JP4497121B2 - コイルの端子相当部潰し装置及びコイルの端子相当部潰し方法 - Google Patents

コイルの端子相当部潰し装置及びコイルの端子相当部潰し方法 Download PDF

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Description

本発明はコイルの端子相当部潰し装置及びコイルの端子相当部潰し方法に関し、特にコイルを構成する導線の一端又は他端がユーザ端子となるコイルの端子相当部潰し装置及びコイルの端子相当部潰し方法に関する。
従来より、平角導線の一端部と他端部とが端子相当部をなし一端部と他端部との間の部分がコイル部をなすコイルが知られており、この構成のコイルでは、端子相当部はユーザ端子として用いられる場合がある。このようなコイルの端子相当部は、平角導線の厚さ方向に潰されて広げられ所定の厚さ及び幅とされる。
特開2004−241678号公報(特許文献1)には、この構成のコイルの端子相当部を潰すことについて記載されている。平角導線は、平角導線の厚さ方向に軸心が指向するように螺旋状に巻回され当該巻回された部分がコイル部とされ、平角導線の一端部及び他端部は端子相当部となる。端子相当部は機械プレス等により潰される。
特開2004−241678号公報
しかし、実際に端子相当部を機械プレス等により潰そうとしても、コイル部直前の位置に至るまで端子相当部を充分に潰すことは困難である。具体的には、端子相当部において、コイル部から所定の距離だけ平角導線の一端、他端寄りの位置から当該一端、他端にかけての部分を潰すことはできても、端子相当部のコイル部寄りの部分、即ち、コイル部から所定の距離だけ平角導線の一端、他端寄りの当該位置から、コイル部にかけての部分を潰すことは困難であった。
そこで、本発明は、端子相当部を充分に潰すことができるコイルの端子相当部潰し装置及びコイルの端子相当部潰し方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は潰し台と、潰しローラと、ローラ支持手段と、軌道切換え手段とを備え、該端子相当部は、その延出方向が該潰しローラの軸心と平行になるように該端子相当部載置面に載置され、該潰しローラは、該端子相当部載置面との間で該端子相当部を挟んだ状態で転動しながら該端子相当部を潰すコイルの端子相当部潰し装置を提供している。潰し台は、導線の一端部と他端部とが端子相当部をなし該一端部と該他端部との間の部分がコイル部をなすコイルの、少なくとも一方の該端子相当部を載置可能な円弧状の端子相当部載置面を有する。潰しローラは、該端子相当部載置面に周面が対向配置され、該端子相当部載置面の円弧に倣う方向に移動可能であり、該移動方向に直交する軸心を中心に回転可能である。ローラ支持手段は、該潰しローラの該移動を第1軌道上と該第1軌道よりも該端子相当部載置面から離間した第2軌道上とで行うことが可能である。軌道切換え手段は、該第1軌道上において該潰しローラが該移動中に、該潰しローラが該端子相当部に当接することにより該潰しローラが該端子相当部から受ける負荷によって、該潰しローラの該移動を該第1軌道上から該第2軌道上へと切換える。該第2軌道上で該潰しローラを転動させながら該端子相当部を潰す。
第1軌道上において潰しローラが移動中に、潰しローラが端子相当部に当接することにより潰しローラが端子相当部から受ける負荷によって、潰しローラの移動を第1軌道上から第2軌道上へと切換える軌道切換え手段とを有しているため、第1軌道よりも端子相当部載置面から離間した第2軌道上で潰しローラを転動させながら端子相当部を潰すことができる。このため、端子相当部を潰しローラの移動方向から押圧せずに、潰しローラから端子相当部載置面へ向かう方向へ押圧して潰すことができる。このことにより、端子相当部が潰しローラに押されて潰しローラの移動方向へ潰しローラと一緒に移動してしまうことを防止することができる。従って、潰しローラによって端子相当部を潰しているときに、端子相当部が潰しローラの移動方向下流側へ曲がってしまうことを防止することができる。
また、端子相当部は、その延出方向がローラの軸心と平行になるように端子相当部載置面に載置され、潰しローラは、端子相当部載置面との間で端子相当部を挟んだ状態で転動しながら端子相当部を潰すため、コイルの端子相当部をなす導線の一端部、他端部の幅方向に向かって当該端子相当部を潰すことができる。このため、端子相当部のコイル部と接続されている位置まで充分に端子相当部を潰すことができる。特にコイル部が略螺旋状に巻回されている場合に、螺旋状に巻回されている位置の直前まで端子相当部を充分に潰すことができる。
