JP4496664B2 - ディスクドライブ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光ディスクや光磁気ディスク、磁気ディスク等のディスク状記録媒体を回転駆動すると共に、このディスク状記録媒体の情報記録面に沿ってピックアップ装置の記録及び/又は再生ヘッドを移動させて情報信号の記録(書込み)及び/又は再生(読取り)を行うディスクドライブ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、一般に、CD(コンパクトディスク)やCD−ROM(リードオンリメモリ)等の光ディスク、MD(ミニディスク)等の光磁気ディスク、或いはFD(フロッピィディスク)等の磁気ディスクその他のディスク状記録媒体を用いて情報信号の記録及び/又は再生を行う装置として、ディスクドライブ装置が提供されている。このようなディスクドライブ装置としては、例えば、図38に示すような構成のものが知られている。
【0003】
このディスクドライブ装置は、スピンドルモータの回転軸に取り付けられたターンテーブル上に光学ディスクを水平に装着して回転駆動すると共に、光学ピックアップ装置の光学ヘッドによってレーザ光を光学ディスクの情報記録面に照射している。そして、光学ヘッドを光学ディスクの中心から半径方向外側に向かって移動させ、この光学ヘッドにより情報記録面に情報信号を書き込んだり、予め情報記録面に記録されている情報信号を読み出すことにより、情報の記録及び/又は再生を行うようにしている。
【0004】
このディスクドライブ装置1は、ベースユニットシャーシ2とスピンドルモータ3とターンテーブル4と光学ピックアップ装置5と送りネジ軸6と送りモータ7等を備えて構成されている。ベースユニットシャーシ2は長方形の薄い板金からなり、これには四角形の開口部8が設けられている。このベースユニットシャーシ2の長手方向一方の下面には、回転軸を上方へ突出させた状態でスピンドルモータ3が取り付けられている。このスピンドルモータ3の回転軸には、光学ディスクが装着されるターンテーブル4が固定されている。
【0005】
また、ベースユニットシャーシ2には、互いに平行をなす2本のガイド軸9,9が所定の隙間をあけて開口部8を跨ぐように取り付けられている。これらのガイド軸9,9には、光学ピックアップ装置5のスライド部材10が摺動可能に支持されている。スライド部材10には送りナットが設けられており、この送りナットが送りネジ軸6に係合されている。送りネジ軸6は、一対の軸受片11a,11bを介してベースユニットシャーシ2に回動可能に両端支持されている。更に、送りネジ軸6には従動プーリ12が固定されていて、この従動プーリ12には無端状に連続したゴムベルト13の一端が掛けられている。このゴムベルト13の他端は、送りモータ7の回転軸に固定された駆動プーリ14に掛けられている。そして、送りモータ7は、固定ネジ等の固着手段によってベースユニットシャーシ2に固定されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような構成を有する従来のディスクドライブ装置1においては、ベースユニットシャーシ2が電気の導体であるステンレス鋼等の板金によって形成されているため、静電気に対する特別な対策を取る必要性が少なかった。即ち、スピンドルモータ3や光学ピックアップ装置5等が支持されるベースユニットシャーシ2は、同じく金属製の固定ネジ等の固着手段を用いて筐体等に取り付けられるため、その固定ネジを利用してアースすることができる。そのため、ベースユニットシャーシ2に静電気が作用した場合にも、その静電気を外部に容易に流して、ベースユニットシャーシ2に帯電されるのを防止することができる。
【0007】
一方、近年では、この種のディスクドライブ装置における小型化、軽量化が要求されており、これを達成するために、軽量化等の容易なエンジニアリングプラスチックが多く使用されるようになってきた。このようなエンジニアリングプラスチックとしては、例えば、ガラス繊維入りのポリフェニレンエーテル(PPE)等を挙げることができる。このガラス繊維入りPPEは、比較的軽くて強度も大きいが、静電気を帯電し易いという性質を有している。そのため、このような静電気特性を有する材料を用いてディスクドライブ装置を構成する場合には、従来のディスクドライブ装置ではあまり問題とされていなかった静電気に対する対策が必要になってきた。
【0008】
一般に、この種のディスクドライブ装置においては、ホール素子やレーザダイオードその他の電子部品や電気素子が多数使用されている。例えば、スピンドルモータ3に関連してホール素子が使用され、また、光学ピックアップ装置5に関連してレーザダイオードやレーザドライバIC等が使われている。この場合、スピンドルモータ3の制御に使用されるホール素子は、所定の配線基板に搭載されてスピンドルモータ3の近傍に配置され、また、光学ピックアップ装置5の制御に使用されるレーザダイオードやレーザドライバIC等は、所定の配線基板に搭載されてスライド部材10に取り付けられている。
【0009】
このように用いられているホール素子やレーザダイオード等のデバイスは、静電気に対する耐久性が弱く、許容以上の静電気が加えられると、その静電気によって静電破壊を生じる。そのため、静電気を帯電し易い材料でベースユニットシャーシを構成すると、ベースユニットシャーシに帯電された静電気がデバイスに飛び易くなり、その静電気によってデバイスが静電破壊されるおそれがあるという課題があった。
【0010】
本発明は、このような従来の課題に鑑みてなされたものであり、スピンドルモータやピックアップ装置等の制御に用いられる静電気に弱いデバイスのアースをベースフレームに落とし、そのデバイスに静電気が飛ばないようにして、使用するデバイスの静電破壊を回避することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上述したような課題等を解決し、上記目的を達成するために、本出願のディスクドライブ装置は、ディスク状記録媒体を着脱可能に装着して回転駆動するディスク回転機構が取り付けられるベースユニットシャーシと、そのベースユニットシャーシに移動可能に支持されると共にディスク回転機構に装着されて回転駆動されるディスク状記録媒体に対して情報信号の記録及び/又は再生を行うピックアップ装置と、ベースユニットシャーシを支持する電気の導体からなるベースフレームと、ベースユニットシャーシを覆ってそのベースユニットシャーシに静電気が帯電されるのを防止する電気の導体からなるベースユニットカバーと、そのベースユニットカバーとベースフレームとを接続してベースユニットカバーに帯電される静電気をベースフレームに流すアース手段と、を設け、そのアース手段は、ベースユニットカバーに設けられ且つベースフレーム側に突出される第1のアース片と、ベースユニットカバーに設けられ且つモータベース板側に突出される第2のアース片と、第1のアース片とベースフレームとの間及び第2のアース片とモータベース板との間にそれぞれ掛け渡されるコイルバネと、を有し、第1のアース片とコイルバネ及び第2のアース片とコイルバネを介してベースユニットカバーとベースフレーム及びモータベース板間を導通した。
【0012】
上述のように構成したことにより、本出願のディスクドライブ装置では、ベースユニットシャーシとピックアップ装置とベースフレームとベースユニットカバーとアース手段とを設ける構成としたため、ベースユニットカバーに帯電される静電気をアース手段を介してベースフレームに流すことができ、その静電気によって電子部品や電気素子が静電破壊されるのを回避することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を添付図面を参照して説明する。図1〜図37は、本発明のディスクドライブ装置の実施の例を示すものである。即ち、図1はディスクドライブ装置に係るディスクドライブ組立体の一実施例を上面側から見た斜視図、図2は同じく平面図、図3は正面図、図4は底面図、図5は図4からベースユニットサブシャーシを取り除いた要部を拡大して示す説明図、図6は図4からモータベース板を取り除いた底面図、図7は要部を断面して示す背面図、図8は図2のW−W線断面図、図9は図2のX−X線断面図、図10は左側面図、図11は図2のY−Y線断面図、図12は図2のZ−Z線断面図、図13は図2からベースユニットシャーシを取り除いた平面図、図14は図13のスピンドルモータ及び光学ピックアップ装置を示す正面図である。
【0014】
図15〜図22は、本発明のディスクドライブ装置の第1の実施例を示すものである。即ち、図15A及びBはディスクドライブ装置に係るベースユニットカバーの第1の実施例を示す平面図及び一部を断面した正面図、図16A乃至Eはディスクドライブ装置のアース手段の第1の実施例に係るクリップを示す正面側斜視図、背面側斜視図、正面図、左側面図及び底面図、図17は図1に示すディスクドライブ組立体に図15に示すベースユニットカバーを装着した平面図、図18は同じく正面図、図19は同じく底面図、図20A及びBは同じく一部を断面した背面図及び分解背面図、図21A及びBは同じく左側面図及び分解左側面図、図22A乃至Cは図15に示すベースユニットカバーが装着されたディスクドライブ組立体をベースフレームに取り付けた平面図、正面図及び左側面図である。
【0015】
図23〜図28は、本発明のディスクドライブ装置の第2の実施例を示すものである。即ち、図23A乃至Cはディスクドライブ装置に係るベースユニットカバーの第2の実施例を示す平面図、正面図及び左側面図、図24は図1に示すディスクドライブ組立体に図23に示すベースユニットカバーを装着した平面図、図25は同じく正面図、図26は同じく底面図、図27は同じく一部を断面した背面図、図28A乃至Cは図23に示すベースユニットカバーが装着されたディスクドライブ組立体をベースフレームに取り付けた平面図、正面図及び左側面図である。
