JP4497004B2 - 転炉底吹き羽口の監視・圧力制御方法 - Google Patents

転炉底吹き羽口の監視・圧力制御方法 Download PDF

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本発明は、酸化性ガス及び羽口保護のための冷却用ガスを吹き込む、2重管構造の転炉底吹き羽口の異常を監視すると同時に底吹き羽口の圧力を制御する、底吹き羽口の監視・圧力制御方法に関するものである。
底吹き羽口を有する底吹き転炉や上底吹き転炉などの底吹き羽口として、内管及び外管からなる2重管羽口を用いるとき、内管からは酸素ガスなどの酸化性ガスを、内管と外管との間隙からは、プロパンガスやCO2 ガスなどの羽口保護用の冷却用ガスを吹込んでいる。底吹き転炉は、精錬用酸化性ガスの全量を前記羽口の内管から吹き込む方式の溶融金属精錬炉であり、また、上底吹き転炉は、精錬用酸化性ガスの一部を前記羽口の内管から吹き込み、その他を上吹きランスから吹き込む方式の溶融金属精錬炉である。
これらの精錬炉の底吹き羽口として使用される2重管方式の羽口は、前述したように、羽口保護のために内管と外管との間の間隙部(以下、「アニュラスギャップ」とも呼ぶ)から冷却用ガスが吹き込まれており、この冷却用ガスが溶融金属温度に到達するときの顕熱と熱分解の分解吸熱とを利用して羽口が冷却されており、また、羽口先端部には、この冷却によって所謂「マッシュルーム」と呼ばれる凝固鉄が生成されて羽口が保護される。
羽口及び羽口周囲の耐火物保護のためには、羽口先端のマッシュルームの状態を適正に保つことが重要である。つまり、マッシュルームが過度に小さくなると羽口保護効果が小さく、羽口寿命が短くなるという問題を生じ、逆に、マッシュルームが過度に大きいと内管からの精錬剤の吹き込みが困難となり、ときには閉塞してしまい、また、酸化性ガスの吹き込みさえも困難となるという問題を生ずる。
そのために、従来、これらの問題点を解決するための提案が多数なされている。例えば、特許文献1には、外管への供給流路に圧力検出器を設置し、操業中の冷却用ガスの圧力を測定し、この測定値に基づいて羽口先端部における圧力を推定し、この推定値が所定の圧力範囲となるように、冷却用ガスの供給圧力を調整する方法が提案されている。特許文献2には、冷却用ガスに酸化性ガスを混入し、酸化性ガスの混合量を調整することでマッシュルームの大きさを制御する方法が開示されている。
特許文献3には、羽口冷却能を最大とする冷却用ガスの流量と圧力との関係について理想流量特性曲線を予め求めておき、この理想流量特性曲線との偏差から冷却状況を判断し、この偏差に応じて冷却用ガスの吹き込み量を調整する方法が開示されている。また、特許文献4には、酸化性ガス流路にオリフィス板を設置し、オリフィス板の下流側で圧力を測定するとともに酸化性ガス流路の本管で圧力と流量とを測定し、これらの測定値から酸化性ガスの各羽口の羽口先端閉塞率及び羽口圧力変化率を求め、これらが予め設定した上下限値を外れた場合に警報を出力する異常溶損監視装置が開示されている。
特開2004−115832号公報 特開昭61−104016号公報 特公昭61−40006号公報 特開平5−195039号公報
しかしながら、上記従来技術には、以下の問題点がある。
即ち、特許文献1では、一例としてマッシュルームによる圧損推定値(羽口先端におけるガス圧力)が0.5 MPa以下となるようにガスの供給圧を調整しているが、単に圧損推定値が0.5 MPa以下となるようにガスの供給圧を調整しても、無視できない頻度で羽口先端部にバーンバックと呼ばれる異常磨耗が発生することを、本発明者等は経験している。特に、羽口のガス流量を増加したり、炉のヒートサイズが大きくなったりすると、発生しやすいことを確認している。即ち、マッシュルームの制御のためには厳密な圧力制御を実施する必要があると考えられる。
