JP2004220658A - 光ディスク装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】チャッキングプレート支持板をなくし、部品点数及び工数を削減してコスト削減を行うとともに、PCB上の電気部品の冷却効率を向上させた光ディスク装置を提供することである。
【解決手段】チャッキングプレート13をPCB18に形成された穴に取り付け、PCB18をディスクdの上方に配置し、ピックアップ19用のコネクタ21をディスクトレイ17の後方に配設し、ピックアップケーブル20をディスクトレイ17の外側を通してピックアップ19に接続し、PCB18上の電気部品で発熱する部品をディスクdに対向する領域に配設し、PCB18上の電気部品でディスクdとPCB18間の距離以上の高さを有する部品をディスクdに対向しない領域に配設する構成とする。
【選択図】 図2
【解決手段】チャッキングプレート13をPCB18に形成された穴に取り付け、PCB18をディスクdの上方に配置し、ピックアップ19用のコネクタ21をディスクトレイ17の後方に配設し、ピックアップケーブル20をディスクトレイ17の外側を通してピックアップ19に接続し、PCB18上の電気部品で発熱する部品をディスクdに対向する領域に配設し、PCB18上の電気部品でディスクdとPCB18間の距離以上の高さを有する部品をディスクdに対向しない領域に配設する構成とする。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、チャッキング部を有するターンテーブルとチャッキングプレートとで光ディスクを狭持する光ディスク装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
CDやDVD等の光ディスクを再生・記録する光ディスク装置の一般的な構造として、ディスクトレイに載置された光ディスクを本体に挿入し、磁石を用いたチャッキング部で挟んで固定する構造が採用されている。図3は、従来の光ディスク装置100の要部斜視図、図4は、従来の光ディスク装置100の側断面図である。
【0003】
光ディスク装置100の筐体(不図示)の内部には、金属製の骨組みである本体シャーシ101が備えられる。本体シャーシ100の上面には金属製のチャッキングプレート支持板102がビス止めされ、チャッキングプレート支持板102の中央に形成された穴に3枚の円板からなるチャッキングプレート103が回転可能に取り付けられる。
【0004】
本体シャーシ101内には、チャッキングプレート103に対向してターンテーブル104が設けられ、ターンテーブル104上の中心には、テーパーを有した磁石からなるチャッキング部105が設けられている。ターンテーブル104はスピンドルモータ106により回転される。
【0005】
また、107はディスクdを搬送するディスクトレイであり、108はプリント回路基板(PCB)、109はピックアップ、110はシート状のピックアップケーブル、111はピックアップケーブルとPCB108とを接続するコネクタ、112は外部コネクタ、113はPCB108と本体シャーシ101とに接触してPCB108の放熱を行う熱伝導性ゴムである。
【0006】
このような光ディスク装置100において、ディスクdは、ディスクトレイに載置されて挿入され、チャッキング部105とチャッキングプレート103で挟まれ、スピンドルモータ106により回転される。
【0007】
ところで特許文献1には、メインPCBを2層PCB1枚構造とし、該メインPCBをターンテーブル上方でこれと平行に取り付け、ターンテーブルに対向するメインPCB下面側に各種電気部品を実装したディスクプレーヤが開示されている。これにより、ディスクの回転による空気流動を利用して全ての電気部品の冷却を均一にしている。
【0008】
また特許文献2には、モータ制御回路基板とフロッピーディスク装置制御回路基板とを一体の基板とし、この回路基板にベース板とともにスピンドルモータを取り付け、ベース板に設けたリード端子部をこの回路基板に接続したフロッピーディスク装置が開示されている。これにより、回路基板を小さくでき、装置の小型化を行っている。
【0009】
【特許文献1】
実開平5−67999号公報
【特許文献2】
特開平8−31167号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
図3、図4で示した光ディスク装置100ではチャッキングプレート103を固定するために専用のチャッキングプレート支持板102を設けなければならなかった。更に、ディスクdの回転による風はディスクトレイ107で遮断されるので、PCB108の放熱のために熱伝導性ゴム113を設ける必要があった。
【0011】
また、特許文献1では上蓋を有するタイプのディスクプレーヤなので内面側にチャック板を設けることができた。
【0012】
また、特許文献2はフロッピーディスク装置であるため、ディスク上面をチャッキングする必要はなかった。
【0013】
