JP2003233571A - 電子メールの送受信方法、電子メールシステム及び電子メール通信装置 - Google Patents

電子メールの送受信方法、電子メールシステム及び電子メール通信装置

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JP2003233571A
JP2003233571A JP2002315632A JP2002315632A JP2003233571A JP 2003233571 A JP2003233571 A JP 2003233571A JP 2002315632 A JP2002315632 A JP 2002315632A JP 2002315632 A JP2002315632 A JP 2002315632A JP 2003233571 A JP2003233571 A JP 2003233571A
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Japan
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electronic mail
mail
communication device
processing
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JP2002315632A
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Masakazu Inoue
雅一 井上
Yuri Kuroda
由里 黒田
Takeshi Fukumizu
武史 福泉
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 送信者の意図するタイミングで受信側電子メ
ール通信装置に受信メールを処理させる。 【解決手段】 受信側電子メール通信装置2は、送信側
電子メール通信装置から電子メールを受信するメール受
信処理部204と、自装置の状況を監視する監視部20
7,209,210,212,216,218,219
と、受信した電子メールに付加された処理開始条件と自
装置の状況とが一致したとき、この処理開始条件が付加
された電子メールを処理する制御部222とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子メールシステ
ムに係り、特に電子メールの処理を開始させる条件を送
信側で指定する電子メールの送受信方法、電子メールシ
ステム及び電子メール通信装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、送信側電子メール通信装置から受
信側電子メール通信装置へ予め電子メールを送信してお
き、送信者が希望する時刻になったときに受信者に電子
メールを読ませる電子メールシステムが提案されている
(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】特開2000−78308号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の電
子メールシステムでは、送信者が受信者にメールを読ま
せたいタイミングを時刻で設定する。しかしながら、送
信者の意図するタイミングで受信側電子メール通信装置
にメールを開封表示させるには時刻のみでは十分な設定
ができないという問題点があった。本発明は、上記課題
を解決するためになされたもので、送信者の意図するタ
イミングで受信側電子メール通信装置に受信メールを処
理させることができる電子メールの送受信方法、電子メ
ールシステム及び電子メール通信装置を提供することを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の電子メールの送
受信方法は、受信側電子メール通信装置で受信メールの
処理が開始される条件を示す処理開始条件を送信側電子
メール通信装置で設定する設定手順と、前記設定した処
理開始条件を電子メールに付加して前記送信側電子メー
ル通信装置から前記受信側電子メール通信装置へ送信す
る送信手順と、前記送信側電子メール通信装置から送ら
れた電子メールを前記受信側電子メール通信装置で受信
する受信手順と、前記受信側電子メール通信装置の状況
あるいは他の特定の端末装置の状況を監視する監視手順
と、前記受信側電子メール通信装置の状況あるいは前記
特定の端末装置の状況と前記受信した電子メールに付加
された処理開始条件とが一致したとき、この処理開始条
件が付加された電子メールを前記受信側電子メール通信
装置で処理する判定手順とを実行するようにしたもので
ある。また、本発明の電子メールの送受信方法は、受信
側電子メール通信装置で受信メールの処理が開始される
条件を示す処理開始条件を送信側電子メール通信装置で
設定する設定手順と、前記設定した処理開始条件を電子
メールに付加して前記送信側電子メール通信装置から前
記受信側電子メール通信装置へ送信する送信手順と、前
記送信側電子メール通信装置から送られた電子メールを
前記受信側電子メール通信装置で受信する受信手順と、
前記受信側電子メール通信装置の状況あるいは他の特定
の端末装置の状況と現在の日時とを監視する監視手順
と、前記受信側電子メール通信装置の状況あるいは前記
特定の端末装置の状況と前記受信した電子メールに付加
された処理開始条件とが一致し、かつこの処理開始条件
に含まれる日時指定情報の日時と現在の日時とが一致し
たとき、この処理開始条件が付加された電子メールを前
記受信側電子メール通信装置で処理する判定手順とを実
行するようにしたものである。
【0006】また、本発明の電子メールの送受信方法の
1構成例において、前記処理開始条件は、前記受信側電
子メール通信装置が所望の位置に到着したときに受信メ
ールの処理を開始させる位置指定情報を含み、前記監視
手順は、前記受信側電子メール通信装置の位置を監視
し、前記判定手順は、前記受信した電子メールに付加さ
れた処理開始条件中の位置指定情報で指定された位置と
前記受信側電子メール通信装置の位置とが一致したと
き、この処理開始条件が付加された電子メールを処理す
るようにしたものである。また、本発明の電子メールの
送受信方法の1構成例において、前記処理開始条件は、
特定の電話番号の端末装置と前記受信側電子メール通信
装置との間で特定の電話通信処理が行われたときに受信
メールの処理を開始させる電話通信指定情報を含み、前
記監視手順は、前記受信側電子メール通信装置の電話通
信処理を監視し、前記判定手順は、前記受信した電子メ
ールに付加された処理開始条件中の電話通信指定情報で
指定された電話通信処理が前記受信側電子メール通信装
置で行われたとき、この処理開始条件が付加された電子
メールを処理するようにしたものである。また、本発明
の電子メールの送受信方法の1構成例において、前記処
理開始条件は、特定の電子メールアドレスの端末装置と
前記受信側電子メール通信装置との間で特定のメール通
信処理が行われたときに受信メールの処理を開始させる
メール通信指定情報を含み、前記監視手順は、前記受信
側電子メール通信装置のメール通信処理を監視し、前記
判定手順は、前記受信した電子メールに付加された処理
開始条件中のメール通信指定情報で指定されたメール通
信処理が前記受信側電子メール通信装置で行われたと
き、この処理開始条件が付加された電子メールを処理す
るようにしたものである。また、本発明の電子メールの
送受信方法の1構成例において、前記処理開始条件は、
前記受信側電子メール通信装置からインターネット上の
特定のリソースへのアクセスが行われたときに受信メー
ルの処理を開始させるリソース指定情報を含み、前記監
視手順は、前記受信側電子メール通信装置のインターネ
ットへのアクセスを監視し、前記判定手順は、前記受信
した電子メールに付加された処理開始条件中のリソース
指定情報で指定されたアクセスが前記受信側電子メール
通信装置で行われたとき、この処理開始条件が付加され
た電子メールを処理するようにしたものである。
【0007】また、本発明の電子メールの送受信方法の
1構成例において、前記処理開始条件は、前記受信側電
子メール通信装置の通信時間が所定値を経過したときに
受信メールの処理を開始させる通信時間指定情報を含
み、前記監視手順は、前記受信側電子メール通信装置の
通信時間を監視し、前記判定手順は、前記受信側電子メ
ール通信装置の通信時間が前記受信した電子メールに付
加された処理開始条件中の通信時間指定情報で指定され
た所定値を経過したとき、この処理開始条件が付加され
た電子メールを処理するようにしたものである。また、
本発明の電子メールの送受信方法の1構成例において、
前記処理開始条件は、基地局からの電波を前記受信側電
子メール通信装置で受信したときの受信レベルが予め設
定された受信レベルしきい値より大又は小のときに受信
メールの処理を開始させる受信レベル指定情報を含み、
前記監視手順は、基地局からの電波を前記受信側電子メ
ール通信装置で受信したときの受信レベルを監視し、前
記判定手順は、基地局からの電波を前記受信側電子メー
ル通信装置で受信したときの受信レベルが前記受信した
電子メールに付加された処理開始条件中の受信レベル指
定情報で指定された大小関係を満たすとき、この処理開
始条件が付加された電子メールを処理するようにしたも
のである。また、本発明の電子メールの送受信方法の1
構成例において、前記処理開始条件は、受信者が前記受
信側電子メール通信装置に特定の暗証番号を入力したと
きに受信メールの処理を開始させる暗証番号指定情報を
含み、前記監視手順は、受信者が入力する暗証番号を監
視し、前記判定手順は、前記受信した電子メールに付加
された処理開始条件中の暗証番号指定情報で指定された
暗証番号が受信者によって入力されたとき、この処理開
始条件が付加された電子メールを処理するようにしたも
のである。また、本発明の電子メールの送受信方法の1
構成例において、前記処理開始条件は、前記受信側電子
メール通信装置が所望の位置に到着したときに受信メー
ルの処理を開始させる位置指定情報と、特定の電話番号
の端末装置と前記受信側電子メール通信装置との間で特
定の電話通信処理が行われたときに受信メールの処理を
開始させる電話通信指定情報とを含み、前記監視手順
は、自装置の位置と自装置の電話通信処理とを監視し、
前記判定手順は、前記受信した電子メールに付加された
処理開始条件中の位置指定情報で指定された位置と前記
受信側電子メール通信装置の位置とが一致し、かつこの
処理開始条件中の電話通信指定情報で指定された電話通
信処理が前記受信側電子メール通信装置で行われたと
き、この処理開始条件が付加された電子メールを処理す
るようにしたものである。
【0008】また、本発明の電子メールの送受信方法の
1構成例において、前記処理開始条件は、前記受信側電
子メール通信装置が所望の位置に到着したときに受信メ
ールの処理を開始させる位置指定情報と、所望の日時を
指定する日時指定情報とを含み、前記監視手順は、現在
の日時と前記受信側電子メール通信装置の位置とを監視
し、前記判定手順は、前記受信した電子メールに付加さ
れた処理開始条件中の位置指定情報で指定された位置と
前記受信側電子メール通信装置の位置とが一致し、かつ
この処理開始条件に含まれる日時指定情報の日時と現在
の日時とが一致したとき、この処理開始条件が付加され
た電子メールを処理するようにしたものである。また、
本発明の電子メールの送受信方法の1構成例において、
前記処理開始条件は、特定の電話番号の端末装置と前記
受信側電子メール通信装置との間で特定の電話通信処理
が行われたときに受信メールの処理を開始させる電話通
信指定情報と、所望の日時を指定する日時指定情報とを
含み、前記監視手順は、現在の日時と前記受信側電子メ
ール通信装置の電話通信処理とを監視し、前記判定手順
は、前記受信した電子メールに付加された処理開始条件
中の電話通信指定情報で指定された電話通信処理が前記
受信側電子メール通信装置で行われ、かつこの処理開始
条件に含まれる日時指定情報の日時と現在の日時とが一
致したとき、この処理開始条件が付加された電子メール
を処理するようにしたものである。
【0009】また、本発明の電子メールの送受信方法の
1構成例において、前記設定手順は、前記処理開始条件
と共に、前記受信メールの処理の内容を指定するアクシ
ョン指定情報を設定し、前記送信手順は、前記処理開始
条件と共に前記アクション指定情報を電子メールに付加
して前記送信側電子メール通信装置から前記受信側電子
メール通信装置へ送信し、前記判定手順は、前記処理開
始条件が付加された電子メールを処理する際に、前記ア
クション指定情報で指定された処理を行うようにしたも
のである。また、本発明の電子メールの送受信方法の1
構成例において、前記アクション指定情報は、前記受信
メールの処理として開封表示を指定するようにしたもの
である。また、本発明の電子メールの送受信方法の1構
成例において、前記アクション指定情報は、前記受信メ
ールの処理として音声出力を指定するようにしたもので
ある。また、本発明の電子メールの送受信方法の1構成
例において、前記アクション指定情報は、前記受信メー
ルの処理として特定の転送先への転送を指定するように
したものである。また、本発明の電子メールの送受信方
法の1構成例において、前記アクション指定情報は、前
記受信メールの処理としてインターネット上の特定リソ
ースへのアクセスを指定するようにしたものである。
【0010】また、本発明の電子メールの送受信方法の
1構成例において、前記処理開始条件は、インスタント
メッセージサービスに参加する、前記受信側電子メール
通信装置を含む複数の電子メール通信装置のうち特定の
電子メール通信装置のプレゼンスが変化したときに受信
メールの処理を開始させるインスタントメッセージサー
ビス指定情報を含み、前記監視手順は、前記インスタン
トメッセージサービスに参加する予め登録された電子メ
ール通信装置の状況を監視し、前記判定手順は、前記受
信した電子メールに付加された処理開始条件中のインス
タントメッセージサービス指定情報で指定された特定の
電子メール通信装置のプレゼンスが変化したとき、この
処理開始条件が付加された電子メールを処理するように
したものである。また、本発明の電子メールの送受信方
法の1構成例において、前記処理開始条件は、インスタ
ントメッセージサービスに参加する、前記受信側電子メ
ール通信装置を含む複数の電子メール通信装置のうち少
なくとも1つの電子メール通信装置のプレゼンスが変化
したときに受信メールの処理を開始させるインスタント
メッセージサービス指定情報を含み、前記監視手順は、
前記インスタントメッセージサービスに参加する予め登
録された電子メール通信装置の状況を監視し、前記判定
手順は、前記インスタントメッセージサービス指定情報
を含む処理開始条件が付加された電子メールを受信した
後に前記複数の電子メール通信装置のうち少なくとも1
つの電子メール通信装置のプレゼンスが変化したとき、
この処理開始条件が付加された電子メールを処理するよ
うにしたものである。また、本発明の電子メールの送受
信方法の1構成例において、前記処理開始条件は、1又
は複数の特定の端末装置と前記受信側電子メール通信装
置との距離が所定値より大または小のときに受信メール
の処理を開始させる距離指定情報を含み、前記監視手順
は、1又は複数の前記特定の端末装置と前記受信側電子
メール通信装置との距離を監視し、前記判定手順は、1
又は複数の前記特定の端末装置と前記受信側電子メール
通信装置との距離が前記受信した電子メールに付加され
た処理開始条件中の距離指定情報で指定された大小関係
を満たすとき、この処理開始条件が付加された電子メー
ルを処理するようにしたものである。また、本発明の電
子メールの送受信方法の1構成例において、前記処理開
始条件は、この処理開始条件が付加された電子メールの
受信後に他の電子メールがメールサーバに届いていない
ときに受信メールの処理を開始させる未達指定情報を含
み、前記監視手順は、前記受信側電子メール通信装置が
前記メールサーバにアクセスしたときに前記メールサー
バに前記受信側電子メール通信装置宛の電子メールが届
いているか否かを監視し、前記判定手順は、前記未達指
定情報を含む処理開始条件が付加された電子メールを受
信した後に前記メールサーバにアクセスしたときに前記
受信側電子メール通信装置宛の電子メールが届いていな
い場合、この処理開始条件が付加された電子メールを処
理するようにしたものである。
【0011】また、本発明の電子メールの送受信方法の
1構成例において、前記設定手順は、前記処理開始条件
と共に、前記受信メールの処理回数を指定する処理回数
指定情報を設定し、前記送信手順は、前記処理開始条件
と共に前記処理回数指定情報を電子メールに付加して前
記送信側電子メール通信装置から前記受信側電子メール
通信装置へ送信し、前記判定手順は、前記処理開始条件
と前記処理回数指定情報とが付加された電子メールを処
理する際に、この電子メールの処理回数の履歴が前記処
理回数指定情報で指定された回数以内であれば処理を行
うようにしたものである。また、本発明の電子メールの
送受信方法の1構成例において、前記処理回数指定情報
は前記受信側電子メール通信装置で設定可能である。ま
た、本発明の電子メールの送受信方法の1構成例におい
て、前記設定手順は、前記処理開始条件と共に、前記受
信メールを自動的に更新するか否かを指定する自動更新
指定情報を設定し、前記送信手順は、前記処理開始条件
と共に前記自動更新指定情報を電子メールに付加して前
記送信側電子メール通信装置から前記受信側電子メール
通信装置へ送信し、前記受信側電子メール通信装置は、
前記自動更新指定情報が付加された電子メールを過去に
受信し、かつ前記自動更新指定が付加された電子メール
を新たに受信した場合、過去に受信した電子メールを無
効にして新たに受信した電子メールに更新するか否かを
前記自動更新指定情報に従って決定する更新手順を実行
するようにしたものである。また、本発明の電子メール
の送受信方法の1構成例において、前記自動更新指定情
報は前記受信側電子メール通信装置で設定可能である。
また、本発明の電子メールの送受信方法の1構成例は、
前記自動更新指定情報を前記受信側電子メール通信装置
で設定可能にするか否かを、前記送信側電子メール通信
装置で前記自動更新指定情報を設定する際に選択可能で
ある。また、本発明の電子メールの送受信方法の1構成
例において、前記設定手順は、前記処理開始条件と共
に、前記受信メールの有効期限を指定する有効期限指定
情報を設定し、前記送信手順は、前記処理開始条件と共
に前記有効期限指定情報を電子メールに付加して前記送
信側電子メール通信装置から前記受信側電子メール通信
装置へ送信し、前記判定手順は、前記処理開始条件と前
記有効期限指定情報とが付加された電子メールを処理す
る際に、前記有効期限指定情報で指定された有効期限内
であれば処理を行うようにしたものである。また、本発
明の電子メールの送受信方法の1構成例において、前記
有効期限指定情報は前記受信側電子メール通信装置で設
定可能である。
【0012】また、本発明の電子メールの送受信方法の
1構成例において、前記処理開始条件は、前記受信側電
子メール通信装置と1又は複数の特定の端末装置とが所
望の位置に到着したときに受信メールの処理を開始させ
る位置指定情報を含み、前記監視手順は、前記受信側電
子メール通信装置と1又は複数の前記特定の端末装置の
位置を監視し、前記判定手順は、前記受信側電子メール
通信装置および1又は複数の前記特定の端末装置の位置
と、前記受信した電子メールに付加された処理開始条件
中の位置指定情報で指定された位置とが一致したとき、
この処理開始条件が付加された電子メールを処理するよ
うにしたものである。また、本発明の電子メールの送受
信方法の1構成例において、前記処理開始条件は、1又
は複数の特定の端末装置が所望の位置に到着したときに
受信メールの処理を開始させる位置指定情報を含み、前
記監視手順は、1又は複数の前記特定の端末装置の位置
を監視し、前記判定手順は、前記受信した電子メールに
付加された処理開始条件中の位置指定情報で指定された
位置と1又は複数の前記特定の端末装置の位置とが一致
したとき、この処理開始条件が付加された電子メールを
処理するようにしたものである。
【0013】また、本発明の電子メールシステムは、送
信側電子メール通信装置(1)と受信側電子メール通信
装置(2)とからなり、前記送信側電子メール通信装置
は、前記受信側電子メール通信装置で受信メールの処理
が開始される条件を示す処理開始条件を設定する設定手
段(101,108)と、前記設定された処理開始条件
を電子メールに付加して送信する送信手段(104)と
を有し、前記受信側電子メール通信装置は、前記送信側
電子メール通信装置から電子メールを受信する受信手段
(204)と、自装置の状況あるいは他の特定の端末装
置の状況を監視する監視手段(207,209,21
0,212,216,218,219)と、自装置の状
況あるいは前記特定の端末装置の状況と前記受信した電
子メールに付加された処理開始条件とが一致したとき、
この処理開始条件が付加された電子メールを処理する制
御手段(222)とを有するものである。また、本発明
の電子メールシステムは、送信側電子メール通信装置と
受信側電子メール通信装置とからなり、前記送信側電子
メール通信装置は、前記受信側電子メール通信装置で受
信メールの処理が開始される条件を示す処理開始条件を
設定する設定手段(101,108)と、前記設定され
た処理開始条件を電子メールに付加して送信する送信手
段(104)とを有し、前記受信側電子メール通信装置
は、前記送信側電子メール通信装置から電子メールを受
信する受信手段(204)と、自装置の状況あるいは他
の特定の端末装置の状況と現在の日時とを監視する監視
手段(207,209,210,212,214,21
6,218,219)と、自装置の状況あるいは前記特
定の端末装置の状況と前記受信した電子メールに付加さ
れた処理開始条件とが一致し、かつこの処理開始条件に
含まれる日時指定情報の日時と現在の日時とが一致した
とき、この処理開始条件が付加された電子メールを処理
する制御手段(222)とを有するものである。また、
本発明の電子メールシステムの1構成例において、前記
送信側電子メール通信装置の設定手段は、前記処理開始
条件と共に、前記受信メールの処理の内容を指定するア
クション指定情報を設定し、前記送信側電子メール通信
装置の送信手段は、前記処理開始条件と共に前記アクシ
ョン指定情報を電子メールに付加して前記送信側電子メ
ール通信装置から前記受信側電子メール通信装置へ送信
し、前記受信側電子メール通信装置の制御手段は、前記
処理開始条件が付加された電子メールを処理する際に、
前記アクション指定情報で指定された処理を行うもので
ある。
【0014】また、本発明の電子メール通信装置は、送
信側電子メール通信装置から送られた電子メールを受信
する受信手段と、自装置の状況あるいは他の特定の端末
装置の状況を監視する監視手段と、前記受信した電子メ
ールにこの電子メールの処理を開始する条件を示す処理
開始条件が付加されている場合、自装置の状況あるいは
前記特定の端末装置の状況と前記処理開始条件とが一致