また、特許文献2では、羽口の機械的損耗や詰まり、並びに、酸化性ガスと冷却用ガスとのバランスクが不適切なことによる溶損などによって、羽口寿命が大幅に短くなる恐れがあり、従って、これを検知しないと転炉炉底が羽口部分で大きく損耗を受け、炉底の溶損或いは炉底からの湯洩れという重大な事故につながってしまう恐れがある。
特許文献3では操業中の異常を監視できないという問題がある。また、特許文献4では、転炉操業全期間に亘っての異常監視ができないという問題があるのみならず、吹錬のための各ガスの供給量が操業を制御するために切り替えられるとき、この供給量の変更が外乱となって異常警報の出力が多発することにもなり、監視の信頼性が損なわれるという問題もある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、転炉炉底に設置した2重管構造の底吹き羽口から酸化性ガス及び冷却用ガスを吹き込んで溶融金属を精錬するに当たり、底吹き羽口の異常を正確に且つ迅速に判定すると同時に、底吹き羽口先端にマッシュルームを安定して形成させ、底吹き羽口の寿命向上を図ることが可能な、転炉底吹き羽口の監視・圧力制御方法を提供することである。
上記課題を解決するための第1の発明に係る転炉底吹き羽口の監視・圧力制御方法は、内管と外管とで構成される2重管構造の底吹き羽口の内管から吹き込まれる酸化性ガスの圧力、並びに、内管と外管との間隙から吹き込まれる冷却用ガスの圧力をそれぞれ測定し、測定した圧力に基づいて底吹き羽口の異常を診断するとともに圧力制御を実施する転炉底吹き羽口の監視・圧力制御方法であって、前記底吹き羽口の内管と外管との間隙の断面積が165〜230mm 2 で構成されており、測定したそれぞれの圧力を過去のデータと比較して偏差を求め、求めた偏差から底吹き羽口の異常の有無を判定すると同時に、測定した冷却用ガスの検出圧力から、冷却用ガスの圧力検出位置から底吹き羽口先端までの配管圧損と底吹き羽口先端部での静鉄圧とを減算してマッシュルーム圧損を求め、求めたマッシュルーム圧損が0.08〜0.15 MPaの範囲内になるように冷却用ガスの供給を調整することを特徴とするものである。
第2の発明に係る転炉底吹き羽口の監視・圧力制御方法は、内管と外管とで構成される2重管構造の底吹き羽口の内管から吹き込まれる酸化性ガスの圧力、並びに、内管と外管との間隙から吹き込まれる冷却用ガスの圧力をそれぞれ測定し、測定した圧力に基づいて底吹き羽口の異常を診断するとともに圧力制御を実施する転炉底吹き羽口の監視・圧力制御方法であって、前記底吹き羽口の内管の外周面には、外側に張り出す、高さが1.2mm以上であるスプラインが設置されていて、内管と外管との間隙がスプラインによって維持されるように構成されており、測定したそれぞれの圧力を過去のデータと比較して偏差を求め、求めた偏差から底吹き羽口の異常の有無を判定すると同時に、測定した冷却用ガスの検出圧力から、冷却用ガスの圧力検出位置から底吹き羽口先端までの配管圧損と底吹き羽口先端部での静鉄圧とを減算してマッシュルーム圧損を求め、求めたマッシュルーム圧損が0.08〜0.15 MPaの範囲内になるように冷却用ガスの供給を調整することを特徴とするものである。
第3の発明に係る転炉底吹き羽口の監視・圧力制御方法は、第1の発明において、前記底吹き羽口の内管の外周面には、外側に張り出す、高さが1.2mm以上であるスプラインが設置されており、内管と外管との間隙がスプラインによって維持されることを特徴とするものである。
第4の発明に係る転炉底吹き羽口の監視・圧力制御方法は、第1ないし第3の発明の何れかにおいて、前記配管圧損を、吹錬開始前の圧力測定値から求めることを特徴とするものである。
第5の発明に係る転炉底吹き羽口の監視・圧力制御方法は、第1ないし第4の発明の何れかにおいて、前記底吹き羽口は転炉に複数基設置されていて、各底吹き羽口毎に異常診断並びに圧力制御が行われることを特徴とするものである。