ここで、該潰し台を支持するフレームを有し、該ローラ支持手段は、該端子相当部載置面に倣って該フレームに回動可能に支持された第1アームと、該端子相当部載置面に略倣って該第1アームに回動可能に支持された第2アームとを有し、該潰しローラは該第2アームに回転可能に支承され、該軌道切換え手段は、該第1アームと該第2アームとの間に設けられ該第2アームを該端子相当部載置面の円弧に倣う方向の一の側へ相対的に付勢する付勢部材と、該第1アームに設けられ、該第2アームの方向へ突出し該付勢部材に抗して該第2アームが該第1アームの方向へ相対的に回動した後に該第2アームに当接可能な凸部を有するストッパとを有することが好ましい。
潰し台を支持するフレームを有し、ローラ支持手段は、端子相当部載置面に倣ってフレームに回動可能に支持された第1アームと、端子相当部載置面に略倣って第1アームに回動可能に支持された第2アームとを有し、潰しローラは第2アームに回転可能に支承され、軌道切換え手段は、第1アームと第2アームとの間に設けられ第2アームを端子相当部載置面の円弧に倣う方向の一の側へ相対的に付勢する付勢部材と、第1アームに設けられ、第2アームの方向へ突出し付勢部材に抗して第2アームが第1アームの方向へ相対的に回動した後に第2アームに当接可能な凸部を有するストッパとを有するため、潰しローラの移動を第1軌道上から第2軌道上へと切換えることができる。
また、該潰し台は一対設けられ、該一対の潰し台は該端子相当部載置面どうしが平行をなして配置され、該潰しローラは一対設けられ、該一対の潰しローラの回転軸は平行に配置され、該一対の潰しローラのそれぞれの該潰しローラは該一対の該端子相当部載置面のそれぞれに対向していることが好ましい。
潰し台は一対設けられ、一対の潰し台は端子相当部載置面どうしが平行をなして配置され、潰しローラは一対設けられ、一対の潰しローラの回転軸は平行に配置され、一対の潰しローラのそれぞれの潰しローラは一対の端子相当部載置面のそれぞれに対向しているため、コイルの一端及び他端をなす端子相当部を同時に潰すことができる。
また、該一対の潰し台の間には、該端子相当部を該端子相当部載置面にそれぞれ載置した状態で該コイル部を支持するコイル部保持部が設けられていることが好ましい。
一対の潰し台の間には、端子相当部を端子相当部載置面にそれぞれ載置した状態でコイル部を支持するコイル部保持部が設けられているため、コイル部を安定して支持することができ、このことにより端子相当部を安定して端子相当部載置面上に正確に位置出しして載置させて潰すことができる。このため、端子相当部を正確に潰すことができる。
また、該ストッパは、該凸部の突出量を調整可能なギャップ調整手段を有し、該凸部の突出量を調整することにより該第2軌道の位置を調整して、該第2軌道上を該移動する該潰しローラと該端子相当部載置面との間の距離を調整可能であることが好ましい。
ストッパは、凸部の突出量を調整可能なギャップ調整手段を有し、凸部の突出量を調整することにより第2軌道の位置を調整することができる。このため、第2軌道上を移動する潰しローラと端子相当部載置面との間の距離を調整することができる。このことにより、コイルの端子相当部の潰し量、即ち、潰しローラと端子相当部載置面とを結ぶ方向において潰される端子相当部の高さを調整することができ、端子相当部を任意の厚さに潰すことができる。
また、本発明は、端子相当部載置工程と、端子相当部潰し工程とを有するコイルの端子相当部潰し方法を提供している。端子相当部載置工程では、潰し台に設けられた円弧状の端子相当部載置面に、該導線の一端部及び他端部が端子相当部をなし該一端部と該他端部との間の部分がコイル部をなすコイルの該端子相当部を載置する。端子相当部潰し工程では、該端子相当部載置面に周面が対向配置され、該端子相当部載置面の円弧に倣う方向であって第1軌道上と該第1軌道よりも該端子相当部載置面から離間した第2軌道上とで移動可能であり、該移動方向に直交する軸心を中心に回転可能な潰しローラによって、該端子相当部載置面との間で該端子相当部を挟んだ状態で転動しながら該端子相当部をその延出方向と直交する方向に該端子相当部載置面上で潰す。更に、該端子相当部潰し工程では、該第1軌道上において該潰しローラが該移動中に、該潰しローラが該端子相当部に当接することにより該潰しローラが受ける負荷によって、該潰しローラの該移動を該第1軌道上から該第2軌道上へと切換えて、該第2軌道上で該潰しローラを転動させながら該端子相当部を潰す。