本発明は、上記の問題点に鑑み、チャッキングプレート支持板をなくし、部品点数及び工数を削減してコスト削減を行うとともに、PCB上の電気部品の冷却効率を向上させた光ディスク装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は、光ディスクを支持するチャッキング部を有するターンテーブルと、該チャッキング部に吸着して前記光ディスクを狭持するチャッキングプレートと、電気部品を搭載したプリント回路基板と、該プリント回路基板上に配設されたコネクタにフレキシブル線を介して接続されたピックアップと、前記光ディスクを搬送するディスクトレイと、前記ターンテーブルを回転させるスピンドルモータとを備えた光ディスク装置において、前記チャッキングプレートは、前記プリント回路基板に形成された穴に取り付け、前記プリント回路基板は、前記光ディスクの前記ディスクトレイとは反対側に配置し、前記コネクタは、前記ディスクトレイの後方に配設し、前記フレキシブル線は、前記ディスクトレイの外側を通して前記ピックアップに接続し、前記電気部品であって発熱する部品は、前記光ディスクに対向する領域に配設し、前記電気部品であって前記光ディスクと前記プリント回路基板間の距離以上の高さを有する部品は、前記光ディスクに対向しない領域に配設することを特徴とするものである。
【0015】
このように、従来用いられていたチャッキングプレート支持板をなくし、PCBに形成した穴にチャッキングプレートを取り付けることにより、部品点数及び工数を削減してコスト削減を行うことができる。また、PCBを光ディスクの上方に配置し、PCBの光ディスクに対向する領域に発熱部品を配設することにより、光ディスクの回転による風を利用して発熱部品の冷却効率を向上させることができる。更に、フレキシブル線はディスクトレイの外側を通すことにより、ディスクトレイの外面に沿って動くことはあっても、光ディスクに接触することはなくなる。
【0016】
また本発明は、光ディスクを支持するチャッキング部を有するターンテーブルと、該チャッキング部に吸着して前記光ディスクを狭持するチャッキングプレートと、電気部品を搭載したプリント回路基板と、該プリント回路基板上に配設されたコネクタにフレキシブル線を介して接続されたピックアップとを備えた光ディスク装置において、前記チャッキングプレートが前記プリント回路基板に形成された穴に取り付けられることを特徴とするものである。
【0017】
このように、従来用いられていたチャッキングプレート支持板をなくし、PCBに形成した穴にチャッキングプレートを取り付けることにより、部品点数及び工数を削減してコスト削減を行うことができる。また、PCBを光ディスクの上方に配置することになるので、光ディスクの回転による風を利用してPCB上の電気部品の冷却効率を向上させることができる。
【0018】
上記の光ディスク装置において、プリント回路基板上の電気部品であって発熱する部品は、前記光ディスクに対向する領域に配設することにより、光ディスクの回転による風が直接あたり、冷却効率を向上させることができる。
【0019】
また、前記電気部品であって前記光ディスクと前記プリント回路基板間の距離以上の高さを有する部品は、前記光ディスクに対向しない領域に配設することが望ましい。
【0020】
これにより、光ディスクとプリント回路基板間の距離が小さくなり、チャッキングプレートの高さを低くできるため、光ディスクの面ブレを防止することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施形態について図面を参照して説明する。図1は、光ディスク装置10の要部斜視図、図2は、光ディスク装置10の側断面図である。
【0022】
光ディスク装置10の筐体(不図示)の内部には、金属製の骨組みである本体シャーシ11が備えられる。ディスクd挿入位置の上面にはPCB18が取り付けられ、PCB18に形成された穴に3枚の円板からなるチャッキングプレート13が回転可能に取り付けられる。従って、従来用いていたチャッキングプレート支持板102は不要となる。
【0023】
本体シャーシ11内には、チャッキングプレート13に対向してターンテーブル14が設けられ、ターンテーブル14上の中心には、テーパーを有した磁石からなるチャッキング部15が設けられている。ターンテーブル14はスピンドルモータ16により回転される。
【0024】
また、17はディスクdを搬送するディスクトレイであり、19はピックアップ、20はシート状のフレキシブル線であるピックアップケーブル、21はピックアップケーブルとPCB18とを接続するコネクタ、22は外部コネクタである。
【0025】
なお、ディスクdの面ブレを防止するためにチャッキングプレート13の高さは低いほうがよい。チャッキングプレートを低くするには、PCB18とディスクdとの距離を短くしなければならないが、それにはPCB18上に搭載される部品の配置を工夫する必要がある。つまり、PCB18上の部品がディスクdに接触しない配置としなければならない。
【0026】
そこで、PCB18上の部品であってディスクdとPCB18間の距離以上の高さを有する部品は、ディスクdに対向しない領域に配設することが望ましい。即ち、それらの部品をディスクトレイ17の後方やディスクdの側方に配設する。ここで高さの高い部品は、各種コンデンサ、コネクタ、チップコイル等である。
