JP2009005551A - モータヨークの製造方法及び筒状体の製造方法 - Google Patents
モータヨークの製造方法及び筒状体の製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2009005551A JP2009005551A JP2007166387A JP2007166387A JP2009005551A JP 2009005551 A JP2009005551 A JP 2009005551A JP 2007166387 A JP2007166387 A JP 2007166387A JP 2007166387 A JP2007166387 A JP 2007166387A JP 2009005551 A JP2009005551 A JP 2009005551A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- yoke
- manufacturing
- flange portion
- motor yoke
- flange
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Manufacture Of Motors, Generators (AREA)
Abstract
【課題】歩留まりを向上させると共に、取付部を確実に形成できるモータヨークの製造方法を提供する。
【解決手段】モータヨーク1となるヨーク中間体7xのフランジ部7bの回転位置を取付部5の形成位置に応じて位置調整を行い、材料の圧延方向により延出度合いの異なることで略四角形状に延出されるフランジ部7bの角部7cに取付部5を形成することとした。
【選択図】図5
【解決手段】モータヨーク1となるヨーク中間体7xのフランジ部7bの回転位置を取付部5の形成位置に応じて位置調整を行い、材料の圧延方向により延出度合いの異なることで略四角形状に延出されるフランジ部7bの角部7cに取付部5を形成することとした。
【選択図】図5
Description
本発明は、多段絞り加工を利用したモータヨーク及び筒状体の製造方法に関するものである。
従来、モータヨークは、内部にモータ構成部材を収容すべく例えば円筒状をなす筒状体で構成され、該モータヨークを他部材に取り付けるため、その開口部にフランジ状に突出する少なくとも両側一対の取付部が一体形成されているものがある(例えば、特許文献1参照)。こうしたモータヨークは、一般的に、金属製板状素材を多段絞り加工により筒状に成形されるとともに、取付部より一回り大きなフランジ部が予め形成される。そして、フランジ部からプレス加工等により不要部分が削除されて取付部が形成される。
特開2006−326671号公報
ところで、上述した様な円筒状のヨークを連続加工して製造する場合、先ず、金属製板状素材からプレス加工により円形状のヨーク形成板素材が打ち抜かれる。その後、円形状に打ち抜かれたヨーク形成板素材は絞り加工される。
しかしながら、金属製板状素材には圧延方向があり、多段絞り加工を行うことで形成されるフランジ部の形状が、絞り加工を進めていくうちに円形状から略四角形状となっていく。このとき、多段絞り加工を行うことで形成されるフランジ部の大きさには若干の差異があるため、略四角形状となったフランジ部の延出量の小さい辺中央部に取付部を形成することとなった場合、取付部よりもフランジ部の延出量が小さすぎて該取付部を正しく形成できない(例えば、取付部にねじ挿通用の孔を形成するような場合、その孔が外側に開放してしまう)ことがある。
従って、これらを考慮し、取付部を確実に形成するために、円形状に打ち抜かれたヨーク形成板素材の径を予め大きくし、フランジ部を拡大して対応するが、このことが、金属製板状素材を必要以上に使用し、歩留まりを低下させる要因となっていた。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、歩留まりを向上させると共に、取付部を確実に形成できるモータヨークの製造方法及び筒状体の製造方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、開口部にフランジ状に突出する取付部を有する有底筒状のモータヨークを製造するにあたり、そのモータヨークに合わせた所定形状の金属製板状素材から多段絞り加工によって本体部とフランジ部とを有するヨーク中間体を形成し、そのフランジ部から前記取付部を形成するモータヨークの製造方法であって、前記フランジ部から前記取付部を形成する工程の前に、前記取付部の形成位置に応じた前記フランジ部の回転位置に予め位置決めすべく前記ヨーク中間体の回転方向の位置調整を行う位置調整工程が備えられていることをその要旨とする。