したときに、この処理開始条件が付加された電子メール
を処理する制御手段とを有するものである。また、本発
明の電子メール通信装置は、送信側電子メール通信装置
から送られた電子メールを受信する受信手段と、自装置
の状況あるいは他の特定の端末装置の状況と現在の日時
とを監視する監視手段と、前記受信した電子メールにこ
の電子メールの処理を開始する条件を示す処理開始条件
が付加されている場合、自装置の状況あるいは前記特定
の端末装置の状況と前記処理開始条件とが一致し、かつ
この処理開始条件に含まれる日時指定情報の日時と現在
の日時とが一致したときに、この処理開始条件が付加さ
れた電子メールを処理する制御手段とを有するものであ
る。また、本発明の電子メール通信装置の1構成例にお
いて、前記制御手段は、前記処理開始条件が付加された
電子メールを処理する際に、前記処理開始条件と共に電
子メールに付加されたアクション指定情報で指定された
処理を行うものである。
【0015】
【発明の実施の形態】[第1の実施の形態]以下、本発
明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明す
る。図1は本発明の第1の実施の形態となる電子メール
システムの送信側電子メール通信装置1の構成を示すブ
ロック図、図2は電子メールシステムの受信側電子メー
ル通信装置2の構成を示すブロック図である。電子メー
ルシステムは、送信側電子メール通信装置1と、受信側
電子メール通信装置2と、送信側電子メール通信装置1
と受信側電子メール通信装置2とを接続する図示しない
通信ネットワークとから構成される。
【0016】送信側電子メール通信装置1は、複数のキ
ースイッチからなる操作部101と、画面表示を行う液
晶パネル等の表示部102と、送信すべき電子メールを
蓄積する蓄積部103と、蓄積部103に蓄積された電
子メールを送信するメール送信処理部104と、インタ
ーネットに接続してウエブページを表示するブラウザ1
05と、地図情報を記憶する地図データベース106
と、電話帳及び電子メールアドレス帳のデータを記憶す
る電話帳/アドレス帳記憶部107と、送信側電子メー
ル通信装置全体を制御する制御部108とから構成され
る。
【0017】操作部101と制御部108は設定手段を
構成し、メール送信処理部104は送信手段を構成して
いる。
【0018】受信側電子メール通信装置2は、操作部2
01と、表示部202と、電子メールのデータをアナロ
グ音声信号に変換してスピーカから音声出力する音声出
力部203と、電子メールを受信するメール受信処理部
204と、メール受信処理部204で受信された電子メ
ールを蓄積する蓄積部205と、電子メールを送信する
メール送信処理部206と、メール受信処理部204及
びメール送信処理部206によるメール通信処理を常時
監視するメール監視部207と、他の端末装置との間で
電話通信処理を行う電話発着処理部208と、電話発着
処理部208による電話通信処理を常時監視する電話発
着監視部209と、通信時間を常時監視する通信時間監
視部210と、自装置の位置(緯度、経度)を検出する
GPS(Global Positioning System )211と、自装
置の位置を常時監視するGPS監視部212と、現在の
日時を計時する時計213と、現在の日時を監視するタ
イマー監視部214と、ブラウザ215と、自装置のイ
ンターネットへのアクセスを監視するURL監視部21
6と、基地局からの電波の受信レベルを検出する電波セ
ンサ217と、基地局からの電波の受信レベルを常時監
視する受信レベル監視部218と、操作部201から暗
証番号が入力されたか否かを常時監視する暗証番号監視
部219と、地図データベース220と、電子メールに
付加されて送られてきた動作指定情報を記憶するマッチ
ングテーブル221と、受信側電子メール通信装置全体
を制御する制御部222、図示しない位置情報サーバー
に対して自装置と他の特定の端末装置の監視を要求する
監視要求部223とから構成される。
【0019】メール受信処理部204は受信手段を構成
し、メール監視部207、電話発着監視部209、通信
時間監視部210、GPS監視部212、タイマー監視
部214、URL監視部216、受信レベル監視部21
8及び暗証番号監視部219は監視手段を構成し、制御
部222は制御手段を構成している。本実施の形態で
は、受信した電子メールに付加した処理開始条件と受信
側電子メール通信装置の状況とが一致したとき、処理開
始条件を付加した電子メールが受信側電子メール通信装
置で処理される。ここで、受信側電子メール通信装置の
状況とは、受信側電子メール通信装置の動作若しくは受
信側電子メール通信装置に対する受信者の行為を表す。
【0020】次に、本実施の形態の電子メールシステム
の動作について、送信側電子メール通信装置1の動作か
ら説明する。図3は送信側電子メール通信装置1の動作
を示すフローチャート図である。まず、送信側電子メー
ル通信装置1の電源が立ち上がると、制御部108は、
自装置の利用者(以下、送信者と呼ぶ)からの操作を待
つ(図3ステップ301)。
【0021】送信者は、送信しようとする電子メールの
文書を操作部101を用いて入力する。制御部108
は、操作部101から電子メールが入力された場合(ス
テップ302においてYES)、入力された電子メール
のデータを蓄積部103にいったん蓄積する(ステップ
303)。
【0022】メールの文書を一通り入力し終えた後、送
信者は、このメールに対する受信側電子メール通信装置
2の動作を指定したい場合、所望の動作を指定する動作
指定情報を操作部101を用いて入力する。制御部10
8は、操作部101から動作指定情報が入力された場合
(ステップ304においてYES)、この動作指定情報
を先に蓄積した電子メールのデータに付加して蓄積部1
03に蓄積する(ステップ305)。蓄積部103のデ
ータ構造は、例えば図4のような構成とする。蓄積部1
03には、送信先電子メールアドレスと、送信元電子メ
ールアドレス(自装置のアドレス)と、電子メールの本
文と、この電子メールに付加される動作指定情報とが格
納される。
【0023】動作指定情報は、受信側電子メール通信装
置2で受信メールの処理が開始される条件を示す処理開
始条件と、受信メールの処理の内容を指定するアクショ
ン指定情報と、受信メールの処理回数を指定する処理回
数指定情報と、受信メールを自動的に更新するか否かを
指定する自動更新指定情報と、受信メールの有効期限を
指定する有効期限指定情報とを含んでいる。送信者は、
アクション指定情報と処理回数指定情報と自動更新指定
情報と有効期限指定情報については設定しなくてもよい
が、処理開始条件の設定は必須である。
【0024】処理開始条件には、受信側電子メール通信
装置2が所望の位置に到着したときに受信メールの処理
を開始させる位置指定情報と、特定の電話番号の端末装
置と受信側電子メール通信装置2との間で特定の電話通
信処理が行われたときに受信メールの処理を開始させる
電話通信指定情報と、特定の電子メールアドレスの端末
装置と受信側電子メール通信装置2との間で特定のメー
ル通信処理が行われたときに受信メールの処理を開始さ
せるメール通信指定情報と、受信側電子メール通信装置
2からインターネット上の特定のリソースへのアクセス
が行われたときに受信メールの処理を開始させるリソー
ス指定情報と、受信側電子メール通信装置2の通信時間
が所定値を経過したときに受信メールの処理を開始させ
る通信時間指定情報と、基地局からの電波を受信側電子
メール通信装置2で受信したときの受信レベルが予め設
定された受信レベルしきい値より大又は小のときに受信
メールの処理を開始させる受信レベル指定情報と、受信
者が受信側電子メール通信装置2に特定の暗証番号を入
力したときに受信メールの処理を開始させる暗証番号指
定情報と、所望の日時を指定する日時指定情報とがあ
る。
【0025】本実施の形態では、受信側電子メール通信
装置2が所望の位置に到着した場合にメール処理を開始
させるため、処理開始条件として位置指定情報を設定す
る。位置指定情報を設定するためには、送信者は、送信
側電子メール通信装置1に地図を表示させる。すなわ
ち、制御部108は、送信者の操作に応じて、地図デー
タベース106のデータを基に表示部102に地図を表
示させる。そして、送信者は、この地図上で所望の位置
を操作部101を用いて指定する。
【0026】制御部108は、地図データベース106
を参照して、指定された位置の座標データ(例えば、東
経139度44分53秒、北緯35度39分3秒)を得
る。そして、制御部108は、取得した座標データを処
理開始条件(位置指定情報)として電子メールのデータ
に付加する(ステップ305)。ここでの処理は具体的
には図5のような処理ステップとなる。制御部108
は、表示部102に図6のような地図を表示させる(図
5ステップ401)。図6において、x,yは表示画面
上の縦軸、横軸を意味する。送信者は、表示された地図
上で所望の位置を操作部101を用いてポインティング
する(ステップ402)。制御部108は、ポインティ
ングされた表示位置x,yを求め(ステップ403)、
この表示位置x,yと地図データベース106とを比較
して座標データ(緯度、経度)を取得する(ステップ4
04)。なお、本実施の形態では、地図データベース1
06から座標データを取得するようにしているが、イン
ターネット上の地図データサービスサイトにアクセスし
て、座標データを取得するようにしてもよい。
【0027】送信者が全てのデータ入力を終え、メール
送信を開始する操作を行った場合(ステップ301にお
いてYES)、制御部108は、蓄積部103に蓄積し
た電子メールのデータとこれに付加した動作指定情報と
をメール送信処理部104に渡す。メール送信処理部1
04は、図示しない通信ネットワークと回線接続した
後、制御部108から渡された電子メールのデータと動
作指定情報とを送信先の受信側電子メール通信装置2に
向けて送信する(ステップ306)。以上で送信側電子
メール通信装置1の動作が終了する。電子メールに動作
指定情報を付加する方法の具体例としては、通常のメー
ル本文に対し、動作指定情報を例えば添付ファイルとし
て付加し、添付ファイル付きのメールを受信側電子メー
ル通信装置に向けて送信する。ここで、添付ファイルの
ファイル名は動作指定情報であることを意味する特別な
ファイル名(例えばdousashitei )とする。
【0028】次に、受信側電子メール通信装置2の動作
を説明する。図7は受信側電子メール通信装置2の動作
を示すフローチャート図である。まず、受信側電子メー
ル通信装置2の電源が立ち上がると、制御部222は、
メール受信処理部204に自装置宛の電子メールを受信
するよう指示する。メール受信処理部204は、通信ネ
ットワークのメールサーバとの回線を確立して、メール
サーバに自装置宛の電子メールが存在する場合(図7ス
テップ501においてYES)、メール受信処理を行う
(ステップ502)。図8は受信側電子メール通信装置
2のメール受信処理を示すフローチャート図である。
【0029】メール受信処理において、メール受信処理
部204は、メールサーバから自装置宛の電子メールを
受信して、受信した電子メールのデータを蓄積部205
に蓄積する(図8ステップ601)。このとき、メール
受信処理部204は、動作指定情報を意味する添付ファ
イルがある場合、メール本文に表示プロテクトをかけて
蓄積部205に蓄積する。蓄積部205のデータ構造
は、例えば図9のような構成とする。蓄積部205に
は、表示プロテクトがかかっているか否かを示すプロテ
クトフラグと、電子メールの受信日時と、送信元電子メ
ールアドレスと、電子メールのヘッダーと、電子メール
の題名と、電子メールの本文と、電子メールに付加され
た動作指定情報と、メール番号とが格納される。メール
受信処理部204は、各受信メールに固有のメール番号
を付与する。次に、制御部222は、蓄積部205に蓄
積された受信メールに動作指定情報が付加されているか
否かを判定する(ステップ602)。
【0030】受信メールに動作指定情報が付加されてい
る場合(ステップ602においてYES)、制御部22
2は、この動作指定情報を受信メールのメール番号と対
応付けてマッチングテーブル221に書き込む(ステッ
プ603)。以上でメール受信処理が終了する。
【0031】図10にマッチングテーブル221の1例
を示す。前述のとおり、本実施の形態では、動作指定情
報中の処理開始条件として位置指定情報が設定されてい
る。ここで、受信した電子メールにメール番号「1」が
付与されたとすると、図10に示すように位置指定情報
「東経139度44分53秒、北緯35度39分3秒」
がメール番号「1」と共にマッチングテーブル221に
格納される。
【0032】受信側電子メール通信装置2の利用者(以
下、受信者と呼ぶ)は、受信メールに動作指定情報が付
加されている場合、動作指定情報中の処理開始条件と受
信側電子メール通信装置2の状況とが一致しない限り、
受信メールの内容を読むことはできないが、メールのヘ
ッダ情報及び動作指定情報を表示部202で参照するこ
とは可能である。
【0033】すなわち、制御部222は、受信者から受
信メールの開封指示があったとき、受信メールに動作指
定情報が付加されていない場合(図9のプロテクトフラ
グがNOである場合)には、メール本文を開封表示する
が、受信メールに動作指定情報が付加されている場合
(プロテクトフラグがYESである場合)には、この受
信メールのヘッダー情報と動作指定情報のみを表示部2
02に表示させる。本実施の形態では動作指定情報とし
て位置指定情報のみが設定されているので、地図を用い
て位置指定情報を表示する。すなわち、制御部222
は、位置指定情報「東経139度44分53秒、北緯3
5度39分3秒」を基に地図データベース220を参照
して、東経139度44分53秒、北緯35度39分3
秒の位置を地図上で表示する。これにより、受信者は、
位置指定情報で指定された具体的な場所を確認すること
ができる。
【0034】次に、メール受信処理が終了した場合ある
いはステップ501において自装置宛の電子メールが無
い場合、制御部222は、自装置に何らかのイベントが
発生したか否かを判定する(図7ステップ503)。受
信側電子メール通信装置2に発生するイベントとして
は、自装置の位置の変化、電話の発着信、メールの送受
信、インターネットへのアクセス、通信時間の変化、基
地局から受信する電波の変化(電子メール通信装置が通
信媒体として無線を用いる場合)、受信者からの暗証番
号の入力、日時の変化などがある。
【0035】例えば、GPS211は、自装置の位置を
常時検出して、検出した位置を示す座標データをGPS
監視部212に出力する。GPS監視部212は、GP
S211から取得した現在の座標データが直前の座標デ
ータに対して変化した場合、自装置の位置が変化したと
判断して、現在の座標データを含む位置変化イベント通
知を制御部222に送出する。
【0036】位置変化イベント通知を受けた制御部22
2は、イベント発生と判断して(ステップ503におい
てYES)、受信メール処理を行う(ステップ50
4)。図11は受信メール処理を示すフローチャート図
である。受信メール処理において、制御部222は、位
置変化イベント通知を記憶し、この位置変化イベント通
知に含まれる座標データを基にマッチングテーブル22
1を参照して該当する位置指定情報が登録されているか
否かを検索する(図11ステップ701)。
【0037】該当する位置指定情報が登録されていない
場合(ステップ702においてNO)、制御部222
は、受信メール処理を終了する。該当する位置指定情報
が登録されている場合、制御部222は、該当する位置
指定情報が付加された該当メールに他の処理開始条件が
付加されているか否かを判定する(ステップ703)。
【0038】例えば、位置指定情報「東経139度44
分53秒、北緯35度39分3秒」がマッチングテーブ
ル221に登録されているとき、受信側電子メール通信
装置2を持った受信者が東経139度44分53秒、北
緯35度39分3秒の位置に到着すると、ステップ70
2において判定YESとなる。本実施の形態では、処理
開始条件として位置指定情報のみが設定されているの
で、ステップ703では判定NOとなり、ステップ70
4に進む。
【0039】ステップ704において、制御部222
は、該当メールのメール番号をマッチングテーブル22
1から取得する。そして、制御部222は、取得した番
号のメールのデータを蓄積部205から取り出し、取り
出したメールを動作指定情報中のアクション指定情報に
応じて処理する(ステップ705)。
【0040】本実施の形態ではアクション指定情報が設
定されていないため、制御部222は、受信者によって
予め設定されたデフォルトのアクション指定情報に従っ
て受信メールを処理する。例えば、デフォルトのアクシ
ョン指定情報として「開封表示」が予め設定されている
場合、制御部222は、蓄積部205から取り出した受
信メールのデータを表示部202に表示させる。
【0041】以上のようにして、送信者が設定した動作
指定情報中の処理開始条件と受信側電子メール通信装置
2の状況とが一致した場合、送信者が送った電子メール
が表示部202に表示されるので、送信者の意図するタ
イミングで受信者に電子メールを読ませることができ
る。本実施の形態の具体的な利用方法としては、例えば
送信者と受信者が恋人同士である場合が考えられる。送
信者が特定の場所を指定すると、恋人である受信者がそ
の場所に到着したときにメールを読ませることができ
る。
【0042】[第2の実施の形態]次に、本発明の第2
の実施の形態について説明する。本実施の形態において
も、電子メールシステムの構成とその動作は第1の実施
の形態と同様であるので、図1〜図11の符号を用いて
説明する。本実施の形態では、特定の電話番号の端末装
置と図2の受信側電子メール通信装置2との間で特定の
電話通信処理が行われた場合に受信メール処理を開始さ
せるため、処理開始条件として電話通信指定情報を設定
する。
【0043】電話通信指定情報は、電話番号と、前記電
話通信処理を指定する電話通信処理指定情報とからな
る。ここでは、特定の電話番号の端末装置から受信側電
子メール通信装置2への着信があった場合にメール処理
を開始させるため、送信者は、図1の送信側電子メール
通信装置1の操作部101を用いて特定の電話番号「0
3−3798−6491」を入力し、電話通信処理指定
情報として「着信」を設定する。こうして、動作指定情
報中の処理開始条件として電話通信指定情報が設定され
る(図3ステップ305)。
【0044】送信側電子メール通信装置1のその他の動
作は図3で説明したとおりである。なお、本実施の形態
では、送信者が電話番号を直接入力しているが、電話帳
/アドレス帳記憶部107に記憶された電話帳から所望
の電話番号を選択するようにしてもよい。
【0045】受信側電子メール通信装置2の全体の動作
は図7のとおりである。図8のメール受信処理におい
て、受信した電子メールにメール番号「2」が付与され
たとすると、図10に示すように、電話通信指定情報
「着信:03−3798−6491」がメール番号
「2」と共にマッチングテーブル221に格納される
(ステップ603)。
【0046】次に、受信側電子メール通信装置2の電話
発着処理部208は、電話通信処理(発信、着信、切
断)を行った場合、電話通信処理の内容と通信相手の電
話番号とを電話発着監視部209に通知する。電話発着
監視部209は、通知された電話通信処理内容と電話番
号とを含む電話通信イベント通知を制御部222に送出
する。
【0047】電話通信イベント通知を受けた制御部22
2は、受信メール処理を行う(ステップ504)。受信
メール処理において、制御部222は、電話通信イベン
ト通知を記憶し、この電話通信イベント通知に含まれる
電話通信処理内容及び電話番号を基にマッチングテーブ
ル221を参照して該当する電話通信指定情報が登録さ
れているか否かを検索する(図11ステップ701)。
【0048】例えば、電話通信指定情報「着信:03−
3798−6491」がマッチングテーブル221に登
録されているとき、電話番号「03−3798−649
1」の端末装置から受信側電子メール通信装置2へ着信
があると、ステップ702において判定YESとなる。
【0049】そして、制御部222は、該当する電話通
信指定情報が付加された該当メールに他の処理開始条件
が付加されているか否かを判定する(ステップ70
3)。ここでは、処理開始条件として電話通信指定情報
のみが設定されているので、制御部222は、該当メー
ルのメール番号をマッチングテーブル221から取得す
る(ステップ704)。ステップ705の処理は第1の
実施の形態と同様である。
【0050】本実施の形態の具体的な利用方法として
は、例えば送信者が電話通信指定情報に自身の電話番号
を設定すると、送信者が受信側電子メール通信装置2に
電話をかけたときに動作指定情報中の処理開始条件と受
信側電子メール通信装置2の状況とが一致するので、受
信者にメールを読ませることができ、音声での会話と同
時に受信者にメールを読ませることができる。
【0051】なお、本実施の形態では、特定の電話番号
の端末装置から受信側電子メール通信装置2への着信が
あったときにメール処理を開始させているが、受信側電
子メール通信装置2から特定の電話番号の端末装置へ発
信があったときにメール処理を開始させる場合には、電
話通信処理指定情報として「発信」を設定すればよく、
また特定の電話番号の端末装置と受信側電子メール通信
装置2との間の電話通信が切断されたときにメール処理
を開始させる場合には、電話通信処理指定情報として
「切断」を設定すればよい。
【0052】[第3の実施の形態]次に、本発明の第3
の実施の形態について説明する。本実施の形態において
も電子メールシステムの構成とその動作は第1の実施の
形態と同様であるので、図1〜図11の符号を用いて説
明する。本実施の形態では、特定の電子メールアドレス
の端末装置と図2の受信側電子メール通信装置2との間
で特定のメール通信処理が行われた場合に受信メール処
理を開始させるため、処理開始条件としてメール通信指
定情報を設定する。
【0053】メール通信指定情報は、電子メールアドレ
スと、前記メール通信処理を指定するメール通信処理指
定情報とからなる。ここでは、特定の電子メールアドレ
スの端末装置から受信側電子メール通信装置2が電子メ
ールを受信したときに受信メール処理を開始させるた
め、送信者は、図1の送信側電子メール通信装置1の操
作部101を用いて特定のメールアドレス「inoue
@nttdocomo.ne.jp」を入力し、メール
通信処理指定情報として「受信」を設定する。こうし
て、動作指定情報中の処理開始条件としてメール通信指
定情報が設定される(図3ステップ305)。
【0054】なお、本実施の形態では、送信者がメール
アドレスを直接入力しているが、電話帳/アドレス帳記
憶部107に記憶されたアドレス帳から所望のメールア
ドレスを選択するようにしてもよい。
【0055】受信側電子メール通信装置2のメール受信
処理において、受信した電子メールにメール番号「3」
が付与されたとすると、図10に示すように、メール通
信指定情報「受信:inoue@nttdocomo.