【0027】
一方、PCB18のディスクdに対向する領域には、ディスクdとPCB18との距離未満の高さを有する部品を配設することができ、特に、発熱部品を配設することが望ましい。ここで発熱部品は、モータドライブ用IC等である。これにより、ディスクdの回転で生じる風が発熱部品に直接当たるので冷却効果が期待できる。従って、従来用いていた熱伝導性ゴム113は不要となる。
【0028】
また、本発明ではPCB18をディスクdの上方(レーベル面側)に配設しているのでピックアップ用のコネクタ21とピックアップ19との距離が従来よりも長くなる。コネクタ21はディスクdとの接触を避けるため例えば、図2のようにディスクトレイ17の後方に配設されるからである。このような配置では、ピックアップケーブル20はディスクトレイ17の内側を通すと短くて済むが、ピックアップ19がディスクdの中心側へ移動する際にピックアップケーブル20とディスクdが接触するおそれがある。
【0029】
そこで、本発明の光ディスク装置10ではピックアップケーブル20はディスクトレイ17の外側(下方)を通してピックアップ19に接続することが望ましい。これにより、ピックアップケーブル20はディスクトレイ17の外面に沿って動くことはあっても、ディスクdに接触することはなくなる。
【0030】
このような光ディスク装置10において、ディスクdは、ディスクトレイ17に載置されて挿入され、チャッキング部15とチャッキングプレート13で挟まれ、スピンドルモータ16により回転される。
【0031】
本実施形態によれば、従来用いられていたチャッキングプレート支持板102をなくし、PCB18に形成した穴にチャッキングプレート13を取り付けることにより、部品点数及び工数を削減してコスト削減を行うことができる。また、PCB18をディスクdの上方に配置し、PCB18のディスクdに対向する領域に発熱部品を配設することにより、ディスクdの回転による風を利用して発熱部品の冷却効率を向上させることができる。
【0032】
なお、本実施形態ではトレイ方式の光ディスク装置について説明したが、本発明はスロットイン方式の光ディスク装置についても同様に適用することができる。
【0033】
【発明の効果】
本発明によれば、従来用いられていたチャッキングプレート支持板をなくし、PCBに形成した穴にチャッキングプレートを取り付けることにより、部品点数及び工数を削減してコスト削減を行うことができる。
【0034】
また本発明によれば、PCBを光ディスクの上方に配置し、PCBの光ディスクに対向する領域に発熱部品を配設することにより、光ディスクの回転による風を利用して発熱部品の冷却効率を向上させることができる。
【0035】
また本発明によれば、PCBの光ディスクに対向する領域に、光ディスクとPCB間の距離以上の高さを有する電気部品を配設することにより、光ディスクとPCB間の距離が小さくなり、チャッキングプレートの高さを低くできるため、光ディスクの面ブレを防止することができる
【0036】
また本発明によれば、フレキシブル線はディスクトレイの外側を通すことにより、ディスクトレイの外面に沿って動くことはあっても、光ディスクに接触することはなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光ディスク装置の要部斜視図である。
【図2】本発明の光ディスク装置の側断面図である。
【図3】従来の光ディスク装置の要部斜視図である。
【図4】従来の光ディスク装置の側断面図である。
【符号の説明】
10 光ディスク装置
13 チャッキングプレート
14 ターンテーブル
15 チャッキング部
16 スピンドルモータ
17 ディスクトレイ
18 プリント回路基板(PCB)
19 ピックアップ
20 ピックアップケーブル(フレキシブル線)
21 コネクタ
【発明の属する技術分野】
本発明は、チャッキング部を有するターンテーブルとチャッキングプレートとで光ディスクを狭持する光ディスク装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
CDやDVD等の光ディスクを再生・記録する光ディスク装置の一般的な構造として、ディスクトレイに載置された光ディスクを本体に挿入し、磁石を用いたチャッキング部で挟んで固定する構造が採用されている。図3は、従来の光ディスク装置100の要部斜視図、図4は、従来の光ディスク装置100の側断面図である。
【0003】
光ディスク装置100の筐体(不図示)の内部には、金属製の骨組みである本体シャーシ101が備えられる。本体シャーシ100の上面には金属製のチャッキングプレート支持板102がビス止めされ、チャッキングプレート支持板102の中央に形成された穴に3枚の円板からなるチャッキングプレート103が回転可能に取り付けられる。
【0004】
本体シャーシ101内には、チャッキングプレート103に対向してターンテーブル104が設けられ、ターンテーブル104上の中心には、テーパーを有した磁石からなるチャッキング部105が設けられている。ターンテーブル104はスピンドルモータ106により回転される。