この発明では、ヨーク中間体のフランジ部の回転位置を取付部の形成位置に応じて位置調整を行うことにより、材料の圧延方向により延出度合いの異なるフランジ部のその延出度合いの大きい部分に取付部が形成可能となる。これにより、フランジ部を極力小さくし使用材料を少なくして歩留まりを向上しつつも、取付部を確実に形成できる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のモータヨークの製造方法において、前記フランジ部には、取付部が複数箇所に形成されることをその要旨とする。
この発明では、複数の取付部を形成することから、延出度合いの異なるフランジ部の位置調整を各取付部に合わせて行う意義は大きい。
この発明では、複数の取付部を形成することから、延出度合いの異なるフランジ部の位置調整を各取付部に合わせて行う意義は大きい。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載のモータヨークの製造方法において、前記取付部は、前記フランジ部から不要部分を切除して形成されることをその要旨とする。
この発明では、取付部をフランジ部から不要部分を切除して形成することから、延出度合いの異なるフランジ部の位置調整をその取付部に合わせて行う意義は大きい。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載のモータヨークの製造方法において、前記ヨーク中間体は略円形状の前記金属製板状素材から絞り加工にて形成され、その絞り加工の進行とともに前記フランジ部が略四角形状に延出されるものであり、略四角形状の前記フランジ部の角部に前記取付部が形成されることをその要旨とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載のモータヨークの製造方法において、前記ヨーク中間体は略円形状の前記金属製板状素材から絞り加工にて形成され、その絞り加工の進行とともに前記フランジ部が略四角形状に延出されるものであり、略四角形状の前記フランジ部の角部に前記取付部が形成されることをその要旨とする。
この発明では、材料の圧延方向によりフランジ部が略四角形状に延出されることから、その延出度合いの大きい角部に取付部が形成可能となる。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか一項に記載のモータヨークの製造方法において、前記ヨーク中間体は、回転駆動手段により治具を介し回転され、前記フランジ部が前記取付部の形成位置に応じた所定位置に配置されると前記フランジ部と規制手段が当接してそれ以上の回転が規制され、前記ヨーク中間体の回転が停止されることをその要旨とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか一項に記載のモータヨークの製造方法において、前記ヨーク中間体は、回転駆動手段により治具を介し回転され、前記フランジ部が前記取付部の形成位置に応じた所定位置に配置されると前記フランジ部と規制手段が当接してそれ以上の回転が規制され、前記ヨーク中間体の回転が停止されることをその要旨とする。
この発明では、ヨーク中間体は、回転駆動手段により治具を介して回転され、フランジ部が規制手段の規制を受けて、それ以上の回転が規制されることで、フランジ部を取付部の形成位置に応じた所定位置に確実に配置できる。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載のモータヨークの製造方法において、前記ヨーク中間体は、前記治具に備えられるマグネットの吸着により連れ回りされることをその要旨とする。
この発明では、ヨーク中間体がマグネットの吸着により治具と容易に連結でき、治具を介した回転駆動手段の駆動にて容易に回転できる。また、ヨーク中間体が規制手段による回転規制を受け、容易に停止できる。
請求項7に記載の発明は、開口部にフランジ状に突出する取付部を有する筒状体を製造するにあたり、その筒状体に合わせた所定形状の金属製板状素材から多段絞り加工によって本体部とフランジ部とを有する中間体を形成し、そのフランジ部から前記取付部を形成する筒状体の製造方法であって、前記フランジ部から前記取付部を形成する工程の前に、前記取付部の形成位置に応じた前記フランジ部の回転位置に予め位置決めすべく前記中間体の回転方向の位置調整を行う位置調整工程が備えられていることをその要旨とする。
この発明では、中間体のフランジ部の回転位置を取付部の形成位置に応じて位置調整を行うことにより、材料の圧延方向により延出度合いの異なるフランジ部のその延出度合いの大きい部分に取付部が形成可能となる。これにより、フランジ部を極力小さくして使用材料を少なくし歩留まりを向上しつつも、取付部を確実に形成できる。
従って、上記記載の発明によれば、歩留まりを向上させると共に、取付部を確実に形成できるモータヨークの製造方法及び筒状体の製造方法を提供することができる。
