JP6305249B2 - ステージ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ステージ面の平面度が高く、精度良くスムーズに移動可能な薄型のステージ装置に関する。
ステージ装置、例えば、XYステージ装置は、ベースの上にX方向に移動可能に搭載したXステージと、XステージにY方向に移動可能に搭載したYステージを備えている。Yステージに載せたワークをXY平面上における所定範囲内の任意の位置に移動させることができる。
本発明者等は、特許文献1において、薄型化を図るために板金製のステージ板からなるステージ装置を提案している。各ステージ板の外周縁部を二段に折り曲げ加工することにより、板金製のステージ板の剛性および平面度を確保している。
特開2012−251854号公報
ステージ装置は、顕微鏡の試料台等として用いられる場合がある。このような小型のステージ装置においては、薄型化の要求と共に、試料、ワーク等を載せるステージ面の平面度が高いことが要求される場合がある。また、ステージが精度良くスムーズに移動できることが要求される。
本発明の課題は、ステージ面の平面度が高く、精度良くスムーズに移動させることのできる薄型のステージ装置を提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明のステージ装置は、
ベース板と、
第1球体と、
前記第1球体を挟み、前記ベース板に積層した第1ステージ板と、
前記第1ステージ板を、前記ベース板に対して、前記第1ステージ板の板面に沿った第1方向にスライド可能な状態で支持する第1ステージガイドと、
前記第1球体を、前記第1ステージ板のスライドに伴って転動可能な状態で保持する第1球体ガイド溝あるいは第1球体保持穴を備えた第1球体保持部と、
を有し、
前記第1球体保持部が前記第1球体ガイド溝を備えている場合には、
前記第1球体ガイド溝における前記第1方向の溝長さは、少なくとも、前記第1ステージ板の最大スライド距離であり、前記第1方向に直交する直交方向の溝幅は、前記第1球体の直径よりも大きく、
前記第1球体保持部が前記第1球体保持穴を備えている場合には、
前記第1球体保持穴は、前記板面に直交方向に抜け出ないように前記第1球体を保持し、かつ、前記第1方向および前記直交方向に所定量だけ移動可能な状態で前記第1球体を保持していることを特徴としている。
本発明のステージ装置を1軸ステージ装置として用いる場合には、第1ステージ板のスライド方向は直線移動軌跡に沿った方向とされる。本発明のステージ装置を回転ステージ装置(θステージ装置)として用いる場合には、第1ステージ板のスライド方向は円形移動軌跡に沿った方向とされる。
本発明のステージ装置において、金属板等の板材からなる第1ステージ板は、第1球体を介してベース板に支持されている。第1球体の個数、および、各第1球体による第1ステージ板の支持位置を適切に設定することにより、第1ステージ板を高い平面度に維持できる。
第1球体が単に自転可能な状態で第1球体ガイド溝あるいは第1球体保持穴に挿入されている場合には、第1球体が接するベース板あるいは第1ステージ板の部位が常に同一である。したがって、第1球体に接している部位に摩耗が生じやすい。第1球体のそれぞれを支持している部位の摩耗量が相違すると、第1球体のそれぞれによる第1ステージ板の支持高さにバラツキが生じ、第1ステージ板の平面度を良好な状態に維持できないおそれがある。
第1球体保持部が第1球体ガイド溝を備えている場合には、当該第1球体ガイド溝の溝幅は第1球体の直径よりも大きくすればよい。第1球体は、第1球体ガイド溝に沿って第1方向だけでなく、第1方向とは異なる方向にも所定量だけ移動可能あるいは転動作可能とされる。第1球体保持部が第1球体保持穴を備えている場合にも、当該第1球体保持穴に保持された第1球体は第1方向および当該第1方向とは異なる方向に所定量だけ移動あるいは転動可能とされる。
換言すると、第1球体は、第1方向とは異なる方向に遊びのある状態で第1球体ガイド溝に挿入され、あるいは、第1球体保持穴内に保持される。第1球体が接するベース板あるいは第1ステージ板の部位が変動するので、第1球体が接する部位の摩耗を抑制あるいは防止できる。よって、第1球体によって支持されている第1ステージ板の平面度を良好な状態に維持できる。また、ステージ装置の寿命を延ばすことができる。
第1球体ガイド溝あるいは第1球体保持穴に微小な異物が侵入した場合には、第1球体のスムーズな転動が異物によって阻害され、第1ステージ板を精度良くスムーズに目標位置に移動できないおそれがある。本発明では、第1球体が第1方向とは異なる方向にも所定量だけ移動可能であるので、第1球体は異物を迂回して第1方向にスムーズに移動することが可能である。よって、第1ステージ板を精度良くスムーズに移動させることができる。
前記第1球体保持部が前記第1球体ガイド溝を備えている場合には、前記ベース板と前記第1ステージ板の間に位置し、前記ベース板あるいは前記第1ステージ板に取り付けた第1球体ガイド板を有し、前記第1球体ガイド板の板厚は前記第1球体の直径よりも薄く、前記第1球体ガイド溝は、前記第1球体ガイド板に形成したスリットであることが望ましい。
第1球体をガイドする第1球体ガイド板が、第1球体が挟まれているベース板と第1ステージ板の間の隙間に配置される。第1球体ガイド溝に保持された第1球体は、ベース板および第1ステージ板に直接に接した状態になる。ステージ装置の厚さを増加させることなく、第1球体ガイド溝を設けることができるので、ステージ装置の薄型化に有利である。
また、第1球体ガイド溝であるスリットの溝幅は第1球体の直径よりも大きい。スリッ
トの内周縁に接触した状態のままで第1球体が第1方向に移動することがないので、第1球体の移動がスムーズになる。よって、第1ステージ板の移動を精度良くスムーズに行うことができる。
ここで、ベース面に対して、第1ステージ板のステージ面の高さを所定の高さ位置となるように設定する場合等においては、前記第1球体ガイド板として、次の構成のものを用いることが望ましい。
すなわち、本発明のステージ装置は、前記ベース板と前記第1ステージ板の間に位置し、前記ベース板あるいは前記第1ステージ板に取り付けた第1球体ガイド板を有し、前記第1球体ガイド溝は、前記第1球体ガイド板に形成した、前記第1球体の直径よりも浅い深さの第1凹部であることが望ましい。
第1球体は、第1凹部の底面と、当該第1凹部の開口が対峙するベース板あるいは第1ステージ板の間に挟まれた状態になる。使用する第1球体ガイド板の厚さ、あるいは第1凹部の深さを変えることにより、ベース板と第1ステージ板の間の隙間を増減できる。よって、第1ステージ板のステージ面をベース面に対して目標とする高さに設定することが容易である。
本発明のステージ装置は、複数個の前記第1球体と、複数枚の前記第1球体ガイド板を備え、前記第1球体ガイド板のそれぞれに、1本あるいは複数本の前記第1球体ガイド溝が形成され、前記第1球体ガイド溝のそれぞれには、1個あるいは複数個の前記第1球体が保持されていることが望ましい。