【0016】
図29〜図34は、本発明のディスクドライブ装置の第3の実施例を示すものである。即ち、図29A乃至Cはディスクドライブ装置に係るベースユニットカバーの第3の実施例を示す平面図、正面図及び左側面図、図30は図1に示すディスクドライブ組立体に図29に示すベースユニットカバーを装着した平面図、図31は同じく正面図、図32は同じく底面図、図33は同じく一部を断面した背面図、図34A乃至Cは図29に示すベースユニットカバーが装着されたディスクドライブ組立体をベースフレームに取り付けた平面図、正面図及び左側面図である。
【0017】
また、図35は本発明のディスクドライブ装置が用いられたデジタルビデオディスクカメラを示す側面図、図36は同じく平面図、図37は同じく分解斜視図である。
【0018】
本発明のディスクドライブ装置は、ディスクドライブ組立体とベースユニットカバーとベースフレームとから構成されている。即ち、本発明の実施の例を示す図1から図37において、図1〜図14及び図15〜図22が本発明のディスクドライブ装置の第1の実施例を示し、図1〜図14及び図23〜図28が本発明のディスクドライブ装置の第2の実施例を示し、図1〜図14及び図29〜図34が本発明のディスクドライブ装置の第3の実施例を示している。まず、本発明のディスクドライブ装置に係るディスクドライブ組立体について説明する。
【0019】
本発明のディスクドライブ装置に係るディスクドライブ組立体20は、ディスク状記録媒体として、オーディオ情報等の音楽信号やビデオ情報等の映像信号及び音楽信号等の情報信号が予め記録された再生専用型の光学ディスク、或いはオーディオ情報やビデオ情報等の情報信号が1度だけ記録可能(追記型)若しくは何度でも繰り返して記録可能(書換え型)とされた記録可能型の光学ディスクDを用いることができる。しかしながら、ディスク状記録媒体としては、これに限定されるものではなく、薄い円盤の表面に磁性薄膜層を形成して特定位置の磁化状態により情報を記憶するようにした磁気ディスク、同様に形成した磁性薄膜層に光ヘッドと磁気ヘッドを使用して情報を書き込み及び読み出すようにした光磁気ディスクその他の記憶媒体を適用することができることは勿論である。
【0020】
このディスクドライブ組立体20は、図1〜図4に示すように、ベースユニットシャーシ21とベースユニットサブシャーシ22とスピンドルモータ23とターンテーブル24と光学ピックアップ装置25と送りネジ軸26と送りモータ27等を備えて構成されている。ベースユニットシャーシ21は、平板状の平面部21aと、この平面部21aの周囲を囲うように外周縁に沿って下面側に突出させて設けた正面壁部21b、背面壁部21c及び左右の側面壁部21d,21eとを有し、全体として底の浅い蓋体のような形状とされている。
【0021】
図1及び図2に示すように、ベースユニットシャーシ21の平面部21aの略中央部には、左右方向へ延びる略長方形をなすヘッド用の開口部28が設けられている。更に、平面部21aのヘッド用開口部28の長手方向の一方には円形の貫通孔29が設けられている。そして、平面部21aのヘッド用開口部28の長手方向と交差する方向の一方である背面側には、同じく左右方向へ延びる長方形のバネ用開口部30が設けられている。このベースユニットシャーシ21の下面には、図5及び図6に示すように、スピンドルモータ23が取り付けられるU字状に形成された内壁部31と、送りモータ27等が収納されるモータ収納部32と、背面側のサブガイド軸33とが設けられている。
【0022】
ベースユニットシャーシ21の内壁部31は貫通孔29の下面に重なり合うように形成されている。この内壁部31は、開口部28と反対側の内周縁においてスピンドルモータ23の外周面の半分を囲うように形成された内周面壁31aと、この内周面壁31aの両端に連続して開口部28側に延在された互いに平行をなす風通路壁31b,31bとからなる。この内周面壁31aと風通路壁31b,31bとを有する内壁部31により、後述するフィン等の回転に基づき空気を吸い込んで吐き出すことにより発生された風を導いて発熱体である光学ピックアップ装置25等に吹き付けて冷却する風通路35が形成されている。
【0023】
また、図6に示すように、内壁部31には、スピンドルモータ23が固定されたモータベース板36を支持する3箇所の支持凸部37a,37b,37cと、そのモータベース板36を平面方向の所定位置に位置決めする2箇所の位置決め突起38a,38bとが設けられている。第1の支持凸部37aは、内壁部31の内周面壁31aの前端縁と前側の風通路壁31bとが連続する部分に設定されている。この第1の支持凸部37aの中央部には第1の位置決め突起38aが一体に設けられている。そして、第2及び第3の支持凸部37b,37cの中央部にはネジ孔がそれぞれ設けられている。
【0024】
更に、第1の位置決め突起38aの貫通孔29を挟んで反対側には、第2の位置決め突起38bが配置されている。この第2の位置決め突起38bの風通路壁31b側には第3の支持凸部37cが配置されている。そして、第2の支持凸部37bは、第1の位置決め突起38aと第2の位置決め突起38bとの中間部から直交する方向に延びた線と内壁部31とが交わる位置に配置されている。これら第2及び第3の支持凸部37b,37cには、図7及び図11に示すように、コイルバネ39がそれぞれ緩く嵌合されている。これらのコイルバネ39を介してモータベース板36が姿勢変更可能に取り付けられている。
【0025】
モータベース板36は板金製の薄い板材からなり、これにより、全体に弾性を持たせて撓み変形が可能とされている。このモータベース板36の材質としては、電気を伝えやすい金属、例えば、ステンレス鋼、スチール鋼等が好適である。このモータベース板36の中央部には、スピンドルモータ23の固定部23aが嵌合される嵌合孔36aが設けられている。更に、モータベース板36には、第1及び第2の位置決め突起38a及び38bが嵌合される第1及び第2の位置決め孔が設けられている。そして、第2及び第3の支持凸部37b,37cと対応する位置には、調整ネジ40のネジ部が挿通される挿通孔がそれぞれ設けられている。
【0026】
図7及び図11に示すように、スピンドルモータ23は、モータベース板36に嵌合されて固定される固定部23aと、この固定部23aに回転自在に支持される回転部23bとから構成されている。スピンドルモータ23の固定部23aは、例えば、円筒状の軸受スリーブと、この軸受スリーブ内に嵌合固定されたベアリングと、軸受スリーブの外部に嵌合固定された鉄芯等を有している。鉄芯は、円周方向に等角度間隔に設けられた複数の巻芯部を有し、各巻芯部には巻線が所定の巻数を巻き付けられている。
【0027】
また、スピンドルモータ23の回転部23bは、例えば、固定部23aのベアリングに回転自在に支持された回転軸と、この回転軸を圧入することにより一体に固定された円筒であってリング状のロータ等を有している。ロータの内周面には、リング状をなす回転駆動用のマグネットが接着剤等の固着手段によって貼着固定されている。このマグネットは、鉄芯の巻芯部の数に対応した数の極数を有しており、円周方向に多極に磁化されている。例えば、巻芯部の数を9個とした場合、マグネットの極数は12極となる(マグネットの極数=巻芯部の数×4/3)。しかしながら、スピンドルモータ23は、このような構成のものに限定されるものではない。
【0028】
このスピンドルモータ23の回転部23bの中央部に設けられた回転軸23cには、ターンテーブル24が圧入等の固着手段により嵌合されて一体に構成されている。このターンテーブル24は、光学ディスクDのセンタ孔に嵌合される嵌合部24aと、この嵌合部24aの下端に連続されると共に光学ディスクDが載置される載置部24bと、この載置部24bに載置された光学ディスクDのセンタ孔を係止して抜け出しを防止する複数個のロック爪24c等を有している。ターンテーブル24の嵌合部24aの直径は、光学ディスクDのセンタ孔の内径よりも若干小径とされていて、センタ孔に対して出し入れ可能とされている。
【0029】
また、ターンテーブル24の嵌合部24aには3個のロック爪24cが、周方向へ等角度間隔に配置されている。各ロック爪24cは、コイルバネ等の弾性体(その他、板バネ、ゴム状弾性体等を適用することができる。)によって常時半径方向外側に付勢されている。即ち、3個のロック爪24cの先端部は、光学ディスクDのセンタ孔の周縁部を係止できるように嵌合部24aの外周面からそれぞれ外側へ適宜量だけ突出されており、これらのロック爪24cによって光学ディスクDがチャッキングされる。一方、3個のロック爪24cを、それぞれ弾性体の付勢力に抗して嵌合部24a内に押し込むことにより、ロック爪24cによる光学ディスクDのチャッキングを解除することができる。
【0030】
このような光学ディスクDのチャッキング及びその解除動作を容易にするため、各ロック爪24cの先端部の上面及び下面には、それぞれ適当な大きさの傾斜部が設けられている。このターンテーブル24によれば、3個のロック爪24cの働きによって光学ディスクDがチャッキングされ、その状態で一体的に回転駆動される。その一方、例えば、光学ディスクDを斜めに傾けて引き起こし、その力でロック爪24を後退させてセンタ孔から脱出させることにより、チャッキング状態を解除して光学ディスクDを簡単に取り外すことができる。
【0031】
このターンテーブル24の載置部24bには、摩擦抵抗の大きなゴム状弾性体やプラスチック等で形成されたディスク支持面24dが設けられている。このディスク支持面24dは、3個のロック爪24cの働きによる押圧力を受けてセンタ孔の周縁部を弾性的に支持すると共に滑りを防止し、光学ディスクDをターンテーブル24と一体的に回転させる働きをなす。
【0032】