以下、本発明を具体化した一実施の形態を図面に従って説明する。
図1に示すように、モータヨーク1は、内部に界磁マグネットや電機子といったモータ構成部品をすべく、円筒部2と該円筒部2の一端を封止する底部3とを有する有底円筒状の筒状体で構成されている。モータヨーク1は、構成部品を挿入する開口部4を有し、その開口部4にフランジ状に突出された両側一対の取付部5が一体形成されている。取付部5には、ねじ等を挿通させる挿通孔5aが形成されている。モータヨーク1は、取付部5の挿通孔5aに図示しないねじ等を挿通させることにより他部材と固定されるようになっている。
図1に示すように、モータヨーク1は、内部に界磁マグネットや電機子といったモータ構成部品をすべく、円筒部2と該円筒部2の一端を封止する底部3とを有する有底円筒状の筒状体で構成されている。モータヨーク1は、構成部品を挿入する開口部4を有し、その開口部4にフランジ状に突出された両側一対の取付部5が一体形成されている。取付部5には、ねじ等を挿通させる挿通孔5aが形成されている。モータヨーク1は、取付部5の挿通孔5aに図示しないねじ等を挿通させることにより他部材と固定されるようになっている。
次に、本実施の形態のモータヨーク1の製造方法を図2〜図5に従って説明する。
図2(a),(b)に示すように、まず、モータヨーク1の材料となる帯状の金属製板状素材6から有底円筒状のモータヨーク1を製造するにあたり、先ずプレス加工によって円形状のヨーク形成板素材7が打ち抜かれる。その後、加工されたヨーク形成板素材7は次の加工工程に搬送される。
図2(a),(b)に示すように、まず、モータヨーク1の材料となる帯状の金属製板状素材6から有底円筒状のモータヨーク1を製造するにあたり、先ずプレス加工によって円形状のヨーク形成板素材7が打ち抜かれる。その後、加工されたヨーク形成板素材7は次の加工工程に搬送される。
図3(a)に示すように、モータヨーク1の絞り加工装置11には、パンチホルダ12、第1絞りパンチ13、第1のダイス14が備えられている。パンチホルダ12にはパンチ収容孔12aが形成されており、パンチ収容孔12aには第1絞りパンチ13が直線駆動されるように収容されている。第1絞りパンチ13の先端部13aは略半球状に形成されている。パンチホルダ12の上方には第1のダイス14が備えられている。第1のダイス14には、第1絞りパンチ13の径より若干大きい径の成形孔14aが形成されている。モータヨーク1を絞り加工する際には、円形のヨーク形成板素材7がパンチホルダ12と第1のダイス14とで挟持される。
そして、図3(b)に示すように、第1絞りパンチ13が上方に移動され、ヨーク形成板素材7の中央部が上方に押圧されて絞り加工がなされ、その中央部に有底円筒状の本体部7aが形成されると共に、パンチホルダ12と第1のダイス14とで押さえられたヨーク形成板素材7の周囲部分がフランジ部7bとして形成されるヨーク中間体7xが形成される。なお、図示は割愛するが、第1絞りパンチ13と成形孔14aの径を段階的に小さくするとともに、第1絞りパンチ13の押圧量を段階的に大きくすることで、モータヨーク1の径及び軸方向長さに近づけるように多段階の深絞り加工が行われる。
次に、図4に示す位置調整装置15を用いて、ヨーク中間体7xの周方向の回転位置を調整する位置調整工程が行われる。尚、説明の便宜上、図4ではフランジ部7bを誇張して示している。ここで、上述した絞り加工を進めると、打ち抜かれたヨーク形成板素材7は帯状をなす金属製板状素材6の縦横方向(図2(b)中、x,y方向)と斜め方向(図2(b)中、a方向)とで圧延の仕方が異なることにより、フランジ部7bが略四角形状になる。そのため、位置調整装置15は、後工程で取付部5を形成するのに適した位置にヨーク中間体7xを予め回転させその回転位置を調整する。
位置調整装置15は、台座16に支持されている下側ホルダプレート17の中央付近にはロケーションホルダ18が軸受19にて回転可能に支持され、このロケーションホルダ18は台座16に備えられるロータリアクチュエータ20によって回転駆動される。下側ホルダプレート17に支持されている上側ホルダプレート21の中央付近には前記ロケーションホルダ18に連結されているロケーション22が軸受23にて回転可能に支持され、ロータリアクチュエータ20の駆動によりロケーションホルダ18と共に一体回転するようになっている。また、前記ロケーション22の上面には所定位置にマグネット24が埋設され、搬送されてくる加工途中のヨーク中間体7xを前記マグネット24の磁力により吸着し、ロータリアクチュエータ20の駆動によるロケーション22の回転と共にヨーク中間体7xを一体回転させる。