本発明によれば、測定された圧力と過去のデータとを比較して偏差を求め、求めた偏差に基づいて底吹き羽口の異常の有無を判定するので、底吹き羽口の異常を正確に且つ迅速に判定することができる。また、同時に、マッシュルーム圧損が所定の範囲内になるように冷却用ガスの供給を調整するので、マッシュルームが安定して形成され、高温の溶融金属が底吹き羽口及びその周囲の耐火物に直接接触することが抑制され、これによって、底吹き羽口の溶損及び底吹き羽口周囲の耐火物の損耗を抑えることができ、底吹き羽口の寿命を向上させることができる。
以下、添付図面を参照して本発明を具体的に説明する。図1は、本発明を実施する際に使用した転炉の概略断面図、図2は、図1に示す転炉を底側から見た概略図、図3は、図1に示す転炉の炉底に設置された底吹き羽口への酸化性ガス及び冷却用ガスの供給ラインの一例を示す概略図である。
図1は、底吹き型或いは上底吹き型の転炉1の断面図を示すもので、転炉1の炉底には、内管3及び外管4からなる2重管方式の底吹き羽口2が設置されており、吹錬中に底吹き羽口2の内管3から、酸素ガス、空気、酸素富化空気、酸素ガスと不活性ガスとの混合ガスなどの酸化性ガスが転炉1の内部に吹き込まれ、また、内管3と外管4との間隙からプロパンガス、CO2 ガスなどの冷却用ガスが転炉1の内部に吹き込まれる構成になっている。尚、供給ガスを切り替えることによって、内管3、並びに、内管3と外管4との間隙から、例えばArガスやN2ガスなどの不活性ガスを吹き込むことができるようにもなっている。
底吹き羽口2への酸化性ガスの供給及び冷却用ガスの供給は、それぞれ専用の酸化性ガス供給管5及び冷却用ガス供給管6を介して行われる。即ち、図2に示すように、酸化性ガス供給管5は、転炉1の炉底に配置された分配器(ディストリビュータ)7に接続し、分配器7にはそれぞれの底吹き羽口2へ接続する分岐管9が接続されている。同様に、冷却用ガス供給管6は、転炉1の炉底に配置されたヘッダー8に接続し、ヘッダー8にはそれぞれの底吹き羽口2へ接続する分岐管10が接続されている。即ち、酸化性ガス供給管5を通して供給された酸化性ガスは、分配器7で分配され、分岐管9を通って内管3から噴出するようになっている。同様に、冷却用ガス供給管6を通して供給された冷却用ガスは、ヘッダー8で分配され、分岐管10を通って内管3と外管4との間隙から噴出するようになっている。
酸化性ガス供給管5及び冷却用ガス供給管6は、Arガス或いはN2 ガスなどの不活性ガス供給管と接続しており、供給ガスを切り替えることによって、内管3から、並びに、内管3と外管4との間隙から、Arガス或いはN2ガスなどの不活性を吹き込むことができるようになっている。Arガス或いはN2 ガスなどの不活性ガスも、それぞれ、分配器7及び分岐管9を通り、或いは、ヘッダー8及び分岐管10を通り、それぞれの底吹き羽口2へ供給されるようになっている。尚、図2は底吹き羽口2を炉底に6基並べた例を示している。
これら各種ガスの供給流路を、図3を用いて説明する。図3に示すように、各種ガスは、転炉1の外部から専用の供給管を介して供給されている。つまり、酸化性ガスホルダー20に収容された酸化性ガスは、各種の遮断弁、圧力調節弁及び流量調節弁の設置された酸化性ガス供給管5を経由して、転炉1のトラニオン部分17で転炉1に設置される酸化性ガス供給管5に接続している。同様に、冷却用ガスタンク21に収容されたプロパンガスまたはCO2 ガスなどの冷却用ガスは、各種の遮断弁、圧力調節弁及び流量調節弁の設置された冷却用ガス供給管6を経由して、転炉1のトラニオン部分17で転炉1に設置される冷却用ガス供給管6に接続している。尚、トラニオン部分17とは、転炉1を受鋼姿勢、直立姿勢(吹錬中)、出鋼姿勢(反受鋼側)、排滓姿勢などに回転させる回転軸の部位である。
