同図に示すように、「マナーモード」を設定時、通話不可とする利用者の携帯電話機等の携帯通信端末10と、携帯通信端末10に発呼した携帯電話機等の他の通信端末1と、携帯通信端末10と他の通信端末1とにインターネット網2と移動体通信網3とを介して接続され、発呼時の転送先であると共に、携帯通信端末10と他の通信端末1とに情報配信を行う情報配信装置20と、携帯通信端末10と短距離無線4を介して接続される電車内の中継装置30とから構成されている。
また、情報配信装置20は、中継装置30にインターネット網2を介して更に接続されている。
この構成によって、携帯通信端末10は、携帯電話基地局を介した音声通話及びインターネット接続を行い、中継装置30を介した無線LAN等の短距離データ通信を行う。携帯通信端末10のマナーモード設定を判定し、この携帯通信端末10とこの携帯通信端末10に発呼した他の通信端末1とに対して情報配信装置20から情報を配信する。
次に、システムの各部について説明する。
図2を参照すると、携帯通信端末10は、アンテナと、送受信回路等を含み、携帯電話基地局を介してインターネット網2に接続されてデータ送受、通信制御を行う第1通信部10Aと、画像データ(動画、静止画)や文字データを処理して表示器に表示させる表示処理部(表示器)10Cと、音声、音楽データを処理する音声処理部(スピーカ)10Dと、各種命令、情報の入力操作を行う操作部10Eと、各種データを記憶する記憶部10Fと、電車内の中継装置30を介し、無線LAN等の短距離無線によるデータ送受、通信制御を行う第2通信部10Bと、「マナーモード(音による着信通話を行わない)」の設定及び「マナーモード」を設定した着信通知モードを外部へ送信する制御を行う共に、携帯通信端末10の各部、各種機能(通話、データ通信等)の制御を行う制御部10Gとから主に構成されている。
この記憶部は、RAMによる情報登録部11とROMによる手段登録部12とからなり、情報登録部11には、端末情報11aが登録され、手段登録部12には、端末情報中継送信手段12aが登録されている。
端末情報11aには、携帯通信端末10の電話番号、着信通知モード、中継送信済フラグ等の情報が格納されるようになっており、このうち、着信通知モードには、携帯電話機10の通信状態である「マナーモード」等が設定される。また、中継送信済フラグには、利用者の携帯通信端末10と中継装置30との間で情報の送受信が行われ、利用者が乗車する際に「オン」が設定され、利用者が降車する際には「オフ」が設定される。
また、端末情報中継送信手段12aは、中継装置30からの端末情報中継送信要求信号に応答して、端末情報11aの中継送信済フラグが「オフ」の場合に、中継送信済フラグを「オン」に設定し、中継送信済フラグを「オン」に設定した端末情報11aを中継装置30に送信する。
次に、携帯通信端末10と情報配信創始20との間における情報の送受信について、図3と図4とを参照して説明する。
利用者は、電車(駅)に入る際に、携帯通信端末10の操作部を介する着信通知モードの設定入力により、保持する携帯通信端末10の着信通知モードを「マナーモード」に設定する。利用者が本発明の情報配信システムによる情報配信を希望する場合、第1通信部、携帯電話基地局を介してインターネット網2に接続される情報配信装置20にアクセスして(ステップS1)、(着信通知モードに「マナーモード」が未設定である場合には着信通知モードを変更(ステップS3)した後、)現在の着信通知モードが「マナーモード」である旨の無音設定情報の送信を行う(ステップS2〜ステップS5)。
尚、本実施例の携帯通信端末10は、着信通知モードに「マナーモード」を設定とした時に、無音設定情報を外部に出力する機能を備えるものとするが、この機能については、ハードウェアとして処理する以外に携帯通信端末10に組み入れたアプリケーションソフトにより無音設定情報を外部の通信ネットワークに通知してもよい。
次に、携帯通信端末10からの無音設定情報を受信した情報配信装置20は、情報配信を受けるために必要な情報、すなわち、短距離データ通信システムを利用するためのIDやパスワード等を携帯通信端末10に送信する(ステップS6〜S8)。例えば、情報配信装置10に送信した「マナーモード」である旨の無音設定情報に、乗車区間や設定時間(30分限定マナーモード状態)に関する情報が含まれている、あるいは、携帯通信端末10の操作部10Eを介する入力が行われた場合には、情報配信装置20に格納されている電車の運行情報を参照する等して、乗車区間(設定時間)を限定した特定ID、パスワードが発行される。次に、携帯通信端末10の利用者は、情報配信装置20から入手したID、パスワードを用いて、情報配信装置20にアクセスして情報配信を受ける。すなわち、携帯通信端末10の第2通信部10B、中継装置30を介する短距離データ通信システム(例えば、無線LAN接続)により情報配信装置20にアクセスして(ステップS11)、ID、パスワード等による所定の入力、認証の後、情報の配信を受ける(ステップS12〜S17)。尚、この場合の情報は、携帯通信端末10からの音の出力を必要としない情報である。
また、第2通信部(短距離データ通信システム)10Bを介するネットワーク接続により情報配信を受けたが、1つの通信システムシステム情報配信を受けられる(無音設定情報の送信により情報配信が受けられる)ようにしてもよい。また、携帯電話基地局を介するネットワーク接続を行う携帯通信端末10と、中継装置30を介するネットワーク接続(無線LAN接続)を行う携帯通信端末10を同一(デュアル端末)としたが、2台の携帯通信端末10であってもよい。