金属板等の板材からなる第1ステージ板は、第1球体を介してベース板に支持されている。第1球体の個数、および、各第1球体による第1ステージ板の支持位置を適切に設定することにより、第1ステージ板を高い平面度に維持できる。
前記第1球体保持部が第1球体保持穴を備えている場合には、前記ベース板と前記第1ステージ板の間に位置するように、前記ベース板の板面および前記第1ステージ板の板面のうちの一方の板面である取付け側板面に、第1球体保持板が取り付けられる。前記第1球体保持板は、前記取付け側板面に固定した一対の脚板部分と、これらの脚板部分から前記取付け側板面から離れる方向に折れ曲がって延びる一対の起立板部分と、これらの起立板部分の先端から前記取付け側板面に平行な方向に折れ曲がって延び、前記先端の間に架け渡されている球体保持板部分とを備え、前記第1球体保持穴は、前記球体保持板部分を貫通する状態に形成した円形穴とされる。ここで、前記第1球体の一部は、前記球体保持穴から前記取付け側板面とは反対側に突出している。また、前記第1球体保持穴の穴内周面の内径は、前記第1球体の直径よりも小さく、前記穴内周面と前記第1球体の外周面との間には所定の隙間が形成される。
第1球体をガイドする第1球体保持板が、第1球体が挟まれているベース板と第1ステージ板の間の隙間に配置される。第1球体保持穴に保持された第1球体は、ベース板および第1ステージ板の間に直接に挟まれた状態になる。ステージ装置の厚さを増加させることなく、第1球体保持穴を設けることができるので、ステージ装置の薄型化に有利である。
ここで、複数個の前記第1球体と、複数枚の前記第1球体保持板とを備え、前記第1球体保持板の前記球体保持板部分には、1個あるいは複数個の前記第1球体保持穴が形成され、前記第1球体保持穴のそれぞれに、1個ずつ前記第1球体を保持すればよい。
このようにすれば、第1球体の個数、および、各第1球体による第1ステージ板の支持位置を適切に設定することにより、第1ステージ板を高い平面度に維持できる。
次に、本発明のステージ装置において、その薄型化のために、第1ステージガイドは次のように構成されていることが望ましい。すなわち、前記第1ステージガイドは、前記第1方向に延びる第1ステージガイド溝と、前記第1ステージガイド溝に保持され、当該第1ステージガイド溝に沿ってスライド可能な第1スライド部材とを備えている。前記第1ステージガイド溝は、前記ベース板および前記第1ステージ板のうちの一方に形成され、前記第1スライド部材は他方に取り付けられている。
モーター駆動によって第1ステージ板を移動させるために、本発明のステージ装置は、第1モーターと、前記第1モーターによって回転可能な前記第1方向に延びる第1スクリュー軸と、前記第1スクリュー軸に螺合している第1スクリューナットとを有している。この場合、前記ベース板および前記第1ステージ板のうちの一方に、前記第1モーターおよび前記第1スクリュー軸が取り付けられ、他方に前記第1スクリューナットが取り付けられている。
また、本発明のステージ装置において、前記ベース板、前記第1ステージ板、および、前記第1球体保持部の前記第1球体ガイド溝あるいは前記第1球体保持穴が形成される部材は、それぞれ板金部品であり、前記第1球体は鋼球であることが望ましい。
次に、2軸ステージ装置を構成する場合、あるいは、1軸ステージ装置と回転ステージ装置の組み合わせからなるステージ装置を構成する場合には、上記構成に加えて、本発明のステージ装置は、
第2球体と、
前記第2球体を挟み、前記第1ステージ板に対して、前記ベース板とは反対側に積層した第2ステージ板と、
前記第2ステージ板を、前記第1ステージ板に対して、前記第2ステージ板の板面に沿った方向で第1方向とは異なる第2方向にスライド可能な状態で支持する第2ステージガイドと、
前記第2球体を、前記第2ステージ板のスライドに伴って転動可能な状態で保持する第2球体ガイド溝あるいは第2球体保持穴を備えた第2球体保持部と、
を有し、
前記第2球体保持部が前記第2球体ガイド溝を備えている場合には、
前記第2球体ガイド溝における前記第2方向の溝長さは、少なくとも、前記第2ステージ板の最大スライド距離であり、前記第2方向に直交する直交方向の溝幅は、前記第2球体の直径よりも大きく、
前記第2球体保持部が前記第2球体保持穴を備えている場合には、
前記第2球体保持穴は、前記板面に直交方向に抜け出ないように前記第2球体を保持し、かつ、前記第2方向および前記直交方向に所定量だけ移動可能な状態で前記第2球体を保持していることを特徴としている。
2軸ステージ装置の場合には、第1方向および第2方向は相互に直交する直線方向とされる。1軸ステージ装置と回転ステージ装置の組み合わせからなるステージ装置の場合には、第1方向は直線方向とされ、第2方向は円周方向とされる。このようなステージ板のスライド方向を規定するように、第1、第2ステージガイドによるガイド方向を定めればよい。また、2軸ステージ装置と回転ステージ装置の組み合わせからなるステージ装置の場合にも、各段のステージ板のスライド方向を同様に設定すればよいことは勿論である。
本発明のステージ装置は、前記第2球体保持部が前記第2球体ガイド溝を備えている場
合に、前記第1ステージ板と前記第2ステージ板の間に位置するように、前記第1ステージ板あるいは前記第2ステージ板に取り付けた第2球体ガイド板を配置することができる。この場合、前記第2球体ガイド板の板厚は、前記第2球体の直径よりも薄く、前記第2球体ガイド溝は、前記第2球体ガイド板に形成したスリットとすることができる。
前記第2球体ガイド板に形成した前記第2球体ガイド溝は、前記第2球体ガイド板に形成した、前記第2球体の直径よりも浅い深さの第2凹部とすることもできる。
本発明のステージ装置は、複数個の前記第2球体と、複数枚の前記第2球体ガイド板を備え、前記第2球体ガイド板のそれぞれに、1本あるいは複数本の前記第2球体ガイド溝が形成され、前記第2球体ガイド溝のそれぞれには、1個あるいは複数個の前記第2球体が保持されていることが望ましい。
また、前記第2球体保持部が前記第2球体保持穴を備えている場合には、前記第1ステージ板と前記第2ステージ板の間に位置するように、前記第1ステージ板の板面および前記第2ステージ板の板面のうちの一方の板面である第2取付け側板面に、第2球体保持板を取り付ける。前記第2球体保持板は、前記第2取付け側板面に固定した一対の第2脚板部分と、これらの第2脚板部分から前記第2取付け側板面から離れる方向に折れ曲がって延びる一対の第2起立板部分と、これらの第2起立板部分の先端から前記取付け側板面に平行な方向に折れ曲がって延び、前記第2起立板部分の先端の間に架け渡されている第2球体保持板部分とを備えている。前記第2球体保持穴は、前記第2球体保持板部分を貫通する状態に形成された円形穴とされ、前記第2球体の一部は、前記第2球体保持穴から前記第2取付け側板面とは反対側に突出しており、前記第2球体保持穴の穴内周面の内径は、前記第2球体の直径よりも小さく、前記第2球体保持穴の穴内周面と前記第2球体の外周面との間には所定の隙間が形成される。
この場合、複数個の前記第2球体と、1枚あるいは複数枚の前記第2球体保持板とを備え、前記第2球体ガイド板の前記第2球体保持板部分には、1個あるいは複数個の前記第2球体保持穴が形成され、前記第2球体保持穴のそれぞれに、1個ずつ前記第2球体が保持されていることが望ましい。