ne.jp」がメール番号「3」と共にマッチングテー
ブル221に格納される(図8ステップ603)。
【0056】次に、受信側電子メール通信装置2のメー
ル受信処理部204及びメール送信処理部206は、メ
ール通信処理(受信又は送信)を行った場合、メール通
信処理の内容と通信相手の電子メールアドレスとをメー
ル監視部207に通知する。メール監視部207は、通
知されたメール通信処理内容とメールアドレスとを含む
メール通信イベント通知を制御部222に送出する。
【0057】メール通信イベント通知を受けた制御部2
22は、受信メール処理を行う(図7ステップ50
4)。受信メール処理において、制御部222は、メー
ル通信イベント通知を記憶し、このメール通信イベント
通知に含まれるメール通信処理内容及びメールアドレス
を基にマッチングテーブル221を参照して該当するメ
ール通信指定情報が登録されているか否かを検索する
(図11ステップ701)。
【0058】例えば、メール通信指定情報「受信:in
oue@nttdocomo.ne.jp」がマッチン
グテーブル221に登録されているとき、メール受信処
理部204がメールアドレス「inoue@nttdo
como.ne.jp」の端末装置からメールを受信す
ると、ステップ702において判定YESとなる。
【0059】そして、制御部222は、該当するメール
通信指定情報が付加された該当メールに他の処理開始条
件が付加されているか否かを判定する(ステップ70
3)。ここでは、処理開始条件としてメール通信指定情
報のみが設定されているので、制御部222は、該当メ
ールのメール番号をマッチングテーブル221から取得
する(ステップ704)。ステップ705の処理は第1
の実施の形態と同様である。
【0060】本実施の形態の具体的な利用方法として
は、例えば送信者がメール通信指定情報に自身のメール
アドレスを設定すると、送信者が受信側電子メール通信
装置2に2通目のメールを送信したときに動作指定情報
中の処理開始条件と受信側電子メール通信装置2の状況
とが一致するので、受信者に1通目のメールと2通目の
メールとを同時に読ませることができる。このような方
法は、伝えたい用件が2通のメールにまたがるときに利
用することができる。
【0061】なお、本実施の形態では、特定のメールア
ドレスの端末装置から受信側電子メール通信装置2が電
子メールを受信したときにメール処理を開始させている
が、受信側電子メール通信装置2から特定のメールアド
レスの端末装置へメール送信があったときにメール処理
を開始させる場合には、メール通信処理指定情報として
「送信」を設定すればよい。
【0062】[第4の実施の形態]次に、本発明の第4
の実施の形態について説明する。本実施の形態において
も電子メールシステムの構成とその動作は第1の実施の
形態と同様であるので、図1〜図11の符号を用いて説
明する。本実施の形態では、図2の受信側電子メール通
信装置2からインターネットへのアクセスが行われた場
合に受信メール処理を開始させるため、処理開始条件と
してリソース指定情報を設定する。
【0063】リソース指定情報は、URL(Uniform Re
source Locators )からなる。リソース指定情報を設定
するためには、送信者は、図1の送信側電子メール通信
装置1のブラウザ105を立ち上げて、特定のURLを
指定する。ここでは、URL「http://www.
nec.co.jp」を指定したとする。こうして、動
作指定情報中の処理開始条件としてリソース指定情報が
設定される(図3ステップ305)。
【0064】受信側電子メール通信装置2のメール受信
処理において、受信した電子メールにメール番号「4」
が付与されたとすると、図10に示すように、リソース
指定情報「http://www.nec.co.j
p」がメール番号「4」と共にマッチングテーブル22
1に格納される(図8ステップ603)。
【0065】次に、ブラウザ215は、受信者の指示に
応じてインターネット上のリソース(資源)にアクセス
した場合、このリソースのURLをURL監視部216
に通知する。URL監視部216は、通知されたURL
を含むインターネットアクセスイベント通知を制御部2
22に送出する。
【0066】インターネットアクセスイベント通知を受
けた制御部222は、受信メール処理を行う(図7ステ
ップ504)。受信メール処理において、制御部222
は、インターネットアクセスイベント通知を記憶し、こ
のインターネットアクセスイベント通知に含まれるUR
Lを基にマッチングテーブル221を参照して該当する
リソース指定情報が登録されているか否かを検索する
(図11ステップ701)。
【0067】例えば、リソース指定情報「http:/
/www.nec.co.jp」がマッチングテーブル
221に登録されているとき、受信者がURL「htt
p://www.nec.co.jp」のリソースにア
クセスすると、ステップ702において判定YESとな
る。
【0068】そして、制御部222は、該当するリソー
ス指定情報が付加された該当メールに他の処理開始条件
が付加されているか否かを判定する(ステップ70
3)。ここでは、処理開始条件としてリソース指定情報
のみが設定されているので、制御部222は、該当メー
ルのメール番号をマッチングテーブル221から取得す
る(ステップ704)。ステップ705の処理は第1の
実施の形態と同様である。
【0069】本実施の形態の具体的な利用方法として
は、例えば送信者がリソース指定情報に特定のウエブペ
ージのURLを設定すると、受信者が指定されたウエブ
ページにアクセスしたときに動作指定情報中の処理開始
条件と受信側電子メール通信装置2の状況とが一致する
ので、受信者にメールを読ませることができ、ウエブの
情報とメールの内容とを関連付けてまとめて読んでもら
うことが可能になる。
【0070】[第5の実施の形態]次に、本発明の第5
の実施の形態について説明する。本実施の形態において
も電子メールシステムの構成とその動作は第1の実施の
形態と同様であるので、図1〜図11の符号を用いて説
明する。本実施の形態では、電話通信、メール通信ある
いはインターネットアクセスの通信時間が所定値を経過
したときに受信メール処理を開始させるため、処理開始
条件として通信時間指定情報を設定する。
【0071】通信時間指定情報は、通信相手の電話番
号、電子メールアドレス又はURLと、通信時間とから
なる。送信者は、図1の送信側電子メール通信装置1の
操作部101を用いて例えば特定の電話番号「03−3
798−6493」を入力すると共に、通信時間「36
0秒」を設定する。なお、通信時間のみを指定するよう
にしてもよい。こうして、動作指定情報中の処理開始条
件として通信時間指定情報が設定される(図3ステップ
305)。
【0072】受信側電子メール通信装置2のメール受信
処理において、受信した電子メールにメール番号「5」
が付与されたとすると、図10に示すように、通信時間
指定情報「通話:03−3798−6493=360
秒」がメール番号「5」と共にマッチングテーブル22
1に格納される(図8ステップ603)。
【0073】次に、受信側電子メール通信装置2の通信
時間監視部210は、電話発着処理部208による電話
通信の時間、メール受信処理部204又はメール送信処
理部206によるメール通信の時間、ブラウザ215に
よるインターネットアクセスの通信時間を常時監視し、
通信相手の電話番号、電子メールアドレス又はURLと
計測した通信時間とを含む通信時間イベント通知を所定
時間(例えば60秒)毎に制御部222に送出する。
【0074】通信時間イベント通知を受けた制御部22
2は、受信メール処理を行う(図7ステップ504)。
受信メール処理において、制御部222は、通信時間イ
ベント通知を記憶し、この通信時間イベント通知に含ま
れる電話番号、電子メールアドレス又はURLと通信時
間とを基にマッチングテーブル221を参照して該当す
る通信時間指定情報が登録されているか否かを検索する
(図11ステップ701)。なお、ここでの判定は、通
信時間イベント通知に含まれる通信時間が通信時間指定
情報で指定された通信時間以上であれば一致と見なす。
【0075】例えば、通信時間指定情報「通話:03−
3798−6493=360秒」がマッチングテーブル
221に登録されているとき、電話発着処理部208が
電話番号「03−3798−6493」の端末装置と3
60秒以上電話通信を行っている場合、ステップ702
において判定YESとなる。
【0076】そして、制御部222は、該当する通信時
間指定情報が付加された該当メールに他の処理開始条件
が付加されているか否かを判定する(ステップ70
3)。ここでは、処理開始条件として通信時間指定情報
のみが設定されているので、制御部222は、該当メー
ルのメール番号をマッチングテーブル221から取得す
る(ステップ704)。ステップ705の処理は第1の
実施の形態と同様である。
【0077】本実施の形態では、送信者が通信時間指定
情報で所定の通信時間を設定すると、受信者がその所定
値を超える通信を行ったときに、動作指定情報中の処理
開始条件と受信側電子メール通信装置2の状況及び日時
とが一致するので、受信者にメールを読ませることがで
きる。本実施の形態では、例えば受信者の通信時間が所
定値を超えたとき、通信が長時間に及んでいることを通
報するメールを表示させるといった使い方ができる。
【0078】[第6の実施の形態]次に、本発明の第6
の実施の形態について説明する。本実施の形態において
も電子メールシステムの構成とその動作は第1の実施の
形態と同様であるので、図1〜図11の符号を用いて説
明する。本実施の形態では、基地局からの電波を図2の
受信側電子メール通信装置2で受信したときの受信レベ
ルが予め設定された受信レベルしきい値より大又は小の
場合に受信メール処理を開始させるため、処理開始条件
として受信レベル指定情報を設定する。
【0079】受信レベル指定情報は、予め設定された受
信レベルしきい値と受信側電子メール通信装置2に受信
メール処理を開始させるときの受信レベルとの大小関係
を指定する情報である。本実施の形態では、受信レベル
が受信レベルしきい値より小さい場合に受信メール処理
を開始させるため、送信者は、図1の送信側電子メール
通信装置1の操作部101を用いて「受信レベルしきい
値より小」という受信レベル指定情報を設定する。こう
して、動作指定情報中の処理開始条件として受信レベル
指定情報が設定される(図3ステップ305)。
【0080】受信側電子メール通信装置2のメール受信
処理においては、受信レベル指定情報がメール番号と共
にマッチングテーブル221に格納される(図8ステッ
プ603)。次に、電波センサ217は、基地局からの
電波の受信レベルを常時検出して、検出した受信レベル
の情報を受信レベル監視部218に出力する。受信レベ
ルの測定方法は、電界強度を直接測定してもよいし、基
地局からの電波を受信したときに得られる受信信号の大
きさから求めてもよい。
【0081】受信レベル監視部218は、電波センサ2
17で検出された受信レベルが一定量以上変化した場
合、現在の受信レベルの情報を含む受信レベル変化イベ
ント通知を制御部222に送出する。受信レベル変化イ
ベント通知を受けた制御部222は、受信メール処理を
行う(図7ステップ504)。
【0082】受信メール処理において、制御部222
は、受信レベル変化イベント通知を記憶し、この受信レ
ベル変化イベント通知に含まれる受信レベルの情報を基
にマッチングテーブル221を参照して該当する受信レ
ベル指定情報が登録されているか否かを検索する(図1
1ステップ701)。現在の受信レベルが予め設定され
た受信レベルしきい値より小さい場合、ステップ702
において判定YESとなる。
【0083】そして、制御部222は、該当する受信レ
ベル指定情報が付加された該当メールに他の処理開始条
件が付加されているか否かを判定する(ステップ70
3)。ここでは、処理開始条件として受信レベル指定情
報のみが設定されているので、制御部222は、該当メ
ールのメール番号をマッチングテーブル221から取得
する(ステップ704)。ステップ705の処理は第1
の実施の形態と同様である。
【0084】以上のようにして、受信者が基地局からの
電波が届かない所に移動して受信レベルが低下すると、
送信者が設定した動作指定情報中の処理開始条件と受信
側電子メール通信装置2の状況とが一致するので、受信
者にメールを読ませることができる。本実施の形態で
は、例えば受信者が基地局のサービスエリアから離れた
ときに、サービスエリアを外れたことを通報するメール
を表示させるといった使い方ができる。
【0085】[第7の実施の形態]次に、本発明の第7
の実施の形態について説明する。本実施の形態において
も電子メールシステムの構成とその動作は第1の実施の
形態と同様であるので、図1〜図11の符号を用いて説
明する。本実施の形態では、受信者が図2の受信側電子
メール通信装置2に特定の暗証番号を入力したときに受
信メール処理を開始させるため、処理開始条件として暗
証番号指定情報を設定する。すなわち、送信者は、図1
の送信側電子メール通信装置1の操作部101を用いて
特定の暗証番号を動作指定情報中の処理開始条件として
設定する(図3ステップ305)。
【0086】次に、受信側電子メール通信装置2のメー
ル受信処理においては、暗証番号指定情報がメール番号
と共にマッチングテーブル221に格納される(ステッ
プ603)。受信側電子メール通信装置2の暗証番号監
視部219は、操作部201から暗証番号が入力された
か否かを常時監視し、暗証番号が入力された場合には、
この暗証番号を含む暗証番号入力イベント通知を制御部
222に送出する。
【0087】暗証番号入力イベント通知を受けた制御部
222は、受信メール処理を行う(図7ステップ50
4)。受信メール処理において、制御部222は、暗証
番号入力イベント通知を記憶し、この暗証番号入力イベ
ント通知に含まれる暗証番号を基にマッチングテーブル
221を参照して該当する暗証番号指定情報が登録され
ているか否かを検索する(図11ステップ701)。入
力された暗証番号と暗証番号指定情報で指定された暗証
番号とが一致した場合、ステップ702において判定Y
ESとなる。
【0088】そして、制御部222は、該当する暗証番
号指定情報が付加された該当メールに他の処理開始条件
が付加されているか否かを判定する(ステップ70
3)。ここでは、処理開始条件として暗証番号指定情報
のみが設定されているので、制御部222は、該当メー
ルのメール番号をマッチングテーブル221から取得す
る(ステップ704)。ステップ705の処理は第1の
実施の形態と同様である。
【0089】本実施の形態では、送信者が暗証番号指定
情報で特定の暗証番号を設定すると、受信者がその暗証
番号を入力したときに、動作指定情報中の処理開始条件
と受信側電子メール通信装置2の状況及び日時とが一致
するので、受信者にメールを読ませることができる。本
実施の形態では、例えば暗証番号によって送信メールを
ロックし、暗証番号を知っている正規の受信者のみにメ
ールを読ませるといった使い方ができる。
【0090】[第8の実施の形態]次に、本発明の第8
の実施の形態について説明する。第1〜第7の実施の形
態では、動作指定情報中の処理開始条件を1つだけ設定
していたが、複数設定してもよい。本実施の形態におい
ても、電子メールシステムの構成とその動作は第1の実
施の形態と同様であるので、図1〜図11の符号を用い
て説明する。本実施の形態では、図2の受信側電子メー
ル通信装置2が所望の位置に到着し、かつ特定の電話番
号の端末装置と受信側電子メール通信装置2との間で特
定の電話通信処理が行われた場合に受信メール処理を開
始させるため、処理開始条件として位置指定情報と電話
通信指定情報とを設定する。
【0091】送信者は、第1の実施の形態と同様の手順
で位置指定情報を設定し、第2の実施の形態と同様の手
順で電話通信指定情報を設定し、さらにこれら2つの情
報を論理積演算で結合するAND符号を操作部101を
用いて設定する。こうして、位置指定情報と電話通信指
定情報とがAND符号で結合されたものが動作指定情報
中の処理開始条件として設定される(図3ステップ30
5)。ここでは、位置指定情報「東経139度44分5
3秒、北緯35度39分3秒」が設定されると共に、電
話通信指定情報「着信:03−3798−6491」が
設定されたとする。
【0092】受信側電子メール通信装置2のメール受信
処理において、受信した電子メールにメール番号「1」
が付与されたとすると、図12に示すように、位置指定
情報「東経139度44分53秒、北緯35度39分3
秒」と電話通信指定情報「着信:03−3798−64
91」とがメール番号「1」と共にマッチングテーブル
221に格納される(ステップ603)。
【0093】次に、位置変化イベント通知を受けた制御
部222は、受信メール処理を行う(図7ステップ50
4)。受信メール処理において、制御部222は、位置
変化イベント通知を記憶し、この位置変化イベント通知
に含まれる座標データを基にマッチングテーブル221
を参照して該当する位置指定情報が登録されているか否
かを検索する(図11ステップ701)。
【0094】受信側電子メール通信装置2を持った受信
者が東経139度44分53秒、北緯35度39分3秒
の位置に到着すると、ステップ702において判定YE
Sとなる。続いて、制御部222は、該当する位置指定
情報が付加された該当メールに他の処理開始条件が付加
されているか否かを判定する(ステップ703)。本実
施の形態では、処理開始条件として位置指定情報の他に
電話通信指定情報が設定されているので、ステップ70
3で判定YESとなり、ステップ706に進む。
【0095】ステップ706において、制御部222
は、該当メールに付加された他の処理開始条件をマッチ
ングテーブル221から取得する。そして、制御部20
2は、取得した動作指定情報の処理開始条件に対応する
イベントが発生しているか否かを判定する(ステップ7
07)。ここでは、他の処理開始条件が電話通信指定情
報なので、電話発着監視部209からの電話通信イベン
ト通知があるかどうかを判定する。
【0096】電話通信イベント通知が発生していない場
合(ステップ707においてNO)、制御部222は、
受信メール処理を終了する。電話通信イベント通知が発
生している場合、制御部222は、電話通信イベント通
知を記憶し、先に記憶した位置変化イベント通知に含ま
れる座標データと電話通信イベント通知に含まれる電話
通信処理内容及び電話番号とを基にマッチングテーブル
221を参照して、該当する位置指定情報及び電話通信
指定情報が登録されているか否かを判定する(ステップ
701,702)。
【0097】ここでは、受信側電子メール通信装置2を
持った受信者が東経139度44分53秒、北緯35度
39分3秒の位置に到着し、かつ電話番号「03−37
98−6491」の端末装置から受信側電子メール通信
装置2へ着信があると、ステップ702において判定Y
ESとなる。
【0098】続いて、制御部222は、該当メールに他
の処理開始条件が付加されているか否かを判定する(ス
テップ703)。位置指定情報と電話通信指定情報とを