次に、中継装置30は、端末情報受信手段31a、乗客情報生成手段31b、乗客情報送信手段31c等の各手段を記憶するためのROM等による手段登録部31を備え、端末情報受信手段31aは、携帯通信端末10の利用者が乗車した際に、携帯通信端末10からの端末情報11aを受信する。乗客情報生成手段31bは、受信された端末情報11aの電話番号と中継装置30が属する電車を識別するための電車コードとを含む乗客情報を生成する。乗客情報送信手段31cは、生成された乗客情報を情報配信装置20に送信する。
次に、情報配信装置20は、携帯通信端末10とその他の通信端末1とに情報配信を行うために必要な情報、例えば、電車の運行情報等を登録するためのデータベース21と、携帯通信端末10からの情報配信要求信号を受信して、インターネット網2を介してデータベース21の検索結果を送信するWebサーバ22と、データベース21を管理するデータベースサーバ23と、中継装置30や他の通信端末1等からの各情報に基づいて各手段を実行するアプリケーションサーバ24とから構成されている。
また、データベース21には、乗車券テーブル21a、運行テーブル21b、乗客テーブル21c等の各テーブルが設定されている。
乗車券テーブル21aは、携帯通信端末10の利用者の定期乗車券に関する乗車券情報が格納されるようになっており、乗車券情報は、検索キー部とデータ部とからなり、検索キー部は、携帯通信端末10の電話番号が用いられ、データ部には、携帯通信端末10の利用者名、性別、生年月日、住所、乗車可能区間(乗車駅名、降車駅名)、乗車券の有効期間等の情報から構成されている。
運行テーブル21bは、電車の運行計画に関する運行情報が格納されるようになっており、運行情報は、検索キー部とデータ部とからなり、検索キー部は、電車コードと到着時刻とからなり、データ部には、発車時刻、停車時間等の情報から構成されている。
乗客テーブル21cは、「マナーモード」を設定した携帯通信端末10の利用者が乗車した乗車情報が格納されるようになっており、乗客情報は、検索キー部とデータ部とからなり、検索キー部として、携帯通信端末10の電話番号と、着信通知モードと、降車時刻とが用いられ、データ部には電車コード、乗車日時、乗車駅名、降車駅名等の情報から構成されている。
また、アプリケーションサーバ24には、乗客情報登録手段24a、応答代行情報送信手段24b、降車案内情報送信手段24c等の各手段が登録されており、これらの各手段は、中継装置30や他の通信端末1等からの各情報に基づいて実行される。
乗客情報登録手段24aは、中継装置30からの乗客情報を受信して、受信した乗客情報の電話番号に基づいてデータベース21を検索して該当する乗車券情報を取得し、受信した乗客情報の電車コードと取得した乗車券情報の降車駅名に基づいて、データベース21を検索して該当する運行情報を取得し、取得した運行情報の降車時刻を受信した乗客情報に付加してデータベース21に登録する。
応答代行情報送信手段24bは、他の通信端末1から携帯通信端末10への発呼時の携帯通信端末10電話番号と他の通信端末1の発信電話番号とを含む発呼情報の転送を受け付けてこの発呼情報の電話番号を取得し、この電話番号に基づいてデータベース21を検索して該当する乗車券情報と乗客情報とを取得し、この乗客情報の着信通知モードに「マナーモード」が設定されている場合に、乗客情報の電車コードに基づいてデータベース21を検索して該当する運行情報を取得し、取得した乗車券情報と乗客情報と運行情報とを含む応答代行情報を発信電話番号に属する他の通信端末1に送信する。
降車案内情報送信手段24cは、データベース21に登録されている乗客情報の中で、着信通知モードに「マナーモード」が設定されている乗客情報を取得し、この乗客情報の到着時刻を監視して、この到着時刻が到来前の所定の時刻に降車案内情報を電話番号に属する携帯通信端末10に送信する。
次に、携帯通信端末10と中継装置30と情報配信装置20の各手段が、各端末・装置間において、情報の送受信の処理を行う処理手順について説明する。図5は、この発明の第1の実施例である携帯通信端末10、中継装置30及び情報配信装置20における各手段の処理の流れ図である。
この例の各手段は、端末情報中継送信手段12a、端末情報受信手段31a、乗客情報生成手段31b、乗客情報送信手段31c、乗客情報登録手段24a、応答代行情報送信手段24b及び降車案内情報送信手段24cからなっている。また、各手段の実行順序は、端末情報中継送信手段12a、端末情報受信手段31a、乗客情報生成手段31b、乗客情報送信手段31c、乗客情報登録手段24a、応答代行情報送信手段24b又は降車案内情報送信手段24cの順に実行される。
まず、図6を参照して、携帯通信端末10側の端末情報中継送信手段12aの処理手順(ステップP1〜ステップP3)について説明する。
携帯通信端末10の利用者が電車に乗車した際に、端末情報中継送信手段12aは、中継装置30からの端末情報中継送信要求信号に応答して、端末情報11aの中継送信済フラグが「オフ」の場合に、ステップP2へ進み、中継送信済フラグが「オン」の場合は、処理を終了する(ステップP1)。
中継送信済フラグを「オン」に設定した端末情報11aを中継装置30に送信する(ステップP2)。
次に、ステップP3へ進み、端末情報11aの中継送信済フラグを「オン」に設定して、携帯通信端末10の端末情報11aを更新して、処理を終了する。
次に、図7を参照して、中継装置30側の端末情報受信手段31aと乗客情報生成手段31bと乗客情報送信手段31cの処理手順(ステップP11〜ステップP12)を説明する。
中継装置30には、電車が駅に停車する度毎に、中継装置30が属する電車を識別するための電車コードと日時と駅名とが記憶されており、端末情報受信手段31aは、携帯通信端末10からの端末情報11aを受信するまでウエイトする(ステップP11)。