【0005】
また、107はディスクdを搬送するディスクトレイであり、108はプリント回路基板(PCB)、109はピックアップ、110はシート状のピックアップケーブル、111はピックアップケーブルとPCB108とを接続するコネクタ、112は外部コネクタ、113はPCB108と本体シャーシ101とに接触してPCB108の放熱を行う熱伝導性ゴムである。
【0006】
このような光ディスク装置100において、ディスクdは、ディスクトレイに載置されて挿入され、チャッキング部105とチャッキングプレート103で挟まれ、スピンドルモータ106により回転される。
【0007】
ところで特許文献1には、メインPCBを2層PCB1枚構造とし、該メインPCBをターンテーブル上方でこれと平行に取り付け、ターンテーブルに対向するメインPCB下面側に各種電気部品を実装したディスクプレーヤが開示されている。これにより、ディスクの回転による空気流動を利用して全ての電気部品の冷却を均一にしている。
【0008】
また特許文献2には、モータ制御回路基板とフロッピーディスク装置制御回路基板とを一体の基板とし、この回路基板にベース板とともにスピンドルモータを取り付け、ベース板に設けたリード端子部をこの回路基板に接続したフロッピーディスク装置が開示されている。これにより、回路基板を小さくでき、装置の小型化を行っている。
【0009】
【特許文献1】
実開平5−67999号公報
【特許文献2】
特開平8−31167号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
図3、図4で示した光ディスク装置100ではチャッキングプレート103を固定するために専用のチャッキングプレート支持板102を設けなければならなかった。更に、ディスクdの回転による風はディスクトレイ107で遮断されるので、PCB108の放熱のために熱伝導性ゴム113を設ける必要があった。
【0011】
また、特許文献1では上蓋を有するタイプのディスクプレーヤなので内面側にチャック板を設けることができた。
【0012】
また、特許文献2はフロッピーディスク装置であるため、ディスク上面をチャッキングする必要はなかった。
【0013】
本発明は、上記の問題点に鑑み、チャッキングプレート支持板をなくし、部品点数及び工数を削減してコスト削減を行うとともに、PCB上の電気部品の冷却効率を向上させた光ディスク装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は、光ディスクを支持するチャッキング部を有するターンテーブルと、該チャッキング部に吸着して前記光ディスクを狭持するチャッキングプレートと、電気部品を搭載したプリント回路基板と、該プリント回路基板上に配設されたコネクタにフレキシブル線を介して接続されたピックアップと、前記光ディスクを搬送するディスクトレイと、前記ターンテーブルを回転させるスピンドルモータとを備えた光ディスク装置において、前記チャッキングプレートは、前記プリント回路基板に形成された穴に取り付け、前記プリント回路基板は、前記光ディスクの前記ディスクトレイとは反対側に配置し、前記コネクタは、前記ディスクトレイの後方に配設し、前記フレキシブル線は、前記ディスクトレイの外側を通して前記ピックアップに接続し、前記電気部品であって発熱する部品は、前記光ディスクに対向する領域に配設し、前記電気部品であって前記光ディスクと前記プリント回路基板間の距離以上の高さを有する部品は、前記光ディスクに対向しない領域に配設することを特徴とするものである。
【0015】
このように、従来用いられていたチャッキングプレート支持板をなくし、PCBに形成した穴にチャッキングプレートを取り付けることにより、部品点数及び工数を削減してコスト削減を行うことができる。また、PCBを光ディスクの上方に配置し、PCBの光ディスクに対向する領域に発熱部品を配設することにより、光ディスクの回転による風を利用して発熱部品の冷却効率を向上させることができる。更に、フレキシブル線はディスクトレイの外側を通すことにより、ディスクトレイの外面に沿って動くことはあっても、光ディスクに接触することはなくなる。
【0016】
また本発明は、光ディスクを支持するチャッキング部を有するターンテーブルと、該チャッキング部に吸着して前記光ディスクを狭持するチャッキングプレートと、電気部品を搭載したプリント回路基板と、該プリント回路基板上に配設されたコネクタにフレキシブル線を介して接続されたピックアップとを備えた光ディスク装置において、前記チャッキングプレートが前記プリント回路基板に形成された穴に取り付けられることを特徴とするものである。
【0017】
このように、従来用いられていたチャッキングプレート支持板をなくし、PCBに形成した穴にチャッキングプレートを取り付けることにより、部品点数及び工数を削減してコスト削減を行うことができる。また、PCBを光ディスクの上方に配置することになるので、光ディスクの回転による風を利用してPCB上の電気部品の冷却効率を向上させることができる。