既に読み出したので、ステップ703で判定NOとな
り、ステップ704に進む。ステップ704,705の
処理は第1の実施の形態と同様である。なお、本実施の
形態では、位置変化イベント通知が発生してから電話通
信イベント通知が発生したことにしているが、逆の順序
で発生する場合も有り得る。
【0099】本実施の形態では、例えば送信者が位置指
定情報で特定の場所を設定し、電話通信指定情報に自身
の電話番号を設定すると、受信者が指定された場所にい
るときに、送信者が受信側電子メール通信装置2に電話
をかけると、動作指定情報中の処理開始条件と受信側電
子メール通信装置2の状況とが一致するので、受信者に
メールを読ませることができる。本実施の形態の具体的
な利用方法としては、例えば送信者と受信者が恋人同士
である場合が考えられる。送信者が自身が想定した場所
における特定のタイミングで受信者に自身の意図を伝え
ることができる。
【0100】[第9の実施の形態]次に、本発明の第9
の実施の形態について説明する。本実施の形態において
も、電子メールシステムの構成とその動作は第1の実施
の形態と同様であるので、図1〜図11の符号を用いて
説明する。本実施の形態では、図2の受信側電子メール
通信装置2が所望の位置に到着し、かつ所望の日時にな
ったときに受信メール処理を開始させるため、処理開始
条件として位置指定情報と日時指定情報とを設定する。
【0101】送信者は、第1の実施の形態と同様の手順
で位置指定情報を設定し、操作部101を用いて日時指
定情報を設定し、さらにこれら2つの情報を論理積演算
で結合するAND符号を操作部101を用いて設定す
る。なお、日時指定情報では、特定の日時以降を指定範
囲とする「from」、特定の日時のみを指定する「j
ust」、特定の日時より前を指定範囲とする「bef
ore」、特定の日時以前を指定範囲とする「to」、
ある日時から別の日時までを指定範囲とする「for」
の各情報を設定することができる。
【0102】こうして、位置指定情報と日時指定情報と
がAND符号で結合されたものが動作指定情報中の処理
開始条件として設定される(図3ステップ305)。こ
こでは、位置指定情報「東経139度44分53秒、北
緯35度39分3秒」が設定されると共に、日時指定情
報「from:2001/12/06 10:10」が
設定されたとする。
【0103】受信側電子メール通信装置2のメール受信
処理において、受信した電子メールにメール番号「2」
が付与されたとすると、図12に示すように、位置指定
情報「東経139度44分53秒、北緯35度39分3
秒」と日時指定情報「from:2001/12/06
10:10」とがメール番号「2」と共にマッチング
テーブル221に格納される(ステップ603)。
【0104】次に、受信側電子メール通信装置2のタイ
マー監視部214は、時計213によって計時されてい
る現在の日時を常時監視し、所定時間(例えば1分)毎
に現在の日時の情報を含む日時変化イベント通知を制御
部222に送出する。日時変化イベント通知を受けた制
御部222は、受信メール処理を行う(図7ステップ5
04)。受信メール処理において、制御部222は、日
時変化イベント通知を記憶し、この日時変化イベント通
知に含まれる現在の日時の情報を基にマッチングテーブ
ル221を参照して該当する日時指定情報が登録されて
いるか否かを検索する(図11ステップ701)。
【0105】現在の日時が2001年12月6日の10
時10分になると、ステップ702において判定YES
となる。続いて、制御部222は、該当する日時指定情
報が付加された該当メールに他の処理開始条件が付加さ
れているか否かを判定する(ステップ703)。本実施
の形態では、処理開始条件として日時指定情報の他に位
置指定情報が設定されているので、ステップ703で判
定YESとなり、ステップ706に進む。
【0106】続いて、制御部202は、ステップ706
で取得した動作指定情報の処理開始条件に対応するイベ
ントが発生しているか否かを判定する(ステップ70
7)。ここでは、他の処理開始条件が位置指定情報なの
で、GPS監視部212からの位置変化イベント通知が
あるかどうかを判定する。
【0107】位置変化イベント通知が発生していない場
合、制御部222は、受信メール処理を終了する。位置
変化イベント通知が発生している場合、制御部222
は、位置変化イベント通知を記憶し、先に記憶した日時
変化イベント通知に含まれる現在の日時の情報と位置変
化イベント通知に含まれる座標データとを基にマッチン
グテーブル221を参照して、該当する日時指定情報及
び位置指定情報が登録されているか否かを判定する(ス
テップ701,702)。
【0108】ここでは、現在の日時が2001年12月
6日の10時10分以降で、かつ受信側電子メール通信
装置2を持った受信者が東経139度44分53秒、北
緯35度39分3秒の位置に到着すると、ステップ70
2において判定YESとなる。続いて、制御部222
は、該当メールに他の処理開始条件が付加されているか
否かを判定する(ステップ703)。日時指定情報と位
置指定情報とを既に読み出したので、ステップ703で
判定NOとなり、ステップ704に進む。ステップ70
4,705の処理は第1の実施の形態と同様である。な
お、本実施の形態では、日時変化イベント通知が発生し
てから位置変化イベント通知が発生したことにしている
が、逆の順序で発生する場合も有り得る。
【0109】本実施の形態では、例えば送信者が位置指
定情報で特定の場所を設定し、日時指定情報に特定の日
時を設定すると、受信者が指定された場所に指定された
時間にいた場合に、動作指定情報中の処理開始条件と受
信側電子メール通信装置2の状況及び日時とが一致する
ので、受信者にメールを読ませることができる。本実施
の形態では、例えばスポーツ選手が試合に行くときに試
合場に着くと応援のメールが開封されるといった使い方
ができる。この使い方では、受信者が試合日の前に試合
場に来ても誤ってメールが開封されることはない。ま
た、顧客がバーゲンセールの期間に百貨店に行くと広告
のメールが開封されるといった使い方ができる。この使
い方では、バーゲンセールのときに百貨店に行かないと
メールが開封されないので、集客効果が生まれる。
【0110】[第10の実施の形態]次に、本発明の第
10の実施の形態について説明する。本実施の形態にお
いても、電子メールシステムの構成とその動作は第1の
実施の形態と同様であるので、図1〜図11の符号を用
いて説明する。本実施の形態では、特定の電話番号の端
末装置と図2の受信側電子メール通信装置2との間で特
定の電話通信処理が行われ、かつ所望の日時になったと
きに受信メール処理を開始させるため、処理開始条件と
して電話通信指定情報と日時指定情報とを設定する。
【0111】送信者は、第2の実施の形態と同様の手順
で電話通信指定情報を設定し、第9の実施の形態と同様
の手順で日時指定情報を設定し、さらにこれら2つの情
報を論理積演算で結合するAND符号を操作部101を
用いて設定する。こうして、電話通信指定情報と日時指
定情報とがAND符号で結合されたものが動作指定情報
中の処理開始条件として設定される(図3ステップ30
5)。ここでは、電話通信指定情報「着信:03−37
98−6491」が設定されると共に、日時指定情報
「to:2001/12/12 24:00」が設定さ
れたとする。
【0112】受信側電子メール通信装置2のメール受信
処理において、受信した電子メールにメール番号「3」
が付与されたとすると、図12に示すように、電話通信
指定情報「着信:03−3798−6491」と日時指
定情報「to:2001/12/12 24:00」と
がメール番号「3」と共にマッチングテーブル221に
格納される(ステップ603)。
【0113】次に、現在の日時が2001年12月12
日24時00分以前であれば、図11のステップ702
において判定YESとなる。続いて、制御部222は、
該当する日時指定情報が付加された該当メールに他の処
理開始条件が付加されているか否かを判定する(ステッ
プ703)。本実施の形態では、処理開始条件として日
時指定情報の他に電話通信指定情報が設定されているの
で、ステップ703で判定YESとなり、ステップ70
6に進む。
【0114】続いて、制御部202は、ステップ706
で取得した動作指定情報の処理開始条件に対応するイベ
ントが発生しているか否かを判定する(ステップ70
7)。ここでは、他の処理開始条件が電話通信指定情報
なので、電話発着監視部209からの電話通信イベント
通知があるかどうかを判定する。
【0115】電話通信イベント通知が発生していない場
合、制御部222は、受信メール処理を終了する。電話
通信イベント通知が発生している場合、制御部222
は、電話通信イベント通知を記憶し、先に記憶した日時
変化イベント通知に含まれる現在の日時の情報と電話通
信イベント通知に含まれる電話通信処理内容及び電話番
号とを基にマッチングテーブル221を参照して、該当
する日時指定情報及び電話通信指定情報が登録されてい
るか否かを判定する(ステップ701,702)。
【0116】ここでは、現在の日時が2001年12月
12日24時00分以前で、かつ電話番号「03−37
98−6491」の端末装置から受信側電子メール通信
装置2へ着信があると、ステップ702において判定Y
ESとなる。続いて、制御部222は、該当メールに他
の処理開始条件が付加されているか否かを判定する(ス
テップ703)。日時指定情報と電話通信指定情報とを
既に読み出したので、ステップ703で判定NOとな
り、ステップ704に進む。ステップ704,705の
処理は第1の実施の形態と同様である。なお、本実施の
形態では、日時変化イベント通知が発生してから電話通
信イベント通知が発生したことにしているが、逆の順序
で発生する場合も有り得る。
【0117】本実施の形態では、例えば送信者が電話通
信指定情報に自身の電話番号を設定し、日時指定情報に
特定の日時を設定すると、特定の日時以降に送信者が受
信側電子メール通信装置2に電話をかけたときに、動作
指定情報中の処理開始条件と受信側電子メール通信装置
2の状況及び日時とが一致するので、受信者にメールを
読ませることができる。本実施の形態では、例えばある
時間以降に上司から電話があると、人事通知のメールが
開封されるといった使い方ができる。この使い方では、
人事通知のメールが発令以前の着信で誤って開封される
ことがなくなる。
【0118】なお、第8〜第10の実施の形態では、動
作指定情報中の処理開始条件を2つ設定しているが、3
つ以上設定してもよいことは言うまでもない。
【0119】[第11の実施の形態]次に、本発明の第
11の実施の形態について説明する。第8〜第10の実
施の形態では、動作指定情報中の複数の処理開始条件を
AND符号で結合しているが、複数の処理開始条件を論
理和演算で結合するOR符号を用いてもよい。本実施の
形態においても、電子メールシステムの構成とその動作
は第1の実施の形態と同様であるので、図1〜図11の
符号を用いて説明する。
【0120】本実施の形態では、図2の受信側電子メー
ル通信装置2が所望の位置に到着し、かつ所望の日時に
なった場合、あるいは特定の電話番号の端末装置と受信
側電子メール通信装置2との間で特定の電話通信処理が
行われ、かつ所望の日時になった場合に受信メール処理
を開始させるため、位置指定情報と日時指定情報をAN
D符号で結合したものと、電話通信指定情報と日時指定
情報をAND符号で結合したものとをOR符号で結合す
る。
【0121】ここでは、位置指定情報「東経139度4
4分53秒、北緯35度39分3秒」と日時指定情報
「from:2001/12/06 10:10」をA
ND符号で結合したものと、電話通信指定情報「着信:
03−3798−6491」と日時指定情報「to:2
001/12/12 24:00」をAND符号で結合
したものとをOR符号で結合するものとする。
【0122】受信側電子メール通信装置2のメール受信
処理において、受信した電子メールにメール番号「4」
が付与されたとすると、本実施の形態の動作指定情報は
図12に示すようにマッチングテーブル221に格納さ
れる(ステップ603)。すなわち、第8〜第10の実
施の形態の例からも分かるように、AND符号で結合さ
れる複数の処理開始条件は、マッチングテーブル221
の同一列に格納されるが、OR符号で結合される処理開
始条件はマッチングテーブル221の異なる列に格納さ
れる。
【0123】図11の受信メール処理は、第8〜第10
の実施の形態と同様であるが、異なる点は、同一のメー
ル番号に対応するマッチングテーブル221の列が複数
存在するので、受信側電子メール通信装置2の状況及び
現在の日時と一致する処理開始条件の列が少なくとも1
列存在すれば、ステップ704,705の処理に進む点
である。
【0124】すなわち、現在の日時が2001年12月
6日の10時10分以降で、かつ受信側電子メール通信
装置2を持った受信者が東経139度44分53秒、北
緯35度39分3秒の位置に到着した場合、あるいは現
在の日時が2001年12月12日24時00分以前
で、かつ電話番号「03−3798−6491」の端末
装置から受信側電子メール通信装置2へ着信があった場
合に、ステップ704,705の処理が行われる。
【0125】[第12の実施の形態]次に、本発明の第
12の実施の形態について説明する。本実施の形態にお
いても、電子メールシステムの構成とその動作は第1の
実施の形態と同様であるので、図1〜図11の符号を用
いて説明する。本実施の形態では、送信者が動作指定情
報中のアクション指定情報を設定する。
【0126】アクション指定情報には、受信メールの処
理として音声出力を指定する「音声出力」と、受信メー
ルの処理として特定の転送先への転送を指定する「転
送:転送先電子メールアドレス」と、受信メールの処理
として開封表示を指定する「開封表示」と、受信メール
の処理としてインターネット上の特定リソースへのアク
セスを指定する「リソースアクセス:URL」とがあ
る。送信側電子メール通信装置1の制御部108は、図
13に示すようなアクションテーブル1000を表示部
102に表示させ、送信者によって選択されたアクショ
ン指定情報を電子メールのデータに付加する(ステップ
305)。アクション指定情報「音声出力」、「転
送」、「リソースアクセス」、「選択なし」には、それ
ぞれアクション指定情報番号「1」、「2」、「3」、
「4」が付与されている。アクション指定情報を「選択
なし」とすることは、予め設定されたデフォルトのアク
ション指定情報である「開封表示」を選択することを意
味する。送信者は、表示されたアクションテーブル10
00から所望のアクション指定情報をアクション指定情
報番号で選択する。本実施の形態では、受信側電子メー
ル通信装置2が所望の位置に到着した場合にメールを開
封表示させるため、処理開始条件として位置指定情報を
設定し、アクション指定情報として「開封表示」、すな
わちアクション指定情報番号「4」を設定する。
【0127】送信者は、第1の実施の形態と同様の手順
で位置指定情報「東経139度44分53秒、北緯35
度39分3秒」を設定し、操作部101を用いてアクシ
ョン指定情報「開封表示」を設定する(図3ステップ3
05)。
【0128】受信側電子メール通信装置2のメール受信
処理において、受信した電子メールにメール番号「1」
が付与されたとすると、図14に示すように、位置指定
情報「東経139度44分53秒、北緯35度39分3
秒」とアクション指定情報番号「4」とがメール番号
「1」と共にマッチングテーブル221に格納される
(ステップ603)。
【0129】図11の受信メール処理は第1の実施の形
態と同様であるが、本実施の形態では、アクション指定
情報番号「4」が設定されているため、制御部222
は、蓄積部205から取り出した受信メールのデータを
表示部202に表示させる(ステップ705)。本実施
の形態では、アクション指定情報として「開封表示」を
指定したので、送信者が設定した動作指定情報中の処理
開始条件と受信側電子メール通信装置2の状況とが一致
したとき、受信者に電子メールを読ませることができ
る。
【0130】[第13の実施の形態]次に、本発明の第
13の実施の形態について説明する。本実施の形態にお
いても、電子メールシステムの構成とその動作は第1の
実施の形態と同様であるので、図1〜図11の符号を用
いて説明する。本実施の形態では、特定の電話番号の端
末装置と図2の受信側電子メール通信装置2との間で特
定の電話通信処理が行われた場合にメールを音声出力さ
せるため、処理開始条件として電話通信指定情報を設定
し、アクション指定情報として「音声出力」を設定す
る。
【0131】送信者は、第2の実施の形態と同様の手順
で電話通信指定情報「着信:03−3798−649
1」を設定し、操作部101を用いてアクション指定情
報番号「1」を設定する(図3ステップ305)。
【0132】受信側電子メール通信装置2のメール受信
処理において、受信した電子メールにメール番号「2」
が付与されたとすると、図14に示すように、電話通信
指定情報「着信:03−3798−6491」とアクシ
ョン指定情報番号「1」とがメール番号「2」と共にマ
ッチングテーブル221に格納される(ステップ60
3)。
【0133】図11の受信メール処理は第2の実施の形
態と同様であるが、本実施の形態では、アクション指定
情報番号「1」が設定されているため、制御部222
は、蓄積部205から取り出した受信メールのデータを
表示部202に表示させるデフォルトの処理を行うと共
に、蓄積部205から取り出した受信メールのデータを
音声出力部203に渡す。音声出力部203は、電子メ
ールのデータをアナログ音声信号に変換してスピーカか
ら音声出力する(ステップ705)。本実施の形態で
は、アクション指定情報として「音声出力」を指定した
ことにより、音声でもメールのメッセージを伝えること
を可能としたので、送信者の意図するタイミングで、さ
らに加えて、より臨場感を付加した状況で相手にメッセ
ージを伝えることができる。
【0134】[第14の実施の形態]次に、本発明の第
14の実施の形態について説明する。本実施の形態にお
いても、電子メールシステムの構成とその動作は第1の
実施の形態と同様であるので、図1〜図11の符号を用
いて説明する。本実施の形態では、特定の電子メールア
ドレスの端末装置と図2の受信側電子メール通信装置2
との間で特定のメール通信処理が行われた場合にメール
を他の転送先に転送させるため、処理開始条件としてメ
ール通信指定情報を設定し、アクション指定情報として
「転送:転送先電子メールアドレス」を設定する。
【0135】送信者は、第3の実施の形態と同様の手順
でメール通信指定情報「受信:inoue@nttdo
como.ne.jp」を設定し、操作部101を用い
てアクション指定情報「2:fuku@nttdoco
mo.ne.jp」を設定する(図3ステップ30
5)。
【0136】受信側電子メール通信装置2のメール受信
処理において、受信した電子メールにメール番号「3」
が付与されたとすると、図14に示すように、メール通
信指定情報「受信:inoue@nttdocomo.