携帯通信端末10からの端末情報11aを受信すると、これより、端末情報受信手段31aは、乗客情報生成手段31bに制御を引き渡してステップP12へ進み、乗客情報生成手段31bは、受信した端末情報11aの電話番号と着信通知モードと中継装置30の電車コードと乗車日時と乗車駅名とより、乗客情報を生成する。次に、乗客情報生成手段31bは、乗客情報送信手段31cに制御を引き渡す。乗客情報送信手段31cは、生成した乗客情報を情報配信装置20に送信して、ステップP11へ戻る。
次に、図8を参照して、情報配信装置20の乗客情報登録手段24aの処理手順(ステップP21〜ステップP24)を説明する。
乗客情報登録手段24aは、中継装置30からの乗客情報を受信するまでウエイトする(ステップP21)。
中継装置30からの乗客情報を受信すると、これより、乗客情報登録手段24aは、ステップP22へ進み、受信した乗客情報の電話番号より乗車券テーブル21aを検索して該当する乗車券情報を取得する。
次に、ステップP23へ進み、受信した乗客情報の電車コードと取得した乗車券情報の降車駅名とより、運行テーブル21bを検索して該当する運行情報を取得する。
次に、ステップP24へ進み、取得した運行情報の降車時刻を受信した乗客情報に付加して乗客テーブル21cに登録し、ステップP21へ戻る。
次に、図9を参照して、情報配信装置20の応答代行情報送信手段24bの処理手順(ステップP31〜ステップP35)を説明する。
応答代行情報送信手段24bは、他の通信端末1から携帯通信端末10への発呼時の携帯通信端末10電話番号と他の通信端末1の発信電話番号とを含む発呼情報の転送を受け付けるまでウエイトする(ステップP31)。
他の通信端末1からの発呼情報の転送を受け付けると、これより、応答代行情報送信手段24bは、ステップP32へ進み、受け付けた発呼情報の電話番号より、乗車券テーブル21aを検索して該当する乗車券情報を取得し、また、この電話番号より、乗客テーブル21cを検索して該当する乗客情報を取得する。
次に、ステップP33へ進み、取得した乗客情報の着信通知モードに「マナーモード」が設定されている場合は、ステップP34へ進み、「マナーモード」が設定されていない場合は、ステップP31へ戻る。
取得した乗客情報の電車コードより、運行テーブル21bを検索して該当する運行情報を取得する(ステップP34)。
次に、ステップP35へ進み、取得した乗車券情報と乗客情報と運行情報と利用者が乗車中であることからなる応答代行メッセージを発信電話番号に属する他の通信端末1に送信して、ステップP31に戻る。
次に、図10を参照して、情報配信装置20の降車案内情報送信手段24cの処理手順(ステップP41〜ステップP43)を説明する。
降車案内情報送信手段24cは、乗客テーブル21cに登録されている乗客情報の中で、着信通知モードに「マナーモード」が設定されている乗客情報をする(ステップP41)。
次に、ステップP42へ進み、取得した乗客情報の到着時刻を監視し、この到着時刻の3分前の時刻が到来するまでウエイトする。
到着時刻の3分前の時刻が到来すると、これより、降車案内情報送信手段24cは、ステップP43へ進み、降車案内情報を取得した乗客情報の電話番号に属する携帯通信端末10に送信して、ステップP41へ戻る。この場合、携帯通信端末10側は降車案内情報を受信するとバイブレータにより利用者に告知するようにする。
このように、この第1の実施例の構成によれば、携帯通信端末10の利用者が購入した乗車券情報と、乗車の際に電車内の中継装置30を介して取得した利用者の乗客情報と、乗車した電車の運行情報とをデータベース21に登録して関連付けることによって、利用者が乗車中に、「マナーモード」に設定した利用者の携帯通信端末10に対して、他の通信端末1からの発呼があった場合、利用者の乗車券情報と乗車した電車の乗客情報とその運行情報とからなる応答代行メッセージを、利用者に登録させることなく、利用者に代わって、発呼した他の通信端末1に送信し、利用者に対しては、乗り越し防止のために、電車が利用者の降車場所に到着する時刻が近づくと降車案内情報をその携帯通信端末10に送信することにより、電車に乗車する際、携帯通信端末10に「マナーモード」の設定を普及させることができる。
次に、この発明の第2の実施例について説明する。
この例の情報配信システムの構成が、上述の第1実施例のそれと大きく異なるところは、図11に示すように、携帯通信端末10と短距離無線4を介して接続され、情報配信装置20とインターネット網2を介して更に接続されている駅構内に設置される自動改札機40が付加されており、また、携帯通信端末10の情報登録部11には、乗車券情報11bが、手段登録部12には、端末情報改札送信手段12bとマナーモード変更手段12cとが新たに追加されている点である(点線で記載した箇所)。
次に、携帯通信端末10が乗車券機能(定期乗車券の情報を携帯通信端末10が記憶しており、自動改札制御手段41aにより自動改札機40の通過が可能)を備えている場合の実施例を、図12を参照して説明する。本実施例では、例えば、駅の自動改札機40を通過する際に、携帯通信端末10の乗車券情報11bと現在の着信通知モードが「マナーモード」である旨の無音設定情報が読み込まれ(ステップS21)、乗車区間に応じた特定ID、パスワードが自動発行される(ステップS22〜ステップS25)。
ここでは、第1の実施例と異なる箇所について説明する。
説明する。
まず、携帯通信端末10について、その情報登録部11の端末情報11aには、改札送信済フラグが付加されており、改札送信済フラグには、利用者が電車に乗車するための自動改札機40を通過する際に、自動機改札機40に端末情報11aを送信した後に「オン」が設定され、電車を降車して自動改札機40を通過する際に、自動機改札機40に端末情報11aを送信した後に「オフ」が設定される。