また、不活性ガスホルダー22に収容された窒素ガスまたはArガスなどの不活性ガスは、各種の遮断弁、圧力調節弁及び流量調節弁の設置された不活性ガス供給管11を経由して、トラニオン部分17に接続するよりも上流側で酸化性ガス供給管5に合流し、内管3に通じている。同様に、不活性ガスホルダー23に収容された窒素ガスまたはArガスなどの不活性ガスは、各種の遮断弁、圧力調節弁及び流量調節弁の設置された不活性ガス供給管12を経由して、トラニオン部分17に接続するよりも上流側で冷却用ガス供給管6に合流し、内管3と外管4との間隙に通じている。ここでは、冷却用ガスとしてプロパンガスを使用し、不活性ガスとして窒素ガスを使用している。
酸化性ガス供給管5と不活性ガス供給管11との合流部よりも下流側の酸化性ガス供給管5には、圧力検出器13が設置されており、同様に、冷却用ガス供給管6と不活性ガス供給管12との合流部よりも下流側の冷却用ガス供給管6には、圧力検出器14が設置されている。
圧力検出器13により、吹錬時における内管3の酸化性ガスの圧力及び吹錬前における内管3の不活性ガスの圧力が測定され、圧力検出器14により、吹錬時における内管3と外管4との間隙の冷却用ガスの圧力及び吹錬前における内管3と外管4との間隙の不活性ガスの圧力が測定される。これらの測定結果に基づいて、後述するように、吹錬開始時、吹錬中及び吹錬前の各段階における底吹き羽口2の異常が判定される。
尚、図1及び図3では、底吹き羽口2の基管配管(本管)に圧力検出器13及び圧力検出器14を設置しているが、底吹き羽口2が複数基設置されていて、各底吹き羽口2のガス圧力をそれぞれ測定する場合には、図2に示すように、分岐管9及び分岐管10にそれぞれ圧力検出器13A及び圧力検出器14Aを設置する。このようにすると、各底吹き羽口2の異常判定が独立して可能になるとともに、異常判定と同時に異常羽口の特定もできる。また、本発明においては、圧力検出器13及び圧力検出器14による検出値に基づいてマッシュルーム安定化の厳密な圧力制御を行うので、たとえ底吹き羽口2が1基のみであっても、底吹き羽口2に近接した側に圧力検出器13及び圧力検出器14を設置することが好ましい。底吹き羽口2の先端部の圧力検出精度が高まることがその理由である。
図4に、吹錬時における羽口異常、並びに、吹錬前における羽口閉塞の判定を実行する制御装置のブロック図を示す。底吹き羽口2に供給される各種の供給ガスは、圧力検出器13或いは圧力検出器14で測定され、測定されたデータは、圧力偏差判定部30の圧力偏差監視器31で圧力偏差設定器32に予め設定されている所定圧力値及びその上下限値とで比較され、例えば上下限値を超えた場合に異常の判定が行われる。
また、圧力偏差判定部30には、圧力測定タイマー33が備えられ、ここでは吹錬開始時であれば、不活性ガス吹込みから酸化性ガス及び冷却用ガスへの切り替えに伴なう、酸化性ガス及び冷却用ガスの吹込み流量が安定するまでの時間の設定ができるようになっている。吹錬中のガス供給量変更時も同様で、変更した流量が安定するまでの時間の設定ができるようになっている。
この吹錬開始と吹錬中との時期の区別は、制御部40に設けられた、転炉1の操業を監視する吹錬開始監視41、吹錬中監視42、吹錬前監視43の各機能部分で行われ、操業監視の時期に応じて、前データとの比較並びに直近データとの比較が行われる。測定データ及びデータの記録は、圧力偏差判定部30に備えられているデータ記録器34で行われる。
そして、操業時期毎に監視し、判定されたデータに異常が発生した場合には、異常アラーム出力機器50による警報が発せられる。また、この異常が発生した場合には、転炉操業用の制御用コンピュータ(図示せず)の画面にも表示されるようになっている。即ち、ガス圧力(背圧)を検出して制御を行う制御装置は、圧力検出器13と圧力検出器14とでそれぞれ独立して2系統設けられており、それぞれ、圧力偏差監視器31、圧力偏差設定器32、圧力測定タイマー33及びデータ記録器34を備えた圧力偏差判定部30と、吹錬開始監視41、吹錬中監視42及び吹錬前監視43を備えた制御部40とによって構成されている。