ne.jp」とアクション指定情報「2:fuku@n
ttdocomo.ne.jp」とがメール番号「3」
と共にマッチングテーブル221に格納される(ステッ
プ603)。
【0137】図11の受信メール処理は第3の実施の形
態と同様であるが、本実施の形態では、アクション指定
情報番号「2」が設定されているため、制御部222
は、蓄積部205から取り出した受信メールのデータを
表示部202に表示させるデフォルトの処理を行うと共
に、蓄積部205から取り出した受信メールのデータを
メール送信処理部206に渡す。メール送信処理部20
6は、図示しない通信ネットワークと回線接続した後、
制御部222から渡された電子メールのデータをアクシ
ョン指定情報中の転送先電子メールアドレス「fuku
@nttdocomo.ne.jp」に向けて送信する
(ステップ705)。本実施の形態では、アクション指
定情報として「転送:転送先電子メールアドレス」を指
定したことにより、例えば上意下達文のように順番に複
数の人間にメッセージを伝えることができる。
【0138】[第15の実施の形態]次に、本発明の第
15の実施の形態について説明する。本実施の形態にお
いても、電子メールシステムの構成とその動作は第1の
実施の形態と同様であるので、図1〜図11の符号を用
いて説明する。本実施の形態では、処理開始条件と受信
側電子メール通信装置2の状況とが一致したとき、受信
側電子メール通信装置2からインターネット上の特定リ
ソースにアクセスさせるため、アクション指定情報とし
て「リソースアクセス:URL」を設定する。
【0139】送信者は、上記実施の形態と同様の手順で
処理開始条件として例えばメール通信指定情報「受信:
inoue@nttdocomo.ne.jp」を設定
し、操作部101を用いてアクション指定情報「3:U
RL(例えば、http://www.nec.co.
jp)」を設定する(図3ステップ305)。
【0140】受信側電子メール通信装置2のメール受信
処理において、受信した電子メールにメール番号「4」
が付与されたとすると、図14に示すように、メール通
信指定情報「受信:inoue@nttdocomo.
ne.jp」とアクション指定情報「3:http:/
/www.nec.co.jp」とがメール番号「4」
と共にマッチングテーブル221に格納される(ステッ
プ603)。
【0141】図11の受信メール処理は上記実施の形態
と同様であるが、本実施の形態では、アクション指定情
報番号「3」が設定されているため、制御部222は、
ブラウザ215に指示して、アクション指定情報で指定
されているURL「http://www.nec.c
o.jp」のリソースにアクセスさせる(ステップ70
5)。本実施の形態では、アクション指定情報として
「リソースアクセス:URL」を指定したことにより、
受信側電子メール通信装置2からインターネット上の特
定リソースにアクセスさせることができる。
【0142】[第16の実施の形態]次に、本発明の第
16の実施の形態について説明する。本実施の形態にお
いても、電子メールシステムの構成とその動作は第1の
実施の形態と同様であるので、図1〜図11の符号を用
いて説明する。本実施の形態では、インスタントメッセ
ージサービスに参加する、受信側電子メール通信装置2
を含む複数の電子メール通信装置のうち特定の電子メー
ル通信装置のプレゼンス(状況)が変化したときに受信
メールの処理を開始させるため、処理開始条件としてイ
ンスタントメッセージサービス指定情報を設定する。
【0143】インスタントメッセージサービス指定情報
は、電子メールアドレスからなる。ここでは、特定の電
子メールアドレスの電子メール通信装置のプレゼンスが
変化したときに受信メール処理を開始させるため、送信
者は、図1の送信側電子メール通信装置1の操作部10
1を用いて特定のメールアドレスを入力する。こうし
て、動作指定情報中の処理開始条件としてインスタント
メッセージサービス指定情報が設定される(図3ステッ
プ305)。
【0144】受信側電子メール通信装置2のメール受信
処理では、受信した電子メールのインスタントメッセー
ジサービス指定情報がこの電子メールに付与されたメー
ル番号と共にマッチングテーブル221に格納される
(図8ステップ603)。
【0145】次に、インスタントメッセージサービスに
参加する複数の電子メール通信装置の状況(プレゼンス
情報)は、基地局からのイベント通知で認識することが
できる。基地局からの通知を受けた受信側電子メール通
信装置2の制御部222は、受信メール処理を行う(図
7ステップ504)。受信メール処理において、制御部
222は、基地局から通知された、プレゼンスが変化し
た電子メール通信装置のメールアドレスに基づいて、マ
ッチングテーブル221を参照して該当するインスタン
トメッセージサービス指定情報が登録されているか否か
を検索する(図11ステップ701)。
【0146】該当するインスタントメッセージサービス
指定情報が登録されている場合、制御部222は、この
インスタントメッセージサービス指定情報が付加された
該当メールに他の処理開始条件が付加されているか否か
を判定する(ステップ703)。ここでは、処理開始条
件としてインスタントメッセージサービス指定情報のみ
が設定されているので、制御部222は、該当メールの
メール番号をマッチングテーブル221から取得する
(ステップ704)。ステップ705の処理は第1の実
施の形態と同様である。本実施の形態では、送信者は、
自身の意図する電子メール通信装置のプレゼンスが変化
したときを契機として受信側電子メール通信装置2に受
信メールを処理させることができる。
【0147】なお、インスタントメッセージサービスに
参加する複数の電子メール通信装置のうち少なくとも1
つの電子メール通信装置のプレゼンスが変化したときに
受信メールの処理を開始させるようにしてもよい。この
場合、送信者は、メールアドレスが空白のインスタント
メッセージサービス指定情報を設定する。受信側電子メ
ール通信装置2の制御部222は、インスタントメッセ
ージサービスの参加者として予め登録された電子メール
通信装置のプレゼンスが変化したことを基地局から通知
されると、マッチングテーブル221を参照し、メール
アドレスが空白のインスタントメッセージサービス指定
情報が登録されている場合、ステップ702においてY
ESと判定する。これにより、このインスタントメッセ
ージサービス指定情報が付加された電子メールが処理さ
れるので、送信者が特定の電子メール通信装置を指定し
なくても、インスタントメッセージサービスに参加する
複数の電子メール通信装置のうち少なくとも1つの電子
メール通信装置のプレゼンスが変化すれば、受信側電子
メール通信装置2に受信メールを処理させることができ
る。
【0148】[第17の実施の形態]次に、本発明の第
17の実施の形態について説明する。本実施の形態にお
いても、電子メールシステムの構成とその動作は第1の
実施の形態と同様であるので、図1〜図11の符号を用
いて説明する。本実施の形態では、特定の端末装置と受
信側電子メール通信装置2との距離が所定値より大また
は小のときに受信メールの処理を開始させるため、処理
開始条件として距離指定情報を設定する。
【0149】距離指定情報は、受信側電子メール通信装
置2に受信メール処理を開始させるときの距離しきい値
と、特定の端末装置と受信側電子メール通信装置2との
距離が距離しきい値より大のときに受信メールの処理を
開始させるか、距離しきい値より小のときに受信メール
の処理を開始させるかを指定する情報である。本実施の
形態では、特定の端末装置と受信側電子メール通信装置
2との距離が距離しきい値より小のときに受信メール処
理を開始させるため、送信者は、送信側電子メール通信
装置1の操作部101を用いて「距離しきい値より小」
という距離指定情報を設定する。こうして、動作指定情
報中の処理開始条件として距離指定情報が設定される
(図3ステップ305)。
【0150】受信側電子メール通信装置2のメール受信
処理では、受信した電子メールの距離指定情報がこの電
子メールに付与されたメール番号と共にマッチングテー
ブル221に格納される(図8ステップ603)。そし
て、受信側電子メール通信装置2の監視要求部223
は、図15に示す位置情報サーバー3に対して、受信側
電子メール通信装置2および特定の端末装置の電話番号
あるいは電子メールアドレスを登録する。位置情報サー
バー3の距離監視部904は、監視要求受信部901を
通じて受信側電子メール通信装置2および特定の端末装
置の電話番号あるいは電子メールアドレスが登録される
と、送信部902を通じて受信側電子メール通信装置2
および特定の端末装置と通信して、位置受信部903に
より受信側電子メール通信装置2および特定の端末装置
の位置を検出し、受信側電子メール通信装置2と特定の
端末装置との距離を検出して、検出した距離を送信部9
02を通じて受信側電子メール通信装置2に通知する処
理を行う。
【0151】位置情報サーバー3からの通知を受けた受
信側電子メール通信装置2の制御部222は、受信メー
ル処理を行う(図7ステップ504)。受信メール処理
において、制御部222は、位置情報サーバー3からの
イベント通知に含まれる距離の情報を基にマッチングテ
ーブル221を参照して該当する距離指定情報が登録さ
れているか否かを検索する(図11ステップ701)。
通知された距離が距離指定情報で指定された距離しきい
値より小の場合、ステップ702において判定YESと
なる。
【0152】該当する距離指定情報が登録されている場
合、制御部222は、この距離指定情報が付加された該
当メールに他の処理開始条件が付加されているか否かを
判定する(ステップ703)。ここでは、処理開始条件
として距離指定情報のみが設定されているので、制御部
222は、該当メールのメール番号をマッチングテーブ
ル221から取得する(ステップ704)。ステップ7
05の処理は第1の実施の形態と同様である。本実施の
形態では、送信者は、自身の意図する特定の端末装置と
受信側電子メール通信装置2との距離が距離しきい値よ
り大または小のときを契機として受信側電子メール通信
装置2に受信メールを処理させることができる。
【0153】なお、本実施の形態では、特定の端末装置
が1台の場合を例に挙げて説明しているが、これに限る
ものではなく、複数の特定の端末装置と受信側電子メー
ル通信装置2との距離が距離しきい値より大または小の
ときを契機として受信側電子メール通信装置2に受信メ
ールを処理させてもよい。この場合には、受信側電子メ
ール通信装置2から位置情報サーバー3に対して登録さ
れる特定の端末装置が複数となり、位置情報サーバー3
では、複数の端末装置と受信側電子メール通信装置2と
のそれぞれの距離を検出するので、位置情報サーバー3
から通知される距離も複数となる。また、本実施の形態
では、位置情報サーバー3から距離の通知を受けるよう
にしているが、特定の端末装置の位置の通知を位置情報
サーバー3から受けて、受信側電子メール通信装置2と
特定の端末装置との距離については、受信側電子メール
通信装置2で算出するようにしてもよい。
【0154】また、位置情報サーバー3から位置の通知
を受ける代わりに、1又は複数の特定の端末装置自身か
ら位置の通知を受けるようにしてもよい。送信側電子メ
ール通信装置1から距離指定情報が付加された電子メー
ルを受信した受信側電子メール通信装置2では、監視要
求部223が、距離指定情報で指定された1又は複数の
特定の端末装置に対して位置通知要求を送る。1又は複
数の特定の端末装置は、GPS監視部を有しており、自
装置の位置を検出することができ、受信側電子メール通
信装置2の要求に応じて自装置の位置を通知する。受信
側電子メール通信装置2の制御部222は、特定の端末
装置から位置の通知を受けて、受信側電子メール通信装
置2と特定の端末装置との距離を算出する。
【0155】[第18の実施の形態]次に、本発明の第
18の実施の形態について説明する。本実施の形態にお
いても、電子メールシステムの構成とその動作は第1の
実施の形態と同様であるので、図1〜図11の符号を用
いて説明する。本実施の形態では、処理開始条件が付加
された電子メールの受信後に他の電子メールがメールサ
ーバに届いていないときに受信メールの処理を開始させ
るため、処理開始条件として未達指定情報を設定する。
【0156】未達指定情報は、メールサーバに新規の電
子メールが届いていない状況を指定する情報である。電
子メールがメールサーバに届いていないときに受信メー
ル処理を開始させるため、送信者は、図1の送信側電子
メール通信装置1の操作部101を用いて未達指定情報
を設定する(図3ステップ305)。
【0157】受信側電子メール通信装置2のメール受信
処理では、受信した電子メールの未達指定情報がこの電
子メールに付与されたメール番号と共にマッチングテー
ブル221に格納される(図8ステップ603)。第3
の実施の形態で説明したように、受信側電子メール通信
装置2でメール通信処理が行われた場合、メール監視部
207は、メール通信イベント通知を制御部222に送
出する。メール通信イベント通知を受けた制御部222
は、受信メール処理を行う(図7ステップ504)。受
信メール処理において、制御部222は、メール通信イ
ベント通知に含まれるメール通信処理内容が受信処理を
示し、かつメールサーバに受信メール無しを示している
場合、マッチングテーブル221を参照して該当する未
達指定情報が登録されているか否かを検索する(図11
ステップ701)。
【0158】マッチングテーブル221に該当する未達
指定情報が登録されている場合、制御部222は、この
未達指定情報が付加された該当メールに他の処理開始条
件が付加されているか否かを判定する(ステップ70
3)。ここでは、処理開始条件として未達指定情報のみ
が設定されているので、制御部222は、該当メールの
メール番号をマッチングテーブル221から取得する
(ステップ704)。ステップ705の処理は第1の実
施の形態と同様である。
【0159】本実施の形態では、送信者は、例えば広告
メールに未達指定情報を付加して受信側電子メール通信
装置2に送信しておくことにより、この広告メールの受
信後に、受信側電子メール通信装置2がメールサーバに
アクセスしたときメールサーバに受信メールがない場
合、広告メールを表示させる等の処理を受信側電子メー
ル通信装置2に行わせることができる。
【0160】[第19の実施の形態]次に、本発明の第
19の実施の形態について説明する。本実施の形態にお
いても、電子メールシステムの構成とその動作は第1の
実施の形態と同様であるので、図1〜図11の符号を用
いて説明する。本実施の形態では、送信者が動作指定情
報中の処理回数指定情報を設定する。
【0161】送信者は、上記実施の形態と同様の手順で
処理開始条件として例えばメール通信指定情報「受信:
inoue@nttdocomo.ne.jp」を設定
し、操作部101を用いて処理回数指定情報を設定する
(図3ステップ305)。受信側電子メール通信装置2
のメール受信処理では、受信した電子メールのメール通
信指定情報と処理回数指定情報とがこの電子メールに付
与されたメール番号と共にマッチングテーブル221に
格納される(図8ステップ603)。
【0162】図11の受信メール処理は上記実施の形態
と同様であるが、本実施の形態では、処理回数指定情報
が付加された受信メールの処理回数の履歴を制御部22
2が記憶している。制御部222は、処理回数指定情報
が付加された受信メールを処理する際に、この受信メー
ルの処理回数の履歴が処理回数指定情報で指定された回
数を超える場合には、受信メールを処理しない。
【0163】本実施の形態では、送信者は、処理回数指
定情報を設定することにより、指定した回数だけ受信メ
ールの処理を受信側電子メール通信装置2に行わせるこ
とができる。したがって、処理回数指定情報を設定する
電子メールに、受信側電子メール通信装置2に表示させ
る着信画面等の画像情報を添付しておき、アクション指
定情報として「開封表示」を設定しておけば、この電子
メールの処理回数の履歴が処理回数指定情報で指定され
た回数以内である限り、電子メールが処理される度に着
信画面を表示させることができるので、送信者は、同一
の画像を繰り返し送信する必要がなく、通信費を削減す
ることができる。また、受信側電子メール通信装置2で
着信画面を登録する手間を省くことができる。
【0164】なお、以上のような処理回数指定情報が付
加される電子メールは、例えば広告メールとして利用さ
れるので、処理回数を受信者の希望に応じて設定変更で
きることが好ましい。すなわち、受信側電子メール通信
装置2は、受信メールに付加された処理回数指定情報を
受信者の希望に応じて設定変更可能である。
【0165】[第20の実施の形態]次に、本発明の第
20の実施の形態について説明する。本実施の形態にお
いても、電子メールシステムの構成とその動作は第1の
実施の形態と同様であるので、図1〜図11の符号を用
いて説明する。本実施の形態では、送信者が動作指定情
報中の自動更新指定情報を設定する。
【0166】自動更新指定情報は、受信メールを自動的
に更新するか否かを指定するものである。送信者は、上
記実施の形態と同様の手順で処理開始条件として例えば
メール通信指定情報「受信:inoue@nttdoc
omo.ne.jp」を設定し、操作部101を用いて
自動更新指定情報を設定する(図3ステップ305)。
受信側電子メール通信装置2のメール受信処理では、受
信した電子メールのメール通信指定情報と自動更新指定
情報とがこの電子メールに付与されたメール番号と共に
マッチングテーブル221に格納される(図8ステップ
603)。
【0167】自動更新指定情報が付加された電子メール
を受信した場合、受信側電子メール通信装置2の制御部
222は、この自動更新指定情報を基にマッチングテー
ブル221を参照して、同一の自動更新指定情報が登録
されているか否かを検索する。マッチングテーブル22
1に同一の自動更新指定情報が登録されていて、かつ新
たに受信した電子メールの自動更新指定情報で「自動更
新」が指定されている場合、制御部222は、前記同一
の自動更新指定情報が付加された過去の受信メールを無
効にして新たに受信した電子メールに更新する。
【0168】本実施の形態では、送信者は、自動更新指
定情報を設定することにより、受信側電子メール通信装
置2に格納された電子メールを自身が意図するタイミン
グで更新することができる。したがって、自動更新指定
情報を設定する電子メールに、受信側電子メール通信装
置2に表示させる着信画面等の画像情報を添付してお
き、アクション指定情報として「開封表示」を設定し、
自動更新指定情報として「自動更新」を設定しておけ
ば、過去に送信した着信画面等の画像情報が新たに送信
した画像情報に更新されるので、最新の着信画面を受信
側電子メール通信装置2に表示させることができる。
【0169】なお、以上のような自動更新指定情報が付
加される電子メールは、例えば広告メールとして利用さ
れるので、自動更新指定情報を受信者の希望に応じて設
定変更できることが好ましい。すなわち、受信側電子メ
ール通信装置2は、受信メールに付加された自動更新指
定情報を受信者の希望に応じて設定変更可能である。ま
た、自動更新指定情報を受信側電子メール通信装置2で
設定変更可能にするか否かを、送信側電子メール通信装
置1で自動更新指定情報を設定する際に選択することが
できる。
【0170】[第21の実施の形態]次に、本発明の第
21の実施の形態について説明する。本実施の形態にお
いても、電子メールシステムの構成とその動作は第1の
実施の形態と同様であるので、図1〜図11の符号を用
いて説明する。本実施の形態では、送信者が動作指定情
報中の有効期限指定情報を設定する。
【0171】送信者は、上記実施の形態と同様の手順で
処理開始条件として例えばメール通信指定情報「受信:
inoue@nttdocomo.ne.jp」を設定
し、操作部101を用いて有効期限指定情報を設定する
(図3ステップ305)。受信側電子メール通信装置2
のメール受信処理では、受信した電子メールのメール通
信指定情報「受信:inoue@nttdocomo.