【0018】
上記の光ディスク装置において、プリント回路基板上の電気部品であって発熱する部品は、前記光ディスクに対向する領域に配設することにより、光ディスクの回転による風が直接あたり、冷却効率を向上させることができる。
【0019】
また、前記電気部品であって前記光ディスクと前記プリント回路基板間の距離以上の高さを有する部品は、前記光ディスクに対向しない領域に配設することが望ましい。
【0020】
これにより、光ディスクとプリント回路基板間の距離が小さくなり、チャッキングプレートの高さを低くできるため、光ディスクの面ブレを防止することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施形態について図面を参照して説明する。図1は、光ディスク装置10の要部斜視図、図2は、光ディスク装置10の側断面図である。
【0022】
光ディスク装置10の筐体(不図示)の内部には、金属製の骨組みである本体シャーシ11が備えられる。ディスクd挿入位置の上面にはPCB18が取り付けられ、PCB18に形成された穴に3枚の円板からなるチャッキングプレート13が回転可能に取り付けられる。従って、従来用いていたチャッキングプレート支持板102は不要となる。
【0023】
本体シャーシ11内には、チャッキングプレート13に対向してターンテーブル14が設けられ、ターンテーブル14上の中心には、テーパーを有した磁石からなるチャッキング部15が設けられている。ターンテーブル14はスピンドルモータ16により回転される。
【0024】
また、17はディスクdを搬送するディスクトレイであり、19はピックアップ、20はシート状のフレキシブル線であるピックアップケーブル、21はピックアップケーブルとPCB18とを接続するコネクタ、22は外部コネクタである。
【0025】
なお、ディスクdの面ブレを防止するためにチャッキングプレート13の高さは低いほうがよい。チャッキングプレートを低くするには、PCB18とディスクdとの距離を短くしなければならないが、それにはPCB18上に搭載される部品の配置を工夫する必要がある。つまり、PCB18上の部品がディスクdに接触しない配置としなければならない。
【0026】
そこで、PCB18上の部品であってディスクdとPCB18間の距離以上の高さを有する部品は、ディスクdに対向しない領域に配設することが望ましい。即ち、それらの部品をディスクトレイ17の後方やディスクdの側方に配設する。ここで高さの高い部品は、各種コンデンサ、コネクタ、チップコイル等である。
【0027】
一方、PCB18のディスクdに対向する領域には、ディスクdとPCB18との距離未満の高さを有する部品を配設することができ、特に、発熱部品を配設することが望ましい。ここで発熱部品は、モータドライブ用IC等である。これにより、ディスクdの回転で生じる風が発熱部品に直接当たるので冷却効果が期待できる。従って、従来用いていた熱伝導性ゴム113は不要となる。
【0028】
また、本発明ではPCB18をディスクdの上方(レーベル面側)に配設しているのでピックアップ用のコネクタ21とピックアップ19との距離が従来よりも長くなる。コネクタ21はディスクdとの接触を避けるため例えば、図2のようにディスクトレイ17の後方に配設されるからである。このような配置では、ピックアップケーブル20はディスクトレイ17の内側を通すと短くて済むが、ピックアップ19がディスクdの中心側へ移動する際にピックアップケーブル20とディスクdが接触するおそれがある。
【0029】
そこで、本発明の光ディスク装置10ではピックアップケーブル20はディスクトレイ17の外側(下方)を通してピックアップ19に接続することが望ましい。これにより、ピックアップケーブル20はディスクトレイ17の外面に沿って動くことはあっても、ディスクdに接触することはなくなる。
【0030】
このような光ディスク装置10において、ディスクdは、ディスクトレイ17に載置されて挿入され、チャッキング部15とチャッキングプレート13で挟まれ、スピンドルモータ16により回転される。
【0031】
本実施形態によれば、従来用いられていたチャッキングプレート支持板102をなくし、PCB18に形成した穴にチャッキングプレート13を取り付けることにより、部品点数及び工数を削減してコスト削減を行うことができる。また、PCB18をディスクdの上方に配置し、PCB18のディスクdに対向する領域に発熱部品を配設することにより、ディスクdの回転による風を利用して発熱部品の冷却効率を向上させることができる。
【0032】
なお、本実施形態ではトレイ方式の光ディスク装置について説明したが、本発明はスロットイン方式の光ディスク装置についても同様に適用することができる。
【0033】
【発明の効果】
本発明によれば、従来用いられていたチャッキングプレート支持板をなくし、PCBに形成した穴にチャッキングプレートを取り付けることにより、部品点数及び工数を削減してコスト削減を行うことができる。
【0034】