このような構成を有するターンテーブル24の下面には、複数枚のフィン42が一体に設けられている。図6及び図7に示すように、フィン42は、リング状をなす円筒体44の外周面から半径方向外側に放射状に延在されている。この実施例では、フィン42は8枚とされているが、フィンの枚数は7枚以下であってもよく、また、9枚以上であってもよい。このフィン42はターンテーブル24と一体に形成されているため、ターンテーブル24の回転により同時にフィン42が回転駆動される。このフィン42を囲むように内壁部31が設定されていて、風通路35の一方が空気の吸込み側とされ、他方が風の吐出し側とされている。
【0033】
このようなフィン42の付いたターンテーブル24を回転駆動するスピンドルモータ23の電気回路は、モータベース板36上に取り付けられた図示しないプリント配線基板上に構成されている。このプリント配線基板には、ホール素子やコネクタその他の電気素子、電子部品が搭載されており、そのコネクタにフレキシブル配線45の一端が接続されている。このフレキシブル配線45の他端が側方から導出されて、図示しない電源回路等に接続されている。
【0034】
図5、図9及び図12に示すように、ベースユニットシャーシ21のモータ収納部32は、正面壁部21bの外面部21b1と平行に延在された横仕切り壁46と、側面壁部21dの内側に配置され且つ横仕切り壁46と直交する方向に延びる縦仕切り壁47とを有している。更に、正面壁部21bは、外面部21b1と平行をなす内面部21b2と、この内面部21b2と外面部21b1との間を連結する横面部21b3とを有している。この外面部21b1と横面部21b3と横仕切り壁46と縦仕切り壁47とで囲まれた四角形の空間部内がモータ収納部32とされている。
【0035】
送りモータ27は、軸方向に細長く形成されたモータ本体27aと、このモータ本体27aに回転自在に支持された回転軸27bとを有している。モータ本体27aは、外周面の2箇所を互いに平行に切り欠いたような二面幅部を有している。このモータ本体27aの二面幅部を外面部21b1と横仕切り壁46との間に圧入して挟み込むことにより、送りモータ27がベースユニットシャーシ21に設けたモータ収納部32の空間部内に挿入されて圧入固定されている。この送りモータ27の回転軸27bは、モータ本体27aの軸方向の一端から突出されていて、その突出側で首のように突出した軸受部がモータ軸受部27cとされている。
【0036】
更に、送りモータ27の回転軸27bは、縦仕切り壁47に設けられた切欠き47aを貫通している。この回転軸27bの突出部には、出力ギア48と回転板51とが取り付けられており、これらが回転軸27bによって一体的に回転駆動される。回転板51には、放射状に延びる多数のスリットが周方向に等角度間隔に設けられている。この回転板51と検出センサ52とによって回転数検出器50が構成されている。この回転数検出器50は、送りモータ27の回転角度及び回転数を検出するもので、検出センサ52は側面壁部21dの内面に取り付けられている。即ち、側面壁部21dの内面には、検出センサ52を取り付けるための取付凸部53が設けられている。
【0037】
この検出センサ52は、回転板51の一部が挿入されるスリット状の切欠き溝52aを有している。この検出センサ52の切欠き溝52aの両側には、発光素子と受光素子とが互いに対向するように内蔵されている。この発光素子から発射された光を回転板51のスリットを介して受光素子により受光し、そのスリット間の遮光部によって遮光される回数を検出センサ52で測定する。この遮光回数を測定することにより、回転数検出器50によって送りモータ27の回転軸27bの回転角度及び回転数を検出することができる。
【0038】
図5及び図11に示すように、検出センサ52には取付凸部53が嵌合される嵌合孔52bが設けられている。この嵌合孔52bに取付凸部53を嵌合することにより、検出センサ52がベースユニットシャーシ21に固定されている。この検出センサ52が取付凸部53を中心として回転変位するのを防止するため、図11に示すように、ベースユニットシャーシ21には受け台78が設けられている。この受け台78に検出センサ52を載せることにより、嵌合孔52bが取付凸部53に対して高さ方向に位置合わせされる。従って、受け台78に検出センサ52を載せた状態で横方向の力を加えることにより、簡単に嵌合孔52bを取付凸部53に嵌合させることができる。
【0039】
また、送りモータ27の回転軸27bに固定された出力ギア48には、駆動ギア54が噛合されている。この駆動ギア54は、送りネジ軸26に圧入等の固着手段により固定されて一体的に設けられている。送りネジ軸26は、送りモータ27の軸方向の長さよりもやや長く形成されており、モータ本体27aよりも長く形成されたネジ部26aと、このネジ部26aの両側に連続された軸部26b,26cとを有している。そして、軸部26cのネジ部26a側に、駆動ギア54が嵌合されている。
【0040】
送りネジ軸26の一方の軸部26bはベースユニットシャーシ21の横面部21b3に設けたU字状の第1の軸受部55aに係合されて回転自在に支持されている。この送りネジ軸26の他方の軸部26cはベースユニットシャーシ21の側面壁部21dに設けたU字状の第1の軸受部55bに係合されて回転自在に支持されている。これら第1の軸受部55a,55bに軸部26b,軸部26cを係合させることにより、送りネジ軸26が送りモータ27の下方に重ね合わされるように積層した状態で配置される。このとき、駆動ギア54は出力ギア48に噛合される。そして、ベースユニットシャーシ21の外面部21b1には、駆動ギア54の一部を露出させる開口窓56aが設けられている。
【0041】
この送りネジ軸26のネジ部26aには、断面形状が三角形をなす三角歯が軸心線方向に螺旋状に連続するように設けられている。この送りネジ軸26の内側には、軸心線が平行となるように一方のガイド軸60が配置されている。このガイド軸60の両端は、ベースユニットシャーシ21の内面部21b2の側部と縦仕切り壁47とに設けられた一対の第2の軸受部57a,57bに係合されて支持されている。第2の軸受部57a,57bはコ字状に切り欠かれた凹部からなり、互いに対向するよう設けられていて、ガイド軸60の出し入れが可能とされている。
【0042】
ガイド軸60は外周面が平滑にされた丸棒状の部材からなり、ピックアップ装置の一具体例を示す光学ピックアップ装置25のスライド部材に摺動自在に挿通されている。このガイド軸60と対をなす他方のガイド軸であるサブガイド軸33が、図4及び図12等に示すように、ベースユニットシャーシ21の背面部に設けられている。
【0043】
このサブガイド軸33は、背面壁部21cと一体に形成された丸棒状の部材からなり、側方に延びる連結部33aによって背面壁部21cに連続されている。このサブガイド軸33はガイド軸60と平行をなすように設けられていて、送りネジ軸26のネジ部26aと略同じ長さに設定されている。このサブガイド軸33とガイド軸60とによって光学ピックアップ装置25が、ターンテーブル24に対して所定範囲内において接近及び離反可能とされている。
【0044】
光学ピックアップ装置25は、図4及び図13等に示すように、ガイド軸60及びサブガイド軸33にガイドされて摺動するスライド部材61と、このスライド部材61に載置されて往復移動される光学ピックアップ62等を備えて構成されている。
【0045】
スライド部材61は、ガイド軸60とサブガイド軸33との間を跨ぐことができる大きさであって、剛性を高くするためブロック状に形成されている。このスライド部材61の一側には、左右方向に対をなす軸受部61a,61aが設けられており、各軸受部61aには横方向に貫通する孔が開口されている。これら軸受部61a,61aの孔にはスリーブ63がそれぞれ嵌合されていて、それらのスリーブ63にガイド軸60が摺動自在に挿通されている。
【0046】
また、スライド部材61の他側には、背面側に突出された軸受部61bが設けられている。この軸受部61bには、背面側に開口された軸受溝64が設けられている。この軸受溝64には、サブガイド軸33が摺動可能に係合されている。更に、図6及び図7に示すように、軸受部61bには板バネ65が、固着手段の一具体例を示す取付ネジ及びナット66によって取り付けられている。
【0047】
この板バネ65は、軸受溝64とサブガイド軸33との間に生ずるガタを吸収するためのもので、サブガイド軸33の上面に圧接される押圧片65aを有している。この押圧片65aをサブガイド軸33の上面に圧接することにより、軸受溝64の下面がサブガイド軸33の下面に押圧される。これにより、軸受溝64とサブガイド軸33との間のガタが吸収され、スライド部材61の姿勢を一定に維持してスライド動作させることができる。
【0048】
このスライド部材61の左右の軸受部61a,61a間には、送りナット67が取り付けられている。この送りナット67は、送りネジ軸26のネジ部26aに係合されるナット部68と、このナット部68を弾性的に支持する板状のバネ材によって形成された支持体69とを有している。支持体69は、ナット部68を弾性的に支持する弾性片69aと、スライド部材61の位置を検出するための位置検出片69bとを有している。この支持体69は、スライド部材61の左右の軸受部61a,61a間の下面において固定ネジ58aによりネジ止めされている。この支持体69の固定部より外側には弾性片69aが突出され、内側には位置検出片69bが突出されている。
【0049】
図5、図8及び図14に示すように、支持体69の弾性片69aは、中途部において上方に折り曲げられ、その折り曲げ部から先端側において横方向に延在され、その先端にナット部68が固定されている。また、位置検出片69bは、中途部において上方に折り曲げられ、その折り曲げ部から先端側において弾性片69aと同様に横方向に延在され、その先端部がスピンドルモータ23側に突出して検出部とされている。
【0050】