吹錬開始時、並びに、吹錬中に圧力検出器13(14)で測定されるデータ(酸化性ガス及び冷却用ガスの圧力測定データ)は、圧力偏差判定部30の圧力偏差監視器31で、データ記録器34に記録された過去のチャージのデータ(吹錬開始時)、或いは、測定データの直近データ(単独或いは平均値:吹錬中)と比較されて偏差が算出され、この偏差が圧力偏差設定器32に予め設定されている上下限値と比較されて底吹き羽口2が異常か否かの判定が行われる。また、吹錬開始前に圧力検出器13(14)で測定されるデータ(不活性ガスの圧力測定データ)については、圧力偏差判定部30の圧力偏差監視器31で、圧力偏差設定器32に予め設定されている上限値と比較されて、羽口閉塞か否かの判定が行われる。
また、圧力測定タイマー33は、吹錬開始時であれば、不活性ガスの吹込みから酸化性ガス及び冷却用ガスへの切り替えの際の、酸化性ガス及び冷却用ガスの吹込み流量が安定するまでの時間設定を行い、吹錬中の吹込みガス供給量の変更時には、変更したガス流量が安定するまでの時間設定を行うようになっている。この吹錬開始時、吹錬中、及び、吹錬前の3工程の時期の判断は、制御部40の吹錬開始監視41、吹錬中監視42、吹錬前監視43の各機能部分で行い、これらによって判断される操業監視時期に基づき、圧力偏差判定部30において、測定データと、過去のチャージのデータ或いは測定データの直近データと、の比較が行われる。そして、前述したように、操業時期毎に羽口異常または羽口閉塞が判定され、羽口異常または羽口閉塞が判定された場合には、異常アラーム出力機器50による警報が発せられる。
尚、吹錬前監視では、底吹き羽口2の詰まり検出を主目的とするが、更に、底吹き羽口2の溶損量の監視を加えることが好ましい。即ち、圧力偏差判定部30では、予め設定されている所定圧力の上限値と測定データとを比較して異常の判定を行うほかに、実測された検出圧力から配管圧損を検出する。検出される配管圧損が低くなれば、底吹き羽口2が溶損されたことを知ることができる。本発明では、この配管圧損を、後述するようにマッシュルーム生成のための圧力制御データとして活用する。
次に、本発明によるマッシュルームの生成制御方法について説明する。
マッシュルーム形成のための冷却用ガスの供給量制御は、冷却用ガス供給管6に設置される圧力調節弁にて供給圧力が調整されるとともに、底吹き羽口2の近傍の冷却用ガス供給管6に取り付けられた圧力検出器14或いは圧力検出器14Aにてガス圧が検出される。但し、圧力検出器14では個々の底吹き羽口2の圧力測定ができないので、圧力検出器14Aの測定値を用いる方が好ましく、以下、圧力検出器14Aの測定値を用いた方法で説明する。
圧力検出器14Aは、ガス圧に応じた検出信号を、底吹き羽口2の圧力を調整するための圧力制御装置(図示せず)に出力し、この圧力制御装置は、入力された検出信号に基づき底吹き羽口2における圧損を演算して求め、求めた圧損が所定の範囲となるように前記圧力調節弁を介して圧力を調整する。即ち、圧力制御装置は、圧力検出器14Aが検出する圧力に基づき演算した、底吹き羽口2の先端における圧力(「マッシュルーム圧損」と呼ぶ)が0.08〜0.15 MPaの範囲に収まるように、冷却用ガスの圧力調節弁を調整する。尚、冷却用ガスの流量も測定されて圧力制御装置に入力される。
ここで、圧力検出器14Aにおける検出圧力をPsとすると、検出圧力Psは下記の(1)式で表される。但し、(1)式において、Pgは圧力検出器14Aの設置位置から底吹き羽口2の先端までの配管圧損、Pmはマッシュルーム圧損、Pfは溶融金属の静圧である。
Figure 0004497004
従って、下記の(2)式により、検出圧力Psに基づきマッシュルーム圧損Pmを演算することができる。
Figure 0004497004
ここで、静圧Pfは、炉内に装入した溶銑などの溶融金属の質量から炉内における浴深さに換算することで求めることができる。また、配管圧損Pgは、例えば予め実験などによって検出圧力Ps及びガス流量を変数としたマップなどの形で求めておけばよい。