端子相当部潰し工程では、第1軌道上において潰しローラが移動中に、潰しローラが端子相当部に当接することにより潰しローラが受ける負荷によって、潰しローラの移動を第1軌道上から第2軌道上へと切換えるようにしたため、第2軌道上で潰しローラを転動させながら端子相当部を潰すことができる。このため、端子相当部を潰しローラの移動方向から押圧せずに、潰しローラから端子相当部載置面へ向かう方向へ押圧して潰すことができる。このことにより、端子相当部が潰しローラに押されて潰しローラの移動方向へ潰しローラと一緒に移動してしまうことを防止することができる。従って、潰しローラによって端子相当部を潰しているときに、端子相当部が潰しローラの移動方向下流側へ曲がってしまうことを防止することができる。
また、端子相当部は、その延出方向がローラの軸心と平行になるように端子相当部載置面に載置され、潰しローラは、端子相当部載置面との間で端子相当部を挟んだ状態で転動しながら端子相当部を潰すため、コイルの端子相当部をなす導線の一端部、他端部の幅方向に向かって当該端子相当部を潰すことができる。このため、端子相当部のコイル部と接続されている位置まで充分に端子相当部を潰すことができる。特にコイル部が略螺旋状に巻回されている場合に、螺旋状に巻回されている位置の直前まで端子相当部を充分に潰すことができる。
以上により、端子相当部を充分に潰すことができるコイルの端子相当部潰し装置及びコイルの端子相当部潰し方法を提供することができる。
本発明の実施の形態によるコイルの端子相当部潰し装置及びコイルの端子相当部潰し方法について図1乃至図13に基づき説明する。先ず、コイルの端子相当部潰し装置によって潰されるコイルについて図3乃至図5に基づき説明する。図3(a)〜図3(c)に示されるように、コイル2はいわゆる平角導線により構成されている。ここで、平角導線とは、図3(c)に示されるように、導線の延出方向に対して垂直な面で切った断面が長方形状をなす導線のことを言う。コイル2は、コイル部2Bと端子相当部2Aとを有するいわゆる空芯コイルである。端子相当部2Aは平角導線の一端部と他端部とにより構成されており、当該一端部と他端部との間の部分はコイル部2Bを構成する。
コイル2を構成する平角導線は絶縁被覆されており、平角導線の幅、即ち、図3(c)における左右方向の長さは1.85mm程度であり、厚さ、即ち、図3(c)における上下方向の長さは0.5mm程度である。端子相当部2Aにおいては、平角導線の厚さ方向の一端面と他端面とにおいて絶縁被覆が剥離されている。
端子相当部2Aは、後述するコイルの端子相当部潰し装置1によって、図4(a)〜図4(c)に示されるように、平角導線の厚さ方向へ潰されて厚さが0.15mm程度とされる。また、これと同時に平角導線の幅方向へ広げられる。そして、端子相当部2Aの形状が加工されて不要部分が切断されることにより、図5(a)〜図5(c)に示されるように、端子相当部2Aは所望の形状とされ、図示せぬ基板のランドパターンの幅に適合するように、図5(a)の上下方向における幅が3mm程度とされる。コイル部2Bは、いわゆるエッジワイズ巻により巻回されて、即ち、平角導線の厚さ方向に軸心が指向するように螺旋状に巻回されて構成されている。
次に、コイルの端子相当部潰し装置1について説明する。コイルの端子相当部潰し装置1は、図1に示されるように、フレーム10と、アーム20と、潰し台11と、コイル部保持部12とを備えている。
潰し台11は一対設けられ、図2に示されるように、それぞれ上端に円弧状の端子相当部載置面11Aを有している。端子相当部載置面11Aの曲率半径は53.5mm程度である。端子相当部載置面11A上であって図2に示される円弧の左右方向の略中央の位置には、コイル2の端子相当部2Aを載置可能である。一対の潰し台11、11は、所定の距離で離間して配置され、且つ端子相当部載置面11Aが互いに平行をなして配置されており、この状態でフレーム10に対して移動不能に固定されている。
図1の上下方向における一対の潰し台11、11の端子相当部載置面11A、11Aの位置は、図1に示される左側の端子相当部載置面11Aの方が右側の端子相当部載置面11Aよりも若干上方である。これは、図3(b)に示されるように、1つのコイル2の2つの端子相当部2Aは、コイル部2Bの軸方向、即ち、図3(b)の上下方向において位置が異なっているためである。一方の端子相当部2Aを一方の潰し台11の端子相当部載置面11Aに載置させ、他方の端子相当部2Aを他方の潰し台11の端子相当部載置面11Aに載置させたときに、コイル部2Bの軸心が図1の上下方向に指向した状態となり、図1に示されるように、端子相当部2Aの延出方向が端子相当部載置面11Aと平行をなすようにするためである。円弧形状をなす端子相当部載置面11Aの、当該円弧を含む仮想円の中心位置は、後述のアーム20の回転軸23の位置に一致する。