また本発明によれば、PCBを光ディスクの上方に配置し、PCBの光ディスクに対向する領域に発熱部品を配設することにより、光ディスクの回転による風を利用して発熱部品の冷却効率を向上させることができる。
【0035】
また本発明によれば、PCBの光ディスクに対向する領域に、光ディスクとPCB間の距離以上の高さを有する電気部品を配設することにより、光ディスクとPCB間の距離が小さくなり、チャッキングプレートの高さを低くできるため、光ディスクの面ブレを防止することができる
【0036】
また本発明によれば、フレキシブル線はディスクトレイの外側を通すことにより、ディスクトレイの外面に沿って動くことはあっても、光ディスクに接触することはなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光ディスク装置の要部斜視図である。
【図2】本発明の光ディスク装置の側断面図である。
【図3】従来の光ディスク装置の要部斜視図である。
【図4】従来の光ディスク装置の側断面図である。
【符号の説明】
10 光ディスク装置
13 チャッキングプレート
14 ターンテーブル
15 チャッキング部
16 スピンドルモータ
17 ディスクトレイ
18 プリント回路基板(PCB)
19 ピックアップ
20 ピックアップケーブル(フレキシブル線)
21 コネクタ
Claims (4)
- 光ディスクを支持するチャッキング部を有するターンテーブルと、該チャッキング部に吸着して前記光ディスクを狭持するチャッキングプレートと、電気部品を搭載したプリント回路基板と、該プリント回路基板上に配設されたコネクタにフレキシブル線を介して接続されたピックアップと、前記光ディスクを搬送するディスクトレイと、前記ターンテーブルを回転させるスピンドルモータとを備えた光ディスク装置において、
前記チャッキングプレートは、前記プリント回路基板に形成された穴に取り付け、
前記プリント回路基板は、前記光ディスクの前記ディスクトレイとは反対側に配置し、
前記コネクタは、前記ディスクトレイの後方に配設し、
前記フレキシブル線は、前記ディスクトレイの外側を通して前記ピックアップに接続し、
前記電気部品であって発熱する部品は、前記光ディスクに対向する領域に配設し、
前記電気部品であって前記光ディスクと前記プリント回路基板間の距離以上の高さを有する部品は、前記光ディスクに対向しない領域に配設することを特徴とする光ディスク装置。 - 光ディスクを支持するチャッキング部を有するターンテーブルと、該チャッキング部に吸着して前記光ディスクを狭持するチャッキングプレートと、電気部品を搭載したプリント回路基板と、該プリント回路基板上に配設されたコネクタにフレキシブル線を介して接続されたピックアップとを備えた光ディスク装置において、
前記チャッキングプレートが前記プリント回路基板に形成された穴に取り付けられることを特徴とする光ディスク装置。 - 前記電気部品であって発熱する部品は、前記光ディスクに対向する領域に配設することを特徴とする請求項2記載の光ディスク装置。
- 前記電気部品であって前記光ディスクと前記プリント回路基板間の距離以上の高さを有する部品は、前記光ディスクに対向しない領域に配設することを特徴とする請求項2記載の光ディスク装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003004620A JP2004220658A (ja) | 2003-01-10 | 2003-01-10 | 光ディスク装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003004620A JP2004220658A (ja) | 2003-01-10 | 2003-01-10 | 光ディスク装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004220658A true JP2004220658A (ja) | 2004-08-05 |
Family
ID=32895546
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003004620A Pending JP2004220658A (ja) | 2003-01-10 | 2003-01-10 | 光ディスク装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004220658A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006179075A (ja) * | 2004-12-21 | 2006-07-06 | Funai Electric Co Ltd | 光ディスク装置 |
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2003
- 2003-01-10 JP JP2003004620A patent/JP2004220658A/ja active Pending
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