ne.jp」と有効期限指定情報とがこの電子メールに
付与されたメール番号と共にマッチングテーブル221
に格納される(図8ステップ603)。
【0172】図11の受信メール処理は上記実施の形態
と同様であるが、受信側電子メール通信装置2の制御部
222は、有効期限指定情報が付加された受信メールを
処理する際に、このメールの受信日時からの経過日時
(あるいは現在の日時)が有効期限指定情報で指定され
た有効期限を過ぎている場合には、受信メールを処理し
ない。
【0173】本実施の形態では、送信者は、有効期限指
定情報を設定することにより、有効期限の間だけ受信メ
ールの処理を受信側電子メール通信装置2に行わせるこ
とができる。したがって、有効期限指定情報を設定する
電子メールに、受信側電子メール通信装置2に表示させ
る着信画面等の画像情報を添付しておき、アクション指
定情報として「開封表示」を設定しておけば、有効期限
内である限り、電子メールが処理される度に着信画面を
表示させることができる。
【0174】なお、以上のような有効期限指定情報が付
加される電子メールは、例えば広告メールとして利用さ
れるので、有効期限を受信者の希望に応じて設定変更で
きることが好ましい。すなわち、受信側電子メール通信
装置2は、受信メールに付加された有効期限指定情報を
受信者の希望に応じて設定変更可能である。
【0175】[第22の実施の形態]次に、本発明の第
22の実施の形態について説明する。本実施の形態にお
いても、電子メールシステムの構成とその動作は第1の
実施の形態と同様であるので、図1〜図11の符号を用
いて説明する。第1の実施の形態では、受信側電子メー
ル通信装置2が所望の位置に到着した場合にメール処理
を開始させるようにしていたが、受信側電子メール通信
装置2と1又は複数の特定の端末装置とが所望の位置に
到着したときにメール処理を開始させるようにしてもよ
い。この場合、処理開始条件(位置指定情報)には、受
信側電子メール通信装置2と共に、1又は複数の特定の
端末装置を位置監視の対象とすることが設定される。特
定の端末装置の指定は、この端末装置の電話番号若しく
は電子メールアドレスによって行われる。
【0176】受信側電子メール通信装置2の監視要求部
223は、図15に示す位置情報サーバー3に対して、
1又は複数の特定の端末装置の電話番号あるいは電子メ
ールアドレスを登録する。位置情報サーバー3の位置監
視部905は、監視要求受信部901を通じて1又は複
数の特定の端末装置の電話番号あるいは電子メールアド
レスが登録されると、送信部902を通じて1又は複数
の特定の端末装置と通信して、位置受信部903により
1又は複数の特定の端末装置の位置を検出し、検出した
位置の座標データを送信部902を通じて受信側電子メ
ール通信装置2に通知する処理を行う。
【0177】図7のステップ504の受信メール処理に
おいて、受信側電子メール通信装置2の制御部222
は、GPS監視部212からの位置変化イベント通知に
含まれる座標データと位置情報サーバー3からのイベン
ト通知に含まれる座標データとを基にマッチングテーブ
ル221を参照して該当する位置指定情報が登録されて
いるか否かを検索する(図11ステップ701)。位置
変化イベント通知に含まれる受信側電子メール通信装置
2の座標データと位置指定情報に含まれる座標データと
が一致し、かつ位置情報サーバー3からの通知に含まれ
る1又は複数の特定の端末装置の座標データと位置指定
情報に含まれる座標データとが一致したとき、ステップ
702において判定YESとなる。
【0178】該当する位置指定情報が登録されている場
合、制御部222は、この位置指定情報が付加された該
当メールに他の処理開始条件が付加されているか否かを
判定する(ステップ703)。ここでは、処理開始条件
として位置指定情報のみが設定されているので、制御部
222は、該当メールのメール番号をマッチングテーブ
ル221から取得する(ステップ704)。ステップ7
05の処理は第1の実施の形態と同様である。本実施の
形態では、送信者は、受信側電子メール通信装置2と1
又は複数の特定の端末装置とが所望の位置に到着したと
きを契機として受信側電子メール通信装置2に受信メー
ルを処理させることができる。
【0179】[第23の実施の形態]次に、本発明の第
23の実施の形態について説明する。本実施の形態にお
いても、電子メールシステムの構成とその動作は第1の
実施の形態と同様であるので、図1〜図11の符号を用
いて説明する。第1の実施の形態では、受信側電子メー
ル通信装置2が所望の位置に到着した場合にメール処理
を開始させるようにしていたが、1又は複数の特定の端
末装置が所望の位置に到着したときにメール処理を開始
させるようにしてもよい。この場合、処理開始条件(位
置指定情報)には、受信側電子メール通信装置2を位置
監視の対象とせず、1又は複数の特定の端末装置を位置
監視の対象とすることが設定される。そして、第22の
実施の形態と同様に、受信側電子メール通信装置2の監
視要求部223は、位置情報サーバー3に対して、1又
は複数の特定の端末装置の電話番号あるいは電子メール
アドレスを登録する。
【0180】図7のステップ504の受信メール処理に
おいて、受信側電子メール通信装置2の制御部222
は、位置情報サーバー3からのイベント通知に含まれる
座標データを基にマッチングテーブル221を参照して
該当する位置指定情報が登録されているか否かを検索す
る(図11ステップ701)。位置情報サーバー3から
の通知に含まれる1又は複数の特定の端末装置の座標デ
ータと位置指定情報に含まれる座標データとが一致した
とき、ステップ702において判定YESとなる。
【0181】該当する位置指定情報が登録されている場
合、制御部222は、この位置指定情報が付加された該
当メールに他の処理開始条件が付加されているか否かを
判定する(ステップ703)。ここでは、処理開始条件
として位置指定情報のみが設定されているので、制御部
222は、該当メールのメール番号をマッチングテーブ
ル221から取得する(ステップ704)。ステップ7
05の処理は第1の実施の形態と同様である。本実施の
形態では、送信者は、1又は複数の特定の端末装置が所
望の位置に到着したときを契機として受信側電子メール
通信装置2に受信メールを処理させることができる。
【0182】なお、本発明が上記各実施の形態に限定さ
れず、本発明の技術思想の範囲において、各実施の形態
は適宜変更されることは明らかである。また、本発明に
おいて、処理開始条件とアクション指定情報の組み合わ
せは、第1〜第14の実施の形態の組み合わせに限るも
のではなく、他の組み合わせでもよいことは言うまでも
ない。また、第1〜第14の実施の形態では、受信側電
子メール通信装置2にメール監視部207、電話発着監
視部209、通信時間監視部210、GPS監視部21
2、タイマー監視部214、URL監視部216、受信
レベル監視部218及び暗証番号監視部219の7つの
監視部を設けているが、これらの全てを設けることは必
須ではなく、使用する処理開始条件に応じて必要な監視
部を1つ若しくは複数設けてもよい。
【0183】
【発明の効果】本発明によれば、受信側電子メール通信
装置の状況あるいは他の特定の端末装置の状況と送信側
電子メール通信装置で設定された処理開始条件とが一致
したとき、処理開始条件を付加した電子メールが受信側
電子メール通信装置で処理されるので、送信者は自身の
意図するタイミングで受信側電子メール通信装置に受信
メールを処理させることができる。また、電子メールを
予め送っておくことができるので、メールサーバーに多
数のメールが同時に送られることを防ぐことができ、メ
ールサーバーの負荷分散を実現することができる。
【0184】また、受信側電子メール通信装置の状況あ
るいは他の特定の端末装置の状況と送信側電子メール通
信装置で設定された処理開始条件とが一致し、かつ処理
開始条件に含まれる日時指定情報の日時と現在の日時と
が一致したとき、処理開始条件を付加した電子メールが
受信側電子メール通信装置で処理されるので、送信者は
自身の意図するタイミングで受信側電子メール通信装置
に受信メールを処理させることができる。また、電子メ
ールを予め送っておくことができるので、メールサーバ
ーに多数のメールが同時に送られることを防ぐことがで
き、メールサーバーの負荷分散を実現することができ
る。
【0185】また、送信側電子メール通信装置で設定さ
れた処理開始条件中の位置指定情報で指定された位置と
受信側電子メール通信装置の位置とが一致したとき、処
理開始条件を付加した電子メールが受信側電子メール通
信装置で処理されるので、送信者は自身の意図する場所
を契機として受信側電子メール通信装置に受信メールを
処理させることができる。
【0186】また、送信側電子メール通信装置で設定さ
れた処理開始条件中の電話通信指定情報で指定された電
話通信処理が受信側電子メール通信装置で行われたと
き、処理開始条件を付加した電子メールが受信側電子メ
ール通信装置で処理されるので、送信者は自身の意図す
る電話通信処理を契機として受信側電子メール通信装置
に受信メールを処理させることができる。
【0187】また、送信側電子メール通信装置で設定さ
れた処理開始条件中のメール通信指定情報で指定された
メール通信処理が受信側電子メール通信装置で行われた
とき、処理開始条件を付加した電子メールが受信側電子
メール通信装置で処理されるので、送信者は自身の意図
するメール通信処理を契機として受信側電子メール通信
装置に受信メールを処理させることができる。
【0188】また、送信側電子メール通信装置で設定さ
れた処理開始条件中のリソース指定情報で指定されたア
クセスが受信側電子メール通信装置で行われたとき、処
理開始条件を付加した電子メールが受信側電子メール通
信装置で処理されるので、送信者は自身の意図するイン
ターネットアクセスを契機として受信側電子メール通信
装置に受信メールを処理させることができる。
【0189】また、送信側電子メール通信装置で設定さ
れた処理開始条件中の通信時間指定情報で指定された所
定値を経過したとき、処理開始条件を付加した電子メー
ルが受信側電子メール通信装置で処理されるので、送信
者は自身の意図する通信時間を契機として受信側電子メ
ール通信装置に受信メールを処理させることができる。
【0190】また、基地局からの電波を受信側電子メー
ル通信装置で受信したときの受信レベルが送信側電子メ
ール通信装置で設定された処理開始条件中の受信レベル
指定情報で指定された大小関係を満たすとき、処理開始
条件を付加した電子メールが受信側電子メール通信装置
で処理されるので、送信者は自身の意図する受信レベル
を契機として受信側電子メール通信装置に受信メールを
処理させることができる。
【0191】また、送信側電子メール通信装置で設定さ
れた処理開始条件中の暗証番号指定情報で指定された暗
証番号が受信者によって入力されたとき、処理開始条件
を付加した電子メールが受信側電子メール通信装置で処
理されるので、送信者は自身の意図する暗証番号入力を
契機として受信側電子メール通信装置に受信メールを処
理させることができる。
【0192】また、送信側電子メール通信装置で設定さ
れた処理開始条件中の位置指定情報で指定された位置と
受信側電子メール通信装置の位置とが一致し、かつ処理
開始条件中の電話通信指定情報で指定された電話通信処
理が受信側電子メール通信装置で行われたとき、処理開
始条件を付加した電子メールが受信側電子メール通信装
置で処理されるので、送信者は自身の意図する場所と電
話通信処理とを契機として受信側電子メール通信装置に
受信メールを処理させることができる。
【0193】また、送信側電子メール通信装置で設定さ
れた処理開始条件中の位置指定情報で指定された位置と
受信側電子メール通信装置の位置とが一致し、かつ処理
開始条件に含まれる日時指定情報の日時と現在の日時と
が一致したとき、処理開始条件を付加した電子メールが
受信側電子メール通信装置で処理されるので、送信者は
自身の意図する場所と日時とを契機として受信側電子メ
ール通信装置に受信メールを処理させることができる。
【0194】また、送信側電子メール通信装置で設定さ
れた処理開始条件中の電話通信指定情報で指定された電
話通信処理が受信側電子メール通信装置で行われ、かつ
処理開始条件に含まれる日時指定情報の日時と現在の日
時とが一致したとき、処理開始条件を付加した電子メー
ルが受信側電子メール通信装置で処理されるので、送信
者は自身の意図する電話通信処理と日時とを契機として
受信側電子メール通信装置に受信メールを処理させるこ
とができる。
【0195】また、処理開始条件が付加された電子メー
ルが処理される際に、アクション指定情報で指定された
処理が行われるので、送信者は自身の意図する処理を受
信側電子メール通信装置に行わせることができる。
【0196】また、アクション指定情報で受信メールの
処理として音声出力を指定することにより、単純に文章
を開封表示させるだけでなく、音声でもメールのメッセ
ージを伝えることができる。
【0197】また、アクション指定情報で受信メールの
処理として特定の転送先への転送を指定することによ
り、例えば上意下達文のように順番に複数の人間にメッ
セージを伝えることができる。
【0198】また、アクション指定情報で受信メールの
処理としてインターネット上の特定リソースへのアクセ
スを指定することにより、受信側電子メール通信装置か
らインターネット上の特定リソースにアクセスさせるこ
とができる。
【0199】また、送信側電子メール通信装置で設定さ
れた処理開始条件中のインスタントメッセージサービス
指定情報で指定された特定の電子メール通信装置のプレ
ゼンスが変化したとき、処理開始条件を付加した電子メ
ールが受信側電子メール通信装置で処理されるので、送
信者は、自身の意図する電子メール通信装置のプレゼン
スが変化したときを契機として受信側電子メール通信装
置に受信メールを処理させることができる。
【0200】また、インスタントメッセージサービス指
定情報を含む処理開始条件が付加された電子メールを受
信した後に複数の電子メール通信装置のうち少なくとも
1つの電子メール通信装置のプレゼンスが変化したと
き、処理開始条件を付加した電子メールが受信側電子メ
ール通信装置で処理されるので、送信者は、少なくとも
1つの電子メール通信装置のプレゼンスが変化したとき
を契機として受信側電子メール通信装置に受信メールを
処理させることができる。
【0201】また、1又は複数の特定の端末装置と受信
側電子メール通信装置との距離が受信した電子メールに
付加された処理開始条件中の距離指定情報で指定された
大小関係を満たすとき、処理開始条件を付加した電子メ
ールが受信側電子メール通信装置で処理されるので、送
信者は、自身の意図する1又は複数の特定の端末装置と
受信側電子メール通信装置との距離が所定値より大また
は小のときを契機として受信側電子メール通信装置に受
信メールを処理させることができる。
【0202】また、未達指定情報を含む処理開始条件が
付加された電子メールを受信した後にメールサーバにア
クセスしたときに受信側電子メール通信装置宛の電子メ
ールが届いていない場合、処理開始条件を付加した電子
メールが受信側電子メール通信装置で処理されるので、
送信者は、例えば広告メールに未達指定情報を付加して
受信側電子メール通信装置に送信しておくことにより、
この広告メールの受信後に、受信側電子メール通信装置
がメールサーバにアクセスしたときメールサーバに受信
メールがない場合、広告メールを表示させる等の処理を
受信側電子メール通信装置に行わせることができる。
【0203】また、送信者は、処理回数指定情報を設定
することにより、指定した回数だけ受信メールの処理を
受信側電子メール通信装置に行わせることができる。
【0204】また、受信側電子メール通信装置は、受信
メールに付加された処理回数指定情報を受信者の希望に
応じて設定変更することができる。
【0205】また、送信者は、自動更新指定情報を設定
することにより、受信側電子メール通信装置に格納され
た電子メールを自身が意図するタイミングで更新するこ
とができる。
【0206】また、受信側電子メール通信装置は、受信
メールに付加された自動更新指定情報を受信者の希望に
応じて設定変更することができる。
【0207】また、送信者は、有効期限指定情報を設定
することにより、有効期限の間だけ受信メールの処理を
受信側電子メール通信装置に行わせることができる。
【0208】また、受信側電子メール通信装置は、受信
メールに付加された有効期限指定情報を受信者の希望に
応じて設定変更することができる。
【0209】また、受信側電子メール通信装置および1
又は複数の特定の端末装置の位置と処理開始条件中の位
置指定情報で指定された位置とが一致したとき、処理開
始条件を付加した電子メールが受信側電子メール通信装
置で処理されるので、送信者は、受信側電子メール通信
装置と自身の意図する1又は複数の特定の端末装置とが
所望の位置に到着したときを契機として受信側電子メー
ル通信装置に受信メールを処理させることができる。
【0210】また、処理開始条件中の位置指定情報で指
定された位置と1又は複数の特定の端末装置の位置とが
一致したとき、処理開始条件を付加した電子メールが受
信側電子メール通信装置で処理されるので、送信者は、
自身の意図する1又は複数の特定の端末装置が所望の位
置に到着したときを契機として受信側電子メール通信装
置に受信メールを処理させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態となる電子メール
システムの送信側電子メール通信装置の構成を示すブロ
ック図である。
【図2】 本発明の第1の実施の形態となる電子メール
システムの受信側電子メール通信装置の構成を示すブロ
ック図である。
【図3】 送信側電子メール通信装置の動作を示すフロ
ーチャート図である。
【図4】 送信側電子メール通信装置の蓄積部のデータ
構造を示す図である。
【図5】 送信側電子メール通信装置における位置指定
情報設定のための処理を示すフローチャート図である。
【図6】 送信側電子メール通信装置の表示部に表示さ
れた地図を示す図である。
【図7】 受信側電子メール通信装置の動作を示すフロ
ーチャート図である。
【図8】 受信側電子メール通信装置のメール受信処理
を示すフローチャート図である。
【図9】 受信側電子メール通信装置の蓄積部のデータ
構造を示す図である。
【図10】 マッチングテーブルの1例を示す図であ
る。
【図11】 受信側電子メール通信装置の受信メール処
理を示すフローチャート図である。
【図12】 マッチングテーブルの他の例を示す図であ
る。
【図13】 アクション指定情報を設定する際に表示さ
れるアクションテーブルを示す図である。
【図14】 マッチングテーブルの他の例を示す図であ
る。
【図15】 本発明の第17の実施の形態における位置
情報サーバーの構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1…送信側電子メール通信装置、2…受信側電子メール
通信装置、101、201…操作部、102、202…
表示部、103、205…蓄積部、104、206…メ
ール送信処理部、105、215…ブラウザ、106、
220…地図データベース、107…電話帳/アドレス
帳記憶部、108…制御部、203…音声出力部、20
4…メール受信処理部、207…メール監視部、208
…電話発着処理部、209…電話発着監視部、210…
通信時間監視部、211…GPS、212…GPS監視
部、213…時計、214…タイマー監視部、216…
URL監視部、217…電波センサ、218…受信レベ
ル監視部、219…暗証番号監視部、221…マッチン
グテーブル、222…制御部、223…監視要求部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福泉 武史 東京都港区芝五丁目7番1号 日本電気株 式会社内

Claims (63)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信側電子メール通信装置で受信メール
    の処理が開始される条件を示す処理開始条件を送信側電
    子メール通信装置で設定する設定手順と、 前記設定した処理開始条件を電子メールに付加して前記
    送信側電子メール通信装置から前記受信側電子メール通
    信装置へ送信する送信手順と、 前記送信側電子メール通信装置から送られた電子メール
    を前記受信側電子メール通信装置で受信する受信手順
    と、 前記受信側電子メール通信装置の状況あるいは他の特定
    の端末装置の状況を監視する監視手順と、 前記受信側電子メール通信装置の状況あるいは前記特定
    の端末装置の状況と前記受信した電子メールに付加され
    た処理開始条件とが一致したとき、この処理開始条件が
    付加された電子メールを前記受信側電子メール通信装置