次に、本発明のステージ装置において、前記第2ステージガイドは、前記第2方向に延びる第2ステージガイド溝と、前記第2ステージガイド溝内に保持され、当該第2ステージガイド溝に沿ってスライド可能な第2スライド部材とを備え、前記第2ステージガイド溝は、前記第1ステージ板および前記第2ステージ板のうちの一方に形成したスリットあるいは凹部であり、前記第2スライド部材は、前記第1ステージ板および前記第2ステージ板のうちの他方に取り付けられていることが望ましい。
本発明のステージ装置は、第2モーターと、前記第2モーターによって回転可能な前記第2方向に延びる第2スクリュー軸と、前記第2スクリュー軸に螺合している第2スクリューナットとを有し、前記第1ステージ板および前記第2ステージ板のうちの一方に、前記第2モーターおよび前記第2スクリュー軸が取り付けられ、他方に前記第2スクリューナットが取り付けられていることが望ましい。
本発明のステージ装置において、前記第2ステージ板、および、前記第2球体保持部の前記第2球体ガイド溝あるいは前記第2球体保持穴が形成されている部材は、それぞれ板金部品であり、前記第2球体は鋼球であることが望ましい。
本発明を適用した実施の形態1の2軸ステージ装置を示す斜視図である。 図1の2軸ステージ装置のa−a線およびb−b線で切断した部分の断面図である。 図1の2軸ステージ装置の分解斜視図である。 図1の2軸ステージ装置の第2ステージ板、第1ステージ板およびベース板を示す平面図である。 図1の2軸ステージ装置の第1球体ガイド板を示す平面図および断面図である。 本発明を適用した実施の形態2の2軸ステージ装置を示す斜視図および断面図である。 図6の2軸ステージ装置の第2ステージ板、第1ステージ板およびベース板を示す平面図である。 本発明を適用した実施の形態3の1軸ステージ装置の外観斜視図である。 図8の1軸ステージ装置の分解斜視図である。 図9の1軸ステージ装置の球体保持部を示す部分断面図である。 球体保持部の別の例を示す説明図である。 球体保持部の更に別の例を示す説明図である。
以下に、図面を参照して、本発明を適用したステージ装置の実施の形態を説明する。以下の実施の形態は本発明を2軸ステージ装置および1軸ステージ装置に適用した例である。本発明は回転ステージ装置(θステージ装置)に対しても同様に適用可能である。更に、1軸ステージ装置と回転ステージ装置を組み合わせた構成のステージ装置、2軸ステージ装置と回転ステージ装置を組み合わせた構成のステージ装置に対しても同様に適用可能である。
(実施の形態1)
図1は実施の形態1に係る2軸ステージ装置(XYステージ装置)を示す斜視図である。図2(a)はステージ装置1を図1のa−a線で切断した部分の断面図であり、図2(b)はステージ装置1を図1のb−b線で切断した部分の断面図である。2軸ステージ装置1(以下、「ステージ装置1」と呼ぶ。)は、板金部品である矩形のベース板2と、板金部品である第1ステージ板3と、板金部品である第2ステージ板4を備えている。
ベース板2の上面は平坦な矩形輪郭のベース面2aである。以下の説明では、ベース面2aに沿った方向のうち、ベース面2aの一方の辺に沿った方向を第1方向X、第1方向Xに直交する方向を第2方向Yと定義し、第1、第2方向X、Yに直交する方向をZ方向と定義する。ベース板2、第1ステージ板3および第2ステージ板4はZ方向に所定の間隔で積層されている。
第1ステージ板3は、ベース面2aに沿った方向である第1方向Xにスライド可能である。第1ステージ板3の上面は、ベース面2aに平行な第1ステージ面3aである。第2ステージ板4は、第1ステージ面3aに沿った方向である第2方向Yにスライド可能である。本例では、第2方向Yは第1方向Xに直交する方向である。第2ステージ板4の上面はベース面2aに平行な第2ステージ面であり、この第2ステージ面がステージ装置1のステージ面4aである。
第1ステージ板3は、第1直動機構5によって、第1方向Xに一定のストロークでスライドし、第2ステージ板4は、第2直動機構6によって、第2方向Yに一定のストロークでスライドする。第1、第2ステージ板3、4をスライドさせることにより、ステージ装置1のステージ面4aに載せたワーク(図示せず)を、ステージ面4aと同一平面上における所定の範囲内の領域において任意の位置に位置決め可能である。
図3はステージ装置1の分解斜視図である。図3においては、第1、第2直動機構5、6を省略してある。図4(a)は第2ステージ板4を示す平面図であり、図4(b)は第1ステージ板3を示す平面図であり、図4(c)はベース板2を示す平面図である。
これらの図に示すように、ベース板2のベース面2aには、2枚の第1球体ガイド板7が、不図示の固定ネジあるいは打ち込みピンによって、固定されている。第1球体ガイド板7は板金部品であり、当該第1球体ガイド板7には、3本の同一形状の第1球体ガイド溝8が打ち抜き加工により形成されている。第1球体ガイド板7と第1球体ガイド溝8によって、第1球体保持部が構成される。
第1球体ガイド溝8は、第1方向Xに直線状に延びる一定の溝幅のスリットである。第1球体ガイド溝8のそれぞれには、同一サイズの第1球体9が1個あるいは複数個、挿入されている。本例では、第1球体ガイド溝8のそれぞれに、1個の第1球体9が挿入されている。第1球体9は第1球体ガイド溝8に挿入された状態でベース板2のベース面2aに載っている。図2(b)から分かるように、第1球体ガイド板7の板厚は第1球体9の直径より薄いので、第1球体ガイド溝8内に保持された第1球体9に第1ステージ板3が載っている。第1ステージ板3はベース面2aに沿った方向にスライド可能である。
ベース板2と第1ステージ板3の間には、第1ステージ板3を第1方向Xにガイドする4組の第1ステージガイド10が組み込まれている。第1ステージガイド10は、第1方向Xに延びる一定幅の第1ステージガイド溝11と、第1ステージガイド溝11に沿ってスライド自在な状態で当該第1ステージガイド溝11に挿入されている第1スライドリング12を備えている。本例では、第1ステージガイド溝11は第1ステージ板3の一部を直線状に打ち抜き加工することにより形成したスリットである。スリットの代わりに凹溝を形成してもよい。第1スライドリング12は、第1リング固定ネジ13によって、ベース板2に固定されていると共に、第1ステージガイド溝11から抜けないように保持されている。
第1ステージ板3の第1ステージ面3aには、4枚の第2球体ガイド板14が、不図示の固定ネジあるいは打ち込みピンによって、固定されている。第2球体ガイド板14は金属部品であり、第2球体ガイド板14のそれぞれには、1本あるいは複数本の第2球体ガイド溝15が形成されている。本例では第2球体ガイド板14のそれぞれに、1本の第2球体ガイド溝15が形成されている。第2球体ガイド板14は、その幅方向の中央部分の板厚が厚く、当該中央部分には、上方に開口する一定幅で一定深さの直線状に延びる凹部が形成されている。この凹部によって、第2球体ガイド溝15が規定されている。第2球体ガイド板14と第2球体ガイド溝15によって、第2球体保持部が構成される。