送りナット67のナット部68には、外向きに突出された互いに平行をなす2個の係合歯68a,68aが設けられている。2個の係合歯68a,68aは、送りネジ軸26のネジ部26aのネジ山を両側から挟むようにして係合され、そのネジ部26aのリードに合わせて所定角度傾斜して形成されている。このような2個の係合歯68a,68aを弾性片69aのバネ力でネジ部26aに内側から圧接するようにして送りネジ軸26が、送りモータ27と重なり合うように組み立てられている。
【0051】
このような組立状態において、図4に示すように、ベースユニットサブシャーシ22がモータ収納部32を覆うように重ね合わされている。そして、4個の取付ネジ58bによってベースユニットサブシャーシ22がベースユニットシャーシ21に取り付けられて固定されている。このとき、図5及び図9に示すように、送りネジ軸26及びガイド軸60は、ベースユニットサブシャーシ22によってそれぞれ抑えられ、それぞれ第1の軸受部55a,55b及び第2の軸受部57a,57bから抜け止めされている。
【0052】
ベースユニットサブシャーシ22は、図4及び図9〜図12に示すように、モータ収納部32を覆う上述した下面部22aと、この下面部22aの正面側に連続された正面壁部22bと、同じく側面側に連続された側面壁部22cとを有している。そして、側面壁部22cには、送りネジ軸26の一端を軸方向に押圧する押圧片77が設けられている。この押圧片77は、送りネジ軸26を常に軸方向の一方に付勢して軸方向に生じるガタを吸収し、送りモータ27の回転角及び回転数が正確に送りネジ軸26に伝達されるようにしている。更に、ベースユニットサブシャーシ22には、駆動ギア54との干渉を避けるための開口窓56bが設けられている。
【0053】
上述した送りネジ軸26と送りモータ27と出力ギア48及び駆動ギア54と送りナット67とによってヘッド送り機構が構成されている。このヘッド送り機構の作動により光学ピックアップ装置25が、ターンテーブル24に対して接近又は離反するように往復運動される。
【0054】
光学ピックアップ装置25の光学ピックアップ62は、対物レンズ70を光学ディスクDの情報記録面に臨ませる2軸アクチュエータを有する光学ヘッド62aと、この光学ヘッド62aを介して情報信号の記録及び再生を行う半導体レーザや光電変換素子等を有する光学制御部62b等を備えている。
【0055】
図12及び図13に示すように、光学ヘッド62aの大部分はヘッドカバー71によって覆われており、このヘッドカバー71に設けた開口部72から対物レンズ70が露出されている。この光学ピックアップ62は、スライド部材61の上面に取り付けられた上プリント配線基板73aと電気的に接続されている。そして、上プリント配線基板73aは、フレキシブル配線によって下プリント配線基板73bと電気的に接続され、この下プリント配線基板73bはスライド部材61の下面に取り付けられている。
【0056】
上下のプリント配線基板73a,73bは、光学ピックアップ62の駆動制御に用いられるもので、レーザドライバIC、コネクタその他の電気素子、電子部品が搭載されている。また、スライド部材61の周囲には、光学ピックアップ装置25の一部を構成するレーザダイオードや受光素子、コネクタその他の電気素子、電子部品が取り付けられている。そして、これらプリント配線基板上の回路に直接的に或いはコネクタ74等を介して間接的にフレキシブル配線75の一端が接続されている。このフレキシブル配線75の他端が、図1に示すように側方から導出されて、図示しない電源回路等に接続されている。
【0057】
また、図13に示すように、モータベース板36には、スライド部材61が所定位置まで接近した状態を検出するための位置検出センサ76が設けられている。この位置検出センサ76にはスリット状の検出部76aが設けられている。この検出部76aに上述した支持体69の位置検出片69bが入り込むことにより、スライド部材61が最もターンテーブル24に近づいた状態を知ることができる。この位置検出センサ76でスライド部材61を検出することにより、ヘッド送り機構によるディスク半径方向内側への移動が停止される。この内側の停止位置が、光学ピックアップ装置25の初期設定位置となる。
【0058】
上述したベースユニットシャーシ21、ベースユニットサブシャーシ22、ターンテーブル24、フィン42、出力ギア48及び駆動ギア54の材質としては、例えば、ABS樹脂、ポリアセタール(POM)、ポリカーボネート(PC)、ガラス繊維入りPPE、その他各種のエンジニアリングプラスチックを用いることができるが、アルミニウム合金その他の金属を適用することもできる。また、スライド部材61の材質としては、例えば、アルミニウム合金、マグネシウム合金その他の金属が好適である。更に、ガイド軸60、板バネ65及び支持体69の材質としては、例えば、ステンレス鋼その他の金属が好適であるが、エンジニアリングプラスチックを適用することもできる。
【0059】
上述したような構成を有するディスクドライブ組立体20は、例えば、次のようにして簡単に組み立てることができる。このディスクドライブ組立体20の組立作業は、ベースユニットシャーシ21を裏返しにした状態で行われる。この場合、スピンドルモータ23、送りモータ27及び光学ピックアップ装置25は、予め所定の部分組立を済ませておくようにする。即ち、スピンドルモータ23は予めモータベース板36に取り付けておき、その回転部23bにはターンテーブル24を取り付けておく。更に、送りモータ27の回転軸27bには、出力ギア48及び回転板51を取り付けておく。そして、スライド部材61には光学ピックアップ62を搭載しておき、送りナット67及び板バネ65も取り付けておくようにする。
【0060】
まず、裏返しにされたベースユニットシャーシ21のモータ収納部32に送りモータ27を差し込み、モータ本体27aを正面壁部21bの外面部21b1と横仕切り壁46との間に挟み込む。そして、送りモータ27のモータ軸受部27cを、縦仕切り壁47の切欠き47a内に挿入する。
【0061】
次に、フレキシブル配線75から分岐されたフレキシブル配線75aによって送りモータ27と連結された検出センサ52をモータ収納部32内の所定位置に取り付ける。即ち、側面壁部21dの内面に設けた取付凸部53に検出センサ52の係合孔52bを嵌め込む。これにより、検出センサ52の組み立てが完了する。このとき、検出センサ52の切欠き溝52a内には、回転軸27bに取り付けられた回転板51の一部が入り込む。
【0062】
次に、駆動ギア54が取り付けられた送りネジ軸26を送りモータ27の上に重ね合わせるようにして、両端の軸部26b,26cを第1の軸受部55a,55bに係合させる。これにより、送りネジ軸26の組み立てが終了する。この際、駆動ギア54は出力ギア48に必然的に噛合される。
【0063】
次に、スピンドルモータ組立体を組み立てる。まず、第2及び第3の支持凸部37b,37cにコイルバネ39をそれぞれ嵌め込む。次に、ベースユニットシャーシ21の貫通孔29内にターンテーブル24を挿入し、第1及び第2の位置決め突起38a,38bをモータベース板36の2個の位置決め孔36b,36cに嵌合させる。そして、モータベース板36の第1及び第2の孔に第1及び第2の調整ネジ40a,40bの軸部をそれぞれ挿通させ、各先部をネジ孔に螺合させて仮止めする。
【0064】
次に、光学ピックアップ装置25を組み立てる。まず、スライド部材61の一側に設けた一対の軸受部61a,61bのスリーブ63にガイド軸60を挿通する。次に、対物レンズ70をベースユニットシャーシ21の開口部28に向けた状態で、スライド部材61の他側に設けた軸受部61bの軸受溝64をベースユニットシャーシ21の背面側に設けたサブガイド軸33に嵌め込む。このとき、板バネ65の押圧片65aがサブガイド軸33の下面に押圧され、この押圧片65aのバネ力によってサブガイド軸33が挟持される。
【0065】
この状態から、スライド部材61をベースユニットシャーシ21側に回動させ、スライド部材61の一側に保持されているガイド軸60の両端を第2の軸受部57a,57bにそれぞれ嵌め込む。このとき、スライド部材61に取り付けられている送りナット67のナット部68が送りネジ軸26のネジ部26aに噛合される。
【0066】
次に、モータ収納部32を覆うようにベースユニットシャーシ21の上にベースユニットサブシャーシ22を重ね合わせる。そして、所定数の取付ネジ58bを用いてベースユニットサブシャーシ22をベースユニットシャーシ21に締付固定する。これにより、ディスクドライブ組立体20の組立作業が完了する。
【0067】
このように、本実施例によれば、送りモータ27、検出センサ52、送りネジ軸26及びガイド軸60を逐次的に組み立てた後、ベースユニットサブシャーシ22をベースユニットシャーシ21に重ね合わせることにより、それだけで送りモータ27、検出センサ52、送りネジ軸26及びガイド軸60を所定位置にセットすることができる。そして、ベースユニットサブシャーシ22のみをネジ止めすることにより、送りモータ27等の個々の部品をネジ止めすることなく、ベースユニットシャーシ21に固定することができる。従って、この種の装置における組立性を改善することができ、その生産性を向上することができる。
【0068】
上述したディスクドライブ組立体20には、ベースユニットカバーが取り付けられる。本発明に係るベースユニットカバーの第1の実施例は、図15A,Bに示すような構成を有している。即ち、ベースユニットカバー100は、ディスクドライブ組立体20の上面を覆うことができる上面部100aと、この上面部100aの外周縁を全周に渡って覆う側面部100bとを有している。上面部100aは、ディスクドライブ組立体20の上面形状に見合った形状を有し、ターンテーブル24と対応する位置には円形の貫通穴101が設けられ、また、光学ピックアップ62の対物レンズ70と対応する位置には所定の幅を有する貫通長穴102が設けられている。