上側ホルダプレート21には、ヨーク中間体7xがロケーション22に設置されたと判断するためのワーク検出センサ25と、ヨーク中間体7xのフランジ部7bの回転位置を所定位置以上回転することを規制する位置決めピン26と、ヨーク中間体7xが位置決めピン26にて規制された所定位置を検出し、それ以上のロータリアクチュエータ20の回転駆動を停止させるための位置検出センサ27が設けられている。
図4に示した位置調整装置15では、先ずロケーション22にヨーク中間体7xが設置されるとワーク検出センサ25が検出し、ロータリアクチュエータ20が駆動する。マグネット24に吸着されているヨーク中間体7xは、ロータリアクチュエータ20によって、ロケーション22と一体的に回転される。そして、ヨーク中間体7xは、そのフランジ部7bの角部7cの側縁が位置決めピン26と当接することによりロケーション22との連れ回りが規制される。このとき、位置検出センサ27によりヨーク中間体7xのフランジ部7bの角部7cと位置検出センサ27との距離が一定以上近づいたと検出された場合、即ちヨーク中間体7xのフランジ部7bの回転位置が所定位置に配置されたことを検出するとロータリアクチュエータ20の駆動が停止される。そして、後工程でフランジ部7bの角部7cに取付部5が合うように配置された適切な位置(図5(b)に回転されたヨーク中間体7xは図示しない装置により次工程に搬送される。
つまり、図5(a)に示すように、フランジ部7bは縦横方向(x,y方向)延出度合い>斜め方向(a方向)の延出度合いであって略四角形状となることを利用して、加工途中であるヨーク中間体7xを周方向に回転させ、取付部5を形成する箇所が常に略四角形状となったヨーク中間体7xの角部7cに位置させる工程が導入されている(図5(b))。これにより、従来発生していたフランジ部7bの延出量の小さい辺中央部7dに取付部を形成するといったこと(図5(a)の二重鎖線のようになること)が未然に防止され、後工程で確実に取付部5の形成を可能としている。
次に、図3(c)に示すヨーク成形装置31では、モータヨーク1の円筒部2と2段のバルジ形状の底部3となるように成形するため、円筒部2及び底部3の内面形状と同じ形状の成形部32a,32bを有する別の第2絞りパンチ32と、円筒部2及び底部3の外郭形状と同じ形状の成形部33a,33bを有する第2のダイス33とにより本体部7aを加工する。そして、第2絞りパンチ32による加工が終わると、モータヨーク1は第2絞りパンチ32、第2のダイス33から取り出され、次に他部材とのねじによる締結を可能とする挿通孔5aを有する取付部5がフランジ部7bからプレス加工により打ち抜かれて、モータヨーク1が製造される。
次に、本実施の形態の特徴的な作用効果を記載する。
(1)本実施の形態では、モータヨーク1となるヨーク中間体7xのフランジ部7bの回転位置を取付部5の形成位置に応じて位置調整を行い、材料の圧延方向により延出度合いの異なることで略四角形状に延出されるフランジ部7bの角部7cに取付部5を形成することとした。これにより、フランジ部7bを極力小さくし使用材料を少なくして歩留まりを向上しつつも、取付部5を確実に形成することができる。
(1)本実施の形態では、モータヨーク1となるヨーク中間体7xのフランジ部7bの回転位置を取付部5の形成位置に応じて位置調整を行い、材料の圧延方向により延出度合いの異なることで略四角形状に延出されるフランジ部7bの角部7cに取付部5を形成することとした。これにより、フランジ部7bを極力小さくし使用材料を少なくして歩留まりを向上しつつも、取付部5を確実に形成することができる。
特に本実施の形態のように、複数(一対)の取付部5をフランジ部7bから不要部分を切除して形成する場合、延出度合いの異なるフランジ部7bの位置調整をその取付部5に合わせて行う意義は大きい。
(2)本実施の形態では、ヨーク中間体7xは、ロータリアクチュエータ20によりロケーション22を介して回転され、フランジ部7bが位置決めピン26の規制を受けて、それ以上の回転が規制される。これにより、フランジ部7bを取付部5の形成位置に応じた所定位置に確実に配置することができる。
(3)本実施の形態では、ヨーク中間体7xがマグネット24の吸着によりロケーション22と容易に連結でき、ロケーション22を介したロータリアクチュエータ20の駆動にて容易に回転できる。また、ヨーク中間体7xが位置決めピン26による回転規制を受け、容易に停止できる。
尚、本発明の実施の形態は、以下のように変更してもよい。
・上記実施の形態では、ヨーク中間体7xの位置調整工程を絞り加工工程(図3(b))の後で最終成形工程(図3(c))の前に導入しているが、こうした構成に限らず、フランジ部7bから取付部5をプレス加工する直前や、ある程度フランジ部7bの延出形状が把握できれば、多段絞り加工工程間の前側に変更してもよい。
・上記実施の形態では、ヨーク中間体7xの位置調整工程を絞り加工工程(図3(b))の後で最終成形工程(図3(c))の前に導入しているが、こうした構成に限らず、フランジ部7bから取付部5をプレス加工する直前や、ある程度フランジ部7bの延出形状が把握できれば、多段絞り加工工程間の前側に変更してもよい。