また、新たに追加されている乗車券情報11bには、携帯通信端末10の利用者の定期乗車券に関する情報が格納されるようになっており、乗車券情報11bは、携帯通信端末10の電話番号、利用者名、性別、生年月日、住所、乗車可能区間、乗車券の有効期間等の情報から構成されている。
次に、携帯通信端末10の手段登録部12に新たに追加されている端末情報改札送信手段12bは、自動改札機40からの端末情報改札送信要求信号に応答して、端末情報11aの改札送信済フラグが「オフ」の場合に、改札送信済フラグを「オン」に設定し、改札送信済フラグを「オン」に設定した端末情報11aと乗車券情報11bとを自動改札機40に送信する。
また、マナーモード変更手段12cは、自動改札機40からの着信通知モード変更情報を受信して、着信通知モード変更情報の着信通知モードを端末情報11aの着信通知モードに設定して更新する。
次に、自動改札機40は、自動改札制御手段41aとマナーモード送信手段41bの各手段を記憶するためのROM等による手段登録部41を備え、自動改札制御手段41aは、利用者が電車に乗車するための自動改札機40を通過する際に、携帯通信端末10からの端末情報11aと乗車券情報11bとを受信して、この乗車券情報の検査結果に基づいて、自動改札機40の開閉ドアを制御する。
また、マナーモード送信手段41bは、自動改札制御手段41aで受信した端末情報11aの着信通知モードに「マナーモード」が設定されていない場合は、「マナーモード」を設定した着信通知モードを含む着信通知モード変更情報を携帯通信端末10に送信する。
次に、携帯通信端末10と自動改札機40の各手段が、端末・装置間において、情報の送受信の処理を行う処理手順について説明する。図13は、この発明の第2の実施例である携帯通信端末10と自動改札機40における各手段の処理の流れ図である。
この例の各手段は、端末情報改札送信手段12b、自動改札制御手段41a、マナーモード送信手段41b及びマナーモード変更手段12cからなっている。また、各手段の実行順序は、端末情報改札送信手段12b、自動改札制御手段41a、マナーモード送信手段41c、マナーモード変更手段12cの順に実行される。
まず、図14を参照して、携帯通信端末10の端末情報改札送信手段12bの処理手順(ステップP51〜ステップP53)を説明する。
端末情報改札送信手段12bは、自動改札機40からの端末情報改札送信要求信号に応答して、端末情報11aの改札送信済フラグが「オフ」の場合に、ステップP52へ進み、改札送信済フラグが「オン」の場合は、処理を終了する(ステップP51)。
改札送信済フラグを「オン」に設定した端末情報11aと乗車券情報11bとを自動改札機40に送信する(ステップP52)。
次に、ステップP53へ進み、改札送信済フラグを「オン」に設定して端末情報11aを更新して、処理を終了する。
次に、図15を参照して、自動改札機40の自動改札制御手段41aの処理手順(ステップP61〜ステップP62)を説明する。
自動改札機40には、自動改札機40が属する駅名と日時とが記憶されており、自動改札制御手段41aは、携帯通信端末10からの端末情報11aと乗車券情報11bとを受信するまでウエイトする(ステップP61)。
携帯通信端末10からの端末情報11aと乗車券情報11bとを受信すると、これより、自動改札制御手段41aは、ステップP62へ進み、受信した乗車券情報11bの乗車可能区間と乗車券の有効期間と自動改札機40の駅名と日時とを検査し、検査結果が「正常」の場合に、自動改札機40の開閉ドアを開ける制御を行ってマナーモード送信手段41bのステップP71に進む。検査結果が「異常」の場合には、開閉ドアを閉じる制御を行って自動改札機40の表示部にエラーメッセージを表示してステップP61へ戻る。
次に、図16を参照して、自動改札機40のマナーモード送信手段41bの処理手順(ステップP71〜P72)を説明する。
マナーモード送信手段41bは、自動改札制御手段41aで受信した端末情報11aの着信通知モードに「マナーモード」が設定されていない場合は、ステップP72へ進み、着信通知モードに「マナーモード」が設定されている場合は、処理を終了する(ステップP71)。
「マナーモード」を設定した着信通知モードを含む着信通知モード変更情報を携帯通信端末10に送信して、処理を終了する(ステップP72)。
次に、図17を参照して、携帯通信端末10のマナーモード変更手段12cの処理手順(ステップP81〜ステップP82)を説明する。
マナーモード変更手段12cは、自動改札機40からの着信通知モード変更情報を受信するまでウエイトする(ステップP81)。
自動改札機40からの着信通知モード変更情報を受信すると、これより、マナーモード変更手段12cは、ステップP82へ進み、受信した着信通知モード変更情報の着信通知モードを端末情報11aの着信通知モードに設定して更新して、ステップP81に戻る。
このように、この第2の実施例の構成にすることにより、携帯通信端末10を携帯した利用者が、電車に乗車するための自動改札機40を通過する際に、携帯通信端末10と自動改札機40とを短距離無線4を介して接続して、携帯通信端末10からの乗車券情報と着信通知モードの検査を行い、着信通知モードが「マナーモード」以外の場合は、着信通知モードに「マナーモード」を設定することによって、電車に乗車する際の「マナーモード」の設定漏れを防止することができる。
尚、自動改札機40を通過する際に、自動改札機40と携帯通信端末10との短距離無線通信により、携帯通信端末10を強制的に「マナーモード」に切り替える際に、乗車区間に応じた特定ID、パスワードを自動発行するようにしてもよい。
次に、この発明の第3の実施例について説明する。