【0069】
ベースユニットカバー100の貫通穴101は、ターンテーブル24の直径よりも少々大きく形成されており、組立時には、ターンテーブル24の載置部24bが貫通される。また、ベースユニットカバー100の貫通長穴102は、光学ヘッド62aの対物レンズ70の幅よりも少々幅広に形成されていると共に、その対物レンズ70の移動軌跡と重なり合うように延在されている。更に、上面部100aには、ベースユニットカバー100をベースユニットシャーシ21に固定するために複数個(本実施例では3個)の挿通孔103が設けられている。そして、各挿通孔103の周縁部には、固定ネジの頭部を収納するための座ぐり部103aが設けられている。
【0070】
このような構成を有するベースユニットカバー100は、ディスクドライブ組立体20の上面を覆って塵や埃等が付着するのを防止すると共に、上述したプリント配線基板等に搭載された電子部品や電気素子を静電気から保護する役割を有するものである。そのため、ベースユニットカバー100の材質としては、導電性に優れた電気の導体からなるステンレス鋼やスチール鋼等の金属が好適であるが、導電性を有する複合材料(例えば、プラスチックに導電性金属繊維を含有させたもの等)を適用することもできる。
【0071】
このベースユニットカバー100とモータベース板36との間の導通を図るため、この第1の実施例においては、アース手段の第1の具体例としてクリップ104が設けられている。このクリップ104は、図16A〜Eに示すような構成を有している。即ち、クリップ104は、ベースユニットシャーシ21の所定位置を挟持するための第1の挟持部105と、モータベース板36を挟持するための第2の挟持部106とが設けられている。このクリップ104の材質としては、適当な強さの弾性を有すると共に導電性に優れた電気の導体からなるステンレス鋼やスチール鋼等の金属が好適であるが、導電性を有する複合材料その他の材料を用いることができる。
【0072】
クリップ104の第1の挟持部105は、対向するように設置された一対の第1の挟持片105a,105bと、両挟持片105a,105b間を連結する第1の連結片105cとからなり、これらでコ字状の枠体を形成することによって適当な強さの弾性が付与されている。この第1の挟持部105の一方の挟持片105aには、側方に突出する接触片105dが一体に設けられている。この接触片105dは、挟持片105aとの連結部において少々折り曲げられて先端部が斜め上方へ突出するように形成されている。この接触片105dの先部がベースユニットカバー100の内面に圧接される。
【0073】
クリップ104の第2の挟持部106は、対向するように設置された一対の第2の挟持片106a,106bと、両挟持片106a,106b間を連結する第2の連結片106cとからなり、連結片106cを狭くしてクサビ状の枠体を形成することにより、モータベース板36を挟持するために必要な強さの弾性が付与されている。この第2の挟持部106の一方の挟持片106aは、第1の挟持部105の挟持片105bと重ね合わせるように連続して一体に形成されている。従って、第2の挟持部106の開口は、第1の挟持部105と同方向に開口されている。
【0074】
更に、第2の挟持部106の他方の挟持片106bには、連結片106cと反対側に突出する固定部106dが設けられている。この固定部106dには、ハンダを保持するための保持孔106eが設けられている。この保持孔106eにリード線107の先端部を係合してハンダで保持することにより、図16Eに示すように、リード線107を確実に接合することができる。このクリップ104の材質としては、例えば、銅が含有された電気の導体である銅合金製の板状バネ材が好適であるが、他の導体からなる金属その他の材料であっても良いことは勿論である。
【0075】
このクリップ104をベースユニットシャーシ21に取り付けるため、ベースユニットシャーシ21の対応する部分には、クリップ104が装着されるクリップ装着部108が設けられている。このクリップ装着部108は、ここに装着されたクリップ104の第1の挟持部105の表面、即ち、第1及び第2の挟持片105a,105b並びに連結片105cの表面が、ベースユニットシャーシ21の表面と同一面になるか若しくはそれ以下の低い面となって引っ掛かりを生ずることがないようにするためのものである。このクリップ装着部108のうちベースユニットシャーシ21の上面のサブガイド軸33側の前斜め角部は、接触片105dの十分な沈み込みを確保することができるように深く形成されている。
【0076】
このような構成を有するクリップ104及びベースユニットカバー100は、図17乃至図21に示すように、ディスクドライブ組立体20に組み立てる。この際、クリップ104の第2の挟持部106の固定部106dには、予めリード線107の一端をハンダ付けしておくようにする。
【0077】
まず、クリップ104の第1の挟持部105の開口側をベースユニットシャーシ21のクリップ装着部108に臨ませ、この第1の挟持部105にクリップ装着部108を差し込む。これにより、クリップ装着部108が一対の挟持片105a,105bによって挟持される。これと同時に、第2の挟持部106の開口側をモータベース板36に臨ませ、この第2の挟持部106にモータベース板36を差し込む。これにより、モータベース板36が一対の挟持片106a,106bによって挟持される。
【0078】
その結果、クリップ104の第1の挟持部105のうち、接触片105dを除く他の部分はクリップ装着部108内に収納され、第1の挟持片105a及び連結片105cの表面は、ベースユニットシャーシ21の表面と同一面か若しくはそれよりも低い面となる。従って、第1の挟持片105a及び連結片105cの表面がクリップ装着部108から突出することがないため、ベースユニットカバー100の表面に凹凸を生じさせないようにすることができる。一方、クリップ104の接触片105dは、図17、図20B及び図21Bに示すように、クリップ装着部108から上方に突出されている。
【0079】
次に、ディスクドライブ組立体20の上面にベースユニットカバー100を被せる。そして、所定数の固定ネジ109aを用いてベースユニットカバー100をベースユニットシャーシ21に締付固定する。これにより、図18及び図19に示すように、クリップ104及びベースユニットカバー100の組立が完了する。
【0080】
このとき、図20A及び図21Aに示すように、ベースユニットカバー100の内面に接触片105dの先端部が、自己が持つバネ力によって圧接されるため、クリップ104とベースユニットカバー100とが導通され、電流を流すことができる状態となる。同様に、クリップ104の第2の挟持部106によってモータベース板36が挟持されるため、クリップ104とモータベース板36とが導通され、電流を流すことができる状態となる。
【0081】
次に、ベースユニットカバー100及びクリップ104が装着されたカバー付ディスクドライブ組立体20を、ベースフレーム94に組み立てる。このベースフレーム94に対するカバー付ディスクドライブ組立体20の組み立ては、図22A〜Cに示すような構造によって行われている。
【0082】
まず、ベースフレーム94の構成について説明する。このベースフレーム94は、カバー付ディスクドライブ組立体20よりも平面形状が大きな板金製の板体によって形成されている。このベースフレーム94の上面は、その大部分が絶縁性のシート部材98によって覆われているが、そのシート部材98の一部には切欠き98aが設けられており、その切欠き98aからベースフレーム94の地肌が露出されている。このベースフレーム94の周縁部には、カメラフレーム等に取り付けたり、他の構成部品を取り付ける等するために多数の取付片94a,94bが設けられている。
【0083】
ベースフレーム94の取付片94a,94bは、表面側に突出された表側取付片94aと、裏面側に突出された裏側取付片94bとからなる。裏側取付片94bの一部にはメイン配線基板110が取り付けられていて、このメイン配線基板110には、メイン制御回路その他の回路を構成するコントロールIC、メモリ(ROM及びRAM)、抵抗、コンデンサ、コネクタその他多数の電子部品、電気素子が搭載されている。また、ベースフレーム94の3箇所の切欠き98aによって露出された部分には、上述したカバー付ディスクドライブ組立体20を支持するために支持片94cがそれぞれ設けられている。
【0084】
3箇所の支持片94cはカバー付ディスクドライブ組立体20を三方から支持するように略均等に配置されていて、各支持片94cにはインシュレータホルダ111がそれぞれ着脱可能に装着されている。そして、各インシュレータホルダ111には、ゴム状弾性体によって形成されたインシュレータ112がそれぞれ取り付けられている。これらのインシュレータ112を用いてカバー付ディスクドライブ組立体20を弾性的に支持するため、ベースユニットシャーシ21の対応する部位の3箇所には側方に突出する支持アーム113が設けられている。
【0085】
各支持アーム113は、インシュレータ112の中央部を貫通するように設けられた貫通孔にそれぞれ挿通されている。この3本の支持アーム113をインシュレータ112を介して三方から支持することにより、カバー付ディスクドライブ組立体20がベースフレーム94に弾性的に支持されている。また、図22A及びCに示すように、一端がクリップ104に接続されたリード線107の他端は、固定ネジ114によってインシュレータホルダ111に締付固定されている。これにより、固定ネジ114を介してリード線107がベースフレーム94に対して電流を流すことができるように接続されている。
【0086】
このように組み立てられたディスクドライブ組立体20とベースユニットカバー100とベースフレーム94とによって本発明の第1の実施例を示すディスクドライブ装置17が構成されている。このような構成を有するディスクドライブ装置17によれば、例えば、次のようにして光学ディスクDの再生及び/又は記録を実行することができる。