    で処理する判定手順とを実行することを特徴とする電子
    メールの送受信方法。
  2. 【請求項2】 受信側電子メール通信装置で受信メール
    の処理が開始される条件を示す処理開始条件を送信側電
    子メール通信装置で設定する設定手順と、 前記設定した処理開始条件を電子メールに付加して前記
    送信側電子メール通信装置から前記受信側電子メール通
    信装置へ送信する送信手順と、 前記送信側電子メール通信装置から送られた電子メール
    を前記受信側電子メール通信装置で受信する受信手順
    と、 前記受信側電子メール通信装置の状況あるいは他の特定
    の端末装置の状況と現在の日時とを監視する監視手順
    と、 前記受信側電子メール通信装置の状況あるいは前記特定
    の端末装置の状況と前記受信した電子メールに付加され
    た処理開始条件とが一致し、かつこの処理開始条件に含
    まれる日時指定情報の日時と現在の日時とが一致したと
    き、この処理開始条件が付加された電子メールを前記受
    信側電子メール通信装置で処理する判定手順とを実行す
    ることを特徴とする電子メールの送受信方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の電子メールの送受信方法
    において、 前記処理開始条件は、前記受信側電子メール通信装置が
    所望の位置に到着したときに受信メールの処理を開始さ
    せる位置指定情報を含み、 前記監視手順は、前記受信側電子メール通信装置の位置
    を監視し、 前記判定手順は、前記受信した電子メールに付加された
    処理開始条件中の位置指定情報で指定された位置と前記
    受信側電子メール通信装置の位置とが一致したとき、こ
    の処理開始条件が付加された電子メールを処理すること
    を特徴とする電子メールの送受信方法。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の電子メールの送受信方法
    において、 前記処理開始条件は、特定の電話番号の端末装置と前記
    受信側電子メール通信装置との間で特定の電話通信処理
    が行われたときに受信メールの処理を開始させる電話通
    信指定情報を含み、 前記監視手順は、前記受信側電子メール通信装置の電話
    通信処理を監視し、 前記判定手順は、前記受信した電子メールに付加された
    処理開始条件中の電話通信指定情報で指定された電話通
    信処理が前記受信側電子メール通信装置で行われたと
    き、この処理開始条件が付加された電子メールを処理す
    ることを特徴とする電子メールの送受信方法。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の電子メールの送受信方法
    において、 前記処理開始条件は、特定の電子メールアドレスの端末
    装置と前記受信側電子メール通信装置との間で特定のメ
    ール通信処理が行われたときに受信メールの処理を開始
    させるメール通信指定情報を含み、 前記監視手順は、前記受信側電子メール通信装置のメー
    ル通信処理を監視し、 前記判定手順は、前記受信した電子メールに付加された
    処理開始条件中のメール通信指定情報で指定されたメー
    ル通信処理が前記受信側電子メール通信装置で行われた
    とき、この処理開始条件が付加された電子メールを処理
    することを特徴とする電子メールの送受信方法。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の電子メールの送受信方法
    において、 前記処理開始条件は、前記受信側電子メール通信装置か
    らインターネット上の特定のリソースへのアクセスが行
    われたときに受信メールの処理を開始させるリソース指
    定情報を含み、 前記監視手順は、前記受信側電子メール通信装置のイン
    ターネットへのアクセスを監視し、 前記判定手順は、前記受信した電子メールに付加された
    処理開始条件中のリソース指定情報で指定されたアクセ
    スが前記受信側電子メール通信装置で行われたとき、こ
    の処理開始条件が付加された電子メールを処理すること
    を特徴とする電子メールの送受信方法。
  7. 【請求項7】 請求項1記載の電子メールの送受信方法
    において、 前記処理開始条件は、前記受信側電子メール通信装置の
    通信時間が所定値を経過したときに受信メールの処理を
    開始させる通信時間指定情報を含み、 前記監視手順は、前記受信側電子メール通信装置の通信
    時間を監視し、 前記判定手順は、前記受信側電子メール通信装置の通信
    時間が前記受信した電子メールに付加された処理開始条
    件中の通信時間指定情報で指定された所定値を経過した
    とき、この処理開始条件が付加された電子メールを処理
    することを特徴とする電子メールの送受信方法。
  8. 【請求項8】 請求項1記載の電子メールの送受信方法
    において、 前記処理開始条件は、基地局からの電波を前記受信側電
    子メール通信装置で受信したときの受信レベルが予め設
    定された受信レベルしきい値より大又は小のときに受信
    メールの処理を開始させる受信レベル指定情報を含み、 前記監視手順は、基地局からの電波を前記受信側電子メ
    ール通信装置で受信したときの受信レベルを監視し、 前記判定手順は、基地局からの電波を前記受信側電子メ
    ール通信装置で受信したときの受信レベルが前記受信し
    た電子メールに付加された処理開始条件中の受信レベル
    指定情報で指定された大小関係を満たすとき、この処理
    開始条件が付加された電子メールを処理することを特徴
    とする電子メールの送受信方法。
  9. 【請求項9】 請求項1記載の電子メールの送受信方法
    において、 前記処理開始条件は、受信者が前記受信側電子メール通
    信装置に特定の暗証番号を入力したときに受信メールの
    処理を開始させる暗証番号指定情報を含み、 前記監視手順は、受信者が入力する暗証番号を監視し、 前記判定手順は、前記受信した電子メールに付加された
    処理開始条件中の暗証番号指定情報で指定された暗証番
    号が受信者によって入力されたとき、この処理開始条件
    が付加された電子メールを処理することを特徴とする電
    子メールの送受信方法。
  10. 【請求項10】 請求項1記載の電子メールの送受信方
    法において、 前記処理開始条件は、前記受信側電子メール通信装置が
    所望の位置に到着したときに受信メールの処理を開始さ
    せる位置指定情報と、特定の電話番号の端末装置と前記
    受信側電子メール通信装置との間で特定の電話通信処理
    が行われたときに受信メールの処理を開始させる電話通
    信指定情報とを含み、 前記監視手順は、自装置の位置と自装置の電話通信処理
    とを監視し、 前記判定手順は、前記受信した電子メールに付加された
    処理開始条件中の位置指定情報で指定された位置と前記
    受信側電子メール通信装置の位置とが一致し、かつこの
    処理開始条件中の電話通信指定情報で指定された電話通
    信処理が前記受信側電子メール通信装置で行われたと
    き、この処理開始条件が付加された電子メールを処理す
    ることを特徴とする電子メールの送受信方法。
  11. 【請求項11】 請求項2記載の電子メールの送受信方
    法において、 前記処理開始条件は、前記受信側電子メール通信装置が
    所望の位置に到着したときに受信メールの処理を開始さ
    せる位置指定情報と、所望の日時を指定する日時指定情
    報とを含み、 前記監視手順は、現在の日時と前記受信側電子メール通
    信装置の位置とを監視し、 前記判定手順は、前記受信した電子メールに付加された
    処理開始条件中の位置指定情報で指定された位置と前記
    受信側電子メール通信装置の位置とが一致し、かつこの
    処理開始条件に含まれる日時指定情報の日時と現在の日
    時とが一致したとき、この処理開始条件が付加された電
    子メールを処理することを特徴とする電子メールの送受
    信方法。
  12. 【請求項12】 請求項2記載の電子メールの送受信方
    法において、 前記処理開始条件は、特定の電話番号の端末装置と前記
    受信側電子メール通信装置との間で特定の電話通信処理
    が行われたときに受信メールの処理を開始させる電話通
    信指定情報と、所望の日時を指定する日時指定情報とを
    含み、 前記監視手順は、現在の日時と前記受信側電子メール通
    信装置の電話通信処理とを監視し、 前記判定手順は、前記受信した電子メールに付加された
    処理開始条件中の電話通信指定情報で指定された電話通
    信処理が前記受信側電子メール通信装置で行われ、かつ
    この処理開始条件に含まれる日時指定情報の日時と現在
    の日時とが一致したとき、この処理開始条件が付加され
    た電子メールを処理することを特徴とする電子メールの
    送受信方法。
  13. 【請求項13】 請求項1又は2記載の電子メールの送
    受信方法において、 前記設定手順は、前記処理開始条件と共に、前記受信メ
    ールの処理の内容を指定するアクション指定情報を設定
    し、 前記送信手順は、前記処理開始条件と共に前記アクショ
    ン指定情報を電子メールに付加して前記送信側電子メー
    ル通信装置から前記受信側電子メール通信装置へ送信
    し、 前記判定手順は、前記処理開始条件が付加された電子メ
    ールを処理する際に、前記アクション指定情報で指定さ
    れた処理を行うことを特徴とする電子メールの送受信方
    法。
  14. 【請求項14】 請求項13記載の電子メールの送受信
    方法において、 前記アクション指定情報は、前記受信メールの処理とし
    て開封表示を指定することを特徴とする電子メールの送
    受信方法。
  15. 【請求項15】 請求項13記載の電子メールの送受信
    方法において、 前記アクション指定情報は、前記受信メールの処理とし
    て音声出力を指定することを特徴とする電子メールの送
    受信方法。
  16. 【請求項16】 請求項13記載の電子メールの送受信
    方法において、 前記アクション指定情報は、前記受信メールの処理とし
    て特定の転送先への転送を指定することを特徴とする電
    子メールの送受信方法。
  17. 【請求項17】 請求項13記載の電子メールの送受信
    方法において、 前記アクション指定情報は、前記受信メールの処理とし
    てインターネット上の特定リソースへのアクセスを指定
    することを特徴とする電子メールの送受信方法。
  18. 【請求項18】 請求項1記載の電子メールの送受信方
    法において、 前記処理開始条件は、インスタントメッセージサービス
    に参加する、前記受信側電子メール通信装置を含む複数
    の電子メール通信装置のうち特定の電子メール通信装置
    のプレゼンスが変化したときに受信メールの処理を開始
    させるインスタントメッセージサービス指定情報を含
    み、 前記監視手順は、前記インスタントメッセージサービス
    に参加する予め登録された電子メール通信装置の状況を
    監視し、 前記判定手順は、前記受信した電子メールに付加された
    処理開始条件中のインスタントメッセージサービス指定
    情報で指定された特定の電子メール通信装置のプレゼン
    スが変化したとき、この処理開始条件が付加された電子
    メールを処理することを特徴とする電子メールの送受信
    方法。
  19. 【請求項19】 請求項1記載の電子メールの送受信方
    法において、 前記処理開始条件は、インスタントメッセージサービス
    に参加する、前記受信側電子メール通信装置を含む複数
    の電子メール通信装置のうち少なくとも1つの電子メー
    ル通信装置のプレゼンスが変化したときに受信メールの
    処理を開始させるインスタントメッセージサービス指定
    情報を含み、 前記監視手順は、前記インスタントメッセージサービス
    に参加する予め登録された電子メール通信装置の状況を
    監視し、 前記判定手順は、前記インスタントメッセージサービス
    指定情報を含む処理開始条件が付加された電子メールを
    受信した後に前記複数の電子メール通信装置のうち少な
    くとも1つの電子メール通信装置のプレゼンスが変化し
    たとき、この処理開始条件が付加された電子メールを処
    理することを特徴とする電子メールの送受信方法。
  20. 【請求項20】 請求項1記載の電子メールの送受信方
    法において、 前記処理開始条件は、1又は複数の特定の端末装置と前
    記受信側電子メール通信装置との距離が所定値より大ま
    たは小のときに受信メールの処理を開始させる距離指定
    情報を含み、 前記監視手順は、1又は複数の前記特定の端末装置と前
    記受信側電子メール通信装置との距離を監視し、 前記判定手順は、1又は複数の前記特定の端末装置と前
    記受信側電子メール通信装置との距離が前記受信した電
    子メールに付加された処理開始条件中の距離指定情報で
    指定された大小関係を満たすとき、この処理開始条件が
    付加された電子メールを処理することを特徴とする電子
    メールの送受信方法。
  21. 【請求項21】 請求項1記載の電子メールの送受信方
    法において、 前記処理開始条件は、この処理開始条件が付加された電
    子メールの受信後に他の電子メールがメールサーバに届
    いていないときに受信メールの処理を開始させる未達指
    定情報を含み、 前記監視手順は、前記受信側電子メール通信装置が前記
    メールサーバにアクセスしたときに前記メールサーバに
    前記受信側電子メール通信装置宛の電子メールが届いて
    いるか否かを監視し、 前記判定手順は、前記未達指定情報を含む処理開始条件
    が付加された電子メールを受信した後に前記メールサー
    バにアクセスしたときに前記受信側電子メール通信装置
    宛の電子メールが届いていない場合、この処理開始条件
    が付加された電子メールを処理することを特徴とする電
    子メールの送受信方法。
  22. 【請求項22】 請求項1又は2記載の電子メールの送
    受信方法において、 前記設定手順は、前記処理開始条件と共に、前記受信メ
    ールの処理回数を指定する処理回数指定情報を設定し、 前記送信手順は、前記処理開始条件と共に前記処理回数
    指定情報を電子メールに付加して前記送信側電子メール
    通信装置から前記受信側電子メール通信装置へ送信し、 前記判定手順は、前記処理開始条件と前記処理回数指定
    情報とが付加された電子メールを処理する際に、この電
    子メールの処理回数の履歴が前記処理回数指定情報で指
    定された回数以内であれば処理を行うことを特徴とする
    電子メールの送受信方法。
  23. 【請求項23】 請求項22記載の電子メールの送受信
    方法において、 前記処理回数指定情報を前記受信側電子メール通信装置
    で設定可能であることを特徴とする電子メールの送受信
    方法。
  24. 【請求項24】 請求項1又は2記載の電子メールの送
    受信方法において、 前記設定手順は、前記処理開始条件と共に、前記受信メ
    ールを自動的に更新するか否かを指定する自動更新指定
    情報を設定し、 前記送信手順は、前記処理開始条件と共に前記自動更新
    指定情報を電子メールに付加して前記送信側電子メール
    通信装置から前記受信側電子メール通信装置へ送信し、 前記受信側電子メール通信装置は、前記自動更新指定情
    報が付加された電子メールを過去に受信し、かつ前記自
    動更新指定が付加された電子メールを新たに受信した場
    合、過去に受信した電子メールを無効にして新たに受信
    した電子メールに更新するか否かを前記自動更新指定情
    報に従って決定する更新手順を実行することを特徴とす
    る電子メールの送受信方法。
  25. 【請求項25】 請求項24記載の電子メールの送受信
    方法において、 前記自動更新指定情報を前記受信側電子メール通信装置
    で設定可能であることを特徴とする電子メールの送受信
    方法。
  26. 【請求項26】 請求項24記載の電子メールの送受信
    方法において、 前記自動更新指定情報を前記受信側電子メール通信装置
    で設定可能にするか否かを、前記送信側電子メール通信
    装置で前記自動更新指定情報を設定する際に選択可能で
    あることを特徴とする電子メールの送受信方法。
  27. 【請求項27】 請求項1又は2記載の電子メールの送
    受信方法において、 前記設定手順は、前記処理開始条件と共に、前記受信メ
    ールの有効期限を指定する有効期限指定情報を設定し、 前記送信手順は、前記処理開始条件と共に前記有効期限
    指定情報を電子メールに付加して前記送信側電子メール
    通信装置から前記受信側電子メール通信装置へ送信し、 前記判定手順は、前記処理開始条件と前記有効期限指定
    情報とが付加された電子メールを処理する際に、前記有
    効期限指定情報で指定された有効期限内であれば処理を
    行うことを特徴とする電子メールの送受信方法。
  28. 【請求項28】 請求項27記載の電子メールの送受信
    方法において、 前記有効期限指定情報を前記受信側電子メール通信装置
    で設定可能であることを特徴とする電子メールの送受信
    方法。
  29. 【請求項29】 請求項1記載の電子メールの送受信方
    法において、 前記処理開始条件は、前記受信側電子メール通信装置と
    1又は複数の特定の端末装置とが所望の位置に到着した
    ときに受信メールの処理を開始させる位置指定情報を含
    み、 前記監視手順は、前記受信側電子メール通信装置と1又
    は複数の前記特定の端末装置の位置を監視し、 前記判定手順は、前記受信側電子メール通信装置および
    1又は複数の前記特定の端末装置の位置と、前記受信し
    た電子メールに付加された処理開始条件中の位置指定情
    報で指定された位置とが一致したとき、この処理開始条
    件が付加された電子メールを処理することを特徴とする
    電子メールの送受信方法。
  30. 【請求項30】 請求項1記載の電子メールの送受信方
    法において、 前記処理開始条件は、1又は複数の特定の端末装置が所
    望の位置に到着したときに受信メールの処理を開始させ
    る位置指定情報を含み、 前記監視手順は、1又は複数の前記特定の端末装置の位
    置を監視し、 前記判定手順は、前記受信した電子メールに付加された
    処理開始条件中の位置指定情報で指定された位置と1又
    は複数の前記特定の端末装置の位置とが一致したとき、
    この処理開始条件が付加された電子メールを処理するこ
    とを特徴とする電子メールの送受信方法。
  31. 【請求項31】 送信側電子メール通信装置と受信側電
    子メール通信装置とからなる電子メールシステムにおい
    て、 前記送信側電子メール通信装置は、 前記受信側電子メール通信装置で受信メールの処理が開
    始される条件を示す処理開始条件を設定する設定手段
    と、 前記設定された処理開始条件を電子メールに付加して送
    信する送信手段とを有し、 前記受信側電子メール通信装置は、 前記送信側電子メール通信装置から電子メールを受信す
    る受信手段と、 自装置の状況あるいは他の特定の端末装置の状況を監視
    する監視手段と、 自装置の状況あるいは前記特定の端末装置の状況と前記
    受信した電子メールに付加された処理開始条件とが一致
    したとき、この処理開始条件が付加された電子メールを
    処理する制御手段とを有することを特徴とする電子メー
    ルシステム。
  32. 【請求項32】 送信側電子メール通信装置と受信側電
    子メール通信装置とからなる電子メールシステムにおい
    て、 前記送信側電子メール通信装置は、 前記受信側電子メール通信装置で受信メールの処理が開
    始される条件を示す処理開始条件を設定する設定手段
    と、 前記設定された処理開始条件を電子メールに付加して送
    信する送信手段とを有し、 前記受信側電子メール通信装置は、 前記送信側電子メール通信装置から電子メールを受信す
    る受信手段と、 自装置の状況あるいは他の特定の端末装置の状況と現在