コイル部保持部12は、所定の距離で離間して配置された潰し台11の間に設けられ、フレーム10対して移動不能に固定されている。コイル部保持部12の上端面には、図1の下方へ窪んだ凹部12aが形成されている。凹部12aはコイル部2Bよりも若干大きな円柱形状をなしており、またコイル部保持部12の上端面には、凹部12aから図1の左右方向へ向けて貫通し図1の上方に向けて開口する図示せぬ貫通溝が形成されている。
凹部12aの上方には、図示せぬコイル部押さえ部材がフレーム10に対して図1の上下方向へ移動可能に設けられている。凹部12aにコイル部2Bがその軸心を図1の上下方向に指向させた状態で嵌合して、図示せぬコイル部押さえ部材がコイル部2Bを図1の上方からコイル部保持部12へ押し付けることによりコイル部2Bが安定して保持され、図示せぬ貫通溝に端子相当部2Aのコイル部近傍部分が嵌合して図1の左右方向へ指向して配置されることにより、コイル2の2つの端子相当部2A、2Aは、その延出方向が図1の左右方向へ指向した状態で、一対の潰し台11、11の端子相当部載置面11A、11Aにそれぞれ載置されるように構成されている。
アーム20は、図1、図2に示されるように、第1アーム21と第2アーム22とにより構成されている。第1アーム21は、図1に示されるように一対設けられており、図2に示されるようにそれぞれ基部21Aと、基部21Aの上部に固定されて設けられ略コの字形状をした第2アーム支持部21Bとを有している。略コの字形状をした第2アーム支持部21Bを、一対の側壁部21C、21Cと当該一対の側壁部21C、21Cの一端どうしを互いに連結する底部21Dとにより構成されていると考えた場合に、底部21Dの部分が基部21Aに固定され接続されている。また、図1に示されるように、一対の第1アーム21、21は、一対の側壁部21C、21C、21C、21Cの長手方向がそれぞれ互いに平行をなし、また、当該底部21D、21Dの長手方向が互いに平行をなす位置関係で、一対の潰し台11、11を間に挟んで対向配置されている。
基部21Aには、それぞれ図1に示されるように、貫通孔21a、21aがそれぞれ同軸的に形成されており、貫通孔21a、21aには円柱形状をした回転軸23がそれぞれ貫通している。回転軸23は、軸受24を介してフレーム10に回動可能に支承されている。この構成により、第1アーム21は、図2、図6〜図12に示されるように、端子相当部載置面11Aに倣って円弧を描くようにフレーム10に対して回転軸23を中心として回動可能に支承されている。
第1アーム21の略コの字形状をした第2アーム支持部21Bの一対の側壁部21C、21Cの一部であって、底部21Dと接続されている基端部に対する自由端部には、それぞれ図示せぬ雌ネジが螺刻された図示せぬ貫通孔が形成されている。図示せぬ貫通孔は、一対の側壁部21C、21Cを結ぶ方向へ指向して貫通しており、それぞれストッパネジ25、26がナット27、28を介して螺合している。
ストッパネジ25、26の先端は、それぞれ第2アーム支持部21Bの一対の側壁部21C、21Cと底部21Dとにより囲まれる略コの字空間内に突出しており、ストッパネジ25、26の頭は第2アーム支持部21Bの外方へ突出している。ストッパネジ25、26が螺進退することにより、略コの字空間内に突出するストッパネジ25、26の先端部分の突出量を調整できるように構成されている。
このため、後述のように、ストッパネジ25の先端部分に当接する第2アーム22の、第1アーム21に対する図2の左方向への回動角度の最大量を調整することができ、この結果、後述の第2軌道B(図6等)の位置を調整して、第2軌道B上を移動する潰しローラ37の端子相当部載置面11Aに対向する周面と端子相当部載置面11Aとの間のギャップを調整することができる。このことにより、コイル2の端子相当部2Aの潰し量、即ち、潰しローラ37と端子相当部載置面11Aとを結ぶ方向において潰される端子相当部2Aの高さを調整することができ、端子相当部2Aを任意の厚さに潰すことができる。ストッパネジ25はストッパに相当し、ストッパネジ25の先端部は凸部に相当する。また、ストッパネジ25、ナット27はギャップ調整手段に相当する。