尚、より好ましくは、前記したように、吹錬前監視において羽口詰まりが検出されないとき、圧力検出器14Aにより実測された検出圧力Psの変化に基づいて、配管圧損Pgを求めることとする。ここで検出される検出圧力Psは、前述した(1)式で示される吹錬中のPsと異なり、下記の(3)式で表される。
Figure 0004497004
圧力検出器14Aの設置位置から底吹き羽口2の入口までのガス供給配管の長さは変化しないことから、吹錬前監視において検出されるPs即ちPf1は、底吹き羽口2の羽口長さの変化量に相当する。この吹錬前監視において検出される配管圧損Pf1をマッシュルーム生成のための圧力制御データとして活用する。
即ち、下記の(4)式を用いて圧力検出器14Aの検出圧力Psに基づきマッシュルーム圧損Pmを演算して求め、求めたマッシュルーム圧損Pmが、0.08〜0.15 MPaの範囲に収まるように、圧力調節弁によって圧力或いは供給する冷却用ガス流量を調整する。通常、供給するガスの圧力を変化させると、供給量もそれに応じて変化する。
Figure 0004497004
このようにしてマッシュルーム圧損Pmが0.08〜0.15MPaの範囲に収まるように、冷却用ガスの供給圧力または供給流量を調整することで、底吹き羽口2の異常磨耗が低減して底吹き羽口2の寿命が向上する。
ここで、マッシュルーム圧損Pmを0.08〜0.15 MPaの範囲に規定した理由は以下の通りである。即ち、ヒートサイズが大きくなって、冷却能を増大するために冷却用ガスのガス流量の増大が必要であっても、マッシュルーム圧損Pmの最大値を0.15 MPa以下に抑えることで、マッシュルームの消失(過大圧力によるマッシュルームの羽口先端部からの飛散)を防止して、底吹き羽口2の異常摩耗を低減することができる。また、マッシュルーム圧損Pmの不足(冷却用ガス供給圧力に不足)時には、マッシュルームの過剰成長及びその後の飛散などによる消失が生じるが、マッシュルーム圧損Pmを0.08 MPa以上に維持することにより、これを防止して底吹き羽口2の異常摩耗を低減することができる。尚、底吹き羽口2の損耗は、マッシュルームが消失したときの、羽口先端部と溶融金属との直接接触による熱衝撃が主体と見られ、冷却用ガスの供給によって形成されるマッシュルームが安定化するときには底吹き羽口2の先端部は適正に保護され、異常損耗が抑制される。
前述したように、検出圧力Psを測定するための圧力検出器14は、底吹き羽口2に近接して設置することが好ましく、図2に示す位置よりも更に底吹き羽口2に近接して圧力検出器14を設置した例を図5に示す。図5に示すように、底吹き羽口2の冷却用ガスの導入孔の直前に圧力検出器14Bが設置されている。酸化性ガスの圧力を測定するための圧力検出器13Bも内管3の直下に設置されている。このようにして冷却用ガスの圧力を測定する圧力検出器14Bを設置することで、配管圧損Pgは、羽口長さも含めた配管長さが極めて短い状態であるので、配管圧損Pgを過小に見ることができ、マッシュルーム形成のための圧力制御用の圧力検出器として最も好ましいといえる。尚、図5において、15は転炉耐火物、16は転炉鉄皮、19はマッシュルームである。
マッシュルーム圧損Pmを制御する際、内管3と外管4との間隙(アニュラスギャップ)、つまり冷却用ガス通路が過小或いは過大であると、冷却用ガスの圧力制御において、過剰反応或いは制御応答遅れが発生し、この乱れもマッシュルーム圧損Pmを制御する際の外乱となることが分かった。そのため、それぞれの底吹き羽口2のアニュラスギャップは165〜230mm2 の断面積とすることが好ましい。
この冷却用ガス通路の断面積の調整は、底吹き羽口2が既存の底吹き羽口であれば、内管3の外径を変化させ、内管3の外径部と外管4の内径部で構成される間隙量を調整する、或いは、内管3は既存のままとして外管4の内径を変化させる、更には、内管3及び外管4ともに変化させることで調節することができる。
そして、内管3の外周面に内管3から外側に張り出させてスプライン状突起(以下「スプライン」と記す)を設置し、スプラインの高さを調節することにより、間隙量の保持・確保を図ることが好ましい。更に、本発明においては、以下のことも重要である。