    の日時とを監視する監視手段と、 自装置の状況あるいは前記特定の端末装置の状況と前記
    受信した電子メールに付加された処理開始条件とが一致
    し、かつこの処理開始条件に含まれる日時指定情報の日
    時と現在の日時とが一致したとき、この処理開始条件が
    付加された電子メールを処理する制御手段とを有するこ
    とを特徴とする電子メールシステム。
  33. 【請求項33】 請求項31記載の電子メールシステム
    において、 前記処理開始条件は、前記受信側電子メール通信装置が
    所望の位置に到着したときに受信メールの処理を開始さ
    せる位置指定情報を含み、 前記受信側電子メール通信装置の監視手段は、自装置の
    位置を監視し、 前記受信側電子メール通信装置の制御手段は、前記受信
    した電子メールに付加された処理開始条件中の位置指定
    情報で指定された位置と自装置の位置とが一致したと
    き、この処理開始条件が付加された電子メールを処理す
    ることを特徴とする電子メールシステム。
  34. 【請求項34】 請求項31記載の電子メールシステム
    において、 前記処理開始条件は、特定の電話番号の端末装置と前記
    受信側電子メール通信装置との間で特定の電話通信処理
    が行われたときに受信メールの処理を開始させる電話通
    信指定情報を含み、 前記受信側電子メール通信装置の監視手段は、自装置の
    電話通信処理を監視し、 前記受信側電子メール通信装置の制御手段は、前記受信
    した電子メールに付加された処理開始条件中の電話通信
    指定情報で指定された電話通信処理が自装置で行われた
    とき、この処理開始条件が付加された電子メールを処理
    することを特徴とする電子メールシステム。
  35. 【請求項35】 請求項31記載の電子メールシステム
    において、 前記処理開始条件は、特定の電子メールアドレスの端末
    装置と前記受信側電子メール通信装置との間で特定のメ
    ール通信処理が行われたときに受信メールの処理を開始
    させるメール通信指定情報を含み、 前記受信側電子メール通信装置の監視手段は、自装置の
    メール通信処理を監視し、 前記受信側電子メール通信装置の制御手段は、前記受信
    した電子メールに付加された処理開始条件中のメール通
    信指定情報で指定されたメール通信処理が自装置で行わ
    れたとき、この処理開始条件が付加された電子メールを
    処理することを特徴とする電子メールシステム。
  36. 【請求項36】 請求項31記載の電子メールシステム
    において、 前記処理開始条件は、前記受信側電子メール通信装置か
    らインターネット上の特定のリソースへのアクセスが行
    われたときに受信メールの処理を開始させるリソース指
    定情報を含み、 前記受信側電子メール通信装置の監視手段は、自装置の
    インターネットへのアクセスを監視し、 前記受信側電子メール通信装置の制御手段は、前記受信
    した電子メールに付加された処理開始条件中のリソース
    指定情報で指定されたアクセスが自装置で行われたと
    き、この処理開始条件が付加された電子メールを処理す
    ることを特徴とする電子メールシステム。
  37. 【請求項37】 請求項31記載の電子メールシステム
    において、 前記処理開始条件は、前記受信側電子メール通信装置の
    通信時間が所定値を経過したときに受信メールの処理を
    開始させる通信時間指定情報を含み、 前記受信側電子メール通信装置の監視手段は、自装置の
    通信時間を監視し、前記受信側電子メール通信装置の制
    御手段は、自装置の通信時間が前記受信した電子メール
    に付加された処理開始条件中の通信時間指定情報で指定
    された所定値を経過したとき、この処理開始条件が付加
    された電子メールを処理することを特徴とする電子メー
    ルシステム。
  38. 【請求項38】 請求項31記載の電子メールシステム
    において、 前記処理開始条件は、基地局からの電波を前記受信側電
    子メール通信装置で受信したときの受信レベルが予め設
    定された受信レベルしきい値より大又は小のときに受信
    メールの処理を開始させる受信レベル指定情報を含み、 前記受信側電子メール通信装置の監視手段は、基地局か
    らの電波を自装置で受信したときの受信レベルを監視
    し、 前記受信側電子メール通信装置の制御手段は、基地局か
    らの電波を自装置で受信したときの受信レベルが前記受
    信した電子メールに付加された処理開始条件中の受信レ
    ベル指定情報で指定された大小関係を満たすとき、この
    処理開始条件が付加された電子メールを処理することを
    特徴とする電子メールシステム。
  39. 【請求項39】 請求項31記載の電子メールシステム
    において、 前記処理開始条件は、受信者が前記受信側電子メール通
    信装置に特定の暗証番号を入力したときに受信メールの
    処理を開始させる暗証番号指定情報を含み、 前記受信側電子メール通信装置の監視手段は、受信者が
    入力する暗証番号を監視し、 前記受信側電子メール通信装置の制御手段は、前記受信
    した電子メールに付加された処理開始条件中の暗証番号
    指定情報で指定された暗証番号が受信者によって入力さ
    れたとき、この処理開始条件が付加された電子メールを
    処理することを特徴とする電子メールシステム。
  40. 【請求項40】 請求項31記載の電子メールシステム
    において、 前記処理開始条件は、前記受信側電子メール通信装置が
    所望の位置に到着したときに受信メールの処理を開始さ
    せる位置指定情報と、特定の電話番号の端末装置と前記
    受信側電子メール通信装置との間で特定の電話通信処理
    が行われたときに受信メールの処理を開始させる電話通
    信指定情報とを含み、 前記受信側電子メール通信装置の監視手段は、自装置の
    位置と自装置の電話通信処理とを監視し、 前記受信側電子メール通信装置の制御手段は、前記受信
    した電子メールに付加された処理開始条件中の位置指定
    情報で指定された位置と自装置の位置とが一致し、かつ
    この処理開始条件中の電話通信指定情報で指定された電
    話通信処理が自装置で行われたとき、この処理開始条件
    が付加された電子メールを処理することを特徴とする電
    子メールシステム。
  41. 【請求項41】 請求項32記載の電子メールシステム
    において、 前記処理開始条件は、前記受信側電子メール通信装置が
    所望の位置に到着したときに受信メールの処理を開始さ
    せる位置指定情報と、所望の日時を指定する日時指定情
    報とを含み、 前記受信側電子メール通信装置の監視手段は、現在の日
    時と自装置の位置とを監視し、 前記受信側電子メール通信装置の制御手段は、前記受信
    した電子メールに付加された処理開始条件中の位置指定
    情報で指定された位置と自装置の位置とが一致し、かつ
    この処理開始条件に含まれる日時指定情報の日時と現在
    の日時とが一致したとき、この処理開始条件が付加され
    た電子メールを処理する制御手段とを有することを特徴
    とする電子メールシステム。
  42. 【請求項42】 請求項32記載の電子メールシステム
    において、 前記処理開始条件は、特定の電話番号の端末装置と前記
    受信側電子メール通信装置との間で特定の電話通信処理
    が行われたときに受信メールの処理を開始させる電話通
    信指定情報と、所望の日時を指定する日時指定情報とを
    含み、 前記受信側電子メール通信装置の監視手段は、現在の日
    時と自装置の電話通信処理とを監視し、 前記受信側電子メール通信装置の制御手段は、前記受信
    した電子メールに付加された処理開始条件中の電話通信
    指定情報で指定された電話通信処理が自装置で行われ、
    かつこの処理開始条件に含まれる日時指定情報の日時と
    現在の日時とが一致したとき、この処理開始条件が付加
    された電子メールを処理する制御手段とを有することを
    特徴とする電子メールシステム。
  43. 【請求項43】 請求項31又は32記載の電子メール
    システムにおいて、 前記送信側電子メール通信装置の設定手段は、前記処理
    開始条件と共に、前記受信メールの処理の内容を指定す
    るアクション指定情報を設定し、 前記送信側電子メール通信装置の送信手段は、前記処理
    開始条件と共に前記アクション指定情報を電子メールに
    付加して前記送信側電子メール通信装置から前記受信側
    電子メール通信装置へ送信し、 前記受信側電子メール通信装置の制御手段は、前記処理
    開始条件が付加された電子メールを処理する際に、前記
    アクション指定情報で指定された処理を行うことを特徴
    とする電子メールシステム。
  44. 【請求項44】 請求項43記載の電子メールシステム
    において、 前記アクション指定情報は、前記受信メールの処理とし
    て開封表示を指定することを特徴とする電子メールシス
    テム。
  45. 【請求項45】 請求項43記載の電子メールシステム
    において、 前記アクション指定情報は、前記受信メールの処理とし
    て音声出力を指定することを特徴とする電子メールシス
    テム。
  46. 【請求項46】 請求項43記載の電子メールシステム
    において、 前記アクション指定情報は、前記受信メールの処理とし
    て特定の転送先への転送を指定することを特徴とする電
    子メールシステム。
  47. 【請求項47】 請求項43記載の電子メールシステム
    において、 前記アクション指定情報は、前記受信メールの処理とし
    てインターネット上の特定リソースへのアクセスを指定
    することを特徴とする電子メールシステム。
  48. 【請求項48】 請求項31記載の電子メールシステム
    において、 前記処理開始条件は、インスタントメッセージサービス
    に参加する、前記受信側電子メール通信装置を含む複数
    の電子メール通信装置のうち特定の電子メール通信装置
    のプレゼンスが変化したときに受信メールの処理を開始
    させるインスタントメッセージサービス指定情報を含
    み、 前記受信側電子メール通信装置の監視手段は、前記イン
    スタントメッセージサービスに参加する予め登録された
    電子メール通信装置の状況を監視し、 前記受信側電子メール通信装置の制御手段は、前記受信
    した電子メールに付加された処理開始条件中のインスタ
    ントメッセージサービス指定情報で指定された特定の電
    子メール通信装置のプレゼンスが変化したとき、この処
    理開始条件が付加された電子メールを処理することを特
    徴とする電子メールシステム。
  49. 【請求項49】 請求項31記載の電子メールシステム
    において、 前記処理開始条件は、インスタントメッセージサービス
    に参加する、前記受信側電子メール通信装置を含む複数
    の電子メール通信装置のうち少なくとも1つの電子メー
    ル通信装置のプレゼンスが変化したときに受信メールの
    処理を開始させるインスタントメッセージサービス指定
    情報を含み、 前記受信側電子メール通信装置の監視手段は、前記イン
    スタントメッセージサービスに参加する予め登録された
    電子メール通信装置の状況を監視し、 前記受信側電子メール通信装置の制御手段は、前記イン
    スタントメッセージサービス指定情報を含む処理開始条
    件が付加された電子メールを受信した後に前記複数の電
    子メール通信装置のうち少なくとも1つの電子メール通
    信装置のプレゼンスが変化したとき、この処理開始条件
    が付加された電子メールを処理することを特徴とする電
    子メールシステム。
  50. 【請求項50】 請求項31記載の電子メールシステム
    において、 前記処理開始条件は、1又は複数の特定の端末装置と前
    記受信側電子メール通信装置との距離が所定値より大ま
    たは小のときに受信メールの処理を開始させる距離指定
    情報を含み、 前記受信側電子メール通信装置の監視手段は、1又は複
    数の前記特定の端末装置と前記受信側電子メール通信装
    置との距離を監視し、 前記受信側電子メール通信装置の制御手段は、1又は複
    数の前記特定の端末装置と前記受信側電子メール通信装
    置との距離が前記受信した電子メールに付加された処理
    開始条件中の距離指定情報で指定された大小関係を満た
    すとき、この処理開始条件が付加された電子メールを処
    理することを特徴とする電子メールシステム。
  51. 【請求項51】 請求項31記載の電子メールシステム
    において、 前記処理開始条件は、この処理開始条件が付加された電
    子メールの受信後に他の電子メールがメールサーバに届
    いていないときに受信メールの処理を開始させる未達指
    定情報を含み、 前記受信側電子メール通信装置の監視手段は、前記受信
    側電子メール通信装置が前記メールサーバにアクセスし
    たときに前記メールサーバに前記受信側電子メール通信
    装置宛の電子メールが届いているか否かを監視し、 前記受信側電子メール通信装置の制御手段は、前記未達
    指定情報を含む処理開始条件が付加された電子メールを
    受信した後に前記メールサーバにアクセスしたときに前
    記受信側電子メール通信装置宛の電子メールが届いてい
    ない場合、この処理開始条件が付加された電子メールを
    処理することを特徴とする電子メールシステム。
  52. 【請求項52】 請求項31又は32記載の電子メール
    システムにおいて、 前記送信側電子メール通信装置の設定手段は、前記処理
    開始条件と共に、前記受信メールの処理回数を指定する
    処理回数指定情報を設定し、 前記送信側電子メール通信装置の送信手段は、前記処理
    開始条件と共に前記処理回数指定情報を電子メールに付
    加して前記送信側電子メール通信装置から前記受信側電
    子メール通信装置へ送信し、 前記受信側電子メール通信装置の制御手段は、前記処理
    開始条件と前記処理回数指定情報とが付加された電子メ
    ールを処理する際に、この電子メールの処理回数の履歴
    が前記処理回数指定情報で指定された回数以内であれば
    処理を行うことを特徴とする電子メールシステム。
  53. 【請求項53】 請求項52記載の電子メールシステム
    において、 前記処理回数指定情報を前記受信側電子メール通信装置
    で設定可能であることを特徴とする電子メールシステ
    ム。
  54. 【請求項54】 請求項31又は32記載の電子メール
    システムにおいて、 前記送信側電子メール通信装置の設定手段は、前記処理
    開始条件と共に、前記受信メールを自動的に更新するか
    否かを指定する自動更新指定情報を設定し、 前記送信側電子メール通信装置の送信手段は、前記処理
    開始条件と共に前記自動更新指定情報を電子メールに付
    加して前記送信側電子メール通信装置から前記受信側電
    子メール通信装置へ送信し、 前記受信側電子メール通信装置は、前記自動更新指定情
    報が付加された電子メールを過去に受信し、かつ前記自
    動更新指定が付加された電子メールを新たに受信した場
    合、過去に受信した電子メールを無効にして新たに受信
    した電子メールに更新するか否かを前記自動更新指定情
    報に従って決定する更新手段を有することを特徴とする
    電子メールシステム。
  55. 【請求項55】 請求項54記載の電子メールシステム
    において、 前記自動更新指定情報を前記受信側電子メール通信装置
    で設定可能であることを特徴とする電子メールシステ
    ム。
  56. 【請求項56】 請求項54記載の電子メールシステム
    において、 前記自動更新指定情報を前記受信側電子メール通信装置
    で設定可能にするか否かを、前記送信側電子メール通信
    装置で前記自動更新指定情報を設定する際に選択可能で
    あることを特徴とする電子メールシステム。
  57. 【請求項57】 請求項31又は32記載の電子メール
    システムにおいて、 前記送信側電子メール通信装置の設定手段は、前記処理
    開始条件と共に、前記受信メールの有効期限を指定する
    有効期限指定情報を設定し、 前記送信側電子メール通信装置の送信手段は、前記処理
    開始条件と共に前記有効期限指定情報を電子メールに付
    加して前記送信側電子メール通信装置から前記受信側電
    子メール通信装置へ送信し、 前記受信側電子メール通信装置の制御手段は、前記処理
    開始条件と前記有効期限指定情報とが付加された電子メ
    ールを処理する際に、前記有効期限指定情報で指定され
    た有効期限内であれば処理を行うことを特徴とする電子
    メールシステム。
  58. 【請求項58】 請求項57記載の電子メールシステム
    において、 前記有効期限指定情報を前記受信側電子メール通信装置
    で設定可能であることを特徴とする電子メールシステ
    ム。
  59. 【請求項59】 請求項31記載の電子メールシステム
    において、 前記処理開始条件は、前記受信側電子メール通信装置と
    1又は複数の特定の端末装置とが所望の位置に到着した
    ときに受信メールの処理を開始させる位置指定情報を含
    み、 前記受信側電子メール通信装置の監視手段は、前記受信
    側電子メール通信装置と1又は複数の前記特定の端末装
    置の位置を監視し、 前記受信側電子メール通信装置の制御手段は、前記受信
    側電子メール通信装置および1又は複数の前記特定の端
    末装置の位置と、前記受信した電子メールに付加された
    処理開始条件中の位置指定情報で指定された位置とが一
    致したとき、この処理開始条件が付加された電子メール
    を処理することを特徴とする電子メールシステム。
  60. 【請求項60】 請求項31記載の電子メールシステム
    において、 前記処理開始条件は、1又は複数の特定の端末装置が所
    望の位置に到着したときに受信メールの処理を開始させ
    る位置指定情報を含み、 前記受信側電子メール通信装置の監視手段は、1又は複
    数の前記特定の端末装置の位置を監視し、 前記受信側電子メール通信装置の制御手段は、前記受信
    した電子メールに付加された処理開始条件中の位置指定
    情報で指定された位置と1又は複数の前記特定の端末装
    置の位置とが一致したとき、この処理開始条件が付加さ
    れた電子メールを処理することを特徴とする電子メール
    システム。
  61. 【請求項61】 送信側電子メール通信装置から送られ
    た電子メールを受信する受信手段と、 自装置の状況あるいは他の特定の端末装置の状況を監視
    する監視手段と、 前記受信した電子メールにこの電子メールの処理を開始
    する条件を示す処理開始条件が付加されている場合、自
    装置の状況あるいは前記特定の端末装置の状況と前記処
    理開始条件とが一致したときに、この処理開始条件が付
    加された電子メールを処理する制御手段とを有すること
    を特徴とする電子メール通信装置。
  62. 【請求項62】 送信側電子メール通信装置から送られ
    た電子メールを受信する受信手段と、 自装置の状況あるいは他の特定の端末装置の状況と現在
    の日時とを監視する監視手段と、 前記受信した電子メールにこの電子メールの処理を開始
    する条件を示す処理開始条件が付加されている場合、自
    装置の状況あるいは前記特定の端末装置の状況と前記処
    理開始条件とが一致し、かつこの処理開始条件に含まれ
    る日時指定情報の日時と現在の日時とが一致したとき
    に、この処理開始条件が付加された電子メールを処理す
    る制御手段とを有することを特徴とする電子メール通信
    装置。
  63. 【請求項63】 請求項61又は62記載の電子メール
    通信装置において、 前記制御手段は、前記処理開始条件が付加された電子メ
    ールを処理する際に、前記処理開始条件と共に電子メー
    ルに付加されたアクション指定情報で指定された処理を
    行うことを特徴とする電子メール通信装置。
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