ストッパネジ25の先端部分には、図2に示されるようにバネ29が環装されている。バネ29の一端は第2アーム支持部21Bの側壁部21Cに当接しており、他端は後述のように第2アーム22の側面に当接している。この構成により、バネ29は常時第2アーム22をストッパネジ25の先端部分から離間させる方向、即ち、図2の右方向へ付勢している。第2アーム支持部21Bの底部21Dであって一対の側壁部21C、21Cを結ぶ方向における略中央の位置には、後述の第2アーム22を支承する第2アーム支承軸30が設けられている。第2アーム支承軸30は、一対の第1アーム21を結ぶ方向、即ち、第1アーム21の回転軸23に平行となる方向へ指向しており、底部21Dに固定されている。第2アーム支承軸30の延出方向に垂直な面で見た場合の第2アーム支承軸30の位置は、図6〜図11に示されるように、第1アーム21の回転軸23と後述の潰しローラ37のローラ回転軸36とを結ぶ仮想直線よりも後述のアーム20の回動の往路における回動方向下流側であって端子相当部載置面11Aよりも上方である。
第2アーム22は、略四角柱状をなし平行に配置された2本の側腕部31と、2本の側腕部31、31の長手方向の一端を連結する略板状をした連結部22とを有している。連結部22の略中央位置には、2本の側腕部31、31及び連結部22から離間する方向、即ち、図1の上方向へ延出するハンドル33が設けられている。ハンドル33の一端は図示せぬ雄ネジが設けられており、図示せぬ雄ネジが連結部22の中央位置に形成された図示せぬ貫通孔の内周面の雌ネジに螺合し、更にナット34と螺合することにより連結部22に固定されている。ハンドル33には図示せぬ自動機が駆動連結されており、図示せぬ自動機が駆動することにより、後述するアーム20の回転軸23を中心として、図2の左右方向へアーム20が往復回動するように構成されている。
側腕部31の長手方向の他端部には貫通孔31aが形成されており、貫通孔31a内には第2アーム支承軸30が貫通している。第2アーム支承軸30と貫通孔31aを形成している側腕部31の他端部の内周面との間には軸受35が設けられており、側腕部31は第2アーム支承軸30に対して回動可能である。第2アーム22は、図6〜図12に示されるように、端子相当部載置面11Aに倣って略円弧を描くように第1アーム21に対して第2アーム支承軸30を中心として回動可能に支承されている。
また、側腕部31の長手方向の他端部であって、貫通孔31aよりも一端寄りの位置には、一対の側腕部31、31を結ぶ方向に貫通孔31bがそれぞれ形成されており、貫通孔31bにはローラ回転軸36がそれぞれ自由回転可能に支承されている。2つのローラ回転軸36は平行の位置関係をなしており、ローラ回転軸36の一端は、端子相当部載置面11Aに対向する位置に至るまで延出し、当該一端には潰しローラ37が設けられている。潰しローラ37は、ローラ回転軸36と同軸的に一体回転可能にローラ回転軸36に固定されており、その周面が端子相当部載置面11Aに対向配置されている。ローラ回転軸36は、当該移動方向に直交する方向に指向しており、コイル2の端子相当部2Aの延出方向と平行の位置関係をなす。以上の構成により、後述のようにコイル2の端子相当部2Aに潰しローラ37の周面が当接したときに潰しローラ37のローラ回転軸36を、第1アーム21の回転軸23を中心として回動する第1軌道A(図6等)上から、後述のように端子相当部載置面11A上の端子相当部2Aが載置されている部分の位置において第1軌道Aよりも端子相当部載置面11Aから離間しており第2アーム支承軸30を中心として回動する第2軌道B上へと切換えることができる。第1アーム21と第2アーム22とはローラ支持手段に相当する。また、バネ29とストッパネジ25とは軌道切換え手段に相当する。
コイルの端子相当部潰し方法では、先ず、端子相当部載置工程を行う。端子相当部載置工程では、コイル部保持部12の凹部12aにコイル部2Bを嵌合させるとともに、コイル部保持部12の図示せぬ貫通溝に端子相当部2Aのコイル部2B近傍部分を嵌合させる。そして、図示せぬコイル部押さえ部材によってコイル部2Bを図1の上方からコイル部保持部12へ押し付けることによりコイル部2Bを安定して保持する。
このことにより、コイル2の2つの端子相当部2A、2Aは、その延出方向が図1の左右方向へ指向した状態、即ち潰しローラ37のローラ回転軸36に平行に指向した状態で、一対の潰し台11、11の端子相当部載置面11A、11Aにそれぞれ載置される。このとき、コイル部2Bはコイル部保持部12によって安定して保持されているため、端子相当部2Aを安定して端子相当部載置面11A上に正確に位置出しして載置させることができ、この状態で後述のように端子相当部2Aを潰すことができる。このため、端子相当部2Aを正確に潰すことができる。以上が端子相当部載置工程である。