・上記実施の形態では、モータヨーク1の形状を円筒形に形成したが、円筒形に限らず、例えば楕円形や多角形の筒状に形成して実施しても良い。
・上記実施の形態では、2箇所に他部品との締結を可能とする取付部を設けているが、こうした構成に限らず、他部品との構成や仕様等により取付部の数は適宜変更しても良い。
・上記実施の形態では、2箇所に他部品との締結を可能とする取付部を設けているが、こうした構成に限らず、他部品との構成や仕様等により取付部の数は適宜変更しても良い。
・上記実施の形態では、モータヨークに具体化して実施したが、モータ以外で、取付部を有する筒状体に具体化して実施しても良い。
1…モータヨーク、4…開口部、5…取付部、6…金属製板状素材、7…所定形状の金属製板状素材としてのヨーク形成板素材、7a…本体部、7b…フランジ部、7c…角部、7x…ヨーク中間体、20…回転駆動手段としてのロータリアクチュエータ、22…治具としてのロケーション、24…マグネット、26…規制手段としての位置決めピン。
Claims (7)
- 開口部にフランジ状に突出する取付部を有する有底筒状のモータヨークを製造するにあたり、そのモータヨークに合わせた所定形状の金属製板状素材から多段絞り加工によって本体部とフランジ部とを有するヨーク中間体を形成し、そのフランジ部から前記取付部を形成するモータヨークの製造方法であって、
前記フランジ部から前記取付部を形成する工程の前に、前記取付部の形成位置に応じた前記フランジ部の回転位置に予め位置決めすべく前記ヨーク中間体の回転方向の位置調整を行う位置調整工程が備えられていることを特徴とするモータヨークの製造方法。 - 請求項1に記載のモータヨークの製造方法において、
前記フランジ部には、取付部が複数箇所に形成されることを特徴とするモータヨークの製造方法。 - 請求項1または2に記載のモータヨークの製造方法において、
前記取付部は、前記フランジ部から不要部分を切除して形成されることを特徴とするモータヨークの製造方法。 - 請求項1〜3のいずれか一項に記載のモータヨークの製造方法において、
前記ヨーク中間体は略円形状の前記金属製板状素材から絞り加工にて形成され、その絞り加工の進行とともに前記フランジ部が略四角形状に延出されるものであり、略四角形状の前記フランジ部の角部に前記取付部が形成されることを特徴とするモータヨークの製造方法。 - 請求項1〜4のいずれか一項に記載のモータヨークの製造方法において、
前記ヨーク中間体は、回転駆動手段により治具を介し回転され、前記フランジ部が前記取付部の形成位置に応じた所定位置に配置されると前記フランジ部と規制手段が当接してそれ以上の回転が規制され、前記ヨーク中間体の回転が停止されることを特徴とするモータヨークの製造方法。 - 請求項5に記載のモータヨークの製造方法において、
前記ヨーク中間体は、前記治具に備えられるマグネットの吸着により連れ回りされることを特徴とするモータヨークの製造方法。 - 開口部にフランジ状に突出する取付部を有する筒状体を製造するにあたり、その筒状体に合わせた所定形状の金属製板状素材から多段絞り加工によって本体部とフランジ部とを有する中間体を形成し、そのフランジ部から前記取付部を形成する筒状体の製造方法であって、
前記フランジ部から前記取付部を形成する工程の前に、前記取付部の形成位置に応じた前記フランジ部の回転位置に予め位置決めすべく前記中間体の回転方向の位置調整を行う位置調整工程が備えられていることを特徴とする筒状体の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007166387A JP2009005551A (ja) | 2007-06-25 | 2007-06-25 | モータヨークの製造方法及び筒状体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007166387A JP2009005551A (ja) | 2007-06-25 | 2007-06-25 | モータヨークの製造方法及び筒状体の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009005551A true JP2009005551A (ja) | 2009-01-08 |
Family
ID=40321320