第2球体ガイド溝15には、第2球体16が1個あるいは複数個、挿入されている。本例では1個の第2球体16が挿入されている。第2球体16は第2球体ガイド溝15に挿入され、その底面15aに載っている。図2(a)から分かるように、凹部の深さは第2球体16の直径よりも浅く、第2球体16に第2ステージ板4が載っている。第2ステージ板4は第1ステージ面3aに沿った方向(ベース面2aに沿った方向)にスライド可能である。
第1ステージ板3と第2ステージ板4の間には、第2ステージ板4を第2方向Yにガイドする4組の第2ステージガイド17が組み込まれている。第2ステージガイド17は、第2方向Yに延びる一定幅の第2ステージガイド溝18と、第2ステージガイド溝18に沿ってスライド自在な状態で当該第2ステージガイド溝に挿入されている第2スライドリング19を備えている。本例では、第2ステージガイド溝18は第2ステージ板4の一部を一定幅で直線状に切り抜くことにより形成したスリットである。スリットの代わりに凹
溝を形成してもよい。第2スライドリング19は、第2リング固定ネジ20によって、第1ステージ板3に固定されていると共に、第2ステージガイド溝18から抜け出ないように保持されている。
次に、図1、図2に示すように、第1ステージ板3をスライドさせる第1直動機構5は、第1モーター21、第1スクリュー軸22および第1スクリューナット23を備えている。ベース板2における第1方向Xの一方の辺2bの中央部分からは、第1方向Xの外方に延びる一定幅の取付け板部分2cが形成されている。ベース側取付け板部分2cの先端側の部位はL形に折り曲げ加工されて、第3方向Zに直角に折れ曲がって延びる垂直板部分2dと、この垂直板部分2dの上端から第1方向Xに直角に折れ曲がって外方に延びる水平板部分2eが形成されている。第1ステージ板3における同一の側の辺3bには、その中央部分から第1方向Xの外方に延びる一定幅の取付け板部分3cが形成されている。取付け板部分3cの先端には、その両側から第3方向Zの下方に向けて直角に折れ曲がったナット取付け板部分3dが形成されている。
第1モーター21は、ベース板2の取付け板部分2cにおける水平板部分2eの裏面に、マウント24を介して固定されている。第1モーター21のモーター軸21aは垂直板部分2dを貫通して第1方向Xに延び、カップリング25を介して、第1スクリュー軸22に連結されている。第1スクリュー軸22は第1ステージ板3の辺3bから第1ステージ面3aに沿って延びている。第1スクリュー軸22は、ナット取付け板部分3dに固定した第1スクリューナット23にねじ込まれている。第1モーター21を回転駆動して第1スクリュー軸22を回転すると、これに螺合している第1スクリューナット23が固定されている第1ステージ板3が第1方向Xにスライドする。
第2ステージ板4をスライドさせる第2直動機構6も第1直動機構5と同様な構成であり、第2モーター31、第2スクリュー軸32および第2スクリューナット33を備えている。第1ステージ板3における第2方向Yの一方の辺3eの中央部分からは、第2方向Yの外方に延びる一定幅の取付け板部分3fが形成されている。取付け板部分3fの先端側の部位はL形に折り曲げ加工されて、第3方向Zに直角に折れ曲がって延びる垂直板部分3gと、この垂直板部分3gの上端から第2方向Yに直角に折れ曲がって外方に延びる水平板部分3hが形成されている。第2ステージ板4における同一の側の辺4bには、その中央部分から第2方向Yの外方に延びる一定幅の取付け板部分4cが形成されている。取付け板部分4cの先端には、その両側から第3方向Zの下方に向けて直角に折れ曲がったナット取付け板部分4dが形成されている。
第2モーター31は、第1ステージ板3の取付け板部分3fにおける水平板部分3hの裏面に、マウント24を介して固定されている。第2モーター31のモーター軸31aは垂直板部分3gを貫通して第2方向Yに延び、カップリング35を介して、第2スクリュー軸32に連結されている。第2スクリュー軸32は第2ステージ板4の辺4bから、その裏面に沿って延びている。第2スクリュー軸32は、ナット取付け板部分4dに固定した第2スクリューナット33にねじ込まれている。第2モーター31を回転駆動して第2スクリュー軸32を回転すると、これに螺合している第2スクリューナット33が固定されている第2ステージ板4が第2方向Yにスライドする。
ここで、図4(b)、(c)から分かるように、ベース板2および第1ステージ板3は同一形状をしており、軽量化のために、それらの中央部分が打ち抜き加工により矩形開口2f、3iが形成されている。矩形のベース板2のベース面2aには、その第2方向Yの両側の端部分に、それぞれ、2組の第1ステージガイド10が配置されている。
第1球体ガイド板7は、両側の第1ステージガイド10の内側に、それぞれ、配置され
ている。両側の第1球体ガイド板7は同一形状をしており、ベース面2a上において、対称な状態に配置されている。第1球体ガイド板7は、第1方向Xに細長い長方形をしており、第1球体9の直径よりも薄い。
次に、図4(a)、(b)から分かるように、第2ステージ板4は第1ステージ板3と同一の輪郭形状をしており、軽量化のために、その中央部分が打ち抜き加工により矩形開口4eが形成されている。第1ステージ板3の第1ステージ面3aには、その第1方向Xの両側の端部分に、それぞれ、2組の第2ステージガイド17が配置されている。
第2球体ガイド板14は、両側の第2ステージガイド17の内側に、それぞれ、2枚ずつ配置されている。第2球体ガイド板14のそれぞれは同一形状である。第2球体ガイド板14に形成されている第2球体ガイド溝15の溝幅は、第2球体16の直径よりも所定量だけ大きい。第2球体16は、第2球体ガイド溝15に沿った方向に移動可能であると共に、これとは異なる方向にも所定量だけ移動可能である。第2球体16は、第2球体ガイド溝15の底面15aに転動自在の状態で載っており、第2ステージ板4は第2球体16に載っている。
次に、図5(a)は第1球体ガイド板7を示す平面図であり、図5(b)はその断面図である。これらの図を参照して説明すると、第1球体ガイド板7に形成した各第1球体ガイド溝8の溝長さLは、少なくとも、第1ステージ板3の第1方向Xヘのストローク長とほぼ同一である。その溝幅Wは、第1球体9の直径よりも大きい。第1球体9は、第1球体ガイド溝8に沿った方向に移動可能(転動可能)であると共に、これとは異なる方向にも所定量だけ移動可能(転動可能)である。
第2ステージ板4を支持している第2球体16が保持されている第2球体ガイド板14に形成した凹部からなる第2球体ガイド溝15も同様に構成されている。すなわち、その溝長さは、少なくとも、第2ステージ板4の最大ストローク長であり、その溝幅は第2球体16の直径よりも僅かに大きい。
ステージ装置1では、板金部品である第1ステージ板3は、複数個の第1球体9を介してベース板2のベース面2aにスライド可能に支持されている。第1球体9の個数、および、各第1球体9による第1ステージ板3の支持位置を適切に設定することにより、第1ステージ板3を高い平面度に維持できる。同様に、板金部品である第2ステージ板4は、複数個の第2球体16を介して第1ステージ板3の第1ステージ面3aにスライド可能に支持されている。第2球体16の個数、および、各第2球体16による第2ステージ板4の支持位置を適切に設定することにより、第2ステージ板4を高い平面度に維持できる。したがって、第2ステージ板4のステージ面4aを高い平面度の状態に維持できる。