また、ストッパネジ25の先端部分の略コの字空間内への突出量を調整して、所望の厚さの端子相当部2Aに潰すことができるように、端子相当部載置面11Aに対向する潰しローラ37の周面と端子相当部載置面11Aとの間のギャップを所望の値に調整するギャップ調整工程を行う。
次に、端子相当部潰し工程を行う。端子相当部潰し工程では、図示せぬ自動機を駆動させることにより、アーム20を回転軸23を中心として、図2の左右方向へ略3往復程度回動させる。より詳細には、図6に示されるように、潰しローラ37がコイル2の端子相当部2Aに当接していない状態のときには、第2アーム22はストッパネジ26に当接した状態を維持したまま第1アーム21と第2アーム22とが一体で図6の左方向へ回動する。このとき、潰しローラ37は、図6〜図12に示される第1アーム21の回転軸23を中心として回動しており、また、潰しローラ37の周面が端子相当部載置面11Aに当接した状態で、潰しローラ37が端子相当部載置面11Aに倣って図の左方向へ移動することに伴い、潰しローラ37は回転している。このときの潰しローラ37のローラ回転軸36の移動は第1軌道A上において行われている。
次に、潰しローラ37の周面がコイル2の端子相当部2Aに当接すると、図7に示されるように、コイル2の端子相当部2Aに潰しローラ37が当接することにより潰しローラ37がコイル2の端子相当部2Aから受ける負荷により、バネ29の付勢力に抗して第2アーム22が第1アーム21に対して回動し始める。このことにより潰しローラ37のローラ回転軸36の位置は、第1軌道A上から第2軌道B上へと切換わり始める。その後、図8に示されるように、第2アーム22がストッパネジ25の先端部分に当接することにより、潰しローラ37のローラ回転軸36の、第1軌道A上から第2軌道B上へと切換えが終了する。
この第1軌道Aから第2軌道Bへの切換えを行っている間に潰しローラ37は、図12に示されるように、第1軌道A上にある潰しローラ37の位置から、第2軌道B上の潰しローラ37の位置へと移動する。より拡大すると、図13に示されるように、第1軌道A上にあるときの潰しローラ37の周面の移動軌跡は、端子相当部2Aの図13における右側面に図の右側から衝突するような第1軌跡Cを描いているが、この第1軌道Aから第2軌道Bへの切換えにより、潰しローラ37の周面の移動軌跡は、端子相当部2Aの図13における右側面と上面との接続部分を通る第2軌跡Dへと切換る。このことにより、端子相当部2Aを図13の右方向から左方向へと押しながら潰してゆくのではなく、端子相当部2Aを主として上方向から左下方へと押しながら潰すことができる。
そして、更に第2アーム22を図8の左方向へ回動させることにより、潰しローラ37は、端子相当部載置面11Aとの間で端子相当部2Aを挟んだ状態で、第2軌道B上において転動しながら端子相当部2Aをその延出方向と直交する方向に端子相当部載置面11A上で潰す。そして潰し終わり、端子相当部載置面11A上の端子相当部2Aの位置を通過すると、端子相当部2Aから相対的に受けていた負荷が無くなり、図9に示されるように、バネ29の付勢力によって第2アーム22は第1アーム21に対して相対的に図の右方向へ回動させられてストッパネジ26に当接し、潰しローラ37のローラ回転軸36は、瞬時にして第2軌道B上から第1軌道A上へと戻される。
次に、第1アーム21及び第2アーム22を、図10〜図11に示されるように、左側から右側へと回動させて、再び潰しローラ37と端子相当部載置面11Aとの間で端子相当部2Aを挟んだ状態で転動しながら端子相当部2Aを潰す。このとき潰しローラ37は端子相当部2Aから相対的に再び負荷を受けるが、第2アーム22はストッパネジ26の先端部分に当接し続け、潰しローラ37のローラ回転軸36は、端子相当部2Aを潰す前、潰している間、潰した後を通して第1軌道A上を移動し続ける。以上が端子相当部潰し工程において、図2の左右方向へ1往復回動させる工程である。これを略3往復行うことにより、潰しローラ37は、コイル2の一端及び他端をなす一対の端子相当部2A、2Aを、端子相当部2Aの延出方向と直交する方向に端子相当部載置面11A上で同時に潰して、端子相当部2Aを所望の厚さとする。
第1軌道A上において潰しローラ37が移動中に、潰しローラ37が端子相当部2Aに当接することにより潰しローラ37が端子相当部2Aから受ける負荷によって、潰しローラ37の移動を第1軌道A上から第2軌道B上へと切換えるようにしたため、第1軌道Aよりも端子相当部載置面11Aから離間した第2軌道B上で潰しローラ37を転動させながら端子相当部2Aを潰すことができる。