この例の情報配信システムの構成が、上述の第1実施例のそれと大きく異なるところは、図18に示すように、情報配信装置20とインターネット網2を介して更に接続される電車内の液晶ディスプレイ装置等の掲示装置5が付加されており、また、情報配信装置20のデータベース21には、広告テーブル21dと掲示計画テーブル21eと番組テーブル21fとが付加されており、アプリケーションサーバ24の各手段には、番組広告情報送信手段24dが新たに追加されている点である。(点線で記載した箇所)。
この構成によって、広告制作会社からの広告情報と番組制作会社からの番組情報とをデータベース21に登録し、携帯通信端末10のマナーモード設定を判定し、この携帯通信端末10とこの携帯通信端末10に発呼した他の通信端末1に対して情報配信装置20から配信する情報に広告情報を挿入する。また、電車内に設けられた掲示装置5に広告情報と番組情報とを送信する。
ここでは、第1の実施例と異なる箇所について説明する。
まず、情報配信装置20の運行テーブル21bには、データ部に広告コードが付加されている。また、データベース21は、広告テーブル21dと掲示計画テーブル21eと番組テーブル21fとが新たに追加されている。
広告テーブル21dは、広告情報が格納されるようになっており、広告情報は、検索キー部とデータ部とからなり、検索キー部は、広告を識別するための広告コードが用いられ、データ部には、広告タイトル、広告種別分類、広告内容、掲示所要時間等の情報から構成されている。
掲示計画テーブル21eは、掲示装置5に広告情報と番組情報とを掲示するための掲示計画情報が格納されるようになっており、掲示計画情報には、検索キー部とデータ部とからなり、検索キー部は、掲示日時と掲示装置5を識別するための掲示装置コードとからなり、データ部には、番組を識別するための番組コード、広告コード等の情報から構成されている。
番組テーブル21fは、番組情報が格納されるようになっており、番組情報には、検索キー部とデータ部とからなり、検索キー部は、番組コードが用いられ、データ部には、番組タイトル、番組種別分類、番組内容、掲示所要時間等の情報から構成されている。
また、応答代行情報送信手段24bは、運行情報を他の通信端末1に送信する際に、運行情報の広告コードに基づいてデータベース21を検索して該当する広告情報を取得し、広告情報の広告内容を運行情報に挿入して送信することが更に追加されている。
また、降車案内情報送信手段24cは、降車案内情報を携帯通信端末10に送信する際に、運行情報の広告コードに基づいてデータベース21を検索して該当する広告情報を取得し、広告情報の広告内容を降車案内情報に挿入して送信することが更に追加されている。
また、新たに追加されている番組広告情報送信手段24dは、到来した掲示日時に基づいてデータベース21を検索して該当する掲示計画情報を取得し、掲示計画情報の番組コードに基づいてデータベース21を検索して該当する番組情報を取得し、広告コードに基づいてデータベース21を検索して該当する広告情報を取得し、番組情報と広告情報とを掲示計画情報の掲示装置コードに属する掲示装置5に送信する。
次に、情報配信装置20の各手段が、各端末・装置間において、情報の送受信の処理を行う処理手順について説明する。図19は、この発明の第3の実施例である情報配信装置20における各手段の処理の流れ図である。
この例の各手段は、応答代行情報送信手段24bと降車案内情報送信手段24cと番組広告情報送信手段24dとからなっている。
まず、図20を参照して、情報配信装置20の応答代行情報送信手段24bの処理手順(ステップP31〜ステップP35)を説明する。
応答代行情報送信手段24bは、他の通信端末1から携帯通信端末10への発呼時の携帯通信端末10電話番号と他の通信端末1の発信電話番号とを含む発呼情報の転送を受け付けるまでウエイトする(ステップP31)。
他の通信端末1からの発呼情報の転送を受け付けると、これより、応答代行情報送信手段24bは、ステップP32へ進み、受け付けた発呼情報の電話番号より、乗車券テーブル21aを検索して該当する乗車券情報を取得し、また、この電話番号より、乗客テーブル21cを検索して該当する乗客情報を取得する。
次に、ステップP33へ進み、取得した乗客情報の着信通知モードに「マナーモード」が設定されている場合は、ステップP34へ進み、「マナーモード」が設定されていない場合は、ステップP31に戻る。
取得した乗客情報の電車コードより、運行テーブル21bを検索して該当する運行情報を取得し、取得した運行情報の広告コードより、広告テーブル21eを検索して該当する広告情報を取得する(ステップP34)。
次に、ステップP35へ進み、取得した乗車券情報と乗客情報と広告情報の広告内容を挿入した運行情報と利用者が乗車中であることからなる応答代行メッセージを発信電話番号に属する他の通信端末1に送信して、ステップP31に戻る。
次に、図21を参照して、情報配信装置20の降車案内情報送信手段24cの処理手順(ステップP41〜ステップP44)を説明する。
降車案内情報送信手段24cは、乗客テーブル21cに登録されている乗客情報の中で、着信通知モードに「マナーモード」が設定されている乗客情報を取得し、この乗客情報の電話番号より乗車券テーブル21aを検索して該当する乗車券情報を取得する(ステップP41)。
次に、ステップP42へ進み、乗客情報の電車コードと乗車券情報の降車駅名とより、運行テーブル21bを検索して該当する運行情報を取得し、この運行情報の広告コードより、広告テーブル21eを検索して該当する広告情報を取得する。
次に、ステップP43へ進み、取得した運行情報の到着時刻を監視し、この到着時刻の3分前の時刻が到来するまでウエイトする。
到着時刻の3分前の時刻が到来すると、これより、降車案内情報送信手段24cは、ステップP44へ進み、広告情報の広告内容を挿入した降車案内情報を電話番号に属する携帯通信端末10に送信する。