【0087】
まず、ターンテーブル24に光学ディスクDを装着する。この作業は、次のようにして行うことができる。例えば、光学ディスクDの外周縁の複数箇所を把持し、そのセンタ孔をターンテーブル24の嵌合部24aに合わせる。そして、光学ディスクDを軽く押圧して3個のロック爪24cを後退させ、センタ孔を通過させる。これにより、センタ孔を通過した3個のロック爪24cが、センタ孔の縁の3箇所に乗り上げることによりチャッキングが実行される。
【0088】
次に、スピンドルモータ23を駆動することにより、ターンテーブル24と一体に光学ディスクDを回転させる。これと同時に又はその後に続いて、ヘッド送り機構の送りモータ27を駆動させる。この場合、ヘッド送り機構は、光学ピックアップ装置25を初期位置に設定するように動作される。即ち、送りモータ27は、スライド部材61をターンテーブル24に近づける方向に回転駆動される。この送りモータ27の回転力は、出力ギア48から駆動ギア54を介して送りネジ軸26に伝達され、送りモータ27の回転角度又は回転数に対応した角度又は回転数だけ送りネジ軸26が回転駆動される。
【0089】
その結果、送りネジ軸26の回転によって送りナット67が送りネジ軸26の軸方向に移動する。そして、スライド部材61がターンテーブル24の所定位置まで近づくと、位置検出片69bが位置検出センサ76によって検出される。これにより、ヘッド送り機構の動作が停止され、この停止位置が光学ピックアップ装置25の初期位置とされる。この状態を経て、情報信号の再生又は記録動作が実行される。
【0090】
即ち、ヘッド送り機構の作動によってスライド部材61が光学ディスクDの半径方向内側から半径方向外側へ移動される。このとき、光学ピックアップ62から発射されたレーザ光が、光学ヘッド62aの対物レンズ70から光学ディスクDの情報記録面に向けて照射される。その結果、再生時には、情報記録面に照射されたレーザ光によって予め記録されている情報信号が読み出され、その情報信号に基づいて再生動作が行われる。また、記録時には、情報記録面に照射されたレーザ光によって情報信号が書き込まれ、記録動作が行われる。
【0091】
この場合、スピンドルモータ23が駆動されると、その回転部23bに固定されたターンテーブル24と一体に形成された多数のフィン42が一体に回転駆動される。このフィン42は、ベースユニットシャーシ21に形成された風通路35内に配置されており、フィン42の回転によって風通路35の一方から空気が吸い込まれ、風通路35の他方から空気が吐き出される。これにより、風通路35内に空気の流れ(風)が発生し、この風が風通路35の吐出し口から吐き出されてベースユニットシャーシ21内に循環される。
【0092】
このベースユニットシャーシ21内を循環する風は、いずれも発熱源である光学ピックアップ62、スピンドルモータ23、送りモータ27及びプリント配線基板73a,73b等に吹き付けられる。その結果、フィン42の回転によって発生する風により、発熱源である光学ピックアップ62やスピンドルモータ23等が冷やされ、これらの温度上昇を防ぐことができる。従って、発熱による機器の性能低下や性能劣化を防止することができ、レーザ光の照射を安定化させて、記録及び再生時の性能低下を押さえることができる。
【0093】
このような構成及び作用、効果を有するディスクドライブ装置17は、例えば、図35〜図37に示すような電子機器に装着して使用することができる。図35及び図36は、電子機器の一具体例を示すデジタルビデオディスクカメラに適用したものである。このデジタルビデオディスクカメラ80は、情報記録媒体として記録可能な光ディスクを使用し、デジタルスチルカメラの機能とビデオテープレコーダの機能とを合わせ持つ構成としたものである。
【0094】
このデジタルビデオディスクカメラ80は、図37に示すような構成を有している。図37において、81はフォーカスリング、82はレンズカバー、83はレンズ組立体、84は鏡筒カバー、85は取付リング、86は前カメラフレーム、87は電子ビューファインダ、88はファインダホルダ、89はファインダリング、90はファインダケース、91はバッテリーホルダ、92はバッテリー電源、93a〜93cはそれぞれ配線基板、94はベースフレーム、95は後カメラフレーム、96は液晶表示装置、97はディスク装着蓋である。
【0095】
レンズ組立体83は、複数枚の組み合わせレンズが収納されたレンズホルダ83aと、このレンズホルダ83aの対物レンズと反対側に配置された固体撮像素子(CCD)83b等を有している。このレンズ組立体83の対物レンズ側がレンズカバー82によって覆われていて、その対物レンズの先端部にフォーカスリング81が取り付けられている。レンズ組立体83の固体撮像素子83b側の下部には鏡筒カバー84が取り付けられている。この鏡筒カバー84は、取付リング85によって前カメラフレーム86の筒体部86aに取り付けられている。そして、固体撮像素子83bの上方には電子ビューファインダ87が配設されている。
【0096】
電子ビューファインダ87は、ファインダホルダ88に取り付けられており、その後方にはファインダリング89が配置されている。このファインダリング89を含む電子ビューファインダ87の上下は、上下方向に二分割とされた上部カバー89a及び下部カバー89bによって覆われている。そして、電子ビューファインダ87を含むファインダ全体は、ファインダケース90により覆われている。これにより、余分な光が電子ビューファインダ87内に入射されるのを防止している。
【0097】
また、固体撮像素子83bの後方には3枚の配線基板93a〜93cが前後方向へ重ね合わせるように配置されている。前側2枚の配線基板93a,93bはカメラ用の電子回路が設けられたものであり、後側1枚の配線基板93cはドライブ用の電子回路が設けられたものである。この後配線基板93cの後方に、ベースフレーム94に取り付けられてディスクドライブ装置17が配設されている。
【0098】
図36に示すように、把持部86bの上部には、電源スイッチ98aとシャッタボタン98bとが設けられている。また、筒体部86aの把持部86bと反対側の側面には、フォーカススイッチ等が取り付けられたスイッチカバー98cが取り付けられている。後カメラフレーム95の背面には大きな開口部95aが設けられており、この開口部95aからディスクドライブ装置20のターンテーブル24側の面が大きく露出される。そして、開口部95aは、ヒンジによって後カメラフレーム95に連結されたディスク装着蓋97により開閉可能とされている。このディスク装着蓋97には表示窓97aが設けられており、その表示窓97aには液晶表示装置96が装着されている。このディスク装着蓋97のロック及びロック解除は、後カメラフレーム95の側面に設けられた開閉スイッチ95bによって行うことができる。
【0099】
また、カメラ本体の把持部86bの内部には、バッテリーホルダ91が収納されている。このバッテリーホルダ91の前面にはバッテリーカバーが着脱可能に取り付けられており、バッテリーホルダ91に対してバッテリー電源92が着脱自在とされている。バッテリーホルダ91には端子ホルダ91aが着脱自在に取り付けられており、端子ホルダ91aの着脱を経てバッテリー電源92がバッテリーホルダ91に着脱される。
【0100】
このような構成を有するデジタルビデオディスクカメラ80は、例えば、次のようにして使用することができる。この場合、情報記録媒体である光学ディスクの取り付け・取り外し操作は、必要によりディスク装着蓋97を開けて手動操作によって行う。即ち、ディスク装着蓋97を開いて後カメラフレーム95の開口部95aを開口させ、これにより露出されたディスクドライブ装置17のターンテーブル24に光学ディスクを取り付け、又は予め装着されている光学ディスクを取り外す。
【0101】
そして、ディスクドライブ装置17に光学ディスクを取り付けた後、ディスク装着蓋97を閉じることにより撮影が可能となり、この撮影による映像情報や音声情報の記録を実行することができる。即ち、電源スイッチ98aを入れた後、シャッタボタン98bを押すことにより、その撮影モードに応じて、一般のビデオカメラと同様に連続した映像を移したり、普通のカメラと同様に1枚毎の撮影を行うことができる。
【0102】
このディスクドライブ装置17によれば、ディスクドライブ組立体20の上面全体がベースユニットカバー100によって覆われていると共に、そのベースユニットカバー100はクリップ104及びリード線107を介してベースフレーム94に電気的に接続されており、ベースユニットカバー100からベースフレーム94へと電気を流すことができる状態になっている。このディスクドライブ装置17に静電気が作用するものとすると、その静電気は、ディスクドライブ組立体20に達する前にベースユニットカバー100に作用する。
【0103】
ところが、ベースユニットカバー100はクリップ104及びリード線107を介してベースフレーム94に接続されているため、ベースユニットカバー100に作用した静電気は、そこからディスクドライブ組立体20に飛ぶことなく、クリップ104及びリード線107を介してベースフレーム94に流される。そのため、静電気がディスクドライブ組立体20、特に光学ピックアップ装置25に飛ぶことを回避することができ、従って、ディスクドライブ組立体20に取り付けられたレーザダイオードやレーザドライバIC等の電子部品、電気素子が静電気の影響を受けて静電破壊されるのを防止することができる。
【0104】
また、モータベース板36がクリップ104及びリード線107を介してベースフレーム94に接続されている。そのため、静電気がスピンドルモータ23に飛んだ場合、その静電気は、モータベース板36からクリップ104及びリード線107を介してベースフレーム94に流される。従って、スピンドルモータ23の制御に用いられているホール素子その他の電子部品、電気素子が静電気の影響を受けるのを回避することができ、その静電気による静電破壊の発生を防止することができる。