本発明者等は、バーンバックと呼ばれる異常磨耗が発生した底吹き羽口2の内管3を回収して調査したところ、内管3の先端部側で大きな偏磨耗が観察され、肉厚が薄くなった位置のスプラインの高さも低くなっていることを突き止めた。これは、転炉耐火物の熱膨張によって底吹き羽口2に応力が加わることを一因として、周方向における一部のアニュラスギャップが潰れ、つまり周方向でアニュラスギャップが変化し、その潰れた(変化した)箇所で冷却用ガスが偏流して内管3の冷却能が低下し、内管3の温度が部分的に上昇したものと考えられる。この結果、マッシュルームの過剰成長と剥離とを繰り返し、バーンバックのような大きな偏磨耗に至ったものと推定される。
このため、本発明においては、吹錬時のアニュラスギャップを確保するために、スプラインを少なくとも4箇所以上等間隔に内管3に配置し、アニュラスギャップの保持を図ることとする。底吹き羽口2のアニュラスギャップは、図6に示すように、内管3の外周面に設けられたスプライン18によって所定の間隙に確保されている。吹錬時、アニュラスギャップを確保できるように、スプライン18を少なくとも4箇所以上等間隔に配置し、アニュラスギャップ保持を図る。図6は、本発明で使用する底吹き羽口2の内管3に設置されるスプライン18の形状の1例である。
内管3の外周面に設けられたスプライン18は、吹錬中の熱負荷による内管3の変形を抑え、且つ、変形発生時にも円周方向における冷却用ガスの不均一さを抑止する。このスプライン18の高さを1.2mm以上とすることにより、吹錬中の内管3の熱変形による偏芯防止がなされ、更に、若干の変形(偏芯)が生じても、スプライン18により、冷却用ガス通路が確保され、円周方向における冷却用ガスの不均一さを抑止する。従って、スプライン18の高さは図6に示すように、1.2mm以上とすることが好ましい。これより低いと周方向のマッシュルーム形成維持が困難となる。また、アニュラスギャップを保持する目的と、吹錬中のアニュラスギャップの変化(間隙の円周方向の変化(ガタによるものも指す)はマッシュルーム形成の外乱となることからこれを防止するために、スプラインの高さ精度は、0.1mm以内の誤差精度に維持することが好ましい。但し、精度下限値は製作コストとの兼ね合いで定まる。
図7は、スプラインの高さが不足した場合に起こる内管の偏磨耗発生のメカニズムを示す概略図である。底吹き羽口2は、設置当初には同芯の2重管であるが、使用中に、内管3が何れかの方向に傾いたときに偏磨耗が発生する。図7では図中の下方向に偏芯した場合の状況を示したもので、偏芯に伴って冷却用ガスの偏流が生じ、偏流に伴う内管3の冷却不足を生じる。一方、偏心部ではマッシュルームの形成が乱れるために偏芯した側の内管3の損耗が加速される。この現象は、スプラインの高さを1.2mm以上とすることで阻止されることを確認している。
このように、本発明によれば、測定された圧力と過去のデータとを比較して偏差を求め、求めた偏差に基づいて底吹き羽口2の異常の有無を判定するので、底吹き羽口2の異常を正確に且つ迅速に判定することができる。また、同時に、マッシュルーム圧損が所定の範囲内になるように冷却用ガスの供給を調整するので、マッシュルームが安定して形成され、高温の溶融金属が、底吹き羽口2及びその周囲の耐火物に直接接触することが抑制され、これによって、底吹き羽口2の溶損及び底吹き羽口2の周囲の耐火物の損耗を抑えることができ、底吹き羽口2の寿命を大幅に向上させることができる。
図8は、上記に説明した本発明に係る転炉の底吹羽口監視・圧力制御方法を実施したときの効果である。図8に示すように、本発明例では従来例に比べ、底吹き羽口2の損耗速度は半減しており、本発明を用いることによって底吹き羽口2の寿命は約2倍以上となる画期的な成果を収めることが確認できた。