このため、端子相当部2Aを潰しローラ37の移動方向から押圧せずに、略潰しローラ37から端子相当部載置面11Aへ向かう方向へ押圧して潰すことができる。このことにより、端子相当部2Aが潰しローラ37に押されて潰しローラ37の移動方向へ潰しローラ37と一緒に移動してしまうことを防止することができる。従って、潰しローラ37によって端子相当部2Aを潰しているときに、端子相当部2Aが潰しローラ37の移動方向下流側へ曲がってしまうことを防止することができる。
また、端子相当部2Aは、端子相当部2Aの延出方向がローラ回転軸36と平行になるように端子相当部載置面11Aに載置され、潰しローラ37は、端子相当部載置面11Aとの間で端子相当部2Aを挟んだ状態で転動しながら端子相当部2Aを潰すため、コイル2の端子相当部2Aをなす平角導線の一端部、他端部の幅方向に向かって当該端子相当部2Aを潰すことができる。このため、端子相当部2Aのコイル部2Bと接続されている位置まで充分に端子相当部2Aを潰すことができる。特に上述のようにコイル部2Bが螺旋状に巻回されている場合に、螺旋状に巻回されている位置の直前まで端子相当部2Aを充分に潰すことができる。
また、潰し台11は一対設けられ、一対の潰し台11、11は端子相当部載置面11A、11Aどうしが平行をなして配置され、潰しローラ37、37は一対設けられ、一対の潰しローラ37、37のローラ回転軸36、36は平行に配置され、一対の潰しローラ37、37のそれぞれの潰しローラ37、37は一対の端子相当部載置面11A、11Aのそれぞれに対向しているため、コイル2の一端及び他端をなす端子相当部2Aを同時に潰すことができる。
本発明によるコイルの端子相当部潰し装置及びコイルの端子相当部潰し方法は、上述した実施の形態に限定されず、特許請求の範囲に記載した範囲で種々の変形や改良が可能である。例えば、コイル2の寸法等は本実施の形態の値に限定されない。
本発明のコイルの端子相当部潰し装置及びコイルの端子相当部潰し方法は、コイルを構成する導線の一端又は他端がユーザ端子となるコイルを製造する分野において特に有用である。
本発明の実施の形態によるコイルの端子相当部潰し装置を示す正面部分断面図。 本発明の実施の形態によるコイルの端子相当部潰し装置の側面概念図。 本発明の実施の形態によるコイルの端子相当部潰し装置によって潰されるコイルを示す図であり、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図。 本発明の実施の形態によるコイルの端子相当部潰し装置によって潰されたコイルを示す図であり、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図。 本発明の実施の形態によるコイルの端子相当部潰し装置によって潰された後に端子相当部が所定の形状に加工されたコイルを示す図であり、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図。 本発明の実施の形態によるコイルの端子相当部潰し方法の端子相当部潰し工程で、端子相当部を潰しローラで潰す前の状態を示す概念図。 本発明の実施の形態によるコイルの端子相当部潰し方法の端子相当部潰し工程を示す図であり、(a)は端子相当部に潰しローラが当接した状態を示す概念図、(b)は端子相当部と潰しローラの周面との当接状態を示す拡大概念図。 本発明の実施の形態によるコイルの端子相当部潰し方法の端子相当部潰し工程を示す図であり、(a)は端子相当部を潰しローラが潰している状態を示す概念図、(b)は端子相当部と潰しローラの周面とを示す拡大概念図。 本発明の実施の形態によるコイルの端子相当部潰し方法の端子相当部潰し工程を示す図であり、(a)は端子相当部を潰しローラが端子相当部を通過した状態を示す概念図、(b)は潰された端子相当部を示す拡大概念図。 本発明の実施の形態によるコイルの端子相当部潰し方法の端子相当部潰し工程で、アームが左側から右側へ回動して潰しローラが端子相当部を潰している状態を示す概念図。 本発明の実施の形態によるコイルの端子相当部潰し方法の端子相当部潰し工程を示す図であり、(a)は端子相当部を潰しローラが左側から右側へと移動して端子相当部を通過した状態を示す概念図、(b)は潰された端子相当部を示す拡大概念図。 本発明の実施の形態によるコイルの端子相当部潰し装置の端子相当部載置面と潰しローラが第1軌道上、第2軌道上にある場合の潰しローラの周面の位置との関係を示す概念図。 本発明の実施の形態によるコイルの端子相当部潰し装置の端子相当部載置面と端子相当部と潰しローラが第1軌道上、第2軌道上にある場合の潰しローラの周面の位置との関係を示す拡大概念図。