また、第1球体9は第1方向Xだけでなく、これとは異なる方向にも所定量だけ移動可能であり、第2球体16は第2方向Yだけでなく、これとは異なる方向にも所定量だけ移動可能である。したがって、第1球体9、第2球体16が当る球体支持面であるベース面2a、底面15aの位置が変動するので、球体支持面の摩耗を抑制できる。よって、ステージ面4aを良好な平面度の状態に維持でき、ステージ装置1の寿命も長くできる。
また、第1球体ガイド溝8、第2球体ガイド溝15に異物が侵入することがある。これらの溝幅は、第1、第2球体9、16の直径よりも広いので、異物が侵入した場合でも、第1、第2球体9、16のスムーズな移動を確保できる。よって、第1、第2ステージ板移動を精度良くスムーズに行うことができる。
さらに、第1、第2球体ガイド溝8、15の溝幅は第1、第2球体9、16の直径より
も大きいので、第1、第2球体ガイド溝8、15の内周縁に接触した状態のまま第1、第2球体9、16が移動することがない。よって、第1、第2球体9、16はスムーズに移動するので、第1、第2ステージ板3、4の移動を精度良くスムーズに行うことができる。
(実施の形態2)
ここで、実施の形態1のステージ装置1では、第1、第2直動機構5、6を含め、全体の厚さ(第3方向Zの寸法)を一定にするために、第2球体ガイド板14の板厚を厚くしている。第1、第2直動機構5、6の厚さに比べて、ベース板2、第1、第2ステージ板3、4から構成されるステージ本体部分の厚さを薄くすることも可能である。
図6(a)は、この構成を備えた実施の形態2に係るステージ装置を示す斜視図であり、図6(b)はその断面図である。図7(a)は第2ステージ板を示す平面図であり、図7(b)は第1ステージ板を示す平面図であり、図7(c)はベース板を示す平面図である。
ステージ装置100は、板金部品である矩形のベース板102と、板金部品である第1ステージ板103と、板金部品である第2ステージ板104を備えている。
ベース板102の上面は平坦な矩形輪郭のベース面102aである。以下の説明では、ベース面102aに沿った方向のうち、ベース面102aの一方の辺に沿った方向を第1方向X、第1方向Xに直交する方向を第2方向Yと定義し、第1、第2方向X、Yに直交する方向をZ方向と定義する。ベース板102、第1ステージ板103および第2ステージ板104はZ方向に所定の間隔で積層されている。
第1ステージ板103は、ベース面102aに沿った方向である第1方向Xにスライド可能である。第1ステージ板103の上面は、ベース面102aに平行な第1ステージ面103aである。第2ステージ板104は、第1ステージ面103aに沿った方向である第2方向Yにスライド可能である。本例では、第2方向Yは第1方向Xに直交する方向である。第2ステージ板104の上面はベース面102aに平行な第2ステージ面であり、この第2ステージ面がステージ装置100のステージ面104aである。
第1ステージ板103は、第1直動機構105によって、第1方向Xに一定のストロークでスライドし、第2ステージ板104は、第2直動機構106によって、第2方向Yに一定のストロークでスライドする。第1、第2ステージ板103、104をスライドさせることにより、ステージ装置100のステージ面104aに載せたワーク(図示せず)を、ステージ面104aと同一平面上における所定の範囲内の領域において任意の位置に位置決め可能である。第1直動機構105および第2直動機構106は、実施の形態1の第1直動機構5および第2直動機構6と同様な構成である。
ベース板102のベース面102aには、2枚の第1球体ガイド板107が、不図示の固定ネジあるいは打ち込みピンによって、固定されている。第1球体ガイド板107は板金部品であり、実施の形態1の第1球体ガイド板7と同一構成である。第1球体ガイド板107には、複数本、本例では3本の同一形状の第1球体ガイド溝108が打ち抜き加工により形成されている。第1球体ガイド溝108のそれぞれには、同一サイズの第1球体109が1個あるいは複数個、挿入されている。本例では1個の第1球体109が挿入されている。第1球体ガイド溝108の溝幅は第1球体109の直径よりも大きい。第1球体109は第1球体ガイド溝108に挿入された状態でベース板102のベース面102aに載っており、第1球体ガイド溝108に対峙するベース面102aの部分が第1球体支持面である。この状態の第1球体109に第1ステージ板103が載っており、第1ス
テージ板103はベース面102aに沿った方向にスライド可能である。
ベース板102と第1ステージ板103の間には、第1ステージ板103を第1方向Xにガイドする4組の第1ステージガイド110が組み込まれている。第1ステージガイド110は、実施の形態1における第1ステージガイド10と同一構成であり、第1方向Xに延びる一定幅の第1ステージガイド溝111と、第1ステージガイド溝111に沿ってスライド自在な状態で当該第1ステージガイド溝111に挿入されている第1スライドリング112を備えている。第1スライドリング112は、第1リング固定ネジ113によって、ベース板2に固定されていると共に、第1ステージガイド溝111から抜けないように保持されている。
第1ステージ板103の第1ステージ面103aには、複数枚の第2球体ガイド板114が、不図示の固定ネジあるいは打ち込みピンによって、固定されている。第2球体ガイド板114は板金部品であり、上記の第1球体ガイド板107と同一構成である。当該第2球体ガイド板114には、3本の第2球体ガイド溝115が形成されている。第2球体ガイド溝115のそれぞれには、同一サイズの第2球体116が1個あるいは複数個、挿入されている。本例では1個の第2球体116が挿入されている。第2球体ガイド溝115の溝幅は第2球体116の直径よりも大きい。第2球体116は第2球体ガイド溝115に挿入された状態で第1ステージ板103の第1ステージ面103aに載っており、第2球体ガイド溝115に対峙する第1ステージ面103aの部分が第2球体支持面である。この状態の第2球体116に第2ステージ板104が載っており、第2ステージ板104は第1ステージ面103aに沿った方向にスライド可能である。
第1ステージ板103と第2ステージ板104の間には、第2ステージ板104を第2方向Yにガイドする4組の第2ステージガイド117が組み込まれている。第2ステージガイド117は、第2方向Yに延びる一定幅の第2ステージガイド溝118と、第2ステージガイド溝118に沿ってスライド自在な状態で当該第2ステージガイド溝に挿入されている第2スライドリング119を備えている。本例では、第2ステージガイド溝118は第2ステージ板104の一部を一定幅で直線状に切り抜くことにより形成されている。第2スライドリング119は、第2リング固定ネジ120によって、第1ステージ板103に固定されていると共に、第2ステージガイド溝118から抜け出ないように保持されている。