次に、図22を参照して、情報配信装置20の番組広告情報送信手段24dの処理手順(ステップP91〜ステップP93)を説明する。
番組広告情報送信手段24dは、情報配信装置20のシステム日時より、掲示計画テーブル21fを検索して該当する掲示計画情報を取得し、取得した掲示計画情報の掲示日時が到来するまでウエイトする(ステップP91)。
掲示計画情報の掲示日時が到来すると、これより、番組広告情報送信手段24dは、ステップP92へ進み、掲示日時が到来した掲示計画情報の番組コードより番組テーブル21gを検索して該当する番組情報を取得し、掲示計画情報の広告コードより広告テーブル21eを検索して該当する広告情報を取得する。
次に、ステップP93へ進み、取得した番組情報と広告情報とを掲示計画情報の掲示装置コードに属する掲示装置5に送信して、ステップP91に戻る。
このように、この第3の実施例の構成にすることにより、「マナーモード」を設定した携帯通信端末10とその携帯通信端末10に発呼した他の通信端末1に対して、運行情報を送信する際に、運行情報と広告情報とをデータベース21に登録して関連付けることによって、利用者の世代、掲示する時間帯、進行方面等の広告ターゲットに適合した広告情報を運行情報に挿入して送信することができる。また、番組情報と広告情報と掲示計画情報とをデータベース21に登録して関連付けることによって、画一的な番組と広告との掲示ではなく、乗り物内の掲示装置毎に、掲示日時に適合した番組情報と広告情報とを掲示することができる。
また、掲示装置5に掲示する番組情報と広告情報は、電車の種類によって、複数用意してもよい。例えば、電車が複数車両に分かれている場合には、前半車両と後半車両、奇数車両と偶数車両のように番組情報(スポーツ、ニュース、料理、経済等)を異ならせて掲示してもよい。そして、配信情報の取得を希望する利用者に合わせて、携帯通信端末10に挿入させる広告情報や掲示装置5に掲示する情報を指定することで、幅広い利用者の獲得や広告効果の向上を図ることができる。
また、マナーモードの設定を普及させるために、番組情報と広告情報とを配信するための新たなシステムを構築することによる各種ビジネスチャンスを創出することができる。
以上、この発明の実施例を、図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施例に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があってもこの発明に含まれる。
例えば、上述の第1の実施例では、携帯通信端末10と中継装置30との短距離無線4を介した端末情報11aの送受信において、端末情報11aの中継送信済フラグに「オン」が設定されている携帯通信端末10からの端末情報11aは、端末情報中継送信手段12aで、中継装置30からの端末情報中継送信要求信号に応答しないようにすることは、携帯通信端末10と中継装置30との間で、無駄な送受信を抑制する点で効果的である。
また、電車内で「マナーモード」を設定した携帯通信端末10に対してのみ、情報を配信するようにしたが、「マナーモード」の設定だけでなく、例えば、イヤホンを使用する設定を行った携帯通信端末10にたいしてのみ、情報を配信するようにしてもよい(図23〜図24)。携帯通信端末10の操作部10Eを介する着信通知モードの設定入力により、保持する携帯通信端末10をイヤホン端子出力設定とし、イヤホン端子を介する場合のみ、音情報の出力を認めることで、マナーモードの設定時と同様の効果が得られる上、電車内では、イヤホンの使用が前提となるので、情報配信装置20から音情報付きの情報配信が可能となる。
また同様に、上述の第2の実施例では、携帯通信端末10と自動改札機40との短距離無線4を介した端末情報11aの送受信においても、端末情報11aの改札送信済フラグに「オン」が設定されている携帯通信端末10からの端末情報11aは、端末情報改札送信手段12bで、自動改札機40からの端末情報改札送信要求信号に応答しないようにすることは、携帯通信端末10と自動改札機40との間で、無駄な送受信を抑制する点で効果的である。
また、上述の第3の実施例で、携帯通信端末10の利用者が指定する広告種別分類を予め登録しておき、降車案内情報の送信時に、利用者が指定した広告種別分類の広告情報のみを抽出してその携帯通信端末10に送信するようにしてもよい。
また、携帯通信端末10から利用者が必要な番組種別分類や広告種別分類の指定を受け付けて、該当する番組情報や広告情報の一覧を携帯通信端末10に送信し、その一覧の中で、携帯端末装置10から選択を受け付けた番組情報や広告情報を携帯通信端末10に送信するための手段を更に追加するようにしてもよい。
中継装置や掲示装置を設置する乗り物として、電車に限定することなく、バスや船舶等にも適用できる。
この発明の第1の実施例である情報配信システムの構成を示すブロック図である。 同携帯通信端末10の構成を示すブロック図である。 同携帯通信端末10と情報配信装置20との間における情報の送受信フローチャートである。 同携帯通信端末10と情報配信装置20との間における情報の送受信フローチャートである。 同携帯通信端末10、中継装置30及び情報配信装置20における各手段の処理の流れ図である。 同携帯通信端末10側の動作処理手順を示すフローチャートである。 同中継装置30側の動作処理手順を示すフローチャートである。 同情報配信装置20側の動作処理手順を示すフローチャートである。 同情報配信装置20側の動作処理手順を示すフローチャートである。 同情報配信装置20側の動作処理手順を示すフローチャートである。 この発明の第2の実施例である情報配信システムの構成を示すブロック図である。 同携帯通信端末10と情報配信装置20との間における情報の送受信フローチャートである。 