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007166387A Pending JP2009005551A (ja) | 2007-06-25 | 2007-06-25 | モータヨークの製造方法及び筒状体の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2009005551A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011129782A1 (en) | 2010-04-14 | 2011-10-20 | Tamsan Baglanti Elemanlari Yedek Parca Ve Makina Ekipmanlari Turizm Insaat Sanayi Ve Ticaret Anonim Sirketi | Quick connection member resistant to high pressure |
JP2012019596A (ja) * | 2010-07-07 | 2012-01-26 | Asmo Co Ltd | 回転電機のヨークハウジング及び回転電機のヨークハウジング製造方法 |
JP2012037705A (ja) * | 2010-08-06 | 2012-02-23 | Sanko:Kk | カメラ三脚用雌ネジ部の製造方法 |
-
2007
- 2007-06-25 JP JP2007166387A patent/JP2009005551A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011129782A1 (en) | 2010-04-14 | 2011-10-20 | Tamsan Baglanti Elemanlari Yedek Parca Ve Makina Ekipmanlari Turizm Insaat Sanayi Ve Ticaret Anonim Sirketi | Quick connection member resistant to high pressure |
JP2012019596A (ja) * | 2010-07-07 | 2012-01-26 | Asmo Co Ltd | 回転電機のヨークハウジング及び回転電機のヨークハウジング製造方法 |
JP2012037705A (ja) * | 2010-08-06 | 2012-02-23 | Sanko:Kk | カメラ三脚用雌ネジ部の製造方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5353085B2 (ja) | ホルダジョイント、ホルダユニット、スクライブヘッド及びスクライブ装置 | |
US7673487B2 (en) | Method for forming hollow shaft with a flange and product with hollow shaft formed by the same | |
JP2009005551A (ja) | モータヨークの製造方法及び筒状体の製造方法 | |
US10177626B2 (en) | Brushless motor | |
JP2012006396A (ja) | ホルダユニット、スクライブヘッド及びスクライブ装置 | |
CN104066553A (zh) | 电动夹紧设备 | |
JP2007319915A (ja) | 曲げ加工装置 | |
JP3151167U (ja) | 穿設機 | |
JP2008212957A (ja) | 曲げ加工装置 | |
US10717161B2 (en) | Rotating axis supporting device | |
JP2010027751A (ja) | 搭載ヘッド及び部品実装機 | |
JP2006205357A (ja) | 電磁鋼板積層部品、その製造方法および磁気軸受装置 | |
CN101982268A (zh) | 左右旋转式打孔机 | |
JP2009226514A (ja) | ロータリーカッター装置 | |
JP7114862B2 (ja) | ワーク保持装置及びワーク加工方法 | |
US20160016325A1 (en) | Self-aligning cutter post | |
JP3103328U (ja) | 数値制御工作機械用材料供給装置 | |
JP6354569B2 (ja) | 被加工部材の曲げ加工装置 | |
KR200478723Y1 (ko) | 베어링볼 및 볼프레임 수용지그 | |
CN202461921U (zh) | 汽车空调用无刷风机磁瓦压装工装 | |
CN110495077B (zh) | 壳体、使用其的旋转电机及旋转电机的壳体的制造方法 | |
KR100885938B1 (ko) | 세레이션 성형장치 | |
JP2008006457A (ja) | 板金成形品の製造方法及び板金成形品 | |
JP2007258584A (ja) | コイルの端子相当部潰し装置及びコイルの端子相当部潰し方法 | |
JP3139767U (ja) | ホルダ付磁石 |