ステージ装置100は、ベース板102の上に第1球体109を挟み第1ステージ板103が積層され、第1ステージ板103の上に第2球体116を挟み第2ステージ板104が積層されている。したがって、極めて薄い2軸ステージ装置を実現できる。
また、ステージ装置1の場合と同様に、ステージ面104aが高い平面度の状態に維持される。さらに、第1、第2球体109、116のスムーズな移動を確保できるので、第1、第2ステージ板103、104の移動をスムーズに行うことができる。
(実施の形態3)
図8は本発明を適用した実施の形態3に係る1軸ステージ装置を示す斜視図である。1軸ステージ装置200は、板金部品である矩形のベース板202および板金部品であるステージ板203を備えている。ベース板202の上面は平坦な矩形輪郭のベース面202aである。以下の説明では、ベース面202aに沿った方向のうち、ベース面202aの一方の辺に沿った方向を第1方向X、第1方向Xに直交する方向を第2方向Yと定義し、第1、第2方向X、Yに直交する方向をZ方向と定義する。ベース板202とステージ板203はZ方向に所定の間隔で積層されている。
ステージ板203は、ベース面202aに沿った方向である第1方向Xにスライド可能である。ステージ板203の上面は、ベース面202aに平行なステージ面203aである。このステージ面203aがステージ装置200のステージ面である。
ステージ板203は、直動機構205によって、第1方向Xに一定のストロークでスライドする。ステージ板203をスライドさせることにより、ステージ装置200のステージ面203aに載せたワーク(図示せず)を、ステージ面203aと同一平面上における所定の範囲内でX方向の任意の位置に位置決め可能である。
図9は1軸ステージ装置200の分解斜視図である。図9においては、直動機構205を省略してある。図10は1軸ステージ装置200のボール保持部を示す部分断面図である。
これらの図に示すように、ベース板202のベース面202a(第1取付け側板面)には、4枚の球体保持板207が、不図示の固定ネジあるいは打ち込みピンによって、固定されている。ステージ板203の裏面側に球体保持板207を固定することも可能である。球体保持板207は板金部品であり、当該球体保持板207には、円形の球体保持穴208が打ち抜き加工により形成されている。本例では、矩形のベース面202aの四隅に、球体保持板207がそれぞれ配置されている。球体保持板207と球体保持穴208によって、球体保持部が構成される。
ベース板202とステージ板203の間に位置する球体保持板207は、一定幅の長方形の板材を折り曲げ加工して形成されたものである。球体保持板207には、取付け側板面であるベース面202aに固定した左右一対の脚板部分207aと、これらの脚板部分207aから直角に折れ曲がって起立している一対の起立板部分207bと、これらの起立板部分207bの先端から直角に折れ曲がってベース面202a平行な方向に延びる球体保持板部分207cとが形成されている。
球体保持穴208は、矩形の球体保持板部分207cの中央部分を、その厚さ方向に貫通して延びる円形穴である。図10から分かるように、ベース面202aと球体保持板207によって囲まれた部分に、1個の球体209が転動自在の状態で配置されている。起立板部分207bの高さは、球体209の直径よりも低い。したがって、球体209の一部は、球体保持穴208からステージ板203の側に突出し、ステージ板203の裏面に当接している。
球体保持穴208の円形の穴内周面208aは球体209の直径よりも小さく、球体保持穴208から球体209が抜け出ないようになっている。また、穴内周面208aと球体209の外周面との間には、それらが同軸状態にある場合に、一定幅の円環状の隙間208bが形成されるように、穴内周面208aの大きさ、高さ位置が設定されている。これにより、球体209は、ベース面202aに沿って僅かに各方向に転動可能な状態で、球体保持穴208内に保持されている。
このように、ベース面202aの四隅に配置した球体保持穴208のそれぞれに、1個ずつ球体209が転動自在に保持され、この状態で各球体209はベース面202aに載っている。また、4個の球体209の上にステージ板203が載っている。よって、ステージ板203はベース面202aに沿った方向にスライド可能である。
ベース板202とステージ板203の間には、ステージ板203を第1方向Xにガイドするステージガイド210が組み込まれている。ステージガイド210は、第1方向Xに延びる一定幅で一定の長さの6本のステージガイド溝211と、各ステージガイド溝21
1に沿ってスライド自在な状態で当該ステージガイド溝211に挿入されているスライドリング212を備えている。
本例では、ステージ板203におけるY方向の両側の辺がベース板202の側に一定幅で直角に折り曲げられ、当該折り曲げ縁部分を、部分的に3箇所、直線状に打ち抜き加工することにより形成したスリットである。スリットの代わりに凹溝を形成してもよい。また、ベース板202におけるY方向の両側の辺がステージ板203の側に一定幅で直角に折り曲げられ、当該折り曲げ縁部分が、ステージ板203の側の折り曲げ縁部分に対して内側から対峙している。このベース板202の側の折り曲げ縁部分には、X方向に一定の間隔で3箇所に、スライドリング212がリング固定ネジ213によって固定されている。また、各スライドリング212は各ステージガイド溝211から抜けないように保持されている。
次に、図8に示すように、ステージ板203をスライドさせる直動機構205は、モーター221、スクリュー軸222およびスクリューナット223を備えている。直動機構205は実施の形態1、2における場合と同様な構成となっているので、それらの詳細については説明を省略する。
1軸ステージ装置200では、板金部品であるステージ板203は、複数個の球体209を介してベース板202のベース面202aにスライド可能に支持されている。球体209の個数、および、各球体209によるステージ板203の支持位置を適切に設定することにより、ステージ板203を高い平面度に維持できる。
また、球体209はスライド方向である第1方向Xだけでなく、これとは異なる方向にも僅かに移動可能である。球体209が当る球体支持面であるベース面202aの位置が変動するので、球体支持面の摩耗を抑制できる。よって、ステージ面203aを良好な平面度の状態に維持でき、1軸ステージ装置200の寿命も長くできる。
また、球体保持穴208に異物が侵入することがある。球体保持穴208の穴内周面208aと球体209の間には僅かではあるが隙間が形成される。異物が侵入した場合でも、球体209のスムーズな回転を確保できる。よって、ステージ板203の移動を精度良くスムーズに行うことができる。
(球体保持部の別の例)
図11および図12は、それぞれ、上記の実施の形態3の1軸ステージ装置200のベース板とステージ板の間に組み込み可能な球体保持部の別の例を示す分解斜視図である。ベース板およびステージ板の構成は図8、図9に示すベース板202、ステージ板203と同一であるので、それらの説明を省略し、図11、図12においては、対応する部位には同一の符号を付してある。