同携帯通信端末10、自動改札機40及び情報配信装置20における各手段の処理の流れ図である。 同携帯通信端末10側の動作処理手順を示すフローチャートである。 同自動改札装置40側の動作処理手順を示すフローチャートである。 同自動改札装置40側の動作処理手順を示すフローチャートである。 同携帯通信端末10側の動作処理手順を示すフローチャートである。 この発明の第3の実施例である情報配信システムの構成を示すブロック図である。 同情報配信装置20における各手段の処理の流れ図である。 同情報配信装置20側の動作処理手順を示すフローチャートである。 同情報配信装置20側の動作処理手順を示すフローチャートである。 同情報配信装置20側の動作処理手順を示すフローチャートである。 同携帯通信端末10の構成を示すブロック図である。 同携帯通信端末10と情報配信装置20との間における情報の送受信フローチャートである。
符号の説明
1 他の通信端末
2 インターネット網
3 移動体通信網
4 短距離無線
5 掲示装置
10 携帯通信端末
10A 第1通信部
10B 第2通信部
10C 表示処理部
10D 音声処理部
10E 操作部
10F 記憶部
10G 制御部
11 情報登録部
11a 端末情報
11b 乗車券情報
12 手段登録部
12a 端末情報中継送信手段
12b 端末情報改札送信手段
12c マナーモード変更手段
20 情報配信装置
21 データベース
21a 乗車券テーブル
21b 運行テーブル
21c 乗客テーブル
21d 広告テーブル
21e 掲示計画テーブル
21f 番組テーブル
22 Webサーバ
23 データベースサーバ
24 アプリケーションサーバ
24a 乗客情報登録手段
24b 応答代行情報送信手段
24c 降車案内情報送信手段
24d 番組広告情報送信手段
30 中継装置
31 手段登録部
31a 端末情報受信手段
31b 乗客情報生成手段
31c 乗客情報送信手段
40 自動改札機
41 手段登録部
41a 自動改札制御手段
41b マナーモード送信手段

Claims (10)

  1. 携帯通信端末と該携帯通信端末に発呼した他の通信端末と乗り物内の中継装置とに通信ネットワーク又は移動体通信網を介して接続され、前記発呼時の転送先であると共に前記携帯通信端末と前記他の通信端末とに情報配信を行う情報配信装置であって、
    前記携帯通信端末は、
    該携帯通信端末の電話番号と着信通知モードとを含む端末情報を少なくとも記録した記憶部を備え、
    前記中継装置は、
    前記携帯通信端末と短距離無線を介して更に接続されて、
    前記携帯通信端末の利用者が前記乗り物に乗車した際に、前記携帯通信端末からの前記端末情報を受信する端末情報受信手段と、
    受信された前記端末情報の前記電話番号と着信通知モードと該中継装置が属する前記乗り物を識別するための乗り物コードとを含む乗客情報を生成する乗客情報生成手段と、
    生成された前記乗客情報を前記情報配信装置に送信する乗客情報送信手段とを備え、
    前記情報配信装置は、
    前記携帯通信端末の利用者の定期乗車券に関する乗車券情報と、前記乗り物の運行タイムスケジュールに関する運行情報と、広告内容を含む広告情報と、前記乗客情報とを登録するデータベースと、
    前記中継装置からの前記乗客情報を受信すると、該乗客情報の電話番号に基づいて前記データベースを検索して該当する前記乗車券情報を取得し、前記乗客情報の前記乗り物コードに基づいて前記データベースを検索して該当する前記運行情報を取得し、前記乗車券情報に示される降車場所と前記運行情報とから求めた降車予定時刻を前記乗客情報に付加して前記データベースに登録するための乗客情報登録手段と、
    前記携帯通信端末の電話番号と前記他の通信端末の発信電話番号とを含む発呼情報の転送を受け付けると、前記携帯通信端末の電話番号に基づいて前記データベースを検索して該当する前記乗客情報と前記広告情報とを取得し、該乗客情報の前記着信通知モードにマナーモードが設定されているときは前記乗客情報と「利用者が乗車中である」旨の情報とを含み、前記広告情報の中の前記広告内容が挿入された応答代行情報を前記他の通信端末に送信するための応答代行情報送信手段とを備えてなることを特徴とする情報配信装置。
  2. 前記情報配信装置は、前記データベースに登録されている前記乗客情報の中前記着信通知モードにマナーモードが設定されているときは当該利用者の前記降車予定時刻を監視して、該降車予定時刻が到来する前の所定の時刻に降車案内情報を、前記データベースから取得された前記広告情報の中の前記広告内容を挿入して、前記携帯通信端末に送信するための降車案内情報送信手段を更に備えていることを特徴とする請求項1記載の情報配信装置。
  3. 前記記憶部は、前記携帯通信端末の利用者の定期乗車券に関する乗車券情報を更に記録し、
    前記情報配信装置は、自動改札機と通信ネットワークを介して更に接続され、
    前記自動改札機は、前記携帯通信端末と短距離無線を介して更に接続されて、
    前記利用者が前記乗り物に乗車するための前記自動改札機を通過する際に、前記携帯通信端末からの前記乗車券情報を受信して、該乗車券情報の検査結果に基づいて、該自動改札機の開閉ドアを制御するための自動改札機制御手段を更に備えていることを特徴とする請求項記載の情報配信装置。
  4. 前記自動改札制御手段は、前記利用者が前記自動改札機を通過する際に、前記携帯通信端末からの前記乗車券情報に加えて、前記端末情報を受信する構成とされ
    前記自動改札機は、前記自動改札制御手段で受信した前記端末情報の前記着信通知モードにマナーモードが設定されていない場合は、マナーモードを設定した前記着信通知モードを含む着信通知モード変更情報を前記携帯通信端末に送信するためのマナーモード送信手段を更に備え、