【0105】
図23〜図28には、本発明に係るベースユニットカバーの第2の実施例を示す。この第2の実施例に示すベースユニットカバー120は、上述したクリップ104及びリード線107を用いることなく、ベースユニットカバー120単体でベースフレーム94と電気的接続が行えるように構成したものである。この第2の実施例において、ディスクドライブ組立体20及びベースフレーム94については変更がないため、同一部分に同一符号を付して、その説明を省略する。
【0106】
図23A,B及びCに示すように、ベースユニットカバー120は、ディスクドライブ組立体20の上面を覆うことができる上面部120aと、この上面部120aの外周縁を略全周に渡って覆う側面部120bと、アース手段の第2の実施例を示す第1のアース片121及び第2のアース片122とを有している。上面部120aは、ディスクドライブ組立体20の上面形状に見合った形状を有し、ターンテーブル24と対応する位置には円形の貫通穴123が設けられ、また、光学ピックアップ62の対物レンズ70と対応する位置には所定の幅を有する貫通長穴124が設けられている。
【0107】
ベースユニットカバー120の貫通穴123は、ターンテーブル24の直径よりも少々大きく形成されており、組立時には、ターンテーブル24の載置部24bが貫通される。また、ベースユニットカバー120の貫通長穴124は、光学ヘッド62aの対物レンズ70の幅よりも少々幅広に形成されていると共に、その対物レンズ70の移動軌跡と重なり合うように延在されている。更に、上面部120aには、ベースユニットカバー120をベースユニットシャーシ21に固定するために複数個(本実施例では3個)の挿通孔125が設けられている。そして、各挿通孔125の周縁部には、固定ネジの頭部を収納するための座ぐり部125aが設けられている。
【0108】
ベースユニットカバー120の側面部120bには、第1のアース片121が一体に形成されている。第1のアース片121は、上面部120aと反対側に突出する脚体部121aと、この脚体部121aの先端に連続された弾性部121bとを有している。脚体部121aの平面は上面部120aの平面と直交する方向に設定されていて、これと交差する方向に平面を展開させることによって弾性部121bが設けられている。即ち、弾性部121bは、脚体部121aに連続する部分を90°に折り曲げて上面部120aと平行に展開させると共に、その連続部分の近傍で90°以下の適宜角度に折り曲げて先端側を傾斜させることによって弾性が付与されている。この弾性部121bの先端部は、ベースフレーム94の上面に圧接される。
【0109】
また、ベースユニットカバー120の第2のアース片122は、側面部120bの連続性が途切れた部分120cの内側に設けられている。この第2のアース片122は、第1のアース片121の弾性部121bと同様の構成とされており、上面部120aの一部にコ字状の切込みを付けることによって形成されている。そして、上面部120aと連続する部分90°以下の適宜角度に折り曲げて先端側を傾斜させることによって弾性が付与されている。この第2のアース片122の先端部は、モータベース板36の上面に圧接される。
【0110】
このベースユニットカバー120も、上述したベースユニットカバー100と同様の目的で使用されるもので、ディスクドライブ組立体20の上面を覆って塵や埃等が付着するのを防止すると共に、プリント配線基板等に搭載された電子部品や電気素子を静電気から保護する役割を有するものである。そのため、ベースユニットカバー120の材質としては、同様に導電性に優れた電気の導体からなるステンレス鋼やスチール鋼等の金属その他の導電性を有する各種の材料を用いることができる。
【0111】
このベースユニットカバー120は、次のようにしてディスクドライブ組立体20に取り付ける。即ち、ディスクドライブ組立体20の上にベースユニットカバー120を被せ、所定数の固定ネジ109aを用いてベースユニットカバー120をベースユニットシャーシ21に締付固定する。これにより、図24乃至図27に示すように、ディスクドライブ組立体20に対するベースユニットカバー120の組立が完了する。
【0112】
このとき、図25に示すように、ベースユニットカバー120の第1のアース片121の弾性部121bの先端がベースフレーム94の上面に、自己が持つバネ力によって圧接される。そのため、第1のアース片121を介してベースユニットカバー120とベースフレーム94とが直接導通され、電流を流すことができる状態となる。また、図25及び図27に示すように、第2のアース片122の先端がモータベース板36の上面に、自己が持つバネ力によって圧接される。そのため、第2のアース片122を介してモータベース板36とベースフレーム94とが直接導通され、電流を流すことができる状態となる。
【0113】
このようにベースユニットカバー120が装着されたカバー付ディスクドライブ組立体20を、ベースフレーム94に組み立てる。このベースフレーム94に対するカバー付ディスクドライブ組立体20の組み立ては、上述した第1の実施例と同様である。その結果、図28A,B及びCに示すようなディスクドライブ装置18が得られる。このような構成を有するディスクドライブ装置18によっても、上述した第1の実施例と同様の効果を得ることができる。
【0114】
図29〜図34には、本発明に係るベースユニットカバーの第3の実施例を示す。この第3の実施例に示すベースユニットカバー130は、コイルバネを用いることによってベースフレーム94と電気的接続が行えるように構成したものである。この第3の実施例において、ディスクドライブ組立体20及びベースフレーム94については変更がないため、同一部分に同一符号を付して、その説明を省略する。
【0115】
図29A,B及びCに示すように、ベースユニットカバー130は、ディスクドライブ組立体20の上面を覆うことができる上面部130aと、この上面部130aの外周縁を略全周に渡って覆う側面部130bと、第1のアース片131及び第2のアース片132と、これら第1及び第2のアース片131,132と組み合わせることによってアース手段を構成するコイルバネ133とを有している。
【0116】
ベースユニットカバー130の上面部130aは、ディスクドライブ組立体20の上面形状に見合った形状を有し、ターンテーブル24と対応する位置には円形の貫通穴134が設けられ、また、光学ピックアップ62の対物レンズ70と対応する位置には所定の幅を有する貫通長穴135が設けられている。これらの貫通穴134及び貫通長穴135は、上述した貫通穴101及び貫通長穴102等と同様の大きさを有し、また同方向に延在されている。そして、上面部130aには、同様に挿通孔136及び座ぐり部136aが設けられている。
【0117】
ベースユニットカバー130の側面部130bには、第1のアース片131が一体に設けられている。第1のアース片131は上面部130aと反対側に突出されており、その先部をクランク状に折り曲げることによってバネ受け部131aが形成されている。また、ベースユニットカバー130の第2のアース片132は、側面部130bの連続性が途切れた部分130cの内側に設けられている。この第2のアース片132は、第1のアース片131と同様の構成とされており、上面部130aと反対側に突出する先部をクランク状に折り曲げることによってバネ受け部132aが形成されている。
【0118】
これらバネ受け部131a,132aによってコイルバネ133の一端が支持されている。コイルバネ133は、ベースユニットカバー130とベースフレーム94又はモータベース板36との間を電気的に接続するために用いられるものである。そのため、コイルバネ133の材質としては、ベースユニットカバー130等と同様に、電気の導体からなるステンレス鋼やスチール鋼等の金属その他の導電性に優れた材料を用いる。尚、ベースユニットカバー130も、上述したベースユニットカバー100及び120と同様の目的で使用されるものであり、そのため、同じく導電性に優れた電気の導体からなるステンレス鋼やスチール鋼等の金属その他の導電性を有する各種の材料を用いることができる。
【0119】
このベースユニットカバー130は、次のようにしてディスクドライブ組立体20に取り付けることができる。即ち、ディスクドライブ組立体20の上にベースユニットカバー130を被せ、所定数の固定ネジ109aを用いてベースユニットカバー130をベースユニットシャーシ21に締付固定する。この際、第1のアース片131のバネ受け部131aに第1のコイルバネ133の一端を着座させ、その他端をベースフレーム94に着座させる。また、第2のアース片132のバネ受け部132aに第2のコイルバネ133の一端を着座させ、その他端をモータベース板36に着座させる。これにより、図30乃至図33に示すように、ディスクドライブ組立体20に対するベースユニットカバー130の組立が完了する。
【0120】
このとき、図31に示すように、第1のアース片131にコイルバネ133の一端が電気的に接続され、このコイルバネ133の他端がベースフレーム94に電気的に接続される。そのため、第1のアース片131及びコイルバネ133を介してベースユニットカバー130とベースフレーム94とが導通され、電流を流すことができる状態となる。また、図31及び図33に示すように、第2のアース片132にコイルバネ133の一端が電気的に接続され、このコイルバネ133の他端がモータベース板36に電気的に接続される。そのため、第2のアース片132及びコイルバネ133を介してモータベース板36とベースフレーム94とが導通され、電流を流すことができる状態となる。
【0121】