図11に示す球体保持部は、一対の球体保持板217と、各球体保持板217に形成した一対の球体保持穴218とを備えている。各球体保持板217は板金部品からなり、その断面形状は前述の球体保持板207と同一である。本例の球体保持板217は、ベース面202aにおける第2方向Yの両端部分において、第1方向Xに延びる細長い部材である。各球体保持板217の長さ方向の両端部に円形の球体保持穴218が形成され、各球体保持穴218によって球体209が回転自在の状態で保持されている。
図12に示す球体保持部は、一枚の矩形の球体保持板227と、この球体保持板227の四隅に形成した4個の円形の球体保持穴228とを備えている。各球体保持穴228に球体209が回転自在の状態で保持されている。球体保持板227は、板金部品からなり
、ベース面202aに固定される左右一対の脚板部分227aと、これらの脚板部分227aから直角に折り曲げられて起立している起立板部分227bと、これらの起立板部分227bの先端から直角に折り曲げられてベース面202aに平行な方向に延びている矩形の球体保持板部分227cとを備えている。球体保持板部分227cにおける四隅に円形の球体保持穴228が形成されている。
1 ステージ装置、2 ベース板、2a ベース面、2b 辺、2c 取付け板部分、2d 垂直板部分、2e 水平板部分、3 第1ステージ板、3a 第1ステージ面、3b
辺、3c 取付け板部分、3d ナット取付け板部分、3e 辺、3f 取付け板部分、3g 垂直板部分、3h 水平板部分、4 第2ステージ板、4a ステージ面、4b
辺、4c 取付け板部分、4d ナット取付け板部分、4e 矩形開口、5 第1直動機構、6 第2直動機構、7 第1球体ガイド板、8 第1球体ガイド溝、9 第1球体、10 第1ステージガイド、11 第1ステージガイド溝、12 第1スライドリング、13 第1リング固定ネジ、14 第2球体ガイド板、15 第2球体ガイド溝、16
第2球体、17 第2ステージガイド、18 第2ステージガイド溝、19 第2スライドリング、20 第2リング固定ネジ、21 第1モーター、22 第1スクリュー軸、23 第1スクリューナット、24 マウント、25 カップリング、31 第2モーター、32 第2スクリュー軸、33 第2スクリューナット、35 カップリング、W
溝幅、X 第1方向、Y 第2方向、Z 第3方向、
100 ステージ装置、102 ベース板、102a ベース面、103 第1ステージ板、103a 第1ステージ面、104 第2ステージ板、104a ステージ面、105 第1直動機構、106 第2直動機構、107 第1球体ガイド板、108 第1球体ガイド溝、109 第1球体、110 第1ステージガイド、111 第1ステージガイド溝、112 第1スライドリング、113 第1リング固定ネジ、114 第2球体ガイド板、115 第2球体ガイド溝、116 第2球体、117 第2ステージガイド、118 第2ステージガイド溝、119 第2スライドリング、120 第2リング固定ネジ、
200 1軸ステージ装置、202 ベース板、202a ベース面、203 ステージ板、203a ステージ面、205 第1直動機構、207,217,227 球体保持板、207a,227a 脚板部分、207b,227b 起立板部分、207c,227c 球体保持板部分、208,218,228 球体保持穴、208a 穴内周面、208b 隙間、209 球体、210 ステージガイド、211 ステージガイド溝、212 スライドリング、213 リング固定ネジ、221 モーター、222 スクリュー軸、223 スクリューナット

Claims (18)

  1. ベース板と、
    第1球体と、
    前記第1球体を挟み、前記ベース板に積層した第1ステージ板と、
    前記第1ステージ板を、前記ベース板に対して、前記第1ステージ板の板面に沿った第1方向にスライド可能な状態で支持する第1ステージガイドと、
    前記第1球体を、前記第1ステージ板のスライドに伴って転動可能な状態で保持する第1球体ガイド溝あるいは第1球体保持穴を備えた第1球体保持部と、
    を有し、
    前記第1球体保持部が前記第1球体ガイド溝を備えている場合には、
    前記第1球体ガイド溝における前記第1方向の溝長さは、少なくとも、前記第1ステージ板の最大スライド距離であり、前記第1方向に直交する直交方向の溝幅は、前記第1球体の直径よりも大きく、
    前記第1球体保持部が前記第1球体保持穴を備えている場合には、
    前記第1球体保持穴は、前記板面に直交方向に抜け出ないように前記第1球体を保持し、かつ、前記第1方向および前記直交方向に所定量だけ移動可能な状態で前記第1球体を保持していることを特徴とするステージ装置。
  2. 前記第1球体保持部は前記第1球体ガイド溝を備え、
    前記ベース板と前記第1ステージ板の間に位置し、前記ベース板あるいは前記第1ステージ板に取り付けた第1球体ガイド板を有し、
    前記第1球体ガイド板の板厚は前記第1球体の直径よりも薄く、
    前記第1球体ガイド溝は、前記第1球体ガイド板に形成したスリットである請求項1に記載のステージ装置。
  3. 前記第1球体保持部は前記第1球体ガイド溝を備え、
    前記ベース板と前記第1ステージ板の間に位置し、前記ベース板あるいは前記第1ステージ板に取り付けた第1球体ガイド板を有し、
    前記第1球体ガイド溝は、前記第1球体ガイド板に形成した、前記第1球体の直径よりも浅い深さの第1凹部である請求項1に記載のステージ装置。
  4. 複数個の前記第1球体と、複数枚の前記第1球体ガイド板を備え、
    前記第1球体ガイド板のそれぞれに、1本あるいは複数本の前記第1球体ガイド溝が形成され、
    前記第1球体ガイド溝のそれぞれには、1個あるいは複数個の前記第1球体が保持されている請求項2または3に記載のステージ装置。
  5. 前記第1球体保持部は前記第1球体保持穴を備え、
    前記ベース板と前記第1ステージ板の間に位置し、前記ベース板の板面および前記第1ステージ板の板面のうちの一方の板面である取付け側板面に取り付けた第1球体保持板を有し、
    前記第1球体保持板は、前記取付け側板面に固定した一対の脚板部分と、これらの脚板部分から前記取付け側板面から離れる方向に折れ曲がって延びる一対の起立板部分と、これらの起立板部分の先端から前記取付け側板面に平行な方向に折れ曲がって延び、前記先端の間に架け渡されている球体保持板部分とを備え、
    前記第1球体保持穴は、前記球体保持板部分を貫通する状態に形成した円形穴であり、
    前記第1球体の一部は、前記第1球体保持穴から前記取付け側板面とは反対側に突出しており、
    前記第1球体保持穴の穴内周面の内径は、前記第1球体の直径よりも小さく、
    前記穴内周面と前記第1球体の外周面との間には、前記第1方向および当該第1方向に直交する方向に所定の隙間が形成されている請求項1に記載のステージ装置。
  6. 複数個の前記第1球体と、複数枚の前記第1球体保持板とを備え、