本発明を実施する際に使用した転炉の概略断面図である。 図1に示す転炉を底側から見た概略図である。 図1に示す転炉の炉底に設置された底吹き羽口への酸化性ガス及び冷却用ガスの供給ラインの一例を示す概略図である。 本発明において羽口異常及び羽口閉塞の判定を実行する制御装置のブロック図である。 圧力検出器を底吹き羽口に近接して設置した例を示す概略図である。 本発明におけるスプラインの形状を示す図である。 スプラインの高さが不足した場合に起こる内管の偏磨耗発生のメカニズムを示す概略図である。 本発明例と従来例とで底吹き羽口の残厚を比較して示す図である。
符号の説明
1 転炉
2 底吹き羽口
3 内管
4 外管
5 酸化性ガス供給管
6 冷却用ガス供給管
7 分配器
8 ヘッダー
9 分岐管
10 分岐管
11 不活性ガス供給管
12 不活性ガス供給管
13 圧力検出器
14 圧力検出器
15 転炉耐火物
16 転炉鉄皮
17 トラニオン部分
18 スプライン
19 マッシュルーム
20 酸化性ガスホルダー
21 冷却用ガスタンク
22 不活性ガスホルダー
23 不活性ガスホルダー
30 圧力偏差判定部
31 圧力偏差監視器
32 圧力偏差設定器
33 圧力測定タイマー
34 データ記録器
40 制御部
41 吹錬開始監視
42 吹錬中監視
43 吹錬前監視
50 異常アラーム出力機器

Claims (5)

  1. 内管と外管とで構成される2重管構造の底吹き羽口の内管から吹き込まれる酸化性ガスの圧力、並びに、内管と外管との間隙から吹き込まれる冷却用ガスの圧力をそれぞれ測定し、測定した圧力に基づいて底吹き羽口の異常を診断するとともに圧力制御を実施する転炉底吹き羽口の監視・圧力制御方法であって、前記底吹き羽口の内管と外管との間隙の断面積が165〜230mm 2 で構成されており、測定したそれぞれの圧力を過去のデータと比較して偏差を求め、求めた偏差から底吹き羽口の異常の有無を判定すると同時に、測定した冷却用ガスの検出圧力から、冷却用ガスの圧力検出位置から底吹き羽口先端までの配管圧損と底吹き羽口先端部での静鉄圧とを減算してマッシュルーム圧損を求め、求めたマッシュルーム圧損が0.08〜0.15 MPaの範囲内になるように冷却用ガスの供給を調整することを特徴とする、転炉底吹き羽口の監視・圧力制御方法。
  2. 内管と外管とで構成される2重管構造の底吹き羽口の内管から吹き込まれる酸化性ガスの圧力、並びに、内管と外管との間隙から吹き込まれる冷却用ガスの圧力をそれぞれ測定し、測定した圧力に基づいて底吹き羽口の異常を診断するとともに圧力制御を実施する転炉底吹き羽口の監視・圧力制御方法であって、前記底吹き羽口の内管の外周面には、外側に張り出す、高さが1.2mm以上であるスプラインが設置されていて、内管と外管との間隙がスプラインによって維持されるように構成されており、測定したそれぞれの圧力を過去のデータと比較して偏差を求め、求めた偏差から底吹き羽口の異常の有無を判定すると同時に、測定した冷却用ガスの検出圧力から、冷却用ガスの圧力検出位置から底吹き羽口先端までの配管圧損と底吹き羽口先端部での静鉄圧とを減算してマッシュルーム圧損を求め、求めたマッシュルーム圧損が0.08〜0.15 MPaの範囲内になるように冷却用ガスの供給を調整することを特徴とする、転炉底吹き羽口の監視・圧力制御方法。
  3. 前記底吹き羽口の内管の外周面には、外側に張り出す、高さが1.2mm以上であるスプラインが設置されており、内管と外管との間隙がスプラインによって維持されることを特徴とする、請求項1に記載の転炉底吹き羽口の監視・圧力制御方法。
  4. 前記配管圧損を、吹錬開始前の圧力測定値から求めることを特徴とする、請求項1ないし請求項3の何れか1つに記載の転炉底吹き羽口の監視・圧力制御方法。
  5. 前記底吹き羽口は転炉に複数基設置されていて、各底吹き羽口毎に異常診断並びに圧力制御が行われることを特徴とする、請求項1ないし請求項4の何れか1つに記載の転炉底吹き羽口の監視・圧力制御方法。
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