JP4500060B2 - スレッド及びその製造方法、シート - Google Patents

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本発明は、有価証券や紙幣等に貼付されたり漉き込まれたりし、これらの真贋判定に用いられるスレッド及びその製造方法、シートに関する。
従来より、プリペイドカードや各種入場券、商品券や株券等の有価証券においては、広く流通しており比較的容易に換金可能である等の理由から、偽造犯罪が頻発している。特に、近年ではカラーコピー機等の複写機の性能向上と普及に伴い、簡単には真正品と見分けられない偽造品が比較的容易に製造可能になってきており、偽造に対する対策が求められている。また、上述したような有価証券に限らず、紙幣においても偽造に対する対策が求められている。
このような偽造に対する対策の1つとして、スレッドと呼ばれる部材を有価証券や紙幣に貼付したり漉き込んだりし、それにより、有価証券や紙幣の偽造防止を図る技術が考えられている。この技術においては、プラスチックフィルムや薄葉紙等が数mm程度の細幅に断裁されてなるスレッドを、有価証券や紙幣の表面から露出しないように、あるいは一部が表面から露出するように有価証券や紙幣の紙層に漉き込んでおき、このスレッドの有無によって、有価証券や紙幣の真贋判定が行われることになる。
さらに、近年においては、ICチップが搭載されたスレッドを用いて有価証券や紙幣の真贋判定を行う技術が考えられている。この技術においては、数mm程度の細幅に断裁されたフィルムの片面にICチップが接着されてなるスレッドを有価証券や紙幣の紙層に漉き込んでおき、有価証券や紙幣の使用時に、ICチップに書き込まれた情報を読み出すことによって、有価証券や紙幣の真贋判定を行うことになる(例えば、特許文献1参照。)。
特開2002−319006号公報
しかしながら、上述したようなスレッドにおいては、数mm程度の細幅に断裁されたフィルムの片面にICチップが接着されている構成であるため、ICチップが接着された部分においては、少なくともICチップの厚さとフィルムの厚さとを加えた厚さを有しており、それよりも薄くすることができず、スレッド全体としてさらなる薄型化を図ることができないという問題点がある。また、ICチップが搭載された領域が他の領域に対して突出することになり、それにより、スレッド表面の平坦性が損なわれるとともに、ICチップが破損しやすいという問題点がある。
本発明は、上述したような従来の技術が有する問題点に鑑みてなされたものであって、薄型化を図ることができ、また、スレッド表面の平坦性を確保することができるスレッド及びその製造方法、シートを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、
帯状の第1のシート基材に、非接触状態で少なくとも情報の読み出しが可能なICチップが接着されてなるスレッドであって、
前記第1のシート基材は、前記ICチップが入り込むような第1の貫通穴が形成され、
該第1のシート基材に、前記ICチップが入り込むような第2の貫通穴が形成された第2のシート基材が、前記第2の貫通穴が前記第1の貫通穴と重なるように積層され、前記第1のシート基材上に塗布された接着剤によって当該第2のシート基材が前記第1のシート基材と接着され、
前記第1のシート基材の厚さと前記第2のシート基材の厚さとを加えた値が前記ICチップの厚さ以下であり、
前記ICチップは、前記接着剤が前記第1及び第2の貫通穴に入り込むことにより、前記第1及び第2の貫通穴にて前記接着剤によって覆われた状態で前記第1のシート基材及び前記第2のシート基材に接着されている。
また、前記第1のシート基材の厚さと前記第2のシート基材の厚さとを加えた値が前記ICチップの厚さと等しいことを特徴とする。
また、前記スレッドの製造方法であって、
前記第1の貫通穴に前記ICチップを入り込ませる工程と、
前記第1の貫通穴に前記ICチップが入り込んだ前記第1のシート基材全面に接着剤を塗布する工程と、
前記接着剤が塗布された前記第1のシート基材上に、前記第2の貫通穴が前記第1の貫通穴と重なるように前記第2のシート基材を積層し、前記接着剤を溶融させることによって前記第1のシート基材と前記第2のシート基材とを接着するとともに、前記溶融した接着剤を前記第1及び第2の貫通穴に入り込ませることにより、前記ICチップを前記第1及び第2のシート基材に接着する工程とを有する。
上記のように構成された本発明においては、第1のシート基材に形成された第1の貫通穴と、第1のシート基材と接着された第2のシート基材に形成された第2の貫通穴にICチップが入り込んで、固定手段によって第1のシート基材及び第2のシート基材に固定されているので、ICチップが設けられた領域には、ICチップと固定手段のみが存在することになり、それにより、ICチップが設けられた領域の厚さが薄くなる。さらに、第1のシート基材及び第2のシート基材の厚さが、第1のシート基材の厚さと第2のシート基材の厚さとを加えた値がICチップの厚さ以下となるように構成されているので、ICチップが設けられた領域よりも厚い領域が存在せず、スレッド全体の厚さが薄くなる。