符号の説明
1 コイルの端子相当部潰し装置
2 コイル
2A 端子相当部
2B コイル部
10 フレーム
11 潰し台
11A 端子相当部載置面
12 コイル部保持部
20 アーム
21 第1アーム
22 第2アーム
23 回転軸
25 ストッパネジ
27 ナット
29 バネ
30 第2アーム支承軸
36 ローラ回転軸
37 潰しローラ

Claims (6)

  1. 導線の一端部と他端部とが端子相当部をなし該一端部と該他端部との間の部分がコイル部をなすコイルの、少なくとも一方の該端子相当部を載置可能な円弧状の端子相当部載置面を有する潰し台と、
    該端子相当部載置面に周面が対向配置され、該端子相当部載置面の円弧に倣う方向に移動可能であり、該移動方向に直交する軸心を中心に回転可能な潰しローラとを備え、
    該端子相当部は、その延出方向が該潰しローラの軸心と平行になるように該端子相当部載置面に載置され、該潰しローラは、該端子相当部載置面との間で該端子相当部を挟んだ状態で転動しながら該端子相当部を潰すコイルの端子相当部潰し装置であって、
    該潰しローラの該移動を第1軌道上と該第1軌道よりも該端子相当部載置面から離間した第2軌道上とで行うことが可能なローラ支持手段と、
    該第1軌道上において該潰しローラが該移動中に、該潰しローラが該端子相当部に当接することにより該潰しローラが該端子相当部から受ける負荷によって、該潰しローラの該移動を該第1軌道上から該第2軌道上へと切換える軌道切換え手段とを有し、該第2軌道上で該潰しローラを転動させながら該端子相当部を潰すことを特徴とするコイルの端子相当部潰し装置。
  2. 該潰し台を支持するフレームを有し、
    該ローラ支持手段は、該端子相当部載置面に倣って該フレームに回動可能に支持された第1アームと、該端子相当部載置面に略倣って該第1アームに回動可能に支持された第2アームとを有し、該潰しローラは該第2アームに回転可能に支承され、
    該軌道切換え手段は、該第1アームと該第2アームとの間に設けられ該第2アームを該端子相当部載置面の円弧に倣う方向の一の側へ相対的に付勢する付勢部材と、該第1アームに設けられ、該第2アームの方向へ突出し該付勢部材に抗して該第2アームが該第1アームの方向へ相対的に回動した後に該第2アームに当接可能な凸部を有するストッパとを有することを特徴とする請求項1記載のコイルの端子相当部潰し装置。
  3. 該潰し台は一対設けられ、該一対の潰し台は該端子相当部載置面どうしが平行をなして配置され、
    該潰しローラは一対設けられ、該一対の潰しローラの回転軸は平行に配置され、
    該一対の潰しローラのそれぞれの該潰しローラは該一対の該端子相当部載置面のそれぞれに対向していることを特徴とする請求項2記載のコイルの端子相当部潰し装置。
  4. 該一対の潰し台の間には、該端子相当部を該端子相当部載置面にそれぞれ載置した状態で該コイル部を支持するコイル部保持部が設けられていることを特徴とする請求項3記載のコイルの端子相当部潰し装置。
  5. 該ストッパは、該凸部の突出量を調整可能なギャップ調整手段を有し、該凸部の突出量を調整することにより該第2軌道の位置を調整して、該第2軌道上を該移動する該潰しローラと該端子相当部載置面との間の距離を調整可能であることを特徴とする請求項2乃至請求項4のいずれか一記載のコイルの端子相当部潰し装置。
  6. 潰し台に設けられた円弧状の端子相当部載置面に、該導線の一端部及び他端部が端子相当部をなし該一端部と該他端部との間の部分がコイル部をなすコイルの該端子相当部を載置する端子相当部載置工程と、
    該端子相当部載置面に周面が対向配置され、該端子相当部載置面の円弧に倣う方向であって第1軌道上と該第1軌道よりも該端子相当部載置面から離間した第2軌道上とで移動可能であり、該移動方向に直交する軸心を中心に回転可能な潰しローラによって、該端子相当部載置面との間で該端子相当部を挟んだ状態で転動しながら該端子相当部をその延出方向と直交する方向に該端子相当部載置面上で潰す端子相当部潰し工程とを有するコイルの端子相当部潰し方法であって、
    該端子相当部潰し工程では、該第1軌道上において該潰しローラが該移動中に、該潰しローラが該端子相当部に当接することにより該潰しローラが受ける負荷によって、該潰しローラの該移動を該第1軌道上から該第2軌道上へと切換えて、該第2軌道上で該潰しローラを転動させながら該端子相当部を潰すことを特徴とするコイルの端子相当部潰し方法。
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