    前記第1球体保持板の前記球体保持板部分には、1個あるいは複数個の前記第1球体保持穴が形成され、
    前記第1球体保持穴のそれぞれに、1個ずつ前記第1球体が保持されている、
    請求項5に記載のステージ装置。
  7. 前記第1ステージガイドは、
    前記第1方向に延びる第1ステージガイド溝と、
    前記第1ステージガイド溝に保持され、当該第1ステージガイド溝に沿ってスライド可能な第1スライド部材と、
    を備え、
    前記第1ステージガイド溝は、前記ベース板および前記第1ステージ板のうちの一方に形成したスリットあるいは凹部であり、
    前記第1スライド部材は、前記ベース板および前記第1ステージ板のうちの他方に取り付けられている請求項1ないし6のうちのいずれか一つの項に記載のステージ装置。
  8. 第1モーターと、
    前記第1モーターによって回転可能な前記第1方向に延びる第1スクリュー軸と、
    前記第1スクリュー軸に螺合している第1スクリューナットと、
    を有し、
    前記ベース板および前記第1ステージ板のうちの一方に、前記第1モーターおよび前記第1スクリュー軸が取り付けられ、他方に前記第1スクリューナットが取り付けられている請求項1ないし7のうちのいずれか一つの項に記載のステージ装置。
  9. 前記ベース板、前記第1ステージ板、および、前記第1球体保持部の前記第1球体ガイド溝あるいは前記第1球体保持穴が形成される部材は、それぞれ板金部品であり、前記第1球体は鋼球である請求項1ないし8のうちのいずれか一つの項に記載のステージ装置。
  10. 第2球体と、
    前記第2球体を挟み、前記第1ステージ板に対して、前記ベース板とは反対側に積層した第2ステージ板と、
    前記第2ステージ板を、前記第1ステージ板に対して、前記第2ステージ板の板面に沿った方向で第1方向とは異なる第2方向にスライド可能な状態で支持する第2ステージガイドと、
    前記第2球体を、前記第2ステージ板のスライドに伴って転動可能な状態で保持する第2球体ガイド溝あるいは第2球体保持穴を備えた第2球体保持部と、
    を有し、
    前記第2球体保持部が前記第2球体ガイド溝を備えている場合には、
    前記第2球体ガイド溝における前記第2方向の溝長さは、少なくとも、前記第2ステージ板の最大スライド距離であり、前記第2方向に直交する直交方向の溝幅は、前記第2球体の直径よりも大きく、
    前記第2球体保持部が前記第2球体保持穴を備えている場合には、
    前記第2球体保持穴は、前記板面に直交方向に抜け出ないように前記第2球体を保持し、かつ、前記第2方向および前記直交方向に所定量だけ移動可能な状態で前記第2球体を保持している請求項1ないし9のうちのいずれか一つの項に記載のステージ装置。
  11. 前記第2球体保持部は前記第2球体ガイド溝を備え、
    前記第1ステージ板と前記第2ステージ板の間に位置し、前記第1ステージ板あるいは前記第2ステージ板に取り付けた第2球体ガイド板を有し、
    前記第2球体ガイド板の板厚は、前記第2球体の直径よりも薄く、
    前記第2球体ガイド溝は、前記第2球体ガイド板に形成したスリットである請求項10に記載のステージ装置。
  12. 前記第2球体保持部は前記第2球体ガイド溝を備え、
    前記第1ステージ板と前記第2ステージ板の間に位置し、前記第1ステージ板あるいは前記第2ステージ板に取り付けた第2球体ガイド板を有し、
    前記第2球体ガイド溝は、前記第2球体ガイド板に形成した、前記第2球体の直径よりも浅い深さの第2凹部である請求項10に記載のステージ装置。
  13. 前記第2球体保持部は前記第2球体ガイド溝を備え、
    複数個の前記第2球体と、複数枚の前記第2球体ガイド板を備え、
    前記第2球体ガイド板のそれぞれに、1本あるいは複数本の前記第2球体ガイド溝が形成され、
    前記第2球体ガイド溝のそれぞれには、1個あるいは複数個の前記第2球体が保持されている請求項11または12に記載のステージ装置。
  14. 前記第2球体保持部は前記第2球体保持穴を備え、
    前記第1ステージ板と前記第2ステージ板の間に位置し、前記第1ステージ板の板面および前記第2ステージ板の板面のうちの一方の第2取付け側板面に取り付けた第2球体保持板を有し、
    前記第2球体保持板は、前記第2取付け側板面に固定した一対の第2脚板部分と、これらの第2脚板部分から前記第2取付け側板面から離れる方向に折れ曲がって延びる一対の第2起立板部分と、これらの第2起立板部分の先端から前記第2取付け側板面に平行な方向に折れ曲がって延び、前記第2起立板部分の先端の間に架け渡されている第2球体保持板部分とを備え、
    前記第2球体保持穴は、前記第2球体保持板部分を貫通する状態に形成した円形穴であり、
    前記第2球体の一部は、前記第2球体保持穴から前記第2取付け側板面とは反対側に突出しており、
    前記第2球体保持穴の穴内周面の内径は、前記第2球体の直径よりも小さく、
    前記第2球体保持穴の穴内周面と前記第2球体の外周面との間には、前記第2方向および当該第2方向に直交する方向に所定の隙間が形成されている請求項10に記載のステージ装置。
  15. 複数個の前記第2球体と、1枚あるいは複数枚の前記第2球体保持板とを備え、
    前記第2球体保持板の前記第2球体保持板部分には、1個あるいは複数個の前記第2球体保持穴が形成され、
    前記第2球体保持穴のそれぞれに、1個ずつ前記第2球体が保持されている、
    請求項14に記載のステージ装置。
  16. 前記第2ステージガイドは、
    前記第2方向に延びる第2ステージガイド溝と、
    前記第2ステージガイド溝内に保持され、当該第2ステージガイド溝に沿ってスライド可能な第2スライド部材と
    を備え、
    前記第2ステージガイド溝は、前記第1ステージ板および前記第2ステージ板のうちの一方に形成したスリットあるいは凹部であり、
    前記第2スライド部材は、前記第1ステージ板および前記第2ステージ板のうちの他方に取り付けられている請求項10ないし15のうちのいずれか一つの項に記載のステージ装置。
  17. 第2モーターと、
    前記第2モーターによって回転可能な前記第2方向に延びる第2スクリュー軸と、
    前記第2スクリュー軸に螺合している第2スクリューナットと、
    を有し、
    前記第1ステージ板および前記第2ステージ板のうちの一方に、前記第2モーターおよび前記第2スクリュー軸が取り付けられ、他方に前記第2スクリューナットが取り付けられている、
    請求項10ないし16のうちのいずれか一つの項に記載のステージ装置。
  18. 前記第2ステージ板、および、前記第2球体保持部の前記第2球体ガイド溝あるいは前記第2球体保持穴が形成されている部材は、それぞれ板金部品であり、
    前記第2球体は鋼球である、
    請求項10ないし17のうちのいずれか一つの項に記載のステージ装置。
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