また、第1のシート基材及び第2のシート基材の厚さを、第1のシート基材の厚さと第2のシート基材の厚さとを加えた値がICチップの厚さと等しくなるようにすれば、スレッド全体の厚さが均一となり、平坦性が確保される。
以上説明したように本発明においては、帯状の第1のシート基材に、非接触状態で少なくとも情報の読み出しが可能なICチップが接着されてなるスレッドにおいて、第1のシート基材に、ICチップが入り込むような第1の貫通穴が形成され、さらに、第1のシート基材に、ICチップが入り込むような第2の貫通穴が形成された第2のシート基材が、第2の貫通穴が第1の貫通穴と重なるように積層されて接着され、ICチップが第1の貫通穴と第2の貫通穴に入り込んで固定手段によって固定されているため、ICチップが設けられた領域には、ICチップと固定手段のみが存在することになり、それにより、ICチップが設けられた領域の厚さを薄くすることができ、さらに、第1のシート基材の厚さと前記第2のシート基材の厚さとを加えた値をICチップの厚さ以下とすることにより、ICチップが設けられた領域よりも厚い領域が存在せず、スレッド全体の薄型化を図ることができる。
また、第1のシート基材の厚さと第2のシート基材の厚さとを加えた値がICチップの厚さと等しくなるように構成したものにおいては、スレッド全体の厚さが均一となり、平坦性を確保することができる。
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明のスレッドの実施の一形態を示す図であり、(a)は上面図、(b)は(a)に示したA−A’断面図である。
本形態は図1に示すように、帯状のPETからなり、第1の貫通穴22が形成された第1のシート基材である樹脂層20と、第2の貫通穴51が形成された第2のシート基材である紙層50とが接着剤であるホットメルトからなる固定手段であるホットメルト層30によって互いに接着され、この貫通穴22,51にICチップ10が入り込んでホットメルト層30によって樹脂層20及び紙層50と接着されて構成されている。なお、樹脂層20及び紙層50の厚さは、樹脂層20の厚さと紙層50の厚さとを加えた値がICチップ10の厚さ以下となるものである。また、ICチップ10においては、非接触状態にて情報の書き込み及び読み出しが可能なものであって、外部に設けられた情報書込/読出装置に近接させることにより、ICチップ10に書き込まれた情報が読み出されたり、ICチップ10に情報が書き込まれたりする。
上記のように構成されたスレッドにおいては、例えば、一方の面に接着剤(不図示)が塗布され、有価証券や紙幣等に貼付されて利用される。そのため、スレッドの一方の面を紙層50や不織布からなる層とし、この面を有価証券や紙幣等に貼付する面とすれば、スレッドと有価証券や紙幣等との接着性を向上させることができる。一方、紙層50が積層される第1のシート基材を、上述したようにPET等の材料からなる樹脂層20とすることにより、スレッドの機械的強度を向上させることができる。なお、積層される第1及び第2のシート基材としては、樹脂層20や紙層50に限定することにより上述したような効果を奏するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
スレッドが貼付された有価証券や紙幣等を、上述した情報書込/読出装置に近接させると、例えば、ICチップ10に書き込まれた情報が読み出され、読み出された情報に基づいて、有価証券や紙幣等の真贋判定が行われることになる。なお、ICチップ10においては、上述したようにICチップ10に書き込まれた情報のみによって真贋判定が行われる場合、ICチップ10に書き込まれた情報が非接触状態にて読み出される構成であればよく、非接触状態にて情報が書き込まれる構成を有する必要はない。
また、図1に示したようなスレッドを有価証券や紙幣等に貼付するのではなく、有価証券や紙幣の紙層内にスレッドを漉き込んで使用することも考えられる。その場合、例えば、多槽式円網抄紙機を用いて少なくとも2層の紙層から製造される抄紙を有価証券や紙幣等として使用し、有価証券や紙幣等の製造時に紙層間にスレッドを漉き込んでおく。このようにスレッドが漉き込まれた有価証券や紙幣等においても、上述したものと同様にして利用される。また、複数の紙が積層されてなる有価証券や紙幣等においても、積層される紙の間にスレッドを挟み込んで使用することも考えられる。
また、有価証券や紙幣等に凹部を形成しておき、図1に示したようなスレッドをこの凹部に嵌め込むことも考えられる。このようにスレッドが嵌め込まれた有価証券や紙幣等においても、上述したものと同様にして利用される。