このようにベースユニットカバー130が装着されたカバー付ディスクドライブ組立体20を、ベースフレーム94に組み立てる。このベースフレーム94に対するカバー付ディスクドライブ組立体20の組み立ては、上述した第1及び第2の実施例と同様である。その結果、図34A,B及びCに示すようなディスクドライブ装置19が得られる。このような構成を有するディスクドライブ装置19によっても、上述した第1の実施例と同様の効果を得ることができる。
【0122】
上記実施例においては、ディスクドライブ装置17〜19をデジタルビデオディスクカメラ80に適用した例について説明したが、次のような電子装置にも使用することができる。例えば、CDプレーヤー、DVDプレーヤー、CD−ROMドライブ装置、DVDドライブ装置、CD−Rドライブ装置、CD−RWドライブ装置、その他各種のディスクドライブ装置として適用することができるものである。即ち、記録再生兼用のディスク記録再生装置に適用できることは勿論のこと、記録又は再生の一方のみが可能なディスク記録装置又はディスク再生装置に適用することができるものである。
【0123】
また、上記実施例では、情報記録媒体として光学ディスクを用いた例について説明したが、光磁気ディスク、フロッピーディスク等の磁気ディスク、その他各種のディスク状記録媒体に適用することができることは勿論である。この際、ディスク状記録媒体の種類に応じてピックアップ装置についても同様に、光磁気ピックアップ装置、磁気ピックアップ装置等が適用されることは勿論である。このように、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で種々変更できるものである。
【0124】
【発明の効果】
以上説明したように、本出願のディスクドライブ装置によれば、ベースユニットシャーシとピックアップ装置とベースフレームとベースユニットカバーとアース手段とを設け、アース手段を介してベースユニットカバーとベースフレームとを電気的に接続する構成としたため、ピックアップ装置やディスク回転機構のスピンドルモータ等が支持されるベースユニットシャーシに静電気が帯電されるのを防止することができ、このベースユニットシャーシから静電気がピックアップ装置やスピンドルモータ等に飛ぶのを回避することができる。
【0125】
そのため、静電気に対する耐久性が弱く、許容以上の静電気が加えられると、その静電気によって静電破壊を生じるホール素子やレーザダイオード等のデバイスを静電気から保護し、これらのデバイスが静電気によって静電破壊されるのを防止することができるという効果を得ることができる。また、ベースユニット組立体の大部分が導電性のベースユニットカバーによって覆われるため、ピックアップ装置のレーザドライバICから発信される輻射ノイズの低減を図ることができるという効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のディスクドライブ装置に係るディスクドライブ組立体を示す斜視図である。
【図2】図1に示すディスクドライブ組立体の平面図である。
【図3】図1に示すディスクドライブ組立体の正面図である。
【図4】図1に示すディスクドライブ組立体の底面図である。
【図5】図4に示すディスクドライブ組立体の底面図からベースユニットサブシャーシを取り除いた要部を拡大して示す説明図である。
【図6】図4に示すディスクドライブ組立体の底面図からモータベース板を取り除いた説明図である。
【図7】図1に示すディスクドライブ組立体の要部を断面して示す背面図である。
【図8】図2に示すディスクドライブ組立体のW−W線断面図である。
【図9】図2に示すディスクドライブ組立体のX−X線断面図である。
【図10】図1に示すディスクドライブ組立体の左側面図である。
【図11】図2に示すディスクドライブ組立体のY−Y線断面図である。
【図12】図2に示すディスクドライブ組立体のZ−Z線断面図である。
【図13】図2に示すディスクドライブ組立体からベースユニットシャーシを取り除いた平面図である。
【図14】図13のスピンドルモータ及び光学ピックアップ装置を示す正面図である。
【図15】本発明のディスクドライブ装置に係るベースユニットカバーの第1の実施例を示すもので、同図Aは平面図、同図Bは正面図である。
【図16】本発明のディスクドライブ装置に係るクリップを示すもので、同図Aは正面側から見た斜視図、同図Bは背面側から見た斜視図、同図Cは正面図、同図Dは左側面図、同図Eは底面図である。
【図17】図1のディスクドライブ組立体に図15のベースユニットカバーを取り付けた状態を示す平面図である。
【図18】図1のディスクドライブ組立体に図15のベースユニットカバーを取り付けた状態を示す正面図である。
【図19】図1のディスクドライブ組立体に図15のベースユニットカバーを取り付けた状態を示す底面図である。
【図20】図1のディスクドライブ組立体と図15のベースユニットカバーを示すもので、同図Aは組立状態の一部を断面した背面図、同図Bは分離状態の一部を断面した背面図である。
【図21】図1のディスクドライブ組立体と図15のベースユニットカバーを示すもので、同図Aは組立状態の左側面図、同図Bは分離状態の左側面図である。
【図22】図17のカバー付ディスクドライブ組立体をベースフレームに取り付けた状態を示すもので、同図Aは平面図、同図Bは正面図、同図Cは左側面図である。
【図23】本発明のディスクドライブ装置に係るベースユニットカバーの第2の実施例を示すもので、同図Aは平面図、同図Bは正面図、同図Cは左側面図である。
【図24】図1のディスクドライブ組立体に図23のベースユニットカバーを取り付けた状態を示す平面図である。
【図25】図1のディスクドライブ組立体に図23のベースユニットカバーを取り付けた状態を示す左側面図である。
【図26】図1のディスクドライブ組立体に図23のベースユニットカバーを取り付けた状態を示す底面図である。
【図27】図1のディスクドライブ組立体と図23のベースユニットカバーを示す一部を断面した背面図である。
【図28】図24のカバー付ディスクドライブ組立体をベースフレームに取り付けた状態を示すもので、同図Aは平面図、同図Bは正面図、同図Cは左側面図である。
【図29】本発明のディスクドライブ装置に係るベースユニットカバーの第3の実施例を示すもので、同図Aは平面図、同図Bは正面図、同図Cは左側面図である。
【図30】図1のディスクドライブ組立体に図29のベースユニットカバーを取り付けた状態を示す平面図である。
【図31】図1のディスクドライブ組立体に図29のベースユニットカバーを取り付けた状態を示す左側面図である。
【図32】図1のディスクドライブ組立体に図29のベースユニットカバーを取り付けた状態を示す底面図である。
【図33】図1のディスクドライブ組立体と図29のベースユニットカバーを示す一部を断面した背面図である。
【図34】図30のカバー付ディスクドライブ組立体をベースフレームに取り付けた状態を示すもので、同図Aは平面図、同図Bは正面図、同図Cは左側面図である。
【図35】本発明のディスクドライブ装置が用いられたデジタルビデオディスクカメラの実施例を示す側面図である。
【図36】本発明のディスクドライブ装置が用いられたデジタルビデオディスクカメラの実施例を示す平面図である。
【図37】本発明のディスクドライブ装置が用いられたデジタルビデオディスクカメラの実施例を示す分解斜視図である。
【図38】従来のディスクドライブ装置を示す斜視図である。
【符号の説明】
17,18,19 ディスクドライブ装置、 20 ディスクドライブ組立体、 21 ベースユニットシャーシ、 22 ベースユニットサブシャーシ、 23 スピンドルモータ、 24 ターンテーブル、 25 光学ピックアップ装置(ピックアップ装置)、 26 送りネジ軸、 27 送りモータ、 28開口部、 32 モータ収納部、 33 サブガイド軸、 36 モータベース板、 48 出力ギア、 54 駆動ギア、 60 ガイド軸、 61 スライド部材、 62 光学ピックアップ、 67 送りナット、 80 デジタルビデオディスクカメラ、 94 ベースフレーム、 100,120,130 ベースユニットカバー、 104 クリップ、 105,106 挟持部、 107 リード線、 108 クリップ装着部、 121,122,131,132 アース片、 133 コイルバネ、 D 光学ディスク(ディスク状記録媒体)

Claims (1)

  1. ディスク状記録媒体を着脱可能に装着して回転駆動するディスク回転機構が取り付けられるベースユニットシャーシと、
    上記ベースユニットシャーシに移動可能に支持されると共に上記ディスク回転機構に装着されて回転駆動される上記ディスク状記録媒体に対して情報信号の記録及び/又は再生を行うピックアップ装置と、
    上記ベースユニットシャーシを支持する電気の導体からなるベースフレームと、
    上記ベースユニットシャーシを覆って当該ベースユニットシャーシに静電気が帯電されるのを防止する電気の導体からなるベースユニットカバーと、
    上記ベースユニットカバーと上記ベースフレームとを接続してベースユニットカバーに帯電される静電気をベースフレームに流すアース手段と、を設け
    上記アース手段は、
    上記ベースユニットカバーに設けられ且つ上記ベースフレーム側に突出される第1のアース片と、
    上記ベースユニットカバーに設けられ且つ上記モータベース板側に突出される第2のアース片と、
    上記第1のアース片と上記ベースフレームとの間及び上記第2のアース片と上記モータベース板との間にそれぞれ掛け渡されるコイルバネと、を有し、
    上記第1のアース片とコイルバネ及び上記第2のアース片とコイルバネを介して上記ベースユニットカバーと上記ベースフレーム及び上記モータベース板間を導通した
    ディスクドライブ装置。
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