    前記携帯通信端末は、前記自動改札機からの前記着信通知モード変更情報を受信して、該着信通知モード変更情報の前記着信通知モードを前記端末情報の前記着信通知モードに設定して更新するためのマナーモード変更手段を更に備えていることを特徴とする請求項3記載の情報配信装置。
  5. 前記情報配信装置は、乗り物内の掲示装置と通信ネットワークを介して更に接続され、
    前記データベースは、掲示日時と前記掲示装置毎の番組コードと広告コードとを含む掲示計画情報と、前記番組コード毎番組内容を含む番組情報とを更に含み、
    また、前記情報配信装置は、到来した前記掲示日時に基づいて前記データベースを検索して該当する前記掲示計画情報を取得し、該掲示計画情報の前記番組コードに基づいて前記データベースを検索して該当する前記番組情報を取得し、前記広告コードに基づいて前記データベースを検索して該当する前記広告情報を取得し、前記番組情報と前記広告情報とを該当する前記掲示装置に送信するための番組広告情報送信手段を更に備えていることを特徴とする請求項記載の情報配信装置。
  6. 携帯通信端末と、該携帯通信端末に発呼した他の通信端末と、乗り物内の中継装置及び掲示装置と、自動改札機と、情報配信装置とが、通信ネットワーク又は移動体通信網又は短距離無線を介して接続されていて、前記携帯通信端末と前記他の通信端末とに情報配信を行う方法であって、
    前記携帯通信端末の電話番号と着信通知モードとを含む端末情報を前記携帯通信端末に予め登録する端末情報登録ステップと、
    前記携帯通信端末の利用者の定期乗車券に関する乗車券情報と、前記乗り物の運行タイムスケジュールに関する運行情報と、広告内容を含む広告情報とを前記情報配信装置のデータベースに予め登録する装置情報登録ステップと、
    前記携帯通信端末の利用者が前記乗り物に乗車した際に、前記中継装置が、前記携帯通信端末からの前記端末情報を受信する端末情報受信ステップと、
    受信された前記端末情報の前記電話番号と着信通知モードと該中継装置が属する前記乗り物を識別するための乗り物コードとを含む乗客情報を生成する乗客情報生成ステップと、
    生成された前記乗客情報を前記情報配信装置に送信する乗客情報送信ステップと、
    前記中継装置からの前記乗客情報を受信すると、該乗客情報の電話番号に基づいて前記データベースを検索して該当する前記乗車券情報を取得し、前記乗客情報の前記乗り物コードに基づいて前記データベースを検索して該当する前記運行情報を取得し、前記乗車券情報に示される降車場所と前記運行情報とから求めた降車予定時刻を前記乗客情報に付加して前記データベースに登録するための乗客情報登録ステップと、
    前記携帯通信端末の電話番号と前記他の通信端末の発信電話番号とを含む発呼情報の転送を受け付けると、前記携帯通信端末の電話番号に基づいて前記データベースを検索して該当する前記乗客情報と前記広告情報とを取得し、該乗客情報の前記着信通知モードにマナーモードが設定されているときは前記乗客情報と「利用者が乗車中である」旨の情報とを含み、前記広告情報の中の前記広告内容が挿入された応答代行情報を前記他の通信端末に送信するための応答代行情報送信ステップとを実行することを特徴とする情報配信方法。
  7. 前記データベースに登録されている前記乗客情報の中前記着信通知モードにマナーモードが設定されているときは当該利用者の前記降車予定時刻を監視して、該降車予定時刻が到来する前の所定の時刻に降車案内情報を、前記データベースから取得された前記広告情報の中の前記広告内容を挿入して、前記携帯通信端末に送信するための降車案内情報送信ステップを実行することを特徴とする請求項記載の情報配信方法。
  8. 前記端末情報登録ステップは、前記携帯通信端末の利用者の定期乗車券に関する乗車券情報を更に登録することと、
    前記利用者が前記乗り物に乗車するための前記自動改札機を通過する際に、前記携帯通信端末からの前記乗車券情報を受信して、該乗車券情報の検査結果に基づいて、該自動改札機の開閉ドアを制御するための自動改札機制御ステップを実行することを特徴とする請求項記載の情報配信方法。
  9. 前記自動改札制御ステップは、前記利用者が前記自動改札機を通過する際に、前記携帯通信端末からの前記乗車券情報に加えて、前記端末情報を受信することと、
    前記自動改札制御ステップで受信した前記端末情報の前記着信通知モードにマナーモードが設定されていない場合は、マナーモードを設定した前記着信通知モードを含む着信通知モード変更情報を前記携帯通信端末に送信するためのマナーモード送信ステップと、
    前記自動改札機からの前記着信通知モード変更情報を受信して、該着信通知モード変更情報の前記着信通知モードを前記端末情報の前記着信通知モードに設定して更新するためのマナーモード変更ステップとを実行することを特徴とする請求項記載の情報配信方法。
  10. 前記装置情報登録ステップは、掲示日時と前記掲示装置毎の番組コードと広告コードとを含む掲示計画情報と、前記番組コード毎に番組内容を含む番組情報とを登録することと、
    到来した前記掲示日時に基づいて前記データベースを検索して該当する前記掲示計画情報を取得し、該掲示計画情報の前記番組コードに基づいて前記データベースを検索して該当する前記番組情報を取得し、前記広告コードに基づいて前記データベースを検索して該当する前記広告情報を取得し、前記番組情報と前記広告情報とを該当する前記掲示装置に送信するための番組広告情報送信手段ステップを実行することを特徴とする請求項記載の情報配信方法。
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