なお、図1に示したようなスレッドは、上述したように有価証券や紙幣等に限らず、シート状のものに対して、上述したように貼付されたり、漉き込まれたり、挟み込まれたり、あるいは嵌め込まれたりすることにより、シートに組み込まれて使用される。
以下に、上述したスレッドの製造方法について説明する。
図2は、図1に示したスレッドの製造方法を説明するための図である。
まず、断裁されることにより樹脂層20となり、ICチップ10が入り込むような大きさの貫通穴22が形成された樹脂シート21を固定台40上に搭載し(図2(a))、さらに、貫通穴22にICチップ10を入り込ませて固定台40上に搭載する(図2(b))。
次に、貫通穴22にICチップ10が入り込んだ樹脂シート21の全面にホットメルトを塗布することにより、樹脂シート21及びICチップ10上にホットメルト層30を積層する(図2(c))。
次に、ホットメルト層30が積層された樹脂シート21上に、ICチップ10が入り込むような大きさの貫通穴51が形成された紙層50を積層し、加熱、加圧することによりホットメルト層30によって紙層50と樹脂シート21とを接着する(図2(d))。なお、この際、紙層50に形成された貫通穴51が樹脂シート21に形成された貫通穴22と重なるように紙層50を樹脂シート21上に積層し、それにより、ICチップ10を貫通穴51から露出させる。また、紙層50及び樹脂シート21を加熱、加圧した場合にホットメルト層30を構成するホットメルトが溶融することになるが、溶融したホットメルトは貫通穴22,51内に入り込み、このホットメルトが硬化することにより、ICチップ10が樹脂シート21及び紙層50と接着されることになる。
図3は、図1に示したスレッドの製造工程において、樹脂シート21上に紙層50が積層、接着された状態を示す図である。
樹脂シート21には、マトリックス状に貫通穴22が形成されており、その上に紙層50が積層される。すると、図3に示すように、樹脂シート21の貫通穴22に入り込んだICチップ10が、紙層50に形成された貫通穴51から露出するようになる。
その後、紙層50が積層され、ICチップ10が接着された樹脂シート21を帯状に断裁し、スレッドロールを完成させる。
図4は、図1に示したスレッドの製造工程において、紙層50が積層され、ICチップ10が接着された樹脂シート21が帯状に断裁された状態を示す図である。
図4に示すように、紙層50が積層され、ICチップ10が接着された樹脂シート21が帯状に断裁されると、樹脂シート21及び紙層50にICチップ10が直線状に羅列されて接着されたスレッドロールが形成され、このスレッドロールは巻き取り処理され、その後、有価証券や紙幣等に貼付される際に、貼付される単位毎に(例えば、ICチップ10が1つずつ含まれるように)断裁され、図1に示したようなスレッドが形成されることになる。
上述した一連の工程によって製造されたスレッドにおいては、ICチップ10が、樹脂層20及び紙層50に形成された貫通穴22,51に入り込んでこれらと接着されているため、ICチップ10が設けられた領域には、ICチップ10とICチップ10を樹脂層20及び紙層50と接着するためのホットメルト層30のみが存在することになり、それにより、ICチップ10が設けられた領域の厚さを薄くすることができる。さらに、樹脂層20及び紙層50の厚さが、樹脂層20の厚さと紙層50の厚さとを加えた値がICチップ10の厚さ以下となるように構成されているため、ICチップ10が設けられた領域よりも厚い領域が存在せず、スレッド全体の厚さを薄くすることができる。また、樹脂層20及び紙層50の厚さを、樹脂層20の厚さと紙層50の厚さとを加えた値がICチップ10の厚さと等しくなるようにすれば、スレッド全体の厚さが均一となり、平坦性を確保することができる。
なお、本形態においては、樹脂層20としてPETからなるものを用いたが、本発明はこれに限らず、例えば、PET−GやPVCからなるもの等が考えられる。また、紙層50の代わりにPETやPET−GあるいはPVCからなる樹脂層を用いることも考えられる。樹脂層20としてPET−GやPVCからなるものを用い、かつ、紙層50の代わりにPET−GやPVCからなる樹脂層を用いた場合、これらは加熱することにより互いに接着されることになるため、樹脂シート21のうち貫通穴22が形成された領域のみにホットメルト層30を積層しておけばよい。
また、図1に示したスレッドの製造方法においては、上述したように、断裁されることにより樹脂層20となる樹脂シート21を、樹脂シート21上に紙層50を積層するとともに、ICチップ10を貫通穴22内にて接着した後、断裁することによりスレッドを製造することに限らず、実質的に、帯状の樹脂層20上に貫通穴22を形成しておき、この貫通穴22にICチップ10入り込ませ、その上にホットメルト層30及び紙層50を積層し、その後、ホットメルト層30によって樹脂層20と紙層50とを接着するとともにICチップ10を樹脂層20及び紙層50と接着するものであればよい。
また、樹脂層20及び紙層50とICチップ10とを接着するためのものとしては、ホットメルト層30に限らず、例えば、紫外線硬化型の接着剤からなる層を用いることも考えられる。その場合、樹脂シート21上に紙層50が積層された際、ICチップ10の回路面とは反対側の面から紫外線を照射し、それにより、紫外線硬化型の接着剤を溶融させ、その後、接着剤が硬化することにより樹脂シート21及び紙層50とICチップ10とを接着することになる。また、樹脂層20と紙層50とを互いに接着するものとしてホットメルト層30の代わりに紫外線硬化型の接着剤からなる層を用いた場合は、樹脂シート21と紙層50とを接着する際に、樹脂シート21の表面から紫外線を照射し、それにより、紫外線硬化型の接着剤を溶融させ、その後、接着剤が硬化することにより樹脂シート21と紙層50とを接着することになる。なお、これらの場合においては、樹脂シート21を、紫外線を透過するような材質のものとする必要がある。
また、本形態においては、第1のシート基材として樹脂層20を用いることにより、他の紙層に漉き込む場合や、接着させる場合に、搬送中のシートのねじれや破断を防止でき、また、第2のシート基材として紙層50を用いることにより、他の紙層に漉き込んだ場合や、接着させた場合に、フィルム等と比較して接着性が向上し剥がれにくくなる。従って、積層される2つのシート基材のうち、一方を樹脂、他方を紙からなるものを用いることにより、シートのねじれや破断を防止できると共に、接着性が向上し剥がれにくくなるという効果を奏する。このように、積層構造は、本形態に限定されることなく、第1のシート基材である樹脂層20と第2のシート基材である紙層50とを逆に配置しても同様の効果を生ずることはいうまでもない。さらには、接着性の向上のみが必要な場合には、積層される2つのシート基材を紙からなるものとすることも考えられ、機械的強度を向上するために、積層される2つのシート基材を樹脂からなるものとすることも考えられる。
本発明のスレッドの実施の一形態を示す図であり、(a)は上面図、(b)は(a)に示したA−A’断面図である。 図1に示したスレッドの製造方法を説明するための図である。 図1に示したスレッドの製造工程において、樹脂シート上に紙層が積層、接着された状態を示す図である。 図1に示したスレッドの製造工程において、紙層が積層され、ICチップが接着された樹脂シートが帯状に断裁された状態を示す図である。
符号の説明
10 ICチップ
20 樹脂層
21 樹脂シート
22,51 貫通穴
30 ホットメルト層
40 固定台
50 紙層

Claims (4)

  1. 帯状の第1のシート基材に、非接触状態で少なくとも情報の読み出しが可能なICチップが接着されてなるスレッドであって、
    前記第1のシート基材は、前記ICチップが入り込むような第1の貫通穴が形成され、
    該第1のシート基材に、前記ICチップが入り込むような第2の貫通穴が形成された第2のシート基材が、前記第2の貫通穴が前記第1の貫通穴と重なるように積層され、前記第1のシート基材上に塗布された接着剤によって当該第2のシート基材が前記第1のシート基材と接着され、
    前記第1のシート基材の厚さと前記第2のシート基材の厚さとを加えた値が前記ICチップの厚さ以下であり、
    前記ICチップは、前記接着剤が前記第1及び第2の貫通穴に入り込むことにより、前記第1及び第2の貫通穴にて前記接着剤によって覆われた状態で前記第1のシート基材及び前記第2のシート基材に接着されているスレッド。
  2. 請求項1に記載のスレッドにおいて、
    前記第1のシート基材の厚さと前記第2のシート基材の厚さとを加えた値が前記ICチップの厚さと等しいことを特徴とするスレッド。
  3. 請求項1または請求項2に記載のスレッドの製造方法であって、
    前記第1の貫通穴に前記ICチップを入り込ませる工程と、
    前記第1の貫通穴に前記ICチップが入り込んだ前記第1のシート基材全面に接着剤を塗布する工程と、
    前記接着剤が塗布された前記第1のシート基材上に、前記第2の貫通穴が前記第1の貫通穴と重なるように前記第2のシート基材を積層し、前記接着剤を溶融させることによって前記第1のシート基材と前記第2のシート基材とを接着するとともに、前記溶融した接着剤を前記第1及び第2の貫通穴に入り込ませることにより、前記ICチップを前記第1及び第2のシート基材に接着する工程とを有するスレッドの製造方法。
  4. 請求項1または請求項2に記載のスレッドが組み込まれたシート。
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